電子薬歴の検証 （株）ぼうしや薬局 小西 雅之 御着店の紹介 Ø薬剤師7人 （６０代：２人、５０代：２人、２０代：3人） 常勤・・・4人、非常勤・・・3人 Ø門前医院3科（小児科・眼科・内科） Ø処方箋枚数：3000～4000枚/月 ＊小児科60％、眼科20％、内科20％ Øパソコン設置台数・・・７台 Ø２００９年１１月～電子薬歴移行 電子薬歴へのスムーズな移行 Øパソコンに抵抗の少ない若い薬剤師→電子 薬歴導入リーダーとなり、年齢層を越えて導 入サポート Ø事前準備 段取りシートで導入前準備 デモ機での事前練習で不安解消 シミュレーション 薬歴比較マトリックス図 ③紙薬歴の長所が電子薬歴の長所 ②紙薬歴の長所が 電子薬歴の短所に変化 問題！ ①紙薬歴の短所が 電子薬歴の長所に変化 ④紙薬歴の短所が電子薬歴の短所へ ①紙薬歴の短所→電子薬歴の長所 （紙薬歴の短所） Ø患者情報の記載が統一されていなく、情報が 混在して見にくい。 Ø過去の服用歴が判別しにくい。コンプライアン スのチェックに時間がかかる。 Ø併用薬の有無の更新がしにくい。 Ø誤字・脱字で読みにくい。 Ø歴記入に時間がかかる Ø歴がかさばりスペースが必要。 併用薬の記載が次々と色んな 場所に更新され、見にくい 薬歴棚がスペースをとっている 電子薬歴の長所（１） Ø併用薬のチェックや患者情報の更新がしやす い。 Ø歴入力が簡単で、歴書き残業の減少。 Ø薬歴棚撤去によるスペースの確保。 Ø歴の出し入れ・処方歴記入の手間が省け、調 剤時間の短縮・人手の削減。 紙薬歴の短所が改善！ 薬歴画面 現在服用薬 過去の服用薬 電子薬歴の長所（２） Ø残務作業が一目でわかる。 Ø「S」「O」「A」「P」の視点で患者情報を整理す る習慣がつく。 Ø「C」の活用で申し送り事項が把握しやすく、 継続的な服薬指導が可能。 Øカレンダー画面でコンプライアンスのチェック が可能。 残作業一覧画面 誰がどれくらい歴が残って いるか検索可能 薬歴画面 前回「Ｃ」で申し送り事 項の把握が容易 「Ｓ」「Ｏ」「Ａ」「Ｐ」「Ｃ」 に分類して記載 コンプライアンスのチェックが容易 カレンダー画面 薬の重複を示す ②紙薬歴の長所→電子薬歴の短所 Ø重要な申し送りなど、強調しやすい（文字サイ ズ・色など） →サマリー以外は文字サイズ・色の変更不可 Ø歴の持ち運びが可能で、場所を選ばず、空い た時間・場所で作業が出来る。 Ø調剤待ちの間に、歴内容のチェックが出来る →電子薬歴では台数制限、持ち運び不能 （服薬指導画面） 電子薬歴の短所 文字のフォント・色が変更できな いため、強調部分が訴えにくい まとめ Ø電子薬歴への移行により、服薬ケアの向 上・スペース・時間の削減ができ、業務の改 善につながった Ø電子薬歴の持つ機能を十分に使いこなし、 改善案を提案することが今後の課題である
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