セキュリティに配慮した設計 (セキュアバイデザイン) - シトリックス

セキュリティに配慮した設計(セキュアバイデザイン)| ホワイトペーパー
セキュリティに配慮した設計
(セキュアバイデザイン)
XenAppとXenDesktopで実現するデータ保
護、アクセス制御、その他のクリティカル
なセキュリティタスクを劇的に簡素化
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アプリケーション/デスクトップ仮想化に関する議論は、コスト
削減、IT 業務の簡素化、社員にとっての利便性の向上などがそ
のメリットとして取り上げられます。これらの要因は極めて重
要ではあるものの、IT プロフェッショナルは、ワークスペース
の仮想化が情報セキュリティに関してもたらす非常に大きな影
響を見逃すべきではありません。実際、アプリケーション/デス
クトップ仮想化は、データ保護、アクセス制御、ユーザープロ
ビジョニング、コンプライアンスなどの主要なセキュリティ機
能に関して大きなメリットをもたらします。また、アプリケー
ション/デスクトップ仮想化を導入することで、管理者は、自社
の従業員、請負業者、ビジネスパートナーのアプリケーション
データの利用および共有に関して非常にきめ細かな制御を行え
るようになります。
この文書では、Citrix XenApp および Citrix XenDesktop の各ソリューションを導入す
ることで、ミッションクリティカルな情報の保護に必要となる作業をどれほど削減で
きるかを検証します。また、高速かつシンプルで柔軟なリモートアクセスをユーザー
に提供することで、いかにビジネスの生産性を向上できるかについても説明します。
IT セキュリティの要求の増大
企業の IT 部門は、重要な新しいビジネス計画をサポートし、エンドユーザーのコン
ピューティングエクスペリエンスを改善するよう常に求められています。その一方で、
IT 部門は、限られた予算で情報セキュリティを改善しなければならないという要求に
も直面しています。これらの要求の多くには、物理的な境界や地理的な境界に関係な
く、コンピューティングリソースをより簡単に利用できるようにしたいという要求が
含まれています。例えば、従業員は以下のことを要求しています。
 デスクトップ PC、ノート PC、タブレット、スマートフォンを使って、一貫した
ユーザーエクスペリエンスで、どこからでも仕事ができること
 BYOD プログラムを通じて、個人所有のデバイスを会社の環境内で利用できるこ
と
 パフォーマンスを制限し生産性を妨げるような柔軟性のない IT セキュリティ制御
から自由になること
 企業データにアクセスし、オンデマンドでアプリケーションを自分自身でプロビ
ジョニングできること
同時に、最近はデータ漏えいが新聞で取り上げられているほか、IT ニュースの Web
サイトではサイバー犯罪に関する記事や、ゼロデイ攻撃、新しいタイプのマルウェア、
ひそかに計画されるターゲット攻撃を広めるハッカーに関する記事が大きく取り上
げられています。
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人々の働き方に対する意識変化と、新しいコンシューマーテクノロジーによって、従
業員の生産性と IT セキュリティを両立させる旧式の方法は廃れようとしています。IT
管理者は、企業情報を保護するための決まりきった定義やプロセスでは困難な新たな
トレンドに直面しています。このようなトレンドの例を以下に示します。
 2014 年以降、ナレッジワーカーは職場で平均 3 台のデバイスをネットワークに接
続して使用することが予想されます。
 従業員は、自分個人が所有するデバイスを会社に持ち込もうとしています。これは、
企業のセキュリティ要件を強制的に実施することを困難または不可能にします。
 IT 部門は、従業員、請負業者、ビジネスパートナーが、世界中のあらゆる場所(リ
モートオフィス、自宅、ホテルの部屋、キオスクなどを含む)から自社の企業情報
にアクセスできるようにする必要があります。
セキュリティの再設計または「セキュアバイデザイン」ソリュー
ションの選択
これらのトレンドが、セキュリティやリモートアクセスに対する現在のアプローチに
真っ向から対立するものであることは明らかです。IT 部門が、より洗練された脅威と、
それらの脅威から防御すべきエンドポイント数の増大に直面した状態で、リソースへ
のより簡単なアクセスを提供することは不可能です。また、これら一連の課題は、エ
ンドポイントの台数の増加だけでなく、多様性の増大にも関係しています。各種の脅
威に対する防御と様々なアクセスポリシーの適用を行うためには、デバイスのタイプ
(デスクトップ PC、ノート PC、タブレット、スマートフォンなど)ごとに異なるセ
キュリティ製品が必要となります。
求められている解決策は、より多くの管理を必要とするセキュリティ製品のレイヤを
もう 1 つ追加することではありません。真の解決策は、データ保護、アクセス制御、
プロビジョニング、セキュアリモートアクセスなどの基本的なセキュリティ機能を劇
的に簡素化できるアーキテクチャーを備えた「セキュリティに配慮した設計(セキュ
アバイデザイン)
」を特徴とするコンピューティングモデルへと移行することで、解
決することができます。
XenApp と XenDesktop
XenApp はアプリケーション配信ソリューションの 1 つであり、これを使うと、
®
Windows アプリケーションを仮想化した上で、それらをデータセンター内で一元管
理することにより、あらゆるデバイスを通じてあらゆる場所のユーザーにそれらの仮
想アプリケーションを配信できるようになります。XenApp では、アプリケーション
はデータセンター内で実行され、ユーザーはあらゆる場所からそれらのアプリケー
ションにセキュアにアクセスできます。アプリケーションやデータを堅牢なデータセ
ンター内で保護された状態に保ち、しかもそれらのアプリケーションやデータを同じ
データセンター内にあるバックエンドデータベースとしてホスティングすることに
より、遠く離れた場所からアクセスする場合でも、より優れたアプリケーション性能
を発揮できます。
