科学科の高野英晃助教が 催され、生物資源科学部 文「生体チャネルの増幅 ど独創的アイデアを駆使 したと認められた。 歳以下 部門の内、特別功労賞を シング法の創成とバイオ を開発。それによってこ 光栄に思う。私ひとりの 菅原教授は「このよう 「放線菌が示すストレス 水上演習林の垂水秀樹さ 機能および電気化学測定 して電気化学や光を用い ルに着目して、その生産 応答制御の分子機構に関 んが、森林管理技術賞3 を基盤とする高感度セン た高感度なセンシング法 な立派な賞がいただけて 生物資源科の3氏が受賞 エリスリトールに着目 菌の培養から発酵生産を する研究」で、 012年度日本分析化学 なかった生体内の神経伝 果で、いろいろな面で協 学会賞を受賞した。金沢 達物質などの高感度検出 力し、支えてくれた研究 体構造間の分子運動の凍 3歳までの乳幼児と親の 生との自由遊び、後半は 結が巨大誘電率の発現に ためにサロン的な場を用 お遊戯など集団で遊ぶプ 日には当該事業 が運営を担っている。 飲みながら子育てについ 臨床心理士や大学院生ら らで、保護者同士お茶を 関係していると考えられ 意、心理臨床センターの ログラムを実施。その傍 月 ると報告した。 の 年度研究発表会が同 地域の 組 人の親子 て語り合い、臨床心理士 が参加登録し、百周年記 からは子育てのアドバイ 学部で開催される。 心理臨床センターが 地域の子育てを支援 文理学部 菊島准教授は「予想を に9月 日、活動がスタ ート。参加費は無料。今 大幅に上回る参加申し込 念館多目的ホールを会場 スが受けられるという。 36 進め、ゼロカロリーの天 の優秀な若手研究者に贈 受賞した。同賞は大学演 分析への応用」により2 れまで適切な測定方法の 力では得られなかった成 然甘味料として注目され ら れ る 浜 田 賞 を 受 賞 し るエリスリトールの用途 た。 26 児連れで外出できる場所 回実 を感じている。普段乳幼 年度は月2回ペースで来 みがあり、期待の大きさ 文理学部心理臨床セン 年3月下旬まで計 この新物質は金属有機 授)の学内報告会が 月 日、 同 学 部 で 行 わ れ ペロブスカイト(灰チタ ター(センター長・津川 施の予定。 ー・ 小 林 昭 子 化 学 科 教 =写真。 化学の発展に大きく貢献 いる」と喜びを語った。 新物質の開発事業で 浅地教授が学内報告 文理学部 17 21 市で開催された同学会第 を可能にしたことが分析 室の学生たちに感謝して 年会の期間中の9月 日、授賞式が行われた。 明らかにし、放線菌の機 習林などの技術職員を対 菅原教授は、ペプチド 能を光でコントロールし 象にしたもので、垂水さ やホルモンといった生体 備わっていることなどを 高野助教はバクテリア 開発まで一貫した研究を にも光を感知する能力が 行った。 日本放線菌学会の 浜田賞が高野助教に 20 つつ、抗生物質など有用 んは長年にわたる水上演 関連物質の検知法の高感 12 春見教授が学会賞 生物資源科学部生命化 学科主任の春見隆文教授 が9月 日、東京都府中 市で開かれた平成 年度 10 61 24 12 40 ル物質を利用した方法な が評価された。 会 で、「 微 生 物・ 酵 素 を 森林管理技術賞で 活用した糖質の開発と利 文 理・菅 原 教 授 が 垂水さんに特別功労賞 用に関する基礎的研究」 日本放線菌学会の平成 分析化学学会賞受賞 平成 年度全国大学演 で学会賞を受賞した。 年度総会が9月6日、 文理学部の菅原正雄教 春見教授は自然界に微 東京都府中市で開かれ、 習林協議会の秋季総会が 量しかないエリスリトー 生物資源科学部応用生物 9月 日に京都大学で開 授(分析化学)が研究論 ェクト、私立大学戦略的 研究者や学生を前に、小 教授は、結晶中の有機陽 活動「桜っ子カフェ」を 専攻准教授によると、子 くと開設した意義があっ 法学部で講演会 知財戦略テ ーマに し、新たなビジネスモデ 学部創設 周年を記念 ル を 構 築 し て い く べ き して建てられる新校舎群 な 知 財 イ ン フ ラ を 整 備 して行われた。 