温故知新/工業会活動報告 工業会活動報告 I . 理事会、部会、懇親会等 1. 運営委員会 (1) 平成 25 年度第 2 回運営委員会は 7 月 10 日に開催され、理事会への報告議案について 審議を行った。 (2) 平成 25 年度第 3 回運営委員会は 9 月 4 日 に開催され、理事会への決議議案及び報告議 案について審議を行った。 2. 総会 平成 25 年度臨時総会が 7 月 18 日に開催さ れ、決議議案として理事の辞任に伴う補欠選 任の件が審議され、村山理事と金花理事の選 任が承認された。 3. 理事会 (1) 平成 25 年度臨時理事会が 7 月 18 日に開 催された。 ①決議議案として代表理事 ( 会長 ) 選任の件、 顧問の委嘱の件が審議され、村山会長の選任 と植田顧問の委嘱が承認された。 ②報告議案として会員に関する報告の件、業 務関係事項経過報告の件が報告された。 (2) 平成 25 年度第 4 回理事会が 9 月 12 日開 催された。 ①決議議案として賛助会員入会の件、公益目 的支出計画実施完了確認請求書提出の件、退 職慰労金贈呈の件が審議され、承認された。 ②報告議案として会員に関する報告の件、業 務関係事項経過報告の件が報告された。 4. 部会 平成 25 年度車両・電機・部品 3 合同部会 が 7 月 18 日開催され、部会長及び副部会長 選出の件、運営委員会委員選出の件、各部運 営委員会委員及び委員長・副委員長選出の件、 鉄車工表彰 (26 年度表彰者 ) 選考委員選出の 件が審議され、承認された。 5. 懇談会等 (1) 中堅企業会員懇談会 7 月 4 日 第 40 回中堅企業会員懇談会を 新たにメンバーとなった共栄実業 ( 株 ) 殿 ( 京 都府・宇治市 ) の工場において開催した。懇 談会メンバー 8 社が参加し、会社概要・沿革、 車両用天井フード、窓枠等車両内装品等主力 製品の設計・製作への取り組み及び自主開発 製品 ( 引戸装置、メタウエル ) 開発状況の説明 後工場を見学した。 (2) 海外企業会員懇談会 7 月 12 日 第 36 回海外企業会員懇談会を メンバー 7 社が参加し開催した。( 於:鉄車工 会議室)日本メルセン(株)殿がメルセングルー プについて主要製品 ( 集電器、 接地装置、 フュー ズボックス、切換SW等 ) の世界各国での実績 紹介及びグループ概要をプレゼンした。 Ⅱ . 業務報告 1. 広報、教育 1.1 委員会関係 (1)8 月 20 日に平成 25 年度第 2 回広報委員 会を開催し、機関誌「鉄道車両工業」の掲載 記事候補、鉄道車両講習会テーマ、試乗見学 会計画など、広報・教育活動全般について審 議した。 (2)9 月 3 日に平成 25 年度第 1 回「車両技術」 編集委員会を開催し、機関誌「車両技術」の 掲載記事候補について審議した。 1.2 機関誌関係 「鉄道車両工業」誌 467 号 (7 月号 ) と「車 両技術」誌 246 号 (9 月号 ) を発行した。 2. 車両生産に関する活動、生産動態・需要予測 2.1 生産動態 9月末、「 鉄道車両の生産動態と需要見通 し 」 の素案をまとめ、「鉄道車両工業 」 誌掲載、 会員配布用小冊子の検討、準備に入った。 2.2 車両生産委員会 (1) 車両生産委員会 7 月 12 日第 128 回 、8 月 30 日第 129 回車 両生産委員会を開催、各小委員会の報告を受 け、活動方向を確認し、助言 ・ 支援を行った。 (2) 生産管理小委員会 8 月 9 日に第 90 回生産管理小委員会を開 鉄道車両工業 468 号 2013.10 58 催した。生産管理の重要な要素である、設計 の進捗管理の実情、問題点をテーマにし、各 社の状況、問題点を持寄り、意見交換を行っ た。 (3) 車両生産小委員会 7月 19 日第 118 回 車両生産小委員会を 開催した。