会議 ( かいぎ ) 録 ( ろく ) (PDF 456KB) - 小樽市

第56回
小樽市住宅行政審議会
日
時:平成24年8月3日(金)
場
所:市役所別館3階
会議録
午前10時~11時30分
第2委員会室
出席委員:大津会長、野々瀬委員(副会長)
、神谷委員、川口委員、川畑委員、高橋(克)
委員、高橋(裕)委員、早川委員、林下委員、藤原委員、山田委員、上中委員
欠席委員:安斎委員、桂委員、長澤委員
事 務 局:建設部長、建設部次長、建築住宅課長、建設部主幹、建築住宅係長、
建築住宅課主査、建築住宅係員
発言者
住宅係長
発
言 内 容
定刻になりましたので、ただ今より第56回小樽市住宅行政審議会を開催い
たします。はじめに、建設部長より御挨拶を申し上げます。
建設部長
住宅行政審議会の開催にあたりまして一言御挨拶を申し上げます。本日は委
員の皆様におかれましては時節柄何かとお忙しい中御出席を賜りましたこと
に厚くお礼申し上げますとともに、本市の住宅行政につきまして種々貴重な
ご意見をいただいておりますことに重ねて御礼を申し上げます。住宅を取り
巻く環境でございますけれども、急速な少子高齢化の進展や人口、世帯数の
減少などに伴い、良質な住宅ストックの形成や活用、コンパクトな街づくり
に向けた動きなどに加え、地球温暖化防止への意識の高まりによりまして自
然エネルギーを活用した省エネ住宅への取組など大きく変化をしているとこ
ろでございます。本市といたしましても今年度から住宅リフォーム制度を創
設するなどの取組を進めているところでございます。こうした状況の中、昨
年5月2日にいわゆる地域自主性一括法が公布されまして、住宅行政をはじ
め様々な分野で地方にその権限が委ねられることになりましたけれども、一
方で、地方の政策、考え方が問われ、その責任は大きなものとなってきてお
ります。本日は市営住宅の入居収入基準ほかにつきまして、御審議を賜ると
ころでございますけれども、委員の皆様につきましては今後とも幅広い見地
からの御意見、御指導を賜りますよう、お願い申し上げまして、御挨拶とさ
せていただきます。本日は、よろしくお願い申し上げます。
住宅係長
続きまして、本日の審議会の出席状況につきまして御報告させていただきま
す。本日は安斎委員、桂委員、長澤委員が所用のため欠席されておりますが、
15名の委員のうち条例で定める半数以上の出席をいただいておりますの
で、会議が成立しておりますことを御報告させていただきます。
続きまして、会議の公開についてですが、本日は非公開とする案件はありま
1
せんので公開とさせていただきます。
今後の会議の進行につきまして、会長、よろしくお願いいたします。
会長
本日は、議題としまして諮問事項が2件、報告事項が1件用意されておりま
す。お手元の資料を御覧いただきたいと思います。それでは、諮問事項の1
件目、小樽市営住宅条例の一部改正について、説明をお願いします。
建設部主幹
建設部主幹の小林と申します。よろしくお願いいたします。
私の方からは、①の入居収入基準額について御説明をさせていただきます。
まず、資料1に基づきまして説明をさせていただきます。まず、はじめに、
このたび入居収入基準額及び市営住宅の整備基準について、条例改正が必要
になった背景でございますけれども、地域の自主性及び自立性を高めるため
の改革の推進を図るための関係法律の整備に関する、いわゆる地域自主性一
括法の制定によりまして、公営住宅法が改正されました。これに伴いまして、
これまで政令で全国一律の入居収入基準が定められていましたが、国が示す
基準を参考にしまして、各地方公共団体が条例で定めなければならなくなり
ました。また、公営住宅の整備の基準につきましても、これまで、省令で規
定された基準に基づき整備を行ってきたところでございますが、これについ
ても、国が定める基準を参酌して、各地方公共団体が、地域の実情に合わせ
て条例で定めなければならなくなったという背景がございます。
次に、条例改正の概要ですが(1)といたしまして、入居の収入基準額につ
きましては、本来階層と裁量階層で基準が異なっています。本来階層につき
ましては、一般の入居資格を有する世帯の方をいいます。本来階層の基準額
の考え方といたしまして、1点目でございますが現行の基準額、月収で15
8,000円ですが、これにつきましては平成21年度に改正された政令に
よりまして、自力で最低居住水準の住宅を確保することが困難な本来階層の
収入の上限を、資料2のとおり収入分位4以下の月収額、158,000円
以下が現在の基準額です。この基準額が、今回、国から示されております本
来階層の参酌基準(158,000円)と同額となっています。3点目とい
たしまして、住宅に困窮する低所得者に、今後もこれまでどおりの入居機会
を確保するため、現行の基準額と合わせたい、と考えております。それと、
資料2の次のページに、参考資料ということで添付していますが、この表は、
総務省統計局による家計調査に基づきまして、全国、北海道、小都市、
(人口
5万~15万未満の都市)に分類しまして収入の額別に世帯数の割合を示し
ているものでございます。家計調査というのは、総務省の統計局によります、
全国約9,000世帯を対象に、家計の収入、支出を調査したものでございま
して、収入分位を算定する根拠となっているものです。この表から、政令が
改正された平成21年度と、平成23年度を比較し、収入の額による世帯数
2
の割合が把握できます。この表から読み取れることは、一つとしては、全国、
