大阪社保協FAX通信 メールアドレス:osakasha@ poppy.ocn.ne.jp http://www2.ocn.ne.jp/~syahokyo/ 第 974 号 2011.10.4 大阪社会保障推進協議会 TEL 06-6354-8662 Fax06-6357-0846 9 月 30 日「第 5 期介護保険事業計画策定にむけた意思 統一学習会」に 190 人が参加。「たたかいのポイントはタ イミング(10 月 11 月)・ローカル(市町村)・現場発信(事 業者・従事者の声)」を全員で意思統一。 9 月 30 日夜、大阪府保険医協会 MD ホールで開催された「意思統一学習会」には 190 人が参加し ました。 当日は、まず、 「 『改正』介護保険緊急解説」の著者である日下部・介護保険対策委員による現時点で の厚生労働省からの最新情報とブックレットを使いながら、 「介護予防・日常生活支援総合事業」 「定期 巡回型訪問―ビス」 「介護保険料問題~都道府県財政安定化基金と市町村介護給付費準備基金」に絞り込 んだ学習を行いました。 * 当日の資料については、 学習会用パワーポイント cd と共に送料込 1500 円で送付いたしますので、 欲しい方は氏名、冊数、送付先住所、fax 番号を明記のうえ、fax またはメールで申込んでください。 9.30 介護保険第 5 期計画策定にむけた意思統一学習会 年末までの行動提起 来年度からのわが町の介護保険サービスは各市町村「第5期介護保険事業計画」に書きこま れます。どんな計画を作らせるか、私たちのたたかいのポイントは「タイミング」と「ローカル」、そし て「現場発信」です。 今、動くかどうかが、来年の4月からの介護を、そして5年10年の介護を左右します。 学び、動けば、必ず変わるし、そして、たたかい無くして豊かな老後、まともな介護はないのです。 さあ、ご一緒に動き出しましょう。 なお、この「緊急要望書」等全ての文書については大阪社保協ホームページトップページ 「2012 年介護保険見直しにむけて」にアップしていますので、ダウンロードし、地域・団体の実情 に踏まえ自由に作り変えてください。ただし、大阪府議会への請願はこれでお願いするとともに、 市町村議会への署名は確実に審議されるよう「請願署名」で取り組んでください。 1. 徹底的な独習と草の根の学習会の企画を まず、「改正」介護保険法の中身を正しく理解することが必要です。内容を知らなければ市町村 との話し合いもできません。そのために大阪社保協ではブックレットを緊急発行し、本日の意思統 一学習会を開催しました。大阪府の全市町村の介護保険課長にはいち早くこのブックレットを届 けています。 本日、参加した人全てが学習会チューターになれるようブックレットを何度も読んで独習し、そ して仲間たちと読み合わせて理解を深めてください。そして大阪社保協介護保険対策委員に講 師を依頼するのではなく、自らの力で、住民や地域の介護保険事業者に広く呼びかけて学習会 を企画しましよう。この学習会に市町村の介護保険課長などを呼び、現時点での計画の策定状 1 況などを報告してもらうのもいいでしょう。 なお、学習会用パワーポイント cd を作成しましたので活用してください。なお、このデータは大 阪社保協ホームページにもアップしましたので自由にダウンロードをしてください。 2. 国に向けて声を出そう~事業者、介護労働者のみなさんには特にお願いします 今後「介護報酬」議論が本格化しますので 10 月 11 月中の行動が必要です。特に現場からの 声がなかなか届いていないというのが実情ですので、事業者、介護労働者のみなさんから厚生 労働省給付費分科会事務局への「緊急要望書」(別紙)を fax やメールで送っていただきますようを お願いします。 【送り先】社会保障審議会介護給付費分科会 事務局 Tel03-3595-2490 fax03-3595-4010 [email protected] 3. 