MPLS TE:バンドル インターフェイス サ ポート - Cisco

MPLS TE:バンドル インターフェイス サ
ポート
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート機能を使用すると、バンドル インターフェイス
EtherChannel および Multilink PPP(MLP; マルチリンク PPP)で、Multiprotocol Label Switching
(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニア
リング)トンネルが可能になります。
Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)により、メンバ リンクが追加また
は削除された場合や、リンクがアクティブまたは非アクティブになった場合に発生する帯域幅変更が
TE に通知されます。TE は IGP フラッディングを介して、ネットワーク内の他のノードに通知します。
デフォルトでは、TE LSP が利用できる帯域幅は、インターフェイス帯域幅の 75% です。バンドル イ
ンターフェイスで RSVP コマンドを使用すると、TE LSP が利用できるグローバルな帯域幅の割合を変
更できます。帯域予約とプリエンプションはサポートされています。
バンドル インターフェイスでは、Fast Reroute(FRR; 高速リルート)機能がサポートされています。
バンドル インターフェイスがダウンすると、FRR がアクティブ化されます。たとえば、shut コマンド
を入力してインターフェイスをシャットダウンした場合や、動作しているリンクの数が、必要な最小リ
ンク数より少ない場合です。
この章で紹介する機能情報の入手方法
ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サ
ポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用の Cisco IOS ソフ
トウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている特定の機
能に関する説明へのリンク、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、
「MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの機能情報」(P.10)を参照してください。
プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索
Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージの
各サポート情報を検索できます。http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco Feature Navigator にアクセ
スしてください。アクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを持っていない
か、ユーザ名またはパスワードが不明の場合は、ログイン ダイアログボックスの [Cancel] をクリック
し、表示される指示に従ってください。
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MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
目次
目次
• 「MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの前提条件」(P.2)
• 「MPLS TE のバンドル インターフェイス サポートの制約事項」(P.2)
• 「MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートについて」(P.2)
• 「MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定方法」(P.4)
• 「MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定例」(P.8)
• 「その他の参考資料」(P.8)
• 「コマンド リファレンス」(P.10)
• 「MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの機能情報」(P.10)
• 「用語集」(P.11)
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの前提条件
• MPLS TE トンネルを設定します。
• グローバル コンフィギュレーション モードでシスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブル
にします。
• RSVP をイネーブルにします。
• EtherChannel を設定します。
• MLP を設定します。
MPLS TE のバンドル インターフェイス サポートの制約事項
• Service Virtual Interface(SVI; サービス仮想インターフェイス)を介するトラフィック エンジニ
アリングはサポートされていません。ただし、SVI が単一のポイントツーポイント インターフェ
イスを表すリンクのバンドルで構成されている場合は除きます。
• バンドル インターフェイスには、有効な IP アドレスが設定されている必要があります。また、メ
ンバ リンクには IP アドレスを設定しないでください。
• 高速リルート機能が MLP で正しく機能することを確認するには、(リンクの最小数を任意で指定
(最小数のリンクが存在しない場合に、MLP
するために)multilink min-links コマンドを入力し、
バンドルを非アクティブ化するために)mandatory キーワードを合わせて指定します。
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートについて
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート機能を設定するには、次の概念を理解しておく必要が
あります。
• 「MLP の概要」(P.3)
• 「Cisco EtherChannel の概要」(P.3)
• 「MLP および EtherChannel でのロード バランシングと最小リンク」(P.4)
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MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートについて
MLP の概要
MLP は、複数のリンクで構成される論理パイプ(バンドルとも呼ばれる)にわたり、単一のエンド シ
ステムに対してパケットの分割と再結合を行う機能を提供します。MLP にはオンデマンド帯域幅が搭
載されているため、WAN リンク上の伝送遅延が減少します。