北海道、小都市のそれぞれにおきまして政令改正時の平成21年度と、平成
23年度の収入区分を比較してみますと、収入額によって世帯数の割合に差
異がほとんどありません。2点目といたしまして、全国と小都市を収入ごと
に世帯数の割合で比較しても、同じように、大きな差はありません。3点目
といたしまして、平成21年度に改正された現行の月収額158,000円
を変更する程の収入分布に大きな変化が見られないこと、又、北海道及び道
内の主要都市におきましても、現行どおりで金額を変えないと、これは確定
ではありませんが、そういった状況がございます。以上のことから、条例で
定める基準額を月収額158,000円といたしたいと考えております。
次に、
(2)の裁量世帯についてですが、裁量世帯は高齢者など特に居住の安
定を図る必要がある世帯の方を言います。裁量世帯の基準額の考え方ですが、
現行の基準額は214,000円となっております。これは平成21年度に
改正されました政令におきまして、住宅の確保が困難な世帯である高齢者世
帯などに対しまして、特に居住の安定を図るため、資料2のとおり、6区分
以下の方を裁量世帯といいますが、今回、国が示す裁量世帯の上限額は25
9,000円ですが、これ以下にしたいと考えております。これにつきまし
ては、上限を上げますと、さらに申込み件数が増えますので、応募倍率の上
昇を招き、本来入居すべき世帯の入居の機会を奪うおそれがあると考えてお
ります。
以上のことから、条例で定める基準額を現行どおり214,000円にした
いと考えております。
会長
それではまず、住宅条例の一部改正に関しましては、議題にありますとおり、
入居収入基準額の部分と、市営住宅等の整備基準の二つの内容がございます
が、まずは①の入居収入基準額について、審議をしたいと思います。
今の御説明をまとめますと、公営住宅法が改正されたことに伴って、市営住
宅の入居の際の収入基準額を、市が独自に地域の状況に応じて定めるように
変わった。それに伴って、条例をあらためて改正しましょうということです。
事務局の御提案としては、現行どおりということで御提案いただいておりま
すが、その背景としては、今の収入の家計調査といったデータをもとに、平
成21年度現在の収入状況に応じた変化はないことを改めて確認した上で、
現行どおりでよいのではないかといった御提案かと思いますが。まず、この
部分につきまして、御意見、御質問等ありましたら、委員の皆様、よろしく
お願いします。
A 委員
今、理事者の方から説明があったとおり、低所得者や高齢者世帯に対して今
までどおり、入居の機会を奪わないような形でされるのであれば、条例改正
3
については、私は問題ないかと思います。
会長
はい、ありがとうございます。その他いかがでしょうか。
B 委員
資料2について、今説明があった中では、214,000円以下、要するに、
収入分位が6以内ということになるのですね。7と8区分については、新た
には市営住宅には申し込みできないという解釈でよろしいのか、教えてくだ
さい。
建設部主幹
本来階層と裁量世帯で基準を設けておりますので、本来階層の方が158,
000円を超えれば収入超過になりますので、5区分の方は入居できないと
いうことになります。又、裁量階層の方については、特に居住の安定を図る
方ですので、214,000円までは入居できますが、それを超えた7区分
以上の方につては収入超過者という扱いになります。
B委員
一般の本来階層の方であれば、158,000円を超えた場合は、申し込み
できないという解釈でよろしいのですね。
建設部主幹
そのとおりでございます。
会長
整理しますと本来階層といわれる区分については、これは国が示している基
準に沿った形の基準額、158,000円以下ということになっておりまし
て、特に、居住の安定を図る必要がある世帯、これを裁量階層というそうで
すが、この区分については、国が示した基準というのは259,000円と
いうことになりますけれども、先ほどあったように、各市の状況に応じて決
めてよいということでありますので、現行は214,000円という基準に
なっておりますが、これも現在の基準を引き続き用いて、区分6以下の21
4,000円という基準を用いるということだと思います。各自治体で、独
自に決めているということですので、大きく状況は変化したといったことが
認められた場合は、独自にこれを改正することが可能になってくるというこ
とです。その他いかがでございましょうか。
C委員
②のところの214,000円ですか、国が示した上限額より下げておりま
すけれども、現在の入居の競争率はどのような状況ですか。結局、金額を上
げれば、それなりに希望者が多くなるということですね。
会長
全体としては、大体どんなものなのでしょう。多分、住宅によってかなり異
なるのですね。もし、お手元で簡単な資料があれば、口頭で説明いただけれ
ば。
建設部主幹
平成22年度募集戸数が92戸に対して申込件数が857件ということで、
全体の年間を通しますと募集倍率が9.32ということです。
会長
これは収入基準を上げますと倍率が高まり、本来、公営住宅の手当てが必要
な方にお住まいいただけないといったことが起こり得るということで、基準
を下げて運用したいということです。その他、いかがでしょうか。
4
C委員
限度の算定ですけれども、例えば、入居している方の収入が上がっていく場
合の限度はどのようになるのですか。要するに、これでいくと、6区分の2
14,000円までは、入っていられるということになるのでしょうか。
