OR2IS WG 1 EUのREACH規則対応とOR2IS - REACH(2007年に施行されたEUの化学物質登録制度) - OR2IS:OR Related REACH Information Sheet (ORを介したREACH登録情報の連絡シート) - OR:Only Representative (EU域外の製造者がREACH登録のために指名するEU内の 唯一の代理人:EU域外製造者に代わってREACH登録実施) 2012年12月1日 日本化学品輸出入協会 双方向情報伝達推進WG作成 OR2IS WG REACHコンプライアンスは終わっていません!! 2 通関で止められた 税関がREACH登録情報を出せって!? みなさん、EU輸入者になったつもりでお考え下さい 私のつぶやき(輸入者になったつもりでつぶやいてみる) Q 私にREACH登録義務があるんだって?(私、化学物質を作ってるわけじゃないのに) Q Q Q Q 私が登録なんてできるわけないじゃない(化学物質の製造者じゃないし) 私が登録なんてできるわけないじゃない(物質情報を知らないし) 私が登録なんてできるわけないじゃない(輸入しているだけなんだから) 域内から買っている企業にはREACH登録義務がないとは、同じ「購入者」なのに不公平だ ∴域外メーカーが登録するのが当たり前だ<この時点で自分の法的義務を放棄している> Q 実際の登録者(域外メーカー)は何者だ? Q ホントに登録してもらえる/もらえたんだろうな Q 私の手が後ろに回らない(登録から解放された) という証拠はどこにある? OR2IS WG 3 自分(輸入者)は登録していない。さてどうする? ◆自分(輸入者)でREACH登録していなくても ◆EU域外の製造者が直接輸出していなくても EU輸入に繋がるサプライチェーン上の全員がステークホルダー EU域外 EU域内 ORを指名して 指名 REACH登録 製造者 (モノマーa) 製造者A ( ) (各製造者A~C,X,Y) 製造者B (モノマーb) 樹脂製造者P1 (樹脂P1) OR-B OR-C OR-X OR-A 製造者C (添加剤 ) (添加剤c) OR-Y 製造者X (顔料x) 製造者Y (溶剤y) 塗料 P2の 製造者 =輸出者 塗料の輸入 塗料 P2の 輸入者(I) 【課題】 ◆輸入塗料P2中の成分(化学物質)が各ORでカバーされていることの保証 【方策】 ◆相互に必要なREACH情報を個々のサプライチェーン上で伝達すること OR2IS WG EU域内使用者とEU輸入者はどこが違うのか? EU域内使用者 視点 EU輸入者 物質登録義務なし REACH登録 第一義的には登録義務あり (or 域外企業によるOR登録を頼る) EU域内製造品を入手する 限り、原則ありえない 未登録品の購入・使用 違法輸入: 誰の違反? 用途 暴露情報 用途・暴露情報 数量管理(数量報告) OR 伝達 ORって誰? ORへ伝達: OR て誰? 4 (<1t/年のケースはありうる) 供給者側に伝えればよい (簡単!) あな (輸 業者) EU域外企業が指名したORをご存知? あなた(輸入業者)は をご存知 OR(登録代理人)との間で、きちんと相互に認知し合うことが重要 さもなくば、違法輸入の責任を問われるのはあなた 違法輸 責任を問われ あなた(輸入者)です す OR2IS WG 輸入者とORとの相互認証(通常行われている方法) OR指名の連絡を もらっただけでは だめヨ! (3)にすらたどり着けない ケースがあまりにも多い (0)製品供給側にREACH登録してもらうことを決定(輸入者) (1) 詳細輸入者情報 OR指名者 (EU域外) ((3)) REACH(予備)登録&OR情報 (予備) 録 情報 EU 輸入者 (4) Importer Agreement Letter (2) 輸入者リスト (5’) Importer Agreement Letter OR(唯一の代理人) (6) 確認 Yes OR 輸入者 (7) Recognition Letter(OR発行) 直接ではなく、通常 サプライチェーン経由 が多い(7) (4)~(7)のプロセスを完了して、輸入者は始めてORの川下ユーザーとなる 5 OR2IS WG EU輸入業者が持っているべき情報 OR(唯一の代理人)の川下ユーザーになった時に、 輸入者として欲しい(持つべき)情報とは何でしょう? 