薬 物 依 存 症 者 等 ケ ア 強 化 事 業 - 大阪府

薬物依存症者等ケア強化事業
現状
• 薬物乱用・薬物依存症等の問題は大阪府内でも大きな問題である。
• 薬物により、精神症状や自傷他害性の惹起等を引き起こすこともある。
• 患者等のケアについては、大阪府こころの健康総合センター・大阪市こころの
健康センターでの取組や、保健所・保健福祉センターでの相談を行っている。
• 精神症状により入院が必要な場合、精神医療センター等で受け入れている。
平成26年度予算要求額
3,980千円
事業の考え方
• 大阪市と協働した広域的な対策を行うことで、西成区も含めた府内全体の患者等のケア水準の
向上を目指す。
• 個別の患者の支援については大阪府・大阪市それぞれの地域で行う。
事業(案)
◆ 大阪府こころの健康総合センターと大阪市こころの健康センター連携・協働による支援の発展
◆ 専門医療機関での専門的な支援の確立や、地域での支援体制の拡充
◆ 民間団体等における薬物対策の展開
課題
【医療面での課題】
▶ 通院治療を受ける専門医療機関が殆どない
① 専門的なケアの強化
▶ 入院受入れ病院では、専門のプログラムの展開が難しい
・ 当事者支援のための専門プログラムの実施
▶ 地域での治療・生活には民間支援団体(当事者団体)が欠かせないが、
・ 家族支援のための教室の拡大・強化
ケア技術を向上させ
地域にも還元
その運営状態は脆弱である
実情として、薬物乱用・依存症者等への精神保健福祉面でのケアは
なかなか進んでいない
【地域性の課題】
▶ 例えば西成区で違法薬物を購入し、地元で使用するなどの状況もある
西成区等での定点的な対策と同時に、広域的な対策が求められる
② 専門研修
・ 関係機関職員(保護観察所及び保護司含む)
への専門研修の実施
人材の育成
・ 医療従事者への専門研修の実施
③ 社会復帰支援の強化
・ 当事者の社会復帰のための体制を整備・強化
大阪府と大阪市が協働して対策を行う必要がある
地域で支える
社会資源の整備
府と市が共同で事業の進捗管理