第2回 3月定例会 - 和気町

平成25年3月11日開会
平成25年3月25日閉会
平成25年第2回
和気町議会定例会会議録
和
気
町
議
会
平成25年第2回和気町議会定例会議事日程
1. 会 期
3月11日(月)から3月25日(月)までの15日間
2. 日 程
日 程
第1日
月
日
3月11日
曜日
開議時刻
月
午前9時
摘
要
本 会 議
1 開
会
2 議事日程の報告
3 会議録署名議員の指名
4 会期の決定
5 諸般の報告、所信表明
6 諮問の上程、説明、質疑、討論、採決
7 議案の上程、説明(補正予算、条例等、一般
会計[当初])
第2日
3月12日
火
午前9時
本 会 議
1 開
議
2 議案の上程、説明(特別会計[当初]、その
他)
第3日
3月13日
水
午前9時
本 会 議
1 開
議
2 議案質疑、委員会付託
3 陳情の上程、説明、質疑、委員会付託
第4日
3月14日
木
午後1時
休
会(本会議)
現地視察
総務常任委員会
厚生常任委員会
産業常任委員会
第5日
3月15日
金
午後1時
休
会(本会議)
特別委員会(ごみ・和気駅・温泉)
第6日
3月16日
土
休
会
第7日
3月17日
日
休
会
第8日
3月18日
月
休
会(本会議)
午前9時
総務常任委員会
厚生常任委員会
第9日
3月19日
火
午後1時
休
会(本会議)
産業常任委員会
第10日
3月20日
水
第11日
3月21日
木
休
午前9時
会
本 会 議
1 開
議
2 一般質問
日 程
第12日
月
日
3月22日
曜日
開議時刻
金
午前9時
摘
本 会 議
1 開
議
2 一般質問
第13日
3月23日
土
休
会
第14日
3月24日
日
休
会
第15日
3月25日
月
午後1時
本 会 議
1 開
議
2 委員長報告
3 質
疑
4 討論・採決
5 閉
会
要
平成25年第2回和気町議会定例会目次
◎第 1 日 3月11日(月) ………………………………………………………………………………………… 1
◎第 2 日 3月12日(火) …………………………………………………………………………………………19
◎第 3 日 3月13日(水) …………………………………………………………………………………………25
◎第11日 3月21日(木) …………………………………………………………………………………………93
◎第12日 3月22日(金) ……………………………………………………………………………………… 129
◎第15日 3月25日(月) ……………………………………………………………………………………… 153
平成25年第2回和気町議会会議録(第1日目)
1. 招 集 日 時 平成25年3月11日
午前9時00分
2. 会 議 の 区 分 定例会
3. 会議開閉日時 平成25年3月11日
午前9時00分開会
午後3時49分散会
4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂
5. 出席した議員の番号氏名
1番 片 倉 弘 貴
2番 万 代 哲 央
3番 山 本 泰 正
4番 安 部 政 敏
5番 尾 﨑 忠 信
6番 西 中 純 一
7番 広 瀬 正 男
8番 草 加 信 義
10番 実 末 一 敏
11番 秋 山 政 美
12番 当 瀬 万 享
13番 草 加 敏 彦
14番 柴 田 淑 子
15番 坪 井 迪 郎
16番 安 藤 勝 介
6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名
欠席
9番 安 東 哲 矢
7. 説明のため出席した者の職氏名
町
長
大 森 直 徳
副
長
朝 倉 健 作
会計管理者
木 庭 茂 晴
総 務 部 長
三 村 清 介
企画財政課長
岡 本 裕 之
税 務 課 長
竹 中 洋 一
民生福祉部長
延 藤 隆 三
健康福祉課長
橘
誠
介護保険課長
青 山 孝 明
産業建設部長
原 野 勝 彦
産業振興課長
藤 本 敏 弘
上下水道課長
南
横 谷 朝 久
総務事業部長
総務事業部
事業課参与
学校教育課長
杉 本 晴 彦
青 盛 真 人
地域審議監
総務事業部
事 業 課 長
教 育 次 長
小金谷
小 林
社会教育課長
今 田 好 泰
教
育
博 史
健
8. 職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長
佐 藤 順 一
- 1 -
町
長
稲 山
茂
入 江 哲 弘
敦
9. 議事日程及び付議事件並びに結果
議事日程
日程第1
付
議
事
件
等
会議録署名議員の指名について
結
果
1番 片倉弘貴
2番 万代哲央
日程第2
会期の決定について
日程第3
諸般の報告
日程第4
諮問第1号
15日間
町長
適任
人権擁護委員の推薦について
日程第5
議案第2号
平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)について
議案第3号
平成24年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
説明
説明
議案第4号
平成24年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)につい
説明
て
議案第5号
平成24年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について
議案第6号
平成24年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)について
説明
説明
議案第7号
平成24年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)
説明
について
議案第8号
平成24年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第9号
平成24年度和気町上水道事業会計補正予算(第2号)について
議案第10号
平成24年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第2号)について
議案第11号
平成24年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第12号
平成24年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第13号
平成24年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
説明
説明
説明
説明
説明
説明
議案第14号
平成24年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
説明
について
議案第15号
平成24年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計補正予算(第4号)につい
て
- 2 -
説明
議事日程
日程第6
付
議
事
件
等
結
果
議案第16号
和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に
説明
ついて
議案第17号
和気町障害者自立支援審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する
説明
条例について
議案第18号
和気町居宅介護事業所設置条例を廃止する条例について
議案第19号
和気町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について
議案第20号
和気町営住宅条例の一部を改正する条例について
議案第21号
和気町営住宅等の整備基準を定める条例の制定について
説明
説明
説明
説明
議案第22号
道路法に基づく和気町道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条
説明
例の制定について
日程第7
議案第23号
平成25年度和気町一般会計予算について
- 3 -
説明
午前9時00分 開会
(開会・開議の宣告)
○議長(安藤勝介君) ご苦労さまです。
ただいまの出席議員数は、15名です。欠席1名です。
したがって、定足数に達しておりますので、ただいまから平成25年第2回和気町議会定例会を開会します。
これから本日の会議を開きます。
(議事日程の報告)
○議長(安藤勝介君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。
(日程第1)
○議長(安藤勝介君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、1番 片倉弘貴君及び2番 万代哲央君を指名しま
す。
(日程第2)
○議長(安藤勝介君) 日程第2、会期の決定についてを議題にします。
ここで、去る3月4日、議会運営委員会を開き、今期定例会の運営について協議した結果を委員長から報告を
求めます。
議会運営委員長 尾﨑君。
○議会運営委員長(尾﨑忠信君) 皆さん、おはようございます。
去る3月4日午前9時より3階第3会議室におきまして、委員出席、執行部より町長、副町長、担当部・課長
出席のもと、平成25年第2回和気町議会定例会の会期、日程等を協議いたしました結果をご報告いたします。
会期につきましては、3月11日から3月25日までの15日間に決定をいたしました。
日程につきましては、お手元に配付しておりますが、第1日目、3月11日午前9時から本会議、2日目、3
月12日午前9時から本会議、3日目、3月13日午前9時から本会議、そして4日目は3月14日午後1時か
ら3常任委員会の現地視察を行います。
第5日は、3月15日金曜日、午前中は休会で、午後1時から特別委員会、ごみ、和気駅、温泉等を行いま
す。
第6日、3月16日土曜日、休会でございます。
第7日目、3月17日日曜日、休会。
第8日目、3月18日月曜日、総務常任委員会を午前9時から、厚生常任委員会を午後1時からということで
ございます。
第9日目は、3月19日火曜日午後1時から産業常任委員会を行います。
第10日目は、3月20日水曜日、休会でございます。
第11日目、3月21日木曜日午前9時、本会議、そして一般質問を行い、本会議終了後議会運営委員会を行
います。
第12日目は、3月22日金曜日午前9時、本会議、そして一般質問。
そして、第13日目は3月23日土曜日、休会、第14日目、3月24日日曜日、休会、第15日目は3月2
5日月曜日午後1時から本会議、そして質疑、討論、採決、閉会。そして、本会議終了後議会広報編集委員会と
いうふうに日程を決定をいたしました。
本議会に提案いたしますのは、諮問が1件、議案が39件、陳情2件でございます。
以上、決定されましたことをご報告申し上げます。
- 4 -
なお、一般質問の通告期限でございますが、12月6日に全員協議会を開きまして、一般質問の通告期限を3
月11日13時まで、つまり議会開催日の13時までということに決定いたしましたので、本議会の場合は3月
11日13時までというふうになったことを皆様方に改めてご報告させていただきます。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
お諮りします。
本定例会の会期は、本日から3月25日までの15日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって会期は、本日から3月25日までの15日間に決定いたしました。
(日程第3)
○議長(安藤勝介君) 日程第3、諸般の報告をします。
議長の諸般の報告は、特にございません。
町長から諸般の報告とあわせて、平成25年度町政執行に当たり施政方針演説がございます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) おはようございます。
諸般の報告をさせていただきます。
本日ここに、平成25年第2回和気町議会定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては早速ご参
集賜りありがとうございます。
それでは、ここで3月1日第1回議会臨時会以降の諸般の報告を申し上げます。
まず、3月3日、町消防操法訓練大会が開催され、小型動力ポンプの部において第1分団第8部、自動車ポン
プの部において第3分団機動部が優勝いたしました。なお、前年度大会並びに全国大会優勝の第4分団機動部は
5月19日に開催されます岡山県消防操法訓練大会に和気町代表として出場いたします。また、小型動力ポンプ
の部においては、第1位の大中山区の第1分団第8部と第2位の原区の第5分団第3部、並びに自動車ポンプの
部において初優勝した第3分団機動部と第3位の第2分団機動部は、3月24日、東備消防組合で開催されます
東備圏域の消防操法訓練大会に出場いたします。
次に、平成23年度に和気・赤磐共同コンポスト事務組合がコンポストセンターの操業停止後に環境整備の事
業費を支出することを違法として、当時管理者であった和気町長の私に公金を返還するよう求めた訴訟の判決が
3月5日に岡山地方裁判所で行われ、原告の訴えをいずれも棄却する判決となりました。この訴訟において、コ
ンポスト事務組合にとって必要性のある事業を推進するため支出した公金であることを主張してまいりました
が、今回の判決により公金の支出が適法であることと認められたものであります。
最後に、本日3月11日で東日本大震災の発生から2年となります。この震災は多くの犠牲者と避難者を出
し、国民生活に大きな影響を及ぼした未曽有の大災害となりました。犠牲となられました方々に対して改めて哀
悼の意を表しますとともに、冥福をお祈りいたします。
被災地では、今なお大きな苦難を、家族や地域のかたいきずなで乗り越え、本格的に復興に向けた取り組みが
なされていますが、いまだ避難を余儀なくされた方が30万人を超えるなど、残された爪跡は大きなものがあり
ます。これからも被災地の一日も早い復興、再生を願い、議員皆様を初め、町民皆さんとともに支援してまいり
- 5 -
たいと存じます。
以上、諸般の報告とさせていただきます。
それでは、先ほど議長の方のお許しがございましたので、町政に対する施政方針を申し上げさせていただきま
す。
本議会に提案いたしております平成25年度一般会計及び特別会計の各予算を初め、各関係諸議案の審議をお
願いするに当たり、私の所信の一端と予算編成の基本的事項を申し述べ、議員各位並びに町民の皆様のご理解を
得たいと存じます。
私は、町民の皆様から町政を託されて8年目を迎えることになりますが、この間議会の皆様、町民の皆様の指
導とご協力をいただき、町の実情に合った町民目線の行政を推進してまいりました。これまで本町の地域性を生
かし、安全・安心で子育てしやすく、住んでよかった、これからも住み続けたいと実感できるまちづくりを進め
てまいりましたが、引き続き住民の福祉の向上と町の発展に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
さて、国においては、昨年12月の政権交代以降、緊急経済政策を含む大型の予算補正が編成され、公共事業
の前倒しを初めとする日本経済再生に向けた取り組みが急ピッチで進められております。この動きを受けて、株
式市場や為替市場では経済情勢が好転への兆しが見られるものの、いまだ確実なものとは言えない状況でござい
ます。一方、東日本大震災による被災地の復興支援、エネルギー問題、消費税の増税、生活保護費と社会保障制
度の見直しなど、国民生活に影響の大きな課題が山積しており、我が国の先行きが引き続き不透明な状況にあり
ます。
本町においても、長引く経済不況と急速な少子・高齢化などが要因となって税収が減収となる一方、町民生活
の不可欠な扶助費等の義務的経費やインフラの更新経費は増加が一層見込まれるなど、今後の見通しは非常に厳
しい状況と言わざるを得ません。
こうした状況のもとで、将来にわたり財政の健全性を維持しつつ、あらゆる世代の町民の皆さんが安心して暮
らせる行政サービスを提供していくため、知恵を絞り、創意工夫を凝らし、前例に縛られない徹底した歳出見直
しを行うとともに、独自財源である税収を安定的に確保する必要があります。
和気町の平成23年度決算では、前年度に比べて臨時財政対策債の減額などにより、経常一般財源が減少し、
経常収支比率も94.2%と前年度に比べて4.3ポイント悪化しております。しかしながら、一方では地方債
現在高の減額や財政調整基金の増額に伴い、将来負担にすべき実質的な負担の指標となる将来負担比率は98.
8%と、前年度に比べ16.8ポイント数値が改善している状況であります。
平成24年度決算の見込みにおいても、財政調整基金の取り崩しはおおむね回避できるのではないかと、いわ
ゆる目標を立てているところでございます。
今後、更なる社会保障費の増大を考慮したとき、財政基盤強化の手を緩めることはできません。引き続き、全
庁を挙げて行財政改革に取り組んでまいりたいと考えております。
さて、平成25年度も、第1次和気町総合振興計画の基本理念であります個性を尊ぶ、住民主体の活力あるま
ちづくり、安全・安心、快適でこころ安らぐまちづくり、住む人が愛着を持てる自然と共生するまちづくりを目
指した施策に取り組んでまいりますが、一昨年の震災後、絆、思いやり、そして助け合いの大切さを再認識いた
しており、町政のあらゆる分野において新たな発想、新たな視点を持って和気町のかじ取りを強固なものにして
まいりたいと考えております。
それでは、平成25年度主要施策について、第1次和気町総合振興計画の基本計画の分野別の目標に沿って述
べさせていただきます。
まず、健やかで笑顔あふれるまちづくりについてでありますが、子供を産み育てやすい環境を整えるととも
に、子供からお年寄りまであらゆる世代の町民が生き生きと健やかに笑顔で暮らせる和気町を目指し、保健・医
- 6 -
療・介護・福祉分野の施策を推進してまいります。
初めに、子育て支援の充実といたしましては、発達障害のある子供の支援を重点施策と位置づけ、発達障害の
ある子供、またその子に携わる人たちが身近な地域で相談、支援事業等を受けられるよう体制整備の確立に取り
組んでまいります。
また、平成27年度に制定されます子ども・子育て支援法の本格施行に伴い、国が定める基本指針に基づい
て、地域の保健需要等を踏まえ、和気町子ども・子育て支援事業計画の策定業務に取り組んでまいります。ま
た、不育治療の助成についても開始をいたします。
次に、高齢者福祉の充実についてでありますが、高齢者等の要援護者を地域で支え合う支援事業として、高齢
者の要援護者台帳整備事業を通じて地域における日常的な見守り支援や災害等の緊急時の安否確認や避難支援等
を行います。また、権利擁護の推進を目的に、町が養成した市民後見人が中心となり、成年後見人活動を行うN
PO法人の設立及び活動支援を行ってまいります。また、和気鵜飼谷温泉の無料入浴券を配布し、高齢者の健康
増進に努めてまいります。
次に、障害者福祉の推進についてでありますが、地域における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を
講ずるため、関係法令の整備に関する法律の施行に伴い、制度の谷間のない支援を提供する観点から、障害者の
定義に難病等が加えられるなど、障害者に対する支援事業を充実してまいります。
次に、生きがいを持って心豊かに暮らせるまちづくりについてでありますが、まちづくりの基本は人づくりと
いう観点に立ち、幼児からお年寄りまでそれぞれの年代に応じて自己を研さんし向上していくための学習の機会
や情報の提供に努め、生涯にわたって学び続けられる環境と心の豊かさを養ってまいりたいと考えております。
まず、学校教育の充実についてでありますが、少子化が進む中で、和気町の学校・園適正規模検討につきまし
ては、これまで協議経過を報告してまいりましたが、平成24年5月から岡山大学大学院の高瀬准教授を委員長
として15名の代表委員において、本年2月までの間5回にわたり検討委員会を開催してまいりました。協議
は、議会を初め、保護者や地域の意見、意向を基に、将来の教育環境がどのようにあるべきかを検討いただいて
おります。今後、本年5月までには中間報告が示される予定でございます。中間報告が示されますと、まず議会
へ内容報告をし、その後の対応を協議申し上げたいと考えております。できるだけ早く教育施設の適正規模、適
正配置を定めてまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
次に、学校教育における不登校、暴力、いじめの防止を図るため、教育委員会内に学校教育指導員を配置いた
します。また、小・中学校の学力向上対策については、各学校で夏休みや放課後に補習を行い、学力向上を図っ
てまいりたいと考えております。
次に、社会教育の充実についてでありますが、家庭、地域、学校、行政の連携を進めるため、学校の窓口とな
る地域連携担当の先生とふるさと教員がより密接な連絡をとり、地域のまちづくり協議会が行う事業等のつなぎ
役となり、これまで以上の連携を図ってまいります。また、子供たちの地域における学習の機会を充実するた
め、地域の教育力を生かしながら、週末や長期休暇を利用して、様々な体験学習や交流活動を推進するこども塾
事業の充実に努めてまいります。
次に、芸術、文化の振興についてでありますが、岡山県立美術館と実行委員会を組織し、県立美術館で和気町
出身で画家の徳永柳洲を回顧するための展示会を開催するための組織づくりを現在行っているところでございま
す。企画展示の場所は県立美術館で、開催予定は8月29日木曜日から10月20日日曜日の予定で今現在計画
を進めているところでございます。
次に、活力とにぎわいのあるまちづくりについてでありますが、多様な地形と自然を有する本町では、地域の
特性を生かしながら観光や商工業の振興、まちづくりの連携などに努め、産業経済の活性化を促進してまいりま
す。
- 7 -
まず、農業の振興についてでありますが、危機的な状況が続いております農作物に対するイノシシ、鹿等の被
害対策でありますが、平成23年度から3年間で取り組んでおります。平成24年度でおおむね要望箇所の32
地区の完了の見込みであり、平成25年度も引き続き残りの地区において補助をしてまいります。
また、25年度では、新規の狩猟免許取得者に対し必要な経費を助成し、猟友会員数の増加を図り、駆除を推
進してまいりたいと考えております。
次に、人・農地プラン事業の実施についてでありますが、平成24年度において丸山、日笠下、吉田の3地区
でプランの策定がされる予定であります。平成25年度では、より多くの地域での策定ができるよう推進してま
いります。
次に、地域おこし協力隊についてですが、人口減少や高齢化等の進行が懸念されている中、地域外の人材を積
極的に誘致し、その定住、定着を図るため、平成25年度から和気町地域おこし協力隊を設置いたします。現
在、田土地区から地域おこし協力隊をぜひ入れていただきたいという強い要望があり、地元と調整しているとこ
ろでございます。今後、3月下旬から募集を行い、協力隊員の選考をしてまいりたいと考えております。
また、商工業の振興についてでありますが、企業誘致につきましては、田原下区に立地予定の株式会社岡山和
気ヤクルト工場は、今年の5月23日に着工し、そして平成27年4月までに操業を開始する見込みでありま
す。できるだけ早期操業ができるよう今後も強く要望してまいりたいというように考えております。
現在、企業誘致の推進につきましては、企業からの引き合いがありましても、紹介する肝心の土地がないのが
現状です。独自の団地を持つことが理想ですが、財政負担が大きく、今後は岡山県に対して市町村の工業団地造
成を支援する制度を設けていただくよう要望していくことも考えております。また、町といたしましても、優遇
制度を充実させるなど、民間投資を促していくことも検討してまいりたいというように考えております。
次に、観光の振興についてでありますが、和気町の観光拠点の一つであります佐伯観光りんご園についてであ
りますが、平成24年度から町の責任においてリンゴの木を活性化させる方向で進めてまいっております。引き
続き、平成25年度も適切な管理運営をしてまいりたいと考えております。
次に、自然と共生しながら安らぎのあるまちづくりについてでありますが、地球環境の保全や豊かな自然との
共生を初め、環境負担の少ない持続可能な循環型社会の構築と地球温暖化防止対策を進めてまいります。
まず、持続可能な循環型社会の構築についてでありますが、プラスチック製容器包装の分別回収については、
平成23年度から全町で実施しており、24年度においては約55トン回収し、リサイクルをする見込みであり
ます。また、以前から推進しておりますレジ袋有料化によるマイバッグ運動も引き続き推進してまいり、辞退率
は95%であります。
次に、地球温暖化対策実行計画にのっとり、パーク・アンド・ライドの推進、ノーマイカーデー、ごみゼロコ
ンテスト、緑のカーテンなど、緑化にかかわる情報提供また省エネ出前講座を積極的に推進するなど、町民への
意識啓発を引き続き行ってまいります。
次に、環境衛生の整備と適正な管理運営についてでありますが、和気町のごみ処理事業の取り組みは、平成2
6年3月末の和気北部衛生施設組合の解散に向けて、財産処分、閉鎖後の環境保全等、正・副管理者会議で協議
しているところで、今後も慎重に調整を図りながら適正な閉鎖に向けて協議を進めてまいります。
このような中、本町のごみ処理基本計画において、新ごみ処理体制は、可燃物は委託処理を主に想定してお
り、積み替え施設が必要であります。また、粗大ごみ、資源ごみについては、保管、選別のストックヤードなど
が必要なことから、北部衛生施設組合の跡地の今後の活用について、円滑に移行ができるよう場所の確保と確立
に向けて議会及び地元と協議を進め、安定かつ継続的な処理が可能なように財政面で適正な処理等の観点から今
後進めてまいりたいというように考えております。
次に、生ごみ処理事業についてでありますが、現在旧コンポストセンターの施設の解体工事を施工しておりま
- 8 -
す。また、生ごみ処理施設の設計業務を並行して進めており、今年度末には完成し、平成25年度は建設工事に
着手いたしたいと考えており、地元説明及びモデル地区の募集に取りかかる計画で、本年10月ごろから試験的
な総合運転を開始し、随時本格稼働に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
次に、火葬場の適正な管理運営についてですが、平成26年度末には、北部衛生とあわせての組合の処理の関
係から、焼却場も解散という方向に向けてまいります。町といたしましては、火葬場も同様に、組合ではなく、
和気町が事業主体として単独で進めていきたいと考えております。施設の老朽化も著しいことから、今後和気町
が施設更新に向けてスピード感を持って進めていき、備前市、赤磐市の現在組合へ加入しておられる地域につい
ては委託、受託方式で進めてまいりたいと。今後、地元そして正・副管理者会議、議会等で十分協議を検討して
まいりたいと考えております。
町営の墓園の整備についてでありますが、県道岡山赤穂改良工事において現在町営の藤野墓園の隣接地に支障
移転補償にかかわる区画を整備するよう計画しております。移転先の事業計画について県土木部と協議中で、最
終的に詳細が決定し次第、事業に着手してまいります。今後は、当該地に隣接した場所へ町営墓地の建設を検討
し、町民の墓地需要に対応するよう、時代に合った墓地の新設計画を作成しております。
次に、快適で安全・安心のまちづくりについてでありますが、生活の安全が保障され快適に暮らすことのでき
るまちづくりを進め、町民にとっても和気町を訪れる人にとっても安心して過ごせる町、潤いのある町を目指す
とともに、災害や犯罪に強い地域づくりや生活基盤の整ったまちづくりを町民と行政が協力し実現していく施策
を推進してまいります。
まず、安全・安心、快適で心安らぐまちづくりの一環といたしましては、当町で立ちおくれております幹線道
の機能強化を重点課題といたしまして、南北の国道374号線と東西の主要地方道の岡山赤穂線の基軸として、
更にサブの縦軸といたしまして美作岡山道の整備促進を引き続き進めてまいります。現在、国道374号益原地
内と岡山赤穂線の藤野地内は既に着手いたしております。早期完成を目指して強力に推進してまいります。ま
た、和気橋の架け替えにつきましては、地区住民とともに事業化に向けて要望してまいります。
また、誰でも住みやすいまちづくりの観点から、和気駅周辺の基盤整備後、南北一体化に欠かせない和気西踏
切の拡幅事業について、25年度より進めてまいりたいと考えております。
そして、治水行政についてでありますが、行政の根幹をなすべき重要なものであることの認識から、特に人家
に影響があります吉井川河川改修及び初瀬川改修の早期完成に引き続き努めてまいります。特に吉井川の改修に
伴うふれあい橋の撤去については25年度から着手し、河川改修の促進を図ります。特に吉井川の堤防改修に伴
うふれあい橋の撤去については調査も完了しましたので、今後河川管理者の岡山県と撤去計画を協議いたしまし
て、平成25年、26年の2カ年で事業費約8,000万円で撤去をするべく、吉井川改修の一層の整備促進が
図れるよう沿線の住民の安全・安心確保にも努めてまいります。
次に、住民の生命、財産を地震、風水害から守るための地域住民による自発的な防災活動を行う自主防災組織
の支援のため、全地区への自主防災組織の設置に向けて取り組んでまいります。なお、あわせて防災士の設置に
ついても、極力各地域に1人ぐらいは配置ができるように、研修会、講習会等を受けていただきながら進めてま
いりたいと考えております。特に一昨年の震災を教訓として、平時から町民一人一人が防災意識の高揚を図りな
がら、地域の危険箇所の確認や避難所及び避難経路の点検等に努めます。特に、今後30年以内に60%以上の
確率で発生すると言われております東南海・南海地震及び東海地震が連動して発生した場合の被害想定を岡山県
が公表しており、地域防災計画並びにハザードマップの見直しを行ってまいります。整備済みの高齢者支援者台
帳を有効活用するため、地域における災害弱者を見守り、支援いただけるボランティア等も募りながら、自助、
共助、公助のネットワークづくりを進めてまいります。
また、減災と地域の防災力向上のため活動が期待される意識、知識、技能を有する防災士についても、将来各
- 9 -
地区自主防災組織に1名以上配置させるべく人材育成に努めてまいります。
次に、安全な水の安定供給と適切な生活排水の処理に関連いたしまして、和気浄化センター改築更新工事を平
成19年度から行ってまいりましたが、平成25年6月には工事が完了し、引き続き和気地域での適切で安定し
た汚水処理が可能となりました。また、佐伯地域におきましても、佐伯浄化センターの2系列目の改築更新工事
を平成24年度から着手し、平成25年度末の完成予定であります。平成18年度から20年度にかけて実施し
ました1系列目の改築工事とあわせて、佐伯浄化センターの長寿命化改修事業が終了し、今後も安定した維持管
理が行えるものであります。なお、機械、電気設備等が老朽化した佐伯地域の集落排水処理場の長寿命化計画
は、平成24年度で策定し、将来に向けて施設の廃止統合の検討を進めるとともに、今年度から改築更新工事を
円滑に進めてまいります。平成25年度は塩田、南山方の両処理場の電気機械設備を更新し、平成28年度を最
終年度として順次整備を行い、完成後は佐伯地域の集落排水事業の適正な維持管理が行えるものと考えておりま
す。
次に、平成23年、24年度において実施した佐伯地域の水道施設制御通信中央監視設備につきましては、本
年2月末に完成し、念願であった佐伯地域の水道施設の中央監視ができることとなりました。今後は、漏水対
策、安定供給等、水道施設の円滑な維持管理が行えるように整備されたわけでございます。
次に、超高速情報通信網の有効活用についてでありますが、町内での光ファイバーへの加入世帯は、12月末
現在で2,279世帯となっており、情報家電の普及及び高画質デジタル画像の技術の進展と相まって順調に進
んでおります。今後は、この超高速情報通信網を利用し、民間による遠隔の医療を初めとした医療分野、教育分
野、災害情報など、様々な使用が可能な状況に進めてまいりたいというように考えております。
また、音声の告知サービスについては、定時放送による各種行政情報の提供を行うとともに、各地区におきま
しては地区内放送での利用といったように、地域に密着したサービスの提供を行っていきます。今後も、引き続
き町民の皆様の意見をいただきながら、運用の充実を図ってまいりたいと考えております。
次に、個性を尊び、ともに助け合うまちづくりについてでありますが、助け合いのまちづくり協働事業につい
て、平成20年から24年度までの5カ年計画で終わろうとしています。それぞれの協議会において各事業の評
価を行った結果、一部の事業を除いて成果はあったと思っております。しかし、地域が自立した協働のまちづく
り活動を推進していくためには、いま少し支援が必要と事業計画を再検討し、真に必要な事業に絞り込み、平成
25年度から平成27年度までの3カ年、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。
また、第1次総合振興計画に掲載しています協働事業提案制度についてでありますが、この事業は地域横断型
で社会教育や福祉分野などに特に特化した事業をNPO法人等のボランティア団体から提案できる制度でござい
ます。平成25年1月号の広報「わけ」、和気町ホームページに掲載し、提案を募集いたしましたところ、4件
の応募がございました。現在、担当課において第1次審査を全て合格しております。今月26日に第2次審査会
を開催し、申請団体からプレゼンテーション方式によります事業提案を行っていただく予定でございます。
次に、人権啓発や人権教育の推進についてでございますが、差別のない真に人権が尊重される地域実現のため
に、人権尊重と共生の社会を目指し、差別を見逃さない、しない、させない人づくりに関する施策を積極的に推
進してまいります。これまで52区単位及び9地区において地域住民を対象とした人権啓発研修を行い、主にビ
デオ視聴を基に、相互の意見交換や交流を通して人権感覚を磨き、様々な差別問題の解消や相手を思いやる人づ
くり、地域づくりに努めてまいりました。これからも、町民、各種関係機関団体、教職員、行政などにおける人
権啓発研修や人権尊重まちづくり推進大会等を開催しまして、人権感覚のレベルアップを図る事業を進めてまい
ります。
私は、平成18年4月に町長に就任して以来、7年間にわたりこの町の活性化のために様々な課題に鋭意取り
組んでまいりました。町政の柱として新町建設計画並びに第1次総合振興計画に掲げる基本理念を常に念頭に置
- 10 -
きながら行政運営を行い、町の骨格づくりができつつあると考えております。
和気町中学校の大規模改修を初め、幼稚園、学校教育施設耐震化整備や補修を行い、安全で安心して充実した
教育施設について、そしてこの施設を活用しながら学力向上に今後も努めてまいります。
また、地域情報通信網整備事業による超高速通信網の整備を行い、本年3月末にはまちづくり交付金により和
気駅周辺地区の整備事業も完成する運びとなりました。
更には、本年5月には、念願の株式会社岡山和気ヤクルト工場が田原下に起工することになり、このような大
型ハード事業の展開と成果を上げることができましたのも、議員各位を初め、町民皆様の理解と協力とご支援が
あったから到達できたわけでございます。心からお礼を申し上げます。
しかしながら、ハード面で大型事業の完成を見る中で、この町の一層の活性化にはソフト面で本格的な対応策
や取り組み姿勢の再構築が必要であると考えております。町を活性化させる必須条件は何か。基幹となる要素は
何か。それは、やはり人、まさに人材であります。この町の現状と将来を展望したとき、高校や大学へ進学ある
いは就労の場を求めて有能な若き人材が流出し続けている現状は残念な事態であり、誰も否定することができな
いわけでございます。そして、この町を人口減少が続く高齢化の町で終わらせることもできません。地域経済を
活性化させ、この町のグレードを飛躍的にアップさせるものは何か。私は、人材を育て、発掘し、有能な若者の
集積が地域の活力となる秘策であると考えております。全国各地から有能な人材が集うまちづくりこそが町の体
質を根底から変革していく起爆剤になるという発想と、そのシステム化が必要不可欠であると考えております。
幸いにして、和気駅周辺整備も完了し、交通の要衝でありますエリアを生かし、地域全体の経済、そして文化、
芸術、科学などが持つポテンシャルを集積し、増幅していく可能性が学園都市構想の検討、研究の展開は、今後
の流れの中で見落としはならないと考えております。
いろいろな判断、見解はあるということは十分承知しておりますが、活力のある新しい和気のまちづくりを展
望し、時代の先を見直す一つの提言として問題を提起することによって活発な議論がされることが、新しい可能
性を誘発し、新たな地域おこしの基となっていくと思い、様々な批判や反論があることは提言があってこそ、私
たちまちづくりの方向性や将来性が確立できると期待しているところでございます。人は石垣、人は城とも言わ
れています。和気清麿公を輩出したこの町を変革する人材育成のシステムのあり方について、議員皆様方の持
論、反論、提言をベースに、この町の人づくりを大いに議論し、新しいまちづくりの出発点になるよう期待いた
しております。
以上、平成25年度の町政運営について、私の思いを述べさせていただきました。歴史と伝統文化が薫る本町
は、引き続き厳しい財政状況ではありますが、町民一人一人がお互いに幸せを願い、元気に笑顔で楽しく過ごせ
る町を目指し、町民の皆様との協働のもと取り組んでいく所存でございますので、町議会を初め、関係諸団体、
更には町民の皆さんのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、平成25年度の施政方針
とさせていただきます。
以上、ありがとうございました。
(日程第4)
○議長(安藤勝介君) 日程第4、諮問第1号人権擁護委員の推薦についてを議題とし、提出者の説明を求めま
す。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それでは、提案いたしております諮問第1号について説明並びに議案の朗読をさせてい
ただきます。
諮問第1号人権擁護委員の推薦についてでありますが、本年3月31日をもって任期満了となります人権擁護
委員目賀紀子氏の後任といたしまして、中村俊子氏を新たに推薦したく、議会の意見を求めるものであります。
- 11 -
それでは、議案書1ページを朗読させていただきます。
〔議案朗読〕
なお、参考資料といたしまして中村俊子氏の経歴を載せておりますので、参考にしていただき、ご審議、ご承
認をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(安藤勝介君) これから、諮問第1号の質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
諮問第1号を会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ござい
ませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって諮問第1号は、委員会付託を省略することに決定しました。
次に、お諮りします。
諮問第1号を、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認め、これから諮問第1号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
諮問第1号人権擁護委員の推薦について、本件は適任とすることに賛成の方は、起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(安藤勝介君) ありがとうございました。起立全員であります。
したがって諮問第1号は、適任とすることに決定しました。
(日程第5)
○議長(安藤勝介君) 日程第5、議案第2号から議案第15号までの14件を一括議題とし、提出者の説明を
求めます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それでは、議案第2号から議案第15号の14議案につきまして、提案理由の説明を申
し上げます。
初めに、議案第2号の平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)についてでありますが、この補正は既
定の予算から歳入歳出それぞれ2億8,437万9,000円を減額し、予算総額を78億4,621万5,0
00円とするものであります。今回の補正の主なものとしては、歳入では町民税の増額、固定資産税の減額、農
林水産業費分担金の減額、緊急雇用創出事業臨時特例基金事業補助金の増額、財政調整基金の繰入金の減額、歳
出では緊急雇用創出事業に伴う都市計画図修正事業及び文化財調査整理台帳制作事業の増額、災害復旧費の減額
などによるものであります。なお、繰越明許費として、農林水産業費の耐震対策点検診断委託料1,900万
円、土木費の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業4,144万円、教育費の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業
1,123万8,000円、災害復旧費の農林水産施設災害復旧費7,112万7,000円、公共土木施設災
害復旧費1億96万8,000円等を計上させていただいております。また、地方債補正として、農業施設事業
から合併特例事業まで計6件について事業の出来高に応じ2,620万円を減額することといたしております。
次に、議案第3号の平成24年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、こ
- 12 -
の補正は既定の予算に歳入歳出それぞれ9,542万1,000円を追加し、予算総額を19億208万6,0
00円とするもので、主な内容としましては、国民健康保険税及び前期高齢者交付金の増額、国庫支出金、共同
事業交付金の減額など、歳出では保険給付費の増額など、共同事業拠出金、保険事業費の減額等によるものであ
ります。
次に、議案第4号の平成24年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)についてであります
が、ここで議案書の訂正をお願いいたします。
補正予算書の103ページ内の塩田診療所勘定第1条内の「3,331円」を「333万1,000円」に訂
正をよろしくお願いいたします。
この補正は、既定の予算から歳入歳出それぞれ159万5,000円を減額し、予算総額を2,913万6,
000円とするもので、主な内容としては、診療収入の減額等であります。また、塩田診療所勘定においては、
既定の予算から歳入歳出それぞれ39万5,000円を減額し、予算総額を333万1,000円とするもの
で、主な内容は、診療収入の増額及び一般会計繰入金の減額等によるものであります。
次に、議案第5号の平成24年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、
この補正は、既定の予算に歳入歳出それぞれ819万4,000円を追加し、予算総額を2億868万9,00
0円とするもので、主な内容としましては、歳入では、後期高齢者医療保険料の普通徴収、特別徴収分の増額、
歳出では広域連合納付金の増額をするものであります。
次に、議案第6号による平成24年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、保
険事業勘定において、既定の予算から歳入歳出それぞれ1,104万4,000円を減額し、予算総額を15億
4,362万5,000円とするもので、主な内容は、歳入では介護給付費交付金の減額、一般会計繰入金の増
額、歳出では特定入所者介護サービス等費の減額、介護給付費準備基金積立金の減額などによるものでありま
す。また、サービス事業勘定においては、既定の予算から歳入歳出それぞれ6万8,000円を追加し、予算総
額を1,273万8,000円とするもので、主な補正内容としましては、一般会計からの繰入金の減額、歳出
では介護予防支援事業費の増額によるものであります。
次に、議案第7号平成24年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)についてであ
りますが、この補正は既定の予算から歳入歳出それぞれ235万円を減額し、予算総額を425万5,000円
とするもので、主な内容としては、合併処理浄化槽設置整備事業債の減額、合併処理浄化槽事業費の減額による
ものであります。
次に、議案第8号の平成24年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、この補
正は既定の予算に歳入歳出それぞれ210万5,000円を追加し、予算総額を522万円とするもので、主な
内容としては、永代使用料収入及び墓園管理料の増額を予備費で調整するものであります。
次に、議案第9号平成24年度和気町上水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、収益的支出
で既定の予算から31万1,000円を減額し、収益的支出の予定額を6,939万5,000円、資本的収入
では既定の予算から1,660万円を減額し、資本的収入の予定額130万1,000円に、資本的支出で既定
の予算から1,663万9,000円を減額し、資本的支出の予定額を530万8,000円とするものであり
ます。
次に、議案第10号の平成24年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、収益
的収入では既定の予算に447万1,000円を追加し、収益的収入の予定額を1億5,888万3,000
円、収益的支出では既定の予算から714万2,000円減額し、収益的支出の予定額を1億5,516万2,
000円、資本的収入では既定の予算から3,274万円減額し、資本的収入の予定額を6,687万7,00
0円、資本的支出では既定の予算から3,282万5,000円を減額し、資本的支出の予定額を8,369万
- 13 -
4,000円とするものであります。
次に、議案第11号平成24年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)についてであります
が、この補正は既定の予算から歳入歳出それぞれ280万円を減額し、予算総額を9,972万3,000円と
するもので、主な内容は、歳入では資本費平準化債の減額、歳出では終末処理施設管理費及び農業集落排水事業
費の減額などであります。
次に、議案第12号の平成24年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、こ
の補正は歳入のみの補正で、予算の総額に変更はありません。内容は、駐車場使用料の増額を一般会計繰入金の
減額で調整いたすものであります。
次に、議案第13号の平成24年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてであります
が、この補正は既定の予算から歳入歳出それぞれ8,368万2,000円を減額し、予算総額を11億8,0
48万2,000円とするもので、主な内容は、歳入では和気町浄化センターの改築更新事業が今年度で終了し
たことによる社会資本整備総合交付金の減額及び一般会計繰入金、公共下水道事業債の減額、歳出では和気浄化
センター水処理整備工事委託に係る公共下水道事業費の減額などであります。なお、平成19年度から24年度
までの6年間設定しております和気浄化センター建設工事に係る継続費総額を変更しております。また、繰越明
許費として3,142万6,000円を計上させていただいております。
次に、議案第14号の平成24年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
でありますが、この補正は既定の予算から歳入歳出それぞれ834万5,000円を減額し、予算総額を歳入歳
出それぞれ4億4,155万9,000円とするもので、主な内容は、歳入では一般会計繰入金の減額、特定環
境保全公共下水道事業債の減額、歳出では終末処理施設管理費の減額、特定環境保全公共下水道費の減額などで
あります。なお、平成24年度、平成25年度の2年間で設定しております佐伯浄化センター建設工事に係る継
続費の年度割を変更しております。
次に、議案第15号の平成24年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計補正予算(第4号)についてでありま
すが、この補正は既定の予算から歳入歳出それぞれ2,183万9,000円を減額し、予算総額を4億1,0
62万円とするもので、主な内容は、歳入では研修棟使用料及び雑入の減額、歳出では管理運営費の減額を予備
費で調整するものであります。
以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当部長並びに担当課長に説明させますので、ご審議、
ご議決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 場内の時計が、10時15分まで暫時休憩します。
午前10時02分 休憩
午前10時15分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、議案第2号から議案第15号までの14件、順次細部説明を求めます。
なお、説明は、単に議案の全てを朗読するだけでなく、要点を捉えて簡潔にお願いいたします。
企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 議案第2号説明した。
○議長(安藤勝介君) 少し早いようですが、ここで場内の時計が、11時15分まで暫時休憩といたします。
午前11時00分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
民生福祉部長 延藤君。
- 14 -
○民生福祉部長(延藤隆三君) 議案第3号・議案第4号・議案第5号説明した。
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 議案第6号説明した。
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第7号説明した。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 議案第8号説明した。
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第9号・議案第10号・議案第11号説明した。
○議長(安藤勝介君) ここで場内の時計が、13時まで暫時休憩とします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 議案第12号説明した。
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第13号・議案第14号説明した。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 議案第15号説明した。
(日程第6)
○議長(安藤勝介君) 日程第6、議案第16号から議案第22号までの7件を一括議題とし、提出者の説明を
求めます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それでは引き続きまして、議案第16号から議案第22号までの7議案につきまして一
括して提案理由の説明をいたします。
初めに、議案第16号の和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてで
ありますが、新規に設置いたします地域おこし協力隊及び学校教育指導員の報酬について規定するとともに、支
援費制度障害区分審査委員を廃止するため、関係条例の規定の整備を行うため議会の議決を求めるものでありま
す。
次に、議案第17号の和気町障害者自立支援審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例であり
ますが、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるため、関係法律の整備に関する
法律における障害者自立支援法等の一部改正に伴い、関係条例の規定整備を行うため議会の議決を求めるもので
あります。
次に、議案第18号の和気町居宅介護事業所設置条例を廃止する条例についてでありますが、町の居宅介護事
業の廃止に伴い、関係条例を廃止するため、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第19号の和気町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてでありますが、新型インフル
エンザ等対策特別措置法の施行に伴い、市町村が設置すべき対策本部について規定するため、関係条例を制定す
るため、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第20号の和気町営住宅条例の一部を改正する条例についてでありますが、地域主権改革の推進を
図るため、関係法律の施行に伴い、公営住宅法が改正され、公営住宅の入居資格について地方公共団体が地域の
- 15 -
実情に応じて自らの判断と責任により条例で規定することとなったため、関係条例の規定整備を行うことについ
て議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第21号の和気町営住宅等の整備基準を定める条例の制定についてでありますが、地域主権改革の
推進を図るため、関係法律の施行に伴い、公営住宅法が改正され、公営住宅等の整備基準については地方公共団
体が国の基準を参酌し、地域の実情に応じて自らの判断と責任により条例で規定することになったため、関係条
例の規定整備を行うことについて議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第22号の道路法に基づく和気町道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条例の制定に
ついてでありますが、地域主権改革の推進を図るための関係法律の施行に伴い、道路法が改正され、地方自治体
の管理する道路の構造の基準及び道路標識の寸法については、地方公共団体が国の基準を参酌し、地域の実情に
応じて自らの判断と責任により条例で規定することとなったため、関係条例の規定整備を行うことについて議会
の議決を求めるものであります。
以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当部長並びに担当課長に説明させますので、ご審議、
ご議決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 次に、議案第16号から議案第22号までの7件、順次細部説明を求めます。
総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 議案第16号説明した。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) 議案第17号・議案第18号・議案第19号説明した。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 議案第20号・議案第21号・議案第22号説明した。
(日程第7)
○議長(安藤勝介君) 日程第7、議案第23号平成25年度和気町一般会計予算についてを議題とし、提出者
の説明を求めます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それでは続きまして、議案第23号の平成25年度和気町一般会計予算について説明を
いたします。
まず、平成24年度の決算見込みですが、本年度も引き続き財政調整基金を取り崩すことなく黒字決算ができ
る予定であります。これは、合併による財政支援によるところが大きく、今後交付税の一本算定が始まる平成2
7年度へ向けて組織改革を含めた更なる行財政改革が必要と考えられます。
平成25年度の財政見通しは、歳入では景気低迷等に伴う企業収益の減額などから、町税は前年度比1.1%
の減額を見込み、また国の地方交付税総額が対前年度比で0.4兆円の減額を見込んでいますが、和気町の基準
財政収入額におけるマイナス要因も見込まれることを勘案し、地方交付税については前年度同額を見込んでおり
ます。歳出では、義務的経費に加え、佐伯ふれあい橋の撤去工事など特定財源を伴わない単独事業が増加したこ
とにより一般財源も増加傾向にあります。
こうした中、緊急経済対策として国の補正予算で地域の元気臨時交付金が創設されており、これらを有効に活
用しつつ、財政状況を考慮しながら和気町総合振興計画における重点事業を推進してまいりたいと考えておりま
す。
さて、本予算の内容でありますが、町民福祉の一層の向上や活力あるまちづくりに資する重点施策、事業を積
極的に推進していくため、限られた財源の範囲内で予算を組み立て、政策立案、事業実施等を行いました。一方
で、昨年度に引き続き前年度当初予算を基に一般財源のゼロシーリングを設定し、歳出削減の徹底に努める予算
- 16 -
編成を行いました。
一般会計の予算規模は77億7,100万円で、前年度予算に対し4.9%、額にして3億6,600万円の
増額となっております。歳入の主なものでは、町税が前年度当初比1.1%減、14億7,489万円、地方交
付税は国の動向と町の現状などを見込みながら前年度当初と同額の36億円を計上いたしております。国庫支出
金では、民生費国庫負担金を主に3億2,794万5,000円、県の支出金では民生費負担金など3億2,7
53万2,000円を見込んでおります。繰入金は、収入不足によりやむを得ず財政調整基金から4億7,00
0万円、減債基金から2億円などを取り崩すことといたしております。繰越金は、前年度繰越金として5,00
0万円を計上し、町債では過疎対策事業債6,860万円、合併特例事業債1億2,400万円、臨時財政対策
債3億7,000万円など、前年度当初比19.4%増の6億4,110万円となっております。
次に、歳出ですが、性質別で人件費、扶助費及び公債費を合算した義務的経費28億7,403万1,000
円で、全体の37.0%を占め、次いで物件費、維持補修費及び補助費等の消費的経費が24億1,348万
4,000円で構成比31.1%、投資的経費が9億6,380万3,000円で構成比12.4%、積立金、
繰出金、その他が15億1,968万2,000円で構成比で19.5%となっております。
投資的経費の主なものは、佐伯ふれあい橋撤去事業の8,000万円、藤野会館移転新築事業1億5,686
万5,000円、生ごみ・せん定枝処理施設整備事業7,244万2,000円、県営事業負担金1億210万
円などであります。
以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当課長に説明させますので、ご審議、ご議決賜ります
ようよろしくお願い申し上げます。
○議長(安藤勝介君) 次に、議案第23号の細部説明を求めます。
企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 議案第23号説明した。
○議長(安藤勝介君) ここで場内の時計が、2時15分まで暫時休憩とします。
午後2時03分 休憩
午後2時15分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 議案第23号説明した。
○議長(安藤勝介君) ここで暫時休憩とします。
午後2時44分 休憩
午後2時47分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 議案第23号説明した。
○議長(安藤勝介君) ここで場内の時計が、3時15分まで暫時休憩とします。
午後3時00分 休憩
午後3時15分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、町長は3時半から東備消防組合正・副管理者会議に出席のため退席されますので、ご了承願います。
企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 議案第23号説明した。
- 17 -
○議長(安藤勝介君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。
あすは、午前9時から本会議を開催しますので、ご出席方よろしくお願いします。
本日は、これで散会します。
ご苦労さまでした。
午後3時49分 散会
- 18 -
平成25年第2回和気町議会会議録(第2日目)
1. 招 集 日 時 平成25年3月12日
午前9時00分
2. 会 議 の 区 分 定例会
3. 会議開閉日時 平成25年3月12日
午前9時00分開議
午前11時54分散会
4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂
5. 出席した議員の番号氏名
1番 片 倉 弘 貴
2番 万 代 哲 央
3番 山 本 泰 正
4番 安 部 政 敏
5番 尾 﨑 忠 信
6番 西 中 純 一
7番 広 瀬 正 男
8番 草 加 信 義
9番 安 東 哲 矢
10番 実 末 一 敏
11番 秋 山 政 美
12番 当 瀬 万 享
13番 草 加 敏 彦
14番 柴 田 淑 子
15番 坪 井 迪 郎
16番 安 藤 勝 介
6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名
な
し
7. 説明のため出席した者の職氏名
町
長
大 森 直 徳
副
長
朝 倉 健 作
会計管理者
木 庭 茂 晴
総 務 部 長
三 村 清 介
企画財政課長
岡 本 裕 之
税 務 課 長
竹 中 洋 一
民生福祉部長
延 藤 隆 三
健康福祉課長
橘
誠
介護保険課長
青 山 孝 明
産業建設部長
原 野 勝 彦
産業振興課長
藤 本 敏 弘
上下水道課長
南
横 谷 朝 久
総務事業部長
総務事業部
事業課参与
学校教育課長
杉 本 晴 彦
青 盛 真 人
地域審議監
総務事業部
事 業 課 長
教 育 次 長
小金谷
小 林
社会教育課長
今 田 好 泰
教
育
博 史
健
8. 職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長
佐 藤 順 一
- 19 -
町
長
稲 山
茂
入 江 哲 弘
敦
9. 議事日程及び付議事件並びに結果
議事日程
日程第1
付
議
事
件
等
議案第24号
平成25年度和気町国民健康保険特別会計予算について
議案第25号
平成25年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算について
議案第26号
平成25年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について
議案第27号
平成25年度和気町介護保険特別会計予算について
議案第28号
平成25年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について
議案第29号
平成25年度和気町墓園事業特別会計予算について
議案第30号
平成25年度和気町上水道事業会計予算について
議案第31号
平成25年度和気町簡易水道事業会計予算について
議案第32号
平成25年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について
議案第33号
平成25年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について
議案第34号
平成25年度和気町駐車場事業特別会計予算について
議案第35号
平成25年度和気町公共下水道事業特別会計予算について
議案第36号
平成25年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について
議案第37号
平成25年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計予算について
日程第2
議案第38号
果
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
説明
和気町道路線の認定について
議案第39号
説明
区域外路線の認定承認について
日程第3
結
議案第40号
説明
工事委託変更契約の締結について
- 20 -
午前9時00分 開議
(開議の宣告)
○議長(安藤勝介君) 皆さん、ご苦労さまです。
ただいまの出席議員数は、16名です。
したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
(議事日程の報告)
○議長(安藤勝介君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承を願います。
(日程第1)
○議長(安藤勝介君) 日程第1、議案第24号から議案第37号までの14件を一括議題とし、提出者の説明
を求めます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それじゃあ、おはようございます。
昨日に引き続き、ご苦労さまでございます。
それでは、議案第24号から議案第37号までの14議案につきましてご説明申し上げます。
まず、議案第24号の平成25年度和気町国民健康保険特別会計予算についてでありますが、国保全体の被保
険者数は減少傾向にありますが、医療費はやや増加傾向であります。国保税については、経済情勢が少し上向い
てきた中で、前年に対し若干の増収を見込んでいます。65歳以上の高齢者人口は若干増えており、1人当たり
の総医療費も増加しており、予算の基礎となる保険給付費につきましては12億4,319万8,000円を見
込んでおり、対前年度比3.5%増となっています。
歳入では、保険税3億2,380万1,000円、国庫支出金3億1,445万4,000円、前期高齢者交
付金6億961万2,000円などを計上し、歳出では、保険給付費、その他後期高齢者支援金1億9,301
万8,000円、共同事業拠出金1億7,899万9,000円などを計上し、会計全体では18億1,395
万1,000円を計上しております。
次に、議案第25号の平成25年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算についてでありますが、日笠診療
所勘定歳入では、診療収入2,063万5,000円を見込み、歳出では、総務費1,930万1,000円、
医業費の医薬材料費773万6,000円などを計上し、会計全体では2,771万7,000円を計上してお
ります。そして、塩田診療所勘定歳入では、診療収入185万4,000円、一般会計から繰入金100万円な
どを計上し、歳出では、総務費210万円、医業費の医薬材料費80万4,000円などを計上し、会計全体で
は331万7,000円を計上しております。
次に、議案第26号の平成25年度和気町後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、歳入では、後
期高齢者医療保険料1億5,516万7,000円、一般会計繰入金5,363万6,000円などを見込み、
歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金2億94万5,000円等を計上し、会計全体では2億1,161万
円を計上しております。
次に、議案第27号の平成25年度和気町介護保険特別会計予算についてでありますが、保険事業勘定歳入で
は、介護保険料2億7,752万1,000円、支払基金交付金及び国県負担金10億4,069万2,000
円、一般会計の繰入金として2億3,807万2,000円等を見込み、歳出では、総務費として4,529万
4,000円、介護サービス等の諸費で14億2,365万3,000円、地域支援事業費として3,808万
7,000円を主に計上しております。そして、サービス事業勘定歳入では、介護予防サービス計画費収入96
8万6,000円、一般会計繰入金として611万3,000円などを見込み、歳出では、介護予防支援事業費
として1,578万5,000円を計上し、会計全体では15億9,215万円を計上しております。
- 21 -
次に、議案第28号の平成25年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算についてでありますが、
歳入では、一般会計繰入金360万円、事業債220万円を見込み、歳出では、合併処理浄化槽事業費473万
8,000円、公債費172万6,000円を計上し、会計全体では655万1,000円を計上しておりま
す。
次に、議案第29号の平成25年度和気町墓園事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、墓地永代
使用料90万円、墓園管理料136万8,000円及び支障移転補償金2億1,129万円を見込み、歳出で
は、墓園事業費2億3,835万3,000円を計上し、会計全体では2億4,068万4,000円を計上し
ております。
次に、議案第30号の平成25年度和気町上水道事業会計予算についてありますが、給水戸数は2,160
戸、年間総給水量53万4,462立方メートル、1日平均給水量1,464立方メートルで算定し、収益的収
入予算は6,521万8,000円、収益的支出予算は7,433万円となり、支出予算が収入予算を上回って
おります。また、資本的支出予算では企業債償還金451万1,000円、配水管布設工事費1,680万円を
計上しております。これらの財源として、工事負担金80万円、企業債1,650万円を充当しており、不足分
については過年度損益勘定留保資金で補填をいたします。
次に、議案第31号の平成25年度和気町簡易水道事業会計予算についてでありますが、給水戸数は3,70
0戸、年間総給水量は110万4,629立方メートル、1日平均給水量3,026立方メートルで算定し、収
益的収入予算は1億4,918万3,000円、収益的支出予算1億6,674万9,000円となり、支出予
算が収入予算を上回っております。また、資本的支出予算では、企業債償還金3,602万7,000円、配水
管布設工事費5,316万2,000円を計上しております。これらの財源としては、工事負担金2,131万
4,000円、企業債4,940万円を充当しており、不足分については過年度損益勘定留保資金で補填をいた
します。
次に、議案第32号の平成25年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてでありますが、歳入
では、住宅新築資金等貸付助成事業費県補助金23万8,000円、一般会計繰入金8万円、貸付金元利収入1
43万1,000円を見込み、歳出では、一般管理費31万8,000円、公債費34万7,000円を計上
し、会計全体では179万9,000円を計上いたしております。
次に、議案第33号の平成25年度和気町農業集落排水事業特別会計予算についてでありますが、歳入では排
水使用料1,119万円、農業集落排水事業国庫補助金2,800万円、一般会計繰入金といたしまして7,5
00万円、資本費平準化債として920万円を見込み、歳出では、終末処理施設管理費1,516万4,000
円、管渠維持管理費555万1,000円、農業集落排水事業5,650万円、公債費7,043万円を計上
し、会計全体では1億5,319万7,000円を計上しております。
次に、議案第34号の平成25年度和気町駐車場事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、使用料
737万8,000円、一般会計繰入金830万円を見込み、歳出では、管理人賃金、管理運営経費及び土地借
上料として955万8,000円、公債費560万2,000円を計上し、会計全体では1,607万円を計上
しております。
次に、議案第35号の平成25年度和気町公共下水道事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、下
水道使用料2億3,592万9,000円、一般会計繰入金6億8,000万円、公共下水道事業債1億4,5
60万円を見込み、歳出では、終末処理施設管理費8,010万円、管渠維持管理費2,051万6,000
円、雨水排水機場管理費1,315万9,000円、公共下水道事業費2,904万3,000円、公債費8億
8,402万6,000円等を計上し、会計全体では10億6,961万7,000円を計上いたしておりま
す。
- 22 -
次に、議案第36号の平成25年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算についてでありますが、
歳入では、下水道使用料5,713万7,000円、国庫補助金2,346万円、一般会計繰入金2億4,70
0万円、資本費平準化債5,600万円を見込み、歳出では、終末処理施設管理費2,574万6,000円、
管渠維持管理費2,056万9,000円、公債費3億1,211万8,000円を計上し、会計全体では4億
2,056万2,000円を計上いたしております。
次に、議案第37号の平成25年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計予算についてでありますが、歳入で
は、研修棟使用料の事業収入2億7,201万4,000円、売店等売上収入の雑入5,870万4,000円
を見込み、歳出では、管理運営費3億4,650万1,000円を計上し、会計全体では3億6,466万9,
000円を計上しております。
以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、各担当部長並びに担当課長に説明させますので、十分ご
審議、ご議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(安藤勝介君) 次に、議案第24号から議案第37号までの14件、順次細部説明を求めます。
民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 議案第24号・議案第25号・議案第26号説明した。
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 議案第27号説明した。
○議長(安藤勝介君) ここで場内の時計が、10時20分まで暫時休憩とします。
午前10時04分 休憩
午前10時20分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 議案第27号説明した。
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第28号説明した。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 議案第29号説明した。
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第30号・議案第31号説明した。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 議案第32号説明した。
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第33号説明した。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 議案第34号説明した。
○議長(安藤勝介君) ここで場内の時計が、15分まで暫時休憩とします。
午前11時02分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 議案第29号説明した。
- 23 -
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第35号・議案第36号説明した。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 議案第37号説明した。
(日程第2)
○議長(安藤勝介君) 日程第2、議案第38号及び議案第39号を一括議題とし、提出者の説明を求めます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それでは引き続きまして、議案第38号及び議案第39号について説明申し上げます。
まず、議案第38号の和気町道路線の認定についてでありますが、道路法の規定により、和気町道路線として
新規2路線及び変更12路線の認定をいたしたく、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第39号の区域外路線の認定承認についてでありますが、区域外路線に認定されている美作市の市
道の一部について変更が生じたたため、変更認定の承諾をいたしたく、道路法の規定により議会の議決を求める
ものであります。
以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当部長に説明させますので、ご審議、ご議決賜ります
ようよろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 次に、議案第38号及び議案第39号の細部説明を求めます。
産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 議案第38号・議案第39号説明した。
(日程第3)
○議長(安藤勝介君) 日程第3、議案第40号工事委託変更契約の締結についてを議題とし、提出者の説明を
求めます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それでは、議案第40号の工事の委託変更契約の締結について説明申し上げます。
この議案は、和気浄化センターの工事委託変更契約について、地方自治法及び和気町議会の議決に付すべき契
約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により議会の議決を求めるものであります。
以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当課長に説明いたさせますので、ご審議、ご議決賜り
ますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 次に、議案第40号の細部説明を求めます。
上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 議案第40号説明した。
○議長(安藤勝介君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。
あすは、午前9時から本会議を再開しますので、ご出席方よろしくお願いします。
本日は、これで散会します。
ご苦労さまでした。
午前11時54分 散会
- 24 -
平成25年第2回和気町議会会議録(第3日目)
1. 招 集 日 時 平成25年3月13日
午前9時00分
2. 会 議 の 区 分 定例会
3. 会議開閉日時 平成25年3月13日
午前9時00分開議
午後4時45分散会
4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂
5. 出席した議員の番号氏名
1番 片 倉 弘 貴
2番 万 代 哲 央
3番 山 本 泰 正
4番 安 部 政 敏