大阪府に対して声を出そう 大阪府介護保険財政安定化基金は年内に基金条例改正を行わなければなりませんので、12 月の議会に対して 11 月中の提出めざして「緊急請願署名」に取り組みましょう。 4. 市町村に向けて声を出そう (1) 市町村に対してただちに別紙の「緊急要望書」を提出し、10 月中の懇談を要請しましよう。 (2) 第 5 期介護保険事業計画策定委員会を必ず傍聴し、そこでの議論に注目しましよう。 (3) 12 月市町村議会に対して「請願署名」に取り組み、議会で介護保険料や利用料、そして総 合事業についての議論をきっちりとさせましょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2011 年 月 日 社会保障審議会介護給付費分科会 会長 大森 彌 様 団体名 代表者名 連絡先 ℡ Fax メールアドレス 介護報酬改定にあたっての緊急要望について 現在、社会保障審議会介護給付費分科会において次期介護報酬改定の議論がされています。 介護現場の声を反映していただきますよう、以下の点について緊急要請いたします。 厚生労働省・社会保障審議会介護給付費分科会への要求項目 1 「介護職員処遇改善交付金」について 介護職員処遇改善交付金については、来年度以降も継続し、次の通り改善すること。 ①介護報酬化することなく、引き続き全額国庫負担とすること 2 ②対象を介護職員に限定せず、介護保険の事業所・施設に従事する全職種の給与を改善する 制度とすること ③給与改善は、介護従事者一人当たり月4万円以上とすること ④交付手続き等については、大幅に簡素化し事業所・施設の事務負担を軽減すること 2 介護保険施設利用者の「補足給付」について ①介護保険施設利用者の食費・部屋代の軽減措置である「補足給付」を改悪しないこと。②食 費・部屋代の軽減措置については、グループホーム利用者及び特定施設入居者生活介護利 用者並びに小規模多機能居宅介護利用者に対しても対象とすること 3 「定期巡回サービス」について 法改正によって導入された新たな「定期巡回・随時対応」サービスに関連して次のことを行うこと ①「定期巡回・随時対応」サービスと訪問介護の併用を制度的にも運用面でも完全に可能とする こと ②既存の訪問介護の内容の大幅な改善をはかり、利用者の在宅生活を効果的に支えられるサ ービスへと改善すること 具体的には 1)報酬の「身体介護」・「生活援助」を一本化すること 2)ケアマネジャー・サービス提供責任者・ヘルパーの裁量と専門性を尊重し、20分以下の短時 間訪問や随時対応にも柔軟に対応できるようにすること 2)「定期巡回・随時対応」サービスの報酬は、包括定額報酬でなく訪問実績に応じたものとする こと 3)「定期巡回・随時対応」サービスの運営基準について、看護職員は必置とするとともに必要 数配置こと。常駐オペレータも必置とし、24時間責任もって対応・訪問できる人員体制と設備の 要件とすること ③「定期巡回・随時対応」サービスなど地域密着型サービスの事業者指定については、無責任で 恣意的な「選考」でなく、自治体の公的責任を明確にし、地域住民と利用者家族、地域の医 療・介護の関係者の声を反映させる民主的な仕組み ④既存の訪問介護などのサービス事業者の指定に制限を行わず、広く参入を認めること ⑤在宅で中重度の要介護者が家族介護に依存せず、または単身で生活できるだけの訪問サー ビス、通所サービス等が保険給付内で受けられるよう「区分支給限度基準額」の抜本的に改善 すること 私たち現場からの声を届けます。 3 2011 年 10 月 日 ○○市町村長 ○○○○ 様 団体名 代表者名 連絡先 ℡ Fax メールアドレス 介護保険第5期事業計画策定にむけての緊急要望書 日頃より、私どもの活動にご理解・ご協力いただきありがとうございます。 さて、「第5期介護保険事業計画」策定にむけて緊急に要請いたします。この件に関しては、10 月中に事前に文書回答をいただいた上で懇談を設定していただきますよう要望いたします。 