予備登録されてなければ、2008年5月31日以降輸出入することは 予備登録されてなければ 2008年5月31日以降輸出入することは 法違反となりますので必須の情報として提供を説得しましょう!! 6 後述のOR2IS搭載シ ステム(eBASE)でも本 帳票が得られます (輸入製品毎に、含有される化学物質の登録情報、OR情報が不可欠:青枠内情報必須) 製品の名称 インク ERP20 物質名 ポリマーや 混合物の登 録は、モノ マ や構成 マーや構成 成分ごと 物質の Identity CAS No. EC No. ここが 未記入でも 税関や監査 対応可能 (予備)登録番号 登録番号 Only Rep.の名称 具体的な名称までは必 須ではないが予備登録 番号(なんらかの識別情 報)は必須 トン数域 登録期限 または 登録予定の有無 (+住所等) OR指名者情報は 不要 (不明なことが多い) 05-987654321-0000 Mickey Rat (UK) 01-987654311-0001 01 987654311 0001 Mickey Rat (UK) 05-987654121-0000 Mickey Rat (UK) 05-987654221-0000 Donald Dog (GM) 05-987654521-0000 Goofy Cat (UK) 01-987654777-0000 Goofy Cat (UK) そもそも入手出来ない前提の情報 であり、要求するのは止めましょう。 ORの 連絡先 担当者名 Email Tel, Fax 2012年で全成分が登録済とは限らない。 少なくとも予備登録番号は必須。 その他の 情報 6 OR2IS WG OR2IS … 川下発信型の情報伝達 EU域外OR指名者 EU域外中間企業 域内輸入者 輸 (域外輸出者 輸 ) 登録をカバーして欲しい人 が何か言ってくるのがスジ 何 言 当社が旗を振ることではない 登録者が何も言ってこない のでとても不安 依頼された輸入者しか カバーするつもりがない 登録するとかしないとか 当社はあまり興味ない 登録でカバーされたいが どうすれば担保できるか EUの輸入者は誰? 教えてよ(悲鳴ではない) 輸入者調査をしようとしたら スカ(域外商流)が大多数 (域 商流) 大多数 ⇒ヤル気が起きない 万一登録範囲外の輸入が あっても、輸入者の違反 下手に情報伝達すると 独禁上危ないぞ 独禁上危な ぞ 当社の知るところではない (知ったことではない) ORって誰? OR て誰? 教えてくれー(悲鳴) OR調査をしようとしても CBIを楯に教えてくれない 万一ORでカバーされない 輸入をしたら誰の違反? 私? ←その通り 法的責任の所在もさることながら; 遵法性が確保できないと商流企業全部が共倒れになる ・REACH法違反の崖っぷちにある川下(輸入者) 法違反 崖 ぷちにある川下(輸入者) ・川下から発信する情報伝達の実現がカギとなる 7 OR2IS WG GREEN eBASE for OR2IS 詳細輸入者情報や輸入量情報 (OR2IS)をCBI*に配慮して川上側 に伝えるツールがないのかな? →OR2ISを搭載した無償ツールが 既に市販化されているんだ *CBI:企業機密情報 詳しくはこちら http://www.ebase.co.jp/green_ebase_for_or2is/briefing/ GREEN eBASE for OR2IS の特徴 1. 基本機能は無償でダウンロード&使用可能 (スタンドアローンタイプ) 但し、詳細輸入者情報等を秘匿化するためユーザ (輸入者)は、 暗号化/復号化機能の利用が前提 (1,000円/月:OR2ISセンター使用料。川中企業は 本費用は不要) 2. OR2ISの記載事項(双方向交換情報)は、日本 化学品輸出入協会の双方向情報伝達推進 WGでメインテナンスしています 3. 無償操作説明会やサポートも充実(eBASE社 問い合わせ窓口:06-6486-3915) 8
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