5番 尾 﨑 忠 信
6番 西 中 純 一
7番 広 瀬 正 男
8番 草 加 信 義
9番 安 東 哲 矢
10番 実 末 一 敏
11番 秋 山 政 美
12番 当 瀬 万 享
13番 草 加 敏 彦
14番 柴 田 淑 子
15番 坪 井 迪 郎
16番 安 藤 勝 介
6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名
早退
8番 草 加 信 義
7. 説明のため出席した者の職氏名
町
長
大 森 直 徳
副
長
朝 倉 健 作
会計管理者
木 庭 茂 晴
総 務 部 長
三 村 清 介
企画財政課長
岡 本 裕 之
税 務 課 長
竹 中 洋 一
民生福祉部長
延 藤 隆 三
健康福祉課長
橘
誠
介護保険課長
青 山 孝 明
産業建設部長
原 野 勝 彦
産業振興課長
藤 本 敏 弘
上下水道課長
南
横 谷 朝 久
総務事業部長
総務事業部
事業課参与
学校教育課長
杉 本 晴 彦
青 盛 真 人
地域審議監
総務事業部
事 業 課 長
教 育 次 長
小金谷
小 林
社会教育課長
今 田 好 泰
教
育
博 史
健
8. 職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長
佐 藤 順 一
- 25 -
町
長
稲 山
茂
入 江 哲 弘
敦
9. 議事日程及び付議事件並びに結果
議事日程
日程第1
付
議
事
件
等
議案第2号
平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)について
日程第2
議案第3号
平成24年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
結
果
委員会付託
委員会付託
議案第4号
平成24年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)につい
委員会付託
て
議案第5号
平成24年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について
議案第6号
平成24年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)について
委員会付託
委員会付託
議案第7号
平成24年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)
委員会付託
について
議案第8号
平成24年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第9号
平成24年度和気町上水道事業会計補正予算(第2号)について
議案第10号
平成24年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第2号)について
議案第11号
平成24年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第12号
平成24年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第13号
平成24年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
議案第14号
平成24年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
委員会付託
について
議案第15号
平成24年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計補正予算(第4号)につい
委員会付託
て
日程第3
議案第16号
和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に
委員会付託
ついて
議案第17号
和気町障害者自立支援審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する
条例について
- 26 -
委員会付託
議事日程
付
議
事
件
等
議案第18号
和気町居宅介護事業所設置条例を廃止する条例について
議案第19号
和気町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について
議案第20号
和気町営住宅条例の一部を改正する条例について
議案第21号
和気町営住宅等の整備基準を定める条例の制定について
結
果
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
議案第22号
道路法に基づく和気町道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条
委員会付託
例の制定について
日程第4
議案第23号
平成25年度和気町一般会計予算について
日程第5
議案第24号
平成25年度和気町国民健康保険特別会計予算について
議案第25号
平成25年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算について
議案第26号
平成25年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について
議案第27号
平成25年度和気町介護保険特別会計予算について
議案第28号
平成25年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について
議案第29号
平成25年度和気町墓園事業特別会計予算について
議案第30号
平成25年度和気町上水道事業会計予算について
議案第31号
平成25年度和気町簡易水道事業会計予算について
議案第32号
平成25年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について
議案第33号
平成25年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について
議案第34号
平成25年度和気町駐車場事業特別会計予算について
議案第35号
平成25年度和気町公共下水道事業特別会計予算について
議案第36号
平成25年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について
- 27 -
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
委員会付託
議事日程
付
議
事
件
等
議案第37号
平成25年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計予算について
日程第6
議案第38号
議案第39号
委員会付託
委員会付託
区域外路線の認定承認について
議案第40号
委員会付託
工事委託変更契約の締結について
日程第8
果
委員会付託
和気町道路線の認定について
日程第7
結
陳情第1号
児童・生徒の通学路の安全を求める陳情書
陳情第2号
町営住宅の住環境の充実整備について
- 28 -
委員会付託
委員会付託
午前9時00分 開議
(開議の宣告)
○議長(安藤勝介君) 皆さん、ご苦労さまです。
ただいまの出席議員数は、16名です。
したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
(議事日程の報告)
○議長(安藤勝介君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承を願います。
(日程第1)
○議長(安藤勝介君) 日程第1、議案第2号平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)についての質疑
を行います。
質疑をされる方は、ページ数と項目を明確にされ、質疑を願います。
質疑はございませんか。
14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) 32ページのインフルエンザについて減額と出ているんですが、このことについて1
件だけ質問させていただきたいと思います。
よろしいか。
○議長(安藤勝介君) はい、どうぞ。
○14番(柴田淑子君) 予防接種の費用が減額になって余ってしまったんじゃないかと思います。今年は非常
にインフルエンザがはやりまして、学級閉鎖があったり、それから子供がインフルエンザをもらって帰ります
と、家の中でも全員風邪を引くというようなことで、非常に猛威を振るったと思うんですが、子供の予防接種に
ついて、補助が町の方から出ていたんでしょうか。
話を聞きますと、2人、3人兄弟のおうちは5,000円とか1万円ほどかかったんだと、非常に高くてもう
できなんだという話を聞いたんです。重くなってから、病気が、病院に行くと医療費がかなりかかりますし、町
の国保も大きく負担がかかると思うんです。少々予防にお金をかけても、結果的には、経費について言やあ節減
になります、子供も楽です、家族も楽になります。インフルエンザのワクチンは、子供にも使いやすい形で補助
をしていただけたらありがたいんじゃないかと思います。手続を簡易にしていただけばいいんじゃないかと思い
ますが、どうでしょうか。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) インフルエンザの子供の助成につきましては、24年度の新規事業で、1回に
つき1,000円の助成を行いました。当初予算では、13歳未満が2回接種、13歳以上が1回接種で、延べ
2,943名の60%の見込みで予算を組んでおりましたが、実績につきましては33%でありましたので、今
回の減額補正となっております。
議員おっしゃられましたように、インフルエンザの助成は24年度の新規事業として1回につき1,000円
の助成を行いました。
○議長(安藤勝介君) 14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) 病院によって差があるんでしょうか。1,000円ということになりますと、何か3
人兄弟のおうちでは1万円近くかかったとか、我が家に2人おるんですが、5,000円ほどかかったとかって
いうんですが、どっかの病院に行くとその病院によってインフルエンザの予防接種の代金が、プラスアルファが
あるんですか。そこを教えていただきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
- 29 -
○健康福祉課長(橘
誠君) インフルエンザの予防接種につきましては、任意の予防接種でありまして、各
医療機関で料金を設定しておりますので、それぞれ病院によって接種料金は異なります。
○議長(安藤勝介君) 14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) 3回目なんですが、お金をもらう手続なんですが、手続がややこしいとか役場に行か
にゃあとかいろいろあると思うんですが、その手続は使い勝手のいいような手続になっているんでしょうか。そ
こら辺をお尋ねしたいと思います。
もう一つ、60%予算を組んでいて、実践が33%だったと。今年は非常に猛威を振るいましたが、そこら辺
の因果関係といいますか、そこをどういうふうに考えていらっしゃいますか。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) まず、手続の方法でありますが、接種した後に領収書を持ってきていただい
て、振り込みの手続をさせていただいております。これは、医療機関と契約を結んで実施した場合、事務費等が
かかって町の負担が高額になるため、1,000円の助成を町がいたしましても、接種者の負担割合が高くなる
ため、そういう方法をとっております。
それで、接種者が少ないんではないかということでありますが、今回が初めての事業でありまして、一応6
0%を見込んでおりましたが、実績が少なかったということで、これは定期の予防接種ではなくて任意の予防接
種ですので、受ける受けないは個人の自由選択となっておりますので、その辺ご了解いただきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
3番 山本君。
○3番(山本泰正君) 歳入で8ページ、財産収入、生産物売払収入、リンゴ売上金436万7,000円の減
額になっております。この理由あるいは管理状況、将来的にどうなるのか、25年度にも出てきますが、ここら
あたりをちょっとお聞かせ願いたいと思います。
それから、23ページになりますか、歳出の方で総務費、財産管理費、土地借上料56万円、ちょっと聞き落
としておりましたので、このあたりの再説明をお願いしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課長 入江君。
○総務事業部事業課長(入江哲弘君) りんご園の歳入でございますが、当初は町営の時代の約6割、7割の歳
入の予算を組んでおりましたが、実際町営で4月からやっておりまして、木が傷んだか、ちょっと自然を相手の
ことなんで一概に言えませんが、9月の議会でも報告させていただきましたけど、花が咲いて、実際にリンゴの
実がついたのが約4分の1ぐらいでした。更に、5月にひょうが降りまして、大分傷がついたり、収穫前に落下
したリンゴがございまして、実際の売り上げが79万3,000円ということで減額をさせていただいておりま
す。
今年については、土地の土壌調査とか肥料の、普及センター等に農薬肥料の工程表を作成してもらいまして、
暦に従いまして作業を実施しております。これらの作業を通して木の育成を図りまして、今後一気に木は再生で
きないと考えてはおります。そのような状況で、実がならなかったのとひょう被害と落下がございまして、売り
上げが減ったということでございます。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 済いません。
23ページの財産管理費、使用料及び賃借料56万円でございますが、これは、佐伯庁舎等の公共借地料の関
係でございまして、佐伯庁舎等の公共借地料は、当該年度の国内産米穀の政府買い入れの加重平均価格、米価1
俵単価を基に賃借契約をし、毎年土地所有者に借地料を払っております。ここ数年米価1俵当たり1万2,00
0円から1万4,000円台を推移していることから、24年度当初予算は米価1俵単価を1万4,668円で
- 30 -
計上しておりました。
しかし、今年度の米価1俵単価が9月現在は1万6,650円、10月は1万6,579円、11月は1万
6,518円で推移しております。また、多少下降ぎみに推移していることも踏まえて、1万6,518円を米
価1俵単価見込みとして今回56万円を補正額として計上しております。ちなみに、約50筆、274アール分
でございます。
○議長(安藤勝介君) 3番 山本君。
○3番(山本泰正君) どちらもわかりましたが、生産物の売払収入、りんご園の管理につきましては、非常に
大きな問題が今後残るのではなかろうかなというふうに思います。指定管理に出した問題もございますし、将来
的に大きな和気町の負の資産にならないよう頑張ってやっていただきたいと思います。
それから、23ページの方は了解です。今どき土地借上料はどういうことかなと思って質問をさせていただき
ました。
以上で回答はよろしいです。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) ページ数が16ページで、農林水産業費、県補助金、そして農地費の補助金としまし
て、震災対策農業水利施設整備事業補助金で1,900万円上がっておりますが、この件は何か農業施設のため
池150カ所で上げてきたという説明がございましたが、和気町にはため池は幾らあるんですかな。ちょっとそ
れだけ。
わかるもんだけでええわ、これより多いわけですか。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 和気町内のため池数は、246カ所ございます。それで、そのうち150カ所
が今回の対象でございます。
○議長(安藤勝介君) 13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) 今246カ所と言われました。この150カ所については、どういうあれで決めて、
150カ所のため池を調査するわけですかな。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 246カ所のうち、受益面積が2ヘクタール以上の池を対象にいたしておりま
す。
(13番 草加敏彦君「わかりました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
10番 実末君。
○10番(実末一敏君) 16ページの下から6行目、学童地域支援事業補助金というところで129万3,0
00円、この分は佐伯の学童の基準が変わったというふうに聞いたんですが、どのように変わられたんか。
それと、支出の方では30ページで134万6,000円のマイナスになっとんですが、このプラスとマイナ
スということで、どういう形でこういうふうに基準が変わったんか、その辺を教えていただきたいというように
思います。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) ご質問の16ページですが、学童保育については6カ所ありまして、佐伯地域の
児童クラブにつきましては、人数、それから回数、250日未満というようなものでありますとか、それから1
5人、20人以内というような児童数の変更がありまして、学童地域支援事業の補助金が129万3,000
- 31 -
円、こちらへ佐伯が入ったと。
それから一方、放課後児童健全育成事業補助金262万円の減額、これにつきましては、佐伯が入っていたん
ですが、和気、本荘と2クラブになったということで、この2つの事業に入れ替えが生じたということで減額、
増額の処理をいたしております。人数、回数の変更というのが理由です。
それから、30ページの費用につきましては、6クラブの総事業費に対します予算そのものを変更いたしまし
て減額をしたと、134万6,000円総事業費が全体で減ったということでございます。
なお、国、県の補助率は3分の1あるいは2分の1という回数と日数に応じた負担割合で、全体の1,017
万5,000円、これの総事業費となっております。
以上、説明とさせていただきます。
○議長(安藤勝介君) 10番 実末君。
○10番(実末一敏君) そうしますと、放課後児童健全育成事業補助金と学童地域支援事業補助金というの
は、相互に入れ替えをするということですか。それとも、同じような事業であるならば、1つの項目の中で全て
入れたらいいんじゃないかなというふうに思うわけですが、どんなんでしょうか。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 県の補助制度というのがありまして、同じ6クラブの事業です。それで、先ほど
も言いましたように、放課後児童クラブにつきましては、20人以上の児童・生徒のクラブが該当になります。
それから、学童地域につきましてはそれ以下という基準がありまして、その中で分けているということでござい
ます。それがもう理由です。
○議長(安藤勝介君) 10番 実末君。
○10番(実末一敏君) そしたら、これは当初20人以上おって、放課後児童健全育成におったけども、それ
が18人になったら逆に今度は学童地域支援の方に変わると、こういうことですかね。そのときに金額を操作す
ると、こういうことで理解していいんですか。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) そのとおりです。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
12番 当瀬君。
○12番(当瀬万享君) ちょっと教えてほしいんですけど、17ページの買い物弱者支援事業、我々議会の方
に全然報告がないんですけど、どういうふうにやられてるんか、今はどういう状況なんか、ちょっと教えてほし
いんですけど。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 失礼します。
買い物サポートさえきということで行っておりますが、商工会の方に委託して行っております事業でございま
す。それで、運営協議会の事務局ということで商工会佐伯支所が行っております。参加事業者として6事業者、
宅配する地区といたしまして、和気町佐伯地区の吉井川の東側、これを毎週月、木、それから西側、これを毎週
火曜日、金曜日というような格好で宅配をしております。
それで、事業実施日は昨年の8月1日からということでやっておりますが、職員の体制等につきましては、配
達責任者及び配達員の計3名でやっております。餅米 誠さんという方が代表でございまして、あと臨時職員2
名ということでございます。登録会員が今のところ約120名ぐらいでございます。
今現在の移動販売実績でございますが、これまで8月からやっておりまして、宅配平均1日大体4,500
円、日に大体3回ぐらいでございますが、配達のほかに安否確認、異常があった場合、緊急で連絡をするという
- 32 -
ような格好で、50件程度を1日に回っているというような状況でございます。
○議長(安藤勝介君) 12番 当瀬君。
○12番(当瀬万享君) 佐伯の状況はわかったんですけど、当初聞いたときには、それを和気地域の木倉とか
室原にという話も聞いてたんですけど、そういうふうな考えは、これから先どうされるんですかね。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 失礼します。
現在、県の補助、それから町の補助金で運営しているという格好でございまして、これがなかなか自立して事
業的に成り立っていかないという面もございます。
ただ、今現在は先ほど申しましたように安否確認等で高齢者の世帯を回っているということの福祉事業的な意
味で捉えて、継続していくべきものだなということは思っておりますが、今現在では範囲を広げてということ
は、今現在としては考えておりません。
○議長(安藤勝介君) 12番 当瀬君。
○12番(当瀬万享君) 成り立っていかない事業だったらやめるつもりなんですか、この先。当初聞いたとき
には、日笠、木倉、室原も同じような状況でやるというふうに聞いとったんですけど、全然やる人がいないと
か、早く言えば利益にならないからというような事業だったら、早急にやめられた方がいいんじゃないですか
ね。
○議長(安藤勝介君) 答えは。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) この事業は、佐伯地域の過疎対策事業ということで、商工会と連携しながら導入させて
いただきました。特に安否確認等も含めて、それから地元業者等の少しでも売り上げに協力できる部分があるの
かなという部分が商工会との連携の中で始めた事業です。
和気地域への拡大については、過疎対策事業地域外になりますので、また別に町が助成をしながらやるという
範囲になってまいります。その辺については、まだまだちょっと導入の状況が、和気地域の希望調査等も十分把
握できてないんで。
ただ、最近になりまして業者の宅配というのが非常に進んでまいりましたので、和気地域については専門業者
委託といったようなことも一つの手法の中で考えなきゃいけないのかなと。佐伯と一体の中で事業実施をしてい
くのは、非常に趣旨からして過疎対策事業で趣旨をやってますので、和気への拡大については別の手法でやらな
きゃいけないというように考えておりますので、今後十分そういった地域の実態、そういったものを把握しなが
ら地域に合ったものがどういうものがいいのかということを把握しながら進めてまいりたいというように考えて
おります。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) まず、この補正を審議するに当たりまして、執行部の皆さんにお礼を申し上げたいと思
います。実は、25年の当初予算と24年度補正、これ同時に出してほしいというふうな要望をかねて出してお
りましたが、ここで初めてこういう形で出していただきまして、非常にわかりやすいというふうな気がいたしま
す。
それで、その利点を生かしまして早速1点お伺いいたしますが、補正予算で予備費2,000万円、それで2
5年度の当初予算で繰越金5,000万円というふうな計上のされ方をしております。この予備費2,000万
円を24年でたたき出す上で、かなり各事業課に事業費の精査を指示し、その結果がこういうふうにあらわれて
きているんだろうと思いますが、なおかつ2,000万円の予備費で25年度は5,000万円の繰越金を当て
- 33 -
込んでいるということは、差し引き3,000万円ほどまだ余裕があるというふうな理解をさせていただいてい
るわけですけれども、財政当局において3,000万円以上のものがまだ出るというふうな見込みがあるのか、
あるんだろうと思うんですが、そこらあたりの絞り込みについてどの程度の割合でできたのかという、その見解
をひとつ聞かせていただきたいというのがまず第1点でございます。
それから、2点目は11ページ、そこに固定資産税ということで3,400万円ほどの減額をしてございま
す。この時期にということでご説明をお願いしたいんです。この時期にこういうふうな減額がなぜ出てきたのか
というその点に絞ってのお答えをお願いしたいと思います。
それから、2番目は15ページ、一番上でございます。小水力等農業水利施設利活用支援事業512万円、こ
れの完全な減額でございます。説明によりますと、採択が落ちたということですが、もう少し詳しい説明をして
いただければというふうに思います。
それからその次に、24ページに有線放送設備管理費の中で工事請負費△152万3,000円と上がってお
りますが、最終的にこれは継続事業だったと思います、23年度、24年度。最終的な総工事費が幾らかかった
のかという、そのことを1点教えていただきたいというふうに思います。
それからその次に、33ページ、そこに目で特産物振興費、ここでトータル的に280万2,000円ほど減
額しておるわけですが、この中でリンゴに関する部分、幾らあるのか、その内訳を教えていただきたいと思いま
す。
それからその次に、これは簡単な話ですが、36ページ、ここへ公共下水道費の中に旧和気・赤磐共同コンポ
スト事務組合配分金交付税分としております。これは、和気町以外へ配分するお金をここで歳出を組んでいるわ
けですが、トータル的に和気町を含めてトータルをどういうふうに配分したのか、これは大体配分率でいってる
だろうと思うんですが、この配分表を資料としていただきたいというふうに思います。旧構成町村の配分額で
す、それぞれの配分額。
それから最後に、42ページ、これは私もちょっと聞き漏らしたかと思うんですが、もう一回聞かせてほしい
んですが、42ページの総務費の委託料、そこに調査委託料1,123万8,000円、この内容をちょっとも
う一度詳しく聞かせていただければと思います。
以上です、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 24年度の補正の予備費が2,000万円少々で、25年度の当初の繰越金を
5,000万円というふうに見込んだ経緯についてということのご質問です。
大きなものの理由の一つの中には、交付税の中で特別交付税を今現在予算で3億円を計上しておりますが、見
込みとしてはそれ以上の特別交付税の決定があるものと考える中で、当初予算を3,000万円以上の5,00
0万円という金額で計上いたしております。
○議長(安藤勝介君) 税務課長 竹中君。
○税務課長(竹中洋一君) 失礼します。
11ページでございます。
11ページの中段、固定資産税、現年課税分3,700万円の減ということで、なぜこの時期にこれだけ大き
な補正をしたのかということでございまして、主には家屋に関する補正でございますが、これはもう率直に申し
上げまして、当初予算の計上誤りといいますか、24年度は評価替えの年に当たりまして、家屋の減価償却分を
見なきゃならないんですけども、その減価分を考慮せずに新築分のみのプラスの要因だけを考慮して当初予算を
組んでいったと。24年度ずっと調定をしていきまして、10月末あたりから非常に歳入が少ないということを
把握しておったんですが、当然12月に補正すべきでありましたが、ここに至りましたことは、財政の方にも大
- 34 -
変迷惑をかけましたし、不適切であったというふうに認識しております。要因としましては家屋分、それの積算
誤りといいますか、そういった見込み誤りによるものでございます。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) 15ページの小水力等農業水利施設の利活用支援事業補助金512万円の件で
ございます。
内容につきましては、最終的に和気町に国の配分がなかったということでございますが、岡山県に対しても当
初予定がございました。最終的に完全に岡山県に配分がなかったと。これにつきましては、日笠ダムの有効発電
といいますか、クリーンエネルギーに向けての利活用ということで進めておりますが、平成25年度に再度計上
をいたしております。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 済いません。
24ページの有線放送施設管理費、工事請負費の関係でございます。一応152万3,000円のマイナスと
いうことでございますが、入札残でございます。当初予算が1,876万円、補正後の額が1,723万7,0
00円ということでございますが、23年度の資料につきましては、ちょっと今手持ちでございませんので、ま
た確認の上、後ほどお知らせいたしたいと思います。
それから、続きまして36ページのコンポストの配分金でございますが、これは表にいたしまして、後ほど配
付いたしたいと思っております。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課長 入江君。
○総務事業部事業課長(入江哲弘君) 33ページの特産物振興費のマイナスの280万2,000円でござい
ますが、全てりんご園の管理費でございます。事業精査による減額でございます。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 42ページの3の調査委託料ですが、1,123万8,000円、これは文化
財管理台帳の作成及びデジタル化文化財マップの製作事業を行います。成果品といたしましては、文化財のデー
タベース化の台帳及びそれを基に文化財マップを作成、それから和気町歴史民俗資料館の所蔵品のデータベース
化等を考えております。今現在、まだ旧佐伯、和気の統一した台帳とかマップがありません。今回緊急雇用創出
事業で10分の10の補助をもってぜひ作成したいと思っております。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 一番最初の予備費、繰越金の関係はよくわかりました。特交という、そういう要因があ
ることにつきましては、私も頭にはにわかに浮かばなかったもんですから。ただ、これだけかなり減額している
から、なおかつそれだけのものを見るというのも私もちょっと異なもんと思ったもんですから、聞かせてもらい
ました。
それから、11ページの固定資産税の関係、これは多分そうだろうと思ったんですが、なるべく早い時期に精
査をし直して減額計上していただきたいというふうに思います。その点お願いをいたしておきます。
それから、15ページの小水力の関係でございますが、国から岡山県に配分がなかったということであれば、
これはもうもともと無理な話ですから、やむを得ん話で理解をいたしましたけれども、25年度も予算を組んで
頑張っておるということですので、代替エネルギーという意味も含めて一生懸命検討してみてやってほしいと思
います。
それから、有線放送の工事請負については、総トータルを後で教えてください。
それから、特産物の振興費、これも歳出280万2,000円についても了解をいたしました。いろいろ町直
営に変わって大変なこともありますが、今までの経験を十分生かしてりんご園の再建に向けて頑張っていただき
- 35 -
たいということをお願いを申し上げておきます。
それから、例のコンポストの交付税の配分表につきましては、また後ほどお願いをいたします。
それから、42ページの調査委託料につきましても説明受けましたんで、了解をいたしました。ただ、この台
帳に載せるときにちょっとお願い申し上げておきますが、やはりある程度精査をして、そしてある部分文化的水
準に、郷土のあるいは岡山県の文化的水準に照らして妥当なものというと非常に言い方が悪いかもしれません
が、もう一度旧佐伯町、旧和気町での物差しをある程度合わせて、精査をして作業に取りかからないと、今ある
ものを全部ということになると非常に雑多な関係になりますんで、そこらあたりはよく県の文化課あたりと相談
をされてやっていただかないと、玉石混交で外に出して恥ずかしくないものができるのかどうなのか、そこらあ
たりも非常に心配ですので、慎重にやっていただきたいということを一言だけお願いを申し上げておきます。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) 1点だけ質問をさせていただきます。
31ページの扶助費の不妊治療の支援費です。10万8,000円上がっております。これは、具体的にどう
いう形で支援をされているのか、要するに通院にかかった費用を一部支援するのか、また要するに医薬品なんか
の薬です、これを一部支援するのか、どういう形での支援かちょっとお聞かせ願いたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) 不妊治療につきましては、体外受精と顕微授精に係ります費用について、県の
補助金を除いた部分の自己負担額の2分の1で10万円を限度に補助いたしております。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) これは新しい、新規、今までこれあったんですか、こういう支援するような形のものが
今まで、ちょっとお聞かせ願いたい。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) これは24年度から始めた新規事業でございます。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) これは、たしか前に1回万代議員が一般質問されたときがございましたね、不妊治療
で。それ以降という形でこういう新規の事業ということになったんでしょうね。
(「それ以前の」の声あり)
それ以前ですか、でしたかね。
(「国の方の」の声あり)
国の方でしたかね。わかりました。ありがとうございました。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
2番 万代君。
○2番(万代哲央君) 16ページですけど、15番の県支出金の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業補助金で
5,267万8,000円と。これに見合うものが、36ページの土木の都市計画図修正委託料の4,144万
円と、先ほど尾﨑議員が言われた42ページの調査委託料1,123万8,000円ということなんですけど、
この県の事業につきましてですけど、5,267万8,000円ということなんですけど、町の方からこの2つ
をこの事業でやりたいから県の方に10分の10でお願いしたということなんか、大体5,000万円ぐらいの
枠で和気町に何かやってくださいということで来たのかというようなことを一つお尋ねしたいのと、それからこ
れ個人的な意見ですけど、地形図の修正というのは、緊急順位というか優先順位というのはわかるんですけど、
先ほど今田課長の方から説明がありました文化財の方のデジタル化とかマップ化とかというのが、これをこうい
- 36 -
う事業でやらなくちゃいけないのかなという、ほかにまだ緊急でやらなくちゃいけないようなこともあるんじゃ
ないかなと。例えば、曖昧な言い方かもしれませんけど、25年度で例えばハザードマップの作成の調査委託と
かあったと思いますけど、そういう優先順位というのはある程度考慮されたのか、どのようにこの2つをこの事
業でやるように決定されたのかお尋ねしたいのが一つです。
それからもう一つは、細かいことなんですけど、18ページの財産収入の町有地売払収入47万1,000円
で、これはたしか青線の売り払いというようなことを言われたと思うんですけど、ちょっと教えてほしいんです
が、青線というのは国の土地だと思うんですけど、それを町有地で売り払いということで、この辺のちょっと説
明をお願いしたいと思います。
以上、2点お願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
緊急雇用創出事業ということで、県の方から12月に和気町の方に照会がありました。こちらの方は緊急雇用
ということで、事業メニューを国、県の方から指定がありまして、失業者に対する短期雇用、就業機会の創出、
提供及び人材育成といった主目的がありまして、それに伴ってメニューがございました。その中で、和気町でそ
れぞれの担当部課に照会をして精査した2件が今回の緊急雇用の事業に適合するということで、岡山県と協議を
しまして2件申請いたしまして、2件とも認可をいただいたという事業のものであります。
それから、もう一点でございます18ページの町有地売払収入ということで47万1,000円の収入です
が、こちらは国有地でありました青線、水路部分の管轄が平成18年ごろ国から所在市町村に移管されまして、
和気町の方で管理をするという法律の中で、昔からあります水路敷、道路敷について国有地を全て和気町が管理
しております。そういったものに対して、開発申請がされて一体化される中で、水路部分の面積等を売り払いを
したというものであります。
(2番 万代哲央君「わかりました、よろしいです」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかにはございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 4件か5件、質問をさせていただきます。
まず、28ページの調査委託料のところで、設計監理委託料は25万5,000円マイナスと、それから調査
委託料が77万9,000円の増ということであります。隣保館の造成だと思うんですけれど、ここできのう資
料を出していただいてるんで、これで説明していただいたらいいと思います。ちょっともう一遍おさらいで、た
しかあそこの早瀬建材のところの用地を購入して、それから土地、立木物件補償費がたしか499万9,000
円で、それからこの設計委託料というのは多分藤野会館の設計費じゃないかなと思うんですけど、もう一遍全体
を含めて説明をよろしくお願いします。
それから、32ページの環境衛生費のところの設計委託料が124万円減であります。これがコンポストの関
係のいわゆる壊す分の設計委託料が減になってるんじゃないかなと思うんですけれど、先ほど同僚議員から配分
金の話も出ましたけれど、現状のコンポストの施設撤去工事についてはちょっと入札があって、これは勝栄工業
が落札されているそうですけれども、その関連です、ちょっとようわからないんで、それから今のコンポストの
配分金が出ておりますけれども、今の進捗状況ですか、それの状況がわかれば、まだ日曜日でも何か工事してる
ような感じなんですけれども、どういうふうになっているのか教えていただきたいと、詳しくはまた特別委員会
で審議するわけでございますけれども。
それから、細かい話で申しわけないんですけれど、16ページの震災対策の農業水利施設整備事業補助金で
1,900万円出ているわけです、16ページに。それで、調査委託料として34ページには1,800万円が
- 37 -
出ているわけなんですけれども、その34ページというのは、このため池の分じゃないかなと思うんですけど、
これ100万円ちょっと差があるんですけど、これ財源がどういうふうになっているのかちょっとわからないん
で、そこら辺を説明よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 28ページの調査委託料なんですが、藤野会館建築概要で資料としてお配りし
ております平成24年度の地質調査委託料77万9,000円の金額です。実は、ボーリング調査のデータにつ
いては、県道の関係のが橋梁部分の地質データが使えるというふうに思ってたんですが、再度県の建築の方との
確認の上で用地内のボーリングがどうしても必要と、でないと建築確認がおりないということで、今回補正で計
上させていただきました。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課参与 青盛君。
○総務事業部事業課参与(青盛真人君) 32ページの環境衛生費、委託料でございますが、124万円減額と
なっております。これにつきましては、生ごみの実施設計に伴う予算でございまして、入札により確定しまし
て、減額させていただいたものでございます。それから、コンポストの撤去の事業の予算ではございません。
それから、関連でコンポストの進捗状況について簡単に申しますと、今現在、施設のうちの機械とか基礎、そ
ういうふうなものにつきましては、撤去はほぼ完了しております。あと撤去したものの後の始末というか、埋め
戻しとか、撤去に当たりまして途中切れました電気の復旧とか、そういうな細々したものが残っておるというよ
うな状況で、大きなものにつきましては撤去についてはほぼ完了しておるというような格好でございます。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 16ページの震災対策の補助金1,900万円と34ページの農地費の委託料
の調査委託料1,800万円の整合性のご指摘です。
確かに農地費の委託料、調査委託料の中には震災対策の10分の10で行います点検の1,900万円が含ま
れております。それとあわせまして、県営事業の計画概要書作成と町が行う作成業務がございます。その委託料
が100万円減額になっております。それを差し引きいたしまして、1,800万円の増ということでございま
す。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君、よろしいか。
(6番 西中純一君「1つだけ」の声あり)
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 大体わかりました。後で、25年度予算のところでまた隣保館の分野は言わせていただ
こうと思っているんですけれども、先ほど言ったもう一遍ちょっと確認なんですけど、早瀬建材のところは91
0万円が土地購入で、それから499万円が立木物件補償費、そういうことでよろしいんですかね。ちょっとそ
こを確認だけしておきます。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 用地購入費の910万円は、西側の2筆、早瀬建材の用地と、道を挟んだ今駐
車場になって舗装しておりますが、その西側部分の早瀬建材の法人の所有の土地の3筆の金額が910万円。そ
れから、今倉庫それから車庫がある場所の499万9,000円の補償費です。
○議長(安藤勝介君) ほかに質疑がございませんか。
15番 坪井君。
○15番(坪井迪郎君) 済いません、最後なんで。
教育次長にちょっと高い識見をお伺いしたいと思うんですが、ページ39ページほかに備品購入費で加湿器が
あるんですけど、私もこの導入のときにお話をお伺いさせてもらったんですが、加湿器の入札の状況と何台導入
- 38 -
されて、それでその後の現場の声がどうなのかというふうなことで、私はそのときにお話しさせてもらったんで
すが、インフルエンザ等の対策でも効果があるんだというようなことなんですが、現場の声でちょっと聞きます
と、何かありがた迷惑のような声も聞いたんで、そこら辺が押しつけでなかったかどうかというような話もある
やに私は聞いたんですが、そこら辺の真相はどうなんですかということと、それから加湿器については、長崎の
グループホームでの火事があって、これはTDKの製品だったんですが、ストップがかかったというようなこと
なんで、メーカーはどこのメーカーが多いかったのかというふうなことの話もちょっとお伺いさせてもらいたい
と。
それから、ページ38ページなんですが、ALTのことについてなんですが、ALTの方に1,000万円近
くの年間費用がかかってるんですが、この方をフルに学校との接触が行われておると思うんですが、その成果な
んですが、どういうふうにあらわれつつありますか、あるいは国際的な学力の向上というふうな面でどういうふ
うに反映されておるかというようなこともちょっとそこら辺をお聞きしたいなというふうに思うんです。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 加湿器のご質問でございますが、39ページから各小学校、中学校、幼稚園等に
備品購入を計上いたしております。それで、実施につきましては、佐伯エリアと、それから和気エリア。佐伯エ
リアにつきましては62台の佐伯、日笠、和気、石生、山田、それから佐伯中学校です。それから、和気エリア
が60台、藤野、本荘、和気中学校という2つの事業を起こしまして、一括というような答弁もさせていただき
ましたが、急を急ぐということで、2つの事業を起こして実施をいたしました。
それで、入札につきましては指名委員会等の指示を受けて、12月21日に入札を実施をしていただき、25
年1月15日、16日に全校へ配置をいたしました。
それで、種類につきましてはパナソニックということでございます。問題になりました火災が発生しました機
種とは違います。これについては確認をとって、一応機種的には別物であるという認識で安心をいたしておりま
す。
それから、この効果といいますか声ということなんですが、私も各小学校の方へも参りまして、状況把握をい
たしました。大きな広い部屋なので、従前はちょっと小さいものを用意しているところもございました。今大き
い部屋が十分に対応できたということで、ありがたいなという声は聞いております。
それで、効果としては冒頭に町長の方から報告をしていただきましたが、一応4校園ということで、昨年のデ
ータからしますと、10校園という中で激減したなと、特にA型というインフルエンザ、発生をいたしました
が、この加湿器がきいたんではないかということは思っております。
それで、ご質問がありましたように、ありがた迷惑だというような話はちょっとこちらの方は聞いておりませ
んので、予算をつけていただいて整備をしたことに対して、子供たちは安心できているのかなと思っておりま
す。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) 失礼いたします。
ALTのことについてですけども、ALTは今中学校と、それから小学校に入っております。中学校の英語の
授業は昔とはかなり違っていまして、挨拶であるとか、それから指示であるとか、日本人の教員もできるだけ英
語で授業をしていくというような形に今はなっております。ALTが来るときにはかなり英語を子供たちが聞い
たり、それから話したりするその量が増えておりまして、昔は文法が中心だったんですけど、今はかなり子供た
ちの聞く力や話す力がついてきているんじゃないかなと、そのように思っています。
それから、小学校につきましては、英語になれ親しむということで、5、6年生が小学校の外国語活動を行っ
ています。小学校につきましては、ペイシンという女性のALTが入っているんですけども、子供たちがペイシ
- 39 -
ンが来るのを非常に楽しみにしていまして、授業だけではなく、給食とか休み時間とか一緒に遊んでくれたりと
いうようなことがありまして、大変子供たちは外国語に親しんでいる状況ではないかなと、そのように思ってい
ます。
それから、ALTの有効活用ということで、ALTが学校等がテスト等で必要がないというときには、保育園
や幼稚園へ派遣しまして、子供たちと一緒に遊んでいただくというようなことも積極的にやっています。
(15番 坪井迪郎君「よろしい」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかに質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本件を総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業特別委員会に付託したいと思いますが、
ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第2号は、総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業特別委員会に付託す
ることに決定しました。
ここで議場の時計で、20分まで暫時休憩といたします。
午前10時05分 休憩
午前10時20分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 失礼します。
先ほどの尾﨑議員の質問の中で答弁を延ばしておりました件につきまして、答弁させていただこうと思ってお
ります。
24ページの有線放送の工事の関係でございますが、23年度の実績が1,371万4,050円、そして本
年度の実績見込みが1,673万7,000円でございまして、両方合わせまして3,045万1,050円が
トータルの数字でございます。
それから、36ページの配分金の関係でございますが、お手元にお配りしてる資料でございまして、表題が何
も書いておりません表でございます。それで、一部ちょっと備前市、赤磐市、岡山市、和気町というところで配
分割合を書いております。そして、ここの欄は、計の欄まで円表示でございます。それで、一番右端の支出予算
の額は1,000円単位でございまして、最初のHの24という欄が24年度の欄でございます。備前市が14
5万8,657円、赤磐市が1,100万1,735円、岡山市が449万9,586円、これを足しまして
1,696万円、正確に言いますと1,695万9,000円幾らになるんですけれども、そういう表示でござ
います。
(日程第2)
○議長(安藤勝介君) 日程第2、これから特別会計補正予算13件の質疑を行います。
最初に、議案第3号から議案第6号までの4件の質疑を行います。
まず、議案第3号平成24年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についての質疑はございませ
んか。
〔「質疑なし」の声あり〕
- 40 -
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第4号平成24年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正
予算(第2号)についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第5号平成24年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算
(第2号)についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第6号平成24年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3
号)についての質疑はございませんか。
介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 済いません、質疑の前に失礼いたします。
議案第6号の予算書の方に一部誤りがございましたので、ここでご訂正の方をお願いしたいと思います。
予算書の146ページの方をお願いいたします。
給与費の明細書でございます。その中で、職員数の補正後の人数が「23人」となっておりますが、これを
「22人」にご訂正をお願いしたいと思います。あと比較のところでございますが、「10人減」を「11人
減」に訂正していただくようにお願いいたします。大変申しわけございませんでした。今後十分気をつけて行い
ますので、よろしくお願いいたします。失礼します。
○議長(安藤勝介君) 質疑。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 2つだけ聞かせていただきたいと思います。
137ページの財源更正かな、これ。介護サービス等諸費が13億7,232万1,000円、これが財源更
正が特定財源から一般へ移ったということなんですけど、なぜこういうふうになったのか、移った理由です、教
えていただきたいと思います。
それから次、138ページの1次予防事業実施事業費の介護支援いきいきポイント制度が33万円減額という
ふうになっております。このポイント制度というのがよく私もわからないので、もう一度この意味合いです、ご
説明をぜひよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 第1番目の137ページの分でございますが、これは財源更正でございまして
……。
○議長(安藤勝介君) マイクをお願いします。
○介護保険課長(青山孝明君) 財源更正でございまして、補正の方で国県支払基金の介護給付費の減額に伴い
まして、一般財源の方に財源更正するものです。この一般財源につきましては、介護保険料の方で充当するよう
に更正いたすものでございます。
それから、139ページのポイント制度でございますが、これは介護施設等でボランティアをしていただいた
方にポイントを付与して換金するものでございます。当初は100人の方を予定しておりましたが、実際には3
3人の方が登録されておりますので、この分が減額になるものでございます。
○議長(安藤勝介君) よろしいか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 済いません、もう一度、今の減額になる、一番基がよくわからないんで、ポイントをも
らって、それを換金するということですよね。それが減額になるというのが理屈がよくわからない、もう一遍教
えていただけますか。
- 41 -
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 先ほど言いましたように、当初ボランティアの登録の方を100人、当初予算
の方で100人分の方の補助金を計上させていただいておりましたが、今年度で登録された方が34人登録され
ておりますので、その差額分を今回33万円の減額するものでございます。
(「ちょっと違うとるで」「ポイント制度そのものを簡単に」の声あり)
失礼しました。
このポイント制度は、先ほど言いましたように、介護施設の方で65歳以上の方がボランティアをされたとき
にポイントを付与いたします。そのポイントを付与したもので、そのポイント1ポイント当たり1円ということ
で、年額5,000円のポイントを換金をして、ボランティアをした方に対して支払うものでございます。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) ということは、これは66人の人の分が33万円減額になっとるということですかね。
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) そうです。
(6番 西中純一君「わかりました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第3号から議案第6号までの4件を厚生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認め、したがって議案第3号から議案第6号までの4件は、厚生常任委員
会に付託することに決定しました。
次に、議案第7号平成24年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)についての質
疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第7号を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第7号は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第8号平成24年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
12番 当瀬君。
○12番(当瀬万享君) 267ページ、これ違うわ、ごめんなさい。
○議長(安藤勝介君) よろしいか。
○12番(当瀬万享君) 一般と間違えてます。
○議長(安藤勝介君) 済いません。
ほかにございませんか。
- 42 -
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。
お諮りします。
議案第8号を厚生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第8号は、厚生常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第9号から議案第14号までの6件の質疑を行います。
まず、議案第9号平成24年度和気町上水道事業会計補正予算(第2号)についての質疑はございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 166ページのちょっと聞いとったんですが、これもわからない、公的資金の借換債で
す、これが1,660万円を、それができなくなったという、何か期限がどうのこうの言われたんですけど、も
う一遍わかりやすくよろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 上下水道課長 南君。
○上下水道課長(南 博史君) 失礼いたします。
ここでの公的資金借換債でございますが、これは年利5%以上のもので、平成4年5月31日までに借り入れ
たものが対象という予定でございました。ということで、平成3年度繰越分が対象になると想定いたしておりま
したが、実はこの借入日が平成4年7月24日ということで、5月31日までに借り入れを実行しておりません
でしたので対象外となったということでございます。計上誤りでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) じゃあ、要するにちょっと勘違いしとったというか、ちょっと失敗しとったということ
ですかね。ぜひ厳重にその辺よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第10号平成24年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第
2号)についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第11号平成24年度和気町農業集落排水事業特別会計補正
予算(第2号)についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第12号平成24年度和気町駐車場事業特別会計補正予算
(第2号)についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第13号平成24年度和気町公共下水道事業特別会計補正予
算(第3号)についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第14号平成24年度和気町特定環境保全公共下水道事業特
別会計補正予算(第3号)についての質疑はございませんか。
5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 実は、特環の予算書の中に計上されてないんで、質疑をするのがどうかという気もする
- 43 -
んですが、ルールからいえば。先ほど同僚議員の方からコンポストの後処理をここの特環会計へ計上してるわけ
で、先ほど少し説明があったんですが、5,150万円の後処理の費用、これの状況についてできればもう一遍
詳しく教えていただきたいなという気がいたします。予算書に上がってないんで、それは質問外だと言われれ
ば、これはまた産業委員会でもやっていただきゃいいと思いますが、差し支えなかったら今ちょっとお願いでき
たらと思います。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課参与 青盛君。
○総務事業部事業課参与(青盛真人君) コンポストの跡施設の撤去の状況でございます。
先ほどちょっと簡単に説明しておりましたが、撤去の状況につきましては……
(「撤去の状況じゃねんじゃ、5,150万円の後処理の費用、撤去の状況
を聞きょうらへんが、銭のことを聞きょうんじゃ」の声あり)
撤去の関係の予算でございますけど、組合の方から5,150万円の撤去に関しての負担をいただいておりま
す。今現在は、契約等確定しておりますところにつきましては、トータルで3,523万125円の状況でござ
います。これにつきまして、あと撤去の状況によりまして後の始末が変わってくるということがありましたの
で、あらかたここで済みましたのでちょっと変更契約をいたしまして、また増額して仕上げをするというような
ことになると思います。
というのが、撤去の間仕切りとかそういうなものを撤去していく関係で、当初撤去の設計の段階ではなかなか
できない配線とか、それから間仕切りの途中の穴の仕上げとか、それから床の基礎等の埋め戻しとか、そういう
ふうなもの、基礎が非常に大きかったり、簡単に取れるものとかいろんなもんがありまして、そういうふうなも
のの仕上げの方が当初見込めないところがありましたので、そういうなものを変更して、最後の仕上げをしてい
く予定でございます。これにつきましては、組合の方から負担していただいております予算の中で仕上げていく
予定でございます。
○議長(安藤勝介君) 副町長 稲山君。
○副町長(稲山 茂君) 補足説明になりますけど、5,150万円を極力残さずに、できるだけ今後の施設整
備に合わせるような解体工事、これから舗装もありますし、コンクリートも極力打っていこうというようにして
使っていきたいというように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 24年度の予算で、その執行状況を見ながら最新の補正予算を組んでるわけですから、
ある程度の報告をしていただくのが、これが一番ええんじゃないかと思って聞かせていただいたわけでございま
して、今進行状況ということでございますんで、ごみの処理委員会、それから産業委員会等々ありますから、そ
こらあたりで議論あるいは実際現場を見るというふうなことも希望があるということを申し上げて、私の質問を
終わらせていただきます。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第9号から議案第14号までの6件を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございません
か。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第9号から議案第14号までの6件は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
- 44 -
次に、議案第15号平成24年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計補正予算(第4号)についての質疑を行
います。
質疑はございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 224ページに歳入、営業をする場合に言う売り上げですけれど、アバウトに言うとこ
れ2,200万円ほど減額になっているわけですけれども、売店が633万円減額、それから大きいもので入湯
料が470万円減額、それから宿泊で407万円減額、それからレストランが350万円減額、かなり厳しい、
健康講座とかいろいろいい面も出てきてるんですけれども、だから、これ現況がどういうふうになっているの
か、いろいろバスというか、マイクロバスですか、何か車を臨時で出したりいろいろしてるようなんですけれど
も、現況がどういうふうな状況なのか、施設もよくなったわけですけれども、最近の状況をぜひ教えていただき
たいので、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 失礼します。
まずここに、歳入歳出の補正予算の2,200万円、当初予算と比べて歳入がそれだけ減額になりました。主
な要因といたしましては、15日間休館にしまして工事をやったということで、その間が歳入がなかったこと
と、それから温泉の巡回バスでたくさん利用者が来てくれてましたけど、そこの部分が減ったことによりまして
の歳入の減と把握しています。
それから、現状と今後ですけども、年に3回健康講座等をやりまして、健康福祉施設の発進基地でありますと
いうことを来られた方に発信をしております。それから、湯友クラブといいまして、地域で何人かまとまってい
ただいて利用者をお迎えに行って、温泉に入っていただいて、レストランを使っていただいてというようなこと
をやっています。25年度につきましては、更にここの部分を温泉自体でお迎えに行って利用増を図っていきた
いと考えています。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) かなり努力もされているわけですけれども、この間健康講座と、それから映画会で、こ
れはサエスタで愛育委員とか老人クラブ関係の人が「いのちの山河」という、岩手県の沢内村で全国に先駆けて
昭和36年に国保法に違反しておりましたけど、老人医療の無料化と乳児医療の無料化をやっていくという、そ
の分の映画会もあったんですけれども。だから、それが映画会が130名ぐらいですか、それから吉永病院の院
長荻野さんですか、名前ちょっとあれですが、院長がそういう講演会もやって、それも何か200人かそこら来
られたということで、かなりそういう点を伸ばしていけばある程度売り上げにつながることができるんじゃない
かなというふうなことも思います。そういう点で、ぜひ伸ばすところは伸ばしてやっていただきたいなというふ
うに思っております。それでもだめならば、やめることも考えていかないと私はいけないんじゃないかなという
ように思っておりますけど、答弁は結構ですんで、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第15号を和気鵜飼谷温泉事業特別委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第15号は、和気鵜飼谷温泉事業特別委員会に付託することに決定しました。
- 45 -
(日程第3)
○議長(安藤勝介君) 日程第3、これから条例7件の質疑を行います。
まず、議案第16号和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についての質疑
はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第16号を総務常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第16号は、総務常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第17号から議案第19号までの3件の質疑を行います。
まず、議案第17号和気町障害者自立支援審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例について
の質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第18号和気町居宅介護事業所設置条例を廃止する条例につ
いての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第19号和気町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定に
ついての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第17号から議案第19号までの3件を厚生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございません
か。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第17号から議案第19号までの3件は、厚生常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第20号から議案第22号までの3件の質疑を行います。
まず、議案第20号和気町営住宅条例の一部を改正する条例についての質疑はございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 地域主権改革か何かで、こういうふうにするというふうに言われたのは言われたんです
けれど、現行が24ページに参考資料はありますけれども、入居者が、(2)ですか、その者の収入がア、イま
たはウに掲げる場合に応じ、それぞれア、イまたはウに掲げる金額を超えないこと、21万4,000円だと
か、具体的に金額が出てきてますよね。だから、その辺で何か不利になるとか、そういうことが出てくるという
ことではないんですか。その辺、この数字が出てきているので、1つだけでも結構ですけど、意味合いを教えて
いただきたいと思うんですけれど。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 改正後に出てまいりました金額についてでございますけれど、これはもともと
公営住宅法若しくは政令に定められておった金額でございます。全く同様のものを使っておりますので、不利に
- 46 -
なるとか有利になるとかというようなことはございません。これが入居をする際の収入の基準の金額でございま
して、これより以上の収入であれば入居ができない、以下であれば入居が可能であるというような基準の金額に
なります。
(6番 西中純一君「わかりました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかにはございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第21号和気町営住宅等の整備基準を定める条例の制定につ
いての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第22号道路法に基づく和気町道の構造の技術的基準及び道
路標識の寸法を定める条例の制定についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第20号から議案第22号までの3件を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございません
か。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 異議なしと認めます。
したがって議案第20号から議案第22号までの3件は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
(日程第4)
○議長(安藤勝介君) 日程第4、議案第23号平成25年度和気町一般会計予算についての質疑を行います。
質疑をされる方は、ページ数と予算項目を明確にされ、質疑を願います。
質疑はございませんか。
11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) 先ほどの補正の関係で、やはり同僚議員から生産物の関係のリンゴの質疑があったん
ですけど、私も同じく生産物の関係、ページ数31ページ、財産収入の生産物売払収入の件と、それから予算の
参考資料71ページ、特産物の振興費等々について質問をさせていただきます。
31ページにそれぞれの売り上げといいますか、予測が出ております。25年度がそこへ出ておりますよう
に、スモモが200万円、サクランボが50万円、そしてリンゴが160万円ですか、そしてガラス工房が5万
円という数字が出ております。これ過去3年間の数字と見比べてみますと、平成24年度、同じくスモモが20
0万円、それからサクランボが50万円、それからリンゴが516万円ですか予算が立てられ、そしてガラス工
房が5万円ということです。23年度が、スモモが250万円、サクランボが76万円、そしてリンゴ等につき
ましては指定管理ということもありまして上がっておりませんけども、ガラス工房が同じように5万円。そし
て、22年度が、スモモが250万円、サクランボが93万6,000円、そしてリンゴが先ほど言いました指
定管理ということで上がっておりません。ガラス工房が同じく5万円という売り上げ、予算が上がっておりまし
た。
そこで、今度71ページの特産物の振興費の関係でいきますと、25年度が、スモモの事業費が487万6,
000円、そしてサクランボが125万8,000円、リンゴ工房が13万円、そしてりんご園が直営といいま
すか、なった関係でしょう、1,441万円の予算が上がっております。同じように、24年度の数字をちょっ
と言っときますと、スモモ事業で444万5,000円、サクランボが120万2,000円、リンゴ工房が3
- 47 -
1万1,000円、そしてりんご園が1,384万3,000円の数字が上がっております。そして、23年
度、スモモ事業、余り変化がないんですけども454万9,000円、サクランボが124万2,000円、リ
ンゴ工房31万1,000円、りんご園、補修等があった関係だろうと思います、52万4,000円上がって
おります。そして、22年度、スモモ事業で470万円、サクランボが126万6,000円、リンゴ工房が2
5万円、そしてりんご園が73万1,000円という数字が上がっております。
これで見てみますと、スモモとサクランボの事業費が大体年間で約600万円前後の数字が上がってます。売
上金を見ますと、200万円ぐらいです。200万円とサクランボ50万円ですから、250万円ぐらい。25
0万円の売り上げをとるのに600万円の経費を使ってるというような数字にはなりますけども、この数字、予
算の根拠をひとつ教えていただきたいんが1点、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) 今秋山議員のご質問の中で各年度の収入、それから事業執行の歳出関係、詳し
くご説明いただきました。これにつきましては、ここ数年議会の方からのご指摘もありまして、ご指導もありま
して、産業委員会等それから一般質問の中でもご説明申し上げました。昨年、24年のときに5年後を目指して
ということで一応試算はしておりますが、収入に対して支出額がどうしても人件費うんぬんで多ございます。こ
の収入に対して支出が同額であれば、これは一番いいわけなんですけれども、和気町の特産品の中で、和気町の
顔ということもありまして、議会のご理解もいただきまして、毎年350万円から400万円、今出てるじゃな
いかというご指摘もございますけれども、何とか売り上げを伸ばしていくといいますか、生産が少しでも生産物
の増収ができるように、今管理部門で強化をしているところでございます。
私の方としましては、今の現状でのお答えしかできません。
(「予算の算出根拠」の声あり)
算出根拠につきましては、これは当然ここ二、三年の動きを見た中での管理費と収入でございます。
○議長(安藤勝介君) 11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) 5年後を目指してというあれですけど、それじゃあ例えば、将来のことはわからんの
んですよね、人間あしたのこともわからんのですから、5年後、それじゃあ平成30年、来年から5年は30年
ぐらいですが、そうするとその分については予測的にはとんとんを目指すという感じでいってるんですか。
それともう一点、ガラス工房が毎年5万円、5万円、5万円上がっております。今実際在庫どれぐらいあるん
ですか。たしか4年ほど前に現場というんですか、あそこを一回見させていただいて、結構棚へあるなと思うた
んですけど、現状これ今在庫はどれぐらいあるんですか。それから、その在庫をどういった今販路を使って販売
しているのか、それをちょっと教えてください。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) 5年後といいますか、スモモ、サクランボにつきましては、樹勢といいます
か、23年、24年、少し補植もさせていただいております。以前でしたら、やはり収益的なものは半減のよう
な形になってきております。それが、5年後ある程度200万円ぐらい増加していくんじゃなかろうかと、そう
いうように思っております。
人件費につきましても、これは管理がかなり木を、樹勢をもとに戻すためにいろんな労力を費やしております
ので、これから管理部門につきましても少し減額できるように努力をしていきたいと、そう思っております。
それから、2つ目のガラス工房のガラス製品の関係の在庫ですけれども、約1,000点程度ございます。売
り上げにつきましては、これは販売の関係なんですけれども、前からいろんな販売店とかを通しておりましたの
で、そこからの引き合いも少しあります。それから、各種団体の贈り物、そういったもので販売の方をいたして
おります。売り上げの方は数が余り出ていないのが現状でございます。
- 48 -
○議長(安藤勝介君) 11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) 年に5万円ですから、引き合いがどれぐらいあって、お土産にどんだけ持っていきょ
んかわからんのですけども、以前はあそこの、今でもあるんか、晴れの国おかやまのところへ陳列して、ありま
したね、アイサワ工業の本社の下なんですけど、それはいいんですけど、これはどんなんですかね。やっぱりこ
のままずっと5万円、5万円で1,000点がはけるまで、個数で1,000点なんですから、単価でいうと1
00円、200円単価じゃありませんので、かなり多いと思うんです。これ金額言いますと、以前聞いたときよ
り在庫金額がでえれえ増えとるような気がするんですけど、1,000点あるということは。以前はそれぐらい
もないということで、以前は何か勘違いかもしれんですけど、何か300万円かそれぐらいの在庫というのをち
ょっと聞いたような気があるんですけども、かなりこれまた増えるというんか、どうなっとんかな、管理の方を
よろしゅうお願いします。
現状これをずうっと、あの工房を続けていくんか、今どうなっとんかというんが1点と、それから先ほど補正
のところでリンゴのことで同僚議員がいろいろ補正のときにされて、リンゴにつきましては、言い方は悪いんで
すけど、指定管理に出した期間がといいますか、ちょっと失敗してうまいこといかなんだという原因はわかると
思うんですけども、サクランボ、スモモの件は、なかなかそう、補植はしていきょうるとはいうもんの、そう対
策は打たれてないんじゃないかという気がするんです。これもずうっとこの体制で続けていくんかどうかという
ことを最後にお答えください。よろしくお願いします。民間企業でしたら完全にもうやめたという事業ですん
で、お願いします。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) ガラス工房につきましては、今現在、以前ガラス工房の方で作成をしておりま
した一個人でありますが、作家が後を使用しております。これは、月額幾らというような使用料をいただいて使
用していただく、月額3万円ということで、今現在作陶をされて、そこで活動をされております。