建設部主幹
入居する際は基準額内で入っていた方も、当然、収入が上がり基準の収入を
超える場合は収入超過になりますので、明渡しに努めてくださいという通知
を本人に出しています。
会長
家賃に変更はない訳ですね
建設部主幹
収入超過になりますと、本来の家賃のほかに、割増分が加算されます。
会長
明渡しの努力をお願いするといった立場になります。あとは、この収入基準
額に関しまして、何か。よろしいでしょうか。
それでは、何もなければ、原案どおりお認めいただいたものと決します。
続いて、②の市営住宅等の整備基準について、御審議したいと思いますけど、
説明をお願いします。
建築住宅課
住宅整備基準につきましては、私の方から説明をさせていただきます。
長
資料1、
(2)の部分ですが、公営住宅の整備に関する基準につきましても、
これまでは省令で定められておりましたが、このたびの法改正によりまして、
国が定める基準を参酌して、各地方公共団体が定めることとなりました。整
備基準の考え方についてですが、今回、国から示された参酌基準は、これま
で国が定めておりました「公営住宅等整備基準」の内容とほぼ同様のもので
す。これまでと同等の居住環境が確保されるという観点から、基本的には国
の参酌基準に準拠して条例を定めたいと考えております。ただ、住宅の細か
い性能基準など専門記述に係る項目につきましては、参酌基準とは別に、国
から示されております「技術的助言」や、高齢者等への配慮に関して北海道
から示されております「北海道ユニバーサルデザイン公営住宅整備指針」を
参考にして、規則で定めていきたいと考えております。
次に、国が示す参酌基準と、小樽市の条例案について、資料3に基づいて御
説明させていただきます。資料の左側の部分が、国から示されております参
酌基準となっております。右側が、今回条例改正する条例(案)ということ
です。これは、参酌基準と小樽市の条例(案)の違う部分について、アンダ
ーラインを引いて示しています。
それでは、1条ずつ御説明したいと思います。
左側の公営住宅整備基準(参酌基準)を基に、御説明をしたいと考えていま
す。
最初に第1条でございます。
『この省令は、公営住宅及び共同施設(以下「公営住宅等」という。)の整備
に関する基準を事業主体が条例で定める際に、参酌すべき基準を定めるもの
5
とする。
』
これに対して条例に盛り込む場合は現在の条例に盛り込みますので、第3条
第2項に、
『次条から第3条の16に市営住宅等の整備に関する基準を定めるものとす
る。
』
という形に変えていきます。
第2条(健全な地域社会の形成)です。
『公営住宅等は、その周辺の地域を含めた健全な地域社会の形成に資するよ
うに考慮して整備しなければならない。
』
これに対しまして、小樽市では、公営住宅等を『市営住宅等』に置き換え、
あくまでも主体ですので、
『整備するものとする。』という形に改めています。
第3条(良好な居住環境の確保)
『公営住宅等は、安全、衛生、美観等を考慮し、かつ、入居者等にとって便
利で快適なものとなるように整備しなければならない。
』
これは先ほどと同じように、『市営住宅等』に置き換えたのと、『整備するも
のとする。
』に改めています。
第4条(費用の縮減への配慮)
『公営住宅等の建設に当たっては、設計の標準化、合理的な工法の採用、規
格化された資材の使用及び適切な耐久性の確保に努めることにより、建設及
び維持管理に要する費用の縮減に配慮しなければならない。
』
これも、同様に『市営住宅等』に改め、『配慮するものとする。』ということ
に改めています。
第5条(位置の選定)でございます。
『公営住宅等の敷地(以下「敷地」という。)の位置は、災害の発生のおそれ
が多い土地及び公害等により居住環境が著しく阻害されるおそれがある土地
をできる限り避け、かつ、通勤、通学、日用品の購買その他居住者の日常生
活の利便を考慮して選定されたものでなければならない。
』
に対しまして同じように『市営住宅等』に置き換えまして、
『選定するものと
する。
』に改めております。
第6条(敷地の安全等)
『敷地が地盤の軟弱な土地、がけ崩れ又は出水のおそれがある土地その他こ
れらに類する土地であるときは、当該敷地に地盤の改良、擁壁の設置等安全
上必要な措置が講じられていなければならない。
』
これにつきましては、
『措置を講ずるものとする。
』に改めています。
第2項『敷地には、雨水及び汚水を有効に排出し、又は処理するために必要
な施設が設けられていなければならない。
』
6
これに対して、
『施設を設けるものとする。』ということです。
第7条(住棟等の基準)
『住棟その他の建築物は、敷地内及びその周辺の地域の良好な居住環境を確
保するために必要な日照、通風、採光、開放性及びプライバシーの確保、災
害の防止、騒音等による居住環境の阻害等を考慮した配置でなければならな
い。
』
に対しまして、
『配置とするものとする。
』に改めています。
第8条(住宅の基準)
『住宅には、防火、避難及び防犯のための適切な措置が講じられていなけれ
ばならない。
』
これに対しまして、
『措置を講ずるものとする。』ということでございます。
第2項『住宅には、外壁、窓を通しての熱の損失の防止その他の住宅に係る
エネルギーの使用の合理化を適切に図るための措置が講じられていなければ
ならない。
』
これは、いわゆる省エネのことを言っております。それに対しまして、この
辺の技術的な部分、細かい基準につきましては規則で定めることとしており
ますので、そこにありますように、