「アルミ製構体の歪取り作業」ア ンケートについて、各社の比較を明瞭にする など最終まとめを行った。新テーマ 「 構体製 作における 3D モデルの活用 」 について、各社 状況と意見交換を行った。9 月 27 日第 119 回においても、調査の内容を討議し、今後の 方向を審議した。 (4) 電機 ・ ぎ装小委員会 9 月 13 日に第 149 回 電機・ぎ装小委員会 を開催。電機 ・ ぎ装関係で起きた諸事例を要 因別に分類し、事例集のまとめについて審議 を行った。次回の他社見学につき、その要点 を討議した。 (5) 台車小委員会 7 月 5 日に第 28 回 台車小委員会では、日 本精工 ( 株 ) 藤沢工場見学を行い、台車と関 連深い製品の知見を広めた。9 月 20 日第 29 回を開催し、「 台車製作におけるボルト締結 関連懸案事項調査 」 から提案した施行方法の、 JRIS 整備台車部会審議中の状況など説明を 受け、今後の各社検討、更なる提案について 話し合った。 3. 基準整備 基準整備に関する業務詳細は 標準化情報 をご覧下さい。 3.1 トピックス :JRIS 関係 (1) 作成中の規格 次の規格は、鉄車工規格審査会で審議を受 け、発行に向けて準備中。 - JRIS D 1002:鉄道車両-制御指令伝送 装置 - JRIS D 1010:鉄道車両-自動電気連結 器―機構内蔵式 - JRIS J 1042:鉄道車両-ハロゲンフリー 架橋ポリエチレン電線 ( 制定) 58-2 鉄道車両工業 468 号 2013.10 - JRIS J 1043:鉄道車両-ハロゲンフリー ポリオレフィン・ポリアミド電線 ( 制定 ) - JRIS J 1044:鉄道車両-ハロゲンフリー ポリエステル電線 ( 制定 ) - JRIS J 1075:鉄道車両-ふっ素樹脂 (ETFE) 電線 ( 改正 ) - JRIS J 0505:鉄道車両-無接点主幹制 御器 - JRIS J 0585:鉄道車両-トランスポン ダ ( 保安情報伝送装置 ) - JRIS J 0588:鉄道車両-車上子結合度 試験器 - JRIS R 0144:鉄道車両-シーリング材 選定適用方法 ( 改正 ) - JRIS R 0218-1:鉄道車両-前面窓ガラ ス-第 1 部:窓構造 - JRIS R 0218-2:鉄道車両-前面窓ガラ ス-第 2 部:窓ガラスの品質 - JRIS R 0213-1:鉄道車両-接地端子台 -第 1 部:接地の一般規則 - JRIS R 0213-2:鉄道車両-接地端子台 -第 2 部:形状及び寸法 - JRIS R 1051:鉄道車両-テーパねじ用 液状シーリング剤 - JRIS R 1621:鉄道車両-電気式戸閉め システム - JRIS R 1643:鉄道車両-ハロゲンシー ルドビーム電球 - JRIS R 1115:鉄道車両-ブレーキユニ ット - JRIS R 1601:鉄道車両-空気配管用締 切ボールコック ( 改正 ) - JRIS R 1602:鉄道車両-空気配管用三 方ボールコック - JRIS R 1603:鉄道車両-ドレンボール コック - JRIS R 1604:鉄道車両-締切シールコ ック - JRIS R 1053:鉄道車両-不乾性パテ - JRIS R 1113:鉄道車両-補助排障器用 ゴム板 - JRIS W 0303:鉄道車両-ボルト締結部 工業会活動報告 のゆるみ止め - JRIS J 0406:鉄道車両-車軸の強度計 算方法の新規規格を作成中。 (2)JRIS ハンドブックの発行 「配管」④ -2013 年の改訂版を 8 月に発行 した。「車体」② -2013 年の改訂版は 11 月 頃に発行する予定で準備を開始した。 3.2 トピックス : JIS 関係 (1) 次の改正 7 件は、11 月ごろに、JISC の 審査会で審議される予定。 -JIS E 4502-1:鉄道車両-車軸-第 1部: 品質要求 -JIS E 4502-2:鉄道車両-車軸-第 2部: 寸法要求 -JIS E 4504 :鉄道車両-輪軸-品質要 求 -JIS E 5402-1:鉄道車両-一体車輪- 第 1 部:品質要求 -JIS E 5402-2:鉄道車両-一体車輪- 第 2 部:寸法要求 - JIS E 6102 :鉄道車両-交流主電動機 - JIS E 7104 :鉄道車両-旅客用腰掛 (2) 次の 7 件は、改正・制定原案作成作業を 進めている。 - JIS E 5003 :鉄道車両-直流避雷器 ( 改 正 ) - JIS E 5010 :鉄道車両-交流避雷器 ( 改 正) -JIS E 5012-1:鉄道車両-電力用コンデン サ-第 1 部:紙及びフィルムコンデンサ ( 制 定 ) -JIS E 5012-2:鉄道車両-電力用コンデン サ-第2部:アルミニウム非固体電解コン デンサ ( 制定 ) -JIS E 5012-3:鉄道車両-電力用コンデン サ-第3部:電気二重層キャパシタ(制定) - JIS E 5303 :鉄道車両-ディーゼル機関 試験方法 ( 改正 ) -JIS E 6103 :鉄道車両-永久磁石同期機 (制定) 3.3 国際規格の対応 (1)ISO/TC269 TC269 の国内委員会及び W/G に参加。国 内委員会では「鉄道に関するGeneric規格(包 括的規格)及び Operation & Service規格(運 転とサービスに関する規格)」の準備作業中。 (2)IEC/TC9 TC9 の国内委員会に参加し、車両用ハイブ リッドシステム規格,改正電力貯蔵システム ( 地上 ) 規格案の審議中。また RAMS 規格の 改正案も審議中。 4. 電子情報化 4.1 電子情報化委員会 8 月 23 日に第 89 回電子情報化委員会を開 催した。 4.2 鉄車工ホームページ定期更新 7月19日の臨時更新及び8月1日に8月度、 9 月 2 日に 9 月度の定期更新で下記の記事を 掲載した。特筆すべき項目を以下に示す。 (1) 鉄車工について ( 一般・会員ペ-ジ ) ・会員会社一覧の会員会社紹介:( 株 ) ニシヤ マ及びロンシール工業 ( 株 ) を掲載、賛助会 員日立電線 ( 株 ) が経営統合で日立金属 ( 株 ) に変更 ・車両製造の関連部品・装置例:主電動機に 説明文のリンクを設定 ・役員名簿:東洋電機製造 ( 株 ) 寺島氏役職変 更 ・委員会 / 委員長:最新版に差し替え ・出版物紹介:鉄道車両工業 467 号掲載 (一般ペ-ジ:表紙と目次のみ、会員ペ-ジ: 全文) (2) トップニュ-ス ( 一般・会員ペ-ジ ) ・7 月 18 日の臨時総会及び理事会にて、鉄車 工の新会長として川崎重工業株式会社の村 山滋社長が選任された。 ・賛助会員日立電線 ( 株 ) が経営統合で日立金 属 ( 株 ) に変更 (3) 新車情報 ( 一般・会員ペ-ジ ) ・京阪電気鉄道 13000 系車両の概要 (一般ペ-ジ:要旨のみ、会員ペ-ジ:全文) ・千葉モノレール アーバンフライヤー 0 形 ( 一般ペ-ジ:要旨のみ、会員ペ-ジ:全文 ) 鉄道車両工業 468 号 2013.10 58-3 (4) 新製品情報 ( 一般・会員ペ-ジ) ・E5 系・E6 系の騒音低減対策の開発 (JR 東 日本 ) (5) トピックス / 業界ニュ-ス ( 一般・会員ペー ジ ) ・7、8 月の鉄道関係の新聞記事タイトルを掲 載 ・第六十二回神宮式年遷宮と観光輸送 (近畿日本鉄道(株)取締役社長 小林 哲也) ・トップに聞く 三菱重工業 ( 株 ) 代表取締役 常務執行役員 機械・鉄構事業本部長 菱川 明さん ・鉄道に関する技術基準 ( 車両編)」発売のご 案内 (( 一社 ) 海外鉄道技術協力協会 (JARTS)) ・鉄車工機関誌「鉄道車両工業」をリニュー アルしました。