(「スモモ」の声あり)
それから、スモモの……
(「サクランボ」の声あり)
サクランボの補植関係で、これもやっぱり年数が実際にもう二十五、六年経過しておりまして、対応、対策を
立てたのが樹勢がもうほとんど後期になったときにやっておりますので、もう二、三年かかりそうでございま
す。
○議長(安藤勝介君) ここで……
(「管理者の方から」の声あり)
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それぞれ特産物については、本当に皆さんにいろいろとご心配もかけ、そしてご示唆も
いただきながら進めてきているわけなんですが、いわゆる和気町の顔づくりということで、非常に収支は整って
ないという面は本当に申しわけないんですが、やはり何か和気町で本当にあるんじゃないかという意味ではスモ
モ、そしてサクランボ、そしてリンゴ、そういう意味で、我々も本当に収支が整わない事業ということでは申し
わけないんですが、ぜひ一つの和気の顔ということで、今後も引き続き合理化はやっていき、そして生産の収支
を上げていくという努力はいたしますけれども、そういった意味で、いわゆる観光面というか、和気の顔づくり
にスモモがあり、サクランボがあるんだ、リンゴがあるんだということをぜひ一つの町の顔づくりで今後も続け
たいというように考えております。
それから、ガラス工房につきましては、もう5年ほど前に民へ移管いたしまして、あと残っている800点ぐ
らいですか、そのものを随時必要な方がいらっしゃれば売却するという、特別展示販売をするとかというような
- 49 -
こともやらないで在庫で持ってるという状況でございます。これの在庫処理をいつ、どうやって処理するかとい
うのも時期が一つ来れば、本当にもうどこかで即売でもしながら処理をしなきゃいけない時期だろうと思いま
す。ですから、生産についてはもう個人が自己処理でやっておりますので、行政とかかわりなしにやっておりま
すので、後の生産の量は増えてこないという状況でございますので、その辺もご理解いただいて、ぜひ和気町の
一つの特産品であるということで、今後も我々も努力をしながら進めさせていただく、その中で議員の皆さんか
らもご示唆もいただきながら改善もしていきたいというように考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) ここで場内の時計が、11時20分まで暫時休憩といたします。
午前11時04分 休憩
午前11時20分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑はございませんか。
14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) 7カ所ほど質問をさせていただきます。
まず、28ページ、放課後子ども教室推進事業補助金203万8,000円のことについてお尋ねいたしま
す。
次は、ページ34ページですが、34ページの一番上のところに第三者納付金というのが3カ所ほどあるんで
すが、そのことについてお尋ねいたします。
次は、34ページの同じところですが、その下にがん検診について出ているんですが、そのことについてお尋
ねいたします。
それから、36ページ、一番下のところで町道の和気駅西踏切改良事業について2,800万円、これについ
てお尋ねいたします。
5番目が、38ページの下から2番目、臨時職員賃金というのが1,000万円、関連しまして40ページの
ちょうど真ん中辺に職員採用試験委託料がありますが、その2つを関連させてお尋ねいたします。
それから、6番目の質問ですが、それは次のページの41ページ、負担金補助及び交付金についてお尋ねしま
す。
最後が、42ページの地域おこし協力隊員報酬というのが約800万円ほど出ておりますが、このことについ
て、7カ所お尋ねいたします。順次これから言いますのでお願いいたします。
まず、28ページのところを開けてください。
上から3行目ぐらいのところに社会教育費県補助金のことが出ております。放課後子ども教室推進事業補助金
とおかやま子ども応援事業家庭教育支援補助金というのが2つ並んでおるんですが、これは随分前からやってい
ると思うんですが、場所はどこで、年に何回ぐらい放課後子ども教室を開いているのか。それから、曜日は子供
が対象なんで土日なのか、放課後というのがあるんで土日でなくてやっているのか。それから、その下のところ
で家庭教育支援、これはどういうことが家庭教育なのか、どんなことをやっているのか、そのあたりについてま
ずお尋ねいたします。
続けて全部言いましょうか。
それでは、34ページ。
34ページの一番上のところですが、第三者納付金というのが出ておるんですが、全部1万円なんですが、そ
の第三者納付金のところに老人医療、心身障害者医療、自立支援、乳幼児医療、ひとり親医療というふうに社会
で弱い立場にある人たちを支援するわけですが、第三者納付金というのはどういう形でその第三者納付金をいた
だくのか、これを教えていただきたいと思います。
- 50 -
次に、34ページ、続けてですけども、その下のところにありますがん検診ですが、わずかですけれども、1
7万1,000円ほど前年と比較しますと金額が減っているわけです。検診を受けた人数が少なくなったから減
ったんでしょうか。
がん検診でありますので、ほかの病気とちょっと性質が違うと思うんですが、どんな病気でも早く手当てをす
れば治りますし、どんなに病気でも手おくれになると死に至る。本人の体に負担が早ければ少なくて済む、後に
障害が残らない、健康を取り戻すのに時間がかからない、そういうのでがん検診は受ければ助かる。
ところが、がん検診の受診率が低いんじゃないか、受診者を増やすのはどのような努力が要るんでしょうか。
行政だけでは、それはだめかもしれない。しっかりやっていらっしゃる様子がわかるんですが、ほかに何か努力
が要るんじゃないか。例えば、日ごろの健康教室を開くとか、講師を呼んで講演会をするとかして、そういう努
力の中で健康に対する意識が変わってくることによって、がん検診を受ける人が増えてくるんじゃないかと、そ
こまで視野に入れて考えてほしいなと思うわけであります。
それから、36ページの一番下のところですけども、和気駅西踏切改良事業2,800万円ですが、もう駅前
は終わりにしてはどうでしょうか。寂れる一方で、活性化というかけ声で駅前については始めたわけですけれど
も、非常に評判が悪いです。どうしてあんなことをするんかというような声が圧倒的です。
今回、西踏切をやることによってどういう効果があるのか。本線の踏切なので遮断機のおりる時間が非常に長
いんですが、費用に対して効果が果たしてあるのか。今の駅前はまだひっくり返しておりますけれども、もう寂
れる一方だと。あそこの踏切を道を広うするんじゃないかと思うんですけれども、踏切がかかりますのでなかな
か工事に時間がかかりゃせんかと思いますが、ここら辺のところはやっても効果がないじゃないかと、駅前を見
ると、駅のすぐ前、ああいう状況ですので、もうやめてほしいなというふうに思うわけです。そこら辺について
お尋ねいたします。
次は、38ページですが、臨時職員賃金というのが下から2番目にあります。1,000万円ほどあるんです
けれども、臨時の人をお願いするほど正規の人は忙しいんでしょうか。
それから、関連して40ページのところに職員採用試験委託料というのがあるんですから、やっぱり採用試験
をするんだろうと思うんですが、臨時職員を雇用して、そして正規の職員も入れるということになると、本当に
人件費が大きくなる。もっと効率的に仕事をする、していらっしゃるんなら、仕事の配分を考える、能率を上げ
るようなやり方を取り入れる、こういうふうにして効果的に仕事をしていただくようなことをやっていただきた
いというふうに思うわけであります。
それから、42ページ、地域おこし協力隊員報酬というのが約800万円、参考資料の50ページにも出てお
ります。参考資料の50ページを開けていただきますと、50ページのところに図が出ております。臨時職員と
して4名を採用するというふうに参考資料のところに出ておりますが、この人たちは何課に所属していただくん
でしょうか。
それから、総務省というふうに下の絵の一番下のところへ出ておりますが、総務省が実施主体のもので、そし
て日本全体にこういう地域おこし協力隊というのを採用してくれというふうに市町村に言うているんだと思うん
ですが、条例のところにも出ておりましたが、この人たちは和気町の何課に所属するんでしょうか。それとも、
地域に派遣するということになると、地域を決めなければいけないわけですが、そこら辺のところをどう考えて
いらっしゃるんか、年齢制限があるのか、男女の別があるのか、そういうところを教えていただきたい。
やがてその人たちは町から和気町に来ると、そういう人たちを予定しているみたいですね、条例を読みます
と。そうすると、この人たちを募集するのにどの場所で募集するんでしょうか。和気町の中で募集したんじゃ
あ、町から来た人を採用せよというふうになっておりますので、どういうふうにしてこの地域おこし協力隊員を
募集するのか。
- 51 -
そして、1年間貢献していただくわけですが、貢献した後、この方が和気町に定住してくださればありがたい
というのはあるんですけれども、なかなか定住、定着を図りながらというんですが、1年限りで採用して、地域
になじんでこういう地域おこしをするとなると、地域のことを知らにゃあいけませんから、何かどっかの課に属
すか、何かの区に属すかというようなもろもろの問題点があると思うんですが、そこら辺のところはどう考えて
いらっしゃるのか教えていただきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) まず、1番、28ページ、放課後子ども教室推進事業補助金ですが、これは補
助対象事業費305万8,000円の3分の2の補助になっております。それから、下の教育支援補助金につい
ては、55万9,500円の3分の2の補助金37万3,000円になっております。
事業の内容につきましては、資料の84ページの放課後子どもプラン事業、合計340万円の事業費の中の
国・県の支出金が対象になっております。
プランの推進事業なんですが、3小学校区、藤野、石生、佐伯の3小学校で、開設日数が、これは23年度実
績でいいますと土日、祝日、長期休業中を含みまして225日、延べ参加人数が2,255人となっておりま
す。
それから、応援事業家庭教育支援補助金ですが、これは主に家庭教育学級の講師謝金が主なもので、あと補助
対象分で消耗品とか該当の料理教室をしたときの材料費とか、そのあたりが対象になっております。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 34ページの第三者納付金についてです。
説明欄に書いています一般会計で支援している人、この方たちが交通事故などでけがをした場合は、本来です
と相手側の方が過失割合に応じて本来なら負担しなければなりません。いったん町の方が医療機関の方にお金を
払って立て替えて、後で第三者、相手方の方から負担を入れてもらうようになります。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) がん検診のことについてお答えいたします。
議員おっしゃられますように、まずがん検診を受けていただいて、早期発見、早期治療が一番でございまし
て、そのために町としてもいろいろがん検診の日程を全戸配布したり、告知放送、広報「わけ」、それから健康
教室等を開催したり、特定の年齢の方にクーポンをお配りして無料で受けていただくような施策をやっておりま
すが、なかなか受診率が伸びていないのが現状です。23年度と24年度を比較いたしても、ほぼ横ばい状態で
ございます。
それで、受診の手数料が昨年より減ってるじゃないかということですが、23年度、24年度の状況を見まし
て、受診率がかなりアップした状態の手数料を一応組んではおりますが、このような状況です。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 36ページの和気駅の西踏切の事業の効果についてでございます。
まず、内容でございますけれど、参考資料の77ページ、ここに道路新設改良事業の明細が載っております。
それの番号28番に福富中山線、これの道路改良ということで明細を載せております。内容については、それを
ごらんください。
場所ですが、和気の労働基準監督署とか体育館がございますけれど、国道374号線からJRの踏切を渡りま
して佐保田の整骨院のところまで、延長238メートルを2車線並びに歩道をつけるという内容のものでござい
ます。
現状は、踏切のところでボトルネックになっておりますので、対面交通が全くできない。それから、労働基準
監督署、体育館等があるにもかかわらず、歩道整備もされていないという状況でございます。それらを解消する
- 52 -
ことによって、事業効果は、道路の拡幅ができたというだけではなくて、前にも申し上げましたけど、道路の拡
幅によりまして、道路自体は教育も文化も福祉も産業も通っておるわけですから、効果は大であると、そのよう
に思っております。
それとあわせまして、駅前の整備も行いましたので、南北の一体化といった点でも効果があるものと思ってお
ります。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 38ページの臨時職員賃金、あるいは40ページの職員採用試験委託料の件でござ
います。
臨時職員の方には、臨的なことを申しますと、7名分の臨時職員をこの項目では計上させていただいておりま
す。総務課あるいは総務福祉課、税務課等の職員分で臨時職員でございます。
それから、40ページの採用試験の委託料でございます。19万2,000円でございますけれども、県の町
村会を通じて全国統一の試験様式というのがございまして、ここ近年ずっとそういった書式をお願いしていると
ころでございますけれども、それと採点とあわせて、そういった町村会を通じて委託をしているものでございま
す。
正規職員と、それから臨時職員の関係ということでご質問ございましたけれども、基本的には正規職員で全て
対応するのが望ましいわけでございますけれども、やや事務量の増減によって不足する部分を臨時職員で補うと
いう体制でやっております。
職員については、定数管理の中で、基本的には今大分減してきておりますけれども、今後も退職者の2分の1
から3分の2程度の採用にとどめるという原則はこれからも続けていきたいというように考えておりますけれど
も、そういった方針で正規職員定数はなるべく削減しようという中で、やや最近では事務量も増加傾向にありま
すが、そこら辺を補っていただくために臨時職員を充当しているものでございまして、その辺のご理解をよろし
くお願いしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
地域おこし協力隊のことのご質問であります。この新しい事業でありますが、和気町では都市地域の意欲あふ
れた人材を積極的に受け入れることにより、町が活気にあふれ元気になる施策を推進するとともに、町への移
住、定住を図り、利便性が高く暮らしやすいまちづくりを実現するために地域おこし協力隊を計画いたしまし
た。
賃金でありますが、当初予算には4名分の人件費、報酬を上げております。1カ月当たり16万6,000円
ということであります。
所属はということでありますが、自治振興ということで企画財政の所属課において様子を考えております。
それから、募集要項等の年齢、男女でありますが、40歳以下の男女は問わないということで考えておりま
す。
募集の方法につきましても、おっしゃられましたように、全国発信をする必要がありますので、ホームページ
上で、予算をご議決いただきましたら募集に取りかかりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い
いたします。
(「あと定住するん」の声あり)
協力隊に入っていただく地域ということで、年末あたりから地域の方々とコンタクトをとって、打ち合わせ等
をやってる中では、今の現状で申し上げますと、田土地区に受け入れ態勢等も整ってまいりましたので、そちら
の方で今は検討を進めております。
- 53 -
(「そのまま定住してくれるんかね」の声あり)
引き続きですが、定住につなげたいというふうに私どもも思っておりますし、地域の方も今その考えでおりま
す。募集された人の考えもございますので、委嘱期間として1年から3年を考えておりますので、その間にあく
までも本人のご意思によるものだというふうに思いますが、地域の方も非常に楽しみに受け入れを考えておりま
すので、定住につながるものと今のところ思っております。
○議長(安藤勝介君) 14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) それでは、子ども教室について続けて教えていただきたいんですが、どういう行事を
やっているのか。私も何遍か参加したことはあるんですが、非常に熱心な保護者の方がいらっしゃって、企画し
て、料理みたいなことをしておりましたが、そういう熱心な方が親子で来られているということで、行政の方は
その行事には余り参加した姿を見ていないんですけれども、やっぱり同じような形で子供たちを集めてみんなで
料理をして、その料理を食べるとか、こういうことで放課後子ども教室というのは今でもやっていらっしゃるん
でしょうか。
それから、家庭教育支援というんですけれども、幼児が対象のようにおっしゃいましたが、家庭教育というこ
とになりますと、その家の方針もありまして、それをどういう形で支援するのかというのがちょっとよくわから
ないんですが、続けてそこのところをお願いいたします。
次に、医療について、第三者というのは交通事故の被害者でなくて、加害者の方が第三者ということになると
いう話でしたが、その人たちが医療費を自分が加害者ですから持つわけですが、その方に対して1万円いただく
という形なんですか。
(「医療保険じゃねえじゃろう、任意保険で」の声あり)
任意保険で、わかりました。
(「それはもうとっくに」の声あり)
わかりました。済いません、ありがとうございました。わかりました。
それでは、34ページのがん検診ですが、非常によく努力していらっしゃるのは、がん検診のいろんな通知が
来たり、それからその内容を見ますと、ようやってらっしゃるなということがわかるんですが、あれだけやって
どうして減っていくんかと。
がんで亡くなる方も相当いらっしゃいまして、今死因としてはがんと、それから血管系の病気で亡くなるとい
うわけで、がんについては早うわかれば割と助かるという感じがして非常に進歩しておりますが、これは本当に
社会的な損失でありますので、これだけ医療が、医学が発達しておりますので、役場だけの努力ではある程度限
界があるんかなと思うんですが、その限界を超えて、いろいろな研修もやっていらっしゃる、そこら辺について
は意欲があって立派だなと思うんですが、いま一歩町民の方の命を救うといいますか、知識を普及していただく
んがいいんじゃないかと思いますんで、鵜飼谷温泉で何か健康教室をされたとか、サエスタでと、それから映画
会をするとかというような心に響くようなことを、喜んで参加しようかなという気になるような行事を計画して
いただいて、和気町ではがんで死ぬ人がおらんようなったというぐらい頑張っていただきたいと思います。
それから、駅前の事業はもう終わりにしたらどうかというふうに言いましたが、本当に評判が悪い。こんなと
ころにお金を使ってってもう今しきりに皆さん方が言うて、もうこれでやめてほしいという声が非常に多いんで
す。実際町民の方にアンケートでもとってもらうと、もう本当にこれは誰が始めたんならっていうようなことを
しきりにおっしゃいますんで、議会は何をしょうたんならっていうようなことも言われます。
あそこの寂れようを見ますと、きれいになるんかもしれませんが、藤棚をつくるとか、足湯をつくるとか、お
祭り広場をつくるとかというキャッチフレーズはどうなったんか。全然そういう様子は見えませんので、そこに
今度道をつくって、その道で374と続ける。あそこらあたりは余り通る人がおらんのじゃないかと思うんです
- 54 -
が、通り抜けの道になっておりますが、効果があるのかなと。踏切のところが入りますから、広島の方のJR関
係の業者が来て仕事をされるんだと思うんですが、夜の間とか電車が通らんときに仕事をするんで割高になるん
じゃないかと思いますが、もうあそこはいいんじゃないかと思いますが、効果があるというふうに部長はおっし
ゃいますが、やるとまたここもやってるのかというふうな声が大いに出てくるんじゃないかというふうに思いま
す。
それから、採用試験については、正規の職員は退職の方を補わなければいけませんので、3分の2または3分
の1にとどめるというのはわかりましたが、臨時の職員の方が7名分、臨時の方に助けてもらわにゃならんほ
ど、皆さん一生懸命に仕事をされていると思うんですけれども、仕事を見ますと皆さんみんな役がついてる、係
長なんていうのは係に1人しか昔はなかった。それから、一つの課に課長がおって、和気町ぐらいの規模で部長
がおるというようなのも、前はそういうのはなかった。ところが、もう部長であり、課長であり、課長補佐であ
り、一体どういう順番になっているかというぐらい役つきばっかりで、そして仕事はそれじゃどうなのかという
ことになると思うんですが、そこら辺を仕事の内容もよく考えていただいて、人数を効率的に、皆さん優秀な方
ばっかりですから、できるようなやり方で組織化をしていくと、臨時の方が少なくて済むんじゃないかと思いま
すんで、そこら辺の努力をしていただきたいと思います。
最後に、地域おこし協力隊についてはややわかりましたが、しかし都会から来られる人、そして一応企画課に
勤務するという形で、田土に行くと。田土の方が非常に喜んで迎えたいというのを聞いてほっとしたわけです。
もうそっぽを向かれると来た人が困るわけですから、田土の方たちが喜んで楽しんでおるというのは非常にいい
ことじゃないかというふうに思います。
やってこられた方が田土に親近感を持ってくださる、そこまで田土のことをまちづくりになるぐらい理解して
もらう、それは企画財政課の担当の方と田土の区長とか役員の方とか、そういう方との緊密な努力のもとにこの
隊員が実力を発揮しようと思えば発揮できるわけですから、まず地域になじまにゃならん。そうなってくると、
かなりの職員の方の努力が必要になってきますんで、そこも視野に入れて、そしてできるんでしょうか。その方
をバックアップできる体制がなかったら、これはだめなんですから、そこら辺も考えて、委託して和気町に住み
ついてくださるんだなというところまでやる自信がおありなんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 一番初めの放課後子ども教室なんですが、先ほど議員がおっしゃったとおり
で、変わっておりません。主は物づくり、それから料理教室とか、外で体験できるのを主として活動をしており
ます。
それから、家庭教育学級につきましては、先ほども講師の謝金が一番多くかかりまして、幼・小・中が対象の
学級の講座、それから就学前の子育て講座、これは小学校が対象、それから思春期の子供を持つ親の子育て講
座、講演会を中学校2校を対象でやっております。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) がん検診の受診率の向上につながりますよう、より一層の努力をいたします。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 西踏切の改良についてでございますけれど、決してぜいたくなものをするとい
う内容ではございません。当然一級町道で交通量の多いところでしたら2車線、歩道が整備されるべきところで
ございますので、そういった内容にいたしております。ちなみに、交通量でございますけれど、1日当たり自動
車が2,224台通行いたしております。また、軽自動車が88台というような状況で、和気町の中では交通量
の多い路線になります。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
- 55 -
○総務部長(三村清介君) 臨時職員の採用に当たっては、議員おっしゃられたように正規職員が臨時職員を採
らなくてもいいぐらい頑張るというようにすればいいわけでございますけれども、そういった目標に向けて頑張
っていく所存でございます。ただし、やむを得ず事務事業が多い場合に、不足する場合は職員を採用しなければ
ならないということでございますんで、その辺でご理解いただきたいというように思います。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 協力隊員は、企画財政に所属していただくものの、佐伯地域の事業課あるいは
本庁の産業振興課といったところも協力体制をとりまして、全面的な協力を協力隊員あるいは田土地域の長老の
方々、それから田土クラブの若いメンバー等にも全面的に協力をいたしますという中で進めていきたいと考えて
おりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) ありがとうございました。それぞれのところでよくわかりましたが、1つ、西踏切で
すが、家の立ち退きはあるんでしょうか、そこを聞かせてください。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 立ち退き移転の補償はございません。
(14番 柴田淑子君「ありがとうございました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ここで議場の時計で、1時まで休憩とします。
午前11時56分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質問はございませんか。
3番 山本君。
○3番(山本泰正君) まず、歳入の31ページの財産収入、生産物売払収入のリンゴの売上金でございます。
同僚議員の方からも質問もございましたが、売上金が160万円、歳出が1,441万円ですか、一般財源
1,281万円、歳入11%というのは非常に厳しい状況ではないかなというふうに思っております。名前は出
さない方がいいかと思いますが、部署によっては7時半ぐらいに出勤して頑張っているような職員も見受けられ
ます。同様に、指定管理者制度に出してこのような結果になったことに責任も感じながら、何とかいい方向へや
ってもらわないと困ると思いますので、その辺の考え方をお聞かせ願いたいと思います。
それから、歳出で40ページ、総務費、一般管理費委託料で人事評価制度のマニュアル作成委託料65万円、
この細部説明をお願いします。
それから、防災計画業務委託料の619万1,000円ですが、ハザードマップですか、これはもう全て丸投
げで委託に出して問題点もあったと思います。消防や地元区長等の意見も十分聞きながら、直営で職員が汗を流
すべきではないかなというふうに思います。このあたりの考え方をお聞かせ願いたいと思います。
それから、48ページ、教育費、総務管理費、備品購入費のこれはちょっと聞き間違いかもわからんですが、
和気町音頭のはっぴを備品購入で買うというふうにお聞きしましたが、これを再度お尋ねいたします。
それから、60ページ、民生費、社会福祉費、隣保館管理費、県道の補償事業での隣保館建設ですが、参考資
料で提出されております24年、25年度での総事業費1億8,739万6,000円、うち補償費が1億37
7万4,000円、一般財源充当が8,362万2,000円、財政調整交付金を4億ウン千万円、減債基金を
2億円取り崩すような中で、補償事業でここまで一般財源の充当はどうかなというふうに感じております。
まず、補償費の定義、これをお聞かせ願いたいと思います。
それから、73ページ、衛生費の塵芥処理費の庁用車購入、この仕様はどんなものかお尋ねしたいと思いま
- 56 -
す。
それから、生ごみ処理費の委託料、工事請負費、備品購入費等の詳細を再度説明願いたいと思います。
それから、82ページ、農林水産業費、林業振興費の駆除班補助金100万円、駆除班はここで解散するとい
うふうに聞いておりますが、神ノ上山の禁猟区の問題で、猟友会との話、経過等をお聞かせ願いたいと思いま
す。
それから最後に、教育費の和気鵜飼谷体育施設修繕料661万6,000円、前年リニューアルをしたばかり
ですが、どのような修繕が必要になったのか再度説明を願います。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課長 入江君。
○総務事業部事業課長(入江哲弘君) 失礼します。
りんご園の売り上げでございますが、予算でございますが、昨年については、いろいろ自然現象もありまし
て、約80万円の収入しかございませんでした。また、今年については、先ほど申しましたが、土の診断とか肥
料の工程をしてまいりまして、それに基づき木の育成を図ってりんご園の再生をしていきたいと思っております
が、支出の予算につきましては、9月にお示しさせていただきましたけど、今後5年間の予想では1,565万
円ぐらいを予定しておりましたけど、実際昨年の実績を基に予算を組みましたら1,441万円という支出にな
りました。この支出についても、最低限の支出に今後実際実施には抑えていきたいと思っております。
それで、歳入についてでございますが、木がどの程度復活するかということもありますし、自然もありますの
で、昨年の2倍以上は売り上げたいということで160万円としておりますが、今後5月ですか、花が咲いて実
がどのくらいつくかということも自然現象でございますが、農薬づけではないんですが、適した肥料なり防除を
行いまして、リンゴの売り上げについては努力したいと思っております。11%の歳入になっておりますが、支
出の方も極力抑えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 人事評価制度のマニュアル作成委託料でございます。
これは、国家公務員については平成21年4月から施行されております。地方公務員については、その改正案
が衆議院の解散のときに廃案となっておりますが、しかしながら現行の地方公務員法においても勤務評定の制度
が規定されており、各団体が実地的な人事評価に向けた取り組みを進める必要があるものでございます。
本件65万円は、2年度にかけてマニュアルを作成いたす予定でございまして、25年度については事前段階
の調査からガイドライン作成業務、それから評価制度の制度の作成業務を委託するものでございます。今年と来
年と合わせて150万円程度でマニュアルを作成する予定にしております。
それから、ハザードマップ防災計画の業務委託でございますけれども、それぞれ東日本大震災を受けて、地域
防災計画の見直しが既に叫ばれておりました。和気町においては、既に皆さん、議員からもご指摘をいただいて
おるように、早目に見直しをしなければならないというようなご意見を多数いただいておりましたが、岡山県の
防災基本計画がある程度固まってから、それを受けて災害想定等が変更したので、そこら辺で和気町は取り組み
たいというような答弁を今までしてきておりました。
ここで県の方もある程度固まりました。例えば、震災においては震度が、今までの想定が5弱であったものが
6弱になったであるとか、そういった揺れの想定、あるいは液状化の危険地帯等が、そういった地図の色塗りが
できたというようなこともありまして、そういった部分も新たに想定して防災計画を見直す必要がございます。
更に、項目としては今まで考えもしなかった原子力災害、いわゆる放射能災害の想定もある程度視野に入れた防
災計画をつくる必要に迫られております。ということで、今年度というか、25年度について地域防災計画を改
定するものでございます。あわせて、ハザードマップの方も作成する予定にしております。
議員おっしゃられたとおり、丸投げでなく、職員が手づくりでというようなご意見もあろうかと思いますけれ
- 57 -
ども、基本的には防災計画については非常に専門的な部分が多数ございまして、ある程度そういった専門業者の
知識を得なければ、なかなか困難であろうというように思います。
それから、ハザードマップにつきましては、当然地元の意見等、そういうものを多数取り入れることは当然の
ことでありまして、そこらあたり業者に丸投げというんでなく、ある部分については、例えば職員も汗を流さな
ければならないというように考えておりますので、そこら辺でご理解をいただきたいというように思います。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 48ページの備品購入費です。62万2,000円のうち、45万円が和気町
音頭のオリジナルはっぴを購入、9,000円掛ける50着を計上しております。
(「続いて、続いて」の声あり)
続きまして、60ページの社会福祉費の工事請負費です。1億5,686万5,000円の請負費です。補償
費の定義ということで議員からのご質問ですが、藤野会館につきましては、建物が公共施設ということで、公共
補償の対象ということで、平成22年の後半から県との交渉をしておりました。公共補償ということは、機能の
維持ができるようなレベルの補償を行うということが公共補償というふうに言われております。公共補償の方が
一般補償と比べて約2割程度少ないということから、何とか一般補償にしてほしいということで交渉を重ねた結
果、一般補償という補償にしていただきまして、一般補償は財産的な価値を補償するという定義があると思って
おります。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 73ページの節の上から3つ目の備品購入費についてご説明します。
塵芥処理費の続きで庁用自動車というのは、ごみの収集のパッカー車を1台購入する予定にしております。2
6年4月1日からの町単独での収集業務に使用する予定です。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) ページ82ページの林業費、駆除班の補助金100万円、これにつきまして
は、和気、佐伯、5班ありますので、各活動費として20万円支出を予定しております。
議員がご質問の中で、猟友会の関係でございます。実は、その話の中にありましたように保護区、これは大田
原から泉、藤野、日笠下、益原、そういった対象地域、第1保護区というのがございますが、神ノ上山を絡めた
山でございます。これにつきましては、近年の鳥獣害被害、これの経緯としましては、10年来からの懸案事項
でございました。地元としましては駆除をしてもらいたいということがずっと続いておりまして、これもすぐ要
望しても、これは解除にならないということもありまして、毎年地元要望もあったわけなんですが、ここに来ま
して、今年に解除の方向に向けて今動いているところでございます。
これにつきましては、猟友会役員の方、それから地元の方の要望等もお受けしまして、お話は聞いているとこ
ろでありますが、やはりそれぞれの双方の意見の違いといいますか、ございます。仮に保護区解除になった場合
には、猟友会は駆除班の方を解散したいという意向はあるようですが、最終結論の方向については、こちらはま
だ聞いてはおりません。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 117ページの鵜飼谷温泉施設の管理費の需用費、修繕料661万6,000
円ですが、先ほど議員がおっしゃったように24年度におきましても補正で修繕を追加しまして対応してきてお
りますが、現在のところ、25年度の当初に上げておる大きなものからいいますと、一番大きいのがテニスコー
ト。というのが、A、B、C、Dと4コートあるんですが、Aコートの芝がもうあちこち張りめぐらされていま
して、使っている方があそこで足をとられてこけたといったような話もあり、もうAコートについては限界が来
ているということで、額縁張りの修繕270万円を計上いたしております。
- 58 -
それから、プールの方なんですが、小プール、大プールのろ過器、特に小プールのろ過器がもう限界が参って
おります。もう製造されていないろ過器でありまして、部品交換も非常に厳しいということで、大プールと小プ
ールの結合工事を150万円ほどかけてやる計画で上げております。
それと、大きなものでは、1階の空調の取り替えです。今1階の障害者の更衣室の空調が全く動かない状況で
ありまして、もう室内機4機を全部取り替える必要があろうということで、業者との話の中で150万円を計上
いたしております。あと空調関係の取り替え、交換等々で660万円の計上をいたしております。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 済いません、ちょっと順番が後になりましたけれども、73ページの生ごみ処
理費の委託料の積算明細を発表させていただきます。
設計監理委託料72万5,000円でございますが、これは生ごみせん定枝処理設備工事代金の約1%、72
万4,400円を組んでおりまして、72万5,000円を上げております。
それから、調査委託料として、施設の悪臭調査委託料22項目で44万1,000円、肥料成分試験委託料8
項目で5万円、肥料食害試験委託料として20万5,000円、合わせて69万6,000円でございます。
それから、清掃委託料といたしまして、これはもう主に事務所の清掃を年2回、ワックスがけ等で8万4,0
00円、それから施設等管理委託料で生ごみ処理システムの設置委託料として217万8,000円、それか
ら、生ごみ処理システムのシステムメンテナンス料として142万2,000円、合わせて360万円を予定を
しております。
○議長(安藤勝介君) 3番 山本君。
(「山本君74ページのところ」「言わなんだか」「生ごみの」「工事請負
費」「よかろう」「工事の方はえん」「ここで聞いてもおえん」の声あり)
○3番(山本泰正君) 生産物の売払収入ですが、余りにも少な過ぎるという見方、木が傷んでいれば花も咲
き、実もなるのはなると思います、いいものができるかできないかは別としても、十分常時管理監督して、せめ
て収入5割までは早急に上げていただきたいと思います。なかなか町民の理解が得られないのではなかろうかな
というふうに思いますので、汗を流していただきたいというふうに思います。この件はもう結構でございます。
それから、人事評価制度マニュアル、これ平成16年、17年で人事評価の試行を、合併前でございますが実
施しておりました。その検証は当然しておられると思いますので、その検証結果をお尋ねいたします。これ本人
の自己評価も取り入れたりして自己研さんもでき、2年間だけだったですがよかったのではなかろうかなという
ふうに思っております。
それから次の防災計画ですが、行政も丸投げではなく、十分参画して、実態にそぐうようなものにしていただ
きたいと思います。
それから、サエスタ管理費のはっぴの購入45万円、これはこの費目でするのはちょっと問題がありゃへんか
と思うんですけど、よろしいんでしょうか。はっぴを買うことにどうこうではございません。ちょっとそのあた
り回答を願いたいと思います。
それから、60ページの隣保館管理費ですが、2割減だということでございますが、建物ですから、これは仮
に和気町が赤字団体だったとします。その場合はどうなるんでしょうか。これはやはり元気を出して、1億8,
700万円のものを計画するのであれば、それだけの補償費はやっぱり責任においてもらってきてもらうという
のが原則ではないかというふうに思います。
また、後々のランニングコスト等も必要ですし、地区館機能も有しているんだという状況もございます。本荘
地区でざっと2,000世帯で500平米、藤野地区は1,000世帯程度でございます。で、500平米、こ
れで一般財源8,300万円の持ち出しというのも、これもなかなか町民の理解が得られないのではなかろうか
- 59 -
なというふうに私は感じております。このあたりもう補償費も確定でどうにもならないんだということになれば
困るわけでございますが、こういう大きい事業は早急に早急に話をしていただければよかったかなというふうに
思っております。
それから、73ページの塵芥処理費の方ですが、パッカー車の購入ということでございますが、これは組合の
払い下げ等はできないのかどうか。当然組合解散ですから、払い下げしてもらえる、使えるものがあるんではな
かろうかなというふうに思います。
それから、生ごみ処理の方は、特別委員会の方へ当然付託される案件でございますので、詳細な資料の提出を
お願いいたします。
それから、82ページの駆除班のことですが、なかなか猟友会との協議が調っていないように私は耳にしてお
ります。イノシシや鹿はわなでも対応できるかもわかりませんが、空を飛ぶもの等のこともありますし、猟友会
とは真しな協議を重ねて、今後も町民の不利益にならないような体制をとっていただきたいと思います。
それから、最後の温泉改修ですが、やむを得ないのかなとは思いますが、当然リニューアルするときにすべき
問題ではなかったのかなというふうに感じております。後追いでやむを得なかったという部分もあるんでしょう
が、十分精査してお願いしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 人事評価マニュアルの作成についてでございますけれども、従前試行的にやったそ
の評価はどうかということでございます。検証をしてるのかということでございますが、私はいたしてはおりま
せん。先輩がしたものというふうに判断しておりますけれども、ただ具体的に実施はしてなかったわけでござい
ますから、そこらあたりの判断によるものというように思いますが、必要であるというように思って今回予算に
は計上させていただいておりますので、そこら辺でご理解いただきたいというように思います。
(「ほかはええけど、はっぴのぶにの」「はっぴと庁用車のことわかる」
「組合」「費目」「はっぴの費目のこと、あんたに行くか」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 備品購入へはっぴがちょっとふさわしくないんじゃないかなと、ちょっと中央管
理ということで50着をつくって、それを和気町音頭等で普及に使うということで備品へ上げたという理由でご
ざいます。ご理解いただきたいと思うんですが、ご了承……
(「サエスタ管理費はええんかということ」の声あり)
サエスタね、ちょっとごめんなさい。
社会教育費というところがいいんじゃないかなというご意見だろうと思います。そこらあたりちょっとくみ上
げをいたしておりますので、今後十分注意をいたします。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 73ページのパッカー車の購入について、26年度からの可燃のごみの収集は
2台、2班の体制でいきます。そのうち1つを購入しまして、25年度中に今の北衛の分の使える部分をぜひと
も譲渡されるようなことで全力で進んでいって、購入は1台というふうに思っています。
○議長(安藤勝介君) 3番 山本君。
○3番(山本泰正君) 人事評価制度を検証もしとらんというて、よかったか悪かったかもわからんまま、また
丸投げで委託するというのはどうかと思います。これは総務委員会の方で検討させてもらいます。
それから、パッカー車の件ですが、組合から極力払い下げしてもろうて使えるもんは使えるようなことを考え
て、和気町も財政余り豊ではないという認識を持っておりますので、有利な方向でお願いしたいと思います。管
理者にもよろしくお願いします。
- 60 -
以上で結構です。
○議長(安藤勝介君) ほかに質疑はございませんか。
5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) それでは、私の方から質問をさせていただきます。
まず、当初予算の伸びが4.9%ということで、プラス4.9ということで、この点について近隣町村との関
係、それから今の町の置かれている状況の中でどういう意味づけがあるのか、財政課長の方で感想がありました
ら一言お願いを申し上げたいと思います。
それじゃ各論に入りまして、9ページ、細かい話なんですが、そこへ債務負担行為の表がございます。その中
でちょっと目新しいなと思うのが、そこにありますポスター掲示場設置維持管理撤去委託業務、平成26年、2
1万7,000円というふうなんがありますが、これをもう少し詳しく説明していただきたいと思います。これ
だけ少額の金額ですが、わざわざ債務負担行為を起こしておられるんで、その理由をそれぞれ理由があって、私
もそれなりにわかる気がするんですが、明確な理由をご説明いただければというふうに思います。それが1点で
ございます。
それから、30ページです、土地売払収入1億377万4,000円。この件につきましては、30ページの
説明のところを見ますと、簡単に町有地売払収入という、そういう説明があるんですが、これは土地と建物の両
方という意味ではなかろうかと思うんですが、土地が幾ら、建物が幾ら、その内訳を教えていただければと思い
ます。
それから、41ページ、片鉄沿線対策協議会負担金2,350万5,000円計上があるわけですが、和気町
分としてそれだけあるんですが、ちょっと確認したいんですけれども、これは減額補正の可能性があるかない
か、その点をちょっとお聞かせいただければと思います。
それから、その次ですが、69ページ。これは、私、ちょっと聞き漏らしとるかと思うんですが、施設使用料
604万7,000円計上してあります。これをちょっと内容的なことをもう一度説明していただければと思い
ます。
それから、その次に78ページ。これはりんご園の関係でございますが、委託料、樹木管理委託料916万
3,000円、この委託の内容、業務の内容、金額等々について教えていただきたい。予算の参考資料にもその
ことは載っていなかったようであります。
それから、84ページ。84ページに商工費の商工振興で佐伯地域買い物弱者支援事業補助金380万円。こ
れをちょっとお伺いしたいんですが、今回はまた360万円ほど過疎債をつけてあります。24年度は県の補助
金をいただいて、それで210万円の過疎債を落としております。財源更正的に25年度過疎債をつけているん
ですが、途中でまた財源振り替えがあるのかどうなのか、そこらあたりの見込み。それから、この事業の継続年
数、大体何年ぐらいおやりになるのか。以前一度お伺いしたこともあるんですが、そこらあたりを改めて当初計
画が幾らで、中途で見直しがあるかどうか、そこらあたりを含めて聞かせていただきたいというふうに思いま
す。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 9ページの債務負担行為のポスター掲示場……
(「それ後で」の声あり)
あ、そっちですか。済いません、ちょっと後から。
(「前か、後か」の声あり)
順番変わりまして済いません。ちょっと焦りました。
ポスター掲示場設置維持管理撤去委託業務の債務負担行為、26年度の21万7,000円でございます。5
- 61 -
3ページに選挙費がございまして、町長選挙費でございます。26年4月15日任期の町長選挙が、26年度に
当然予定されているわけでございますけれども、その中で役務費86万6,000円の広告料、ポスター掲示場
の設置業務を計上させていただいております。掲示場を設置すると、当然維持管理等、最終的には撤去作業が必
要になるんですけれども、その部分の、4月1日以降の維持管理と撤去作業の業務を債務負担として設定するも
のでございます。
(5番 尾﨑忠信君「了解しました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
それでは、和気町の25年度の予算が前年で4.9%の増という今の計上のあり方、あるいは近隣市の状況を
踏まえて財政課長の考えはというご質問であります。
和気町の財政運営の主となりますのがやはり地方交付税という財源が非常に大きく占めてあるわけであります
が、交付税の算出においては、国の方針、状況と和気町の置かれた立場における税収等を勘案して、前年同額の
数値を計上いたしております。和気町においても、懸案事項としての大きな事業も随分たくさんありましたが、
その中で25年度に着手しないといけないもの等々を精査して検討した結果、和気町に必要な金額として財政的
にも77億7,100万円という4.9%増になったということでありまして、近隣市の状況は、新聞紙上で報
道されたように、微減の状態でありますが、和気町が置かれている立場というものを踏まえて予算計上に取り組
んで実施しておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 30ページの財産売払収入です、土地売払収入。
土地代が708.09平米で945万3,556円、建物の補償費としまして建物が503.67平米分、そ
れは工作物、流木、動産移転料、移転雑費等を含めまして9,432万500円です。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 41ページの片鉄沿線地域活性化対策協議会負担金1,350万5,000円
の負担金であります。
こちらの25年度当初に計上してあります予算額は、実は今現在平成24年10月1日から25年9月30日
までの1年間分の経費を予算に計上いたしております。25年度で予算計上しておりまして、この金額について
は1,350万5,000円必要であります。
なお、協議会の中で、いろいろ運行業者であります日生運輸バス等、それから構成しています2市等と調整し
ながら負担金総額の減額に話し合いを前に進めている状況でありますので、その件につきましては、26年度の
当初予算に反映させていただく予定であります。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) 69ページの施設使用料604万7,000円の内訳でございますが、600
万円につきましては、健康促進事業といたしまして23年度に一度実施したんですが、鵜飼谷温泉と、それから
あと温水プールの利用を支援するということで、60歳以上の方を対象に行う事業が600万円、残りの4万
7,000円につきましては、特定保健指導の要指導になった方の運動の強化プログラムの利用促進を図るとい
うことで、体育館とプールの使用料の一部助成をするということで計上いたしております。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課長 入江君。
○総務事業部事業課長(入江哲弘君) 78ページの樹木管理でございますが、これはシルバー人材センターへ
の委託でございます。指定管理以前の旧佐伯町が経営していたときの実績と昨年24年度4月から現在等の実績
を換算しまして、延べ1,190人で1日7時間検討で計算をさせていただいております。その中では、年に7
- 62 -
回から8回の草刈り、それから摘花作業、袋作業と1月のせん定が一番短時間でしないといけないので人数、時
間が多くなっておりますが、それぞれ暦というんですか、時期に応じまして積算をして、現在のように延べ91
6万3,000円という数字が出ております。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 済いません、84ページの佐伯地域買い物弱者支援事業補助金380万円の関
連でございますが、24年度につきましては、年度が始まってから県の方の頑張る地域応援事業というような補
助金がつくということが確定しましたので、財源更正を行っておりますが、25年度につきましては過疎債の対
象になる事業ということで、過疎債の方を財源として考えております。
それで、過疎債の方の年度も延長がございまして、今のところ27年度までというような予定でございますの
で、その過疎債の対象になる限りは継続できると思っております。一応25年度につきましては過疎債を財源で
いくというふうに思っております。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 4.9%の伸び、それからポスター掲示場の設置、それから隣保館の跡地土地売払収入
等々についてわかりました。
ただ、片鉄沿線の分、これは26年度からの話ですか、26年度の当初予算の話、減額の話は。一応それはち
ょっと確認をさせていただきます。ほんなら、ここの当初予算では関係なしということですか。関係がないとい
うことですね。はい、わかりました。
それから、施設の使用料につきましてはよくわかりました。しっかり温泉を利用してやってください。
それから、樹木の管理委託料。これは確認すると、これはもう純然たる労務費ということですね、そうする
と。それ以外の費用はないということですか。その点をもう一度明確に答弁をいただきたいと思います。
それから、佐伯買い物弱者、この関係ですね。確認しますが、24年度県の補助金をもらったというのは、過
疎債に当たらないからもらったというふうな聞こえ方もしたんですが、その点はどうなんです。過疎債の対象に
はなるけれども県の補助金があったから財源振り替えをしたというのが正確な言い方なのか、それでいいんでし
ょ。先ほどの話だと、どうもそんなふうなニュアンスに聞こえますよ、ねえ。だから、その点を間違えないよう
にしてください。
それと、最後にりんご園のことを聞いて、最後に僕、もう一回だけ質問をさせてもらいます。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課長 入江君。
○総務事業部事業課長(入江哲弘君) シルバーの委託でございますが、草刈りについては労務以外に機械の持
ち込みということで、機械費が入ってのシルバーとの委託になっております。
(5番 尾﨑忠信君「材料費入ってないんじゃな」の声あり)
え。
(5番 尾﨑忠信君「材料費」の声あり)
材料費の消耗品等で肥料とか、それぞれ購入するようにしておりますので、シルバーの委託の賃金が主という
か、あれでございます。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) それでは、僕の方から、りんご園とそれと藤野会館の関係、これについて最後一言だけ
言わせてください。
りんご園に関しまして、実はついきのうのことでしたけど、バーク肥料、これを北園に入れられましたね。南
園には入ってなかったようです。その点はきちっと確認してほしいんですが。それで、私はかねがねこれを申し
上げとったんですが、もうしてしまった以上仕方がございません。金額的にもかなり五、六十万円かかってんじ
- 63 -
ゃないんでしょうかね、バーク肥料を入れる経費が。補正を見ますと減額してあります。だから、予算的には、
例えばここの補正予算、33ページ、ここで280万円ほど、先ほど僕が言いました、聞きましたね。その中で
280万円ほど減額してます。だから、予算的にはかなり残ってたのでしょう。その中の50万円か60万円、
だから300万円見当残っとったんじゃないんですか。その残った費用でバークを入れられたと思うんです。僕
もこの件に関しては、指定管理が問題になったときに、話を申し上げたことがあるかと思うんですが、バーク肥
料というのは昆虫が湧くので余り好ましくないというふうな話をかねがね申し上げとったんです。ただ、今回北
園へ敷かれているようでございます。老婆心ながら申し上げとんですが、そういうおそれもありますんで、でき
ましたら、もう敷いてしまったものはしょうがありません。私もこれ以上のことは言いません。南園の方へはも
う敷かないようにしてほしいということをお願いを申し上げておきます。それで、なおかつ南園の方へは、もし
おやりになるんならお礼肥をする時期に油かすであるとか、あるいは骨粉であるとか、そういうふうな、もう少
し研究して肥料をやってほしいなというふうな気がするんです。
これは、北の方は敷いてしまったからどうしようもないから、逆にこのことをいい教訓に比較をしてみりゃあ
よくわかると思うんです。だから、そういういい実験になったと思わんともうしょうがないんですよ、今となっ
ては。50万円か60万円掲げてそういうことをせっかくなさったんだけれども、そういうこともありますん
で、もう肥料の時期は過ぎておりますから、今はもう無理でしょうけれども、十分そこらあたりは気をつけてや
っていただきたい。
それで、樹木管理委託料900万円の話を、内容と幾らという積み上げの数字は教えてくれなかったんです
が、項目ごとにね、1時間当たり幾らという話はありましたよ、聞いたんですが。どうして聞いたかというと、
前と同じように、業務内容に関して全て委託で丸投げしてるんじゃないかという、そういう不安があったんで
す。それで聞いたんです。これは、指定管理に出して丸投げしたときにもう失敗して懲りてるわけですから、や
はりどういう作業をする、そういう肥料を使う、そういうことは丸投げして現場に全て任せるんじゃなしに、や
はり役場の方の管理しているところと十分話をしながらやっていただきたい。そういうことをお願いしたいと思
って、その管理委託料の中身を聞いたわけです。そうすると、肥料なんかはまた別だというふうな話で、主に人
夫賃金だということだから、それはそれでもう理解したわけですが、現場だけで物事を前に進めるとやっぱりま
ずいことが起こると思います、私が申し上げたような。ただ、私も自分の言う主張を全て正しいとは思ってませ
んよ。だから、そういうふうに、バークに関しては好ましくないんじゃないかということをかねがね申し上げと
ったわけで、そのことを押しつけようとは思いません。だけど、結果こうなったわけですから、今度はその施肥
についても、せっかくこうなった以上は比較してやってみて、どちらがどれだけ浸透性があるかというのもわか
るわけですから、そういう思いで南の方へはもうこれ以上のバークはやらないようにしていただきたい。そのこ
とを1つお願いを申し上げときたいと思いますんで、よろしくお願いします。
それからもう一点、藤野会館の問題ですが、この問題はもうここまで状況が詰まってきたんで、今さら言って
みても仕方ないことです。
ただ、この事業を実施するに当たって、最初藤野地域の区長から陳情書が出てまいりました。ほんで、その陳
情書は総務委員会で議論されました。そのとき私は、やはりもう地域の地区館として整備すべきじゃないかと、
そして位置的にもむしろ今の場所を変わって、例えばあのときは具体的には申し上げませんでしたけど、当時の
考え方としては、やはり藤野地域の一番中心地、例えば由緒ある和気政庁の跡地周辺、あそこらあたりへつくる
方がむしろいいんじゃないかというふうな思いで、現地での採択をするのであれば、私は採択には賛成できかね
るということは総務委員会で申し上げたのは覚えております。
なぜそういうことを言うかといいますと、これは大きなことを言うというて皆さんから笑われるかもしれませ
んが、社会構造の変化、この変化の後に価値の意識というのは変わっていくんです。ずれがあるんです。社会構
- 64 -
造が変わって、何年、何十年たって、初めてその社会構造に見合った形での価値の変換が起こるんです、人間の
価値感覚が。そういうことからすると、新しい将来へ向けてそういう価値の変換を起こさにゃいけんと、そうい
う意味では場所を変える方が適当ではないんかということを申し上げて、現地での改築についての事業採択には
反対したという経緯があることだけを、皆さん方に私の気持ちとして申し上げて、これが悪い方向へ行かないよ
うにそのことを願いながら、事業がここまで進んでるんですから今さら申し上げても仕方ない話ですけれども、
一言申し上げておきたいというふうに思います。
以上で私の質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。
(「もうよろしいか」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ここで議場の時計で、2時10分まで暫時休憩といたします。
午後1時53分 休憩
午後2時10分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番 坪井君。
○15番(坪井迪郎君) 今回、議長の方で私の拙い資料を配付していただいたことに対して、厚く御礼を申し
上げます。そしてまた、この質疑に対して私がなぜ今回執拗に取り上げておるかということを、ちょっとしばら
く聞いていただきたいなというふうに思います。
皆さんの手元にこれはありますか。ありますか、ありますか。
(「ありました」の声あり)
私は個人的に何も恨みがあるとか、そういうことではないんです。町民の公金、税金が本当にそれを生かした
ところに使われているかと、そして大枚が、約500万円が600万円ですけど、そういったお金が、我々の税
金で賄われたお金の使われ方として果たしていいかどうかということをひとつ検証したいということで、あえて
資料を出させていただきました。
このことは、ページ56ページの特別養護等の建設資金の借入金償還助成金500万1,000円ということ
の問題に関してでございます。私は、過去の議会でも、このことについては2回ほど取り上げさせていただいた
んですが、最近これは我々の調査の中でわかったことなんですが、まずこの資料を見ていただきたいと思いま
す。
ひまわり園というのは、皆さんもご承知のように、当時平成8年に申請の許可がおりて、工事がスタートし
て、平成9年にオープンした社会福祉法人ひまわり園なんですが、建設資金が約10億円かかっておるんです。
これはもうアバウトですから、細かい数字はちょっと抜きにさせていただいて、大体75%を国や県が見て7億
5,000万円、それから2億5,000万円を、4分の1を地元が見るというふうなことであったんですが、
この4分の1につきましては、この特養を建設したいということで渋藤氏が全部投資は持つというふうなことで
スタートしたんですが、認可申請の段階で、実は金がないから町にひとつ半分だけ助けてほしいというふうな申
し出があって、我々当時の旧佐伯町の者たちはそれを受け入れて、議会の方へ債務負担行為の議会の議決もして
いただいて、2億5,000万円の約半分です、実際は48%なんですが、債務負担行為をかけて20年間で支
払うというふうな約束になっておりました。それは町民との約束なんです。それから、その半分の1億2,50
0万円については、渋藤理事は、これを私は確実に20年間にわたって履行して払いますよということの条件の
もと、国と県との特養の認可がおりたわけなんです。
今回、この問題について問題が発生しているというのは、渋藤さんは順調にお金は払っていただいておったん
ですが、ところが平成13年度から16年度にわたりまして約束どおりのお金が突然入らなくなったんです。そ
の金額は、13年度から16年度まで2,357万815円がひまわり園の方へ入れてないんです。全然金が入
- 65 -
ってないんです。それから、平成17年度から、再度今度は町への納付を始めたというんじゃなしに、ひまわり
園への納付を始めたんです、ひまわり園へお金を出すと。だから、町というのはひまわり園に変えてください。
ところが、また平成23年度になって、町の償還助成金約500万円から600万円、これはちょっと年度によ
って前後するんですが、この償還助成金も、ここに上げとるような501万円がもう要らないです、ひまわり園
はお金が余ってしょうがないですから、渋藤さんも自分が支払う整備資金、つまり毎年払わなければいけないと
いう町民に約束したお金も払わないと言い出したんです。町からのお金を事実上もらわんようにすれば、渋藤さ
んの方の約束の金も払わなくていいというふうなことの議決を、ひまわり園で大勢の理事の前で自分が提案し
て、理事派工作を進めて、それを理事会の約束のことにしてしまったわけです。
そんな状況の中で、ここに去年も和気町は誠意を持って取り組んでいただいて、償還助成金を予算の中に入れ
ていただきました。それから、今年もこれは500万円ほど上げておるわけです。片一方の方は、過去には全然
お金を入れないというそんな不正があって、それでなおかつ払ったり払わなかったりするようなことに対して、
町の方は誠実にそれを払ってるんです。今までの過去の払ってない金が2,000万円近くあるわけです。当然
ひまわり園に払わなければいけないお金が滞ってる。しかし、旧佐伯町から和気町はもう誠実に毎年払ってきた
と。片一方は残ってる。片一方は、じゃあそれでもなおかつ誠意を持って払いましょうと言うて、和気町は紳士
的なあれで、今回新年度予算にも載せているわけです。
だけど、考えてみていただきたいんですが、町民の別の視点から考えると、それは500万円を、片一方が、
誠意を持って穴埋めをして、ひまわり園に自分の約束の金は2,000万円近く払うことができる、あるいは払
った証拠があるんだったら、それは和気町もそれと同時に払ってあげるのが、私は筋だと思うんですが、片一方
が不誠実な態度で払わない、あるいは過去の金を残してるという段階で、和気町だけが誠意を持って皆さんの町
民の血税を払うというのは、私はいかがなものかなというふうに思うんですが、私はこれは将来の大きな問題に
もなると思います。福祉行政の一つの指針として捉えていかなければいけない問題でもありますし、そこら辺を
これからどう我々は取り組んでいくんかということについて、私も厚生委員会の一人のメンバーで、自分の委員
会のことについて言いたくはないんですが、私は全体の問題として捉えていただいて、この問題の結論を出して
いただきたいということで、ここで提案させてもらいました。あらゆる資料は、旧佐伯町から和気町に至る細か
い資料はあると思います。そしてまた、払ってない数字、そしてその金額の累積あるいは年度もわかります。和
気町には顧問弁護士もいらっしゃるんですから、この問題について顧問弁護士に詳しく聞いていただいて、これ
をどう処理していったらいいか、町民のためにあるいは和気町の福祉のためにどう取り組んだらいいか。
というのは、25、26、27、28、4年間あるんです。誠実に履行すれば4年間500万円ずつの金が、
2,000万円が我々のお金としてきれいに使われるか、そして不誠実に使われるか、そしてまたそのお金が生
きるか生きないかが問われてる問題でもあるわけなんです。大枚2,000万円がこれからどぶのように消える
か、そしてまた生きてくるかということの、私は瀬戸際だというふうに判断させていただいております。そうい
った面で顧問弁護士等に聞いていただいて、この議会でも私は結論を出していただくようにお願いしたいと思い
ます。その期間が間に合わなければ、議会が終わった後の全員協議会ぐらいで、この問題を執行部の方から説明
をいただきたいなと。厚生委員会ではこの問題について集中審議をしていただいて、何であれば地元に出向いて
いただいて事情聴取でもしていただくぐらいのファイトでお願いさせていただきたいというふうに思います。そ
れが第1点。
それから、第2点の問題です。ページ46ページです。
まちづくりの協働事業補助金ということで、ここで764万7,000円が上がっております。きのうも私た
ちの山田地区の中でまちづくりの話し合いがあったのですが、まちづくり協働事業として5年間が終了し、ネク
ストが3年間だということで、その3年間については前の5年度の予算の大体3分の1程度に抑えて、これから
- 66 -
向こう3年間に協働のまちづくりの一つの一里塚を築こうというふうな姿勢だと私は聞いてきたんですが、我々
が会合の中で模索しているのは、この協働のまちづくりの3年後の行方をどう捉えたらいいんか、3年後はどう
なるのかというふうなこと。補助金がなくなった後はどうなるんかというふうなことの一つの疑念なんです。町
長も来年は任期ですし、任期の後も引き続いてこれをやっていただけるんかどうか、あるいはこれに力を入れて
いっていただけるんか、あるいは新しい町長になられたら、これはやめたというふうに言われたら本当に元も子
もないような状況なんで、そこら辺はどう執行部の中で取り組んでいくんかということの示唆を教えていただき
たいなというふうに思うんですが、この2点について、非常に短く説明させていただきましたんで、要領を得た
答弁でお願いしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) 特別養護老人ホームの借入金の助成の件につきましてでございますが、平成8
年8月12日付で、当時の佐伯町長と社会福祉法人虹の会設立準備委員会設立代表者との間で締結された覚書に
基づいて、借入金の元利補給金の助成を現在行っています。ですので、この覚書に基づいて適正に処理をしてい
きたいと考えております。
(15番 坪井迪郎君「そりゃあ、優等生ばあもう。そういう話を聞こうと
思ってない」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
まちづくり協議会の事業の補助金の3年後ということでお尋ねであります。25年度から3カ年間で継続をや
っていただくということで、自主的な活動ができるようなものを模索しながら、3年後は補助金がなくても自立
できるようなまちづくりの協働事業になるようなスタイルを植えつけていただけたらというふうに思います。
ですけど、その中には地域コミュニティーとして必要不可欠なものは町として支援をしていく必要があるかと
思います。私の考えでありましたように、町長のお考えもまたあるかと思いますので、そのときはよろしくお願
いします。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 5年間、いろいろ9地域で事業をやっていただきました。その精査をしながら、あと3
年間延長をかけております。この事業につきましては、自立していただくというのが本当に最初からの目標だっ
たんですが、なかなか自立ができていかない。というのも、最初の取り組みの仕方が、精算して残ったら金を返
しなさいというような問題があったりして、今後は自分らで生んだ金は、それらを積み立てながらでも、将来に
向けてその地域が活性化に向けて動いていくという方向へ努力していただこうということで、もう収支剰余金に
ついては積み立てていただくというようなことも3年間では考えておるわけです。ですから、ぜひ今後はこの3
年間で自立していただきたいというように考えております。なかなか厳しい今の社会情勢ですから、自立という
のは難しいかと思います。そしたら、事業がその3年間で終わってしまう、今までした8年間というのが無駄に
なるんじゃないかというようなことも考えられますけれども、ぜひその無駄にならないこの5年間、また3年間
を今後のステップにしていただくということで、トップが変わればまた事業が変わるんじゃないかということで
ございますが、これは合併協議会からの引き継ぎの大きな事業でございます。ぜひ生かしていただける、そして
将来にも残る事業にしていただけるということで、我々はこの3年間延長をかけております。これは、総合振興
計画の中で3年間延長をかけたわけでございますので、ぜひその辺も理解いただいて、ぜひ自立へ向けてご努力
いただきたいというように思っております。
○議長(安藤勝介君) 15番 坪井君。
○15番(坪井迪郎君) 橘課長から非常にもう最高の100点満点の答弁をもらったんですが、私はそういう
- 67 -
答弁は、100点満点の答弁はいいんです。70点でも80点の答弁でも、何か血が通った答弁をちょっとお願
いしたいなと思うんです。
それで、実際お金の使い方として、500万円です。500万円が将来あと4年間の中で2,000万円が消
えていくか、有効に使われるか、町民から批判を浴びないかどうか、ここの今ターニングポイントにかかってる
んです。それの結論を出すというのは、それは課長の立場では非常に難しいと思う、難しいと思うけれど、副町
長、この問題について、副町長の見解をちょっと聞かせて。
それと、本当に将来弁護士等に相談していただいて、これは弁護士に聞かないといけない問題もあるかもわか
りません、本当。だから、そこら辺の問題を踏まえて、6月ぐらいまでに結論を出していただけるかどうかとい
うことと副町長の見解を聞かせてもらいたいということです。
それから、協働のまちづくりなんですが、3年間の延長っていうのは、延長策をとっていただいたというのは
非常にありがたいことだと思うし、きのう私はまちづくりの協議会の中で言ったんですが、こういう捉え方をし
たらいいんじゃないかということで話をさせてもらったんですが、5年間の中で精査すべき事業があると、それ
を何もかにもやるんじゃなしにこの地区に合ったものを捉えていくと、それからそれを自立させていくというふ
うに捉えたらいいんじゃないかと。あとの3年については今までやった5年間の集大成の期間だと。それで、3
年後には補助金が切れても一人前に独立してやっていけるような期間である、いわゆる助走の期間であるという
ふうに捉えさせていただいて、そういった方向ではないでしょうかと私は言っていたんですが、町長は私の今の
言ったことをどういうふうに思われますかということをお聞きしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 副町長 稲山君。
○副町長(稲山 茂君) きょう、この資料をいただいて、見てみますと、13年から16年にわたって渋藤氏
がひまわり園へ払ってないということをお聞きしたのが、きょう初めてなんですよね。我々といたしましては、
旧佐伯町でそういう覚書を交わして、町としての、理事会はそっちへちょっと置いといて、ひまわり園と和気町
の関係はその覚書によって、紳士協定でありますんで払ってくるということで今課長の方が申し上げました。
22、23ですか、2年間ほどひまわり園の方から、黒字経営してるんで償還助成は要りませんということで
ご辞退の申し出がありましたんで、その年度につきましては申し入れのとおりお支払いはしなかったということ
がありますが、24年になりまして、これは理事会の方で検討、いろいろ協議をした結果、町が払うべきだとい
うことで、坪井議員の方からもそういうご意見をいただいて、24年度は予算化をし払っていったということ
で、また新しい年になる前にこういうものが議員の方からお示しをされたことに際して、今は困惑しておりま
す、非常に。
そういうことで、この理事会のことなんでございますから、町といたしまして、今までは健康福祉課長が言い
ましたように覚書どおり払わせていただきますというのが本当の気持ちなんですが、そういうことがあって、町
としても税金を払うわけですから、非常にそのことについては、払わなくてもいいとかという問題が出てくるん
なら、それはまた弁護士とも相談もしなきゃいけないと思いますけど、ちょっと時間をいただきたいなというの
が思いでございます。とりあえず、この新年度の予算につきましては覚書どおり支払いをさせていただきたいと
いうことで予算を組んでますが、こういう状況を初めてきょう見るわけですから、その辺も検討させていただき
たいなと思っています。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) まちづくりの方につきましては、5年間で当然ある程度の方向性、自立性ができていけ
るのが大きな目的でもあったわけなんですが、なかなかそうはいかなかったと。3年間、あと再度延長をかけて
きた、いわゆる新町建設計画の中で3年延長をかけてきたということでございます。ぜひ、坪井議員が言われる
ように、やはり地域へ定着した本当にこの地域にあってよかったなという事業が、残るというのは語弊があるか
- 68 -
もしれませんが、いい事業として今後も続けていける事業として独立していただけるということが我々の大きな
目的でございますので、ぜひ今後のまちづくり協議会等にも十分理解を得ながら、今後の3年間については、指
導、助言をしながら進めてまいりたいというように思っております。
○議長(安藤勝介君) 15番 坪井君。
○15番(坪井迪郎君) 副町長、ありがとうございました。そういうことで、実はきょう初めて出したという
ようなことなんですが、これについてはひまわり園の中で調査委員会の方ができておりまして、その中で調査を
しておったらこういう結果が出てきたと。このことについて弁護士にも相談したら、我々の弁護士ですよ、相談
しましたら、やはり片一方が滞っとるにもかかわらず、和気町が紳士的に誠意を持って払うというのは、公のお
金としては、使い方としてもう少し待っていただいて、そこら辺が、ひまわり園の方の渋藤理事長の方がその穴
埋めを埋めた段階で払っていっても時期的にはおかしくないんじゃないかなというふうなことの弁護士の見解で
した。だから、今回取り上げさせていただいたのは、そういう意味から取り上げさせていただいたわけなんで
す。
だから、和気町の顧問弁護士の方もどう言われるかを一度実際に聞いていただきたいなと思っておるんです。
だから、その結果、結論を出していただいて、その間はひとつ支払いについては凍結していただいて、年度の後
半でもいいから、結論が出るまで払うことについては凍結をお願いさせていただきたいなというのが第1点で
す。
それから第2点は、この問題の一つ整備資金については、私が今地図を描いておりますように、あくまでもこ
れは当初町民に約束したことであり、それから議会に約束したことです。それは、合併の後の和気町にもそのこ
とも引き継いでくるわけなんで、和気町の議会をお粗末にするか和気町の町民をばかにするか、どちらかです、
履行しなかったら。だから、そういうことにもかかわってくるんで、そこら辺のことについて、借りたお金は払
うんだと、約束した金は払うんだということが、やっぱりまかり通るような町政なり町民感情であってほしいな
というのが私の気持ちです。そういったことで、お金の方についてのことがひとつ早く決着するように、副町長
ひとつご尽力をいただきたいなというふうに思います。
それから、まちづくりの共同事業の補助金についてでございますが、どこの地区にも最近の傾向を見ると、お
祭りが何か主体のようになってきておるんです、5年間の事業が。それで、今回3年間になったんですが、3年
間で自立の方向に何かをしなければいけないということで、皆さん祭りが一つの協働のまちづくりだというふう
に何か勘違いをされておるような気配が濃厚なんですが、祭りもそれは確かにまちおこしとしては大切なんです
が、もっともっとやっぱり産業振興をやるべきだとか、あるいは人づくりをやるべきだとか、そこら辺の旗振り
を、町長なり副町長、ぜひやっていただきたい。やっぱり人づくりがあって町がある。今回、町長が施政方針演
説の中で言いましたが、人づくりは石垣だというようなことでしょ。だから、まちづくりの基本理念は、それは
祭りもあってもいい、でも人づくりをやってほしいんだと、産業振興をやってほしいんだというようなこともひ
とつ言っていただかないと、祭りオンリーに何かなりがちなというふうなことの印象を私は受けましたので、ち
ょっとお願いをしときます。
それから、ぜひひとつ副町長と橘課長、それから延藤部長、ひまわり園の件については、よく聞いて調査し
て、それから情報収集して、それでいろいろわからないということがあったら聞いていただいて、公金の使い方
として本当に過ちがないようなことをぜひやっていただきたいというふうにも思いますんで、このことをお願い
して私の質問を終わります。
○議長(安藤勝介君) 答えはよろしいか。
(15番 坪井迪郎君「よろしいです。いやいや、言うてください」の声あ
り)
- 69 -
副町長 稲山君。
○副町長(稲山 茂君) 先ほど言いましたけど、覚書の内容をきちっと精査して、それからこのことは理事会
と和気町の立場は全く違いますので、そのあたりをきっちり精査をさせていただきますから、和気町は覚書どお
り払うという前提のもとで、その支払いを怠ったかどうかということも今のところはっきり、議員の方はおっし
ゃってますけど、こちらの方も調査をして、本当にいい方向に向けたいというふうに思っております。
(15番 坪井迪郎君「調査してください。お願いします」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
13番 草加君。
あ、ごめんなさい。
(「7番」の声あり)
○13番(草加敏彦君) 私は簡単に質問なりお願いをさせていただきます。
ページ数46ページの……
(「マイク、マイク」の声あり)
マイクですか。
46ページの自治振興費、区分19の負担金補助及び交付金、デマンドタクシー事業の補助金、これが今年度
は3,942万円ついております。24年度は2,876万3,000円、1,000万円ほど上がっとるわけ