『図るためのものとして規則で定める措置を講ずるものとする。』ということ
になっております。
第3項『住宅の床及び外壁の開口部には、当該部分の遮音性能の確保を適切
に図るための措置が講じられていなければならない。
』
これも同様に、『規則で定める措置を講ずるものとする。』ということにして
います。
第4項『住宅の構造耐力上主要な部分(建築基準法施行令第1条第3号に規
定する構造耐力上主要な部分をいう。以下同じ。)及びこれと一体的に整備さ
れる部分には、当該部分の劣化の軽減を適切に図るための措置が講じられて
いなければならない。』
これも同様に、
『規則で定める措置を講ずるものとする。
』ということです。
第5項『住宅の給水、排水及びガスの設備に係る配管には、構造耐力上主要
な部分に影響を及ぼすことなく点検及び補修を行うことができるための措置
が講じられていなければならない。
』
これも同様に、『規則で定める措置を講ずるものとする。』ということでござ
います。
第6条(住戸の基準)
第1項ですが、
『公営住宅の一戸の床面積の合計(共同住宅においては、共用部分の床面積
7
を除く。
)は、25平方メートル以上とする。ただし、共用部分に共同して利
用するための適切な台所及び浴室を設ける場合は、この限りでない。
』
これは、
『公営住宅』を『市営住宅』に改めております。
第2項『公営住宅の各住戸には、台所、便所、洗面所及び浴室並びにテレビ
ジョン受信の設備並びに電話配線を設けられていなければならない。ただし、
共用部分に共同して利用するための適切な台所又は浴室を設けることによ
り、各住戸部分に設ける場合と同等以上の居住環境を確保される場合にあっ
ては、各住戸部分に台所又は浴室を設けることを要しない。
』ということで、
『公営住宅』を『市営住宅』に改め、
『設けられていなければならない』につ
きましても『設けるものとする。』に改めています。
第3項『公営住宅の各住戸には、居室内における化学物質の発散による衛生
上の支障の防止を図るための措置が講じられていなければならない。
』
これは、いわゆるシックハウス対策のことを言っております。これに対しま
して、
『公営住宅』を『市営住宅』に改め、後段につきましても『規則で定め
る措置を講ずるものとする。』ということになっています。
第10条(住戸内の各部)
『住戸内の各部には、移動の利便性及び安全性の確保を適切に図るための措
置その他の高齢者が日常生活を支障なく営むことができるための措置が講じ
られていなければならない。
』
これにつきましても、『規則で定める措置を講ずるものとする。』ということ
です。
第11条(共用部分)
『公営住宅の通行の用に供する共用部分には、高齢者等の移動の利便性及び
安全性の確保を適切に図るための措置が講じられていなければならない。
』
これに対して、
『規則で定める措置を講ずるものとする。
』ということです。
第12条(附帯施設)
『敷地内には、必要な自転車置場、物置、ごみ置場等の附帯施設が設けられ
ていなければならない。
』
これに対して、
『附帯施設を設けるものとする。
』
第2項『前項の附帯施設は、入居者の衛生、利便等及び良好な居住環境の確
保に支障が生じないように考慮されたものでなければならない。』に対しまし
て、
『考慮するものとする。
』
第13条(児童遊園)
『児童遊園の位置及び規模は、敷地内の住戸数、敷地の規模及び形状、住棟
の配置等に応じて、入居者の利便及び児童の安全を確保した適切なものでな
ければならない。
』
8
これに対して、
『適切なものであるものとする。』に改めました。
第14条(集会所)
『集会所の位置及び規模は、敷地内の住戸数、敷地の規模及び形状、住棟及
び児童遊園の配置等に応じて、入居者の利便を確保した適切なものでなけれ
ばならない。
』に対しまして、『適切なものであるものとする。
』
第15条(広場及び緑地)
『広場及び緑地の位置及び規模は、良好な居住環境の維持増進に資するよう
に考慮されたものでなければならない。』これに対しまして、『考慮するもの
とする。
』ということでございます。
第16条(通路)
『敷地内の通路は、敷地の規模及び形状、住棟等の配置並びに周辺の状況に
応じて、日常生活の利便、通行の安全、災害の防止、環境の保全等に支障が
ないような規模及び構造で合理的に配置されたものでなければならない。
』
に対しまして、
『配置するものとする。
』
第2項『通路における階段は、高齢者等の通行の安全に配慮し、必要な補助
手すり又は傾斜路が設けられていなければならない。
』に対しまして、この部
分につきましては、北海道のユニバーサルデザイン、公営住宅整備指針の方
で、若干上乗せをしています。それにのっとりまして、第2項ですが、
『主要
外部通路(主要動線となる通路、各住戸玄関から外周道路、又は団地駐車場
への主となる外部通路)は原則として段差を設けない構造とし、敷地に高低
差がある場合は、高齢者等の通行の安全性の確保を図るためのものとして規
則で定める措置を講ずるものとする。
』ということで、基本的に主要通路につ
いては、階段は原則認めない、ということを上乗せ規定しています。
第3項につきましては、その主要外部通路以外の『通路における階段には、
高齢者等の通行の安全に配慮し、必要な補助手すり又は傾斜路を設けるもの
とする。
』ということで、この部分につきましては、国の参酌基準に若干上乗
せした形の条例案ということになっています。
説明は以上でございます。御審議をよろしくお願いいたします。
会長
