○北広島市畜犬取締及び野犬掃とう条例 昭 和 34 年 3 月 25 日 条例第 5 号 (目 的 ) 第 1 条 こ の 条 例 は 、狂 犬 病 予 防 法 (昭 和 25 年 法 律 第 247 号 )に よ る ものを除くほか、畜犬及び野犬による人又は家畜等への危害を防止 し 、社 会 生 活 の 安 定 及 び 公 衆 衛 生 の 確 保 を 図 る た め 、地 方 自 治 法 (昭 和 22 年 法 律 第 67 号 )第 14 条 第 2 項 に 基 づ き 、 畜 犬 取 締 及 び 野 犬 掃 とうに関し必要な事項を定めることを目的とする。 (定 義 ) 第 2 条 この条例において次の各号に掲げる用語の意義は、当該各 号に定めるところによる。 (1) 畜 犬 番 犬 、愛 が ん 及 び 狩 猟 等 の 目 的 で 飼 育 す る 犬 で 所 有 者 又 は 管 理 者 (以 下 「 飼 育 者 」 と い う 。 )の あ る も の を い う 。 (2) 野 犬 畜 犬 以 外 の 犬 を い う 。 (3) 家 畜 牛 、 馬 、 め ん 羊 、 や ぎ 、 豚 、 家 き ん 及 び 家 兎 を い う 。 (4) け い 留 お り 飼 (金 網 等 の 隔 壁 に よ り 人 又 は 家 畜 等 に 害 を 加 え な い よ う に し て 飼 う こ と を い う 。)又 は 2 メ ー ト ル 以 内 の 鎖 で つ な い で 飼うことをいう。 (畜 犬 の け い 留 等 ) 第 3 条 畜 犬 の 飼 育 者 は 、次 の 各 号 の 一 に 該 当 す る 場 合 を 除 く ほ か 、 畜犬をけい留しておかなければならない。 (1) 警 察 犬 、 狩 猟 犬 、 又 は 牧 羊 犬 を そ の 目 的 の た め に 使 用 す る と き 。 (2) 人 又 は 家 畜 等 に 危 害 を 加 え る お そ れ の な い 場 所 又 は 方 法 で 畜 犬 を訓練し、若しくは移動し、又は運動させるとき。 (3) そ の 他 規 則 で 定 め る 場 合 に 該 当 す る と き 。 2 畜犬の飼育者は、当該畜犬を捨ててはならない。 (遵 守 事 項 ) 第 3 条 の 2 畜 犬 の 飼 育 者 は 、次 の 各 号 に 掲 げ る 事 項 を 遵 守 し な け れ ばならない。 (1) 畜 犬 を 連 行 し 、 又 は 移 動 さ せ る と き は 、 前 条 の 規 定 に よ る ほ か 、 人又は家畜等に害を加えないよう常に監視に努め、さらにかむ癖の ある畜犬には口輪をかけること。 (2) 畜 犬 を 飼 育 し て い る 場 所 の 内 外 を 、常 に 清 潔 に し 、ふ ん そ の 他 (以 下 「 汚 物 」 と い う 。 )を 衛 生 的 に 処 理 し 、 害 虫 の 発 生 を 防 止 し 、 及 び 駆除し、並びに悪臭の発生を防止すること。 (3) 道 路 、公 園 等 公 の 場 所 及 び 他 人 の 所 有 地 内 等 を 畜 犬 の 汚 物 に よ り 汚 染 す る よ う な 行 為 (行 為 後 直 ち に 汚 物 を 衛 生 的 に 処 理 す る 場 合 を 除 く 。 )又 は 荒 す よ う な 行 為 を さ せ な い こ と 。 (4) そ の 他 人 又 は 家 畜 等 に 迷 惑 を か け る こ と の な い よ う に 畜 犬 を 飼 育すること。 2 市 長 は 、前 項 に 違 反 し て い る と 認 め ら れ る 畜 犬 の 飼 育 者 に 対 し 、畜 犬の飼育の方法の改善その他必要な措置を命ずることができる。 (畜 犬 の 表 示 ) 第 3 条 の 3 畜 犬 の 飼 育 者 は 、畜 犬 の 飼 育 場 所 の 出 入 口 そ の 他 他 人 の 見やすい箇所に、規則で定める表示をしなければならない。 (畜 犬 等 の 加 害 等 の 届 出 ) 第 4 条 畜犬が人又は家畜等に害を加えたときは、その畜犬の飼育 者は速やかにけい留その他適当な処置を講じ、当該畜犬が加害した 旨を市長に届け出るとともに、その畜犬を獣医師に検診させなけれ ばならない。 2 人 又 は 家 畜 等 が 犬 に 害 を 加 え ら れ た と き は 、そ の 者 又 は 家 畜 等 の 飼 育者若しくはこれらの代理人はその旨を速やかに市長に届け出なけ ればならない。 (加 害 畜 犬 に 対 す る 処 分 ) 第 5 条 市長は、人又は家畜等に害を加えた畜犬の飼育者に対し、 当該畜犬の殺処分又は畜犬の性癖のきょう正及び危険防止のために 必要な措置を命ずることができる。 2 畜 犬 の 飼 育 者 が 、前 項 の 規 定 に よ る 市 長 の 命 令 を 履 行 し な い と き は 、 市 長 は 、 行 政 代 執 行 法 (昭 和 23 年 法 律 第 43 号 )の 例 に よ り 、 畜 犬 の 飼育者に代わって行うことができる。 (野 犬 掃 と う 等 ) 第 6 条 市長は、必要があると認めたときは、野犬掃とうを行うこ とができる。 2 市 長 は 、野 犬 掃 と う を 行 お う と す る と き は 、あ ら か じ め そ の 期 間 及 び区域を定めて告示しなければならない。 