MLP により、パケットをフラグメント化し、そのフラグメントを複数のポイントツーポイント リンク
を介して同じリモート アドレスに同時に送信することが可能になります。これらの複数のリンクは、
定義したダイヤラ負荷しきい値に応じて起動します。負荷は、特定のサイト間におけるトラフィックの
必要に応じて、着信トラフィック、発信トラフィック、あるいはその両方で計算できます。MLP には
オンデマンド帯域幅が搭載されているため、WAN リンク上の伝送遅延が減少します。
MLP は、ダイヤルオンデマンド ロータリー グループと PPP カプセル化の両方をサポートするように
設定されている、次のインターフェイス タイプ(単一または複数)で動作します。
• 非同期シリアル インターフェイス
• 基本速度インターフェイス
• 一次群速度インターフェイス
Cisco EtherChannel の概要
Cisco EtherChannel テクノロジーは、標準ベースの 802.3 全二重形式ファスト イーサネットに基づい
て構築され、キャンパス ネットワーク バックボーンに信頼性の高い、高速なソリューションを提供し
ます。EtherChannel テクノロジーにより、Fast EtherChannel、ギガビット EtherChannel、10 ギガ
ビット EtherChannel 接続に対してそれぞれ最大 800 Mbps、8 Gbps、80 Gbps の集約帯域幅が提供さ
れるため、キャンパス内の帯域幅のスケーラビリティが高まります。これらの接続速度はそれぞれ、使
用されているリンクの速度(100 Mbps、1 Gbps、10 Gbps)に合わせて異なる場合があります。最も
帯域幅を必要とする状況においても、EtherChannel テクノロジーはトラフィックを集約して、オー
バーサブスクリプションを最小に保ちつつ、効果的なリンク復元メカニズムを提供します。
Cisco EtherChannel の利点
Cisco EtherChannel テクノロジーにより、単一リンクのイーサネット テクノロジーで利用できる帯域
幅よりも大きい帯域幅を、サーバ、ルータ、スイッチ間で使用できるようになります。
Cisco EtherChannel テクノロジーでは徐々に帯域幅を拡張できます。また、次のような利点があります。
• 標準ベース:Cisco EtherChannel テクノロジーは、複数の全二重形式ポイントツーポイント リン
クをグループ化し、IEEE 802.3 に準拠したイーサネットに基づいて構築されています。
EtherChannel テクノロジーは IEEE 802.3 メカニズムを使用して、必要に応じて全二重形式の自動
ネゴシエーションおよび自動検知を実行します。
• 帯域幅を柔軟に増加:Cisco EtherChannel テクノロジーでは、集約されたリンクの速度に応じて、
100 Mbps、1 Gbps、10 Gbps の倍数に帯域幅を集約します。たとえば、ネットワーク マネージャ
は、全二重形式のファスト イーサネット リンクのペアで構成される EtherChannel テクノロジーを
展開して、ワイヤリング クローゼットとデータ センター間を 400 Mbps を超える速度で接続でき
ます。データ センターでは、サーバとネットワーク バックボーン間を最大 800 Mbps の帯域幅で
接続できるため、帯域幅を柔軟に増加できます。
• ロード バランシング:Cisco EtherChannel テクノロジーはいくつかのファスト イーサネット リン
クで構成され、これらのリンク間のトラフィックをロード バランシングできます。ユニキャスト、
ブロードキャスト、マルチキャストのトラフィックがリンク間で均等に分散されるため、パフォー
マンスが向上し、冗長化されたパラレル パスを装備できます。リンクに障害が発生すると、ユー
ザが介入しなくても、トラフィックはチャネル内の残りのリンクにリダイレクトされるため、パ
ケット損失を最小限に抑えることができます。
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MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定方法
• 復元性と高速なコンバージェンス:リンクに障害が発生すると、Cisco EtherChannel テクノロジー
により残りのリンク間で負荷が分散されるため、自動的に回復されます。リンクに障害が発生する
と、Cisco EtherChannel テクノロジーは障害が発生したリンクから残りのリンクに 1 秒以内にトラ
フィックをリダイレクトします。エンド ユーザがこのコンバージェンスに気づくことはありませ
ん。ホスト プロトコル タイマーの期限が切れることも、セッションがドロップされることもあり
ません。
MLP および EtherChannel でのロード バランシングと最小リンク
ロード バランシングは、実際に TE で使用できる帯域幅に影響します。マルチリンク ロード バランシ
ングでは、パケット単位のロード バランシング方式を使用します。バンドル インターフェイスの帯域
幅をすべて利用できます。EtherChannel ロード バランシングには、トラフィック パターンおよびロー
ド バランシング設定に応じて、さまざまなロード バランシング方式があります。TE で利用できる合計
帯域幅は、単一のメンバ リンクの帯域幅に制限される場合があります。
最小リンクは FRR の動作に影響します。マルチリンク PPP の Minimum Link(最小リンク)により、
バンドルをアクティブに保つために必要な、MLP バンドル内のリンクの最小数を設定できます。MLP
の最小リンクを設定するには、multilink min-links コマンドを使用します。mandatory キーワードを
指定することを推奨します。FRR を使用するには、mandatory キーワードを指定する必要があります。
EtherChannel では、最小リンクは Link Aggregation Control Protocol(LACP)でのみサポートされてい
ます。他の EtherChannel プロトコルでのリンクの最小数は、デフォルトで 1 であり、設定はできませ
ん。EtherChannel の最小リンクを設定するには、port-channel min-links コマンドを使用します。
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定方法
ここでは、次の手順について説明します。
• 「MLP インターフェイスでの MPLS TE の設定」(P.4)(必須)
• 「EtherChannel インターフェイスでの MPLS TE の設定」(P.6)(必須)
MLP インターフェイスでの MPLS TE の設定
MLP インターフェイスで MPLS TE を設定するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. interface type number [name-tag]
4. ip address ip-address mask [secondary]