御説明いただきましたけれども、市営住宅の整備基準につきましては、こち
らの背景としましては、先ほどの入居収入基準と同じように、公営住宅法の
改正に伴って、各市町村が独自に定めるといったことに伴う条例の制定とい
うことになります。今、基本的にはやはり、国の参酌基準に沿って整備する
よう定めるけれども、最後の通路のところについては、北海道ユニバーサル
デザインや公営住宅整備指針ということで、より望ましい状態にして条例を
定めたいというのが原案です。この中身につきまして、御質問、御意見等ご
ざいましたら委員の皆さんからよろしくお願いいたします。
9
B委員
まず、この整備基準については、現在の住宅については適用されないのかど
うか。もう一つは、現在の道営住宅には、入口のところに手すりがついてい
るのですが、私が見たところでは市営住宅にはついていないようです。障が
い者や高齢者が増えている状況の中で、つける計画についてはどうなのか。
その辺についてお伺いしたいと思います。
建築住宅課
まず1点目の、現在の市営住宅には適用されないのかとの御質問ですが、基
長
本的には、新しく建設される住宅に適用されるものでして、現在ある住宅を
これに合わせて改修するということの規定ではないということです。それか
ら、今、入口に手すりとおっしゃいました、それは、各住戸の内に設置する
ということですか。
B委員
いえ、例えば4階とか5階建の住棟の入り口が3個なり4個なりあるのです
けれども、その入り口の段差があるところがあります。そこに、手すりをつ
けてくれるかということです。
建築住宅課
今回の整備基準で行きますと、基本的にはその入り口のところには段差がで
長
きない状態になりますので、もし段差がなく勾配、傾斜度になる場合につい
ては、今後のものについては、手すりは設置することになります。ただ、平
らですので、勾配がある一定以下の基準であれば手すりは設けない、という
ことになります。これと同じように現在、もうすでに建っているところにつ
いては、この基準の中で整備するということにはならないということです。
B委員
それでは、個別に計画を立てていくことになるのですか。
建築住宅課
その状況をそれぞれ判断して、必要であれば、そういったことも検討してい
長
かなければならないと思うのですが、今、具体的にそれに着手するという計
画は今のところないということです。
D委員
第3条の16第2項ですが、原則、玄関から行って、駐車場、通路と全部平
らということが原則だと思うのですけど、小樽の地形からいったら、それを
全部、斜路でもいいわけですね。
建築住宅課
階段でなければかまいません。ある一定の勾配以下のスロープにするという
長
のが原則になっております。
会長
今、説明ありましたとおり、市独自に検討する場合の整備基準ということで、
もしも、改修をするようなことが生じた場合は、おそらく、これをまたある
程度参考にしながら、物理的に可能なものと可能でないものとおそらくあり
ますので、その都度考えていくことになるということだと思います。その他、
いかがでしょうか。
C委員
今現在は、公営住宅整備基準はないということなのですか。
建築住宅課
今現在は、先ほどお話ししました省令で定めております。いま建っている建
長
物は、ほぼこれと同じ内容で、それに沿って建てております。
10
C委員
国の省令に基づいてやっているということですね。
建築住宅課
そうです。
長
C委員
国の省令と、いま新しくできた整備基準とは、何か違いはあるのですか。
会長
基本的には先ほどの入居収入基準と同じように、国が定めたものに準拠しな
さいというところから、独自に定めなさい、というふうに変わったのがいち
ばん大きなところです。おそらく中身は基本的には変わっていない中で、部
分的には、よりユニバーサルデザインに配慮した仕様になっているという定
め方と私は理解しておりますが、よろしいでしょうか。あとは、よろしいで
すか。
E 委員
公営住宅整備基準の方では、ほとんどの文章が、
『整備しなければならない。
』
となっていて、小樽市営住宅条例(案)では、『するものとする。』となって
いますが、この違いは何か教えてください。
建築住宅課
参酌基準は国が地方自治体に示すものですので、
『何々しなければならない』
長
ということなのですが、これは、あくまでも各自治体が自ら主体となって条
例をつくるということです。あくまでも主体なので、我々が『そうするもの
とする』と。自分に対して『しなければならない』というのは、ちょっと表
現としておかしいので、
『何々するものとする』という表現に変えているとい
うことです。
E 委員
わかりました。
会長
その他、関連していかがでしょうか。はい、どうぞ。
F 委員
先ほどの説明で通路の部分に関しては、条例では、北海道のユニバーサルデ
ザインの基本方針を盛り込んでいるのですが、ほかの、例えば住戸基準だと
か、住戸内の確保というところについては、載せるような基準はなかったの
でしょうか。
建築住宅課
道も、今、同じスケジュールで作業を進めておりまして、一応、内々でいろ
長
いろと情報収集をしているのですが、基本的には道についても、国の参酌基
準に準じるということでありまして、先ほど申し上げましたユニバーサルデ
ザインに関する部分だけは、自ら持っている指針に合わせるという内容にな
っております。規則で定める部分は、細かい基準がこれからまだ出てきます。
その中で、さらに詳しく、こまかい寸法ですとか、数字的なものを定めてい
くということになっています。
F委員
わかりました。
会長
