90.防煙区画内の排煙設備の設置

法第 35 条
令第126条の3
90.防煙区画内の排煙設備の設置
1) 防煙区画内に排煙設備を設ける場合、二つの方式(自然排煙、機械排煙)が
あるが、これらの方式を同一区画内で併用することは、煙の排出方法がまった
く異なるため、それぞれの排煙設備の機能が有効に働かない恐れがあることか
ら、認められない。又、二つの方式を隣接する防煙区画で行う場合、防煙区画
を垂れ壁とする場合は、前述と同様の趣旨から認められない。したがって、こ
の場合は、防煙区画を不燃間仕切壁とする必要がある。
排煙口
防煙垂れ壁
機械排煙
排煙用の窓
天井( 準不燃材料)
自然排煙
否
防煙区画を垂れ壁と すると 排煙設備の機能が有効に働かない
排煙口
防煙間仕切壁
機械排煙
自然排煙
防煙区画を間仕切壁にすること により 、 異種排煙が可能と なる
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排煙用の窓
天井( 準不燃材料)
2)
天井チャンバー方式の排煙設備の場合、天井内部を上階のスラブ面から天井
面まで防煙区画し、かつ、その防煙区画部分の直下の天井面に25cm 以上の固定垂
れ壁を設置すること。
天井内を防煙区画と し、 防
煙区画直下の天井面に25cm
以上の固定垂れ壁を設ける
防火ダンパー
排煙ダンパー
延長排煙ダクト
排煙口
照明器具等
天井内防煙区画
防煙垂れ壁( 25cm
以上)
システム天井吸込み口
手動開放装置( パイロッ ト ランプ付)
排煙主ダクト
3)
排煙風道が防火区画を貫通する場合、排煙風道からの火災の拡大を防止するため、
溶解温度の高い(280℃)温度ヒューズ付ダンパーを設置すること。
関連告示
参考
平 成 16 年 4 月 1 日 施 行
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