5. mpls traffic-eng tunnels
6. mpls traffic-eng backup-path tunnel
7. ppp multilink [ppp]
8. multilink min-links links [mandatory]
9. multilink-group group-number
10. ip rsvp bandwidth [interface-kbps] [single-flow-kbps]
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MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定方法
11. keepalive [period [retries]]
12. end
手順の詳細
ステップ 1
コマンドまたはアクション
目的
enable
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
• プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
例:
Router> enable
ステップ 2
configure terminal
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
例:
Router# configure terminal
ステップ 3
interface type number [name-tag]
例:
マルチリンク バンドルを作成し、グループ番号をバンドル
に割り当て、インターフェイス コンフィギュレーション
モードを開始します。
Router(config)# interface multilink 1
ステップ 4
ip address ip-address mask [secondary]
マルチリンク グループの IP アドレスを指定します。
例:
Router(config-if)# ip address 10.0.0.7
255.255.255.0
ステップ 5
mpls traffic-eng tunnels
例:
MPLS トラフィック エンジニアリングのトンネル シグナ
リングをインターフェイスでイネーブルにします(デバイ
スでイネーブルになっていることを想定します)。
Router(config-if)# mpls traffic-eng tunnels
ステップ 6
mpls traffic-eng backup-path tunnel
(任意)FRR をイネーブルにします。
例:
Router(config-if)# mpls traffic-eng
backup-path Tunnel50
ステップ 7
ppp multilink [ppp]
例:
Router(config-if)# ppp multilink
ステップ 8
multilink min-links links [mandatory]
MLP をインターフェイスでイネーブルにし、帯域幅をダ
イナミックに割り当てるため、任意で Bandwidth
Allocation Control Protocol(BACP)とその Bandwidth
Allocation Protocol(BAP)サブネットをイネーブルにし
ます。
MLP バンドル内のリンクの最小数を任意に指定します。
(注)
例:
FRR を使用するには、mandatory キーワードを入
力する必要があります。
Router(config-if)# multilink min-links 2
mandatory
ステップ 9
multilink-group group-number
物理リンクが、指定されたマルチリンク グループ イン
ターフェイスにだけ加入するように制限します。
例:
Router(config-if)# multilink-group 1
5
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定方法
コマンドまたはアクション
ステップ 10 ip rsvp bandwidth [interface-kbps]
[single-flow-kbps]
目的
IP 用の RSVP をインターフェイスでイネーブルにし、
RSVP 帯域幅プールで利用できる、合計インターフェイス
帯域幅の割合を指定します。
例:
Router(config-if)# ip rsvp bandwidth 100
ステップ 11 keepalive [period [retries]]
例:
Router(config-if)# keepalive 3
ステップ 12 end
キープアライブ パケットをイネーブルにし、Cisco IOS ソ
フトウェアが応答なしでキープアライブ パケットの送信を
試行できる回数を指定します。この回数を超えた場合に
は、インターフェイスが停止するか、または特定のイン
ターフェイスのトンネル プロトコルが停止します。
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。
例:
Router(config-if)# end
EtherChannel インターフェイスでの MPLS TE の設定
EtherChannel インターフェイスで MPLS TE を設定するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. interface type number [name-tag]
4. ip address ip-address mask [secondary]
5. mpls traffic-eng tunnels
6. mpls traffic-eng backup-path tunnel
7. port-channel min-links min-num
8. ip rsvp bandwidth [interface-kbps] [single-flow-kbps]
9. end
手順の詳細
ステップ 1
コマンドまたはアクション
目的
enable
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
• プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
例:
Router> enable
ステップ 2
configure terminal
例:
Router# configure terminal
6
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定方法
ステップ 3
コマンドまたはアクション
目的
interface type number [name-tag]
EtherChannel バンドルを作成し、グループ番号をバンドル
に割り当て、インターフェイス コンフィギュレーション
モードを開始します。
例:
Router(config)# interface port-channel 1
ステップ 4
ip address ip-address mask [secondary]
EtherChannel グループの IP アドレスを指定します。