3 市長は、けい留されていない畜犬について捕獲することができる。 4 市 長 は 、人 又 は 家 畜 等 へ の 危 害 防 止 に あ た り 緊 急 を 要 し 、か つ 他 に 手段がないと認められる場合は、第 2 項の期間中においてけい留さ れていない畜犬について、掃とうすることができる。 5 市 長 は 、前 2 項 に お い て 、捕 獲 し た 畜 犬 に つ い て 、飼 育 者 の 知 れ て いるものについてはその飼育者に当該犬を引き取るべき旨を通知し、 飼育者の知れていないものについては、捕獲し、けい留している旨 を 2 日間告示する。 6 市 長 は 、所 有 者 が 前 項 の 通 知 を 受 け 取 っ た 日 か ら 2 日 以 内 又 は 当 該 告示期間満了の後 1 日以内にその畜犬を引き取らないときは、これ を所管の保健所に移送する。 (隣 接 市 町 村 へ の 通 知 ) 第 7 条 市長は、前条第 2 項の規定による告示をしたときは、隣接 市町村長にその旨を通知しなければならない。 (野 犬 掃 と う の 方 法 ) 第 8 条 野犬掃とうは、当該吏員の監督の下に市長の指定する野犬 掃とう員をして行わせなければならない。 (立 入 調 査 ) 第 9 条 市長は、畜犬の取締に関し必要な限度において、当該吏員 をして畜犬の飼育の場所に立ち入らせ、又は関係人に質問させるこ とができる。 (身 分 を 示 す 証 票 ) 第 10 条 当 該 吏 員 及 び 野 犬 掃 と う 員 は 、第 8 条 の 規 定 に よ り 野 犬 を 掃とうし、又は前条の規定による立入調査をする場合においては、 市長の発行する身分証票を携帯し、関係人の請求があったときは、 これを提示しなければならない。 (行 為 の 承 継 ) 第 11 条 第 5 条 の 規 定 に よ る 処 分 そ の 他 の 行 為 は 、当 該 行 為 の 目 的 である畜犬について所有権その他の権利を承継した者に対してもま た効力を有する。 (罰 則 ) 第 12 条 次 の 各 号 の 一 に 該 当 す る 者 は 、10 万 円 以 下 の 罰 金 、拘 留 又 は科料に処する。 (1) 第 3 条 第 1 項 の 規 定 に 違 反 し て 畜 犬 を け い 留 し て お か な か っ た 者 (2) 第 5 条 第 1 項 の 規 定 に よ る 措 置 命 令 に 従 わ な か っ た 者 2 次 の 各 号 の 一 に 該 当 す る 者 は 、5 万 円 以 下 の 罰 金 又 は 科 料 に 処 す る 。 (1) 第 3 条 第 2 項 の 規 定 に 違 反 し て 畜 犬 を 捨 て た 者 (2) 第 3 条 の 2 第 2 項 の 規 定 に よ る 措 置 命 令 に 従 わ な か っ た 者 (3) 第 4 条 第 1 項 の 規 定 に 違 反 し て 加 害 の 届 出 を せ ず 、又 は 加 害 犬 を 獣医師に検診させなかった者 3 次 の 各 号 の 一 に 該 当 す る 者 は 、3 万 円 以 下 の 罰 金 又 は 科 料 に 処 す る 。 (1) 第 3 条 の 3 の 規 定 に 違 反 し て 畜 犬 の 飼 育 の 表 示 を し な か っ た 者 (2) 正 当 な 理 由 な く し て 第 9 条 の 規 定 に よ る 立 入 調 査 を 拒 み 、 妨 げ 、 又はその質問に応ぜず、若しくは偽りの答弁をした者 (委 任 ) 第 13 条 こ の 条 例 の 施 行 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、 市 長 が 定 め る 。 附 則 (施 行 期 日 ) 1 この条例は、公布の日から施行する。 (従 前 の 条 例 の 廃 止 ) 2 野 犬 掃 と う 条 例 (昭 和 29 年 広 島 村 条 例 第 23 号 )は 、こ の 条 例 公 布 の 日から廃止する。 附 則 (昭 和 50 年 条 例 第 18 号 ) こ の 条 例 は 、公 布 の 日 か ら 施 行 す る 。た だ し 、罰 則 に 関 す る 規 定 の う ち 、改 正 前 の 条 例 の 規 定 と 異 な る も の に つ い て は 、昭 和 50 年 5 月 1 日から施行する。 附 則 (昭 和 60 年 条 例 第 19 号 ) こ の 条 例 は 、 昭 和 61 年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 附 則 (平 成 4 年 条 例 第 13 号 ) (施 行 期 日 ) 1 この条例は、平成 4 年 5 月 7 日から施行する。 (経 過 措 置 ) 2 こ の 条 例 に よ る 改 正 後 の 第 12 条 の 規 定 は 、 施 行 日 以 後 の 行 為 か ら 適用し、施行日前の行為に対する罰則の適用については、なお従前 の例による。 附 則 (平 成 12 年 条 例 第 6 号 ) こ の 条 例 は 、 平 成 12 年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
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