なんですけど、これは何か要因があったわけですか。それをちょっとお尋ねします。
それから、利用状況といいますか、その件も聞かせてください。
それから、ページ88ページ、橋梁新設改良費として工事請負費8,000万円。これは、25年度の一般会
計では1%強の金額、大きな金額がついております。この事業に対して、県へどのように働きかけ、どのように
お願いし、また要望してきたのかお尋ねするわけです。
それと、言いますのは、私は、国の方でこの13兆円強の補正を組まれて、そして県の方へも緊急経済対策費
として230億円ほど来たと、その中の金でこれをやってくれるもんかなと期待しとったわけですが、このよう
な数字が出ておりますので、どのように努力せられたのかお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
デマンドタクシーの補助金、昨年度に比べまして1,000万円ほど増えておるという内容のご質問でありま
すが、参考資料の方の53ページをお開きをいただけたらと思います。25年度のブルーの参考資料の53ペー
ジの方に、こちらの方に25年度の運行の計画を立てて、町の補助金が3,941万2,000円ということで
予算計上いたしております。昨年度に比べまして1,065万円増額しております。
主の内容ですが、18年度からデマンドタクシーの運行をしておりまして、その配車等のシステムの更新時期
がやってまいりました。18年度は買い取りでシステムソフトを入れておりましたが、その更新システムとしま
して、歳出の欄にあります、下から7行目に新システム導入費ということで920万円を上げております。そう
いった買い取りのシステムのために、経費的には大幅な増額になっております。それは、ソフトの仕様が来たと
いうことと、最近のいろんなところで乗り合いタクシー事業をやっている形態で、運行システムが、今和気町で
は区域を区切って何々地域、何々地域というふうにしておりますが、そういった区域を乗り継ぐ場合に、もう一
度乗りかえ料金が必要だというような状況もあります。そういったものの区域を取っ払いながら、フルデマンド
といいますか、時間表を設けずに住民ニーズに合った運行で住民を運搬しようという新しい考えのもとで、そう
いったもののソフトを考えたものを計画しております。そういったもので1,000万円ほど経費が増額してい
るということであります。
- 70 -
それから、最近の利用状況ということでありますが、直近でいいますと、23年度が2万8,464人を運搬
いたしました。24年度は2月末までで2万4,995人ということで、今までの過去最高でありますのは、2
1年度に2万9,248人というように経緯を経ておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 副町長 稲山君。
○副町長(稲山 茂君) 解体の件でございますが、橋梁維持工事で、これはご承知のとおり、旧佐伯町のふれ
あい橋の解体撤去工事でございます。これが約8,000万円ということで、この財源を県や国に求めたのか
と、今回の緊急経済対策の中でぜひお願いしたのかというご質問であろうと思いますが、これについて県の方に
もいろんなことでお願いしました。
ただ、このことについては、解体するわけでしょうから、維持管理でもございませんし、このことについては
もうこういう緊急経済対策の交付金はつきませんということを申されたので、そういうことでこれに対する財源
はありませんということでございます。またこれは2カ年にわたるわけでございまして、約2カ年でやりますと
1億5,000万円から1億6,000万円、費用はかかるということでございます。
○議長(安藤勝介君) 13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) 今、副町長が言われましたように、わからんこともないんです、今までのいきさつも
あって。こっちで落とすというようなことでやっとられたから、いろいろ難しい点もあると思いますが、しかし
ながら社会はどんどんどんどん変わっております。その中でいかに努力してお願いしてきたかということだけ
を、私は聞きたかったわけです。この今回の補正でどうのこうの言うあれは、私の頭の中にはああ難しい問題だ
がこれはいけたなと思っとったわけなんです。だけど、今聞くと、これはもう頭からいけんのんじゃと、いけん
ことはわかっております、けどしっかりと努力してもらいたかったなという考えです。
それから、デマンドタクシーにつきましては、システムの導入920万円ということで、それはわかりまし
た。デマンドの地域といいますか、ゾーンですか、これが分かれております。1つにすれば、21年度が2万
9,000とか、23年が2万8,000とかというて出ておりますけど、ゾーンゾーンではどのように使っと
るわけですかな。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 今、ゾーンごとの数値は手元にございませんので、わかれば後ほどまたご報告
させてください。
(13番 草加敏彦君「ありがとうございました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 次に、ございませんか。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 草加議員のふれあい橋の件なんですが、いろいろ県とのお話もございます。
ただ、今回の緊急対策とか県の対策事業とかに入れていくとかというんじゃなしに、我々は、このことで和気
町が非常に吉井川改修というものに意欲を示しておるんだということを県に認めていただいて、ですから24年
度県の補正でも1億円以上のものが組まれてまいりました。そして、25以降にも県が積極的に予算を組みまし
ょうという中で、やはりあの地域の災害を最小に食い止めていくということが最善の方法だということで、1億
5,000万円ぐらいかかってくるわけなんですが、これはあと県との協議の中で、特交でどこまでみていただ
けるか、50%見てくれるのか、80%見てくれるのかわかりませんけれども、特交で見ていただくということ
で県との最終的な話にしておりますので、ぜひその辺もご理解いただきたいというように思っております。よろ
しくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 7番 広瀬君。
○7番(広瀬正男君) 執行部の皆さん、頭がぼちぼち煮えてきたんかなと思いますんで、私が簡単にお願いし
- 71 -
ます、2点ほど。
57ページ、配食サービス事業委託料が241万2,000円出ています。何人で何カ所に配食をされており
ますか、それを聞かせていただきたいと思います。
それからもう一点、94ページの消防関係ですけど、ホース乾燥棟設置、また警鐘台撤去費用440万円。こ
れはどこの警鐘台を撤去されるのか、2点お願いします。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) 配食サービスの人数ですが、24年12月1日現在ですが、和気地域が43
名、佐伯地域が8名、計51名となっております。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) ホース乾燥棟の設置とあわせて警鐘台撤去工事を行うのが、益原、原の2カ所でご
ざいます。それから、警鐘台撤去のみ行うのは6カ所ございまして、父井原、小坂、田賀、北山方に3カ所ござ
います。合計6カ所で、合わせて箇所数としては8カ所の工事でございます。
○議長(安藤勝介君) 7番 広瀬君。
○7番(広瀬正男君) 配食サービスの方ですけど、51名で241万2,000円、これは1人の人が配っと
られるんでしょうと思うんですけど、24年度の補正、28ページに配食サービスで30万2,000円の減と
あるんですが、これはよかったらどういうあれで減になったか教えてください。
それと、警鐘台の撤去ですけど、和気地区だけじゃなしに佐伯地区も含めてですけど、全地区撤去していかれ
るんでしょうか、撤去された後のホースの乾燥とかはどういうふうにされるんでしょうか、そこをあわせてお願
いします。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) 配食サービスの委託料の支払いの内訳ですが、配食サービスにつきましては、
1食につき600円の費用がかかりますが、個人負担が1食につき400円、それで町としましては、委託金と
して1食につき200円払っております。それで、食事数が減によったことによって補正で落としております。
それで、配食サービスを配る人数ですが、和気地域につきましては業者に委託して業者が配っております。それ
から、佐伯地域につきましてはシルバー人材センターの方へ委託をして、シルバー人材センターの方で配食をし
ていただいております。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 警鐘台の撤去でございますけども、だんだんと老朽化が進んでおりまして、それに
応じて地元要望等も聞きながら、それから消防5カ年計画の中で撤去工事を今進めているところでございます。
警鐘台を撤去したら、ホースの乾燥棟は最近はコンクリ柱で、1本あるいは2本のコンクリ柱を立てて、ホース
の乾燥棟に改修しているところでございますんで、その計画に従って順次進めているところです。
○議長(安藤勝介君) 7番 広瀬君。
○7番(広瀬正男君) ありがとうございました。わかりました。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 時間があれですけど、質問だけでも先にやらせていただきたいと思います。
32ページの財政調整基金の繰入金というのが4億7,000万円出ております。それから、同じく減債基金
の繰入金が2億円入っております。それから、ページを飛んで36ページに合併特例債を、今回は1億2,40
0万円借り入れをするということで、基金の繰り入れと特例債の借金で7億9,400万円。いろいろと資金繰
りということでやられるんだと思うんですけれど、今後の財政見通しといいますか、それを教えていただきたい
- 72 -
のと、世間一般では、何か7月から一般職員の給与を減額するんじゃないかと、いわゆる地方交付税を絞られて
きているということでそういう話もあります。これは、非常に職員を苦しめるし、町民と職員を切り離すような
やり方じゃなと思って、県の方でも大変だと新しい知事が言っとられますけれども、しかし減額についてはやる
というふうにも言ってるんで、その辺の見通しがどういうふうになるのか、これは余談になりますけども、わか
るようでしたら町長の方からでも見通しをどう思っておられるのか教えていただければなと思います。
それから、41ページの備品購入費で庁用自動車購入費350万円、説明があったんかもしれませんけれど
も、どういうふうに使うのか教えていただきたいと思います。
それから、大体同僚議員から聞かれてはおるんですけども、42ページの地域おこし協力隊の隊員報酬が79
6万8,000円出ておるわけでございますけれども、余談になるかもしれませんけども、私も今の上山の棚
田、何とか田、何というたんですか、都市から、大阪の辺から、近畿地方から来られて、そこでいろいろと都市
住民との交流もしながらそういう地域おこしをやると、そういう点は非常にいいと思うんですけれども、とりあ
えずは田土というふうなことをおっしゃっておりますけど、4人採用するということなので、その辺の整合性、
今後ほかの地域も広めていくんじゃないだろうかなと思います。その辺ちょっとどういうふうにするのか教えて
いただければと思います。
それから、45ページに報酬のとこで、地域公共交通会議委員報酬の11万7,000円が出て、デマンドも
3,941万円つけるわけでございますが、先ほど同僚議員が言われた質問で、地域を取っ払ってやり方、地域
をまたがって、佐伯の西と東とあって大変だとかというふうな話もあります。非常によくなるんじゃないかなと
いうふうに思いますけれども、住民との調整といいますか、その辺をどのようにされるのか、新しいシステムを
導入するということであれば、また新たなそういう調整が必要じゃないかなと思います。その辺も含めて説明を
詳しくよろしくお願いします。
それから、58ページ、和気老人ホームの組合負担金が1,606万4,000円出ております。かなりほか
の市町村が和気町に引き取れとか、いろいろうわさを聞くわけでございます。現状ではどういうふうになるの
か、その辺、地域の人はそれによって非常に恩恵をこうむっているということで、継続して組合でやってもらっ
た方がいいんじゃないかなという気もします。その辺の今の動向はどういうふうになっているのか教えていただ
ければと思います。
それから、59ページの隣保館管理費で、60ページの工事費が1億5,686万5,000円。それから、
備品購入が800万円ということであります。この点については、同僚議員も言われましたけども、私もこれは
やはり地区公民館にすべきだということで思っております。地域の人も、やはり何となく気兼ねをするというふ
うなことも言われるわけでございます。計算をしてみますと、1世帯当たりの建設費用が2.8倍ぐらいです。
本荘の地区館に比べて、建設費が、本荘の地区館が1億2,000万円程度ですね、今回の分が1億6,941
万円ですか、ですから、2.8倍程度になりゃへんかなと思うんで、やはりこれはちょっと特別扱いになってい
ると思います。やはりこういうことが、今言う差別解消に逆行するというか、そこの地域だけいいことをしてる
というふうにとられる面が非常にあると思います。そういう点でどうなのかなというふうに思います。その辺の
ことをぜひ教えていただき、これで本当に差別解消に向かうのかの、隣保館と地区公民館を共用するというか、
並行してやるというふうな考えでございます。その辺のお考えをもう一度お聞きしたいと思います。
それから、88ページ、道路新設改良費で測量設計委託料で、3,477万8,000円、それから同じとこ
ろに用地購入費で1,547万円というふうになっております。ちょっと聞き逃したんかもしれないですが、何
か駅前の分かなと思ったんですけれど、もう一度説明をよろしくお願いします。駅前であれば、何か非常に傾い
たあれになってて、道が。あれでそのままいくんかちょっと不安なんですけれど、もしそうであれば、ちょっと
説明お願いいたします。
- 73 -
それから、89ページ、地元議員がこれは質問されませんでしたんであえて聞かせていただきます。河川改修
工事費で3,000万円。これは井の口のポンプの工事2,500万円等の分じゃないかなというふうに思いま
す。家の壊しも終わっているということなんで、これで排水がうまくいくようになるんじゃないかなと。洪水の
ときに、雨季に非常に水があふれるとか、非常に苦情があるということで、それを改善しようということで、請
願もやってこういうふうになっていると思います。見通しを、これはいつごろまでに完成するのか教えていてい
ただきたいと思います。
それから、90ページ。住宅リフォームの補助金が300万円、都市計画費の中の負担金補助及び交付金で住
宅費も300万円ついております。昨年は100万円が途中から300万円まで増額と、最初から300万円と
いうことで少し増額はしているんですけれども、これは景気対策ということで、ぜひもっと600万円とか70
0万円、1,000万円とか増やしていただきたいなというふうに思っているんですけれども、その辺の見通し
ですね。ぜひ前向きにご答弁よろしくお願いします。
それから、91ページのアンテナ整備工事費150万円。長楽団地の共聴アンテナを改良するんじゃないんか
なと思いますけれども、私が行ったときには、とりあえずは見えるんだけど今回の難視聴対策で一緒に何かして
くれんじゃろかというふうな話もあったんですけれども、その辺の今後の、これはどういうふうな概要でいかれ
るのか教えていただきたいと思います。
それから、95ページのスクールバスの運行委託料で1,126万5,000円、これは現佐伯地区の運転手
さんが退職されるんじゃないかなと思います。それで、どういうふうに今後やられるのか教えていただきたいと
思います。
○議長(安藤勝介君) 議場の時計が、3時20分まで暫時休憩といたします。
午後3時04分 休憩
午後3時20分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、8番 草加信義君が退席されましたので、ただいまの出席議員数は15人となりました。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 西中議員のご質問の交付税は、予算のとおり33億円の普通交付税と、それから3億円
の特別交付税を組んでおりますが、減額はいたしておりません、人件費等にかかわる部分の。
それから、人件費につきましては、それぞれ都道府県、それから岡山県の27市町村、市長会、町村会等でま
だまだ方向性は出すべきじゃないということで、今方向を出しておりません。ですから、今後十分動向を見なが
らやっていくということで、和気町の場合は92.7だったんですが、国が7.8%下げたことによって、ラス
パイレス指数が100.04になりました。ですから、国の今回下げよというのは、0.4を下げよということ
でございます、100を超す部分を。ですから、非常に操作的に、やり方というのはいろんな手法が難しいとこ
ろでございます。今後全国そして岡山県、それぞれの市町村と都道府県も含めて十分調整をしながら、和気町の
立場で今後の方向性については出していきたいというように考えております。
それから、大型予算の財調4億7,000万円、そして減債が2億円という、6億7,000万円というよう
な金額に、それにまだ合併特例を1億2,400万円、それから過疎債を6,800万円と、そういった大型の
予算になっておることに対して今後の財政見通しなんですが、人件費に伴う交付税の減額等については今後どう
いうふうな調整になってくるかわかりませんので、前年度並みの交付税を組んでおるというところでございま
す。
3億円の特交につきましては、先ほどの佐伯のふれあい橋、それからこれから鳥獣対策等の特別事業、その他
の事業等で3億円が幾らか伸びてくるというような予測の中で、今後の財政状況を見ていかなきゃいけない。そ
- 74 -
れから、交付税についても33億円の予算を組んでおりますが、これも今後の動向の中で交付税がどこまで算定
されるかということも含めながら、今後の財政計画を十分踏まえて、今後の財政状況を見ていかなきゃいけない
というように思っております。
それからもう一点、ちょっと早くなりますが、老人ホームにつきましては、今正規職員をできるだけ、雇用の
状態を臨時で対応しながらいつでも方向性が出せる方向で今日まで来ましたけれども、正・副管理者会議の中で
十分協議をする中で、民への移管というようなことも視野に入れてという意向がありましたので、そういう臨時
体制を今日までとってきましたけれども、今後これから十分正・副管理者会議で協議をしながら方向性は定めて
まいりたい。それで、継続していくならば、今度は正規職員に切り替えてそれぞれの体制づくりをしていかなき
ゃいけませんので、今までは民への移管ということを前提にしながら臨時職員で対応をしてまいりましたので、
今後正・副管理者会議の方向、それから組合議会等での方向を十分踏まえながら、人の配置体制も検討していか
なきゃいけない時期になってまいりました。ほぼ七、八十%は臨時でございますので、正規職員は少ないという
状況でございます。今後老人ホームのあり方についても、十分正・副で考えながら方向性を出していきます。
(「ちょっと言い直してください」の声あり)
100.04と言いましたけれども100.4ということで、それが0.4になるということでございます。
ゼロは要らない、100.4ということで、0.4%国より高いということでございますので、その辺ご理解い
ただきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 41ページの庁用自動車の購入費でございます。
現在、議長車として銀色のクラウンを持っておりますけれども、非常に老朽化しております。現在町長車とし
ては所有しておりませんので、町長車、議長車あわせた形で、あの車の更新を考えております。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。西中議員にお答えする前に、先ほど草加議員の方からご質問あり
ましたあいあいタクシーのゾーンごとの推移ということでの報告をここでさせてください。
佐伯エリアと和気エリアということで、一番多い21年度で佐伯エリアが8,000人、和気エリアが約2万
1,000人と、それから直近の23年度では、佐伯エリアが6,600人、和気エリアが1万9,300人と
いった割合での利用実態でありますのでご報告させていただきます。よろしくお願いします。
それでは、西中議員の42ページの地域おこし協力隊の報酬の中の考えでありますが、実は4名ということで
参考資料でもご説明させていただいたとおりでありまして、実際に田土地区を計画をいたしております中には2
名の方の配置を考えております。ほかの地域からもそういった協力隊の受け入れというお話もありますので、そ
ういった地域での受け入れ態勢ができましたら、順次協力隊を募集をして配置を進めたいというふうに考えてお
りますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、45ページの自治振興費の地域公共交通会議委員報酬11万7,000円、こちらの方は13名
の方で年2回の委員会を予定しております。要するに、和気町の地域の公共交通のあり方ということで、デマン
ドタクシー等、運行のスタイルとか、そういったこと、住民側とか既存の民の企業の意向を踏まえて、調整をと
りながらあるべき姿でデマンドあいあいタクシーを運行していくといったことも審議していただくため、今後検
討を取り入れていくものであります。よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 60ページの隣保館管理費の工事請負費、備品購入費ですが、設計協議の中
で、現館と新館との比較の中で同等ということで、今現館が475平米の延べ床面積です。新館におきましては
498平米と、多少床面積が増えておりますけどもほぼ同等というふうな施設になっております。
- 75 -
ただ、事業費につきましては、基礎それから構造等の問題、今精査設計中ですので、華美にならないよう、過
大設計にならないよう十分精査した上で、発注の方向に向けていきたいと思っております。備品購入についても
同じく、現備品についてはできるだけ使っていくという方向で考えていきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 88ページの道路新設改良費の委託料、その中の測量設計委託料3,477万
8,000円及び公有財産購入費、用地購入で1,547万円の内容でございます。これにつきましては、参考
資料の77ページの方に明細がございます。
参考資料の77ページに事業費内訳の欄に委託料というのがございます。それの一番下に3,477万8,0
00円、これは道路改良のうち9件の測量設計の委託料になります。それから、用地費につきましても6件分の
1,547万円です。その中で一番大きなものが福富中山線となっております。これが、先ほど来出ておりま
す、和気駅の前からいいますと300メートルほど西側にあります踏切、これの拡幅を含めて町道の改良を行い
たいという内容のものです。これが最も大きなもので、それぞれ内訳のとおり委託料が1,571万円、用地費
が1,380万円の予定でございます。
それから、89ページの河川総務費の工事請負費3,000万円。これにつきましても、参考資料の79ペー
ジの方をごらんください、ここに明細が載っております。3,000万円の内訳で最も大きいのが井の口ポンプ
の2,500万円でございます。これは24年から行っておりまして、25年にポンプを設置いたしまして完了
する事業でございます。
それから、90ページ、都市計画総務費の負担金補助で住宅リフォーム補助金300万円。これにつきまして
は、昨年から新規に取り組みましたが、当初100万円、その後補正で200万円ということで、最終的に30
0万円で事業を遂行いたしました。24年度の動向を見ますと、この300万円でほぼ需要が十分対応ができた
ものと見込んでの当初の計上でございます。今後はこれで十分間に合うだろうと思っていますけれど、十分動向
を注視したいというふうに思います。
それから、91ページ、住宅管理費の工請でアンテナ整備工事費150万円。これにつきましては、お見込み
のとおり長楽団地の共聴施設の工事費でございます。もともと旧の共聴施設が長楽団地にはございまして、それ
が老朽化したというようなことで管理上の問題もありまして、新たな土地を求めまして敷設をしようというもの
でございます。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 95ページのスクールバスの運行委託料1,126万5,000円でございます
が、現在スクールバスは3台運行いたしております。そのうち2台が運行業者に委託をいたしております。1台
は町の正規職員が運転手として務めております。平成25年度につきましては、正規職員が退職いたしますの
で、3台とも運行業者に委託をするということで進めてまいります。
○議長(安藤勝介君) よろしいか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 二、三件、ちょっともう一遍聞かせていただきたいと思います。
人件費の件は、そういうことでラスパイレス指数100.4ですか。たしか県下でいうと、今26か7なんだ
けど、それが24番目か25番目で、だから下から数えた方が早いということで、非常に給与が県下でも低い方
であるというふうに聞いております。そういう人件費というのは士気にかかわるものでありますので、国は7月
から来年3月まで下げるというふうなことでございますが、そういうふうなことにならないように、いろいろと
景気対策上もよくありませんので、ぜひその点はやらないようによろしくお願いしたいというふうに思います。
それから、庁用自動車については、銀色の分を更新をするということでございますね。わかりました。
- 76 -
それから、協力隊員については、とりあえず田土が2名ということで、今後他の地域でも受け入れがあれば、
それを配置をしていくというふうに伺いました。ぜひその都市住民との交流といいますか、いろいろと和気町が
にぎわうように、都市から人口流入にもなるように、ぜひともその点、新規事業だと思いますけれども、今後と
も対応をよろしくお願いをしたいと思います。
それから、デマンドについては、そういうふうなことで、ソフトを変えられるということなので、今後それが
決まった段階で、ぜひとももう一度調整といいますか、それが今の運行状況の変更ということも若干微調整があ
るんじゃないかなというふうにも思います。その点だけちょっと今後の見通しといいますか、入札とかいろいろ
あると思うんですけれど、どういうふうになっていくのか教えていただければなと思います。
それから、老人ホームについては、ぜひ慎重に、現状の組合でっていうふうなことがある程度望ましいんじゃ
ないかなっていうふうなことも思いますし、単独で和気町で引き受けるというふうなことも大変だと思います。
ぜひともその点で、よろしく今後とも継続していただけたらなというふうに思います。これは答弁は結構でござ
います。
それから、隣保館の件は、華美にならないようにというふうなんはおっしゃられたわけでございますが、人権
の町ということで、差別解消をどんどんしていくという考えじゃないかなと思います。その点で、この隣保館が
本当にどういうふうになるのか、本当に役に立つのか立たないのか、というか今後どのように利用されるのか、
できたら、それは私はそんなに本当に補償費程度1億400万円程度、それでもいけるんじゃないかなっていう
ふうな感じも持つわけでございます。その点で、一応町長に最後ちょっとコメントをいただきたいなというふう
に思います。
あと、住宅リフォームについては、今後とも大工さんとか、関係者はやっぱり期待しているというところがあ
るようでございます。ぜひともできたら600万円とか、そういうふうになるように、周知徹底についても、知
らない方もおられるようでございます。住民の方に、これは交付される、10万円でしたかね、というふうなこ
とだと思いますので、ぜひとも更なる増額をよろしくお願いしたいなというふうに思います。
それから、スクールバスについては委託でということなんですが、臨時だというふうなことも聞いておったん
ですけど、もう一度その点だけ、臨時職員を募集するとかしたとかというふうにも聞いておったんですけど、そ
の辺勘違いかもしれませんけど、もう一遍そこの辺よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 地域公共交通の関係でデマンドタクシーの今後の契約の方法ということのご質
問であります。現在NTTのシステムのソフトを利用しておりますが、国内には私どもで把握しているのがもう
3社、合計しますと4社がございますが、そういった中で、和気町が今後導入を考えておりますフルデマンド方
式と和気町の地形に合った運行スタイルに合うのがどういうスタイルのソフトがあるのかといったようなところ
を踏まえながら、金額だけではなく、そういった業者が持ってるノウハウのいいところを取り入れて契約をして
いきたいという、要するにプロポーザル方式によって業者選定を今後選定をする方法として考えていきたいとい
うふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 社会教育費の社会教育施設の工事費でございますが、藤野地域の地区館、そして隣保館
という2つの顔を持ちながらということでございますが、やはり和気町内につきましては、それぞれの5つの地
域ということの中で、他の地域は地区館を持ちながらという質問でございます。佐伯地域にはそういったシステ
ムがなかったもんですから、そういう状況ではないわけなんですが、藤野地域につきましては、地域の中心的な
役割を果たす施設として、ぜひ計画のとおり進めさせていただきたいというように考えております。ぜひ、地域
のコミュニティーの輪になりますように、我々も期待し、そしてそれに住民の要望が出ておりますような考え方
- 77 -
も踏まえながら、今後の事業推進を進めてまいりたいというように考えております。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) それでは、臨時職員の件のご質問がございました。
実は、正規職員、運転手につきましては、これまでスクールバスと、それから調理場のコンテナ車の運転を担
当いたしております。それで、116ページに調理場の会計の中に給食運転車両の運転手賃金というのを組んで
おりまして、25年度につきましては、3つの調理場とも2人ずつの臨時職員の運転手を雇用しまして運行する
ということに、これも変えるということで、それにつきましては臨時職員の雇用を調整をさせていただきまし
た。そういうことです。
(「スクールバスの環境はどんなんなるん、関連」「スクールバスは」の声
あり)
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) スクールバスは、先ほど言いましたように3台とも運行業者に委託をします。
(「それは」の声あり)
今、臨時のお尋ねがありましたので……
(「運転手は、臨時」の声あり)
運転手は、今度臨時で2人で運行するということに変えていきます。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) 最後、話がちょっとかみ合わないですけれども、隣保館については、ぜひとも人権の町
というんであれば、その地区内外にかかわらず本当に交流できるような、本当に融和できる形が望ましいという
ふうに本当に思っています。それでこそ、本当にどこの地域も差別がない、隔たりがない、そういう和気町、本
当に差別のない和気町になるというふうに思いますので、ぜひともこの地区公民館というふうな形を目指してと
いいましょうか、本当にもう少し減額してもいいんじゃないかなというふうに思います。最終的に、これは藤野
会館の運営委員会で承認してから決まるというふうに今度はなるんじゃないかなというふうに思います。ぜひと
もそういう点で、皆さんの住民の理解が得れれるような形でやっていただければなというふうに思っておりま
す。そういう点でぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。最後に、町長もう一度だけお願いします。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) いろいろとご意見はあろうかと思います。我々は地域の、本当に活性化も図っていかな
きゃいけないということで、ぜひそれが地域の一つの拠点になりますように、我々もいい施設で、そして活用し
ていただける、そしてつくってよかったなと言えるようなものにしていきたいというように考えておりますの
で、ぜひ議員の皆さんのご協力もいただいて、本当につくっていってよかったなと言えるものにしたいというよ
うに思っております。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 12番 当瀬君。
○12番(当瀬万享君) ページ35ページのその他、雑入のとこで、片鉄ウオーキングラリーの話が出たと思
うんですけど、これはいつごろやって、規模はどういうふうに、例えば距離とか人数、それから和気町単独でや
るんか、2市1町でやるんかというのをちょっと教えてください。
それと、106ページの展覧会の補助金250万円なんですけど、昨年総務委員会が東京の慰霊堂ですかね、
震災記念館へ行かれて、徳永柳洲さんの絵を見たということも聞いてます。我々は実際に見てない人が多いと思
いますけど、和気広報で徳永柳洲の特集を組んだということで、和気広報で見られた方がいらっしゃいますかも
わかりませんけど、町として、県立美術館で8月から展覧会をするのにどのように協力をしていくつもりか、ち
ょっとお聞かせを願いたいと思います。
- 78 -
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
その他、雑入の210万9,000円の中に新しく片鉄ロマン街道ウオーキング大会のイベント40万円の収
入を見込みましたというふうに、私の方からご説明させていただきました。25年の新しい一つの行事としまし
て、11月23日の勤労感謝の日の祝日に、和気の体育館の会場と佐伯庁舎の会場、2会場から、町内外から人
をお呼びいたしまして、参加費、大人の方で1,000円、子供の方、中学生以下ということで500円といっ
たものを、大人は300人、子供を200人といった数字で募集をかけて、和気町単独で片鉄ロマン街道ウオー
キングイベントをしていただこうということを計画いたしました。
なお、その当日は和気ドームの方でふるさとまつりの開催もしていまして、和気町の方は大変参加がしにくい
時期だというふうに思われるかもわかりませんが、町外の方を募集して呼び込んで、そういったふるさとまつり
だとか鵜飼谷温泉の利用もしていただけたらということで、それぞれの事務局での今の考えでありますが、まち
づくり協議会であります本荘、和気、山田の協議会にも今後お話をさせていただいて、協力をしていただいて、
それぞれのポイントポイントで振る舞いを行っていただけるような、楽しいウオークラリーを計画をいたしてお
ります。
こういった中で、記念品の500円を参加者の方に、温泉の入浴券でありますが、そういった方々にもお配り
をさせていただいて、幾らか参加していただく方に自己負担をいただきながら楽しい1日を和気を歩いていただ
けたらという思いで計画をいたしております。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 最初の発想の考え方については、和気町でマラソンができないかということの発想の中
で考えました。しかし、ロマン街道でのマラソンは無理だと、技術的に無理、それから警察の警備等からも無理
だということ。それから、和気町での374での警備についても、備前署はなかなか厳しいということで、でき
ないということなんで、それでウオーキングということで。全国発信をしたいというところなんですが、ぜひ鵜
飼谷温泉へ泊まっていただくというのが大きな目的でございます。登録をするためには、前の日に登録をしなき
ゃ明くる日に出場できないというような、吉備路マラソンとか東京マラソンとか、そういったもので地域の活性
化を図っていこうというのが大きな狙いなんですが、なかなか和気町という非常にこういった1万5,000の
人口の中では厳しい、マラソンはできないということなんで、ウオーキングでぜひ少しでも多くの人が来ていた
だいて、片鉄ロマン街道を歩いていただくと、これをひとつ定着させていただきたいというように思っておりま
すので、今後の進め方につきましても十分検討しながら、本当に全国から集まってきてよかったなと言える、1
つのウオーキングラリーにしていきたいというように考えておりますので、議員の皆さんにもご協力いただきた
いというように思っております。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 106ページの19、展覧会補助金の250万円ですが、徳永柳洲の県美での
展覧会を予定しております。先ほど議員もおっしゃいましたが、8月29から10月20日を予定しておりま
す。実はもう来月4日に実行委員会の準備委員会をつくる予定にしておりまして、町当局と県美関係、顕彰会の
メンバーで、そのあたりの実行委員会で、町としてどういうようなことができるかという詰めをしていきたいと
思っております。図録をとったポストカードの販売とか、その辺の収入源の計画もあるんですが、町内の方が県
美の方へ足を運んでいただく、そのやり方等、実行委員会の方で十分話をして、一人でも多くの方が県美の方へ
足を運んでいただくよう計画をいたしたいと思います。
(12番 当瀬万享君「ありがとうございます」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
- 79 -
10番 実末君。
○10番(実末一敏君) もう最後の方になりました。こんだけ附箋紙をしておりますので、これだけ聞きます
んで、執行部の方、ちょっと眠いでしょうけれども目を開けて聞いてくださいと言いたいところですが、時間が
過ぎましたので、重複する点がございますけれども、ちょっとその辺をちょろっともう一度聞かせていただきた
いというふうに思います。
まず、40ページの、これは山本議員が聞かれましたけども、ハザードマップ調査委託料と防災計画業務委託
料、この部分について少しお聞きしたいというふうに思うんですが、これは6年か7年前、森川部長が総務部長
をしておられたときに、私は鋭く質問をさせてもらいました。そのときにはハザードじゃなしに防災マップとい
う簡単なマップをつくって、こんなもんじゃだめでしょうということで質問をさせていただきました。今回もハ
ザードマップをつくるということでありますから、やはり実のあるハザードにしていただきたい、このように思
います。今まではここに逃げてくださいよ、避難してくださいよというところをハザードで、ここを丸してます
けども、そこへ行くまでに水がたまって行けないという状況もあります。以前にもそういう話をさせていただき
ました。その辺を十分踏まえた上で、ハザードマップ、防災計画を立てていただきたいというふうに思います。
それから、84ページの買い物弱者支援事業補助金であります。
先ほど、補正のときに聞かせていただきましたが、1日に4,500円程度の売り上げだと、こういうふうに
聞きました。4,500円であれば、週に2回、それで月に4回あります。合わせて12カ月掛けても21万円
程度の買い物しかありません。その中で380万円を使うということは、どういう形でこの補助金を出すのか、
この辺をちょっとお聞きしたいというように思います。
それから、88ページの、草加議員が聞かれましたけども、橋架工事の8,000万円であります。この部分
については、佐伯橋ができた当初は、あれをできてすぐに潰せば、県、国がただで潰してくれるはずだったと思
います。ここにそのときの町長が2人おられます。そして、議長もそのときに議会におられたというふうに思い
ます。その中で、保存会をつくり、これを残してくださいという形で残したわけです。なぜここで、保存会の人
がもう潰してくださいと言うたのか、保存会に許可をとったのか、ただ災害に橋が邪魔になるからのけてくださ
い、これだけじゃあ保存会の人が納得せんでしょう。そして、もしそれを取るならば、保存会の人に負担をして
もらわんといけないんじゃないかと。何も我々和気町の人間が負担をする必要はないというふうに私は思ってま
す。しかしながら、同じ和気町民になりましたんでそこまで言ったんじゃだめでしょうから、その辺はどういう
話し合いになっとんか聞かせていただきたい、このように思います。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) ハザードマップ、防災計画でございます。先ほど、山本議員の中でも答弁させてい
ただきました。仰せのとおり、ハザードマップで避難場所が低位置にある場所を指定している場合も数多くあり
ます、既に。ここら辺がハザードマップの考え方なんですけれども、町が指定しているから水につかっていると
ころまで、水につかっていけというものでは決してないわけでございまして、そこら辺は防災の考え方の中で、
基本的には自助が一番でございまして、自助、共助、最終的に公助というような順番になってまいりますので、
そこらあたりの判断は防災の考え方の中では非常に難しいところでございまして、町が逃げるわけでも何でもご
ざいませんが、そういった判断の中でやりたいというように思います。当然、おっしゃられたような意見は十分
配慮しながら、新しいマップをつくっていきたいというように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思
います。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 84ページの佐伯地域の買い物弱者支援事業の関係でございますが、ちょっと
説明をしましたように、過疎債の充当部分ということで、25年度については360万円が充当される予定でご
- 80 -
ざいます。それで、一応自立していく必要性があるというようなことがございまして、ちょっと補正の説明の中
で漏らしておりました部分で移動販売部分というのがございまして、宅配の売り上げについては1日4,500
円程度でございますけれども、移動販売部分というのを昨年の10月から取り組んでおりまして、車の中にあら
かじめ必要なような商品を積んで持っていくということで、移動販売もあわせてやるようにしております。その
部分が現在のところ宅配の売り上げより上がってきておるということもございまして、将来的には少しある程度
売り上げが増えていくというような見通しでございます。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) ふれあい橋の件につきましては、当初の保存会といいますか、あそこに置いてほしいと
いう要望の中で進めてこられた経緯はあるわけなんですが、それはそれとして、今回吉井川の11.1キロ、約
40億円かけてという事業の中で、県もあの橋を落とさなければ幾ら堤体をかさ上げしても災害からは守れない
ということで、地元関係区長を初め、そして関係者の皆さんにもご理解いただいて、今回中学生が迂回して新し
い橋の方を通らなきゃいけない、そういう危険対策等についても十分配慮した施設をしながら、中学生が通学で
きる、そして一般の方についても安全で通行できるような形で処置をしていくということを前提にしながら、ふ
れあい橋を撤去させていただくことで。その点についてのいろいろな経費は1億5,000万円ぐらいかかって
くるだろうということでございますけれども、やはり災害からそれぞれの住民、そして地域を守るという意味
で、ぜひ議会の皆さんにもご理解いただいて、これがスムーズなこれからの堤体の改修が進んでいきますという
ことを我々は念願しているわけでございます。ぜひそこら辺のメリットを十分ご理解いただいて、単独でこれだ
けの、今回は8,000万円なんですが、8,000万円を単独で持つというのは非常に厳しい財政の中で問題
があると思いますけれども、十分理解をしていただいて、ぜひ今後の執行、そして財源的には先ほども申し上げ
ましたような、国、県にも補助はいただけませんけれども、あと特交等でご配慮いただきたいということで、県
とも十分協議を進めてまいりたい、そういった意味で、そういった財源的なものが返ってくるように我々も努力
してまいりたいというように思いますので、ぜひご理解いただきたいというように思います。よろしくお願いし
ます。
○議長(安藤勝介君) 10番 実末君。
○10番(実末一敏君) ありがとうございました。
私も、橋を落とすことについて別に反対しとるわけじゃないんですけれども、一応あの部分については、新し
い佐伯橋ができた当初に落としたらどうかということで、議会の中でももまれたと思います。その中で、保存し
たい、今町長が言われましたように、中学生が通る道がないとか、あそこへ花や、そしてベンチを置いて安らご
うというような考えの中で保存されたと思うんですが、非常に無駄なお金をここで使わにゃいけないという状況
になってきてます。
しかしながら、橋があって、大水が来ればそこに物がかかって邪魔になると、だからできるならば橋がない方
がいいわけです。少ない方がいいわけですけれども、やはりそういった中で保存会の人が納得していただけたん
なら、それはそれで結構ですけども、十分一般財源から出すこともあれですけれども、県や国にもっともっと強
く言うて、特交の方からお金が引き出せるような形で、極力和気町の財政を悪化させないようにしていただきた
いというふうに思います。
それから、ハザードにつきましては、これは一回つくったら、また町民に渡してくれるんですか、それともこ
の町の中でつくっただけで終わるんですか。一時、防災マップは各戸に配っていただきましたけれども、最終的
な県との調整の中で、防災計画、ハザードマップというものをつくるわけですから、それを基に町民がいざ災害
になったときにどうするんだという構えも必要であるというふうに思いますから、その辺の配布はどうされるの
か、お聞きしたいというふうに思います。
- 81 -
それから、買い物弱者につきましては、注文制でありますけれども、どういった形で注文されとんか、我々は
一切見ておりません。だから、その注文方法なり、そういったものが、もしその注文の紙があれば1枚いただき
たいというふうに思います。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) ハザードマップについては各戸に完成後は配布したいというように思っておりま
す。また、ただ、前回配布したときもそうでありますが、配布した当初はちゃんとご確認いただくんですけれど
も、えてしてすぐにどこかへ置き忘れてわからなくなるというようなことがございます。そういった中で、やっ
ぱり防災に対する意識の高揚というのを、今後図っていかなければならないと思います。そういうことも含め
て、地域の防災意識というか、正式な防災意識ではないんですけれども、そういった防災教育を今後も順次進め
ていこうというような計画もございますので、そこらあたりも含めて活用していきたいというように思っており
ますので、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) 買い物サポートの関係でございますが、会員になられたときに一応要項といい
ますか、各6事業所の連絡先等を記入したものを配っております。それで、電話によって注文をするというよう
な格好でございます。それから、時期に合わせてこれまで2枚ほど商品チラシ等もつくっておりますので、それ
もまた後ほど配付したいと思っております。
(10番 実末一敏君「ありがとうございました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
4番 安部君。
○4番(安部政敏君) ちょっと言いにきいことなんですけども、婦人会の活動ですけども、106ページの下
から婦人会の補助金なんですけれども、お金のことじゃなくって、僕が小さいときには婦人会は、母親も周りの
人も一生懸命やってたんですけども、今活動というのが余り見えていないんですけれども、各地域でもちろんや
られてると思うんですけれども、実態といって、僕はよく勉強不足でわからないんで、ちょっと教えていただけ
ればと思うんです。人数的なもんとか、活動をやっているのかどうか、どのくらいやってるのかという話を教え
ていただければと思うんですけれども。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 婦人会補助金30万円ですが、会の人数は24年度151名で、会の活動なん
ですが、交通安全のPR、そのあたりしか私も存じません。各地区ごとで活動もしておられると思うんですけど
も、かなり高齢化が進んで、若い婦人というんか、奥さん方が入ってないのが実情じゃないんかなと思っており
ます。
○議長(安藤勝介君) 4番 安部君。
○4番(安部政敏君) 僕もほんまにさっきも言ったように勉強不足で、またその婦人会の皆さんともお話しし
たことないんですけれども、もっと話をして、僕も実態をもうちょっと把握していきたいと思いますけれども、
そちらの方も勉強していただきたいなと思いますし、予算もやっぱし少し出とんですから、それなりにやってい
ただきたいと思います。またお話をすると思います。どうもよろしくお願いします。ありがとうございました。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
2番 万代君。
○2番(万代哲央君) 細かいことをお聞きすると思うんですけど、よろしくお願いします。
35ページの20番、諸収入の中のリサイクル事業収入70万円というのがありますけど、私はよくわからな
かったんです。これはプラごみの回収のお金かなと思ったんですけど、24年が50万円足らずで、25年度に
- 82 -
70万円ぐらいあるんで、そのプラごみのごみだったら大体もう年間これぐらいで定着するんかなというに思っ
たんですけど、このあたりを教えてほしいのが1つと。
それから、39ページの需用費の消耗品費あるいは光熱水費というのも昨年並みだったんですけど、LEDの
ライト、これの採用というのは25年度はやらないのかなというのがです。この辺のところを教えてください。
それから、同じく39ページの修繕費というのがあったと思うんですけど、1,144万5,000円、この
内訳を教えていただきたいと思います。
それから、41ページの19番の負担金云々のところの、下から6つ目の地縁団体設立促進補助金ということ
ですけど、これは法人格を持った認可地縁団体ということだと思いますが、和気町52区の中でどれくらいある
のか教えてほしいと思います。
それから、44ページの19番負担金云々のハナ町の青少年交流事業。これは今年交流事業をやるんでしょう
か、そのあたりを。また、何名ぐらい行かれるんかとかわかれば教えていただきたいと思います。
それから、45ページの9番の自治振興費の13番委託料、設計監理委託料の252万6,000円、この中
身を教えていただきたい。
それから、69ページのこれはさっき話が出てきたやつですけど、14番の使用料云々の施設使用料。600
万円が健康づくりのために9,854人分を対象にした60歳以上の温泉の無料券ということで、これは反対す
るわけではないんですけど、一般会計から特別会計にお金が移るだけなら何も物品が伴うわけでもないんですけ
ど、印刷費とか郵送費がかかるぐらいかなと思います。いい面は、お年寄りが行けば、お孫さんとか連れて一緒
に行って、お風呂に入って食事をしたりカラオケをしたり、そういって人を呼ぶ効果はあったりするのはよくわ
かるんですけど、何で60歳以上なんかなというのが僕は自然に思ったわけです。60歳じゃなくてもみんなお
風呂へ入るわけですから、町内の方に利用してもらったらいいんじゃないかなとも思いました。
そうしたら、どういうことが考えられるんかといえば、例えば1日終日開放するというか、温泉入るのを開放
するとか、そういうことも考えられるのかなと思ったんですけど、反対ではないんですけど、60歳以上にして
高齢者のための公共サービスというのがちょっとひっかかるような気がしたんで。23年にまだ移管される前で
すけど、無料券を配ったことがあったわけですけど、そういうときにどんくらい利用されているのかわかれば、
また温泉の特別委員会がありますので、そのときにでも教えていただければと思います。
それからもう一個、最後になりますけど、細かいことで申しわけないんですが、119ページの特別職という
のがありますが、特別職、前年が1,913人、今年が1,843人、70人減ということなんですけど、この
特別職というのは、例えば農業委員会の会長とか副会長とか報道委員の方とか、そういうような非常勤の方なん
かなと思ったんですけど、その70人の減というのは、去年がちょっと多いかっただけで、平常は今年度並みな
んか、去年が一過性のものだったんか、その辺がちょっと気になったもんで、そのあたりを教えていただければ
と思います。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 35ページのリサイクル事業でございますが、このリサイクル事業というの
は、紙、新聞紙、段ボール等の6品目を集めたやつです。それで、値段が増えたのは、年度初めに入札をしまし
て、単価が今年は高く買ってくれることになりましたために、去年よりは増えております。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 39ページにございます需用費の中の光熱水費の関係で、LED電灯の採用は
というようなご質問だったと思います。
本庁舎、保健センター、社会福祉協議会ゾーン、大ホールといった中で、LEDの設置あるいは冷暖房機の更
新といった中から、エネルギー対策、省エネ対策といったことを総合判断をしていただきまして、改修工事等の
- 83 -
見積もりもとってみました。その中で、1億5,000万円ほどの経費もかかる中で、投資に見合う改修は8年
ぐらいでペイになるという見通しもございましたが、和気町の置かれてる今の立場を考えて、25年度の更新工
事というものを総合的に見直すことを断念をいたしました。
それから、次の修繕料1,144万5,000円でありますが、こちらは本庁舎の総務課が管理するもの、そ
れから企画財政が庁舎を管理するものとか、車両、それから佐伯庁舎における庁舎管理だとか、車両管理をする
経費という3つの部門が合わさった修繕料をここに計上をいたしております。本庁舎の総務課で計上いたしまし
ておりますのが504万8,000円で、主にはコピーのパフォーマンス料とかといったものになります。本庁
舎の企画財政課では庁舎管理の修繕だとか、車両管理で合わせて381万4,000円。佐伯庁舎では、同じく
コピー機のパフォーマンス料、庁舎管理に50万円、車両管理に132万5,000円と合わせて258万3,
000円といった内容で予算計上をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 地縁団体の数の質問でございますが、済いません、ちょっと資料を持ち合わせてご
ざいません。後ほど回答させていただきます。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 44ページにあります友好都市交流費で、ハナ町青少年交流事業補助金という
ことで88万円ですが、この中には、25年度から中学生の4名分の交流を企画しております経費を計上いたし
ております。よろしくお願いいたします。
それから、45ページの下から4行目の設計監理委託料252万6,000円の経費でございますが、こちら
は田賀のコミュニティーハウスの改築の設計委託料として220万5,000円、それから日室台のコミュニテ
ィーの増築改修で10万6,000円。それから、加三方の増築改修コミュニティーで21万5,000円とい
った設計監理委託料を計上いたしております。よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 健康福祉課長 橘君。
○健康福祉課長(橘
誠君) 69ページの施設使用料についてでございますが、まずこれは対象年齢につき
ましてですが、一応高齢者の健康促進事業ということで、高齢者の定義は一般に言いますと65歳以上なんです
が、できるだけ幅広い方に利用していただきたいということで、60歳以上ということで配布させていただきま
した。この利用の対象者につきましては、またいろんなご意見をいただきたいと思います。
それから、23年度の実績でございますが、対象者6,501名に対しまして、3枚ずつ、1万9,503枚
を配布いたしました。利用者につきましては、温泉が延べ8,306名、プールが延べ169名でありまして、
合計8,475名の利用がありました。利用率にいたしますと43.5%、使用料と支払ったお金が506万
8,100円の実績となっております。
(2番 万代哲央君「119ページの特別職の」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) それぞれの特別職の減の原因ですけども、ちょっと私は把握をしておりませんでし
た。申しわけございません。多分、選挙の関係の報酬の部分が影響しているんではないかと思われますけれど
も、調べて後ほど回答させていただきます。お願いします。
○議長(安藤勝介君) 2番 万代君。
○2番(万代哲央君) ありがとうございました。
1つだけ、プラの収集のお金というのはどこに入るんですか。
それから、あと温泉の方は、無料券については、温泉の特別委員会で意見を言わせていただきます。
(「プラの」の声あり)
- 84 -
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 済いません、ちょっとすぐ調べて後ほどご回答します。
○議長(安藤勝介君) 以上でよろしいか。
(2番 万代哲央君「はい」の声あり)
ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第23号は、総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業、ごみ処理施設整備事業の各
特別委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第23号は、総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業、ごみ処理施設整
備事業の各特別委員会に付託することに決定しました。
(日程第5)
○議長(安藤勝介君) 日程第5、これから特別会計予算14件の質疑を行います。
最初に、議案第24号から議案第27号までの4件の質疑を……
(「休憩動議を、ちょっとお疲れのようなんで」の声あり)
4時から会議が待ち構えておるので、できればこのまま進みたいと思うんですが。
(「5時じゃないん」「5時じゃろ」の声あり)
4時からなんです。
(「よろしいでしょうか」「いいです」の声あり)
済いません。
日程第5、これから特別会計予算14件の質疑を行います。
最初に、議案第24号から議案第27号までの4件の質疑を行います。
まず、議案第24号平成25年度和気町国民健康保険特別会計予算についての質疑はございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 国保で、149ページでしたっけ。何か岡山市の不正請求があって。ごめんなさい、1
49ページの退職被保険者等返納金ですか、滞納繰越分で133万8,000円、それから退職被保険者返納金
1万円ですか。現年分が1万円で滞納繰越分が133万8,000円だと思います。そういうことを言われたん
ですけど、ちょっと意味がよくわかりませんでした。もう一度教えていただきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 滞納繰越分で133万8,000円計上いたしたのは、通常の年ですとこうい
ったものはございません。上の返納金というのは座だけ設けるんですが、今回、ある岡山市内の医療機関におい
て、支払い医療費が過大請求の医療機関がありました。県内各保険者の方へ過払いであったものをお返しすると
いうことで、今回25年度に入れてもらうということです。先に国保から払っていたやつで、過払いになった部
分が発覚しまして、それを入れてもらうということになってます。その分を予算計上いたしております。
(6番 西中純一君「これは国保連から返ってくるんですか」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) これは、国保連合会からもう一遍返ってくるということですか。
- 85 -
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 医療機関から入ってきます。
(6番 西中純一君「わかりました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) ほかに質疑なしと認め、次に議案第25号平成25年度和気町国民健康保険診療所特別
会計予算についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第26号平成25年度和気町後期高齢者医療特別会計予算に
ついての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第27号平成25年度和気町介護保険特別会計予算について
の質疑はございませんか。
9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) 1点だけ質問させていただきます。
226ページの負担金補助及び交付金の20万円、介護支援、いきいきポイント制度の件なんですが、これ
は、昨年は34名の方の登録ということで、一応今年は40名の登録を予定してますということです。先ほど補
正の方でも話がありましたが、昨年は100名を予定したということだったんですが、結局34名しか登録をさ
れておりません。本年は40名という予定なんですが、これはまだまだ認知不足ではないかなと思うんですよ。
もっともっとこれは周知徹底していかないと、なかなか登録する方が増えていかないんじゃないかなというよう
に思っております。
もともとこの制度は、65歳以上の元気な方が施設等でボランティア等を行った場合に、その方にポイントを
付与して、年間最大5,000円まで換金できると。そのお金が介護保険料に還元すると、こういう制度なわけ
です。具体的にどのような形でボランティア活動されているのかということと、それから今までやってきて特に
問題点はなかったのか。それと、他の市町村ですね。どの程度の方が登録されているのか、ちょっとお聞きした
いと思います。
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 安東議員の言われたとおりでございます。
ボランティアの内容につきましては、各受け入れ事業所の機関によりまして内容は異なりますが、主にはお茶
出し、話し相手、散歩の補助、レクリエーション等のボランティアをしていただくようになります。
それから、周知がまだ足らないということなんですが、24年度中には受け入れ機関の方に訪問いたしまして
登録の依頼をしております。また、平成24年6月号、25年1月号の広報誌の方へも掲載しております。安東
議員が言われるように、まだまだこの制度については周知が十分なされてないと思いますので、今後につきまし
ても周知の方を努めてまいりたいと思います。
それから、ポイント制度の制定をされてる市町村でございますが、私の把握している中では、全国では117
市町村が取り組んでおられます。岡山県内では、倉敷市と和気町、2市町がこのポイント制度の方に取り組んで
おります。今先ほど言われたように、ポイントの上限は5,000ポイントで、5,000円の上限となりま
す。今後3月末には各ボランティアの方にポイント活用申請書の方を送付させていただきまして、換金するよう
に事務を進めてまいりたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) それで、具体的にどこの施設がこの登録を受け入れているのか、どこでもいいのかどう
かですね。
- 86 -
それから、システムというんか、65歳以上の方がボランティアをしたいと言った場合に、施設の方が役場に
連絡をして役場からその登録をした方に連絡が行くのか、どういうシステムになっとるんか、ちょっとそこら辺
をお聞きしたいなと思います。
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) 受け入れ機関につきましては、町内の介護保険施設、事業所の方に受け入れ機
関として登録をしてもらっております。町内では15事業所に受け入れをしていただいております。
申請等の方法でございますが、施設の方からの代行申請、それからご本人による申請、介護保険課の窓口に来
ていただいて申請をしていただく、この2通りで申請の方を受け付けておりまして、台帳の方に登録しておりま
す。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) 済いません。その登録ではなしに、実際に本人がそこの施設でボランティアしたいとい
う場合、これはどういうシステムになっとんですか、要するに。役場から登録した方に、あしたここでこの施設
に行ってくれというような形になっとんですか、ちょっとその辺をお聞きしたいんです。
○議長(安藤勝介君) 介護保険課長 青山君。
○介護保険課長(青山孝明君) まず、申請して登録しましたら、受け入れ機関の一覧表とそれからポイントを
付与するポイントの手帳の方を申請者の方に渡すようにしております。実際にボランティアで活動していただく
方法につきましては、一覧表の方に各事業所の連絡先等を、それからボランティア活動の内容等を一覧表にした
ものを配付するようにしておりますので、その内容を見ていただいて事業所の方を選択していただいて、ボラン
ティアの方が直接そちらの方に連絡調整をしていただいて、実際に活動していただくという方法をとっておりま
す。
(9番 安東哲矢君「本人から直接施設へ連絡をするというこういうことで
すか」の声あり)
そうです。
○議長(安藤勝介君) ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第24号から議案第27号までの4件を厚生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございません
か。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第24号から議案第27号までの4件は、厚生常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第28号平成25年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算についての質疑を行いま
す。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。
お諮りします。
議案第28号を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
- 87 -
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第28号は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第29号平成25年度和気町墓園事業特別会計予算についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
12番 当瀬君。
○12番(当瀬万享君) 267ページの墓園事業工事費2億3,600万円、それから土地購入費が135万
円ですかね。きょう、図面をいただいたんですけど、ちょっと気になるからお聞きするんですけど、宿北は今ま
さに建築ラッシュです。新築の家がどんどんどんどんできとんですけど、自分たちが聞いてるのは、墓の移転が
まだ確実に話がまとまってないからということを聞いてるのに、家の方は話ができてもうどんどん家を建ててお
る。ほんなら、墓がまとまらなんだら家を建てた人はどうなるんでという話なんですけど、もう既に図面ができ
てるということで、墓の移転の話は全部オーケーが出たのか。
それと、ここに造成で山を削るようになってますけど、土地の所有者も全部が全部オーケーしてないというこ
とだったんですけど、いつオーケーが出て、こういうふうな図面ができたんか。心配するのは、地元の区長には
きちっと説明してるんかどうか。地元の検討委員会があって、検討委員会にもきちっとこういうふうにやります
というのを説明されたんかどうかというのをちょっとお聞きしたいです。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 失礼します。これまでに、町では県の担当課と一緒に概要の、こういう計画図
等で地元の区長に説明をして協議を重ねています。先ほどおっしゃいましたように、地元の協力を得ながら進め
るのが一番でございますので、今後円滑に進めるように再度協議を頻繁に行って、協議を重ねていきたいと思い
ます。
今回、工事費でそうやって予算を計上いたしました関係で、参考にしていただくような概略の平面図等をお示
しさせていただきました。
○議長(安藤勝介君) 12番 当瀬君。
○12番(当瀬万享君) 先ほど言いましたように、墓が一番最後に残って、幽霊土地が多いから、死んだ人の
名義になったとこがどんどん墓というのは多いから、なかなかまとまらないという状況で、先に、本当にこっち
の西の方から話をされて、片づいたとっから田んぼの中に家へどんどんどんどん出ていっとんのに、墓が最終的
に解決せなんだら、その人らあ大変なことになるじゃろうなという思いがある中で、3区の区長にはきちっと説
明をして、今こういう状況であと何件だけ墓の話は解決してないとか、それから造成する土地の所有者とはこう
いうな状況になっとることから、協力できる部分は協力してくださいというようなことを一々小まめにやらん
と、ここでそっぽを向かれたら今までの苦労が水の泡になるんで、そこら辺は慎重にやってほしいというふうに
思います。答弁は要らん、要らん、要らん。
○議長(安藤勝介君) よろしいか。
ほかにございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) ちょっと恥ずかしい質問でございますが、私は今言われた同僚議員の259基移転とい
うふうに言われたと思ったんです、説明で。私はもう勘違いしとって、郵便局の隣の中田さんですか、あの辺の
近辺が何件か動くだけかと思ったら、全部移転するんですかね。ちょっとそこだけお願いします。
(「全部じゃ」「全部じゃろ」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) このたびの県道の改良工事に係る部分全部です。
- 88 -
(6番 西中純一君「わかりました」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第29号を厚生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第29号は、厚生常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第30号及び議案第31号の2件の質疑を行います。
まず、議案第30号平成25年度和気町上水道事業会計予算についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第31号平成25年度和気町簡易水道事業会計予算について
の質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第30号及び議案第31号の2件を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第30号及び議案第31号の2件は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第32号平成25年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第32号を総務常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第32号は、総務常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第33号から議案第36号までの4件の質疑を行います。
まず、議案第33号平成25年度和気町農業集落排水事業特別会計予算についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第34号平成25年度和気町駐車場事業特別会計予算につい
ての質疑はございませんか。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 今年度途中から工事が完了次第、駅の北側の駅前駐車場も機械を導入して無人の管理に
なるというふうなことだというふうに聞いたんですけれども、じゃあこの秋か、いつごろそういうふうになるの
か、見通しだけちょっと教えていただきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 無人化の開始時期はこの4月1日の予定です。
(6番 西中純一君「わかりました」の声あり)
- 89 -
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第35号平成25年度和気町公共下水道事業特別会計予算に
ついての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第36号平成25年度和気町特定環境保全公共下水道事業特
別会計予算についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第33号から議案第36号までの4件を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございません
か。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第33号から議案第36号までの4件は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
次に、議案第37号平成25年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計予算についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第37号を和気鵜飼谷温泉事業特別委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第37号は、和気鵜飼谷温泉事業特別委員会に付託することに決定しました。
(日程第6)
○議長(安藤勝介君) 日程第6、議案第38号及び議案第39号の2件についての質疑を行います。
まず、議案第38号和気町道路線の認定についての質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、次に議案第39号区域外路線の認定承認についての質疑はございませ
んか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第38号及び議案第39号の2件を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第38号及び議案第39号の2件は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
(日程第7)
○議長(安藤勝介君) 日程第7、議案第40号工事委託変更契約の締結についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
- 90 -
お諮りします。
議案第40号を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第40号は、産業常任委員会に付託することに決定しました。
(日程第8)
○議長(安藤勝介君) 日程第8、今回陳情2件が提出され、これを受理しております。
会議規則第92条第1項の規定により、お手元に配付した陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託しま
すので、審議をお願いします。
以上で、本日の日程は全て終了しました。
民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 先ほどの万代議員のご質問の中で、35ページのリサイクル事業収入で、プラ
の収入はということで、失礼いたしました、この70万円の中に12万円含まれております。大変失礼しまし
た。
○議長(安藤勝介君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。
あすは、午後1時から各常任委員会の現地視察が予定されていますので、ご出席方よろしくお願いします。
本日は、これで散会します。
ご苦労さまでした。
午後4時45分 散会
- 91 -
平成25年第2回和気町議会会議録(第11日目)
1. 招 集 日 時 平成25年3月21日
午前9時00分
2. 会 議 の 区 分 定例会
3. 会議開閉日時 平成25年3月21日
午前9時00分開議
午後1時59分散会
4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂
5. 出席した議員の番号氏名
1番 片 倉 弘 貴
2番 万 代 哲 央
3番 山 本 泰 正
4番 安 部 政 敏
5番 尾 﨑 忠 信
6番 西 中 純 一
7番 広 瀬 正 男
8番 草 加 信 義
9番 安 東 哲 矢
10番 実 末 一 敏
11番 秋 山 政 美
12番 当 瀬 万 享
13番 草 加 敏 彦
14番 柴 田 淑 子
15番 坪 井 迪 郎
16番 安 藤 勝 介
6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名
な
し
7. 説明のため出席した者の職氏名
町
長
大 森 直 徳
副
長
朝 倉 健 作
会計管理者
木 庭 茂 晴
総 務 部 長
三 村 清 介
企画財政課長
岡 本 裕 之
税 務 課 長
竹 中 洋 一
民生福祉部長
延 藤 隆 三
健康福祉課長
橘
誠
介護保険課長
青 山 孝 明
産業建設部長
原 野 勝 彦
産業振興課長
藤 本 敏 弘
上下水道課長
南
横 谷 朝 久
総務事業部長
総務事業部
事業課参与
学校教育課長
杉 本 晴 彦
青 盛 真 人
地域審議監
総務事業部
事 業 課 長
教 育 次 長
小金谷
小 林
社会教育課長
今 田 好 泰
教
育
博 史
健
町
長
稲 山
茂
入 江 哲 弘
敦
8. 職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長
佐 藤 順 一
9. 議事日程及び付議事件並びに結果
議事日程
日程第1
付
議
事
件
一般質問
1.