〖緊急要請項目〗 1. 介護保険料・利用料について ① 大阪府に積み立てられている財政安定化基金については全額取り崩すとともに、取り崩 した額は、大阪府拠出分及び国拠出分についてもすべて保険料軽減のため市町村に交 付するようよう、国・大阪府に強く要求すること。 ② 介護給付費準備基金については全額取り崩して保険料軽減の財源とすること。 ③ 保険料独自減免制度を拡充すること。本人非課税の場合は減免対象とすること。 ④ 利用料減免については制度化をすること。低所得者が利用料負担を理由に未利用にな らない手だてを取ること。 ⑤ 国のワークシートに基づく第5期保険料試算については早急に公表すること。 2. 介護予防・生活支援総合事業について ① サービスの必要な要支援 1・2 の方でも介護保険が使えなくなる総合事業の導入はしない こと。 ② 従来の介護予防サービスを充実させること。また誰もが利用できる地域支援事業・高齢者 施策の拡充を行うこと。 1)配食サービスについて制度改善を図ること (対象者・回数拡大、利用者負担引下げ 等) 2)高齢者見守りサービスを制度化すること 4 2011 年 大阪府議会議長 月 日 殿 請願者名 介護保険「埋蔵金」(財政安定化基金)取崩しについての 緊 急 請 願 署 名 〖請願の趣旨〗 介護保険料は、大阪府内平均では、現行月4,588円が、来年度から5,527円になるという大 阪府の試算もあり、高齢者の負担は限界となっています。 そうした中で、介護保険法「改正」により、介護保険料軽減のために都道府県に積み立てられ た「財政安定化基金」を取り崩すことができるようになりました。 大阪府に積み立てられた「財政安定化基金」は、市町村と大阪府、国がそれぞれ3分の 1 ずつ を拠出し、市町村の介護保険財政の財源不足が起きた時に、資金の貸付等を行うためのもので す。しかし、ほとんどの市町村の介護保険財政が黒字のため、貸し付ける必要がなく、使うあての ない「埋蔵金」と化しています。その額は、大阪府では190億円以上に上っており、大阪の高齢者 一人あたり、1万円近い金額になっています。この「埋蔵金」を使って介護保険料を軽減するため、 以下の点について請願いたします。 〖請願項目〗 1 大阪府に積み立てられている財政安定化基金を全額取り崩すこと。「必要額」を残す場合でも 近年の貸付実績から試算すること。 2 大阪府拠出分は全額保険料軽減に充てることとし、市町村に交付すること。 3 国拠出分についても全額保険料軽減に充てるよう大阪府として国に求めること。 氏 名 住 取り扱い団体名 5 所 2011 年 ○○市町村議会議長 月 日 殿 請願者名 介護保険第5期事業計画策定にむけての請願署名 〖請願の趣旨〗 介護保険は来年 4 月から第 5 期となります。6 月に改正された介護保険法では、「地域包括ケ ア」が目玉とされ、その第一歩としての「介護予防・日常生活支援総合事業」、「定期巡回・随時対 応型訪問介護看護」などが制度化されました。 こうしたサービスの具体化は市町村が策定する「第 5 期介護保険事業計画」に書きこまれていく こととなります。 しかし、介護保険は高齢者にとって、「高い保険料は無理やり取られるのに困った時に助けてく れない」というものとなってします。総合事業は要支援高齢者に介護保険を使わせない危険性を 多く孕み、さらに定期巡回訪問サービスは細切れ介護でお年寄りの生活を支えるものではありま せん。 つきましては、以下の点について請願いたします。 〖請願項目〗 1. 大阪府財政安定化基金取り崩しと介護給付費準備基金全額繰入及び一般会 計繰入により、介護保険料を引き下げてください。 2. 一般会計繰り入れで利用料軽減制度を創設してください。 3. 要支援者を介護保険から排除する「介護予防・日常生活支援総合事業」を導入 しないでください。 氏 名 住 取り扱い団体名 6 所
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