例:
Router(config-if)# ip address 10.0.0.4
255.255.255.0
ステップ 5
mpls traffic-eng tunnels
例:
インターフェイスで MPLS TE のトンネル シグナリングを
イネーブルにします(デバイスでイネーブルになっている
ことを想定します)。
Router(config-if)# mpls traffic-eng tunnels
ステップ 6
mpls traffic-eng backup-path tunnel
(任意)FRR をイネーブルにします。
例:
Router(config-if)# mpls traffic-eng
backup-path Tunnel120
ステップ 7
port-channel min-links min-num
チャネルをアクティブにするには、バンドルされたポート
の最小数が EtherChannel に必要であることを指定します。
例:
Router(config-if)# port-channel min-links 2
ステップ 8
ip rsvp bandwidth [interface-kbps]
[single-flow-kbps]
IP 用の RSVP をインターフェイスでイネーブルにし、
RSVP 帯域幅プールで利用できる、合計インターフェイス
帯域幅の割合を指定します。
例:
Router(config-if)# ip rsvp bandwidth 100
ステップ 9
end
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。
例:
Router(config-if)# end
7
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定例
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの設定例
ここでは、次の設定例を示します。
• 「MLP インターフェイスでの MPLS TE の設定:例」(P.8)
• 「EtherChannel インターフェイスでの MPLS TE の設定:例」(P.8)
MLP インターフェイスでの MPLS TE の設定:例
次に、MPLS TE を MLP インターフェイスで設定する例を示します。
interface multilink 1
ip address 10.0.0.7 255.255.255.0
mpls traffic-eng tunnels
mpls traffic-eng backup-path Tunnel50
ppp multilink
multilink min-links 2 mandatory
multilink-group 1
ip rsvp bandwidth 100
keepalive 3
EtherChannel インターフェイスでの MPLS TE の設定:例
次に、MPLS TE を EtherChannel インターフェイスで設定する例を示します。
interface port-channel 1
ip address 10.0.0.4 255.255.255.0
mpls traffic-eng tunnels
mpls traffic-eng backup-path Tunnel120
port-channel min-links 2
ip rsvp bandwidth 100
その他の参考資料
次の各項では、MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート機能の関連資料について説明します。
関連資料
関連項目
参照先
EtherChannel の設定
『Configuring EtherChannels』
EtherChannel ロード バランシング
『Configuring EtherChannels』
8
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
その他の参考資料
規格
規格
タイトル
この機能によってサポートされる新しい規格または変
更された規格はありません。またこの機能による既存
規格のサポートに変更はありません。
—
MIB
MIB
MIB リンク
この機能によってサポートされる新しい MIB または
変更された MIB はありません。またこの機能による
既存 MIB のサポートに変更はありません。
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セッ
トの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある
Cisco MIB Locator を使用します。
http://www.cisco.com/go/mibs
RFC
RFC
タイトル
この機能によってサポートされる新しい RFC または
変更された RFC はありません。またこの機能による
既存 RFC のサポートに変更はありません。
—
シスコのテクニカル サポート
説明
リンク
右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サ
ポートを最大限に活用してください。
http://www.cisco.com/en/US/support/index.html
以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立
ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製
品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティ
で、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェ
アや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をイ
ンタラクティブに特定および解決する
この Web サイト上のツールにアクセスする際は、
Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。
9
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
コマンド リファレンス
コマンド リファレンス
この機能で使用される新しいコマンドまたは変更されたコマンドはありません。
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの機能情報
表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。
ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあり
ます。特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してくだ
さい。
Cisco IOS ソフトウェア イメージは、Cisco IOS ソフトウェア リリース、機能セット、プラットフォー