9番 安東哲矢
2. 11番 秋山政美
3.
4番 安部政敏
4. 14番 柴田淑子
5.
7番 広瀬正男
6.
2番 万代哲央
7.
3番 山本泰正
- 93 -
等
結
果
午前9時00分 開議
(開議の宣告)
○議長(安藤勝介君) 皆さん、ご苦労さまです。
ただいまの出席議員数は、16名です。
したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
(議事日程の報告)
○議長(安藤勝介君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承を願います。
(日程第1)
○議長(安藤勝介君) 日程第1、一般質問を行います。
一般質問は、会議規則第55条及び第56条の規定に基づき、1人40分以内、同一項目につき質問回数3回
以内を原則とし、一問一答方式で行います。なお、時間40分は、質問、答弁を合わせてですので、答弁者は特
に簡明、的確なる答弁をお願いします。
それでは、通告順位に従いまして9番 安東哲矢君に質問を許可します。
9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) 皆さん、おはようございます。
久しぶりにトップバッターで一般質問させていただきます。
質問は、3項目にわたってさせていただきます。
1項目めは、スクールソーシャルワーカーの配置についてでございます。
2項目めは、学校の図書館について。
3項目めは、期日前投票の簡素化についてでございます。
まず初めに、1項目めのスクールソーシャルワーカーについての質問をさせていただきます。
内容は、問題のある児童・生徒について、家庭や学校、地域への働きかけと医療機関や行政との橋渡しとなる
スクールソーシャルワーカーが必要であると思いますが、1点目に和気町は不登校また暴力行為等の発生率はど
の程度か、2点目に発生した場合どのような対応をしているのかという内容でございます。
近年、児童・生徒による暴力行為また不登校が増加をしております。文部科学省の平成23年度児童・生徒の
問題行動等、生徒・児童指導上諸問題に関する調査によりますと、小・中・高における暴力行為の発生件数は全
国で約5万6,000件、児童数1,000人当たりの件数は4件でございます。内訳は、小学校が7,175
件、中学校が3万9,251件、高校が9,431件となっております。その内訳は、教師への暴力行為が8,
574件、生徒間の暴力行為が3万2,305件、それ以外の人への行為は1,722件、器物損壊が1万2,
216件となっております。また、小・中学校の不登校は、全国で11万7,000人、そのうち小学校が2万
2,632人、中学校が9万4,836人、全体の1.12%を占めております。不登校になったきっかけと考
えられる原因は、1番、不安等情緒的なものが26.5%、無気力が24.0%、友人関係が14.7%。ま
た、学校以外の施設や機関等で相談の指導を受けた児童は5万6,683人で、不登校全体に占める割合は4.
8%となっております。
このように、暴力行為は別として、不登校の要因には心の問題が半分を占めております。また、相談は学校以
外での相談が半分近く占めております。本来は、最も身近である先生への相談が増えていかなくてはならないは
ずでありますが、現状では学校以外での相談が約半分を占めております。
和気町では、現在特別支援学級を中心に、先生の補助としてスクールサポーターを配置しております。生徒一
人一人に対してきめ細かな対応をしていただいていることについては敬意を表しております。ただ、専門的な資
格を有してはおりません。スクールサポーターのみでは限界があります。暴力行為や不登校等は心の病と大きな
- 94 -
関連があり、教育と医療の資格を持つスクールソーシャルワーカーの配置が必要であると思いますが、ご答弁を
よろしくお願いをいたします。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) それでは、お答えいたします。
まず、和気町の問題行動等の発生状況ですが、暴力行為は昨年度3小学校で3件、中学校ではゼロ件でした。
今年度1月末現在で小学校2校で6件、中学校では起こっていません。和気町の暴力行為は、感情のコントロー
ルができにくい児童が繰り返すという特徴があり、感情をコントロールする技法を粘り強く指導するとともに、
保護者へ専門機関への相談を勧めています。
いじめは、昨年度、小学校2校で3件、中学校2校で7件でした。今年度は、1月末現在で中学校1校で2件
発生しましたが、現在では解決をしています。
不登校は、昨年度、小学校4校で5名、中学校2校で15名でした。今年度1月末現在で小学校1校で2名、
中学校1校で6名という状況です。不登校の原因は様々ですが、登校をしぶり出した初期に適切な対応をするこ
とが一番効果的だと考えています。不登校は、和気町の大きな課題の一つですが、平成22年度、25名、平成
23年度、20名、今年度は10名程度に減少する見込みで、スクールサポーターの配置等できめ細やかな指導
が功を奏してきているのではないかと考えています。しかし、子供たち全員が楽しく学校へ通うことが一番大切
なことであり、まだまだ大きな課題であることは変わりありません。
子供たちの問題行動等の背景は、学業不振や家庭環境や障害特性など、複雑で学校だけでは解決が困難なケー
スがたくさんあります。
そこで、教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識や経験が豊かなスクールソーシャルワー
カーを活用し、多角的な支援を行うことは大変有効な手段だと考えます。実際、今年度、町内の小学校で家庭環
境が原因で不登校傾向にあった児童をスクールソーシャルワーカーへつなぎ、改善を見たケースがあります。来
年度は、岡山県がスクールソーシャルワーカーを大幅に増員する予定で、複雑なケースについては積極的にスク
ールソーシャルワーカーを活用したいと考えています。また、来年度は、県から配置されるスクールカウンセラ
ーを中学校2校に加え、本荘小学校へも配置していただくこととしており、また和気町独自で学校教育指導員を
配置し、スクールソーシャルワーカーとしての役割を担っていただこうと考えており、問題行動等の解決に積極
的に取り組んでいきたいと思っています。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) ありがとうございます。
先ほど不登校あるいはいじめ等の件数等をご答弁していただきましたが、これは岡山県全体の中で和気町はど
の程度なのかということをちょっと1点お聞きしたいと思います。
それから、スクールソーシャルワーカーにつきましては、先ほどご答弁にありましたように、2013年から
岡山県の教育委員会で現在6人というソーシャルワーカーの人数を25人に大幅に増員するということが決定を
されてます。これは、政令指定都市の岡山市を除いて、市または郡を基本に県内を12ブロックに分けて、それ
ぞれに2人と県教育生徒指導推進室に1人を置くと、こういう回答が県の方でされております。これは、もとも
と県内にある公立小・中学校の不登校児童・生徒のうち約3割が要するに相談とか指導を受けてなかったという
ことから、今回こういう大幅にスクールソーシャルワーカーを増員したと。これは、今回県知事も代わりました
んで、教育に対する意気込みが見られるかなあというように思っております。
この中で、要するに25人に増員するという形で、県内を12ブロックに分けるということなんですが、この
東備の方には具体的にどのくらいのいわゆるソーシャルワーカーの方が来られるのかなということをちょっとお
聞きをしたいというように思います。
- 95 -
それから、先ほど既に6人配置されてるソーシャルワーカーの方がいらっしゃって、そのうち和気町でも相談
を受けた方がいらっしゃるということだったんですが、これはどういうような相談があったのか。実際、どうい
う結果だったのかという辺についてもちょっとお聞かせ願いたいというように思います。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) それではまず、不登校の出現率についてお答えをします。
まず、昨年度の状況ですけども、全国が0.33、岡山県は0.55、和気町は0.65と、全国、岡山県よ
り少し高い数字になっています。それから、中学校は、全国が2.64、岡山県が2.92、和気町が3.76
と、これも全国より高い状況にあります。
それから、スクールソーシャルワーカーの配置についてですけども、来年度は赤磐市と和気町で2名スクール
ソーシャルワーカーを配置していただけるということになっておりまして、赤磐市と和気町で相談をしながらそ
のスクールソーシャルワーカーを使っていくということになります。
それから、実際にスクールソーシャルワーカーを活用した例ということですが、ちょっと家庭的にお父さん、
お母さんが不仲でかなり子供が動揺しておりまして学校へ来にくい状態になった子供がいます。そういう子供の
家庭へ入っていただいて、お父さん、お母さんの相談をしていただいたり、それから本人へそういうカウンセリ
ングをしていただいたりということで、学校へ登校できるようになったという例でございます。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) 来年から、赤磐市と和気町に配置をしていただくということですが、これは具体的にこ
のソーシャルワーカーを配置した場合、これは各学校に要するに巡回をしていくのか、それともこちらから予約
というんですか、そういう形でお話をして、それからこちらが出向いてその方に相談をしていくのかという、ど
ういう形になるかということと、それから今度配置されるソーシャルワーカーの資格ですね。基本的には社会福
祉士あるいは精神保健福祉士と、こういう資格があると思うんですが、この辺ちょっとお聞きしたいと思いま
す。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) 実はまだ具体的なことが示されておりませんで、4月になって打ち合わせの会
議が持たれる予定ですが、今は県教委の方へ予約をするという形になっております。だから、来年もそういう形
になるのかなあと思っております。
それから、資格についても、議員おっしゃったように、今社会福祉士とかそういう資格を持った方が入ってお
られるということです。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) ありがとうございました。
それでは続きまして、2項目めの質問に移らせていただきます。
学校の図書館についてという項目でございます。
1点目に、学校図書館の司書の処遇についてと、それから2点目に小学校新聞は25年度から全校配布できる
のかということ、それから3点目は学校図書館の標準冊数についての質問をさせていただきます。
1点目の学校図書館の司書の待遇は現在どのようになっているのか、勤務条件また契約期間等を教えていただ
きたいというように思います。
2点目の小学校新聞につきましては、昨年の6月議会で小林学校教育課長より25年度から全校配布いたしま
すという回答をいただきましたが、消耗費でやるというように聞いております。その分、当然ほかの消耗品が購
入できないということを聞いておりますけれども、実際はどのような形になっているのかお聞かせ願いたいとい
うように思います。
- 96 -
それから、3点目の学校図書館の標準冊数についても9月の議会でお聞きをいたしましたが、古い本を廃棄す
れば標準冊数が維持できなくなるので、廃棄せずに、古い本を更新していないのではないかというようなことを
思っております。この3点についてご回答をよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) 失礼します。
学校司書は現在6名おり、中学校と本荘小学校へは毎日、他の小学校へは半日配置をしています。そのうち日
笠小学校と藤野小学校、和気小学校と石生小学校は1人の司書が兼務で勤務をしています。
学校司書は、司書資格か司書教諭免許を持っていることが条件で、専門的な立場から小・中学校の読書環境や
子供たちの読書意欲の向上に取り組んでいます。今では、昔の殺風景な図書室とは違い、どの学校も子供たちが
行きたいと思える図書室になっており、読み聞かせや読書相談などで子供たちが本に触れる機会も増えてきてい
ます。
学校司書の待遇ですが、賃金は月額15万4,000円、期末手当、通勤手当、有給休暇があり、社会保険と
雇用保険に加入しています。半日勤務の方は時給960円で、雇用保険に加入をしています。臨時職員というこ
とで、厳しい条件ではありますが、臨時や嘱託の保育士、幼稚園教諭と同じ待遇です。
次に、小学校新聞の購読についてですが、9月議会で議員からご質問をいただき、来年度は全小学校で購入す
ることとしています。質問いただきましたように、今年度も消耗品から購入している学校もありますので、来年
度も消耗品費の中から購入していくということにしております。
次に、小・中学校図書館の標準図書数ですが、9月議会でお答えしましたように、9校中8校が標準冊数を上
回っています。和気小学校のみが222冊下回っていましたが、あれ以後蔵書数が144冊増え、現在78冊の
不足となっています。多くの学校で標準冊数を超えているとはいえ、時代おくれになっている本や子供が余り興
味を示さない本も確かにあります。昨年度、住民生活に光をそそぐ交付金1,390万円を活用し、小・中学校
へ8,949冊の新刊を購入したことでかなり整理ができたと考えていますが、今後毎年の予算で少しずつ買い
替えをしていきたいと考えています。
また、最近では学校でもインターネット環境が整備されており、書籍ばかりでなく、インターネットを活用し
て情報を得ることもできます。これからを生きていく子供たちがインターネットから正しい情報を得ていく技術
を身につけていくことも大切なことです。書籍も含めていろんな方法で情報が得られることも教えていきたいと
思っています。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) ありがとうございました。
図書館司書の処遇なんですが、大体わかりました。これは、契約期間はどういう形になってるのか、ちょっと
それを教えていただきたいというように思います。
それから、小学生新聞につきましては、本年から全校配布するということなんですが、これ具体的に、先ほど
言いましたように、消耗品の中から買うわけですが、それをすれば当然ほかのものが買えないというような話を
ちょっと聞いたことがございます。これはどの程度年間新聞について費用がかかるのかということをちょっと教
えていただきたいというように思います。
それから、3点目の標準冊数なんですが、これは徐々に新しいものと入れ替えをしていただいてるとは思うん
ですが、やはり大きい百科事典ですか、これを今回本荘小学校が何か大分買われたと、100周年記念ですか
ね、この際に百科事典をばっと新しいもんに入れ替えたということを聞いておりますが、ほかの学校ではまだま
だ50年近く前のそういう百科事典があるんじゃないかなということもちらっと聞いておりますので、ここらあ
たりちょっとご回答をお願いしたいというように思います。
- 97 -
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 図書館司書の契約期間でございますが、1年契約ということでございます。
それから、消耗品の子供新聞につきましては、予算編成時に子供新聞の必要な経費、それからその他の消耗品
の経費を精査しまして、経費を組んでおります。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) 百科事典等、多額なお金のかかる書籍についてですけども、確かに毎年の予算
ではなかなか購入できにくいという現状があります。しかし、最近は、先ほどお答えしましたように、インター
ネット等でもそういう百科事典によく似たようなものを検索できるということもありますので、子供たちにはそ
ういう方法でも調べることができるんだよということで教えていきたいと考えていますし、何か交付金等の余裕
があるときにそういうことをまた購入できるように考えてみたいと、そのように思います。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) 標準冊数の件なんですが、これは昨年9月の議会でもちょっとお話ししたと思います
が、平成24年度から平成28年度までの間に学校図書館図書整備5カ年計画ということで、毎年約200億円
の地方財政措置が講じられているということでございますので、25年度のこの図書館整備の予算、これがどの
くらいになっているのか、ちょっと教えていただきたいというように思います。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 図書購入の経費につきましては、各学校の児童・生徒数に基づいて、小学校では
ちょっと個々に数字が異なりますので、大体佐伯小学校では10万8,000円程度を組んでおります。図書購
入としまして中規模の10万円、それから本荘におきましては25万円程度というような状況で組んでおりま
す。ちょっと詳細につきましては、各まとめておりませんが、そういった金額を全校に組んでおります。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) ありがとうございました。
それでは、3項目めの質問に移らせていただきます。
3項目めは、期日前投票の簡素化ということでございます。
期日前投票の際に署名する宣誓書、事前に個人宛に配付できないかということでございます。これは、数年前
にも一般質問させていただきましたが、よい回答をいただけませんでした。宣誓書は、期日前投票の際、当日投
票所で投票できない旨の宣誓書を記入しなくてはなりません。この際、特にお年寄りは緊張して手が震えたり、
また記入するのに時間もかかります。前もって投票用紙に印刷しておき、事前に家で書いておけば手続もスムー
ズに行われます。期日前投票も最近は増加の傾向にありますので、ぜひ次の参議院議員選挙より導入していただ
きたいというように思いますので、ご回答をよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 期日前投票でございますけれども、議員仰せのとおり、平成15年から始まった制
度でございます。22年9月議会でも答弁をさせていただきましたが、ここで原則論をちょっと述べさせていた
だきますけれども「選挙は選挙期日(投票日)に投票所において投票することを原則とし、これを投票当日投票
所投票主義といいます」としておりますけれども、議員仰せのとおり、仕事や旅行等の用事があると見込まれる
方は宣誓書を提出するという仕組みでございます。
議員のおっしゃられたように、岡山市等は入場券の裏面に宣誓書の様式を印刷している市もございます。それ
から、事前に記入できるということで簡素化につながる一面もあろうかと思います。しかしながら、期日前投票
所で宣誓書に自署されないことから、期日前投票所において本人の意思により提出された宣誓書かどうかの確認
等本人確認を厳しく厳重に行う必要があります。和気町では、投票所で自署された宣誓書と選挙人名簿によって
- 98 -
本人確認を行い不正防止に努めてまいりました。やっぱり不正防止の見地から、宣誓書の事前配布は慎重に検討
していくべきと考えております。
しかしながら、最近の国の動向では、今年の参議院選挙からネット選挙の導入を検討するなどの動きもありま
す。よって、選挙においてネットを利用する環境ができつつあると考えておりますので、町のホームページに宣
誓書の様式をダウンロードできるようにするというようなことを今現在選挙管理委員会において検討中でござい
ます。
ちなみに、期日前投票率の問題でございますけれども、近年、昨年の県知事選あるいは衆議院選では期日前投
票が22.2%あるいは26.2%と非常に高い率を示しております。全投票者の4割強を期日前投票で済まさ
れてるというようなこともございますので、選挙管理員会としてダウンロードできるような体制をとりたいとい
うように今検討中でございます。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) いろんな条件の制約というんがあるというのは、先ほどの部長からの回答でございまし
た。
そういう中で、今回岡山市はもう既にこういう形で投票用紙の裏に印刷をされて実際お配りをしてるというこ
とで、岡山市ができて何で和気町にできんのかなというふうなこともちょっと考えますし、それからパソコンか
らのダウンロードというようなことでございますが、これは若い人はできると思うんですよね。実際、お年寄り
がなかなか期日前投票で宣誓書を書くのに手間がかかったりということがありますので、お年寄りがやっぱりで
きるような形にしないとこれは意味ないと思うんですが、そこら辺ちょっともう一回ご回答をお願いいたしま
す。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 実は、コストの問題等のことがございますので、それは今後十分検討してまいりた
いというように考えております。若干、様式等のシステム変更あるいは郵送代あるいは封筒の印刷代、そういっ
たものに多少経費がかかってまいりますので、今期においてはダウンロード程度を検討しているということでご
理解いただきたいというように思います。
○議長(安藤勝介君) 9番 安東君。
○9番(安東哲矢君) この件はまたちょっと個別にお話をさせていただきたいというように思いますので、よ
ろしくお願いします。前向きなご回答を大変ありがとうございました。
1点目のスクールソーシャルワーカーの配置につきましては、これを配置したからといって暴力行為また不登
校が減るというわけではございません。赤信号にならないうちに、黄信号までの間で早く対応できるためですの
で、しっかり充実させていただきたいというように思います。
学校図書館につきましては、子供の活字離れからいっても、常に新しい情報がとれるようやっぱり整備を怠り
のないように今後もよろしくお願いしたいというように思います。
期日前投票につきましては、何とか7月の参議院から、まだ4カ月ございますのでしっかり検討していただき
まして、ぜひ簡素な形でできるようにお願いしたいというように思っておりますので、よろしくお願いいたしま
す。
以上をもちまして一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(安藤勝介君) これで安東哲矢君の一般質問を終わります。
次に、11番 秋山政美君に質問を許可します。
11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) おはようございます。
- 99 -
一般質問の許可をいただきましたので、今回校園内の安全・安心な防犯対策と小学校、中学校の土曜授業につ
いての2点の質問をさせていただきます。
まず、校園内の安全・安心な防犯対策についてですが、お尋ねします。
現在、町内には保育園が3園、園児が約140人、そして幼稚園が6園で幼児数が約240人、そして小学校
7校で児童数が約750人、そして中学校2校で学生数が約360人、合計で約1,500人の子供たちが毎日
元気に学園生活を送っております。我が町として、子供たちに対するハード、ソフト面の対応の事例としては、
小学校入学時に当初は防犯ブザーの支給、そして校・園舎の耐震工事完了、また各教室へのエアコン並びに加湿
器を先般設置されました。また、ソフト面の事例といたしましては、小学校には児童支援のためのスクールサポ
ーターが約20名、中学校には特別支援のためのスクールサポーターが5名配置をされております。また、平成
24年度一般会計予算総額、当初なんですけれども、約74億500万円の中、教育費の予算は7億5,500
万円と、総予算に対する教育費の比率は10.2%でした。また、その中で建設事業を除いた経常費でいきます
と、保育園児1人当たり126万2,000円、幼稚園児1人当たり75万8,000円、そして小学校児童1
人当たり14万7,000円、中学校生徒1人当たり15万6,000円の予算となっております。近隣の備
前、赤磐、瀬戸内市等と比較いたしましても、決して引けをとっておりません。これもひとえに関係者各位の皆
様の児童・生徒に対する期待の高さをあらわしているものと言えます。また、各学区の安全パトロールボランテ
ィアの皆様方の登下校時での付き添い、見守りなど、絶えず各児童に対しての地域を挙げての目配り、気配りに
は本当に頭の下がる毎日です。
ご存じのように、2001年大阪府内で小学校児童殺傷事件という大変痛ましいことが起こり、記憶に残って
おられると思います。この事件以来、校園内での不審者対応で、今全国的にはボタン一つで110番につなが
り、警察本部通信指令課に事件発生と場所が自動的に伝わる非常通報装置設置が広まりつつあります。県内で
は、保育園、幼稚園、小・中学校は10市町の74カ所で約6.0%の設置だそうです。そんな中、井原市は2
009年、小・中学校に比べ女性職員の割合が多く、不審者への対応が懸念されるとのことで、公立、私立、全
22の幼・保育園に導入されております。岡山市内の園長は、園児の誘導に追われ、不審者への対応に職員を十
分に当てれない可能性があると言われ、非常通報装置を使い訓練も行った旨新聞紙上に出ておりました。我が
町、和気町の場合、不審者対応訓練は実施済みとは思いますが、校内での不審者対応の徹底についての訓練だけ
でいいのか、実際どのような対応を実施していくのか、お尋ねをいたします。
今回の一般質問で12名登壇するんですけども、その中で特に学校教育課長に関する質問が約9名から出てお
ります。大変だろうと思いますが、ひとつ答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) それでは、失礼いたします。
和気町におきましても、池田小学校無差別殺人事件以来、学校・園の防犯体制の整備充実を行ってきました。
特に幼児施設については、女性だけの施設が多く、体制を強化しています。藤野保育園と初瀬保育園には、議員
がおっしゃった非常通報装置を既に導入しており、非常ボタンを押すと警察がすぐ駆けつけてくるシステムがで
きています。佐伯保育所は、佐伯庁舎へ通報が行くようになっており、役場職員がすぐ駆けつけることにしてい
ます。幼稚園は、施設の屋根に回転灯を備えており、非常ボタンを押すと回転灯が回り、サイレンが鳴り、近隣
の方に駆けつけていただくようにしています。
全ての保育園、幼稚園が不審者対応マニュアルを作成し、それに沿って避難訓練を実施しています。避難訓練
では、実際に非常ボタンを押す訓練も行っており、そのときには近隣の方にも事前にお知らせをし、回転灯やサ
イレンの様子を確認していただいています。
また、日ごろは園門を確実に閉め、登園時はできるだけ園長が園門に立つようにし、戸外遊びでは複数の職員
- 100 -
が園庭に出ることや、大きい園では保育士が笛を携帯するようにしています。
小・中学校においても、全校で不審者対応マニュアルを作成し、備前署の指導をいただきながら避難訓練を実
施しています。保育園、幼稚園同様、校門を閉めたり、笛を携帯したり、職員室へさすまたを配備したりし、訪
問者に対しては職員の方から挨拶をし、必ず職員室へお越しいただくなどの対策をとっています。
小・中学校については、特に登下校の安全が心配です。小学校では、安全マップで危険箇所を確認させ、全員
に防犯ベルを携帯させるとともに、地域の方にご協力をいただき、全小学校で何らかの形で見守りボランティア
を行っていただいています。また、町内257軒に子ども110番の家としてご協力もいただいています。学校
も、できるだけ集団下校できるよう教育課程を調整しており、下校時刻が予定変更されるときは保護者へ連絡を
しています。
以上、和気町の現状をお話ししました。
幼稚園等の非常通報システムの導入については、経費や地域の中の幼稚園という観点から、近隣の方に気をか
けていただき、お世話になりながら現在の回転灯とサイレンのシステムを最大限生かしていくことが今のところ
いいのではないかと考えています。
ただ、いざというとき確実に機能するよう、今後も避難訓練等では地域の方に情報をお伝えし、協力してもら
える体制づくりをすることが大切です。教育委員会としても、このことについて強く学校・園を指導していきた
いと考えています。
○議長(安藤勝介君) 11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) 昨年のちょうど今ごろだと思うんですけど、総務の常任委員会に所属してるときに、
学校の方を視察させていただきまして、小林課長も同行していただいたと思うんですけども、そのときに先ほど
出ました子ども110番ですかね、町内で257軒ですか、お願いしてるということで、ほとんどについては対
象の家庭等については学校にお任せということでやっておりますし、それぞれの110番とわかる備品というん
ですか、器具というんですか、それも学校によってお任せということを聞いたんですけども、これにつきまして
は毎年更新はしていっておられるんですかね。例えば以前は、もう空き家になっとるとこにあって、そこはその
まま置いとったんじゃねえかと思うんです。その辺があると思うんです。その辺ができているのかどうか。
それから、例の通報装置の件で、藤野、初瀬の分にはもう導入済みということで、1点、佐伯については佐伯
庁舎へすぐつながるようにというようなことをお聞きしたんですけども、佐伯の保育園と佐伯庁舎の間の訓練も
これはもう何回かやられてるんでしょうか。その2点をちょっとお尋ねします。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) まず、子ども110番の家についてですけども、これは毎年確認をしていま
す。それから、子供たちも登下校をするときに教員が一緒に付き添って登下校する日がありまして、そのときに
ここが110番の家だよというふうなことを確認もしています。
それから、佐伯庁舎と保育園との避難訓練ですけども、避難訓練をするときにはこれからベルを鳴らしますと
いうことで保育園の方から連絡を受けて、そういう状態で避難訓練をやっております。
○議長(安藤勝介君) 11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) それでは、2点目の質問をさせていただきます。
小・中の土曜授業についての考え方ということでお尋ねをいたします。
新知事が昨年11月30日開会の議会、就任後の初議会だったと思うんですけども、その中で県民ニーズをつ
ぶさに酌み取り、最少のコストでタイムリーな政策実現をするとの基本方針を掲げられておりました。そして、
所信表明の中で産業振興と安全・安心に暮らせる地域づくり、県民全てが誇りを持てる県づくりとともに、県全
体、全国最悪水準とされる不登校や暴力行為、深刻な学力低下を改善するため、教育圏岡山の復活を4つの施策
- 101 -
の中に入れておられました。これを受け、県教育委員会は教育再生への強い意気込みを示し、論語を使った道徳
教育、そして放課後学習の支援員配置などの基礎学力向上、不登校を含む問題行動のカウンセラーの増員などに
向け動かれております。これは、先ほど同僚議員が質問されたことが含まれております。また、県教委は、2月
26日付で小・中学校の土曜授業に関する基本方針をまとめ、各市町村教育委員会に通知をいたしております。
皆様ご存じのように、2002年度より完全週5日制を導入しております。学校週5日制の趣旨を損なわない
ようにするため、地域や家庭との連携授業や公開授業に限定し、実施は月2回を上限とすることを指示している
ようです。2013年度から、岡山、総社の両市の小・中学校が新学習指導要領で、増えた授業時間数に対応す
ることを初め、倉敷市は年2回程度市立の小・中学校で土曜授業を試行することが新聞紙上に掲載をされており
ました。そして、3月5日の日、県教委は県内の公立中学校1年生全員を対象にしている独自の学力テストにつ
いて、既に公表している市町別成績に加え、教育再生に向け県民の意識共有を図っていくための学校別成績につ
いても、各校に自主的な公表を求めていることを明らかにしております。
このようなことから、本町の取り組み方、考え方を質問要旨明細に沿ってご回答をお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) 学校週5日制は、ゆとりのある生活の中で学校と家庭、地域社会が役割分担を
して子供たちに生きる力を育むことを狙いとして、2002年度から完全実施されています。導入当初に文部科
学省が行った調査では、7割以上の子供たちが毎週土曜日が休みになってよかったと回答し、保護者のほぼ半数
は親子で一緒に過ごす時間が増えたと回答しました。しかし一方、子供の3人に1人が、休日にすることがなく
てつまらない、2人に1人が、学校や家ではできない体験をもっとしてみたいと回答しました。
そこで、和気町では、ふるさと教員を活用し、保護者や地域の方々のご協力も得ながら、子供たちへの様々な
活動の機会や場を提供してきました。その結果、全国よりかなり高い割合で地域の行事に参加しており、スポー
ツ少年団の活動や部活動などでほとんどの子供たちが充実した休日を過ごせていることから、和気町では学校5
日制の狙いはある程度実現されていると考えています。
しかし、学校5日制が実施される以前から、ゆとり教育で授業数が削減されていたことに加え、週5日制で授
業日数が減ったことから、学力低下の懸念が常につきまとってきました。これに加え、期待していた家庭の教育
力や地域の教育力が思うように向上しないことから、現在では学校週6日制が再度検討され、土曜日授業を復活
する自治体が増えてきているのも現状です。
土曜日授業の実施については、議員が先ほど言われましたように、岡山県教育委員会から家庭、地域との連携
による行事や授業、保護者、地域住民等への公開授業に限られるもので、子供の負担や社会教育事業への配慮か
ら月2回を原則とするという基本方針が示されています。
そこで、和気町の今後の方針ですが、ほとんどの子供たちが充実した休日を過ごしていること、全ての学校で
土曜日等に学校公開を実施していたり、多くの地域の方々にゲストティーチャーとして学校に入っていただいた
りしていることから、無理に土曜日授業を増やすのではなく、放課後や長期休業中に補習をして、子供たちの学
力を向上させていくという方針を立てています。
長期休業中の補習については、全校エアコン設置をしていただいたこともあり、今年度は夏休みに全校で実施
しました。子供、保護者、教職員からやってよかったという評価が多く、来年度も実施することとしています。
放課後補習については、現在佐伯中学校で実施していますが、来年度は岡山県の放課後学習サポート事業を活
用し、週1日程度放課後補習を全小学校で行うこととしています。
次に、これらの授業を行うための学校管理規則の変更についてですが、現行の学校管理規則でも校長が教育課
程の変更を教育委員会へ届け出ればよいことになっており、特に変更する必要はありません。
最後に、学校別成績公表の考え方はということですが、来年度和気町は全国学習状況調査と岡山県学力・学習
- 102 -
状況調査の2つの公的調査への参加を決めています。いずれも、結果については学校別の平均点は公開しないこ
ととしています。ただし、和気町全体の結果については、過去の調査で行ってきたように、全国や岡山県と比較
しながら結果を分析し、その概要とこれからの取り組みをホームページで公開する予定にしています。それぞれ
の学校においても、自校の結果を分析し、その概要とこれからの取り組みを保護者へお知らせする予定ですし、
個人の結果はもちろん個人へ返されることになっています。
学校別の平均点を公開しない理由は、文部科学省が実施要領の中で、市町村教育委員会は域内の学校の状況に
ついて個々の学校名を明らかにした公表は行わないことと配慮事項を定めているからです。実際、和気町に多数
ある小規模校では、年度ごとに大きく平均点が変動します。これを公表すると、調査結果が学力の特定の一部で
あるにもかかわらず、一生あの年の子供は頭がよかったとか悪かったというレッテルが張られる可能性がありま
すし、下位となった学校では、誰が足を引っ張ったのかなどということにもなりかねません。このようなことか
ら、学校別平均点は公表はしません。ただし、学校や子供や保護者が、今後の学力向上に活用できるような概要
をホームページで公開することで、保護者や地域住民に対しての説明責任を果たしていきたいと考えています。
○議長(安藤勝介君) 11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) ありがとうございました。小林課長が的確な答弁をいただきましてありがとうござい
ました。一応、答弁者の欄に町長、教育長も載させていただいておりますんで、何かありましたらお願いしま
す。
○議長(安藤勝介君) 教育長 朝倉君。
○教育長(朝倉健作君) 今、課長が言ったように、土曜日授業については授業のおくれということの代替えに
はならないという判断をしております。それよりも、せっかく夏休みにエアコンもあることだし、その方が子供
への的確な指導ができるということから、和気町は今のシステム、今年やったことを来年度もまた引き続いてや
りたいというように思っております。
それから、公表についてですけども、これは今課長が言いましたように、小規模校ですからクラス5人のとこ
ろもあれば、ついに10人になったり、いろいろします。4人ぐらいの学校で公表しますと、誰が足を引っ張っ
たのか、あの子のせいだというようなことがわかるんじゃないかということが一番考えられます。そういうふう
なことになれば、せっかく調査をして、今後生徒に個別指導をやっていくということがちょっと阻害されてくる
んじゃないかなというふうに思いますので、学校別の公表は和気町としてはしないという方向でやっていきたい
というふうに思っております。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) きょうの新聞にも出ておりましたが、いわゆる学校5日制で保護者のアンケートをとっ
ておりましたが、8割が賛成だというようなアンケートが出ておりました。社会情勢が非常に変化してきた関係
で、家庭の状況が変わってきたといういわゆるお父さん、お母さんの働く場というのが非常に厳しくなってきた
ということから、子供が学校へ行けばそういったことでというようなこともあるんだろうと思いますけれども、
和気町は学校整備もし、環境整備もしながら、子供たちの学力そして学校が本当にいい場になるということ、そ
れは家庭がやはりよくならなきゃ学校もよくならないということで、今後はいわゆる学校もよくしていくが、家
庭のいわゆる保護者のいろんな面でのサポートもしていかなきゃ、これからいい子供たちをつくり上げていけな
いというように思いますので、ぜひそういった面での力も入れていかなきゃいけないというように考えておりま
す。
○議長(安藤勝介君) 11番 秋山君。
○11番(秋山政美君) 2項目質問させていただきました。きちっとやられとることについては、ありがたく
思っております。
- 103 -
まだまだ防犯対策等々につきましても、どしどし広報誌等で和気町の学校はこうやってるということを公表す
ることも地域住民の皆様の安心・安全につながることではないかと思いますので、その点の訴求をよろしくお願
いいたします。
これで私の一般質問を終わります。
○議長(安藤勝介君) これで秋山政美君の一般質問を終わります。
ここで場内の時計が、15分まで暫時休憩といたします。
午前 9時59分 休憩
午前10時15分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。
次に、4番 安部政敏君に質問を許可します。
○4番(安部政敏君) 議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。
私の質問は、広域連合と自治権について、それから生ごみ処理と容器包装リサイクルについてお話をさせてい
ただきたいと思います。
広域連合ということの解釈なんですけども、備前ブロックをここで前立ち上げたときには僕は広域、広域と思
っていたんですけれども、一部事業組合の広域ということで少し勘違いしたとこもあったんですけれども、広域
連合ということで一応質問させていただければと思っております。
お聞きします。
現在も、広域の備前ブロック協議会は継続しているのですか。この広域計画の性格と位置づけは、昭和45年
法律第137号廃掃法、俗に言う廃棄物処理法に基づく基本方針と県の廃棄物処理計画を持って、国の循環型社
会形成推進交付金制度のもと、施設整備及び災害廃棄物処理計画、そして1997年5月厚生労働省の一課長通
達、広域化計画はごみ処理の広域化についてという短い文章と、平成9年1月の新ガイドラインにあります。新
ガイドラインの趣旨は、ダイオキシンの排出削減のため自主的に可能な限りの体制をとれという行政命令であり
ました。
そこでお聞きします。
通達、通知行政は、2000年4月、地方分権一括法によって国の通達は地方の自治権を侵害するとして違法
とされました。機関委任事務廃止に伴う通達の廃止の意義、取り扱いは今どのように取り扱われているのです
か、教えてください。国から、通知として関係部署に取り扱いがおりてきていると思います。現在、自治事務と
法定受託事務とに分類され、法定受託事務は第1号、第2号受託事務と分けられています。言うまでもなく、地
方公共団体は自治組織権、自治行政権、自治財政権、自治立法権を持っております。
お聞きします。
従来の廃掃法と改正廃掃法との優位順位、別の言い方をすれば、県の廃棄物処理計画と市町村の一般廃棄物処
理計画との優先順位を教えてください。
2000年6月、廃棄物処理法が改正され、即日施行されました。2000年3月までに成立、改正された関
連法案、各種リサイクル法、循環型社会基本法などもありますが、改正廃掃法のインパクトは大変大きいものと
感じております。簡単に言えば、国の基本方針を受けて都道府県が廃棄物処理計画をつくるとしたことでありま
す。それまでは、県が策定していた産業廃棄物処理計画は削除され、国の政策で産廃と一廃をまとめて扱うよう
になったのです。ここに、市町村が持っている廃棄物処理計画と県が持っている廃棄物処理計画とがバッティン
グすることになったのです。市町村の自治事務が奪われている状態です。市町村が国家行政組織に属さない存在
であるには、皆さんご承知のことと思います。
現在のごみの処理に関する計画は、4本あります。私自身は優先順位がよくわからないんですけれども、一つ
- 104 -
は、一般廃棄物処理計画、市町村がやる廃掃法です。2つ目は、廃棄物処理計画、国や都道府県の現在の改正廃
掃法です。それから、ごみ処理の広域化計画、都道府県、厚生労働省通達です。4つ目が、廃棄物循環型社会基
盤施設整備計画、市町村の厚生労働省通達です。
お聞きします。
失礼な言い方かもしれませんが、備前ブロックへ参加された理由と自治権の認識、これ広域ということで考え
ておったんですけれども、自治権が奪われるという、今さっきの廃掃法でもありますが、それも一つの自治権で
すけれども、認識がおありだったかどうかお聞かせください。県からの強い要請があったのかもしれませんけれ
ども、廃掃法も大きな自治権の一つです。ですが、広域連合に入るということは、廃掃法の権利を国、県に返上
することになるのです。市町村の自治権が消滅するのです。構成各市町村の上位に広域市町村ができるという意
味です。広域連合が正式に動き出すと、地方自治法284の3に広域連合の地方公共団体につき、その執行機関
の権限に属する事項がなくなったときは、その執行機関は広域連合の成立と同時に消滅すると。また、1995
年6月15日通達の中に、広域連合の趣旨に合致するものであれば、基本的には広域連合が処理できる事務につ
いて制限がないと書かれております。広域連合は、独立自治体として自主的な判断ができる、下部組織に規約の
改正、業務も無制限に増やすことができ、勧告もできるとされております。もう一つ、同じ日に出された通知で
すが、国などは広域連合の処理する事務に関するものについて、その権限を委任できるものであるとし、したが
って国からの権限等の委任がなされなければその目的を達成できない、広域連合の設置は適当でないことに留意
することと書かれております。何のことか一遍読んだだけでは僕わからなかったんですけれども、要は広域連合
は、自治事務を行うことが適切なこと、国はその自治事務を適宜広域連合に委任でき、直接指導監督ができると
述べているのです。別の言い方をすれば、物すごくぶっきらぼうな言い方ですけれども、調査なんか要らないと
言ってるようなもののように聞こえてなりません。
広域連合の業務は、大きな企業に丸投げ、民営化し、運営は国、県の補助金や関係市町村の分担金、税金で企
業を養うことになるのです。国は企業の方に向いているのです。備前ブロックの人口構成は、17年度末で14
万人を少し超えています。今ちょっと正式なデータを持ってないんで失礼します。当然、燃焼システムはガス溶
融炉になる予定であります。ガス溶融炉のデメリットは、皆さんもよくご承知のことと思います。環境に負荷が
かかるし、お金がかかり過ぎるということです。
重ねて言っておきます。
ごみ処理を基礎自治体の自治事務と定め、国、県の関与、支配を受けないとした旧法との差は余りにも大き
い。2000年の改正廃掃法によって、いきなり県は計画の策定者だけでなく、処理事業者にもなってしまった
のです。一部事業組合が移される事業は形式的移管にすぎず、市町村に監督権が残るのですが、広域連合に移さ
れた事務については、構成市町村は自治の権限を完全に喪失するとなるのです。少し独断の解釈が入ってるかも
しれませんが、お答えいただければと思います。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) まず、備前ブロック協議会についてお答えします。
岡山県が平成19年3月に策定した新岡山県ごみ処理広域計画でございますが、先ほど議員がおっしゃった交
付金を使ってそういう計画を策定しました。この計画は、従来のままで、まだ現在変更はいたしておりません。
この計画書の中で整備を進めていた備前広域環境施設組合は、ご承知のように、平成22年3月31日をもって
解散いたしております。
次に、地方分権一括法との関係でございますが、地方分権一括法により廃棄物処理法の手数料条項が削除され
ました。このことは、法文上の整理を行ったにすぎず、取り扱いに大きな変更はございません。これについて
は、もともと廃棄物処理法に手数料の規定がありましたが、地方分権一括法が定められた際に地方自治法の手数
- 105 -
料に吸収されました。地方自治法の中で読めるので手数料を取ることができるという廃棄物処理法の規定が削除
されました。
次に、従来の廃掃法と改正廃掃法の関係でございますが、環境に関する計画は法律に基づく国の基本方針が策
定され、岡山県の計画、和気町の計画、それぞれ策定をされています。国の法律及び計画についてであります
が、環境基本法に基づき環境計画基本法が策定されています。また、廃棄物処理法及び資源有効利用促進法で個
別物品の特性に応じた規制がなされています。
それから、先ほど議員がおっしゃいましたリサイクル関係各法に基づく国の方針を受け、新岡山県ごみ処理広
域化計画が策定されています。和気町においても、平成23年度に一般廃棄物処理基本計画、これは計画期間が
平成24年度から平成35年度までの計画ですが、そういった計画を策定しているところであります。
それから、広域連合への参加について述べられましたが、広域連合は1995年6月から施行されている制度
ですが、備前広域環境施設組合については一部事務組合での検討でございました。広域連合で処理したものでは
ありませんから、少し該当しない部分がございます。
和気町においては、今後ごみ処理基本計画によりまして適正に最善の策を講じて事業を進めてまいります。
○議長(安藤勝介君) 4番 安部君。
○4番(安部政敏君) ありがとうございます。
次のごみのところにも少しリサイクルとかそんな関連のことがありますので、続けて2番目の生ごみ処理と容
器包装リサイクルの方に入らせていただきます。
続いて、生ごみの処理の方法などに行かせていただきます。
3月15日のごみ特別委員会において、事前に委員長、副委員長、部長との対話をしてこなかったことに対し
ておわび申し上げます。もう少し加速度を持って対応をしていきたいと思います。15日の延藤部長より説明し
ていただいた家庭から回収は理解できました。家庭コンポスト購入の補助、菌の配布について、私が副委員長の
立場で突然お聞きしたことはやり過ぎだったかと思います。細かいやりとりは事前に話を煮詰めていく必要もあ
ったでしょうし、最終的に議員の皆さんの裁可を仰ぐということになると思います。が、私自身も反省している
ところであります。ですが、時間的にあとを考えるとないように思って焦っているところでもあるんで、そこら
をご勘弁願いたいと思います。早く方向性を出していただきたいというのも率直な気持ちであります。
私自身、試験的に菌なしでたい肥化を実験しています。農業の関係もあると思うんですけれども、山の落ち
葉、その下の黒い土、すくもやおがくずなどを使ってやっております。これから執行部がやろうとしている方法
と異なるかもわかりませんが、やっております。
お聞きします。
各論の話で申しわけないんですが、たい肥化の仕方をお聞きします。視察に行った久喜宮代方式でいくのか、
どのような材料を使ってするのか、少量でいいので早目に実験をしてみていただきたいと思います。
私は、百姓としてのたい肥づくりしか知りません。概念だけ理解しております。家庭では、生ごみの水切りを
十分にしていただき、上手にたい肥化するには微生物にうまく働いてもらうことです。水分は60%、炭素、窒
素の比――炭素率というんですけども――20%に達成するのがポイントです。生ごみは90%が水分です。百
姓が生ごみのたい肥をつくるとき、水分含量90%の生ごみ10キログラムならおがくずが6キログラムを加え
ると、水分60%になります。水分75%であれば、生ごみ10キログラムでおがくず3キログラムを加えると
60%になります。そして、乾いた土とあらかじめつくっておいたたい肥、落ち葉、おがくずやすくもを使いま
す。まず、炭素と窒素比を20に調整します。20ということは、炭素が窒素の20倍あるということです。牛
ふんたい肥の炭素率は、15から20です。生ごみは10から20、肉や魚くずは6から10です。御飯類は1
5から30、落ち葉は20から30です。よくサツマイモの苗床に多量に入れるのも、これも皆さんご存じだと
- 106 -
思います。もみがらは、70から80。稲わらは、50から60です。川原に生えてるかやも、稲わらと同じぐ
らいです。炭素比を上げるために炭素の多いものをまぜる。アンモニアガスが発生する。発酵がじっくりでき
る。窒素が微生物の中に取り込まれていくのです。においは、炭素、窒素比が低過ぎるとアンモニア臭がしま
す。水分が多過ぎると、どぶ臭さ、嫌気性発酵、メタンガスが発生します。要は、さらさらで炭素の多いものを
入れていればオーケーです。それでもにおうようなら、炭の粉や乾いた腐葉土などを入れておけばよくなると思
います。石灰を少しまくと虫を防ぐこともできます。
たい肥生産センターの例もありますけれども、これはもう方法論でちょっと長くなるので割愛させていただき
たいと思います。
いろいろとミミズのコンポストなど、多くの方法があります。菌を使うと行程が早くなることも事実であると
思います。コストを考えて、よりよい方法を考えていただければと思います。
蛇足ですが、これはトイレにも応用できます。バイオトイレというもんもあります。この場合も菌を使います
が、便座を間仕切りして、小便は水洗へ大便はたい肥にということで、4人であれば6カ月ぐらいで替えること
ができればもつということです。そういう方法もあるということで、変なことを言いましたけど、失礼します。
次に、容器包装リサイクルにおける持ち出し費用についてお聞きしたいと思います。
各自治体と連携して上部団体にも要請し、ペットボトルの生産量、ペットボトルの利用者にも費用負担、拡大
生産者負担を求めていくべきと僕は思っているんですけれども、全て自治体の税金で処理をしなければならない
のかということをお聞きしたいと思います。
市町村の拠出金制度、平成20年4月施行で、特にペットボトル、容器包装リサイクルについて入札で引き取
っていただいております。お金が入ってくるのでいいのですが、ペットボトルリサイクル推進協議会のホームペ
ージに、これ2007年で古いんですけれども、信頼できるデータだと思ってちょっとインターネットで取り寄
せてみたんですけれども、国内でのペットボトルの販売量が約57万トン、ペットボトルの回収率が39万ト
ン、69%、再生PET樹脂の用途が20万トンうちペットボトル用途が2.4%と非常に少ない状態でありま
す。販売されたペットボトルのうちペットボトルに生まれ変わったのは、全体からいって0.9%になるという
ことです。回収されたペットボトルの半分はリサイクルされてないことになります。リサイクルされているペッ
トボトルは、ですからいろんなもの、電気製品にもなっているということで全体の3分の1であります。ペット
ボトルのペットボトルのリサイクル費用と新品費用の比較は、新しいものをつくる以上にお金がかかるというこ
とです。
もう一つのデータは、平成17年3月、国の27回中央環境審議会部会データで、中部大学武田邦彦教授のデ
ータなんですけれども、ペットボトルリサイクル分別収集費用、選別保管費用は、年間440億円、管理部門を
入れると600億円という数字が出ております。16、17年度のペットボトル回収、洗浄、粉砕された14万
トン、リサイクル量過剰とされています。600億円を14万トンで割ると43が出てきます。トンとキログラ
ムの換算をやりますと、44掛ける10でキロが430円という値段が出ております。リサイクルペットボトル
コストは、キログラム430円です。石油から直接つくるペットボトル原料からはキログラム200から300
円、相場によって異なると思います。それだけ違うということですね。400円と200円から300円。で
も、新しい油からつくった方が安くつくということで、回収したペットボトルは高級な製品に使えないので、1
00円ぐらいというものにしかできないということであります。400円かけて回収したものが100円の用途
にしか使えないのでは、これが3万トンぐらい使われてるとされています。だから、600億円で3,000万
キログラムで、キログラム2,000円ということも出ております。石油からつくれば100円で済むものを
2,000円でつくっている計算になるという数字も出ております。これは、実際にどんなんかというのは、そ
ういうふうに言われてるんで、それを信じて書いてみたんですけれども、リサイクルしていないのと同じである
- 107 -
と僕は解釈しています、これを見た場合に。皆さんは、これがおおよそ正しいとすればどのように思われるか、
ちょっと考えていただければと思います。
そのリサイクルコストを100として、施設費が6.82%、設備費が37.7%、諸経費が10.5%、委
託費が19.2%、人件費が25.8%だそうです。上記のパーセントから14万トンのリサイクルペットボト
ルをつくるのに、キログラム430円。その75%が資源を使うために消費されたお金であり、322円分の資
源を失ったことになります。石油からつくるキログラム100円プラスチックは、人件費10%ぐらいで、資源
をお金で換算するとキログラム90円、3.6倍の資源を使うことになります。
和気町も、24年度3月までとすれば、20万トンだそうです。回収コストなども計算で見てはと思います。
多くの皆さんの手を経て回収されており、後日私も計算してみたいと思います。通告していないのでよろしい
が、24年度のプラごみも一緒に計算してみればと思っております。宿題とさせてください。
資源の浪費も考えるべきです。燃やせば10分の1の計算になるとも言われております。塩素を含んだ物質は
ダイオキシンが出ますので焼却はだめですが、ペットボトルを燃やすのは別に問題ないとは思いますが、焼却炉
に負荷がかかり、また環境にも悪いということもそれは事実であります。拡大生産者責任の話が出てくるのを考
えてみるということも一考のことだとは思います。
拡大生産者責任とは、消費後の段階で生産者が生産物によって発生した廃棄物に対して負う責任と定義されて
おります。汚染者負担の原則、除去費用は汚染者が出す原則、これは当然のことです。もう公害の防止というこ
ともそうなんですけれども、自治体の処理は税金で賄われているのに対して、拡大生産者責任は一時的に生産者
の負担後に価格上乗せ、生産者が負担することを通じて消費者が負担することです。容器包装リサイクル法にお
いて容器包装の回収、保管費用は自治体負担であり、その後のリサイクル費用のみ事業者負担であります。日本
での事業者負担は、トータル費用の約10%とされており、あとの90%は税金負担と言われております。です
から、拡大生産者責任の実現度も10%であります。家電リサイクルにおける拡大生産者責任の実現度は現在ゼ
ロ%と考えてよいでしょう。家電製品の不法投棄激減の原因は、拡大生産者責任が実現しなかったことにあると
言い切ってもよいと思います。
拡大生産者責任プロジェクトは、一般廃棄物の汚染物は市町村民でなく生産者であるとされています。公害等
による汚染者負担の原則に従えば、一般廃棄物の処理費用も同様に生産者が負担して製品価格に含めた上で競争
すべきということになります。一般廃棄物の汚染者、排出者が生産者であることは、拡大生産者責任では自明の
ことであります。もう一度言います。拡大生産者責任は、一般廃棄物の処理費を生産者に負担させ、生産者価格
に含ませようとする考えであり、ごみ有料化はそれを製品価格に含ませることなく市民に負わせているようなも
のであります。
よい例があります。下水の場合、上流にさかのぼって正の財である上水で料金を徴収しております。ごみの場
合も、上流である製品のところで処理の料金を取ることは、製品の価格にごみ処理料金を含ませるという方法で
す。製品が消費されて廃棄物になった段階でも、その処理やリサイクルに責任を持たせる。具体的には、生産者
に処理やリサイクルの費用を負担させることです。そうすることによって、税金負担のごみ処理や拡大生産者責
任に転化できるのです。この方法は、利用者が買うときに料金に上乗せして払うことになるんですけれども、よ
りこれは公平であると思います、利用しない人は払わなくてもいいのですから。
少し話しましたが、産業界の役割分担論、行政、企業、市民は、費用負担は大部分を押しつけてきているの
が、容器包装リサイクルであるもちろん生ごみを除いた一般廃棄物については、拡大生産者責任がどのように考
えてもキーポイントになることであります。
○議長(安藤勝介君) 時間がないよ。
○4番(安部政敏君) はい。
- 108 -
お聞きします。
拡大生産者責任制度をどのように捉えているのか、お聞かせください。
手始めに、ペットボトルについて、どれだけでもよいですから、周辺市町村と一体となって関係機関へ働きか
けてみてはどうでしょうか。最終的には、拡大生産者責任、恐縮ですが、皆さんにご協力をいただければと思い
ます。先頭に立って旗上げをしながら、県下市町村を回ってもやぶさかでありません。町長の思いを聞かせてい
ただければうれしく思います。周辺首長、知事などに働きかけていただきたい。この拡大生産者責任制度は、大
きなごみ政策の転換になると思います。よろしくお願いします。終わります。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) まず、生ごみの処理方式でございますが、平成23年11月に策定しておりま
す和気町生ごみせん定枝たい肥化施設整備事業計画書に基づき、生ごみ処理方式といたしまして微生物による高
度減容化方式、いわゆる久喜宮代衛生施設組合で行われている方式によって処理するよう計画をしております。
その主な理由として、現在あるコンポスト跡地の建物を有効に活用できること、それから生ごみの減容化を9
0%以上できること、そして生ごみ処理の見込みが日に3トン程度と小規模であること、機械設備などを新たに
整備する必要がないこと、そのためメンテナンスが容易であること、周囲の環境に悪影響を及ぼすおそれがない
こと等でございます。
議員がご指摘されていることを十分に参考にさせていただきまして、新年度になり次第できるだけ早い時期に
専門的な業者の指導のもと、試験的な運用ができるように努力していきたいと存じております。
次に、容器包装リサイクルについてでございますが、議員ご指摘のように、リサイクルのためにはエネルギー
や復元料を必要といたしまして、リサイクルのために追加的に必要となる資源料の方がリサイクルによって節約
できる資源料よりも多い場合もあり得ます。リサイクルする方がよいのか、それとも安全に処分する方がよいの
か、それを判断するにはいろいろな判断基準があるようでございます。そのためには、国際標準化機構、IS
O、標準的な実施方法をおさめた規格を作成されております。こういう評価をするのは非常に難しい面があり、
まだまだ研究途上にあると考えております。
翻って、和気町について考えてみますと、北部衛生施設で収集しておるものを除きまして、和気町として費用
を出しているものとしては平成23年度の決算でいいますと、資源回収推進団体補助金として216万円程度、
これはキログラム当たり5円の補助金を出しております。全体の重さでいいますと433トンになります。これ
を全て北部衛生施設組合で焼却するといたしますと、1,500万円程度の金額がかかるというような計算でご
ざいます。外部で焼却を委託するにしてもやはりそれぐらいの単価がかかるということで、極力燃やすごみを減
らしていくのがやはり経費節減に直接つながることと存じております。これまで以上に、紙、廃プラ、ペットボ
トル、トレー、瓶、缶の分別、そして来年度は生ごみの分別に力を入れていきたいと存じておりますので、ご理
解とご協力をよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 4番 安部君。
○4番(安部政敏君) 拡大生産者責任問題についてどのように思われとんか、ちょっとお聞かせ願えればと。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 失礼します。
国の方針に従いまして、県と連携をしながら、この拡大生産者負担のことも含めまして町の役割を果たしてい
きたいと思います。これから協議してまいります。
○議長(安藤勝介君) 4番 安部君。
○4番(安部政敏君) ありがとうございました。
分別をして燃やすものをなるべく少なくしていくということ、これはもうこれに徹することと思います。です
- 109 -
が、拡大生産者責任ということであれば、もっとよくなるような気がしてなりません。できる限り負荷のかから
ない、環境によいごみ政策をとっていただければと思います。ありがとうございました。
○議長(安藤勝介君) これで安部政敏君の一般質問を終わります。
ここで場内の時計が、11時まで暫時休憩とします。
午前10時52分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、14番 柴田淑子君に質問を許可します。
14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) 議長のご許可をいただきまして、一般質問をさせていただきたいと思います。
私は、東日本大震災の避難者についてという質問事項を掲げているんですが、主として大震災に伴います福島
県の第一原子力発電所の放射能汚染を中心に執行部にお尋ねしたいと思います。
まず最初に、福島第一原子力発電所について簡単にお話をしておきたいと思います。
福島県には2カ所原子力発電所がありまして、その第一原子力発電所と第2原子力発電所の間隔は約12キロ
ほど離れて、両方とも海岸にあるんですが、そのうち北にある第一発電所のみが事故を起こしております。つな
みは同じように来ているんですが、北の方が事故が起きたということであります。
福島第一発電所の中には、4基の原子力発電機がありまして、1号機、2号機、3号機、4号機と呼ばれてお
って、1列に並んでおります。その一つ一つの大きさは大体5階建てのビルディングの大きさで、外観を見ます
と非常に大きくて、鉄筋5階建てのビルのようでありますが、そのうち1号機から3号機の3つの原子炉内の核
燃料が溶け落ちて爆発し、大量の放射能を含む水素とか放射性物質を福島県内に飛散させました。福島県の7割
の面積が、国が直轄で集める除染特別区域を含めて市町村除染地域を合計しますと、福島県の7割が除染地域と
いうことになっておりますが、森林の除染はまだ全く手つかずの状況であります。
次に、第一原発の周辺地域についてですが、警戒地域となって立入禁止が解除されるめどは立っておりませ
ん。岡山県の危機管理課から出している文書がありまして送っていただいたんですが、それを見ますといろいろ
書いてあって、全部で13ページあるんですけども、その中で岡山県が派遣した今のところ331名の職員、第
8陣まで派遣しております。特に派遣期間のみを見てみますと、震災から2年間を見てみますと、岩手県に71
日、11%になります、宮城県が242日、39%で、福島県が311日で、派遣した日にちだけをちょっと見
てみますと、福島県が50%になります。そして、合計で624日にわたって、第8陣まで派遣されておりま
す。最後といいますか、文書でいただきましたのは、24年12月30日までの記載があるんですが、その記載
を見てみますと、岩手県、宮城県は平成13年10月12日で全部終了しております。ところが、福島県のみは
原発周辺の交通規制活動、警戒活動というのを行って、24年12月30日までこれでは日にちが出ておるんで
す。この文書は、25年2月末日現在で記録されておりますが、その時点までを見ると、24年12月30日ま
で原発周辺の交通規制、警戒ということでいってるんですが、まだ周辺には全然入れませんので、警戒を続けて
いく必要があると思うんで、岡山県は更に25年になっても派遣するかもしれません。
その次に、これは岡山県の分を言うたわけですが、放射線について取り上げておるんで、放射線についてどう
いうふうになっているかというのを見てみたいと思います。
世界的な規模で、福島の原発事故がどのくらい世界的に大きな影響をしているかというのを見てみたいと思う
んですが、これはいろいろ比較してみなければ大きさはわからんわけで、広島の原子爆弾の400倍という放射
能汚染を引き起こしたチェルノブイリの放射線とそれから日本の福島県のを比べてみたいというふうに思いま
す。チェルノブイリは、福島第一と同じように、原子力発電所が4基ありまして、そのうち事故を起こしたのは
- 110 -
1基だけです。日本の場合は、3基が事故を起こしております。そして、チェルノブイリの場合は、4号機でテ
スト運転というのをやったんです。ところが、責任者の不注意がありまして、これはその当時の記事であります
が、史上最悪の原子力事故となったというふうに書かれております。4号機が、チェルノブイリの場合はメルト
ダウンして、そして爆発しまして、6,000メートル上空まで放射性物質を噴き上げたというんですが、6,
000メートルの上空といいますと、大気圏というのは1万メートルまでであります。1万メートルでも、1万
メートルのとこまで行きますとほとんど空気はなくなっておるんですが、6,000メートルまで吹き上げた
と。そして、その影響は隣の国のベラルーシ、当時はソビエト連邦の時代でしたので隣のソ連も首都のモスクワ
も汚染されました。そして、350キロメートルの範囲内というんですから、福島原発から350キロといいま
すと関東地方が入ります、まるきり。そういう範囲でホットスポットという高濃度の汚染地域が約100カ所あ
ったというふうに言われております。そのホットスポット内では、農業も畜産業も全面的に禁止されておりま
す。そのホットスポットの周辺も警戒地域となっております。制限されております。
そういう中で、今日まで26年間どういう健康被害、健康被害だけに限ってみますと、ウクライナ国立科学ア
カデミーの調査がありますが、チェルノブイリ事故前後の比較をしております。それによりますと、26年間た
っとんですが、チェルノブイリの事故から今日まで、75歳から平均寿命が65歳になったと。それから、ウク
ライナの人口が5,200万から4,500万まで減少して、事故による直接の死亡者が73万4,000人だ