基本的には、道であるとか、道内の他の市町村と、ほぼ同じくらいの様式に
なっているということです。
G委員
通路の場合の、斜度については、どのくらいあったら手すりをつけるという
11
基準はあるわけですか。
建築住宅課
20分の1という勾配ですから、20メートルで1メートルの勾配を超えた
長
場合、手すりをつけなさいということになっております。
G委員
ただし、北海道の場合はそういうことに当てはまらないような、ちょっとし
た時でもお年寄りの場合は、滑って転んで怪我をするということはあるわけ
ですね。もう少し緩やかな方がいいのでないでしょうか。国道の場合だって、
ちょっと機械で行った場合は、温度によってツルツルになっている場合があ
るのですよ。そうすると、20分の1ということになると、まだちょっとき
ついような感じがするのですけれど、その辺はいかがでしょうか。
建築住宅課
確かに、20分の1でもそういったことは考えられるのですが、20分の1
長
という数字そのものは、今まででいうバリアフリーより遥かに緩い勾配にな
っています。基準的には緩いというのは、勾配が緩い形になっていますので、
基本的には、今まで整備してきたものよりは、勾配的には緩やかなものにな
ると考えております。
会長
おそらく、いま、G委員が御指摘の傾斜については、北海道のユニバーサル
基準というのが、おそらく全国の基準よりもより厳しい基準というか、より
やさしい基準というか、人にやさしい基準ということで整備されているので、
それをそのまま準用しているのではないか、ということですね。その他、整
備基準についてはいかがでしょうか。
確認ですけれども、先ほどの入居収入基準と今の整備基準は今日の審議が終
わりまして、このあと施行までのスケジュールというか段取りについて一応
お願いできないでしょうか。
建設部主幹
入居収入基準額及び整備基準については審議会の答申をいただき、条例改正
案を作成します。その内容について広く市民の声を聞くため、パブリックコ
メントを予定しています。9月1日に広報おたるで御案内をし、予定では9
月10日から10月9日の間で、意見募集を行う予定です。その意見を踏ま
えまして、最終的に12月の議会で条例改正案を提出したいと考えておりま
す。以上です。
会長
パブリックコメントでまた、改めて審議しなおすということが、可能性とし
てはあり得るけれども、普通はあまり起きないでしょうね。
建設部主幹
意見等が出され、審議会の結論と違えば、再度審議会を開催して、御意見等
をいただくことになるかと思っております。
会長
原案の内容をほぼ御確認いただきましたけれども、この審議会の結論としま
して、原案どおりとお認めいただければ、12月の議会に諮って条例が改正
されるということになるということでございます。この市営住宅条例につき
ましては、全体を通して、よろしいでしょうか。
12
(委員より、
「異議なし。
」の声あり。)
会長
原案どおりとお認めいただきまして、これを審議会の結論としたいと思いま
す。
続いて、諮問事項の2つ目でございます。オタモイ住宅5号棟の建設につい
てでございます。課長から説明をお願いします。
建築住宅課
はい。オタモイ住宅5号棟の建設について、資料4に基づきまして御説明い
長
たします。資料4を御覧いただきたいと思います。
オタモイ住宅の建替事業につきましては、古くは平成9年度に策定いたしま
した小樽市公共賃貸住宅再生マスタープランにも位置づけられておりました
が、その後、入居状況の変化などに伴い、見直しが行われておりまして、最
も新しい計画では、平成21年度に策定いたしました小樽市公共賃貸住宅長
寿命化計画についての経過でございます。この計画をつくった時点では、す
でにオタモイ住宅1号棟と2号棟につきまして合計105戸を建設しており
まして、オタモイ A 住宅、B 住宅の方々の住み替えが完了しておりましたの
で、この計画では、オタモイ C 住宅から G 住宅の住替えを位置づけておりま
す。計画策定時の状況といたしましては、C 住宅から G 住宅の入居世帯12
3世帯でした。これに対しまして、建替えの計画戸数はオタモイ住宅3号棟
が45戸、4号棟が45戸、5号棟が30戸で合計120戸という計画にな
っておりました。計画策定後ですが、平成22年度にはそこにあります3号
棟が完成したこと、さらに1号棟及び2号棟に空き家が発生したことにより
住み替えが進んだこと、それから、他地区への移転や自然減などによりまし
て、C 住宅から G 住宅の入居世帯数が減少してきました、ということでござ
います。その結果、今年の7月31日現在の状況といたしましては、C 住宅
から G 住宅に残られている世帯が52世帯になっておりますが、この方々に
住替えの意向調査を実施したところ、4号棟への住替えを希望する世帯が4
3世帯、4号棟への住替えを希望しないで他地区への住替えを希望する世帯
が9世帯という結果になりました。間もなく入居が可能となります4号棟の
戸数は45戸となっておりまして、4号棟への住替えを希望する43世帯す
べての方が入居できることになりました。残る2戸につきましては一般公募
することにしています。オタモイ住宅の建替事業につきましては、老朽化し
た簡易平家建て住宅の入居者の住替えを目的として実施してきましたが、4
号棟の完成により全員の方の住替えが完了することになりまして当初の目的
を達成しますので、当初計画の中では平成26年度に予定しておりましたオ
タモイ住宅5号棟の建設を中止したいと考えております。
説明につきましては以上でございます。御審議のほどをよろしくお願いしま