ムそれぞれに固有です。Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよび Cisco IOS ソ
フトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco
Feature Navigator にアクセスしてください。アクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。
アカウントを持っていないか、ユーザ名またはパスワードが不明の場合は、ログイン ダイアログボッ
クスの [Cancel] をクリックし、表示される指示に従ってください。
(注)
表 1
表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された
Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その Cisco
IOS ソフトウェア リリース トレインの以降のリリースでもその機能はサポートされます。
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポートの機能情報
機能名
リリース
機能情報
MPLS TE:バンドル インターフェイス
12.2(33)SRC
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート機能を使用
すると、バンドル インターフェイス EtherChannel およびマ
ルチリンク MLP で、MPLS Traffic Engineering(TE; トラ
フィック エンジニアリング)トンネルが可能になります。
サポート
この機能は、12.2(33)SRC で導入されました。
10
MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
用語集
用語集
EtherChannel:EtherChannel は複数の全二重形式 802.3 イーサネット インターフェイスをグループ
化して、スイッチ、ルータ、サーバ間でのフォールト トレラントな高速リンクを提供するトランキン
グ テクノロジーです。EtherChannel は複数のイーサネット インターフェイスの論理的な集約です。
EtherChannel はより大きな単一帯域幅でのルーティングまたはブリッジング エンドポイントを形成し
ます。
Fast EtherChannel:Fast EtherChannel はテクノロジーを活用した、標準ベースのファスト イーサ
ネットであり、今日のネットワーク バックボーンに必要な追加の帯域幅を提供します。Fast
EtherChannel は、スイッチ、ルータ インターフェイス、サーバ間のリンクにおいて、復元力とロード
シェアリングを備える、柔軟でスケーラブルな帯域幅を実現します。Fast EtherChannel はチャネルご
とに最大 8 つのリンクをサポートします。
MLP:Multilink PPP(マルチリンク PPP)は、複数の WAN リンク間でのロード バランシング機能を
提供するとともに、マルチベンダーの相互運用性、パケット フラグメンテーション、適切なシーケン
シング、発着信双方のトラフィックに関する負荷計算も実現します。
MPLS:Multiprotocol Label Switching(マルチプロトコル ラベル スイッチング)。ラベルを使用して
IP トラフィックを転送するスイッチング方式。このラベルによって、ネットワーク内のルータおよび
スイッチが、事前に確立された IP ルーティング情報に基づくパケットの転送先を指示されます。
PPP:Point-to-Point Protocol(ポイントツーポイント プロトコル)。同期回線および非同期回線上で、
ルータ間の接続、およびホストからネットワークへの接続を提供する SLIP の後継です。PPP は、複数
のネットワーク層プロトコル(IP、IPX、ARA など)で動作するように設計されています。また、
PPP には組み込みのセキュリティ メカニズム(CHAP および PAP など)も備えられています。PPP は
LCP と NCP の 2 つのプロトコルを利用します。
RSVP:Resource Reservation Protocol(リソース予約プロトコル)。IP ネットワーク上でリソースの
予約をサポートするためのプロトコル。IP エンド システムで実行されているアプリケーションは、
RSVP を使用して、受信するパケット ストリームの特性(帯域幅、ジッタ、最大バーストなど)を他
のノードに示すことができます。RSVP は IPv6 に依存します。これはリソース予約設定プロトコルと
も呼ばれます。
ギガビット EtherChannel:ギガビット EtherChannel は、ギガビット / 秒の伝送レートを提供するハイ
パフォーマンス イーサネット テクノロジーです。Fast EtherChannel は、スイッチ、ルータ インター
フェイス、サーバ間のリンクにおいて、復元力とロード シェアリングを備える、柔軟でスケーラブル
な帯域幅を実現します。Fast EtherChannel はチャネルごとに最大 8 つのリンクをサポートします。
最小リンク:MLP バンドル内のリンクの最小数。
シスコ エクスプレス フォワーディング:ルート参照情報を 1 つのルート キャッシュではなく複数の
データ構造に分けて保存することにより、ルータ内のパケットの転送を短時間で行うための手段。
トラフィック エンジニアリング:ネットワーク上で、標準的なルーティング方法が使用された場合に
選択されるパスとは異なるパスを経由してトラフィックがルーティングされるようにするために使用す
る技術やプロセス。
バンドル:集約インターフェイスを構成するインターフェイスのグループ。たとえば、MLP および
EtherChannel。
メンバ リンク:バンドルの一部であるインターフェイス。
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The use of the word partner does not imply a partnership relationship between Cisco and any other company. (1005R)
このマニュアルで使用している IP アドレスは、実際のアドレスを示すものではありません。マニュアル内の例、コマンド出力、および
図は、説明のみを目的として使用されています。説明の中に実際のアドレスが使用されていたとしても、それは意図的なものではなく、
偶然の一致によるものです。
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MPLS TE:バンドル インターフェイス サポート
用語集
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Copyright © 2007–2011, シスコシステムズ合同会社 .
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