ったというわけであります。主としてがんによる分で、何年かのうちに人間の体の中の遺伝子が傷がついてそれ
がどんどん増えていくのに何年か、10年とか20年とかかるわけですが、そういうふうにしてがんが大きくな
って死亡に至るわけですが、そういう中で平均寿命が非常に短くなったと、こういうのが原子力放射能を非常に
恐れておる理由だと思います。
ところで、それを日本の場合と比較すると言いましたが、日本の場合はチェルノブイリより非常に大きいとい
うふうに言われております。そして、日本の場合は1基でなくて3基がメルトダウンしたというわけですから、
その影響は非常に大きいわけでありますが、福島県知事の佐藤さんという方が言われているのを見ますと、脱原
発、私はその理念は不変だと思いますと。人間が扱えるもんではないというふうに言っておりまして、福島第一
原発はまだ手つかずの状態です。全然はかどっておりません。方針もなかなか立ってないし、それから地下水が
いっぱいタンクに入っているんですが、それ以外に大量の地下水が海に流れております。それは汚染されている
地下水ですから、海が汚染されておるということになりますと、海産物が危ないんじゃないかと、例えばワカメ
だとか魚だとか。そして、日本の大震災の浮き桟橋がアラスカまで流れていったというんですから、海洋汚染は
非常な勢いで進んでいるんじゃないかなというわけで、佐藤知事が脱原発と、その理念は不変であると言われて
いるのももっともじゃないかというふうに思います。
それから次に、岡山県のことについて言いますと、岡山県に今何人避難して、放射能を恐れて岡山県に来られ
ている人が何人おるか、部長にお尋ねしたいと思います。
有機無農薬づくり本格化というのがありまして、福島から移住した方が岡山県久米南町に自主避難した。杉岡
さんという人が、もう福島県には帰れないと、東京の銀行に勤めとったそうですが、長男が誕生したので福島に
はもう住めないと思って、そして岡山県に来たわけです。小学校教諭の奥さん、3人の子供と久米南町に住みつ
いて、国内全ての原発から100キロ離れている岡山県に家族で移住することを決意したと、こういう記事が出
ております。
また、原発事故で栃木県から岡山に移住した画家の村田さん夫婦というのが出ておるわけですけれども、美し
い自然が放射能で汚染され激しい虚脱感に襲われたと。奥さんも、なれ親しんだ土地を離れ落ち込んだというわ
けですが、貯金を取り崩して生活しているんだ。岡山で放射線の不安を感じない日々を過ごすうち、後ろ向きだ
った気持ちに少しずつゆとりができて、画家ですから絵を描こうという気にぼつぼつなりかけたという記事がこ
- 111 -
こにあります。
それから、これは岡山市ですが、岡山市が今年の2月19日に災害の少なさで関東圏などから移住先として注
目を集めている岡山市は、2013年度から市営住宅の空き住宅を提供すると、定住につなげる取り組みを始め
る。東京などに移住相談会を開いておって、その回数を増やして岡山の暮らしやすさをPRする。ついでに、和
気町ではどういうことを考えていらっしゃるか、町長にお聞きしたいと思います。
それから、福島県南相馬市の桜井さんという市長が言われておるんですが、自治体の備えとしてどうしたらい
いかと。地震は起こるものだと想定することが前提だ。日本全体が地震帯、火山帯におるので、岡山県だけが安
全だということはありません。更に大きな地震が来るんじゃないかというような予想がされてますが、新聞に出
て怖いなあと思いますが、そういう中で太平洋を取り巻く環太平洋造山帯に属する日本で地震が起きない保証は
ない。
そこで、避難訓練をすると同時に、周辺の市町村と災害時援助協定を結ばにゃいけんと。市長同士が交流を深
めて、信頼関係を築くといろんな手続を抜きにすぐ救援の手を差し伸べてくれる。ところが、それがなかったら
もろもろの手続で、そしてほんの小さな手続でも避難証明書を出すのに1カ月以上かかるというんですが、市長
同士が仲よくしていると市長判断で即行動できる環境が大切なんだ。いざというときには、それがなかったら町
民は逃げ場所がない。救ってもらえない。そこで、この福島県の南相馬市の市長は、それが大切なんだというふ
うに言うとられますんで、そのあたりをどう考えていらっしゃるか、聞きたいと思います。
それから、自主避難者も支援するというのは、これは3月14日に安倍総理大臣が被災者の期待にこたえるた
め求められているのは実行力だと。責任を持って政治のリーダーシップでやりたいと決意を強調したと。東北の
復興なくして日本の再生はない。3月11日を希望の日にしたいというふうに言われたというわけであります。
非常に安倍さんは、頑張ろうという気持ちを表明されておりまして、自主避難者もどういうふうにして支援する
んかというと、高速道路で行ったり来たりしょうりますが、その費用について支援を実施したいと国土交通大臣
がそういうふうに言うとります。避難者限定で原発の自主避難者への拡大をしていくと、こういう気持ちをあら
わしております。
次のこれは、また質問のときにしたいと思います。
これだけのところで、まだたくさんあるんですが、以上のところでちょっとご答弁をお願いしたいと思いま
す。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 失礼します。
自主避難者の状況についてお答えします。
避難者の支援についてでありますが、住民課では東日本大震災に伴い避難した住民に係る地方公共団体の協力
についてでありますけども、避難者の情報を把握することが必要であり、総合行政ネットワークにより当該避難
者に関する情報を提供する仕組み、これは全国避難者情報システムというのですが、それが構築されまして、平
成23年4月12日付の総務省からの協力依頼により取り扱いが開始されております。
こういったシステムで、先ほどおっしゃいました県では905人の方が岡山県に来られています。昨年からい
うたら、伸び率で40%ぐらいアップしております。
和気町では、平成24年1月6日に最初の受け付け、登録がありまして、現在11世帯、17人の方が登録さ
れています。年度別に見てみますと、平成23年度には3世帯、4人、今年度で8世帯、13人となっていま
す。また、県別では、東京都の方が6人、埼玉県3人、茨城県3人、ほかに群馬、千葉、神奈川で、関東地方の
1都5県の方々です。
この情報システムは、任意の協力により運営するものでありますが、避難先である和気町では避難に関する4
- 112 -
つの情報、氏名と生年月日と性別、それから避難元における住所、それから避難先の和気町の住所、そういった
情報を提供をしてもらっています。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 失礼をいたします。
質問要旨の中に、給食センターの状況、それから測定器をというようなご質問がありましたので、先ほどご質
問の答弁ではございませんが、説明をさせていただきます。
次に、学校給食に関する状況につきましてでございますが、現在教育委員会が把握いたしております震災によ
る避難者は21世帯、28名の児童・生徒でございます。平成23年7月から受け入れておりまして、そのうち
罹災、被災証明は3名、そのほか東京、千葉、神奈川、群馬県などからの自主避難ということで、主に自主避難
者が多うございます。
さて、共同調理場における放射能関連では、厚生労働省の委託を受けて岡山県教育委員会が現在岡山市、津山
市の2カ所の給食調理場を指定しまして、学校給食モニタリング事業として放射能の検査を実施をいたしており
ます。これまでの検査結果では、基準値を超える放射能量は検出されていないという報告を受けております。な
お、本町の共同調理場におきましては、独自での放射能検査は行ってはおりませんが、主要食材が岡山県学校給
食会から同様のものを食材として使用しているという観点から、検査結果を参考として運用いたしております。
なお、本町の学校給食の食材は、できるだけ地産、地元食材、和気町産ででありますとか岡山県内産を使用する
ということに努めておりまして、先に発表されました平成24年度調査で県内産使用率は65.9%と、県内で
も最も高い使用率ということで公表されたところでございます。
このように、本町の学校給食では、地元食材を活用した地産地消の推進を基本に掲げて調理を進めるよう努め
てまいります。
さて、放射線の測定は、はかりで重さをはかるようなこととは違いまして、一定の確率でランダムに出てくる
放射線を感知して、更にエネルギーレベルから核種を同定し、自然界にたくさん存在するバックグラウンドの影
響を差し引くというような複雑な手順が必要でございます。検査の精度を上げようとする場合は、検出器の購入
に多額の費用がかかるということ、それから専門知識を有する人を配置するというような諸問題が上げられま
す。ここで一般町民に利用するようなこと、あるいは調理場でというようなご質問がございますが、なかなか困
難ではないかと考えております。
なお、調理場における今後の放射能の検査の対応につきましては、調査機関による委託方式、そういったもの
も含めて今後検討し、子供たちにおいしい給食を提供したいと考えております。
以上、教育委員会の方から調理場に関する情報としてご説明をさせていただきました。よろしくお願いしま
す。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 先ほどのご質問の中で、県は移住相談会を実施して、町として何かそういう方策は
あるかというご質問でございましたけれども、県はあくまでも移住の相談会でございまして、避難のための相談
会ではございませんので、その辺はご理解いただきたいと思います。町としては、正式に避難される方のそれな
りの援助あるいは相談には、これからも乗っていく覚悟でおります。
それから、支援協定につきましてですけども、先ほど議員、近隣の市町村というようなご指摘がございました
けども、大地震で避難が必要になる場合は、近隣では逆に同じような被害が出てる可能性が非常に多うございま
す。こういった支援協定につきましては、距離が離れてるところと結ぶというのが大原則でございまして、そう
いったところで縁もないゆかりもないところと支援協定をするというのは非常に困難でございます。今現在で
は、今までの交流の経緯から、八尾あるいは宇佐、そこらあたりと災害の支援協定等を結んでいる状況でござい
- 113 -
ます。
それから、島根県が島根原発の事故によって逆に岡山県に避難してくるという避難の受け入れ態勢についての
支援協定の現在計画をされております、島根県側が。それについて今岡山県も協議にのってるところでございま
して、それについては和気町も受け入れ団体として手を挙げているところでございますけれども、そういったこ
とは25年度中には支援協定が県として結ばれるというように考えているところでございます。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 柴田議員が、行政としてもう少しリーダーシップを発揮すべきじゃないかというご指摘
でございます。
今、和気町は自主避難という形で入ってきておられます。住民登録関係では先ほど言った数字、教育関係では
先ほど言った数字でございますけれども、我々とすれば受け入れ態勢は十分体制を整えているわけなんですが、
なかなか和気という町でいわゆる避難してこられる方というのが十分連携がとれてない。いろんな面での東日本
との交流というのは和気町の場合ございませんので、そことの交流関係での避難というのは、県下でも鏡野町あ
たりは交流関係がありまして、そこから避難してきてるというのはたくさんありますけれども、和気町の場合、
東日本との交流はございませんので、今のところ自主避難という形で東日本、岩手、宮城といったそこの3県に
つきましては和気町へは入ってきておられてないというところでございます。ですから、自主避難で入ってこら
れた方々に対する対応については、いわゆる法で定められる支援については全部適用しながら、学校関係そして
保育園関係等の整備をしてきているところでございます。
今後につきましては、十分窓口は開いているわけでございますので、受け入れはしながら、それも人口増につ
ながってくるという考え方もあるわけでございますので、全力でそういったことの窓口体制は整えておりますの
で、ぜひそういったことも。また、東京へ行ってそういうPRをするとか、東北へ行ってPRをするとかという
ことまでは今のところまだ考えておりませんけれども、ぜひ受け入れの準備態勢は整っておるということでご理
解いただきたいというように思います。
○議長(安藤勝介君) 14番 柴田君。
○14番(柴田淑子君) 今、いろいろとご答弁をいただきまして、ありがとうございました。
こういう新聞記事がありました。
風評被害防止、消費が一番。スーパーで買い物をしているとき、東北産はやめといてとお米の裏の産地を確認
されているご夫婦を見かけました。折しも、ニュースで放射性物質汚染が与える影響が心配などと連日報道され
ていたころでした。あれから2年、東北産は安心ですとのうれしいニュースが流れても、いまだに東北産は敬遠
するという世の風潮を日々の生活の中で感じます。
そんな中、震災から立ち直るには、農業を復興させることと強く望まれている被災者の方の声を読みました。
家族での食事のときに、災害の少ない岡山に住む私たちは、安心な東北産のお米や野菜、お酒、魚などを震災前
と同じように味わうことが私たちにできる一番大切なことよねと話し合っています。そして早々、宮城産のにご
り酒を購入し、おいしいなあと晩酌をする夫。離れていてもできることがあります。東北産のものを買うことで
風評被害を防ぎましょうというこういう記事があるんですが、仮にそういうことを皆さんが言うて放射能汚染の
心配がなければ大いに買えばいいんですが、あるかないかはわかりません。食べてみてもわからんし、実際には
からにゃわからんわけですから。やってきた人も、給食が心配だというふうにしきりに言われるんですが、心配
だ、心配だと言っても、じゃあ本当にそうなのかというと、それはわからんのです。
そこで、実際にせとうち市民放射能測定所の代表が200万円ぐらいで放射能の測定をする機械、1キログラ
ムほどの食材を入れるとわかるというのを出しておるのがあるんです。これを小金谷さんの方に差し上げますん
で、給食センターに1つ置く、それから和気町の保健センターに1つ置きますと、これは東北産のだから食べよ
- 114 -
うって言うても、ひょっとしてなあというふうなことになったら、ちょっと濃度を超しませんので、そういうの
があると、安全か安全でないかというのがわかってから食べるわけで、東北産を大いに買って食べりゃええわけ
ですから、それをぜひ和気町に入れていただきたいと思うんですが、町長、いかがでしょうか。
それから、やすらぎ新聞というのがありまして、2011年7月に開設したシェアハウス、福島第一原子力発
電所事故で放出された放射性物質が子供の身体に与える影響を心配し、避難してきた母子が共同生活をする古い
民家があるんです、尺所のあたりに。それは、和気町教会の牧師夫婦が大家さんの協力のもとに26組の母子が
滞在し、13組が和気町や岡山県内にここから移住したりしておると。こういうのがありまして、その記事を読
みますと、関東圏から避難してきた4家族が一緒にそこで暮らしたと。とてもにぎやかで、子供9人、お母さん
4人の13人が一緒に暮らしたりして遊びょうるというんですね。関東にいるときは、泥んこはだめ、雨にぬれ
るのもだめ、食事もだめ、これもだめ、あれもだめ、こういう生活をしておったんですが、こっちにやってきて
ようやく生活になれて安心したと、こういう新聞が出ておるんです。そして、何かジャガイモ栽培して、今のが
1号なんですが、2号では、それを収穫して、近くの人にカレーライスをつくって無料で食べてくださいという
ふうなサービスもしますというふうに言われておるんですね。地域の住民の方と仲よくしたいというふうに言っ
ておられまして、排斥せんようにしてくれと。言葉も違いますし、関東ですから関西の和気町とはちょっと気風
も物の言い方も違うかもしれませんが。
二重生活――新聞記事ですが――公的支援が少なく困窮している、離婚してほしい、小倉淳子さん、これは仮
名で、36歳の人が東京に残る夫に切り出したのは、福島第一原発事故の影響で子供と避難して半年たったころ
だった。理由は経済的な問題だ。10歳から3歳まで4人の子供を抱えている。月の収入は、夫からの仕送り1
0万円と准看護師として病院に勤める自分の給料16万円があるのだが、子供の病気、ここんところに嚢胞がで
きるとか、喉のところに一番大きな影響を受けるんですが、何日か休めば家計はたちまち赤字になる。5万円の
家賃に加え、食費や教育費、保育料、特に保育料は夫の収入との合算で――福島におる――計算されるために、
毎月2人分で5万円保育料が超しておると。こういうところの支援はできないもんでしょうか。こっちに来とら
れる方があるんです。
それから、別日、雪をかぶった10本ほどの庭木は、枝が途中から全部切り落とされた。庭木は放射性物質が
たまりやすいから、孫が帰ってこられるようにと自分なりに除染したんだけどなあって福島県の伊達市に住むコ
ンノさんが外を眺めて苦笑まじりに言ったと。孫がいないと毎日お通夜みたいだと。こういうふうな中で、福島
第一原発の事故を受けて、夫のマナブさんと両親を実家に残して今岡山に来て、原発事故さえなかったら、2年
たった今もという一家にはその思いが募ると。本当は福島を離れたくなかった。こういうことで、子供のことを
考えると、こっちにやってきたんだというふうな話も出ております。
何とかして、「元気、頑張れ、東北地方」とかというふうなキャッチフレーズもありましたが、こういう支援
をやっぱりやっていかにゃあいけんのじゃないかと思いますんで、ここら辺の今の記事、それから1台200万
円のはかる機械、こういうふうなものを町としてはぜひこれを機会に備えつけて、それから住宅も困ってらっし
ゃるようですから、町営住宅などを県営住宅でも整備してやっていただきたいと思うんですが、そこのあたりは
どうでしょうか。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 議員の方から、機器の調理場の設置ということでございますが、ゲルマニウム半
導体検出器というものでございまして、なかなか高額で200万円から、高度精密になりますと1,000万
円、2,000万円というような、オーダーでありますんで、なかなか人、専門性、困難であるという思いでご
ざいます。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
- 115 -
○町長(大森直徳君) 先般、代表の方が、大人が5人ほどと子供をお連れで陳情に来られました。議会へも陳
情されたわけです。そこで、放射能のいわゆる検査機器200万円ぐらいなのを給食センターに、3カ所という
わけにいかないんで1カ所ぐらい置いてしてほしいということの申し入れがございました。
我々は、いわゆる県内産を70%近く使っておるんで心配はないということでお話はしたんですが、しかしシ
イタケは絶対使うなというようなことも言われて、いろいろ品目に応じても指摘をされておりました。しかし、
今のところ検査器を見ながら給食を検査していくことが、費用対効果とか、そういった汚染物質を入れていくと
かどうかというんじゃなしに、やはり県内産、そして町内産というものを自主的に使いながら、そういう検定器
まで入れてやらなくても安全・安心な給食を与えていくという形。
それから、地域住民の人が安全か、使えるような場所で保健センターとかどっかへ置いてほしいということで
ございますが、そういった住民の方も十分安全・安心を確保しながら食べていただくということで、一々検査を
しながら食べるという方向でない、やはり自主的な自己管理をしていただくという方向でお願いしたらというこ
とで、今のところすぐ導入という考え方は持っておりません。
○議長(安藤勝介君) これで柴田淑子君の一般質問を終わります。
次に、7番 広瀬正男君に質問を許可します。
7番 広瀬君。
○7番(広瀬正男君) 議長のお許しをいただきましたので、私も一般質問をさせていただきます。
本日の一般質問をずっと見てみますと、教育委員会の一般質問が非常に多いと同僚議員もさっき申しておりま
したが、これも少子化が進む中、子供を守っていこうという気持ちのあらわれかと思います。教育委員会の皆さ
ん、ご答弁をよろしくお願いします。
私も、学校給食についてお聞きしたいと思います。
学校給食は、栄養バランスを考えてつくられるわけで、成長著しい子供にとっては大変重要であると考えま
す。家庭での食事はどうしても好きなものを食べることが多くなると思います。好き嫌いを少しでもなくするよ
う、食材を工夫してつくる料理が大切だと思います。安全・安心な食材を選ぶことも大切になると思いますが、
町内の農家の方がつくられる食材もたくさん使われると聞いています。これは大変いいことだと思ってます。
そこでお聞きします。
この学校給食、食べ残しは何%ぐらいあるか、教えていただきたいと思います。学校によりますと、大きな入
れ物に移し、バイキング方式ですか、そういう方式でやられとる学校もあると聞きます。私らが小さいころと比
べますと、テーブルの食器の上に全部盛られて一人一人配られておったわけですが、バイキング方式にしてどう
いう結果が出てきたのか。
次に、子供の中には、食べ物によってアレルギー症状が出る方もあると思うんですが、こういう子供に対して
どういうように対応されておられるのか。
また、3番目として、父兄の方からの感想、要望、いいこと、悪いことがあれば教えてください。
以上、3点よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 失礼します。
子供たちは、学校給食を大変楽しみにいたしております。学校給食の残数調査を実は3月11日、12日と両
日実施いたしました。学校給食共同調理場におきましては、1日配缶総量が755キログラムに対して残食量は
15キロ、755キロに対して15キロ、率にしまして約2%。主な残食食材は、御飯やうどんなどの炭水化物
でございました。保育園におきましては、1日配食総量約40キログラムに対しまして残食量は1.2キログラ
ム、40キロに対して1.2キログラムでございます。率にして約3%。主な残食は、やはり御飯やスープ、そ
- 116 -
れから磯和えなどのあえもの、そういったものでございました。このように、残食率は二、三%と、食べ残しは
少量でございます。
それから、先ほどもバイキング方式ということで取り組んでいる調理場もございます。その中で好きなものを
とって食べると。これは記念給食というようなことで、記念のときに行うというような方式にいたしておりま
す。残食量につきましても、こういった数量と認識をいたしております。
それから次に、アレルギー対応についてでございますが、現在アレルギーを持つ児童・生徒数は46名で、そ
のうち医師の診断書を提出する者が46名のうち32名です。残り14名は、自主的に申し出をするという方で
ございます。アレルギーを持つ児童・生徒の給食対応は、3つの保育園にありましては、個々に合わせた除去食
を提供いたしております。また、共同調理場におきましては、給食メニューに使用される食材の内容を事前に保
護者に連絡をいたします。釜割表というような成分を記載したものをお渡しし、学校との連携のもと、アレルギ
ー食材のメニューを外して提供したり、それから弁当を持参したりというような対応をいたしております。アレ
ルギー食材の主なものは、卵、小麦粉、牛乳等乳製品や魚介類でございます。
次に、保護者からの感想、要望につきましては、先般2月13日に学校給食共同調理場運営委員会を開催をい
たしました。その席で出されました主な意見は、給食メニューは多彩で大変工夫していると。特に災害食はよい
学習の場になっているということで、災害食、ふるさと給食、そういったものもやっております、旬の給食。そ
れから、小学校高学年、中学生はもっと量が多い方がいいと、ちょっと少ないよというようなご意見もありま
す。それから、地域の食材、旬の食材を取り入れて安心できるなどの意見、感想が寄せられました。また、これ
まで保護者の方々から使用食材の先ほどもありました放射能を心配される意見や、牛乳を選択制にしてほしいと
いうような意見が寄せられています。
以上が学校給食の現状として回答させていただきます。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 7番 広瀬君。
○7番(広瀬正男君) ありがとうございます。
2月12日に、本荘地区で安全・安心な学校給食を求めてという講演会を開催されておりますが、参加された
人からも大変いい勉強になったと聞いております。これは、本荘地区だけじゃなしに、ほかの地区でもされる予
定とかはあるんでしょうか。
それから、2年前のあの震災で放射能の問題も、今同僚議員も言われてましたけど、気になるようなあれが出
てきておりますが、私自身の考えとしましては、余りにも過敏になり過ぎてちょっと子供に心配をかけ過ぎじゃ
ないかなという点もあるんですが、安全・安心からいいますと、そういうことも少しはやっぱりこれから和気の
方もしていかなければいけないのかなという気持ちでもあります。
これから、さっきの答弁もあったんですけど、やるというたらなかなか難しい面ではありますが、せめて食材
を仕入れのときの原料、次長が言われてましたけど、とりあえず県内産を使うんだということですが、その県内
産にしても、さっきもシイタケは絶対買うなとかというような問題がありました。これも、シイタケはこちらで
つくっていても、原木を東北若しくは関東圏の方から仕入れてくると、できたシイタケにもたくさんの放射能が
まざるんだというようなことも聞いております。そういう点、地元農家の方も一生懸命つくっておられると思い
ますんで、極力地元の食材を使い、より安全・安心な給食をつくっていただきたい。
父兄の方の何人かに私も聞いてみたんですけど、藤野地区なんも多かったんですが、その場合子供が帰ってこ
られて、もうお母さんのつくる御飯よりは相当おいしいんだと、学校給食が、そういう生徒が多いわけで、親と
しては喜んでいいもんか、うんと思うていいもんか、ちょっとそういう面もあるんですというような話を聞いて
おるんですが、こういう子供が給食がおいしいという気持ちが大事であろうと思うんで、これからも安全な給食
を目指していただきたいと思うわけです。
- 117 -
とりあえず講演会の件だけ、ひとつ次長お願いします。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 講演会でございますが、実は自主避難等で放射能を心配しておられる保護者の方
等を、これまで調理場の関係者と協議、いろいろとお話をさせていただく機会がありました。それで、自主避難
をしてこられておる方々は放射能ということが物すごう心配なので、それを和気町の調理の考え方あるいは心配
を少しでも取り除くということで個々には協議をしていたんですが、再度その話がいいので本荘地区でしていた
だけませんかということで開催をした際に、それならば食育の一環としてご説明をしましょう。それで、できる
ならば一つの団体ということで受けられませんので、全体を含めた講演会という形でご依頼をいただきたいとい
う企画書を出していただき実施をしました。
それで、本荘、和気の調理場の副所長等の現状報告ということでさせていただきました。
それで、保護者につきましては、各学校でPTAもありますし、運営委員会の方にも役員としてPTA会長が
出ておられますので、本来は各学校で食育を高める講演会をすべきと認識はいたしておりますが、この放射能の
心配をされる父兄の皆さんは、いろいろご協議をしてほしい、どの食材はどこから来ているんだというような確
認を調理場へも学校の方へも再々連絡をいただいております。そういったことの心配を払しょくするということ
で対応してまいりました。
それから、風評被害につきましても、その方々に理解をしてほしいとお願いもいたしておりますし、和気町は
地産地消の食材を利用するんで理解をしてほしい。
それから、特にこれまでにも対応しましたのが、福島、宮城等からの食材、そういったものは厚生労働省の安
全基準というものに基づいて世に流通されているということを私たちは信頼していますと。その中で食材を使用
しましたと。それで、シイタケであるとかそういうものについては、できるだけ購入先から放射能の証明、そう
いったものも入手をしまして、安全確認をした上で使っているというところもご説明をさせていただいて、でき
るだけのことは確認しますが、福島産だから使わないということにはなりませんと、風評被害を招くようなこと
は避けたいということを強く申しております。
そういう状況の中で開催しましたので、大変いろいろとご心配をかけましたが、そういう実態でございます。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) やや先ほどの柴田議員との質問とも重なり合うとこがあるんですけれども、今のご
質問の中で、放射線の測定をせずに食品が世の中に流通してるかのような言い回しがあったんで、ちょっと念の
ために申し添えておきますけれども、食品中の放射性物質の新たな基準値というものが平成24年4月1日から
施行されました。これは暫定的な安全基準をより一層食品の安全と安心を確保するために長期的な観点から新た
な基準値というのを24年4月1日から厚生労働省が発表して、それによって検査をしております。それを受け
て、平成24年7月12日には厚生労働省から地方自治体の検査計画についてということで、先ほど心配をされ
ておりますけれども、17の都県からの出荷品目について細かに、葉物類あるいは果実類、キノコ、山菜類、
肉、穀類、その他といった指定を受けて検査をしなければならない検査計画が出ております。
ということで、現在市場に出回っております該当県からの製品は、基本的には和気町民として安全なものであ
るというように考える次第であります。
○議長(安藤勝介君) 7番 広瀬君。
○7番(広瀬正男君) いろいろとご答弁ありがとうございました。
父兄の皆さんも、こういう講演会等に出席されて、栄養士の先生がつくられる料理を勉強し、おいしい家庭料
理をつくっていただきたいと。子供が一人でも好き嫌いがなくなったんだというような報告があればうれしいか
なと思っております。これからも、安全・安心な給食をお願いしたいと思います。ありがとうございました。
- 118 -
○議長(安藤勝介君) これで広瀬正男君の一般質問を終わります。
ここで場内の時計が、1時まで暫時休憩とします。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、2番 万代哲央君に質問を許可します。
2番 万代君。
○2番(万代哲央君) 3項目通告いたしておりますが、3つ目の農業振興の取り組みについては、議長の許可
を得ましたので、取り下げさせていただきます。
まず、行事の開催についてであります。
質問いたします行事というのは、一定の決まりに従って行われる祭りやお祝いのことではなく、イベント、催
し物のことであります。
質問1点目であります。
当初予算説明の中でも幾つか出てまいりました片鉄沿線ウオーキング大会やカナダ、アルバータ州にあります
ハナ町との青年交流事業、老人クラブ50周年記念事業など、平成25年度新たに予算計上されたイベントにつ
いて概要をいま一度お話しいただきたいと思います。
次に、昨年議会でも一般質問でありましたイベントの同日同時開催という重複を避けることについてお尋ねし
ます。
重複を避けるため、スケジュール管理を行っていくということだったと記憶しております。このスケジュール
管理とは、具体的にどのように行われているか。庁舎の各部署や公民館や体育館関係のイベント等のスケジュー
ルの調整は密にできると思いますが、外部各種団体や地域に密着したまちづくり協議会などとの日程調整はどの
ようになされているのか、お尋ねいたします。
終わりに、これまで開催してきているイベントで、参加人数の少ないイベントや経費高の割に効果が薄いと思
われるイベントなど、見直しが必要となってきている催し物があれば教えてください。
以上、3点につきましてご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
さっきの万代議員のご質問に回答させてもらいます。
平成25年度に予定されている重要な行事は何かというご質問でございますが、平成25年度においても各担
当課において様々な行事が計画されています。特に毎年継続的に開催を予定している行事は、それぞれ趣旨や目
的があり、計画をしており、重要な行事と考えています。また、町が主催する行事以外に、各地区助け合いのま
ちづくり協議会が開催する行事が多く計画されていると思います。
次に、新年度予算のイベントとして、片鉄ロマン街道ウオーキング大会を計画しています。11月23日の祝
日に、和気町体育館と佐伯庁舎を出発会場といたしまして多くの町内外の方をお迎えしまして、沿線にあります
和気ドームでの開催中のふるさとまつりや和気鵜飼谷温泉などを訪問していただくことを計画しました。そし
て、沿線にあります本荘、和気、山田のまちづくり協議会ともタイアップを計画しまして、各地区のイベントブ
ースにおいて振る舞いを計画し、天神山の麓等トンネル付近の優雅なロケーションを散策しながら楽しんでいた
だく計画であります。なお、ウオーキングイベントには参加費をいただき、温泉入浴券や各地区のまちづくり協
議会において飲食ができるパスポートを発行したいと考えています。このイベントを通しまして、和気町の観光
資源を再確認していただき、そして岡山県の内外に発信できる行事として一つ定着を目指したいと考えておりま
- 119 -
す。
次に、カナダのハナ町との交流事業でありますが、平成14年度に新型感染症のSARSにより青少年交流事
業が中断していました。しかし、平成24年度に行われましたハナ町町制100周年祝典に大森町長が出席した
ときに青少年交流の再開を熱望されましたので、平成25年度から和気町の子供たちが世界に触れる機会を与え
る事業を行うに当たり、友好都市としての実績があり安全であると考えられるハナ町との交流を計画をします。
今回の交流事業から中学生4名を募集し、2人ずつのペアで現地のホームステイを体験していただくことを予定
しています。
また、老人クラブの50周年記念事業につきましては、本年6月28日金曜日を予定をしていますが、具体的
な内容につきましては、こちらの方で把握はできてない状況であります。
次に、行事の同日開催重複回避は可能かというご質問ですが、和気町が主催する事業につきましては、できる
だけ重複しないように内部系ネットワーク情報システムを活用し、調整をしています。しかし、各地区の助け合
いまちづくり協議会が開催する事業は、農繁期や地域のお祭りなど地域の都合もありますので、どうしても都合
のいい日、日程は重複してしまう可能性があります。また、ほかの主催といたしましても、和気商工会、和気町
観光協会、サエスタ行事、体育館行事、老人会行事などが実際に計画実施されています。
最後に、現行行事のうち再検討するべき行事はないのか、また必要となる新規事業はないかということでござ
いますが、行事の実施に当たっては、毎年各担当課におきまして行事の中身を検討しておりますので、引き続き
精査をしながら実施をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 2番 万代君。
○2番(万代哲央君) 今、25年度の開催のイベントにつきましては説明をいただいたんですけども、今年度
の予算でもう一点お尋ねするんですけど、ゆるキャラのわけまろくんのマスコット人形を作製するということだ
ったと思いますけど、この利用方法、今後どのように活用していくのかということを1点お尋ねします。
それから、イベント情報の集約化ということで、内部のネットワークシステムというようなことだったんです
けど、具体的にはちょっとわからないところもありますけど、一元化というんですか、一体化ができて、年間を
通してイベントが見渡せて、この週はイベントがたくさんあり過ぎるんじゃないかとか、あるいは偏重というん
ですか、例えばお祭りが年間を通してみると多過ぎるんじゃないかとか、講演会がいろんなとこで行われて多過
ぎるというようなこともあると思うんですけど、そういうのをもう全体的に見て再検討とか、多いのを少しで
も、まあ多いのをなくするというのはおかしいですけど、効果のないようなのは見直すというようなことも大切
なんじゃないんかなと思うんですけど。
それからあとまた、主催者側の関係の方が土曜、日曜、多忙をきわめて休みがとれないというような状態であ
るかどうかはちょっとわかりませんけど、そういうことにならないようにスケジュール管理というのを今後とも
徹底していただきたいと思うんです。
もう一点お聞きしたいのは、町のホームページのイベント情報がありますけど、これは1年間のカレンダーが
月ごとに入ってると思いますけど、今は3月ですけど、3月のは何か1件入ってたように思いますが、もう年間
を通して決まってるような行事、今言われたような片鉄沿線ウオークのとか、老人クラブとか、もう決定してる
のがあると思います。そういうものについては、もう決定した段階で入力をお願いしたいと思いますが、いかが
かどうかちょっとお尋ねいたします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 最初のゆるキャラの製作と具体的な利用計画ということでございますが、新年
度予算の議決をいただきまして、大至急製作にかかる計画を立てておりまして、できるならば藤まつりの開催日
に間に合わせたいと。あと、和気町を代表する行事等につきまして、スタッフの都合でできるだけ登場させたい
- 120 -
というような計画を今のところ考えております。
それから、内部系ネットワークの具体的な説明ということでありますが、職員1名ずつが毎日確認するよう義
務づけられています。画面上に行事開催の日程等を入力し、閲覧できるような共有のページがございます。そう
いったもので職員の情報を共有して、いろんな問い合わせ等に対して対応できるようなシステムを今持っており
ますので、そういうもので調整を図りながら1年間を計画するということでお願いをいたしております。
それから、1年間の年間スケジュールでありますけど、どうしても農林業に従事される住民の方々が多い傾向
下にあり、そういった農繁期を除いた時期に町もそれぞれの地区も行事が集中している傾向にあります。これ
は、それぞれの担当課において十分調整をしながら本年度も調整を図っていただきたいというふうに思っており
ます。
それから最後に、ホームページの更新でございます。これにつきましては、予算を議決いただきましたら早々
に入力をいたしまして、皆様に閲覧できるスタイルを整えたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 2番 万代君。
○2番(万代哲央君) よろしくお願いいたします。
それでは、2項目めの質問に移らせていただきます。
芸術文化振興事業についてであります。
芸術とか文化とか難しい言葉ですが、ここで質問させていただきます芸術文化振興事業というのは、町の第1
次総合振興計画の中の生きがいを持って心豊かに暮らせるまちづくりの基本計画の芸術文化振興事業についてで
あります。
振興計画によりますと、この事業は歴史民俗資料館事業と文化財保護事業であります。平成25年度、この事
業への取り組みについては、町長の施政方針の中で触れられております。岡山県立美術館と実行委員会を組織
し、県立美術館にて和気町出身で画家の徳永柳洲を回顧するための展示会を開催するため組織づくりを行います
と述べられました。
1点目の質問ですが、平成25年度当初予算では、社会教育費といたしまして和気清麻呂公顕彰事業費補助金
242万円と展覧会補助金250万円計上されていますが、このことについて改めて概要の説明をお願いいたし
ます。
次に、質問の2点目ですが、今後徳永柳洲画伯顕彰に当たって、絵画、遺品などの収集や保存する計画がある
かどうか、また町で常設展示できるのかどうか、お聞かせください。
それと、和気町出身の先人は、ほかにもおられます。例えば藤野田ヶ原出身で、明治から昭和にかけて活躍し
た文学者近松秋江、本名徳田浩司がいます。和気神社の中に文学碑もありますが、その存在は余り知られていま
せん。ほかにも、発掘すべき方はおられると思います。まず、和気町出身者の先人の調査から実施してはいかが
でしょうか。実際には作品等を所持しておられる先人の関係者から町に話があって、うちの主人の作品です、遺
品です、少しでもお役に立てればということで寄贈されて、それが積み重なって、その作品、遺品をどう保管し
ていくかというのが現実的な町の対応かもしれません。しかし、それを待っていたのでは価値のある作品や遺品
は散逸し、あるいは紛失する可能性があります。また、傷んだり傷が入ったりします。他人に渡ることもありま
す。和気町の歴史、文化、先人の生活の知恵を未来に伝えていく上で、また町内外を問わず、広く和気町を知っ
てもらうためにも、文化的価値のあるものの収集、管理、保存に少しずつでも着手する必要があるのではないか
と思いますが、いかがでしょうか。
以上、2点お尋ねいたします。ご答弁よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 平成25年度当初予算、社会教育費の和気清麻呂公顕彰事業補助金242万円
- 121 -
についてですが、清麻呂公顕彰事業、中学生派遣事業として平成2年度から派遣を開始し、平成23年度までで
延べ21回、和気町中学生友好訪中団を上海市嘉定区へ派遣しております。事業費は、今年度随行旅費11万円
を加え253万円となります。個人負担は、中学生20人分の1人5万5,000円で、計110万円となり、
不足分の143万円を和気清麻呂公顕彰基金から繰り入れいたします。
なお、今年度は町内の中学2年生を対象として3月に実施を予定しておりましたけども、日中間の領有問題等
を背景とした様々な出来事が連日報道され緊張状態が続いていたことから、安全を最優先して中止といたしまし
た。嘉定区の中学生たちの充実した教育環境や熱心に学習する態度を学び、中国の歴史や文化に触れ、和気町の
中学生たちにとってかけがえのない経験となっております。また、嘉定区中学生の受け入れ事業として、平成2
2年度新規事業として初めて実施されました。平成23年度も継続する予定でしたが、東日本大震災の影響によ
り中止となり、昨年5月に2回目の受け入れを実施いたしました。
平成25年度は、中学生18名の総勢21名が5月14日に来町し、翌日和気町内の施設訪問や町内小・中学
生との交流会などを予定しております。
続いて、展覧会補助金の250万円ですが、来年度早々に立ち上げる予定の徳永柳洲展実行委員会への補助金
となります。この展覧会は、東日本大震災被災地への支援につながる関東大震災の被災者支援に尽力した和気町
出身の洋画家徳永柳洲画伯の功績を見直す徳永柳洲展で、今年の8月30日から10月20日まで岡山県立美術
館で開催いたします。東日本大震災が起きた今、この企画展で徳永画伯の惨状を記録することが画家の使命だと
被災状況を門人たちとスケッチして歩き、仕上げた大作を持って全国各地を回り、展示会場で被災救援の募金活
動を行った彼の行動を感じ取り、震災の悲惨さを後世に伝えていただきたいと思います。
次に、2点目の今後徳永柳洲画伯顕彰に当たって、絵画等の収集、保存計画があるか、町で常設展示ができる
かのご質問ですが、現在把握できている画伯の作品は、県立美術館、成羽美術館、東京都復興記念館などの油絵
40点や、その他びょうぶ、軸、手紙など30から40点などです。今回の展示においては、復興記念館の作品
7点のほか、成羽美術館、富山県高岡市などの作品を借用するとともに、孫に当たる三島氏所有の油絵、軸など
の作品を展示します。三島氏所有の作品は、企画展終了後和気町に寄贈していただく予定ですが、現在は和気町
の保管体制ができていないため、できるまでは県立美術館に保管していただきます。和気町の偉人の一人として
広く顕彰していくためにも、町での常設展示に向けて取り組みたいと思います。
また、議員ご提案の和気町出身の先人調査を行い、文化的価値のある作品の発掘など、身近で歴史や文化に触
れる機会が提供できるよう研究してまいります。
○議長(安藤勝介君) 2番 万代君。
○2番(万代哲央君) 今、25年度予算の内容につきましては、ご説明いただいたわけですけど、和気清麻呂
公の基金なんですけど、これはどういったところから基金が出てるんかというか、どういうふうに積み立てられ
ているんかというのをひとつお聞かせいただきたいと思います。
それから、作品の収集、管理というのは、温度なんかも関係してきて作品が傷まないようにするにはなかなか
難しいということで預けられるということですけども、もう今後和気町にもまだ発掘できる方はたくさんおられ
ると思うんで、引き続き尻切れとんぼにならないようにご検討を願いたいと思います。
それで、1つお願いなんですけど、和気町のホームページにも和気町出身の人物とかあるいはゆかりの人物と
かという、そういった紹介コーナーというのを設けていただければと思います。ほかのホームページなんかを見
ておりますと、和気町出身の人物とか、亡くなられた方、あるいは現役のスポーツの選手などが掲載されている
のを見るんですけど、名前を聞いたことがないような方も掲載されているんで、これから徐々に広めていったら
いいんじゃないかなと思うんですけど、和気町ってどういう町なんかというのを町内外の方に知ってもらう、町
のホームページも町外の方でもたくさん閲覧されていると思いますので、楽しい内容を一つでも増やしていただ
- 122 -
きたいと思います。
そういうことで、2点ほど質問させてもらいましたけど、お答えいただけますか。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 第1点目の和気清麻呂公顕彰基金ですが、和気清麻呂公生誕1,250年を記
念して銅像建立等の寄附金を集めた残りを基金として、昭和62年、和気清麻呂公顕彰に関する事業や町勢振
興、人材育成のための国内、国際交流事業などに充てるために設けられた基金となります。
ホームページにつきましては、議員が今おっしゃられました先人等を研究した上で、歴民館等のページに張り
つけて、今後内外に十分PRをしていきます。
○議長(安藤勝介君) 2番 万代君。
○2番(万代哲央君) ありがとうございました。
それでは、2項目にわたりまして質問させていただきました。これで一般質問を終わります。
○議長(安藤勝介君) これで万代哲央君の一般質問を終わります。
次に、3番 山本泰正君に質問を許可します。
3番 山本君。
○3番(山本泰正君) 議長の許可を得ましたので、私は合併後の事務事業の進捗状況と執行部の議会対応につ
いてお尋ねをいたします。
まず、合併後の事務事業の進捗状況ですが、合併後7年を経過いたしております。合併のメリットが生かされ
ていない、特に佐伯地域では合併についての不平不満を多く耳にいたしております。そこで、旧佐伯町と旧和気
町の合併協議ができていないもの、また大きな格差があるもので調整が必要と私なりに思うものについて、特に
気になるものを5項目お尋ねしたいと思います。
まず、区長の行政協力業務費ですが、調整ができておらず、複数の区長からも苦情を耳にいたしております。
なぜ調整できないのか。先般の総務委員会で検討されている旨の説明も一部ございましたが、協議、調整の経過
とあわせて対応をお尋ねいたします。
次に、環境衛生指導員についてでございますが、佐伯地域56名に対して和気地域34名、プラごみの収集が
始まり再三調整するようお願いもしてまいりましたが、いまだ調整ができておりません。いよいよ26年4月か
らは和気町単独のごみ処理となり、生ごみと可燃ごみの分別収集も始まります。分別収集へスムーズに移行する
ためにも、担当地区の統廃合を含め早急に調整をしていただきたいと思います。ちなみに、1指導員の担当世
帯、最少で18世帯、最大で341世帯となっております。
次に、農業振興推進委員についてでございますが、環境衛生指導員とは逆に、佐伯地域が18名に対し和気地
域85名で、担当農家戸数も最少で5戸、最大で108戸と大きな差がございます。担当地区による地域的な問
題も多々あろうかと思いますが、担当地区の再編はできないか、お考えをお尋ねいたします。
次に、町道の草刈り業務の委託でありますが、町費で草刈りを委託している現状は、佐伯地域で14路線、3
4.2キロ、経費で590万円、和気地域で5路線、10.9キロ、121万5,000円であります。これこ
そ地域性もございまして非常に難しい問題もあるかとは思いますが、和気地域にも高齢化が進み、集落での管理
の厳しい状況も見受けられます。一定の基準を定めて、平等性のある管理はできないでしょうか、お尋ねいたし
ます。
次に、防犯灯の管理状況でございますが、佐伯地域では地区管理がほとんどのようでございます。和気地域で
は地元管理のものと町管理のものがあり、合併協議では合併後に再編ということになっています。佐伯地域、和
気地域に分け、町管理と地元管理の防犯灯の設置状況と再編協議の経過、その結果をお尋ねいたします。
なお、以上5項目について、まず担当課長としての現状をどのように把握しているか、そしてどのように考え
- 123 -
ているかをお尋ねしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) まず、行政協力業務委託料についてでございます。
ご承知のとおり、合併時に調整がついておりませんでした委託料につきましては、現在区長幹事会において調
整をしております。
新年度におきましては、統一した算定基準で執行するようにいたしたいというように思っております。総務委
員会でもご報告させていただきましたが、調整見直し等が決定いたしましたならば、支払い科目の振り替えを補
正予算等でお願いすることになろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 環境衛生指導員についてお答えします。
議員が先ほどおっしゃいましたように、1人当たり受け持つ世帯が随分違いまして、今現在合計90名の指導
員で協議会を構成しています。これまで人数の調整について協議、検討を重ねてきましたが、各集落の点在状況
や面積及びステーションの数、それから各区の地形や地理的な諸条件等、これまで公衆衛生、環境改善に取り組
んできた背景が違っておりまして、再編が難しく、まだ現在のところ調整中であります。
しかし、そのような状況ではありますが、今後鋭意調整の協議を進めていき、現在の委員の任期が平成25年
度末までですので、平成26年度からの新体制に向けて来年度中には調整を終えたいと考えております。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) 失礼します。
私の方からは、農業振興推進委員についてお答えいたします。
現在、推進委員の数は101名でございます。先ほど議員が和気については85名とおっしゃられましたが、
現在83名でございます。佐伯が18名。任期は2年ということで、仕事の内容につきましては、推進地区への
米の生産調整にかかわる書類の配布、作付調整、取りまとめが主な仕事でございます。
議員がおっしゃるとおり、担当地区の再編はできないかという、佐伯地域と和気地域の人数の配置が適正にさ
れているだろうかというご質問でありますが、実際佐伯、和気地域での推進委員の配置には、佐伯地域では区長
が今まで担ってきております。和気地域につきましては、推進母体であります83地域で活動してきていただい
ております。近年といいますか、ここ数年やっぱり農家戸数も減ってきております。10戸以下の地域もかなり
増えてきておりまして、それぞれ推進委員が担う戸数といいますか、そういったものを見直していきたい、そう
いうふうに思っております。今後、推進委員の方を集めて意見をお聞きしながら、推進地区の範囲の見直しも含
めて考えていきたいと思います。
また、推進委員の研修会も開催して、推進機能を強化することもあわせて考えております。
○議長(安藤勝介君) 産業建設部長 原野君。
○産業建設部長(原野勝彦君) 私の方からは、町道の草刈り委託について答弁申し上げます。
まず、現状でございます。町管理の道路延長は360キロございます。そのうち約45キロの町道におきまし
て、草刈りについて地元若しくは業者の方に有償でお願いをいたしております。ちなみに、和気地域は延長11
キロ、佐伯地域は34キロの内訳になっておりまして、かなりの差が出ております。
私も、当初和気、佐伯地域の経費に大きな隔たりがあるということで対応の統一が必要だというように感じて
おりました。該当の道路を全て現場確認をさせていただきました。この経費の差は、地域の地理的形状の差で、
対応の差ではないということがわかりました。今もそのように思っております。
草刈りの有償の対応という町の基本的な考え方を申し上げますと、まず1点が、町道は地元住民の生活と密着
した道路であります。2点目が、町が直営で草刈りほか管理を行うと膨大な費用を要するということがありま
- 124 -
す。それから、3番、草刈りは地域の環境保全の意味合いがあると。この3点のことによりまして、まず第1段
階としては、地元の方に無償で草刈りをしていただく。現在、9割の町道がこのような意味合いにおいて地元に
よって無償でお世話になっています。第2段階目は、やむを得ず町で草刈りをする場合がございます。その場合
に、なるべく経費を抑えるというようなことから、地元の方に有償にてお願いをしておる場合があります。それ
から3番目、3段階で地元で対応できない場合には、業者に有償で委託をするというようなことになります。こ
こで言いますやむを得ず町が草刈りに要する経費負担をする場合とは、集落間を結ぶ主要な道路でありながら、
集落及び農地等に沿っていない山間部とか河川、堤防上の道路であり、今までの慣習的に地域の方が草刈りをす
ることが地域の道路形態による無理がある場合を言います。もっと具体的に言いますと、長距離となる山間部に
ある道路と、それからバイパス的に河川、堤防を長距離にわたり道を通している道路などを指しています。
これからの対応といいますか、今後の対応につきましては、こういった基本的な考え方は現在のままで踏襲を
していきたいと思ってます。ただ、先ほど来お話に出ました過疎が進む地域で対応できる実働の方がもういらっ
しゃらないというような路線もございます。そのような場合は、支援できる体制づくりを含めて配慮または検討
すべき点があると、そのように思ってます。一定の基準を設ける中で、そのようなことに対して対応を考えてい
きたいというふうに思っております。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
私の方からは、防犯灯、街路灯についてお答えさせてもらいます。
議員がおっしゃられるように、まだ統一ができていないのが現実でございます。防犯灯はそれぞれの区が管理
していただいているものが、佐伯地域におきましては防犯組合の方が事業主体となっていろいろな新設、補修経
費の80%、それから電灯料につきましては1灯当たり600円というような基礎単価を基に補助して地域で管
理をしていただいてるという運営でありまして、和気地域では球替え等は地元でしていただきますが、新設だと
か修繕につきましては町が2分の1を補助しておるというようなところの助成制度内容についても若干異なって
おります。
それから、街路灯ということで、地域間を結ぶ照明だとかということで、佐伯地域では現在4灯を確認してお
ります。和気地域の場合は、地図等で管理できておりまして934灯ということで、主要道、通学路、行政区間
の道路等に設置をしておりまして、新設、修繕費用は全て和気町が負担しておるといったように、運営管理の面
で大きな差異が生じております。議員がおっしゃられましたように、合併協議において調整後は速やかに旧和気
町の方式に取り扱いを変更するよう協議を進めておりました。和気地域では、平成20年に防犯灯の現況調査を
実施しておりますが、正確な各区が管理する防犯灯については把握できてないのが現状であります。和気地域に
おいては、22年度に中国電力の管理データと町が管理する管理台帳を照合いたしまして、位置も含めて完全な
台帳を完備することができました。佐伯地域におきましては、平成24年度において職員による現地踏査を実施
しまして、和気地域内の防犯灯、街路灯に当てはまるもの全てを確認し、地図に落とすことができました。その
後、和気町街路灯設置基準及び防犯灯設置基準に倣い分類をしますと、街路灯が400ぐらいかなというような
ところで見込みを立てている状況でありまして、最終的な確認といたしまして、各区長との協議が調っていませ
ん。25年度におきましては、防犯灯組合で佐伯町の維持管理を計画を計上いたしておりますが、できるだけ早
い時期に制度運営にご理解をいただき、協議を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞよろ
しくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 3番 山本君。
○3番(山本泰正君) 行政協力業務委託料につきましては、ほぼ調整ができたと、25年度からの実施ができ
るであろうという見込みでいいんですね。ということで、いい方向に向かうというふうに理解しておきます。
- 125 -
それから、環境衛生指導員、ぜひ26年度からの分別収集、和気町単独の事業に向けては完全実施できるよう
にお願いをいたします。
それから、農業振興推進委員ですが、余りにも格差があるということをご理解いただいて、ぜひ調整をしてい
ただきたいと思います。佐伯地域の区長がそうだからということでも、なかなか戸別補償の問題とか大変な業務
が残るんじゃなかろうかと思いますんで、これもいい調整をお願いしたいと思います。
それから、町道の草刈りでございますが、大体わかりました。部長がじきじきに調査もしたという実績の中で
の回答でございます。そういう努力の跡を聞きますとそれ以上無理は言えないのかなという気はしますが、ご承
知のこととは思いますが、一例を挙げると、木倉のふるさと林道、ここらあたりはかなり高齢化が進んで草刈り
に苦慮している。そしてのりを切って、下も埋め土でのりが高いというような状況の中で、非常に厳しい草刈り
の状況だということを認識していただいて、一定の基準を求めてやりたいということもお聞きしましたので、ぜ
ひ拾える部分は拾う、よそにもそれ以上のものがあるかもわかりませんが、ぜひその方向でお願いしたいと思い
ます。
それから、防犯灯についてですが、7年たってやっていない。ちょっと私も合併の部分の前の資料を見てみる
ところによると、佐伯地域の自治会補助金、これの方では当然合併後に再編するんですが、防犯灯事業について
は、合併後現状調査を行い再編すると明記されております。それが何もできていないというような状況では非常
に困ったものだなと。まだまだほかにもこういう問題があるのかなというふうに思いますので、防犯灯、それか
らその他につきましても町長の所見をお願いしたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) まず、行政協力業務委託料を担ってる52区の1,900万円余りの金額でございます
が、もう24年度末で区長幹事会等で詰めをしていただいておりますので、今後いわゆる支出の方法等、それか
ら各区の規約、標準規則をお配りしながら、それにのっとって規則を設けていただくと。それによって、いわゆ
る管理をしていただくという方向に向けて、25年度は費目とすれば委託料でなしに交付金という形で処理がで
きるように進めてまいりたいというように考えております。
あと、環境衛生指導員とか農業振興推進委員と、そういったものについても、ぜひ環境衛生については26年
度からは委員の交代の時期でございます。そういったことを十分踏まえながら今後のいわゆる業務もこれから生
ごみが出てきたり、今プラスチックをやっておりますが、そういったことの業務のいろんな面もありますので、
再編を十分検討してまいりたい。早急に、26年4月からは新しい体制で進めるように進めていきたいと。
農業振興推進委員につきましては、本当に今はいわゆる交付金とかいろんな関係の難しい書類がたくさんあっ
て非常に難しい状況なんですが、ぜひ佐伯と和気という体制が違うということについても、合併して7年が経過
するわけでございます、ぜひその辺の調整もさせていただけるように協議を進めてまいりたい。
それから、町道の草刈りにつきましては、社会環境の変化というのがあるわけでございますが、ぜひ現状を基
本にしながら、やはり地域は地域で守るということがなかなか高齢化になってくるとできないということがある
わけですが、そこら辺を一つの基本にしながら今後も進めてまいりたいというように考えます。
それから、防犯灯につきましても、和気と佐伯については一つの始まりの基本が違うわけなんですが、これも
やはり公共で見るもの、そして地元で見るものというものの区分を十分しながら、これも調整をしなきゃいけな
いというように思っております。
合併して7年がたつのにこういう状況でございますが、ぜひここ25年、26年にはこの問題のそれぞれの方
向を定めて、佐伯とか和気とかというんじゃなしに、一体的な町の中で行政ができていけるような方向に進めて
まいりたいというように考えております。
○議長(安藤勝介君) 3番 山本君。
- 126 -
○3番(山本泰正君) 合併後本当に7年を経過いたしております。愛育委員については、既にもう見直しも完
了したというふうに聞いております。今回質問した以外にも、合併協議の未調整のものも多々あるのかなあとい
う感じもいたしておりますので、不平不満の噴出しない間に調整をしていただくことをお願いいたします。
次に、議会対応についてでありますが、私は町民代表として議会の議席をいただき2年を経過いたしました。
過去2年間、議会の二元代表制に基づきまして提案もし、指摘もしてまいりました。しかし、答弁は様々でござ
いまして、その場逃れの答弁や優等生発言もございますが、特に今回指摘したいこと、今後の和気町の重要課題
でございましたごみ処理行政の議論の中で、町長の発言について、町長は議会をどのように考えて答弁をされて
いるのか、お尋ねしたいと思います。
また、副町長におかれましては、し尿処理場のふれあい公園の機械使用についての発言、一昨年3月議会の厚
生常任委員会からの虚偽の発言から昨年12月までの委員会での発言、そして不誠実な結末、非常に不愉快でご
ざいます。今後、議会答弁をどのように考えているのか、それぞれお答え願いたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 町長の答弁がいわゆる適正でないということでございますが、ごみ処理の問題につきま
しては、いわゆるごみ処理検討委員会の中で検討しながら、そしていわゆる外部委託という方向性を出してきた
中で、地元がそういうことでの対応をしてきたと。そのことに対して行政が介入するというのは、早々にはでき
ない。現段階になって地元との方向性が出てきて、それに対して我々の考え方も出しながら調整ができていける
という方向に向けているわけでございまして、最初から地元が取り組むこと、また地元である現在北部衛生で焼
却しているという一つの行政との覚え書もあるわけでございます。そうした中で、行政が一方的に地元に対して
意向を申し上げるわけにはいきませんので、地元が十分住民の意思を反映しながら、それが今後議会との調整の
中で方向性を出していくというのが地方自治だというように我々は考えております。ですから、一方的に行政が
抑えるという方式ではやれないということでございます。十分これからも地元との協議もしながら、そして議会
とも協議をしながら、やはり方向性を出していくというのが筋だと思います。最初から行政がこうだということ
で押しつけというのはできないという考え方で今後も進めさせていただきたいというように思っておりますの
で、議会と行政とが一体になりながら、そういう方向性を出しながら、そして地元との協議を進めていくという
ことで今後も進めてまいりたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 副町長 稲山君。
○副町長(稲山 茂君) 私の立場で、し尿処理組合の機械使用の件につきまして、山本議員の方から再三にわ
たってどうなってるんだという問いの中で、委員会等でもご説明申し上げましたし、また関係者に集まっていた
だいてその調整もいたして、相手方が使用してないということも、12月の定例会の委員会の方にも申し上げた
ということでございますが、この対応が非常に不誠実だということに対しまして、私の方もこのことが解決でき
ないということでありますから、非常に心を痛めておりますし、議員がもうそういうふうにおっしゃることは
重々わかっておりますし、こちらの方もこれから精いっぱいそのことに対しましても、関係者と会える機会をつ
くりたいというふうに思っておりますし、また今後そういう意味において一生懸命頑張っていきますので、よろ
しくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 3番 山本君。
○3番(山本泰正君) 町長の答弁ですが、私そのことを責めたわけではありません。議会へ対しての地元と折
衝がなかったというようなことは非常に我々としてもおもしろくない部分がございますので、議会対応について
は、今後組合の解散に伴う焼却場の跡地の問題、それから焼却施設の問題、これは地元との協議が当然ございま
す。そして、火葬場の問題と。和気町にとって大問題を抱えておりますので、町長の今議会での所信表明でも、
町民目線で町政をと熱く語っておられました。我々議会は町民の代表でございます。町のため、町民のために誠
- 127 -
実な協議を行い、一体感を持って、大きな問題は議会と執行部も共有すべきときも必要かと思いますので、方向
性を定める前に議会に報告していい結論を得るようにお願いしたいと思います。
それから、副町長におかれましては、何度も正規の言える機会もあったかと思いますが、相手の立場に立って
やられたことに私は非常に不信を感じております。相手は業者でございますし、委託業者でございます。どちら
が上か下かわからないような状況での経緯でございました。これを追及することはいたしませんが、真しな議会
対応をお願いしたいと思います。
以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(安藤勝介君) これで山本泰正君の一般質問を終わります。
本日の一般質問はここで打ち切り、3月22日午前9時から引き続き行います。
本日は、これで散会をします。
ご苦労さまでした。
午後1時59分 散会
- 128 -
平成25年第2回和気町議会会議録(第12日目)
1. 招 集 日 時 平成25年3月22日
午前9時00分
2. 会 議 の 区 分 定例会
3. 会議開閉日時 平成25年3月22日
午前9時00分開議
午前11時23分散会
4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂
5. 出席した議員の番号氏名
1番 片 倉 弘 貴
2番 万 代 哲 央
3番 山 本 泰 正
4番 安 部 政 敏
5番 尾 﨑 忠 信
6番 西 中 純 一
7番 広 瀬 正 男
8番 草 加 信 義
9番 安 東 哲 矢
10番 実 末 一 敏
11番 秋 山 政 美
12番 当 瀬 万 享
13番 草 加 敏 彦
14番 柴 田 淑 子
15番 坪 井 迪 郎
16番 安 藤 勝 介
6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名
な
し
7. 説明のため出席した者の職氏名
町
長
大 森 直 徳
副
長
朝 倉 健 作
会計管理者
木 庭 茂 晴
総 務 部 長
三 村 清 介
企画財政課長
岡 本 裕 之
税 務 課 長
竹 中 洋 一
民生福祉部長
延 藤 隆 三
健康福祉課長
橘
誠
介護保険課長
青 山 孝 明
産業建設部長
原 野 勝 彦
産業振興課長
藤 本 敏 弘
上下水道課長
南
横 谷 朝 久
総務事業部長
総務事業部
事業課参与
学校教育課長
杉 本 晴 彦
青 盛 真 人
地域審議監
総務事業部
事 業 課 長
教 育 次 長
小金谷
小 林
社会教育課長
今 田 好 泰
教
育
博 史
健
町
長
稲 山
茂
入 江 哲 弘
敦
8. 職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長
佐 藤 順 一
9. 議事日程及び付議事件並びに結果
議事日程
日程第1
付
議
事
件
一般質問
1. 13番 草加敏彦
2.
