植 物 社 会 学 研 究 会 エクスカーション 大会期間中の3月19日 (月)植物社会学研究会ではエクスカーションが行われ、 弊社は現地案内とアレンジ対応を担いました。 ■草津市の琵琶湖畔に位置する帰帆島付近 エクスカーション当日まず、草 津 市の琵 琶 湖 畔に位 置する帰 帆 島 付 近に行き、外 来 植 物 、チクゴス の大 繁 茂を視 察しました。そこでは、オオフサモ ズメノヒエ 、 オオフサモ、 チクゴスズメノヒエ、 外来植物種三点セット (草津帰帆島) ■琵琶湖南湖東岸 琵琶湖南湖東岸はヨシ再生事業の一大拠点です。琵琶湖でのヨシ群落保全条例に基づくヨシ群落再生事業の現状を視察 しました。本来の琵琶湖湖岸のヨシ地は砂地の貧栄養な水際に生育しているため、事業の目的が達成されているかどうか今 後の議論が待たれています。 琵琶湖畔の菖蒲浜、佐波江では、 日本最大のタチスズシロソウ群生地にて本種のロゼットを確認しました。辛うじて1株の開 花が見られました。 タチスズシロソウのロゼット (佐波江町) ミチタネツケバナ (牧町) 辛うじて開花していた タチスズシロソウ (野洲市菖蒲浜) ハマゴウ群落の調査風景(佐波江町) ■近江八幡市・西の湖 近江八幡市の西の湖では水郷巡りを行いました。西川博章が本学会の企画集会で報告した琵琶湖の湿地植生のカサスゲ群 集を、初春の刈り取りが終了したヨシ原で確認しました。残念ながらノウルシの開花は見られませんでした。 西の湖のヨシ原、 ヨシを生業とする商家、八幡商人の商家等、近江八幡の文化的景観について観て頂きました。今回のエクス カーションは、琵琶湖畔の植生だけでなく、植生と人の関わりについても紹介する機会を設けることができました。今後、植物 社会学の発展を図る上で参考となったのではないかと思います。 カサスゲ群集(西の湖) アカメヤナギとトビの番い (西の湖) 琵琶湖のヨシ植栽事業の現状(琵琶湖)
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