研究基盤形成事業「構造 林教授のグループによっ イオンの分子運動をNM 開催している。0歳から どもたちは前半に大学院 たと思う」と話した。 制御および電子状態制御 て最近発見された新奇誘 R(核磁気共鳴)で調べ に基づく新物質の開発」 電物質の特性と分子運動 たところ、この有機陽イ ( プ ロ ジ ェ ク ト リ ー ダ の関係について講演した オンが取り得る二つの立 月 年4月 周年記念棟の 地鎮祭を挙行 日、法学部で えた。 開かれた。平成 平方㍍)の2棟=写真。 上2階建て(同4559 5128平方㍍)と同地 の高層棟(延床面積1万 大きな転換期を迎えた か、今こそ大胆な発想の は、鉄筋コンクリート建 知財戦略をめぐる公開講 転換が求められる」と訴 て地下1階地上5階建て できた。次に 因子の 莫大な労力を要するだ い信念に基づいて真実 い。 ルまで成長させた。す がある。 ノーベル賞医学・生 刺激になった。 また研究員の雇用を 大変ユニークだった 中から、1因子だけを けで、成功する見込み を探求する心」があっ 受賞理由となった功 なわち成熟細胞を初期 理学賞の山中伸弥教授 「 成 熟 し た 細 胞 化 で き る こ と を 証 明 のは4因子の同定に至 除いた実験を行った。 はないと考えるのが普 たと私は思っている。 継続するために自らマ のiPS細胞は、再生 績 は、 に開校した日本大学知財 生物資源科学部 旧学生ホール跡に建て 研 究 所 の 共 催 で、 「知財 られる高層棟は、地階と と金融が融合する“知の 生物資源科学部の「 攻防”の新展開」と題し 周 年 記 念 棟 」( 仮 称 ) 新 1階を立体的につなぐ吹 座が 医療や創薬に新時代を を受精卵のような未熟 し、また卵細胞の中に った実験手法である。 この実験で万能細胞が 通だろう。無謀とも思 この強い信念は、正し ラソンに出場、資金を 専門職大学院と国際知財 個の た因子が万能性の獲得 には、ガードン博士の された正確なものでな ーとしての資質」の高 拓く発見だった。日本 で万能性をもつ細胞へ 初期化を可能にする因 山中教授は、初期化に 得られなければ、除い える実験を行った背景 い知識や経験に裏付け 募るといった「リーダ 大学でも脂肪細胞を人 と初期化する技術の確 子が存在することを確 重要と思われる 因子を選び、それぞれ に極めて重要だという 研究成果に基づく「成 くてはならない。この さにも感服するばかり き抜けの学生ホールを設 師が講演。同大学院の教 日、河野英一学部長や古 け、1階には5層吹き抜 月 員、学生に他大学や企業 屋尚常務理事ら本学の教 けの劇場空間や多目的利 て、同大学院の岸宣仁講 築工事の地鎮祭が かしくて口にできなく 思う。 賞のインパクトを綴っ 博士の先行研究があっ 期化に重要な因子の探 入することにより、万 り返しで初期化に重要 確固たる信念があった だろう。山中教授のよ 成熟度が高い細胞であ 本教授に山中教授の受 したジョン・ガードン うになりたいと思うの るため、万能性はない 誕生や、シカゴのオプシ 目指すベンチャー企業の 岸講師はその中で、世 界の“知”の囲い込みを に聴講した。 てもらった。 など、米国発で登場して 初期化できる」という 者の道を志そうと思う 胞は、iPS細胞より 受賞できた理由を聞 であれば「あきらめず が、遺伝子操作をしな は、1962年、オタ 因子を組み合わせて導 験を行った。