1番 片倉弘貴
3.
5番 尾﨑忠信
4.
6番 西中純一
- 129 -
等
結
果
午前9時00分 開議
(開議の宣告)
○議長(安藤勝介君) 皆さん、ご苦労さまです。
ただいまの出席議員数は、16名です。
したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
(議事日程の報告)
○議長(安藤勝介君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承を願います。
(日程第1)
○議長(安藤勝介君) 日程第1、21日に引き続き一般質問を行います。
それでは、13番 草加敏彦君に質問を許可します。
13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) 皆さん、おはようございます。
議長より一般質問の許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。
私は、通告しておりました学校教育と産業振興について2点お尋ねいたします。
まず最初に、学校教育についてお尋ねいたします。
この件につきましては、先日の議会の中で同僚議員がたくさんの質問をし、そして的確な答弁を受けておりま
すので、重複しないように気をつけながら質問させていただきます。
昨年は、岡山県の県知事選挙がありました。そして、新しい民間からの知事が誕生し、大きく期待していると
ころでございます。しかし、この13年度の予算におきましては、この新知事の色がなかなか出せなかったとい
うような報道もありました。2月の定例県議会におきましては、知事は教育県岡山の復活、これは県政の一丁目
一番地だと訴えております。その件で、できるだけ早く目に見える形で結果を出したいと力を込めて言っておら
れました。教育分野におきましては、重点投資をするとも言っております。教育費は、前年より4.7%増しと
なり、人件費を除く施策推進費も前年より11億円増しの250億円となっております。本来ならば市町村の教
員の管轄ですが、課題が多いと見る小学校とか中学校に対しては、県としても積極的に関与していくというふう
に言っております。教育再生に向けて本格的に取り組んだなと感心しているところでございます。
また、本年度予算では、複雑な家庭問題に対応するスクールソーシャルワーカーの大幅増員、これは6名から
25名という大量の増員です。そしてもう一つ、非行防止教室を行う警察OBの増員などを盛り込んでおりま
す。
ここでちょっとお尋ねいたします。
スクールソーシャルワーカーにつきましては、昨日同僚議員が質問し、答弁がございましたので結構でござい
ますが、ちょっとこれに関連しまして1点だけお尋ねします。
今まで子供に何かがあると、心のケアということでこのような制度の中の人を使って――カウンセラーですか
――やっておられますが、本来教職員にもカウンセラーの役割があると思うんです。何かがあったら、先生が忙
しいからこれに渡すとか、どういうことでやっとられるんか、この点をお尋ねします。
そしてまた、警察OBの増員などで、警察のOBによる非行防止教室を開催するに当たっては、これは県の方
針もあると思いますが、町長としてはどのような対応をしていく考えなのかお尋ねいたします。
次に、もう一点は放課後学習教育、経費として2,943万円初めて計上されておりますが、この事業は県内
小学校の4割に当たる180校を県費でカバーするものでございますが、私どもの町で対象になる学校があるの
かどうなのか、この点お尋ねいたします。
それから、問題行動対策といたしましては、県内の小・中・高の暴力行為、小学校の不登校発生率は2年連続
- 130 -
で全国最悪です。全国学力テストにしても、小学生が全国ワースト3位、中学生3年生にしては全国6位と低迷
しております。深刻な問題です。この件につきましては、昨年の議会でお尋ねしたときに、答弁として、町内の
子供は比較的落ちつき、学力、体力とも全国の状況を上回っているという立派な答弁がありました。また、教育
長は、新しい教育基本法が成立し、武道の必修化や道徳教育の充実など、学習指導要領も改訂され、いじめや不
登校などの解決にも影響をもたらすものと言っておられました。現状は今どうなのか、お尋ねいたします。
また、道徳教育の一環として論語教育を取り入れると言っていましたが、小学校、中学校ではどのように行っ
ているのかお尋ねいたします。
次に、学力向上対策の取り組みについてお尋ねいたします。
まず第1に、学習意欲の向上についてはどのように取り組んでいるのか。
次に、授業力の向上、家庭学習の促進、読書活動の推進、以上4点、どのように取り組んでおるのかお尋ねい
たします。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) 失礼いたします。
まず、学力向上対策についてですが、国や岡山県の学力・学習状況調査では、和気町の子供たちはおおむね全
国と同じ状況にあります。しかしながら、知識、技能を活用する力や思考力、表現力等が十分身についていない
ことや家庭での学習時間が少ないことに課題があることもわかりました。
そこでまず、学校と家庭が連携し、「早ね早おき朝ごはん」に代表される基本的な生活習慣を定着させ、子供
が心身ともに健康で、学校で学習に集中して取り組めるようにするとともに、家庭学習の手引を活用し、家庭学
習時間及び内容を充実させることで意欲的な学習態度の形成を目指していきます。そして、何よりも重要なの
は、学校でのわかる喜びや学ぶ楽しさを感じられる授業です。そこで、子供が1時間の授業で何を学んだのかが
確実に確認できる授業をすること、更にその定着度を確認するため岡山県が作成している学習到達度確認テスト
を積極的に活用すること、体験的活動を取り入れるなど、学習と生活との関連を重視し、学習の有用性が実感で
きるようにすること、知識や技能を活用する場を設定し、思考力、判断力、表現力等の育成を目指し、その基盤
としての言語活動の充実を図ること、個に応じた指導を徹底し必要に応じて補習を実施することについて、今後
特に意識して授業改善するよう、そして学力向上に向けて全教員一丸となって取り組むよう先日校長へ指示をし
たところです。
次に、問題行動対策についてですが、和気町の学校は現在どこの学校も比較的落ちついた状況になります。し
かしながら、いじめや暴力行為も発生していますし、特に不登校は大きな課題であると考えています。
そこで、来年度は学校教育課へスクールソーシャルワーカー的な役割を担う学校教育指導員を配置し、学校、
児童・生徒、保護者を多方面から支援することでいじめ、暴力行為、不登校などに対して早期にしかも適切に対
応していきたいと考えています。
そして、先ほどお尋ねにありました専門家に任せるだけではなく、教員が積極的にかかわっていくということ
については、教員がそういう研修を定期的に受けておりまして、特に子供にかかわるのは、こういう場合養護教
諭がまず中心的に担任と協力してかかわっていくということになります。担任も養護教諭もそういう専門的な研
修を今受けて力をつけているところです。
次に、道徳教育の充実ということですが、各学校では道徳教育推進教師を中心に道徳の時間をかなめとして、
教育活動全体を通じて全教職員で道徳教育に取り組んでいます。
また、今年度からは、先ほど言われましたように、小学校では論語かるた、中学校では論語手習い帳を用い
て、よりよい生き方について考える授業を始めました。そして、来年度は、論語について全教職員で研修会を持
って勉強する予定にしており、更に充実していきたいと考えています。
- 131 -
和気町では、以前からふるさと教員を活用するなどして地域の教育力を積極的に学校へ取り入れる努力をして
きました。子供の教育は、学校だけでは絶対にできません。学校は、確かな学力、豊かな心、健やかな体など、
生きていく上で基本となる資質を身につける場です。家庭は、教育の原点であり、子供の豊かな情操や基本的生
活習慣、自制心、自立心などを養う場です。地域は、子供たちに多様な体験を提供する場です。道徳教育を充実
させるなど新しい教育基本法の趣旨を生かし、学校、家庭、地域それぞれが今まで以上に教育の場としての役割
を果たす和気町の教育をしっかり行い、将来和気町を背負う子供たちを立派に育てていきたいと思っています。
それからもう一つ、放課後学習サポートについてのご質問がありました。和気町も、来年度県の放課後学習サ
ポート事業を受ける予定にしておりまして、総額で113万4,000円を県から受けて、地域の方に学校へ入
っていただき、報酬としてそれを使ってきたいと、そのように考えています。
それから、子供たちの読書力の向上ということにつきましては、昨日も質問していただきましたように、学校
司書が入っておりまして、今図書室が大変魅力的な場所になっています。できるだけ子供たちが本に触れるとい
う機会を増やしていきたいと、そのように考えているところです。
(13番 草加敏彦君「非行防止教室やというのは警察のOBによって非行
防止教室を県の方針を出しとるが、これは和気町当町ではどういうふうな対
応をせられとんですか」の声あり)
失礼します。非行防止につきましては、以前から備前署にスクールサポーターという方が配置されておりま
す。警察を退職された方で備前署に入っていただいて、学校を中心に回っていただいてご指導いただくというこ
とで、非行問題とか避難訓練とかいろんな場面で和気町としては非行防止にその方にご相談をしながら取り組ん
でいるというのが現実です。
○議長(安藤勝介君) 13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) いろいろとご説明くださいまして、ありがとうございました。
その中で、放課後学習に取り組むということを言われましたが、これは非常に大切なことだと思います。児童
のつまずきを早い段階で見きわめて教え直すことができる制度だと思っております。また、これにつきまして
は、塾通いなどによる家庭の経済的な負担軽減にもなるんではないかと思っております。
そこで、1点お尋ねいたしますが、今現在和気の小学校、中学校で塾通いをしている生徒は何割ぐらいおられ
ますか、その点をお尋ねいたします。
それからもう一点、授業を進める方法といいますか、形、これをちょっとお尋ねします。例えば1クラスが3
0人で、1足す1の問題を出して、20人はわかったが10人はわからない。その逆の10人はわかるが20人
わからないと。このようなときにはどのように授業を進めるわけですか。わかるまで教えるわけですか。それと
も、計画といいますか、スケジュールの中でどんどんと進んでいくわけですか。ちょっとこれお尋ねいたしま
す。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) 塾通いにつきましては、最近のちょっとデータを今持ち合わせてないんですけ
ども、平成21年度の全国学力状況調査の中で、悉皆で和気町の子供がそのテストを受けております。その質問
の中に、今塾に通っていますかという設問があったんですけども、そのデータをちょっと今持ち合わせてないの
で、また後日お知らせしてもよろしいでしょうか。
それから、わからない子がいるのに授業を進めていくかということですけども、それは基本的にはありませ
ん。一応1時間の授業を流す学習指導のそういう流れを教員がつくるんですけども、それは計画であって、その
場その場で子供たちの状況を見ながらその計画というのは変わっていきます。わからないことがあれば、そこで
止めてやはり全員がわかるようにして授業を進めていくというのが大原則です。
- 132 -
○議長(安藤勝介君) 13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) 今、お尋ねしてよくわかったんですけど、学校としては子供たちに最高の環境づくり
をつくっていただかなければならないし、それには学校があり、家庭があり、地域があると思います。そして、
学校の中では、わかりやすい教材などを集めて研究して、それを教えるというようなことはしないんですかな。
もう決められた教科書だけで教えていくと。
それから、今言われましたように、30人おって、30人が同じ能力はしておりませんわね。どこへ合わせて
やっとんかなと思うことが心配なんです。だからこそ放課後学習が必要だと思います。
それから、先生が多忙過ぎるんじゃないかと思うんです。一人一人の生徒と話し合う時間は十分にあるんです
かな。そういうことを踏まえて、学校現場からの要望というのはどういうふうなことをやっとられるのか、お尋
ねいたします。
○議長(安藤勝介君) 学校教育課長 小林君。
○学校教育課長(小林 健君) まず、授業ですけども、教科書だけを使って授業をするのかということですけ
ども、これは教科書だけではありません。先生方は、教科書に準じていろんなレベルの子がいますから、プリン
トを今は下位の子、中位の子、上位の子というふうにできるだけ問題を分けてつくって、それぞれ自分に合った
問題を解かせるとか、自分に合った宿題をさせるとか、そういうふうな工夫、習熟度といいますけども、そうい
う授業を今は大分多く取り入れて授業をしております。そういうプリントをつくるのに非常に教員というのは時
間がかかって、議員がおっしゃるように、そういう作業やそれから今教育委員会からの調査等でかなり先生は多
忙感を訴えておられます。議員が言われますように、できるだけ先生方に子供たちと接していただきたいという
ことで、教育委員会としても国から来る調査などは、うちの教育委員会の事務所でできるものはできるだけ学校
におろさずに事務所で回答をしたり、そういうふうにして先生方ができるだけ子供と接していただく時間がたく
さん持てるように努力はしているところです。
○議長(安藤勝介君) 教育長 朝倉君。
○教育長(朝倉健作君) 放課後の学習のことですけれども、来年小学校7校へ151時間入れるようにしてお
ります。各学校7校です。今、それの学校での割り振りをしてもらっとんですけれども、一番の課題が今出てき
ておるわけです。下校時の問題で、小学校ですから集団下校、いろいろ下校時にどういう生徒を残すか、それに
よって、帰すのが非常に危険性が出てくるんじゃないかということで、今どうしたらいいかということを検討し
ております。見守り隊等に時間をずらしてもらうか、学校の教員が途中まで送っていくか、そういうことで今検
討をしております。来年度から放課後の学習というのはぜひ進めて、少しでも学力向上ということを図っていき
たいというふうに考えております。
○議長(安藤勝介君) 13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) いろいろとご答弁ありがとうございました。
教育施策は町教員が担いますが、予算配分など実質的な権限は町政のトップの町長にあります。今後、いかに
未来を担う子供たちに投資ができるか、そのことによって町の将来が決まってくると思いますので、よろしくお
願いいたします。
次に、産業振興についてお尋ねいたします。
今、国ではデフレ脱却に向けて大胆な金融緩和や財政主導を柱とする経済対策、いわゆるアベノミクスに対す
る期待感から市場が反応して円安になり、また株高が進んでおります。また、輸出企業の急速な業績改善などで
国民の多くの皆さんが明るさそして力強さを感じていると思います。私どもの地方も、早く景気回復が来ればと
願っているところでございます。
そこで、企業誘致についてお尋ねいたします。
- 133 -
大森町長がトップセールスとして迎えたヤクルト工場、これはすばらしい誘致だったと思います。27年から
操業。これが始まりますと、和気町も大きく変わるんじゃないかと思っております。雇用、流動人口、そして定
住人口の増加により、活力ある町が成長すると思います。安定した財源を確保するには、第2、第3の企業誘致
を早急にしなければならないと思っております。
和気町という町は、立地的には非常にすばらしい町です。山陽自動車道のインターがあり、JR和気駅、国道
374、これを交通の利便性を生かして企業誘致をしていけば必ず完成すると思います。今、企業誘致として引
き合いが来ている企業があれば教えてください。
そして、私が思うに、今のような企業誘致のやり方ではなかなか難しいと思います。やはり工場団地をつく
り、それを全国に発信すれば、このすばらしい町の必ず企業誘致が可能だと思っております。今、県の方も企業
立地については積極的に取り組んでおりますが、その団地づくりにつきましては、やはりこの小さな町の財源で
は非常に難しいと思います。今、積極的に取り組んでいる県に相談そしてまた指導、協力を仰ぎながら団地をつ
くっていけばいいんじゃないかと思いますが、団地づくりについてはどのような考えでおられるのか、お尋ねい
たします。
そして、よく言う地場産業の育成という言葉をよく聞きます。これはどういうことをやっとんかなと思うんで
すけど。これからは、町の発展には地場産業の育成そして企業誘致、人口増加を図って健全な財政運営の中で町
をつくり上げていかなければならないと思います。その第一が企業団地だと思うんです。工場団地をつくる計画
はどのように計画しておられるのか、お尋ねいたします。
また、できれば、ちょっと言うてなかったんですけど、和気町の中で5人以上従業員を抱えた会社は何社ある
んですか。それからまた、50人以上従業員を抱えた会社は何社あるんですか。それだけわかれば教えてくださ
い。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) 失礼します。
まず、最後にご質問がございました5人以上の企業は何社というお尋ねなんですが、ちょっと今手持ちの資料
を持ち合わせておりません。後日ご報告させていただけたらと思います。
現在、引き合いが来ている企業はというご質問でございます。今、和気町の公表している団地につきまして
は、佐伯地域、それから益原地域、田原上、原、旧旭大理石所有の土地、そういうような5つほどございます。
中には、既に決まったところもございます。佐伯の米沢につきましては、企業がもう入っております。それか
ら、田原上の町有地についてでございますが、これにつきましては住宅メーカーがソーラーの研究施設といいま
すか、そういった形で今引き合いが来ております。国の買電の買い取り価格の関係もありまして、それから申請
の関係もありまして、この3月末――もう3月を迎えておりますけれども――そこの申請が企業の方で整った場
合は一歩前進という形で地元の方も話を少し進めているところであります。
あと、今後町の方の企業団地をつくる計画ということにつきましては、これは町長の所信表明の中にもござい
ましたけれども、やはり町には民間の土地、今そういった土地しかございません。まとまった団地をつくろうと
思えば、町自体でつくらなくちゃいけないということもございます。なかなか手法的にも財政的にも莫大な費用
がかかるわけでございます。県の方にも今後そういう支援策をお願いしていくと、そういうような方向で対応し
ていきたいと思っております。
それから、地場産業の育成についてはということでございますが、和気町の場合ちょっと製造業からほか種々
あるわけなんですけれども、比較的ウエートの高い、どういった企業がこれから伸びてくるかということにつき
ましては、それぞれの企業の方の努力で今進めておられると思います。これについては、和気町の企業立地協議
会等もございます。今後そういったところとも協議をして、町のカラーがどういうような形になるか、そういう
- 134 -
ことも検討していきたい、そういうふうに思っております。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 企業誘致の基本である団地を造成するということについてのご意見ですが、いわゆる土
地開発基金を2億円少々持っておりますが、この金を使って造成をやるという一つの考え方もあるわけなんです
が、それを踏襲をして、今度はそれで企業が立地ができるかという、それはトップセールスでやればいいじゃな
いかということだろうと思いますが、なかなか今の状況の中で国内産業が立地をしてくるという企業進出という
のが非常に厳しい状況でございます。今後も、議会の皆さんとも十分調整をしながら、2億円をつくりながら、
土地開発基金を使いながら造成をし、企業誘致をやっていくという方向性を考えていくことも十分相談させてい
ただきながら今後の考え方として進めさせていただきたいというように考えております。
なお、現在、先ほど言いました田原上の件は太陽光ですが、佐伯地方の丸山にあります5万平米の土地につい
ては太陽光が一応金融機関等の調整の中で今中国電力へ申請をされております。この3月末までに調整がつかな
ければ、単価の問題等で進出をどういうふうにするのかというのはまだ詰めができておりませんので、今後どう
いう動きになるかわかりませんが、一応中国電力の方へ申請をいたしております。
もう一件につきましても、いわゆる佐伯の父井原のいわゆるゴルフ場の用地を使った太陽光についても、中国
電力へ申請はされているようでございます。これについても、単価の問題がいわゆる3月31日以降の単価が出
てくることで立地が前に行くのかどうか。隣接の各地域へ送電線の鉄塔の設置についての承諾をしてほしいとい
うようなことは手続をされているようでございますので、前向きではあろうかという考えでございます。その他
の長崎鉄工につきましては、いわゆる震災等の関係から、原子力発電の停滞ということで一時塩漬けということ
でございます。今後、方向性を変えてでもと社長が言っておられますが、なかなか方向性を変えた立地の1万平
米について動きが今のところないといった状況でございます。
それから、地場産業の育成につきましては、23年度でアルシェへ日本コンクリートが再度資金投入をしなが
ら事業拡大をしております。そして、貝原コンクリートにつきましても、支援を日本コンクリートでしながら、
ほぼ日本コンクリート傘下に入ってしまったというような形でございます、アルシェ、貝原が。そして、その方
向で今回震災の復興等で非常に事業的には生きてきたということで、先般も貝原とアルシェの社長、そして日本
コンクリートの社長も来られまして、今のところいい状況で進んでいるというところで、地場産業の支援で生き
ているというのはそういったところ。
それから、谷尾食糧が非常に積極的に農家と提携というところまでは、和気町産ではいってないんですが、全
国の農産物を十分加工しながら、全国ネットでいわゆる産物の販売シェアを広げていっていただいておるという
ことでございます。これも、地場産業の中で町内産の果実とか野菜とかを使っていただけるようなシステムの農
業との連携ができれば一番ありがたいんですが、なかなか和気町で需要と供給の関係の量が確保できないんで、
北海道からとってきたり、いろいろな形での苦労をされているようでございます。いい製品として全国ネットで
販売されておりますけれども、和気町の企業がやってるんですよといって東京あたりで言いますと、非常に珍し
いということで珍重されておるんですが、なかなか谷尾食糧も販売網の関係でいろんないわゆるネット販売はや
ってないというような状況でございます。そこら辺でPRが十分まだ届いてないといったところでございます。
本当、企業誘致につきましては、ぜひ今後も鋭意取り組んでいかなきゃいけないというように思っております。
議員の皆さんにおかれましても、いい情報があれば提供いただきながら、我々としてもぜひ町内の活性化のため
に今後も企業立地を進めてまいりたいというように考えております。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 13番 草加君。
○13番(草加敏彦君) いろいろとご説明くださいましたが、この企業誘致というのは民の土地を勝手にす
る。こっちがセールスするんじゃなくして、向こうからの問い合わせでやっとんですから、やはり私が思うの
- 135 -
は、資金的な面もありますけれど、やはり物を持って、団地を持って全国へ発信する、こういう姿勢でいかなけ
れば、町の姿勢でいってあなたの土地どうですかというふうなことでは済まんと思うんです。
それから、今言われましたように、太陽光ですか、これは今時代の寵児ですわ。これもうちからのセールスじ
ゃなく、向こうから問い合わせてきたもんだと思っとんですけどね。これをしたからといって、雇用は生まれ
ず、何も生まれん。しかし、税金は払ってくれますわ。そういうことで、雇用を生み、いろんな形の中で活性化
が生まれるまちづくり。そのためには、是が非でもやっていただきたい。議会との相談もしっかりしていくわけ
ですが、やはりこれは県にも相談しながら、県の団地としていただいても結構なんですわ。和気町という、この
町へつくっていただきたい。
それから、地場産業の育成ということをお聞きしましたが、これは企業が育成じゃなく自助努力の結果がこう
なっとるわけですわ。行政としての助けといいますか、そういうものは見受けられんと思うんです。
これから私が言うのは、団地をつくってしっかりとセールスしていただきたいということです。もういいで
す。もう時間がない。
いろいろとありがとうございました。またいろいろと問題がありますが、問題を先送りせず、難しい課題に挑
戦し、我が町を新たな成長に導くために、何よりも大森町長のリーダーシップと実行力が不可欠です。この意味
で大森町長に求められる期待と責任は大きいです。町民1万5,000人強の皆さんの幸せのために、全力で頑
張ってくれるようお願いいたします。終わります。
○議長(安藤勝介君) これで草加敏彦君の一般質問を終わります。
次に、1番 片倉弘貴君に質問を許可します。
1番 片倉君。
○1番(片倉弘貴君) 議長より許可をいただきましたので、一般質問させていただきます。
今回、私の一般質問は、前回の一般質問に続きますが、地域おこし協力隊制度について一般質問させていただ
きます。
今回は、地域おこし協力隊が取り組むべき案件である定住、企業、就農等にスポットを当てていきたいと考え
ております。よろしくお願いいたします。
予算が上がりまして、田土地域への2名の募集を考えられていることから、先日地域おこし協力隊の導入先進
地である美作市上山にお話を聞きに田土地域の方々と行ってまいりました。美作市の上山地域に関しては、前回
の一般質問の際にご紹介させていただいたとともに、先日もRSKテレビのメッセージという番組において特集
されておりましたので、活動に関しては皆様もご承知のことと存じます。
そこで、地域の受け入れや地域おこし協力隊としてのビジョンを語っていただきましたが、私が特に印象に残
ったことがあります。
お話を聞いた協力隊員の方は、現役の大学生の方で、本年度で3年の任期を終えるのですが、そのまま美作市
に残り活動を続けるとのことなんです。そこで、彼は目標としてなりわいづくりを考え行動されておりました。
具体的なプランを聞くと、彼は百商を目指しているとのこと。これは元来の意味ではなく、百の商いと書いて
「百商」と読む造語ですが、彼は地域おこし協力隊の活動を通しなりわいを形成するに当たり、一般的な地域に
入り、就農するだけでなく、様々な活動を通しなりわいを形成することを考えられてました。例えばですが、地
域に入り、1本月収30万円の事業を創出するのではなく、月収3万円を見込める事業を10本以上創出し、な
りわいとしていくことが彼らの考えです。これは、田土地域の人々が大きく感銘を受けることになり、1本月収
30万円の事業を創出することを手伝うのは、受け入れ側も負担になりますが、そういう青写真であれば受け入
れやサポートに回りやすいとのことです。
そのことを踏まえて、私は今回一般質問をさせていただくのは、人・農地プラン事業と事業連携をさせること
- 136 -
による中山間地域の活性化につながらないかということです。既にこの人・農地プランを通して就農されてる方
もいらっしゃいます。また、新しくこの制度を利用した新規就農者も出てくると考えられます。その事業と地域
おこし協力隊事業、そして地域との連携をとっていければ効果が出てくると考えられます。地域おこし協力隊と
して入ってこられる方は何かしらの青写真や考えを持って入ってこられると考えられますが、必ずしも就農経験
者であるとは限りません。そこで、相互扶助しながら連携できればと考えます。
また、もう一つ質問なんですが、質疑等でも出ましたが、りんご園に関しても地域おこし協力隊を織りまぜる
というのはどうでしょうか。現行シルバーに委託しているところにサポートとして参入し、一緒に作業するとこ
ろからのスタートになるかもしれませんが、非常勤職員という立場があること、また特交から出る地域おこし協
力隊の財源措置の経費の中に研究や研修費が含まれていることなどから、経費を抑え、負担を軽減しながらりん
ご園を未来に託していけると考えられないでしょうか。もちろん人・農地プランに関しても、りんご園に関して
も、地域おこし協力隊の隊員自身がある程度の青写真や考えを持ってやってこられるとは考えられますが、町と
してはこれらに関して彼らにどのような提案ができそうかをお教えください。
以上が一般質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部長 杉本君。
○総務事業部長(杉本晴彦君) それでは、片倉議員の質問にお答えをいたします。
中山間地域おこし協力隊の導入ということで、人・農地プランとの事業連携による中山間の活性化ということ
でございますが、概略を申しますと、地域おこし協力隊制度は総務省所管の制度で、地方自治体が都市住民を受
け入れ、地域おこし活動の支援や農林漁業の応援、住民の生活支援など地域協力活動に従事してもらい、あわせ
て定住、定着を図りながら地域の活性化に貢献してもらおうとするものでございます。
財源については、隊員1人当たり上限400万円程度の特別交付税による財政支援を受け、期間はおおむね1
年以上、最長3年を予定しております。現在、全国で173自治体で473名を委嘱し、岡山県内では5市町村
で14名を委嘱しております。和気町でも、現在までのところ企画財政課が中心になりまして、これまで受け入
れの要望を示しております田土地区を中心に調整を図っておるところでございます。今回、関連予算のご議決を
賜りますれば、新年度が始まると同時に受け入れ態勢を整え、地域おこし協力隊員の募集をして選定をしていく
予定でございます。
一方、人・農地プランは農林水産省所管の事業でありまして、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などの
人と農地の問題に対応しようとしておりますものでございます。
この2つの事業連携につきましては、可能な限り調整していこうとは思っておりますけれども、趣旨及び国、
県の所管部署が異なっておりますので、多少困難な面があろうかと存じております。
また、りんご園とのかかわりについて、議員ご指摘のように、現在シルバー人材センター等が中心になってや
っておりますが、極力調整を図りながら、協力隊員として志望される方の意向等も十分考慮しながら、お互いに
効果的に事業が実施できるように調整をしていきたいと思っております。
新規定住及び就農を目指す方の受け入れ等について、まさに人・農地プランの目的とするところでございます
ので、所管の産業振興課、事業課と連携をとりまして実施していきたいと存じておりますので、よろしくお願い
をいたします。
○議長(安藤勝介君) 1番 片倉君。
○1番(片倉弘貴君) ご答弁ありがとうございます。
人・農地プランとりんご園との地域おこし協力隊の連携に関してご答弁いただいたんですけども、現状で今考
えられるものとして、地域おこし協力隊がいざ入ってきたとして、例えばりんご園で活動してもらう内容だった
り業務だったりとかで、現状で考えられることとかを具体的に教えていただければと思うんですけども、お願い
- 137 -
いたします。
○議長(安藤勝介君) 総務事業部事業課長 入江君。
○総務事業部事業課長(入江哲弘君) 失礼します。
りんご園での業務といたしましては、これからの季節からといいますと、摘花作業、袋かけの手伝い、それか
ら実際また9月ごろになればりんご園の入園者の受け付けとか、中でどのりんごが食べれますかとか、ちょっと
委員会でもありましたけど、りんごの食べかすといいますか、園内の掃除等、シルバーに委託した、どういう方
が来られるかですが、草刈り等の作業もやっていただけるとか、全てのシルバーの作業には対応できるとは思っ
ております。ただ、年間を通して、地域おこしの、例えば田土という地区に限定した場合、時間的に何とかしよ
うという打ち合わせは今後の課題となっております。ですから、一応一通りは可能だと考えております。
○議長(安藤勝介君) 1番 片倉君。
○1番(片倉弘貴君) ご答弁ありがとうございます。
今回、平成25年度の予算で、地域おこし協力隊の予算なんですけども、4人分計上されていると思うんです
けども、2名田土地域で募集予定ということなんですけども、もう2名をりんご園や人・農地プランの中山間地
域の専門といって来られる方の青写真があると思うんですけども、そういう面の地域おこし協力隊として募集す
るという考えはありませんでしょうか。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 失礼します。
あと2名の協力隊員の配置として、りんご園というようなご提案でございますが、募集する中でそういう町の
政策的なこと、それから隊員としての心意気のある目的を持ったそういう気持ちがうかがえるような方に応募し
ていただければ、そういう方向で、作物でありますリンゴについての栽培というものは機械的な作業では到底行
えるものではございません。そういった気象、地形、あらゆる日々の観察が必要な作業だというふうに私どもは
思っております。そういった気持ちがあるような方があらわれてくるんであれば、町としての政策的にも一致す
るものだというふうに私は感じておりますので、今後そういった募集を図れるような時期が参りましたら、そう
いうことを視野に入れながら今後予算の執行に進んでいきたいというふうに考えております。よろしくお願いい
たします。
○議長(安藤勝介君) 1番 片倉君。
○1番(片倉弘貴君) ご答弁ありがとうございます。ぜひちょっとりんご園の方にも若い力を入れて未来に託
していければということで、地域おこし協力隊の導入ができればと考えて一般質問させていただいたんですけど
も、町長としては具体的に地域おこし協力隊に何をしてほしいかというビジョンは……。
○議長(安藤勝介君) 3回終わりました。
○1番(片倉弘貴君) 失礼しました。地域おこし協力隊に関しては、まだまだ当町においては未知数な部分が
多い事業ではあります。この事業も生かすも殺すも地域と行政の連携次第になってきます。若い考えや力が和気
町に入ってきていい方向に進めばと考えております。
以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(安藤勝介君) これで片倉弘貴君の一般質問を終わります。
ここで場内の時計が、10時5分まで暫時休憩といたします。
午前 9時50分 休憩
午前10時05分 再開
○議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
産業振興課長 藤本君。
- 138 -
○産業振興課長(藤本敏弘君) 先ほどは大変失礼しました。
草加議員のご質問の中で、5人以上、50人以上の企業のパーセントで、法人税の申告によるもので区分が5
人以上についてはございません。50人以上につきましては、11社ございます。これは法人申告が312社の
うち11社、これは50人以上でございます。パーセントにしまして3.5%。
○議長(安藤勝介君) 次に、5番 尾﨑忠信君に質問を許可します。
5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) それでは、一般質問をやらせていただきます。
質問項目といたしまして、1番目に生ごみ以外のごみ処理についてということで質問をさせていただきます。
実は、先日の一般質問で、同僚議員から議会答弁の対応について真しな答弁をお願いしたいとの要望がありま
した。私も同様な思いから、重ねて申し上げます。
議会での議員の発言、これは間接民主主義のもとでは有権者からの質問と思って真しに受け止めていただきた
いと思います。議員への答弁は、町民に対する答弁であります。議員に対して事実に基づいて真しにお答えにな
ることが町民に対して誠実な対応になります。
そこでお尋ねをいたします。
今回の生ごみ以外の処分をめぐっては、平成24年9月議会で町長は、益原区が先進地視察したことについて
の質問に、外部委託というのがどういうものなのかということも含めながら、地元が研究をされたということは
聞いておりますが、行政は一切は関与いたしておりませんと答弁されました。更に、平成24年12月議会でも
同様の答弁をなさいました。しかし、平成25年1月4日に町長は、ごみ処理特別委員会委員長、副委員長に対
して24年11月28日付の益原区長文書に書かれている事実、つまり企業から益原区に対して和気町の決定し
た民間委託処理に益原区と共存共栄の考えのもとに事業を企画したいとの申し込みがあった。このことを益原区
は町にお尋ねしましたら、町は益原区が承知してくれることならありがたい話だとのことでしたから、益原区は
企業の申し込みを検討することになりましたという事実をお認めになりました。
町が益原区に対して承知してくれることならありがたいという趣旨は、行政は一切関与いたしておりませんと
いう答弁とは明らかに矛盾いたします。事実と異なる答弁をなさったことは、議会答弁としては不適切でありま
す。この点、苦言を呈しておきます。やはり町政も信なくば立たず、言いかえれば誠実な対応がその基本です。
さて、前置きはそれほどにいたしまして、民間業者の委託処理の申し込みは平成22年12月に益原区に対し
てあったわけですから、町はもっと早く焼却することの可否の意向を益原区に対して打診すべきだったのです。
そしてまた、平成24年9月、遅くとも平成24年12月議会で、平成24年11月28日付の益原区長文書に
書かれている事実をお認めになっていれば、その後平成25年1月10日のごみ処理特別委員会、平成25年1
月12日の益原区の臨時総会、平成25年1月21日の議会運営委員会、平成25年2月7日の町長、議長、益
原区長、これを3者協議と言えば3者協議を経て合意形成できた。生ごみ以外は外部委託という町の方針が、町
単独の焼却施設を持つ方向にもっと円滑に変更することができたはずです。
そのような反省の上でお尋ねをいたします。
町長は、平成25年2月7日の3者会談の経過を踏まえて、具体的にどのようなスケジュールでごみの焼却と
いう事業に取り組まれるのか、議会の場で町民に対して説明をいただきたい、それがまず第1点でございます。
それから、具体的に申し上げますと、新町建設計画、ごみ処理をめぐりましては23年1月27日に変更議決
をいたしておりますが、やはり町単独の焼却施設を持つということであれば、この新町建設計画、これも変更す
る必要があります。この変更議案をいつお出しになるのか、その点を2点目にお伺いいたします。
3点目は、和気町一般廃棄物処理基本計画、これは平成24年3月策定のもんでありますが、この変更はいつ
なさるのか。
- 139 -
4点目といたしまして、このごみ処理方針の変更に伴う必要な措置があればどういうことがあるのか、あれば
お教えいただきたい。
以上4点、まずお伺いいたします。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 尾﨑議員の生ごみ以外のごみ処理についての質問でございます。
4点ありますので、具体的に1番から申し上げます。
25年2月7日に話し合いがあった。議会の場で説明をしてほしいということでございます。益原区と議会の
皆さんというか、議会が2人、執行部2人という形で益原区から2人来られまして話し合いをしました。外部委
託という方向性について行政が方向を出しておられるんで、我々としても益原区として今日まで検討もしてきた
という経緯の中で、町が全面的にいわゆるいろんな環境問題そして後処理の問題、そういったものを行政と区と
が一体的なもので話し合いができるならば、それは公の形でこれからも方向性として場を設けながら随時進めさ
せていただいてもいいというお話し合いででございました。
そういう話の中で、今後益原区との調整をしていかなきゃいけない。北部衛生の後処理それから外部委託して
いくためのいわゆる積み替え施設、そしてその他選別ストック、そういったものの施設をどういうふうにしてい
くかというのは益原区との協議をしていかなきゃいけませんが、益原区が今3月いっぱいまで役員改選を控えて
おりまして、新年度になりましたら新体制ができてくる。そこの中で益原区との協議をしながらあの場を使わせ
ていただくということで、和気町が今計画いたしております一般廃棄物の処理については外部委託ということで
益原区へいわゆる保管施設として積み替え施設とか選別ストックヤード、そういったものの施設を整備させてい
ただいて進めるということの協議をまずさせていただく。そして、それをしながら2番目の新町建設計画の中で
の考え方を言われておりますが、あそこへ焼却施設を設置していくならば、益原区としては新設ならばというよ
うな一つの言葉もございます。そういったことも踏まえて、先ほど申し上げました益原区との協議の中で新設を
こういう形でやるということが益原区と合意できれば、新町建設計画でも変更をかけながらそういった具体的な
もの、そしてそれに合わせて当然国、県への申請書類が必要でございます。それは、やはりこれから十分方向性
が定まってまいりますればそういう計画に基づいて国、県へ申請しながら事業化を進めてまいりたいというよう
に考えております。
それから、24年3月の変更ということでございますが、変更は今のところ我々は一般廃棄物処理計画という
のを立てております。その計画書にのっとって、いわゆる外部委託を随時、26年4月1日から実施していきま
す。その中で、和気北部衛生施設という施設でございますので、組合でございますので、組合の正・副管理者会
議でも今後十分協議をさせていただいて、12月までには財産処理を各市町の議決をとっていただくような今後
のスケジュールで進めてまいります。その財産処理のスケジュールが12月で各町の議決がとれてくれば、1月
以降にあそこへ外部委託の施設を設置すべく、益原区とその前から協議をし、それが成立するならば、その後に
施設整備をさせていただくように正・副管理者会議、そして組合議会等へもお話しながら、また財産が最終的に
は26年3月31日に財産処理が最終的に片づくわけでございますけれども、その事前のお話も十分させていた
だきたいというように考えております。
それから、今後の処理の方向性なんですが、今は一般廃棄物処理計画によって外部委託を進め、そして地元協
議、そして議会との協議、そして住民理解も得る中で新町建設計画の変更をかけながら施設整備という形の方向
へ向けていかなきゃいけないという、議会の意向も施設整備がいいということの方向性でございます。これにつ
いては、正式に議案として十分その方向性が決まりました時点で議会の議決もとりながら施設整備という方向に
切り替えていかなきゃいけませんので、それは今後十分スケジュールを精査しながら、そして新町の建設計画の
変更、そして財政計画、そしてシミュレーションもしながら、合併特例債はいわゆる5年延長がかかってまいり
- 140 -
ました。残り30億円ほどあるわけでございますから、合併特例でやっていけるという一つのものと、それから
国、県の補助がどこまで得られるのかといった精査もしながら今後の進めをしていかなきゃいけないというよう
に思っております。
やはり新しい焼却炉を設けながらというのは、地元協議、そして国、県との協議、そして皆さん議会との協議
を十分しながら次のステップへのスケジュールを定めていきたいというように考えております。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 今の発言、今まで1月4日以降の動きの中から考えると、少し後退したんじゃないかな
というふうな気もいたします。
町単独での焼却施設を持つような方向で私はもう物事を前に進めるというふうなおつもりであったんでは、そ
ういう方向性があったというふうに私なりには理解しておりますが、実は生ごみ以外は全部外部委託という話
と、それからその方法にやっぱり一つ焼却施設というものをつけ加えるということは、併用というふうな意味
で、外部委託と単独焼却というその2つは併用可能なもんであって、一方是とすれば必ず他方を非とするとい
う、そういう性質のもんではないと思います。しかも、これは計画書の上の話ですから、外部処理委託の方法も
あると。それと一方では、町で単独施設の建設を考えるという、そういう文言があってもこれは論理的には矛盾
しないわけですから、文言の表現の仕様でしょうから、早目にそこらあたりの変更はされた方が私はいいと思い
ます。そして、そのことで今後のスケジュールがスムーズに事が運ぶというふうに考えますので、そこらあたり
の町長の見解はどうなんでしょうかね。外部処理委託というふうに決めてしまってる。そういう中で、単独の焼
却施設を持つというそういうふうな手法もあり得るわけですから、外部委託処理をしながら、一方では単独の焼
却施設の建設を目指すというふうな、そういうやっぱり振興計画であっても何らこれは矛盾する話じゃないわけ
ですから、そしてなおかつ将来的には必ずそういうことが予想されるわけなんで、早目に変更をかけ、それから
一般廃棄物処理基本計画もそういう方向性の中でかじを切るという、それがやっぱり大きな方向性を示すという
意味で必要じゃないんでしょうかね、この段階で。もう一度お伺いします。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 一般廃棄物処理計画の中で、外部委託という計画を立てて現在進めております。そのス
ケジュールどおり進めさせていただきながら、先ほど言われましたいわゆる焼却施設等への移行の新町建設計
画、それから和気町の第1次振興計画、そして合併特例債が使えていける形か補助金かという国、県へのいわゆ
る環境アセス等も含めた協議、そういったスケジュールを十分精査しながら今後のスケジュールを立てていかな
きゃいけないというように。今度は建設という方向になるならば、そういったことを併用しながらできていける
かどうかという点についても、県との十分協議をしながらさせていただきたいというように考えております。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 最後になりますから、この点につきましても最後の質疑にさせていただきますが、合併
特例債が5年延長というふうな話ですが、これは国の方も10年たつとあと交付税を5年間で段階的に削減して
いくという、そういう計画がありますよね。これに見合う形で、減らされる分だけ、全部とは言わない分まで
も、ある程度やっぱり起債で対応してやらなきゃいけないだろうということで5年間の延長だろうと、そういう
ふうに理解しておく方が僕は無難だろうと思います、この5年の延長の話は。
一番大切なのは、この合併後の10年間の振興計画の中でそれをきちっと位置づけておくということがやっぱ
り起債を受ける上でも必要なことじゃないかというふうに思います。その点は、私の経験から申し上げてそうい
うふうな話じゃないかと思うんですよ。そこらあたりも十分踏まえられて、振興計画の変更議案は早く出し、そ
れから一般廃棄物処理計画も早く変更するという、これがやっぱり僕は必要だと思いますんで、最後にそのこと
だけ申し上げておきます。
- 141 -
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 同時施行というか、同時スケジュールで進めるということについては、いわゆる現在の
一般廃棄物処理計画と今後の進めとの関係で、県とも十分協議しながら廃棄物処理計画の変更についてそれぞ
れ、それから町の持っておりますそれぞれの財源、そして計画等についての変更についても、町のものについて
は町で独自でやっていきますが、国、県との協議の中での問題については十分国、県と協議をしながら計画の再
提出が必要ならば国、県へ出していきながらスケジュールどおり今度の進めをさせていただきたいというふうに
思います。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) それでは次に、財政的にごみ処理及び温泉施設をどう考えるかということでございます
が、財政の質問に入る前に一言事務当局にお断りしておきます。私、質疑の席で、当初予算、補正予算、同時に
出してくれたんがこれ最初だというふうに言いましたけれども、これ間違いでございまして、訂正いたしておき
ます。24年から出していただいとりますんで、その点は私の勘違いでございました。
それをちょっとお断りした上で、実は24年度の当初予算、去年の参考資料、これの中に参考予算の資料があ
りましたね。これを今年度は出していただいてないんですよ。12ページです、去年の、これがないですね、今
年。これをぜひ出していただきたいと思うんです。
どういうことかといいますと、この表は一般財源ベースでつくっております。これを見てよくわかるんで、特
に、これは私後で見て気がついたんですが、伸び率、この計画の中では伸び率が△1.9%なんだけど、今年は
4.9%に伸びたという話がありまして、これを見て普通建設事業費がこれ増えたから、その関係で伸びたんだ
なというふうなことがこの資料を見てよくわかりましたんで、ぜひこの資料は毎年つくっていただけたらと思う
んです、手直しをして、この資料。そのことをちょっとお願いしておきたいんです。
それで、その中で一つ残念なことに、鵜飼谷の繰出金の追加項目がこれ入ってないんですね、温泉会計を見ま
すと、24年度分がね。もう何かこれを入れたり、それから実は私ちょっと心配な点があるんですが、実は教育
委員会が今学校の統廃合をいろいろ検討しておられます。その費用も全然入ってないんですね。もっとも教員の
方の統廃合の議論がなかなか前へ行ってないというのも、これも理由だと思うんですけれども、そこらあたりぜ
ひやっていただきたいと思います。
こういう計画をつくる中で、この計画どおりにはいかないんですけれども、やっぱり一つの大きな羅針盤には
なると思うんです。ですから、この資料をつくりながら、そして財政運営を進めていただきたいということを特
にお願いをいたしておきます。
それで、今申し上げましたけれども、25年度以降、学校統合と合併特例債との関係でどのように考えるか。
やっぱり今全然何も考えてないということでは、これはもう計画的な財政運営になりません。だから、あるかな
いかわからないけれどもというふうな感覚の中で、この財政計画の中に織り込むつもりがあるのかないのか、そ
の点をちょっと財政当局の方に聞かせていただければと思います。よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) それでは、尾﨑議員のご質問に回答させていただきます。
本年度の予算の25年度の当初予算の参考資料でございますが、ご指摘のとおり、平成24年度の当初予算の
参考資料に添付しておりました財政計画の盛り込みの資料は添付をいたしておりません。なお、26年度、今後
以降につきましては、ご要望の資料も添付させていただくよう努力をさせていただきます。
それから、財政計画の中で、学校統合のことも視野に入れて考えているかという内容でございますが、財政当
局としましては今現在白紙の状態であります。今現在、財政計画に盛り込んで事務サイドで持っておりますの
は、要するに大きなごみ処理施設整備事業、外部委託による経費につきましては、現在の北部衛生で和気町が負
- 142 -
担しております約1億2,000万円に対して中継基地を設けて外部処理をするということに対して経費的には
1億二千数百万円ほど増加することを見込んでおります。
それから、温泉運営につきましても、昨年度の資料には項目を設けておりませんが、今後の温泉運営につきま
しては、いろいろ職員等の温泉運営検討プロジェクトチームで温泉の赤字解消、集客力向上のための町民ニーズ
の把握と温泉運営に関する方法を研究し、先日町長の方に報告をいたしております。温泉運営で言えば、経費を
節減するとともに、独立採算に立ち返った赤字解消を図るなどして健全化を図ることが望ましい姿で、温泉運営
で言えば独立採算を努力していただくことを視野に入れて考えております。
今後の和気町の財政計画におきましては、やはり歳出の経費を多く占めるであろうというごみ処理事業につき
ましては、多大な経費が増嵩するものと思われます。そうした中で、やはり今取り組んでいる事業の見直し、あ
るいは一歩踏み込んでいろいろ住民サービスをする中での経費等についても検討する必要があるかというふうに
思いますし、なおかつ特別会計への繰出金について一歩前へ進んだ精査をして、独立採算をしていただくような
特別会計に持っていくことを検討視野に入れているところであります。よろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 財政としては、なかなか切り込みは難しいと思うんです。もう私なんかの感覚からする
と、一般財源でこれぐらいしか使いませんよということをもうはっきり事業課の方へ申し上げるべきだと思いま
す。例えば学校建設に関してもそうですし、ごみ処理の焼却施設もそうです。幾らでもお金があるよというみた
いな感じの中で計画を立ててみなさいと言ったんじゃあ、これはもう前行きはしません。もう財政がパンクして
しまいます。だから、こういう長期的な計画の中で、一般財源ベースとしてはどれだけ余裕があるんだと。その
中で、例えばごみ処理施設ならそれに見合うだけのお金はもうこれだけしかありませんと、もう縛りをかけてし
まうという、そういう手法も一つのやり方なんで、そうしないとやっぱり、首をかしげておられる方もいらっし
ゃるんだけど、だけど現実問題そうですよ、ない袖は振れんわけじゃから、その中で考えるしかないんですよ。
77億円の中で考えるしかないんですから、だからそういう頭を、そりゃあ日銀券が幾らでも刷れるような立場
ならそら何ぼでもできますけど、やっぱりある中でやろうとすればこれだけしか使えませんよということはもう
みんなにわかってもらって、その中でやるということが僕は必要だと思います。そのために、僕はこういう長期
的な財政計画を持って、それでその中で少々の誤差はあります、マイナス1.9がプラス4.9になるというそ
ういう誤差はありますが、許される誤差の範囲内の中でやりくりをしていくという、そういうことをやっていた
だきたいということを特にお願いを申し上げておきます。この件につきましては、もうこれでやめにします。
次に参ります。
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 最後に、行政改革について質問させていただきます。
行政部門と教育部門と2つに分けてございます。行政部門につきましては、合併後7年もたって、もう8年目
になってるわけですね。もうそろそろ本庁舎と佐伯庁舎、指揮命令系統、これはもう一本化をする必要があろう
かと。執行部の方にしてみれば一本化できているというふうにはおっしゃるわけですが、外部から見れば、組織
的にもその一本化の度合いが極めて脆弱といいますか、希薄といいますか、きちっとできてないような気がいた
します。役職の見直し、これはもうぜひ必要だろうというふうに思いますんで、この点どのようにお考えになっ
ておられるんか、お伺いをしたいと思います。
それから、教育部門に関しては、実はいろんな問題があります。一つは、25年度の予算参考資料82ページ
に、教職員及び児童・生徒数状況調べの表がございますが、これを見ますと、今町費職員が単純に積み上げると
143人おるんですね、県費職員が174人、合計317人。もっとも県費の職員に関しては園長、校長管理、
それから町費職員に関しましては園長、所長管理で、教育委員会は管理部門ですから直接はタッチしないんでし
- 143 -
ょうけれども、数を合わせていけば317人、これは大世帯です。そうなると、組織上の問題点がいろいろある
んじゃないかと思うんですが、組織再編の必要を考えておられるんかどうなのか、これをまず第1点お伺いをし
ます。
それから、これは要らん話でございますが、25年度予算参考資料16ページ、これに子ども・子育て支援事
業委託料、36ページには発達障害コーディネーター設置事業、これは厚生労働省の所管からおりてきた予算だ
と思いますが、それぞれ予算がついております。25年度は新規でございます。これらの事業に関しましては、
今教育委員会が保育所の関係を所管しておられるわけですから、やっぱりある部分教育委員会もコミットしても
いいんじゃないかというふうな気がいたします。その点の見解をぜひ聞かせていただきたいというふうに思いま
す。
総務委員会でも、教育長は障害者教育について特別な取り扱いを和気町でやっているというふうなお話もあり
ました。ですから、もし仮にそのような部門を組織的に立ち上げるならば、そういうふうな中でこういう仕事も
取り組んでみてはどうかというふうに思ったりもいたします。
それから最後にお願いしておきます。
これはよくある話なんですが、子ども・子育て支援事業委託料、この実施に当たっては、なるべく委託業者に
丸投げすることなく慎重にお願いしたいと。あるところでは、おもしろい話がありまして、基本計画書なるもの
はどこの自治体でもよく読めば同じようなものがかなり散見されるということもありますんで、和気町独自で地
域性を十分生かした形での取り組みをぜひお願いしたいということでございます。
以上、ちょっと駆け足で申し上げましたけれども、回答をよろしくお願いいたします。
○議長(安藤勝介君) 総務部長 三村君。
○総務部長(三村清介君) 時間もございませんので、簡単に言います。
行政部門の機構改革でございますけれども、ずばり佐伯庁舎を支所にして一体化を図るというようなお話でご
ざいました。現在はちょっと考えておりません、まだ今の時点では。佐伯庁舎事業課にあっては、昨年度の災害
復旧事業が多数残っており、あるいはふれあい橋の撤去という大きな事業もこれから出てくるところでございま
して、これをこちらに統一するということは距離の問題等がございまして、もう少し様子を見させていただきた
いなというように思っております。やっぱり地元の地域の住民の方のご意見等もございますので、そこらあたり
を踏まえて長期的な展望に立って機構改革を進めていきたいというように考えております。
○議長(安藤勝介君) 教育次長 小金谷君。
○教育次長(小金谷 敦君) 失礼します。
次に、教育部門の機構改革でございますが、先ほどもおっしゃられたように、教育委員会ではまず優先的には
町内18校、保・幼・小・中の適正規模の検討ということでございます、時間ありませんが。それから、幼児施
設、保育園それから幼稚園の一体施設につきましては、合併後教育委員会の方へ保育園の管理をいたしておりま
す。その中で、国の動きはなかなか一体化が進みませんが、この改革も適正化とあわせて進めていくということ
であります。
そして、子育て支援事業それから発達障害コーディネーター、この事業におきましても、いろいろ子供が生ま
れてから就学前まで多岐にわたる施策があります。それを一本化する、また整理をするというのは必要でござい
ます。全国では、この保育事業については教育委員会が行ったり、それから行政の方で行ったりというようなこ
とも考えて実施をされるところがございます。そうしたところを検討していくという必要があると思います。
それから、子育て支援事業については、委託を丸投げしないということで注意をしながら進めるということで
ございます。
以上、十分な回答になりましたかわかりませんが、以上でございます。
- 144 -
○議長(安藤勝介君) 5番 尾﨑君。
○5番(尾﨑忠信君) 簡単明瞭に、簡潔にご答弁ありがとうございました。
いろんなことを申し上げました。ただ、佐伯庁舎、指揮命令系統の一本化、これは支所にせよという話じゃな
いんですよね。指揮命令系統を一本化しなさいということなんで、そこのところは勘違いされんようにしてくだ
さい。
それから、教育部門では、おおむね前向きにお答えをいただいておるんで安心したんですが、ただ最後に、こ
れは一般質問では書いておりませんが、学校の統廃合をいろいろ検討もしておられるようですが、やはりこれは
財政との兼ね合いもありますんで、余り悠長なことは言っておられないということは申し上げておきます。
それからもう一点、もうこれは荒唐無稽な話ですが、やはり7つの小学校があります。1つ大きな和気町とい
う町になったわけですから、極端なことを言えば、頭をやわらかくする意味で聞いてほしいんですが、和気町と
いう白地図でもう一度今まである既存の学区を頭に入れずに学区を考えてみるというのもまた一つのアイデアか
なあと思うてみたりもいたします。そういうことで、とにかく27年にというふうなお話もあるんですが、なる
べく早目にやらないと、財政面とうまいぐあいにマッチングしないと思いますんで、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) これで尾﨑忠信君の一般質問を終わります。
次に、6番 西中純一君に質問を許可します。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 失礼します。
私は、まず1番に、関東地方から放射能から逃げて自主避難をしてきておられる家族への対応についてお尋ね
をしたいと思います。昨日も、同僚議員から同様の質問がありましたので、なるべく重複は避けて質問をしたい
と思います。どちらかといえば、私は経済的な問題とかそういうふうな関係、あるいは町の対応についてお尋ね
いたしたいと思います。
大体まず放射能について、非常に陳情もこの間グループの方から議長に対して給食の食物の検査、乾燥したシ
イタケだとか、17県という特定の県の食物については使用しないようにというふうなご要望を何か陳情されて
いるようでございます。後日、6月議会で審議をするようになるようなことでございますが、大変難しい問題を
含んでいるというふうに思っております。
それで、まずそもそも私の教授は放射能のことというか、アメリカのメリーランド大学にいたということで、
若干放射性同位体の分離についても、私化学をやっておりまして何ぼか知見があるんですけれど、半減期という
ことがあります。セシウムが一番怖いということで、セシウムの137というものが30年間しないと放射能が
なくならない。半減期が30年ということはそういうことでございます。30年するとベータ線という放射線を
出しながらバリウムに変わっていくということでございます。ですから、体内に入ってくると非常に子供は細胞
分裂が大変激しく起こるということで、がんの心配が出てくるということで、一番にヨウ素131ですか、これ
も放射能の物体でありますが、これが来たときにそれを防ぐためにヨウ素剤を飲ませるとか、そういうふうな対
応もあったようでございますが、これも市町村によってばらばらであって、それがあったのに使われなかったと
いうふうなこともあったようでございます。そういうことで、非常にナーバスになっておられる方がおられると
いうことで、今後いろいろと対応についてしていかなければいけないんじゃないかなというふうに思っておりま
す。
私どもの共産党の県議が県議会でこの間お尋ねしましたところ、国立病院の中に県の補助で内部被曝の検査機
器、ホール・ボディー・カウンターだと思うんですが、これを導入すると。福島から罹災してこられたような証
明がある人については、これは対応ができる、ある程度応援ができると。だから、その自主避難の家族にもその
対応をお願いしたいというふうなことを新しい伊原木県知事に要望しているところでございます。一応まだでき
- 145 -
るかどうかわからんけど、担当部局に検討させるというふうな答弁が出ております。
ちょっと話があれしますけれども、そういう中において各市町村がどういう取り組みをしているかということ
を聞きますと、例えば岡山市は、幼稚園や保育園の保育料の減免、程度がどれくらいというのはちょっと私きち
っと調べてないんですが、そういうことをやっているようでございますし、高梁市が農作物の提供ですか、そう
いうことを担当課を決めてその課が世話をしているということでございます。もちろん高梁市あたりは、罹災証
明のある方についてはいろいろと対応は、もちろん福島からの避難者がいるということで、住宅支援を最長来年
3月まで延長するとか、それから施設利用料は1年間支援するとか、いろいろと対応があるというふうにも聞い
ております。避難してこられている家庭というのは、お父さんを置いて別居してきてる、そういうふうな方が多
いということで、いわゆる精神的なアンバランスというか不適応とか、いろいろなことが起こって、家庭問題も
起こるんだろうと思います。そういう点で、町としてもいろいろと対応すべきではないかというふうに思います
ので、ぜひ町のそういう方への対応についてどのようにされるのか、あるいはどのようにしていこうとしている
のか、ご説明をよろしくお願いをしたいと思います。
とりあえず1番目、そのことについてお聞きをいたします。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 失礼いたします。
自主避難者として和気町に登録されている方は、昨日も申し上げましたように、11世帯17人の方です。こ
の自主避難をされている方に対して、経済的な援助や相談体制の充実等の町独自の支援は残念ながらございませ
ん。一般の町民の方と同様に、育児や健康に関する相談、それから住宅に関する相談とか教育に関する相談、そ
ういったことはそれぞれの担当の窓口でご相談をお受けすることとなっております。
それからまた、経済的な支援についても同様でございます。先ほども、議員が県のことを申されましたが、こ
れから県では担当部局と相談して、そういった内部被曝の方の検査を無料化していくかどうか、そういったこと
が今後検討されるようです。
それから、法律のことを一つ言っておきます。
被災した子供を初めとする住民等の生活を守り支えるために、子ども・被災者生活支援法という法律が今年6
月に成立、施行されました。法律は成立しましたけども、具体的な施策が実施されるのはこれからです。国が基
本方針を策定し、それを受けて各府省が具体的に行うべき施策を盛り込んでいくこととなりますから、今後その
運用を見ていく必要があると考えております。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) とりあえずは、家庭への援助というのは一般施策で対応するということでありましたけ
れども、民間ではキリスト教の関係の方が一時的に避難を受け入れるとか、あるいはお米を高梁市では住民の方
がボランティアで提供していただいたらそのものを持っていってあげるとか、その程度のことはあるんですけれ
ども、何かそういう、まだ町がしていなくても民間でやっているとかそういうふうなことはないのかということ
と、あと今言うホール・ボディー・カウンター、これはいつ来るのか。そういうことについてはちょっとあれで
すかね、まだ来てないんじゃないかなというふうにも思うんですけれど。
食品検査のことについては、きのう同僚議員が言われたんで、何かそういうものが200万円程度からでもあ
るそうですけれども、内部被曝の検査、これはいつごろできるようになるのか。その点について、もしご存じで
したら教えていただきたいと思います。
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 町内にお住まいの方がお困りになったら、町の方へご相談いただくということ
で、いつでも相談をお受けするような体制になっております。
- 146 -
それから、自主避難者への無料被曝の検査のことですが、町内の医療機関には内部被曝の検査機器を整備して
おるところがございませんで、町独自で無料の被曝検査を実施する計画は今のところございません。
(6番 西中純一君「今さっき、国立病院はいつから始まるか、それはわか
らん」の声あり)
○議長(安藤勝介君) 民生福祉部長 延藤君。
○民生福祉部長(延藤隆三君) 被災者、罹災者のほかに、自主避難者のことは、今後担当部局の方と相談され
ていくということで、時期的にははっきりわかりません。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) 次の質問へ行きたいと思います。
かなりこの放射能の問題については、知識に格差があるというか、非常に難しいことがあると思います。菅総
理が現場へ行って、そのことによって対応がおくれたとか、いろいろと今も除染のことが非常に、間でお金を取
られてるんじゃないかとか、ちゃんとお金が使われてないとか、いろいろなことが起こっているというふうなこ
ともあります。ぜひきちっと正しい情報を持って、今後、あえて岡山県を選んで来られているわけなんで、ぜひ
とも今後そういう親切な対応を、例えば担当課をつくるとかそういうふうな形でも、住民課が担当になるんかど
うか知りませんけど、そういうぜひとも何らかの対応をよろしくお願いしたいというふうに思います。
次の質問に参ります。
藤野会館の建設に向けての問題点ということでございます。
本論へ入る前に、以前にちょっと大きいのをつくったんですが、ちょっときょうは小さいのしかない。県道の
岡山赤穂線の改良工事というんですか、そういうことにかかわる補償工事、もともとアンケートをとったという
ことがありました。それから、ごめんなさい、これはPFI事業といって水島のエコワークスなんかも同じでご
ざいます。民間の手法を使って事業を行うというふうなことで、エコワークスについては若干ごみ処理が止まる
とかというふうなこともあったわけでございます。この件については、そういう県とかそれから町、それから住
民の方を含めて何年からかというのはちょっと私はわからないんですけど、そういう会合をして、平成16年に
はそういうヒアリング調査も行って、それでこういうコースも、現道の拡張、それからB案が土手沿い、C案が
北側とか、D案は山陽本線沿いだとか、いろいろコースがあったわけでございます。最初は、堤防、土手沿いが
一番多かったんですけども、最終的には今の現道の拡張という形で、橋も斜めに今度架かるというふうな形にな
って、その補償工事でこの会館を建て替えるということであります。かなりですから私はこの計画を設定するの
についてはちょっと疑義があったんで、県の方にも一応文句を一遍言ったことはあるんですけれども、住民のよ
く気持ちを考えて、コースについてもよう考えてもらわんといけんというふうなことを言ったんでございますけ
れども、それでまずそういうことで。
それから、この件については、請願が9月ぐらいでしたかね、2011年ですから、今13年ですから2年ほ
ど前になるんですかね、請願があって、区長さん方が署名をされて、隣保館と地区館を兼ねたような形で建てて
くれということを言われたというふうに思います。私としては、これはその請願が出たときに、やはりこのこと
は本来はもう地区公民館にするべきだと。そういう隣保館というんですか、藤野会館のこういう形というのはち
ょっと時代おくれというか、どうも何となく気兼ねだとか、そこへ行くのが、いろいろなことを私も聞いており
ましたんで、地区公民館にしてほしいというふうなことも言った覚えがあります。そういう中で、この用地買収
ですか、910万円の、そういう話が12月議会で出て、可決をされてこれに至っているということでございま
す。場所についてうんぬんと言われてる方もおるわけでございますが、ここに至っては、私は場所をどうのこう
のということはもうちょっと無理じゃないかなというふうに思っているんですけど、内容をぜひ地区公民館にし
てほしいというふうに思っているところでございます。
- 147 -