((一社)日本鉄道車輌工業会) ・近鉄 観光特急「しまかぜ」の概要 (近畿日本鉄道 ( 株 )) ・東急東横線・東京メトロ副都心線相互直通 運転に向けた車両改修ならびに各種確認試 験について ( 東京急行電鉄 ( 株 )) ・E6 系新幹線電車の台車関係新技術 (東日本旅客鉄道 ( 株 )) ・規格標準化情報 (( 一社 ) 日本鉄道車輌工業会 ) ・温故知新:421 号 (2001 年 12 月発行 ) 巻 頭言より ・淑女のまなざし:「鉄道に乗って・・・」及 び「働き淑女のポリシー」 ・鉄車工会員会社の食堂紹介:川崎重工業株 式会社兵庫工場 ・鉄子のギモン:電車のパンタグラフは、ひ し形とくの字形がありますが、どのような 違いがあるのでしょうか? ・運輸安全委員会報告書:運輸安全委員会報 告書一覧 (2013 年 7/26 及び 8/30 発表 ) ・海外鉄道事情:海外駐在員便り (近畿車輛インターナショナル L.L.C 藤井 悠二) (4) トピックス / お知らせ ( 会員ページ ) ・会員会社人事異動情報:正会員、特別会員 ・製品開発秘話:日車式ブロック構体 58-4 鉄道車両工業 468 号 2013.10 (日本車輌製造 ( 株 ) 鉄道車両本部技術部 松岡 康司) ・世界市場インプレッション-メディア報道 に見る鉄道関連の世界市場とビジネスの動 き- (( 一社 ) 日本鉄道車輌工業会 鉄道工 業ビジネス情報研究会) ・事業所訪問:日本車輌製造 ( 株 ) 豊川製作所 をお訊ねして ( 鉄車工 ) ・鉄道車両豆知識:鉄道車両用インバータ制 御装置について ( 三菱電機 ( 株 ) 伊丹製作所 車両システム 部 石田 貴仁) ・国土交通省鉄道局人事異動 (8 月 1 日付) ・北海道旅客鉄道 ( 株 ) 函館線における重大イ ンシデント ・行政の動き (( 一社 ) 日本鉄道車輌工業会 ) (5) 鉄車工活動 ( 会員 ):会議予定表、業務関 係事項経過報告 (6) 車両生産実績:6、7 月度の生産実績を掲 載 (7) 閑話コーナ:3 件の投稿を掲載 4.3 鉄車工機関誌「鉄道車両工業」との連携 鉄車工機関誌「鉄道車両工業7月号467号」 の発行に際してホームページとの連携を図る 目的で「鉄道車両工業」の「工業会活動報告」 や「標準化情報」について紙面では概要を掲 載して詳細はホームページに掲載した。また、 新コンテンツである「鉄子のギモン」、「温故 知新」、「淑女のまなざし」や「会員会社の食 堂紹介」等の記事についてトピックス / 業界 ニュースに掲載した。 4.4 バーチャル博物館 / 鉄車工資料館の新規 コンテンツ 9 月 2 日の 9 月度ホームページ定期更新に 伴ってバーチャル博物館 / 鉄車工資料館に現 在の「鉄道車両工業」の前身である「資料月 報」(258 冊 ) を正式公開した。 4.5 鉄車工ホームページの製造中止予告情報 について 2009 年 4 月から鉄車工ホームページの一 般及び会員ページに「製造中止予告情報」サ イトを設け、会員会社殿の依頼に基づき製造 工業会活動報告 中止予定製品に関わる情報及び製造中止品情 報を掲載、公表しておりますが、現在まで2、 3件を掲載しただけでほとんど利用されてい ない。そこで今年度、申請がなければサイト を閉鎖することで検討を進めている。 4.6 鉄車工正会員会社における PC の形態、 USB や CD の取り扱いやソフト管理等のアン ケート調査 現在回答を収集中。 4.7 鉄車工資料館 [ 車両技術 ] に新幹線特集号 サイト公開について 事務局より、鉄車工資料館 [ 車両技術 ] に各 号でバラバラに記載されている新幹線の記事 を特集号として掲載を来年度計画している。 鉄道車両工業 468 号 2013.10 58-5
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