まず、因 いには4因子で十分で ◇ 私事で恐縮だが、私 マジャクシの小腸細胞 入することで初期化で 子を一個一個導入して あ る こ と を 突 き 止 め かれたとき山中教授は に や り 続 け る = 忍 耐 い、ガン化のリスクが 「 チ ー ム ワ ー ク = ないなど医学上のメリ 「あきらめずにやり続 力 」 にとって山中教授は、 から取り出した核を、 きることを発見した。 みたが、うまくいかな た。 投資と流通の仕組みに言 きた知的財産への新たな 「知的財産国際取引所」 ョン取引所に開設予定の けること」と「チーム 協調性」と「強い信念 ットがあり、iPS細 キーポイントは、 同年齢で研究領域も似 本来の核を破壊した卵 つまり、核移植より単 かった。そこで 個の ており、身近なお手本 細胞に移植することで 純でさまざまな分野へ 因子を同時に導入した 因子を同時に全部導入 ワ ー ク 」 を 強 調 さ れ に基づいて真実を探求 胞と並んで有望な治療 及。「 産 業 競 争 力 強 化 の 今回の受賞により、 なった。 私たちが日本大学で 多くの若い人たちが研 究の魅力を感じ、研究 開発中の脱分化脂肪細 年4月 から使用開始の予定。 る。こちらは 容の講義室などを設け や棟内には400人収 いの場となる屋上庭園 線を描いた配置で、憩 旧1・2・3号館跡 の低層棟は緩やかな曲 を予定している。 年後期からの使用開始 講義室にあてて平成 置。2階から上の階を の知財部門関係者が熱心 職員や建設関係者が参列 用が可能なスタジオも配 絶妙な選考であったと どという言葉は、恥ず ターンを変えることで ン博士との共同受賞は て運動ができない」な 山中教授は、この初 の因子を成熟細胞に導 ことがわかる。この繰 熟細胞の遺伝子発現パ ような意味で、ガード だ。おかげで「忙しく 山中教授のノーベル賞受賞に想う 工的に未熟化した脱分 立」にある。2006 定的にした。 化 脂 肪 細 胞 を 用 い て 年にマウスから万能性 骨、血管、心筋などの をもつiPS細胞(人 再生医療に応用する研 工多能性幹細胞)を樹 究が、医学部・松本太 立 し た と い う 報 告 か 郎教授と生物資源科学 ら、わずか6年で受賞 部・加野浩一郎准教授 に至ったのには理由が 10 のような存在である。 遺伝子情報を初期化。 応用が可能な初期化法 ところ、万能性を獲得 してみたという点にあ た。しかし、もう一つ する=探求心」を養う 用細胞となると考えて の手で進んでいる。松 ある。それは同時受賞 22 10 ために、日本がどのよう 26 24 教授の受賞は大変よい この細胞を育ててカエ を確立したことに意義 した細胞を得ることが る。このような実験は 大切なこととして、「強 ことが大切かもしれな いる。 28 24 垂水さん 医学部教授 松本 太郎 60 24 20 た か ら で あ る。 博 士 索を行い、結果的に4 能性を獲得できるか実 な因子を絞り込み、つ からに違いない。 60 13 24 菅原教授 24 10 24 24 60 20 日本応用糖質科学会の総 高野助教 な物質を作る方策への道 習林の適切な森林管理と 度化を目指し、多量のイ 参加者への配慮から活 や親同士が交流する機会 た。浅地哲夫化学科教授 ン石)型化合物と呼ばれ 律子大学院心理学専攻教 を開いた。 学生への教育指導の貢献 オンを透過させるチャネ 研究拠点づくりに向け が、化学、物理、物理生 る物質群に属し、極めて 授)が、地域貢献の一環 動は非公開。運営責任者 も少ないので参加してよ た文理学部の研究プロジ 命システム科の3学科の 高い誘電率を示す。浅地 として子育てを支援する の菊島勝也大学院心理学 かった、といった声を聞 18 春見教授 (2) 平成24年11月15日 報 広 学 大 本 日 第642号
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