す。
13
会長
いま、状況を御説明いただきましたが、最後にありましたように、そもそも
の事業目的が達成されたということを受けて、建設の必要なしという判断を
審議いただきますが、このオタモイ5号棟の建設中止という提案につきまし
て、御意見、御質問等がありましたら、お願いします。
A 委員
オタモイ地域の入居者が自然減したとか、入居者が減ってきたというような
状況については、私も地域に住んでいる者としても理解しております。今回、
こういうような形で希望しない世帯が9世帯、いろんな形でいろんな地区に
分散されると思いますが、これである程度入居世帯の希望についてはおおよ
そ希望に沿った地域に住めるというか、引越しが完了するということで理解
してよろしいですか。
建築住宅課
他地区への移転等につきましては、当然、御本人の御希望をお聞きしまして、
長
ただ、希望する場所に空き室がない場合がございますので、空き室が出るま
で待っていただくことにはなるのですが、基本的には、御本人の意向に沿っ
た形で移転先を確保していきたいと考えております。
A 委員
こういう地域で残された古い平家建て住宅が C から G 地区まであり、これに
ついては、9月に引越しされるということで聞いているのですが、そのあと
についての管理だとか、用途を変更して何かされる予定はあるのでしょうか。
建築住宅課
C の部分と F の部分につきましては、市の所有地です。それ以外の土地につ
長
きましては、全て民間の方からお借りしている土地です。空き家になった住
宅につきましては、今後、順次、解体を進めていくということで、今年度に
つきましては、E の部分の解体をしたいと考えておりまして、それ以降につ
きましては来年度以降、順次解体をする予定になっています。先ほど申し上
げました民間から借りている部分につきましては、解体後、それぞれの地主
さんに土地をお返しするということです。C につきましては一部、どうして
も今回の住替えで4号棟には入らない、他地区にも行かない、どうしても平
家でもいいからこの地区に残りたいという方がいますので、その方々のため
に1棟だけは今、住宅内を修繕し、住替え用に残す予定になっています。そ
れ以外については解体する、F も解体するのですが、その市の土地について
は、現在のところ跡地利用というところまでは計画はないということです。
A 委員
ある程度こういう地域でこういうような住民の集積がされるということで、
本当に人口が地域からなくなるわけです。こういった場合、もう高齢者しか
いなくなるというようなことにならないように、ある程度入居者は決まって
いるとは思うのですが、若年層の入居者などにも配慮した入居計画を行って
いただきたい。今回こういうような形で計画が終了するということについて、
地域には周知とか、これでオタモイ地区の計画が終わるという説明会みたい
なものはされるのかどうか、その2点だけお聞きしたい。
14
建築住宅課
まず、今後若い世帯ですとか、そういった方々の入居の確保についてという
長
ことですが、原則、空き室が出た場合につきましては、一般公募によりまし
て、応募者多数の場合は抽選という形を採らざるを得ないということでござ
います。当然、そういった方々にも一般公募ですから枠は広げておりますし、
単身世帯用の住戸もかなりございますので、今後そういった方々にも住む場
所としての位置づけはできていくのかなと、ただ、実際にどういった方が入
るかというのは抽選になってしまうので、何とも申し上げられないのですが、
そういった単身世帯向きの住宅も用意してありますので、そういった意味で
は活用されるのではないかと考えております。
もう1点、基本的には、特に説明会等、どこを対象にするかということもあ
るのですが、本日こういった形で審議していただいて、御了解いただいて議
会等に報告するとか、そういったことは考えておりますが、具体的に地元の
方々に対して、当然個々の地主さんに対しては説明は個別にしております。
ある程度の方向性は説明しておりますが、エリアを広げた形の説明会という
のは今のところは考えていないということです。
A 委員
出来ましたら、月1回、オタモイ町会の方でも役員会、各区だとか、この市
営住宅からも役員さん来ております。そういった時でも、9月でも10月で
も議会が終わってからでもいいですから、そういう説明を一度された方が私
は良いと思いますので是非、その方向で考えるようお願いいたします。
H 委員
私のところでとっている今週の新聞で、高齢化した公営住宅の再生をどうい
うことをやっているかという記事が連載されています。お読みになりました
か。まだ見ていませんか。
建設部主幹
申し訳ありませんが、見ておりません。
H 委員
いまのところ、方向としては、建替えの目的ですけれど、私の住んでいる望
洋台の1戸建住宅ですら、お年寄りの部落になりました。やっぱり、若者が
住んだ方が地域の活性化を助けると、その地区の一部で大学生を公営住宅に
入れて、町会の行事にも参加してもらっているということもありました。ち
ょっと団地の在り方もそろそろ考えた方がいいかなという感じはします。そ
うでなければ、みんなジリ貧になってしまいます。大きなプランでも、何年
かかるか知りませんけれども、なるべく策定した方がいいかな、という感じ
はします。以上です。ちょっと読んでみてください。
I 委員
オタモイ住宅5号棟の建設についての3番目のところで、5号棟の建設を中
止することとしたい、となっているのですが、中止した場合に、他の地域で