そういうことで、本論に入りまして、これを計算をしてみますと、世帯数で割ってみると大体これが本荘の地
区公民館と比べて2.6倍程度になるということでございます。それから、坪単価にしてみますと、これもちょ
っとどこまで入れるかというのはいろいろあるんですけど、1.42倍ぐらいになるということで、ちょっとか
なり優遇というか、豪華過ぎるのではないかというふうに思います。そういった点で、本荘の地区公民館程度の
そういうところに下げてもいいんじゃないかなというふうに思っております。その点、ちょっとご答弁をいただ
きたいと思います。移転補償費程度に下げてもよいのではないかということで、まずお尋ねをいたします。よろ
しくお願いします。
○議長(安藤勝介君) 社会教育課長 今田君。
○社会教育課長(今田好泰君) 先ほど議員もおっしゃいましたが、藤野会館は地方改善施設整備事業の国庫補
助金を受けて、昭和48年3月に竣工した鉄骨づくり平家建てで築40年を経過した建物です。このたび県道岡
山赤穂線改修工事のため、会館用地の一部及び建物の一部が県道用地となることから、現在の建物を取り壊して
の移転建設が必要となりました。先ほど議員がおっしゃいました本荘地区公民館と比較すると豪華過ぎではない
かとのご質問ですが、現在の藤野会館の延べ床面積は、参考資料で提出させていただきました建築概要のとおり
475平米を有しており、今回建設する新藤野会館の延べ床面積は498平米で4.8%の増となっています。
本荘地区公民館は、平成9年3月に竣工した木造鉄骨平家建て、延べ床面積494平米で、今回の藤野会館の延
べ床面積とほぼ同じとなっております。当時の建設費は1億790万円、事業費は1億2,070万5,000
円で、財源内訳として起債が7,940万円、一般財源4,130万5,000円となっております。
新藤野会館については、構造、意匠、設備とも一般的な公民館施設として設計を現在行っており、特別な建設
要素を含んでいるものではありません。平成9年当時と比べ建設費用が増えている要因としましては、考えられ
ることとして、建築基準法や消防法が以前にも増して厳格化されてきたこと、災害時の避難場所に適応する構造
にすることに加え、物価上昇による単価アップなども考えられると思っております。現在、詳細な設計、積算を
行っておりますが、華美、過大設計にならないよう十分精査を行います。
続いて、移転補償程度に下げてもよいのではないかとのご質問につきましては、移転補償費は40年経過した
現在の藤野会館の財産的価値を算定したものであり、当然新築時での評価と比べて補償費は下がってまいりま
す。同じ建物を建設する場合、40年の減耗が発生し、その額が不足となるため、補償費のみで建設するとなる
と大幅な建築面積の縮小をするしか手だてはございません。平面計画については、現会館の利用実態や地区館機
能を取り入れた無駄のない計画として、部屋数や規模は現在の建物とほぼ同じで、地区館としての機能も考慮し
て、関係者で協議を進め、最終的に藤野会館運営審議会で了承された計画であります。今日に至って平面計画の
縮小は非常に困難な状況です。
18日の総務常任委員会において、事業費全体での一般財源充当を減額するよう、内容について見直した上、
6月補正に向け再度委員会に諮ることの指示をいただきました。現在行っている設計、積算を含め、事業全体を
見直し、可能な限り減額となるよう精査した上で金額をお示しさせていただきます。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) 面積的にもほぼ同等であるけども、減耗という価値が減少している分だけ多少上乗せを
しなければだめだというふうなことであります。
それから、今後見直しをして、6月に――6月よりもうちょっと前にするかもしれないと私は聞いておるんで
すけど――減額補正をするように対応するということでありますけれども、一応町長の方にもう一度じゃあ、そ
ういう減額の考え方といいますか、その辺もう一度コンセプト、概念をちょっと教えていただければなというふ
うに思います。
私は、かねてからこういうことを優遇しているということが、やはり今の人権の町和気町といいますけれど
- 148 -
も、かえって実態的な差別はなくなっており、もう意識的な問題が最終的な問題点だというふうに思います。そ
ういう中で、こういうやり方をするということはやっぱし足を引っ張っていく差別解消の最終の過程をおくらせ
ていくというふうに私は思うんです。その辺も含めてどういうふうに見直していくのか、町長のお考えをお伺い
したいと思います。
○議長(安藤勝介君) 町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 先般の総務委員会でもお話ししたように、精査する中で後のいわゆる事後処理の問題
が、まだ橋が架からない、そして後の整地ができない、いろんな問題も含めた設計となっておりますので、今回
設計の見直しをしながら、実際に今の中で建設に必要な経費というのを今再設計をいたしております。その中
で、1,000万円の後処理の問題がこの全体の経費の中に入っておりましたし、それから基本的な考え方が、
本荘地区館と比較しているわけじゃございませんので、今回藤野会館のいわゆる補償事業でやっていくものに地
区館というものが一部併用できないかという地区の方の意思の中で、そういった使用方法の可能な部分を組み入
れておるということで、面積的にももとの面積から今度の新の分についても差は4.8%ということで伸びては
おりませんので、ですからむしろ今回藤野会館がああいう岡山赤穂の県道の改修にかかったということとあわせ
て、地区館を併用しながらやっていくということで、非常に経費的には効率的な形で今回運営ができていける
と。これを別に藤野会館だけで建てていくならば補償費で建設をしていく。そして、今度は地区館をまた1億
5,000万円なら1億5,000万円かけてつくるというのは、二重の建物をつくらなきゃならない。そうい
ったことはやっぱし地区の皆さんにもいい形で、今のところで今まで地区館を併用しながら使っておったわけで
すから、そういった使う便利さもあるので、今回そういう利便性も含めて建設費を算定してきた。
ですから、今回の設計の中でそういったものの精査を十分しながら再設計をさせていただくということで、再
設計が出てくれば皆さんとご協議をしながら今後の進めをさせていただきたいということで、いわゆる人権とい
う藤野会館という機能をそのまま移転という中に地区館を含めたということで今回の事業を進めてきておるわけ
でございまして、その辺の理解をしていただきたい。予算に計上するときに、もう少し精査をしながら設計の精
査をしながら出していけばよかったんですが、そこら辺がちょっと後手になったということについては申しわけ
ないというように思っております。今回、設計が精査できましたら、皆さんにお諮りしながら、予算の修正もか
けながら進めさせていただきたいというように、予算の減額ができる部分については減額、そういったこともし
ながら今後の進めをさせていただきたいというように思います。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) 最終的には、ちょっと平行線というか、私自身はもう地区公民館は単独の建設で、隣保
館機能はもう本来はなくすべきじゃないかと、この時点においてはという考えでございます。そういう点で、確
かに削減を言われているんですけれども、その考え方というのが、併存しながらの館というふうなことでござい
ますので、どれだけ削減されるのかそれはよく見えてまいりません。そういう点で、もう一つ不満でございます
ので、最後までそういう住民の方の優遇し過ぎじゃないかという考え方、そういう問題をよく捉えて、この削減
についてはぜひよろしくお願いしたいと思います。時間がございませんので、次の質問に行かせていただきま
す。
こういういい資料が、地域ぐるみで取り組む鳥獣害対策というのを産業振興課の方で――これは県が出してる
分ですか――いただきました。それで、うちの地区、父井原も今回要望も出しておりますけれども、以前は農協
の職員をしてる若い子が中心になって柵をしておったんですけど、今回ちょっと私も段取りのトップでそういう
のをみんなで最近までやっておりまして、非常に山の中で取り組んだもんで大変な作業が伴いました。
それから、かなり地区内もできたんですけれども、ゴルフ場だとか大成地域の峠の付近がまだまだできてない
とか、まだまだ問題もあるし、今後また取り組みをしていくところでございます。
- 149 -
今回、産業委員会に出た野猿、イノシシ等防護柵設置事業一覧表ですか、こういうのもいただきまして見たん
ですけれども、2億9,550万円程度ですか、それを達成するとお金を最終的に使うことになるだというふう
に、これ見たらなると思うんです。これ見てみまして意外だったのが、佐伯地区でも田賀だとか北山方、そうい
うところはまだ事業を行っていないというふうに、あと南山方もそうですかね、現状では、というふうにこれな
っております。ですから、意外とまだまだやってないとこもあるんだなというふうに思います。
それから、地区に、余り固有名詞を言うのはあれですけど、日笠地区は物すごく山の方もやってるしほ場もや
ってるし、もう本当に家の前の菜園場と言うたらあれですかね、家の前の畑にまできちっと来ないように確実に
やられてる地域もあるし、それから場合によってはそれが途切れてるところもあるんですけれども、そういうこ
とでだんだんイノシシとか鹿が追い込まれているということはあるんですけれども、いろいろ問題点もそういう
温度差があるということでまだまだ取り組みが必要だと思います。1年後、これ事業がもう今年度限りというこ
となので、十分できるかどうかわかりませんけども、やってみて今後の管理というんですか、どうしても動物が
生きるために死ぬ気でかかるんで柵が傷んでくるとかいろんなところもあります。今後の取り組みも必要なんじ
ゃないかなと、そういうケアといいますか、管理、そういうふうに思いますので、今後どういうふうに取り組ま
れるのか、その点についても教えていただきたいというふうに思います。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) 失礼します。
それでは、まず1点目の事業の実施状況に地域の格差があるんじゃないか、いろんな取り組みがあるというご
質問でございます。
この集団化モデル事業は、平成25年度までの3カ年の時限事業として実施しております。全町的に取り組ん
でいただけるよう、区長会等で重ねてお願いをしてまいりましたが、取り組む予定のない区もございます。今
後、区長会等でも、最終年度でありますので、重ねてお願いをしてまいります。
平成25年度上期での取り組み予定を含めますと、全体で44区がこの事業に取り組みをされることになりま
す。総延長は約250キロ、総事業費は約2億9,300万円の見込みとなっております。この事業は、各区が
事業実施をいたしますので、各地域の地形や被害の状況に合わせて設置の場所、資材の高さ等々の企画広報、こ
れにつきましては各区それぞれ検討協議がされて事業実施をされているところでございます。
今後の管理についてでございますが、この鳥獣害対策の事業につきましては、大変な経費と労力を投入してま
いっております。地域の財産でありますので、今後地元の十分な管理に対応していただくよう重ねてお願いをし
ていくところでございます。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) 端的に質問させていただきます。
傷んでくるので、例えば現物支給で何ぼか網を支給してくださって、それをまた作業させていただいて直すと
か、そういうふうなことっていうのは考えられないんでしょうか。1つだけお尋ねいたします。
○議長(安藤勝介君) 産業振興課長 藤本君。
○産業振興課長(藤本敏弘君) 今のところ、やはり地元財産といいますか、補修等につきましては地元で手当
てをしていただく、そのように思っております。
○議長(安藤勝介君) 6番 西中君。
○6番(西中純一君) あと2分ありますけれども、余談になりますけれども、うちの地区は猿も出ます。猿
は、都合が悪いのは、食い散らかして、全部食べずに、大根でもちょびっとかじってぽっと捨てると。すごい9
0本ぐらいうちの地区で猿にやられたという――大成地区なんですが――方もおられて、ナスビもその方はやら
れました。イノシシ、猿だけじゃない、ハクビシンだとか何だとか、いろいろなもんがおるようでございます。
- 150 -
ぜひ今後とも、生産意欲がなくならないように、今回新しい猟銃取得の援助か何かというのもできておるようで
ございます。ぜひ何らかの対応を今後とも研究していただいて、よろしくお願いします。
○議長(安藤勝介君) これで西中純一君の一般質問を終わります。
以上で、一般質問は全て終了しました。
25日は、午後1時から本会議を再開しますので、ご出席方よろしくお願いします。
本日は、これで散会します。
ご苦労さまでした。
午前11時23分 散会
- 151 -
平成25年第2回和気町議会会議録(第15日目)
1. 招 集 日 時 平成25年3月25日
午後1時00分
2. 会 議 の 区 分 定例会
3. 会議開閉日時 平成25年3月25日
午後1時00分開議
午後2時12分閉会
4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂
5. 出席した議員の番号氏名
1番 片 倉 弘 貴
2番 万 代 哲 央
3番 山 本 泰 正
4番 安 部 政 敏
5番 尾 﨑 忠 信
6番 西 中 純 一
7番 広 瀬 正 男
8番 草 加 信 義
9番 安 東 哲 矢
10番 実 末 一 敏
11番 秋 山 政 美
12番 当 瀬 万 享
13番 草 加 敏 彦
14番 柴 田 淑 子
15番 坪 井 迪 郎
16番 安 藤 勝 介
6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名
な
し
7. 説明のため出席した者の職氏名
町
長
大 森 直 徳
副
長
朝 倉 健 作
会計管理者
木 庭 茂 晴
総 務 部 長
三 村 清 介
企画財政課長
岡 本 裕 之
税 務 課 長
竹 中 洋 一
民生福祉部長
延 藤 隆 三
健康福祉課長
橘
誠
介護保険課長
青 山 孝 明
産業建設部長
原 野 勝 彦
産業振興課長
藤 本 敏 弘
上下水道課長
南
横 谷 朝 久
総務事業部長
総務事業部
事業課参与
学校教育課長
杉 本 晴 彦
青 盛 真 人
地域審議監
総務事業部
事 業 課 長
教 育 次 長
小金谷
小 林
社会教育課長
今 田 好 泰
教
育
博 史
健
8. 職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長
佐 藤 順 一
- 153 -
町
長
稲 山
茂
入 江 哲 弘
敦
9. 議事日程及び付議事件並びに結果
議事日程
日程第1
付
議
事
件
等
議案第2号
平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)について
議案第3号
平成24年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
結
果
原案可決
原案可決
議案第4号
平成24年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)につい
原案可決
て
議案第5号
平成24年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について
議案第6号
平成24年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)について
原案可決
原案可決
議案第7号
平成24年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)
原案可決
について
議案第8号
平成24年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第9号
平成24年度和気町上水道事業会計補正予算(第2号)について
議案第10号
平成24年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第2号)について
議案第11号
平成24年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第12号
平成24年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第13号
平成24年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
議案第14号
平成24年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
原案可決
について
議案第15号
平成24年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計補正予算(第4号)につい
原案可決
て
議案第16号
和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に
原案可決
ついて
議案第17号
和気町障害者自立支援審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する
条例について
- 154 -
原案可決
議事日程
付
議
事
件
等
議案第18号
和気町居宅介護事業所設置条例を廃止する条例について
議案第19号
和気町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について
議案第20号
和気町営住宅条例の一部を改正する条例について
議案第21号
和気町営住宅等の整備基準を定める条例の制定について
結
果
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
議案第22号
道路法に基づく和気町道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条
原案可決
例の制定について
議案第23号
平成25年度和気町一般会計予算について
議案第24号
平成25年度和気町国民健康保険特別会計予算について
議案第25号
平成25年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算について
議案第26号
平成25年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について
議案第27号
平成25年度和気町介護保険特別会計予算について
議案第28号
平成25年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について
議案第29号
平成25年度和気町墓園事業特別会計予算について
議案第30号
平成25年度和気町上水道事業会計予算について
議案第31号
平成25年度和気町簡易水道事業会計予算について
議案第32号
平成25年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について
議案第33号
平成25年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について
議案第34号
平成25年度和気町駐車場事業特別会計予算について
議案第35号
平成25年度和気町公共下水道事業特別会計予算について
議案第36号
平成25年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について
- 155 -
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
原案可決
議事日程
付
議
事
件
等
議案第37号
平成25年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計予算について
議案第38号
議案第39号
原案可決
原案可決
区域外路線の認定承認について
議案第40号
原案可決
工事委託変更契約の締結について
陳情第1号
児童・生徒の通学路の安全を求める陳情書
陳情第2号
町営住宅の住環境の充実整備について
議案第41号
平成24年度和気町一般会計補正予算(第7号)について
日程第3
果
原案可決
和気町道路線の認定について
日程第2
結
議会閉会中の調査研究の申出書について
- 156 -
趣旨採択
趣旨採択
原案可決
承認
午後1時00分 開議
(開議の宣告)
○議長(安藤勝介君) 皆さん、ご苦労さまです。
ただいまの出席議員数は、16名です。
したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
(議事日程の報告)
○議長(安藤勝介君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承を願います。
ここでお手元に配付のとおり、町長から提出されております追加議案等について、去る3月21日に議会運営
委員会を開催し、協議した結果を委員長から報告を求めます。
議会運営委員長 尾﨑君。
○議会運営委員長(尾﨑忠信君) 失礼します。
去る3月21日、議会終了後議会運営委員全員出席、各常任委員長、特別委員会委員長出席、執行部より町
長、副町長、担当部・課長出席のもと、議会運営委員会を開催いたしました。
内容につきましては、付託案件審査結果、これは各常任委員会、特別委員会の付託案件でございますが、総務
常任委員会4件、厚生常任委員会15件、産業常任委員会24件、和気駅周辺地区整備事業特別委員会2件、和
気鵜飼谷温泉事業特別委員会2件、ごみ処理施設整備事業特別委員会1件、以上の案件につきまして委員長調整
を行いました。
次に、修正動議が1件出されております。
そしてまた、町長の追加議案として、議案第41号、24年度の一般会計の補正予算(第7号)が提出されま
して、これも議案として追加することを決定いたしました。
それから最後に、閉会中の調査研究の申出書についてということで、議会運営委員会、総務常任委員会、厚生
常任委員会、産業常任委員会、ごみ処理施設整備事業特別委員会、和気駅周辺地区整備事業特別委員会、和気鵜
飼谷温泉事業特別委員会に閉会中の調査研究の申し出についてということを議案とし、了承いたしました。
以上のとおりでございます。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑ございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
(日程第1)
○議長(安藤勝介君) 日程第1、議案第2号から議案第40号までの39件及び陳情2件を一括議題とし、各
常任委員長及び各特別委員長の審査結果の報告を求めます。
まず、総務常任委員長に報告を求めます。
総務常任委員長 山本君。
○総務常任委員長(山本泰正君) それでは、総務常任委員会の委員長報告をさせていただきます。
平成25年第2回和気町議会定例会において、当委員会に付託されました議案4件につきまして、去る3月1
8日午前9時から役場3階第1会議室におきまして、町長、副町長、教育長及び担当部・課長同席のもと、慎重
に審査いたしました。その結果と経過の報告をいたします。
まず、議案第2号の平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)についてでありますが、全会一致で原案
可決であります。
- 157 -
なお、審査の過程で、次のような指摘がございました。固定資産税の減額については、早い時期に検討をされ
たい。
次に、議案第16号の和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてであ
りますが、全会一致で原案可決であります。
なお、審査の過程で、次のような質疑、答弁がございました。地域おこし協力隊は美作市と同様かの質問に対
しまして、美作市は3年前から実施しており、格差のない計画で協力隊員1人当たり200万円を予算化してい
ると。
また、学校教育指導員については、外部に頼らず、現場の先生の資質向上を図られたいとの要望がございまし
た。
次に、議案第23号の平成25年度和気町一般会計予算についてでありますが、補償事業による藤野会館建設
について、補償費1億377万4,000円に対し事業費1億8,739万6,000円は、一般財源8,36
2万2,000円と充当率が46%となっており、補償事業とは到底言えないため、事業費を見直しし、修正を
条件つきでの賛成多数での原案可決であります。
なお、審査の過程で、次のような指摘及び質疑、答弁がございました。まず、6億7,000万円もの基金の
繰り入れ、合併特例もあと2年でございます。今後の予算編成の予測はどうなるのかとの質問に対しまして、地
方交付税も減額される見込みで、歳出において計画的な運営が不可欠であるとの答弁でございました。
庁舎関係の光熱水費1,469万6,000円、多額に及ぶのでLEDの採用を検討されたい。はっぴの購入
をサエスタの備品購入費に組んでいるが適正かとの質問に対し、検討の結果、社会教育総務費の消耗品費に組み
替えるとの答弁がございました。
藤野会館建設について、補償費1億円余りに1億8,000万円もの事業費、世帯別では本荘地区館と比べ
2.8倍、この地区だけ優遇するのではないかとの批判が出ると思うがとの答弁に対し、藤野地区公民館の機能
を持ち、補償費での計画であること、面積も約20平方メートルの増となっているが、藤野会館運営審議会等で
も了承されており、理解されたいとの答弁でございました。多くの委員から、補償事業としては一般財源8,3
62万2,000円、充当率46%は町民の理解も得られにくいとの声が多く、設計を精査し、議会で了承され
てから着手することを条件に、賛成多数で了承されました。
次に、議案第32号の平成25年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてでありますが、特に
意見もなく、全会一致で原案可決といたしました。
以上、総務常任委員長報告とさせていただきます。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑はございませんか。
2番 万代君。
○2番(万代哲央君) ただいま委員長報告がありましたけど、その中で藤野会館建設の件におきましては、修
正を行うというような、そういった条件つきで可決というようなお話だったと思いますけども、これをいつまで
も延ばしておくわけにはいかないことだと思います。速やかに決着を図るべき事案だと思いますが、今後どうい
う日程でこれを決議されるのか。執行部側から修正案が出てきて、そういったもう協議する場、そういう環境が
整えば速やかに協議をして、25年度の予算執行に当たるべきだと思いますけども、どのような手順を今後とる
のかお尋ねいたします。
○総務常任委員長(山本泰正君) 万代議員のお尋ねですが、委員会の中でも同様のような意見もございまし
た。委員会を開催して、あるいは臨時議会を開催してというような状況を執行部も十分認識していると思います
ので、修正案ができ次第、臨時議会なり全員協議会なりを開催していただいて、早急に着手したいという考えで
- 158 -
は一致いたしております。6月議会までにという条件でございますので、いつまでも延ばすという意味ではござ
いません。
○議長(安藤勝介君) 2番 万代君。
○2番(万代哲央君) 6月議会までを条件というのは、ちょっと遅いんじゃないかなというふうに思います。
やはり25年度の当初予算ですから、この件も含めまして速やかに執行部側と議会が決着を図って執行に当たる
べきだと思いますので、6月と言わずに、修正案がまとまった段階で協議の場が調えば、速やかに全員協議会な
り臨時会の開催をお願いしたいと思います。
○総務常任委員長(山本泰正君) 趣旨的には、そういう趣旨で協議をいたしております。執行部におかれまし
ても、ほっといて済む問題だという認識はないようでございますので、早急に設計の見直しをし、それなりの対
応をとられるというふうに思っております。
○議長(安藤勝介君) ほかにはございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
次に、議案第16号及び議案第32号の2件は、討論の申し出がありませんので、討論を省略いたします。
お諮りいたします。
議案第16号及び議案第32号の2件を一括して採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 異議なしと認め、これから採決します。
議案第16号和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、議案第32
号平成25年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、以上2件に対する委員長の報告は可決で
あります。2件は、委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第16及び議案第32号の2件は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、厚生常任委員長に報告を求めます。
厚生常任委員長 柴田君。
○厚生常任委員長(柴田淑子君) 平成25年3月18日月曜日午後1時から午後3時17分まで和気町役場3
階第1会議室において厚生委員会を開催いたしました。説明のために出席した方は、町長、副町長、地域審議
監、民生福祉部長、総務事業部長、介護保険課長、健康福祉課長、参与の同席のもと厚生委員会を開催いたしま
した。
付託事件は、条例2件を含む議案15件であります。
それでは、早速報告をいたします。
議案第2号平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)について、審議の過程において、高齢者サービス
調整チームについての質疑に対しまして、養護老人ホーム入所者の判定委員会であるとの説明がありました。
環境衛生費、設計委託料124万円の減額については、入札で確定した残額であるとの説明がありました。全
会一致で可決いたしました。
次に、議案第3号平成24年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてですが、全員一致で
可決いたしました。
議案第4号平成24年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算、これも質疑はありません。全会一致で
- 159 -
可決いたしました。
議案第5号平成24年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、全員一致で可決いたし
ました。
議案第6号平成24年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)について、全員一致で可決いたしまし
た。
議案第8号平成24年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第2号)について、審議の過程におきまして、永
代使用料を支払った町民が後年5年ごとの管理料を支払わなくなったとき墓地は撤去されるのかとの質疑に対し
て、管理料は墓地内の通路など、共用部分に対する管理料であり、墓地については返却の申し出のない限り撤去
することはないとの答弁がありました。また、共用部分の管理料を支払う者がいなくなったときは、条例の特別
の場合の条項に該当するので、今後そういうときのことは検討するとの答弁がありました。全員一致で可決いた
しました。
議案第17号和気町障害者自立支援審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例について、全員
一致で可決いたしました。
議案第18号和気町居宅介護事業所設置条例を廃止する条例について、障害者自立支援法に基づくヘルパー派
遣居宅事業は民間が行うようになったため、町は廃止する。平成22年9月1日休止届、平成24年5月31日
に廃止届を提出したとの説明があり、全員一致で可決いたしました。
議案第19号和気町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について、新型インフルエンザは住民の方が免
疫を持っていないので大流行する危険があり、医療機関の対処については特別措置法も用意されている。全住民
が接種を行うことができるよう行政機関としての責任があるので、対策本部条例を設定するとの説明がありまし
た。なお、新インフルエンザの予防接種も強制ではなく、季節性のインフルエンザと同様に任意であるとの説明
がありました。全員一致で可決いたしました。
次、議案第23号平成25年度和気町一般会計予算について、妊婦健康診査特別事業費補助金についての質疑
について、妊婦の健診は14回あり、超音波、血液検査、クラミジア検査などで補助金を出しているとの答弁が
ありました。
次に、特別養護老人ホームに対する償還金助成金についての質疑に対して、県とも協議し、施設の理事長とも
対談した。様子を見ながら検討していきたいとの答弁がありました。
また、子ども・子育て支援事業委託金は、新規事業なので、事業計画を立てるためのアンケート調査関連の委
託金であるとの説明がありました。全会一致で可決いたしました。
議案第24号平成25年度和気町国民健康保険特別会計予算について、全会一致で可決しました。
議案第25号平成25年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算について、塩田診療所は整理してはどうか
との質疑に対し、最近受診者が倍増して人気がよいので続けていきたいとの答弁がありました。全会一致で可決
しました。
議案第26号平成25年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について、全会一致で可決しました。
議案第27号平成25年度和気町介護保険特別会計予算について、審査の過程で、町民の後見人養成について
の質疑に対して、現在8名の方が後見人として活躍できる。平成24年度は2名が受講しているとのことでし
た。町民後見人養成事業運営委員会の構成メンバーは、弁護士、社会福祉士、司法書士等の5名で、後見活動は
専門的内容なので、委員の方にアドバイザーになっていただいている。財産管理の申し立てが毎年ありますとの
答弁がありました。全会一致で可決いたしました。
議案第29号平成25年度和気町墓園事業特別会計予算について、2億3,600万円の予算については、用
地交渉の段階で地権者の方の了承をいただいている。道路工事に伴って墓地を移転しますが、墓地を移転する方
- 160 -
の面積を確定することが必要なので、地権者の方と県、区長、産業建設部とが協議し、順次進めているとの説明
がありました。全会一致で可決いたしました。
以上で終わります。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
次に、議案第3号から議案第6号及び議案第8号、議案第17号から議案第19号、議案第24号から議案第
27号及び議案第29号の13件は、討論の申し出がありませんので、討論を省略します。
お諮りいたします。
議案第3号から議案第6号及び議案第8号、議案第17号から議案第19号、議案第24号から議案第27号
及び議案第29号の13件を一括して採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 異議なしと認め、これから採決します。
議案第3号平成24年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、議案第4号平成24年度
和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)について、議案第5号平成24年度和気町後期高齢者医
療特別会計補正予算(第2号)について、議案第6号平成24年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)
について、議案第8号平成24年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第17号和気町
障害者自立支援審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例について、議案第18号和気町居宅介
護事業所設置条例を廃止する条例について、議案第19号和気町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定につ
いて、議案第24号平成25年度和気町国民健康保険特別会計予算について、議案第25号平成25年度和気町
国民健康保険診療所特別会計予算について、議案第26号平成25年度和気町後期高齢者医療特別会計予算につ
いて、議案第27号平成25年度和気町介護保険特別会計予算について、議案第29号平成25年度和気町墓園
事業特別会計予算について、以上13件に対する委員長の報告は、可決であります。13件は、委員長の報告の
とおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第3号から議案第6号及び議案第8号、議案第17号から議案第19号、議案第24号から議
案第27号及び議案第29号の13件は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業常任委員長に報告を求めます。
産業常任委員長 万代君。
○産業常任委員長(万代哲央君) 続きまして、産業常任委員会の委員長報告をさせていただきます。
平成25年第2回和気町議会定例会において、当委員会に付託されました議案22件並びに陳情2件につきま
して、去る3月19日火曜日午後1時から本庁舎3階第1会議室におきまして、委員全員と執行部より大森町
長、稲山副町長並びに担当部・課長同席のもと、慎重に審査いたしました。その結果と経過の報告をいたしま
す。
まず、議案第2号平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)についてでございます。全会一致で原案ど
おり可決といたしました。
審査の過程の中で次のような質疑、答弁がございました。委員より、リンゴの売り上げが近年減額傾向にある
- 161 -
が先の見込みはあるかという質疑に対し、5カ年計画の中で回復を目指している。天候にも左右されるが、現在
よりは売り上げを伸ばしたい。また、直営でやる以上、県や普及所の指導員を初め、長野県の専門家の意見を聞
いて成木を育て収穫につなげたいとの答弁がありました。
また、委員より、災害復旧費が減額されているがどういうことかという質疑に対しては、実施するに当たって
の減額ということであり、災害復旧工事をしないということではない。ちなみに、各種災害総数406件のう
ち、3月1日現在で発注264件に対し175件が完了しているという答弁がありました。
次に、議案第7号平成24年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)についてでご
ざいます。全会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第9号平成24年度和気町上水道事業会計補正予算(第2号)についてであります。全会一致で原
案どおり可決といたしました。
次に、議案第10号平成24年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第2号)についてでございます。全会一
致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第11号平成24年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます
が、全会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第12号平成24年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます。全会
一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第13号平成24年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。
全会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第14号平成24年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてで
ございます。全会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第20号和気町営住宅条例の一部を改正する条例についてでございます。全会一致で原案どおり可
決といたしました。
議案第21号和気町営住宅等の整備基準を定める条例の制定についてでございます。全会一致で原案どおり可
決といたしました。
次に、議案第22号道路法に基づく和気町道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条例の制定につ
いてでございます。全会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第23号平成25年度和気町一般会計予算についてでございますが、全会一致で原案どおり可決と
いたしました。
審査の過程の中で、次のような質疑、答弁がございました。まず、りんご園のことにつきまして、委員より、
特産物振興費のうちりんご園の管理費用についての内訳はどのような内容かという質疑に対し、賃金として2人
に週2日、二、三時間見回りをお願いしている。また、肥料や薬剤等の購入費に290万円充てている。そし
て、樹木管理料として916万3,000円計上している。この内訳は、シルバー人材センターに年間五、六回
の草刈り、せん定作業、消毒や袋かけ、また適宜施肥を行ってもらうことなどを積み上げで計上している。あ
と、土地の使用料や券売機のリース料、小型耕運機購入等を合わせて1,441万円となるとの答弁がありまし
た。
また、ほかの委員より、経費節減に努める工夫も必要ではないかとの意見に対し、シルバー人材センターに委
託することによって作業効率を上げ経費節減に努めているが、今後とも節減できるよう工夫していきたいとの答
弁がありました。
また、1,441万円の経費をかけて今後できるだけ売り上げが上がるよう努めていくが、現状では管理運営
にこれだけの経費が必要となっていくとの答弁がありました。
- 162 -
次に、林業振興費の中の農作物鳥獣害防止対策事業補助金として3,700万円計上されているが、この事業
は平成25年度で完了かという質疑に対しまして、25年度では現在のところ13地区から延べ30キロ防護柵
の設置の要望がある。最終的な要望はもう一回8月に聞いて完了したいと考えている。ちなみに、3年間のトー
タルで44地区実施し、総延長267キロメートル、事業費にして2億9,600万円であるとの答弁がありま
した。
また、ほかの委員から、防護柵設置の際、指導管理は行っているかという質問に対し、基本は山を囲むことで
ある。しかし、地区の実態では田を囲むところも見受けられる。二重投資にならぬよう、現場には足を運びしっ
かり管理していくとの答弁がありました。
次に、道路維持費の委託料のうち、草刈り委託料723万1,000円の内訳と草刈りに対する基本的な考え
はあるかとの質問に対し、和気地域で133万1,000円と佐伯地域で590万円計上している。草刈りの基
本的考えとしては3段階ある。1段階は、無償で地元の方にお世話になる。2段階目として、有償で地元にお世
話になる。3段階目として、地元対応が不可能な場合、業者かシルバー人材センターに委託する。現状では、町
道全延長300キロメートルのうち46キロメートルを委託しているとの答弁がありました。
次に、議案第28号平成25年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算についてでございます。全
会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第30号平成25年度和気町上水道事業会計予算についてでございます。全会一致で原案どおり可
決といたしました。
審査の過程の中で次のような質疑、答弁がありました。水道料金見直しの考えはあるかという質疑に対し、平
成7年から18年間値上げはしていない。原価と供給単価を比較した場合、上げる上げないは別として検討を進
める状況にあるとの答弁がありました。
次に、議案第31号平成25年度和気町簡易水道事業会計予算についてでございます。全会一致で原案どおり
可決といたしました。
次に、議案第33号平成25年度和気町農業集落排水事業特別会計予算についてでございます。全会一致で原
案どおり可決といたしました。
次に、議案第34号平成25年度和気町駐車場事業特別会計予算についてでございます。全会一致で原案どお
り可決といたしました。
審査の過程の中で、次のような質疑、答弁がございました。委員より、駅前駐車場が現在135台から85台
になるのはいつからかとの質疑に対し、今年の4月1日から自動ゲート化になり、縮小した台数のスペースにな
るとの答弁がありました。
ほかの委員より、一般管理費の機械借上料390万円はゲート2基分かという質疑に対し、駅南と駅前と2基
の自動ゲート分であるとの答弁がありました。
次に、議案第35号平成25年度和気町公共下水道事業特別会計予算についてでございます。全会一致で原案
どおり可決といたしました。
次に、議案第36号平成25年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算についてでございますが、
全会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第38号和気町道路線の認定についてでございます。全会一致で原案どおり可決といたしました。
次に、議案第39号区域外路線の認定承認についてでございます。全会一致で原案どおり可決といたしまし
た。
次に、議案第40号工事委託変更契約の締結についてでございます。全会一致で原案どおり可決といたしまし
た。
- 163 -
続いて、陳情第1号児童・生徒の通学路の安全を求める陳情書でございます。全会一致で趣旨採択といたしま
した。
続いて、陳情第2号町営住宅の住環境の充実整備についてでございます。全会一致で趣旨採択といたしまし
た。
審査の過程の中で、住環境の整備については財源が許す範囲で検討することも視野に入れるべきではないかと
いう意見が出されました。
以上、産業委員会の委員長報告といたします。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認めます。委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
次に、議案第7号及び議案第9号から議案第14号、議案第20号から議案第22号及び議案第28号、議案
第30号から議案第31号、議案第33号から議案第36号、議案第38号から議案第40号の20件は、討論
の申し出がありませんので、討論を省略します。
お諮りいたします。
議案第7号及び議案第9号から議案第14号、議案第20号から議案第22号及び議案第28号、議案第30
号から議案第31号、議案第33号から議案第36号、議案第38号から議案第40号の20件を一括して採決
したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 異議なしと認め、これから採決をします。
議案第7号平成24年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第9
号平成24年度和気町上水道事業会計補正予算(第2号)について、議案第10号平成24年度和気町簡易水道
事業会計補正予算(第2号)について、議案第11号平成24年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算
(第2号)について、議案第12号平成24年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第2号)について、議案
第13号平成24年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第14号平成24年度
和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第20号和気町営住宅条例の一
部を改正する条例について、議案第21号和気町営住宅等の整備基準を定める条例の制定について、議案第22
号道路法に基づく和気町道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条例の制定について、議案第28号
平成25年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について、議案第30号平成25年度和気町上水
道事業会計予算について、議案第31号平成25年度和気町簡易水道事業会計予算について、議案第33号平成
25年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について、議案第34号平成25年度和気町駐車場事業特別会計
予算について、議案第35号平成25年度和気町公共下水道事業特別会計予算について、議案第36号平成25
年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について、議案第38号和気町道路線の認定について、議
案第39号区域外路線の認定承認について、議案第40号工事委託変更契約の締結について、以上20件に対す
る委員長の報告は、可決であります。20件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第7号及び議案第9号から議案第14号、議案第20号から議案第22号及び議案第28号、
議案第30号から議案第31号、議案第33号から議案第36号、議案第38号から議案第40号の20件は、
- 164 -
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、陳情第1号及び陳情第2号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。
まず、陳情第1号児童・生徒の通学路の安全を求める陳情書、この陳情に対する委員長の報告は、趣旨採択で
あります。この陳情は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって陳情第1号は、委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定しました。
次に、陳情第2号町営住宅の住環境の充実整備について、この陳情に対する委員長の報告は、趣旨採択であり
ます。この陳情は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって陳情第2号は、委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定しました。
次に、ごみ処理施設整備事業特別委員長に報告を求めます。
ごみ処理施設整備事業特別委員長 西中君。
○ごみ処理施設整備事業特別委員長(西中純一君) 特別委員会に付託された案件は、平成25年度和気町一般
会計のうち、衛生費の塵芥処理費と生ごみ処理費でございます。慎重に審議した結果、原案が全会一致で可決で
ありました。
審議の過程について若干報告させていただきます。委員より、益原区代表と町長及び議長と会談をしている。
その後も話し合いをすると聞いているがどうかとの質問がありました。町長より、区幹部が改選の時期であり、
新幹部の体制になり協議をしたいと申し出があり、まだ実施をしていないと答弁がありました。
また、委員より、ストックヤード、生ごみ処理計画、運営方法などを説明願いたいと質問があり、民生福祉部
長より、今までどおり週2回の収集、そして収集場所も変わらない。また、家庭ごみ、事業所ごみの持ち込みに
ついては、料金を含め検討している。瓶そして缶も今まで同様収集をすると。生ごみについては、平成25年度
中に施設整備を行い、モデル地区を募集し、10月ごろから総合試運転で施設を稼働したいと回答がありまし
た。
また、委員より、今までのものとあわせてスケジュールを出してほしい。そして、全体がわかるように資料を
と要望があり、議会終了までに配付をすると民生福祉部長より回答がありました。
また、委員より、菌の配布や生ごみ処理機への補助復活をという意見がありました。また、別の委員からも、
生ごみ処理機への助成をすれば生ごみが減るのでぜひ復活を考えてほしいと意見がありました。また、民生福祉
部長から、水切りバケツそしてステーションバケツのサンプルを示して説明があり、これからきめ細かく町民の
皆さんに説明をし、協力していただくと。個人がすべきこと、できることを考えていくと回答がありました。
また、委員より、調査委託料の循環型推進計画について、ごみ処理の方法がはっきりしないのに計画書を作成
するのはどうかという質問がありました。それに対して民生福祉部長より、ストックヤードが必要となるし、解
体工事など町の持ち出しが少なくなるようにするため必要であると回答がありました。
また、委員より、方向が決まってからすべき。委託処理か町で処理か曖昧で、今つくってもまた後で変更にな
るのではないかと質問がありました。別の委員からも、町長の方から方針を決めてやることを言ってほしいと質
問がありました。そして、それに対して町長より、平成26年3月31日北部衛生組合の解散に向けて、平成2
5年12月構成市町の議会で解散議決、そして1月から3月に具体的に検討する。そして、国や県の承認も必要
であり、計画については精査しながら進めていきたいと答弁がありました。
また、委員より、委託にせよ公でやるにせよ、益原地区を生かして使うということでいいかと質問がありまし
- 165 -
た。これに対して町長から、地元と協議が調っていくのなら、平成25年度中の方向性に向けて益原地区に協力
いただいてぜひやりたい。益原がだめならほかという考えはないと回答がありました。また、総務福祉部長よ
り、予算書の73ページから74ページ、生ごみ処理費について説明がありました。
委員より、試運転の技術委託料は要らないのか、何日分計上しているのかと質問があり、部長より、6カ月分
計上していると回答がありました。
また、委員より、細菌そして発酵菌を使う処理は難しい、委託料が大きくなるので慎重に対応してほしいと要
望がありました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
次に、和気駅周辺地区整備事業特別委員長に報告を求めます。
和気駅周辺地区整備事業特別委員長 実末君。
○和気駅周辺地区整備事業特別委員長(実末一敏君) それでは、和気駅周辺地区整備事業特別委員会の委員長
報告をさせていただきます。
和気駅周辺整備事業特別委員会における審査の過程をご報告申し上げます。
去る3月15日午後2時10分から和気町役場3階第1会議室におきまして、委員16名、執行部から町長、
副町長、審議監並びに担当部・課長出席のもと、委員会に付託された案件2件、議案第2号平成24年度和気町
一般会計補正予算(第6号)について及び議案第23号平成25年度和気町一般会計予算について慎重に審査い
たしました。審査の結果、全会一致で原案のとおり可決といたしました。
審査の過程で、次のような質疑、意見がございました。本事業完了後について、当初の計画にあった、たくさ
んの人が集まりにぎやかになるというイメージとは違い、ゴーストタウンに道だけ整備されたという感じがあ
る。今後この計画を生かすために、和気駅の利用者を増やし、駅にエレベーターを設置することはできないのか
との問いに、和気駅を利用しやすいようにについては、今回の基盤整備でかなり向上したと考えており、また設
置基準に満たない現状でのエレベーター設置について、JRまた国へ引き続き働きかけていくとの回答がありま
した。
次に、事業全般についてねぎらいの言葉とともに、本事業についてもそうであるが、長期にわたる事業につい
ては財源が膨張するということを念頭に置いて十分精査した後、事業を執行していただきたいとの意見がありま
した。
和気駅前の新設ロータリーについて、完了後は傾斜となるのかとの問いに対し、既存の道路及び駅舎を基本に
整備しているため、やむを得ず傾斜を持たせているとの回答がございました。
以上で和気駅周辺地区整備事業特別委員会の委員長報告とさせていただきます。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
次に、和気鵜飼谷温泉事業特別委員長に報告を求めます。
- 166 -
和気鵜飼谷温泉事業特別委員長 安部君。
○和気鵜飼谷温泉事業特別委員長(安部政敏君) 和気鵜飼谷温泉事業特別委員会の報告をいたします。
25年3月15日和気町役場3階第1会議室で、出席委員16人、そして説明いただいた職員、大森町長、稲
山副町長、横谷地域審議監、延藤民生福祉部長、議案第15号平成24年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計
補正予算(第4号)について全会一致で可決されました。
審査の過程で、歳入2,100万円の減額について、休館による減額との説明があったが、リニューアルした
のなら増額するぐらいの考えで運営していただきたいということに対して、歳入全体の2,200万円の減額に
ついて、工事期間の影響を考え予算計上しておくべきだった。また、補正の中で、賃金106万円、修繕費66
0万円の増額理由について細部説明願いたいということで、答えは、賃金の増額については直営で施工したため
ということであります。
次に、議案第37号平成25年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計予算について、全会一致で可決されまし
た。
審査の過程で、管理運営費が前年に比べて6,000万円の減額の理由はという問いに対して、答えは、人件
費1名減と工事請負費、燃料費の減が主な理由である。
また、無料券を配布するのは温泉特会の歳入不足を補填する意味であるなら得策とは思えないのではないかと
の問いに、施設が高齢者福祉の施設であるので、高齢者に多く利用していただくために考えている、ご理解いた
だきたいということであります。
そして最後に、延藤部長より、資料による平成24年度の利用状況を説明していただきました。
○議長(安藤勝介君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。
委員長、ご苦労さまでした。
次に、議案第15号及び議案第37号の2件は、討論の申し出がありませんので、討論を省略します。
お諮りします。
議案第15号及び議案第37号の2件を一括して採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認め、これから採決します。
議案第15号平成24年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計補正予算(第4号)について、議案第37号平
成25年度和気町和気鵜飼谷温泉事業特別会計予算について、以上2件に対する委員長の報告は、可決でありま
す。2件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第15号及び議案第37号の2件は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第2号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。
議案第2号平成24年度和気町一般会計補正予算(第6号)について、各委員長の報告は、可決であります。
本件は、各委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第2号は、委員長の報告のとおり可決されました。
- 167 -
次に、議案第23号に対して、西中純一君ほか1名からお手元に配付しました修正の動議が提出されていま
す。したがって、これを本案とあわせて議題とし、提出者の説明を求めます。
6番 西中君。
○6番(西中純一君) 失礼します。
平成25年度一般会計予算に対する修正案の提案理由をご提案させていただきます。
本修正案は、藤野会館建設工事費5,309万1,000円や臨時職員賃金257万6,000円を含む隣保
館管理費5,861万2,000円を減額し、人権啓発活動団体補助金300万円、そして人権研修旅費200
万円を含む人権啓発推進費668万3,000円と集会所管理費279万1,000円減額し、またそれに対し
て隣保館を地区公民館にするということで、代わりに公民館費6万1,000円を増額し、予備費を6,802
万4,000円減額し、歳出の増減は0にいたします。藤野会館の建設費を執行部原案より7,389万1,0
00円減額し、今後の建設費用等を移転補償費1億377万4,000円、その枠内に抑えて、一般財源の持ち
出しを約1,000万円程度にする修正案であります。
また、人権条例に基づく人権教育と研修の中心的施設にもなっており、地区公民館の役割も兼ねている現藤野
会館の役割を地区公民館に限定をして、公正で民主的な和気町の行政に大きく転換するきっかけにしていきたい
と思います。
現在の和気町の人権教育は差別に光を当てた旧同和教育に近く、差別を完全になくし、本当の民主主義の和気
町に向かおうとする展望を持っていないばかりか、何か押しつけの人権研修であり、現在では実態的な差別がほ
とんど解消している状況の中で、やはりあそこの地区はやっぱり違うという意識的な差別を残す懸念があると言
えます。
この修正案によって、隣保館や集会所がある地域を他の地域に対して特別優遇するという制度をなくして、地
区公民館またはコミュニティーハウスと全く同じ扱いにする。また、運動団体補助金や人権研修旅費を廃止し
て、そういうことについて勉強したい方はご自由に手弁当で行ってくださいという自主的、民主的な行政にして
いきます。そして、最終的には、今回提案はしておりませんが、人権条例も廃止して、何でも自由に言える名実
ともに民主主義の町和気町にしていくべきだと思います。
同僚議員の皆さん、ぜひとも本修正案に賛同していただき、本当の意味で差別を解消し、民主主義の花咲く和
気町にしていこうではありませんか。
追加でありますが、総務委員会では、藤野会館建て替え予算について後日総務委員会や臨時町議会にも減額し
た修正案が提出されるということを条件に原案可決ということでしたが、今まで私が経験してきた、古くはオハ
ヨー乳業の企業誘致に対する執行部の対応やTMO和気和気まちづくり株式会社による和気町業務のアウトソー
シングをしようとする、そういう件についての対応など、今までの執行部のやり方や経過を見ていると、とても
誠実に減額をしたり、納得するような削減案が出てくるとは考えられないし、この際ですから和気町の人権行政
をどのように改革して民主主義の和気町にしていくべきかを議論し、提案することは議員としての責任であると
考え、この修正案の提案をいたしました。
以上であります。
○議長(安藤勝介君) これから議案第23号の修正案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
これから議案第23号に対する原案と修正動議のそれぞれの討論を行います。
まず、原案に賛成者の討論はありませんか。
- 168 -
〔「なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 次に、修正案に賛成者の討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから、議案第23号平成25年度和気町一般会計予算についての採決を行います。
まず、本案に対する西中純一君ほか1人から提出された修正案について、起立によって採決します。
本修正案に賛成の方は、起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(安藤勝介君) 起立少数です。
したがって議案第23号の修正案は、否決されました。
次に、原案について、起立によって採決します。
本件に対する各委員長の報告は、可決であります。議案第23号の原案は、各委員長の報告のとおり決定する
ことに賛成の方は、起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(安藤勝介君) ありがとうございました。起立多数です。
したがって議案第23号の原案は、各委員長の報告のとおり可決されました。
(日程第2)
○議長(安藤勝介君) 日程第2、議案第41号平成24年度和気町一般会計補正予算(第7号)についてを議
題とし、提出者の説明を求めます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) それでは、本日追加提案いたしております議案第41号につきまして提案理由の説明を
申し上げます。
議案第41号の平成24年度和気町一般会計補正予算(第7号)についてでありますが、この補正は既定の予
算に歳入歳出それぞれ950万円を追加し、予算総額を78億5,571万5,000円とするものでありま
す。今回の補正としては、歳入では、県営事業負担充当の道路橋梁整備事業債の増額、歳出では道路橋梁総務費
において地方債増額に伴う一般財源からの財源更正を行ったものであります。なお、本起債の対象となります県
営事業負担金対象事業費については、今議会に上程いたしました一般会計6号補正において増額補正を計上いた
しておりますが、議案提出後に県から起債最終協議の追加実施の通知があったため、今回追加議案として地方債
の増額補正を提出するものであります。
以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては担当課長に説明させますので、ご審議、ご議決賜りますよ
うよろしくお願い申し上げます。
○議長(安藤勝介君) 次に、議案第41号の細部説明を求めます。
企画財政課長 岡本君。
○企画財政課長(岡本裕之君) 議案第41号説明した。
○議長(安藤勝介君) これから議案第41号の質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
議案第41号は、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ご
- 169 -
ざいませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第41号は、委員会付託を省略することに決定しました。
次に、お諮りいたします。
議案第41号を討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認め、これから採決します。
議案第41号平成24年度和気町一般会計補正予算(第7号)については、原案のとおり決定することにご異
議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議案第41号は、原案のとおり可決されました。
(日程第3)
○議長(安藤勝介君) 日程第3、議会閉会中の調査研究の申出書についてを議題とします。
皆様のお手元に配付のとおり、議会運営委員会及び常任委員会並びに特別委員会より、議会閉会中の調査研究
の申出書が提出されております。
お諮りします。
議会運営委員会及び常任委員会並びに特別委員会が、議会閉会中においても調査研究できるよう承認すること
に、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(安藤勝介君) ご異議なしと認めます。
したがって議会運営委員会及び常任委員会並びに特別委員会が、議会閉会中においても調査研究できることに
決定しました。
以上で、今期定例会に付託されました事件は、全て終了しました。
閉会に当たり、町長から挨拶がございます。
町長 大森君。
○町長(大森直徳君) 平成25年第2回和気町議会定例会の閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。
今議会に提案いたしました補正予算15件、条例7件、当初予算15件及びその他4件の議案につきまして、
慎重にご審議いただき、ご議決賜り、まことにありがとうございました。
新年度も間近になりましたが、平成24年度の反省点及び今議会におけます協議結果並びにご意見を十分に踏
まえながら、新たな気持ちで町政発展のために、職員とともに精いっぱい頑張ってまいります。
なお、平成24年度の決算見込みを行う中、特別交付税の交付額が当初3億円を見込んでおりましたが、先般
決定がなされまして4億3,300万円に決定をいたしましたことを含め、残事業の整理を行ってまいりなが
ら、このことから平成24年度決算につきましては黒字決算となる見込みでございます。
なお、4月1日付の人事異動内示につきましては、今回の異動は平成26年度以降の退職者増への対応を含め
て、平成25年度からごみ処理計画の見直し、町の墓園の造成及び斎場更新の業務に対応するための組織変更等
を含めたものであり、4月1日から新体制で職務を遂行してまいります。
また、県内12町村のPR番組としてRSKテレビが番組企画としまして、「とめちゃんの岡山町村応援団」
について、県内町村を順次行ってまいりますが、12町村、和気町がトップバッターとして4月13日土曜日午
- 170 -
後5時から15分間和気町のPRがされます。ご視聴いただきたいというように思います。
最後になりましたが、議員の皆さんにおかれましては、15日間に及びます定例会、本当にご審議、ご議決賜
りありがとうございました。今後とも、何かとご多忙な毎日をお過ごしのことと存じますが、くれぐれもご自愛
いただきまして、ご活躍いただきますようご祈念申し上げまして閉会のご挨拶とさせていただきます。
○議長(安藤勝介君) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
今期定例会が皆様のご協力によりまして無事終了いたしましたことに対しまして、まずは厚く御礼を申し上げ
ます。
今回の議会は、3月1日の構成替え以降初めての定例会であったわけでございますが、審議の過程において
は、以前にも増して常に真剣で活発な議論が繰り広げられ、大変心強く感じておるところでございます。このた
びの構成替えを契機として、今後とも常に住民の目線に立った議会活動に一層邁進したいと存じますので、皆様
方の引き続きのご協力とご努力をお願いいたしまして、まことに簡単ではございますが、閉会のご挨拶とさせて
いただきます。
これをもちまして平成25年第2回和気町議会定例会を閉会します。
大変ご苦労さまでした。
午後2時12分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成25年3月25日
和気町議会議長
安
藤
勝
介
和気町議会議員
片
倉
弘
貴
和気町議会議員
万
代
哲
央
- 171 -