建設するような計画はあるのでしょうか。
建築住宅課
今計画として持っております長寿命化計画の中で、5号棟の建設というもの
長
も位置づけられておりますが、それを今中止した場合に、その他というのは、
15
現時点ではまだ計画としては持っておりません。ただ、今後、当然色々と長
寿命化計画そのものも社会情勢の変化に伴って見直していかなくてはいけま
せんので、そういった計画の見直しの中で、今後、どういったことができる
のか、どういった地区に必要なのか、もしくは、そういった土地があるのか
も含めて、検討していきたいと考えております。
B委員
出来れば、いま、相当古い市営住宅がありますが、それは、そのまま壊すの
か、あるいは、そこに住んでいる人方の住替えをするのか、ということが問
題になってきていると思うので、その辺も含めて検討してもらいたいと要望
しておきたいと思います。
それから、質問として、新しい4号棟に入られると家賃は上がりますよね。
具体的に調べてないのですが、どの程度上がるのか、その対処についてどう
するのかをまず聞きたいのと、もう1つ、C 住宅に1棟だけ残すということ
なのですが、これには何戸か残ることになりますが、その場合に、住宅料、
変わらないかなと思うのですけれども、上がらないのではないかと僕は思う
のですが、この辺についても確認させてもらいたいと思います。
建設部主幹
家賃につきましては、住替えますと、現在の家賃から、当然新しい住宅の家
賃は上がりますが、6年間かけて新家賃に近づけていくということになりま
す。それと今、C 住宅に移る方の家賃につきましても、通常ですと修繕して
から住替えとなりますが、家賃に大きな差はないと思っております。仮に上
がった場合につきましても、6年間といいますか、段階的に上げていくこと
になると考えております。
B委員
6年間かけてということなのですが、4号棟に入るとどれくらい、倍くらい
以上になるのですか。
建設部主幹
資料を持ち合わせておりませんけれども、通常、平家に入っている方で単身
の方ですと、大体5,000円前後かなと思いますけれども、新しい、お1
人用の住宅であれば1万3、4千円前後かなと思っております。
会長
その家賃に関する議論というのは、もうすでにどちらかで認めていただいて
いるというのが前提で、これは審議する中身ではなくて、確認ということの
御質問と承っておりますが、川畑委員よろしゅうございますか。
B委員
はい。
会長
あくまで今回は、老朽化に伴う建替え事業というものに変更を加えるという
部分についての審議な訳ですね。
その他、よろしゅうございますか。
特にございませんので、諮問事項(2)のオタモイ住宅5号棟の建設、これ
を中止するという事務局の原案どおりでお認めいただいたものといたしたい
と思います。
16
報告事項が1件ございます。
玉の湯への送迎車運行事業について、御説明をお願いします。
建設部主幹
玉の湯への送迎車運行事業について御報告いたします。
この事業は、オタモイ地域の公衆浴場でありました満寿美湯が、平成23年
3月に廃止されたことに伴いまして、浴室が設置されていないオタモイ平家
住宅の入居者の方の入浴機会の確保を図るため、オタモイ地区と最寄りの銭
湯であります玉の湯との間をマイクロバスで送迎しているものです。本年4
月1日現在で、バスの利用対象者は33名でありますが、そのうち実際に利
用されている方は17名でありました。本年8月中旬にはオタモイ4号棟が
完成しまして、9月中にはオタモイ4号棟への住替えが終了することから、
9月末には送迎バスを利用される方は2名となる状況です。この2名の方に
つきましては、お一人がオタモイ C 住宅に住替えされ、もうお一方はオタモ
イ地区以外の住替えを希望されている方でございます。このお二方には、仮
に送迎バス運行が廃止になった場合についての影響を確認いたしましたとこ
ろ、現在の利用回数は少なく、また他の施設も利用していることから、特段
の支障がない旨の回答をいただいております。このことから、オタモイ4号
棟への住替えが終了する9月末をもって、送迎バスの運行を終了いたしたい
と考えております。報告は以上です。
会長
ありがとうございます。報告事項でございますが、もしも御質問等あれば、
いただければと思います。
それでは議題につきましては以上としたいと思います。
その他について、よろしくお願いします。
建設部主幹
オタモイ4号棟については8月中旬に完成ということで、現地視察を予定し
ております。これは、審議会委員の方と、建設常任委員の方との合同視察を
8月21日に行う予定であります。近々に御案内を各委員さんに差し上げた
いと思っていますので、是非、御参加の程、よろしくお願いいたします。以
上です。
会長
これは午前中でしたね。
建設部主幹
公用車で現地視察を予定しており、市役所正面を9時30分に出発したいと
考えております。なお、現地に直接行かれる方につきましては、9時45分
までにオタモイ4号棟の玄関の方でお待ちいただければと考えております。
以上です。
会長
完成する4号棟は、先ほど御説明あった整備基準に沿った形の建物と伺って
いますので、実際に現地、建物を御確認いただいて、この基準についても確
認いただければと思います。その他ございますでしょうか。これでよかった
ら、全体を通じ特に御意見御質問等ないようでしたら、本日の住宅行政審議
17
会は以上としたいと思います。
住宅係長
ありがとうございます。これをもちまして第56回小樽市住宅行政審議会を
終了いたします。皆様どうもお疲れ様でした。
18