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XenApp はアプリケーションのアクセスと性能に関するメリットを非常に多くもたら
しますが、中央での一元化されたアプリケーション配備がもたらすセキュリティ上の
メリットは多くの場合見過ごされがちです。XenApp が提供する本質的にセキュアな
アーキテクチャーは、拡張的なセキュリティ機能やアドオンのセキュリティ製品を使
用する必要なしに、データセンターの外部に公開されるデータ量を劇的に減らすこと
を可能にします。XenApp の基本原則は、すべてのアプリケーション、データ、情報
をデータセンター内でセキュアに保ちつつ、画面アップデート、マウス操作、キース
トロークなどの情報だけをネットワーク経由でユーザーのエンドポイントデバイス
へと送信することです。
XenApp は機密性の高い企業情報をデータセンター内で保護された状態に保ちますが、
その一方で、社員は XenApp インフラストラクチャーにセキュアにアクセスする必要
があります。ユーザーは、XenApp を通じてパブリッシュされたアプリケーションに
Citrix Receiver を通じてアクセスします。Citrix Receiver は、iOS、Mac®、Andriod®、
Windows などの OS を搭載したあらゆるタイプのデバイス上にインストール可能な
軽量型のクライアントであり、これを導入することで、IT 管理者は、あらゆるタイプ
の個人所有デバイスや会社支給のデバイスからのセキュアなアプリケーションアク
セスを実現できると同時に、IT 部門が指定したセキュリティ手順やセキュリティプロ
セスが強制的に実施されることを保証できます。Citrix Receiver が XenApp と常時通
信することにより、デバイスの機能、利用可能なネットワーク接続、特定のアプリケー
ション関連タスクに基づいて、ユーザー向けの最適なアプリケーション配信方法を特
定することが簡単になります。あらゆる場所にいるユーザーが Citrix Receiver をダウ
ンロードするだけで、XenApp によりパブリッシュされたアプリケーションにセキュ
アにアクセスできるようになるため、IT 部門は、自社のセキュリティ水準を低下させ
ることなく、社員の要求に応えることが容易になります。
XenDesktop には、
XenApp の持つセキュリティ機能のすべてが組み込まれています。
XenDesktop は、オンデマンドアクセスを提供する堅牢な Windows デスクトップ/ア
プリケーション仮想化プラットフォームです。
企業は XenDesktop を使用することで、
XenApp の持つ本質的にセキュアな設計を、完全なデスクトップワークスペースへと
拡張できます。これにより、アプリケーション、データ、デスクトップのエンドツー
エンドの機能セットをデータセンター内で保護できます。XenDesktop を導入するこ
とで、ユーザーがどんなに遠く離れていようとも、またはどんなに信頼できないリ
モートデバイスが使われていようとも、「セキュリティに配慮した設計(セキュアバ
イデザイン)
」の仮想デスクトップを提供できます。
NetScaler Gateway
NetScaler Gateway を導入すると、XenApp および XenDesktop の配備環境をさらに
強化できます。NetScaler Gateway は、きめ細かいアプリケーションレベルおよびデ
バイスレベルのポリシーとアクション制御を提供する、セキュアなアプリケーション
/デスクトップ/データアクセスソリューションです。NetScaler Gateway を使うと、
XenApp および XenDesktop インフラストラクチャーへのリモートアクセスを保護で
きるほか、パブリッシュ済みのアプリケーションやデスクトップに任意のタイプのデ
バイスからアクセスするためのセキュアな単一アクセスポイントをユーザーに提供
できます。NetScaler Gateway は、セキュアな Citrix ICA プロキシテクノロジーを使
用してデータを暗号化することにより、リモートデバイスからの完全な VPN トンネ
ルを確立する必要なしに、セキュアなリモートアクセスを保証します。
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NetScaler Gateway は HDX SmartAccess テクノロジーを利用することにより、アク
セスを制御しユーザーに許可されているアクションを制限するための単一管理点を
IT 管理者に提供します。HDX SmartAccess テクノロジーを使うと、IT 管理者は、あ
らゆる状況においてセキュリティとユーザーの利便性との間での適正なバランスを
取ることができます。これを行うには、管理者は、ユーザー、デバイス、場所に基づ
いて的確なポリシーの集合を定義する必要があります。例えば、管理者は、LAN 経由
では幅広い種類のアプリケーションとデータにアクセスできるが、自宅からタブレッ
トを使用する場合にはそれらのリソースのサブセットにしかアクセスできず、公衆
ネットワーク経由でスマートフォンを使用する場合にはさらに小さいリソースのサ
ブセットにしかアクセスできないようなユーザーのグループを定義できます。同様に、
あらゆる状況下で小さいリソースのサブセットにしかアクセスできないような信頼
性の低いユーザーのグループを定義することもできます。さらに管理者は、セキュア
でない環境においてユーザーが実行できる各種操作(データのコピー/メール送信/印
刷、機密ファイルのリムーバブルメディアへの保存など)を制限することもできます。
例えば、公衆キオスクを使用する場合、ユーザーがデータの表示しか行えないように
制限できます。
また、エンドポイントのセキュリティ状態に基づいてアクセスを制限することも可能
です。HDX SmartAccess テクノロジーにはエンドポイント分析ソフトウェアが含ま
れており、このソフトウェアがリモートコンピューターをスキャンすることで、アン
チウイルスソフトウェア、クライアントファイアウォール、ハードウェアドライブ暗
号化ユーティリティなどの各種セキュリティツールがエンドポイント上に存在して
いるか、実行されているか、最新バージョンであるかなどを判定します。これらの要
件を満たさない場合、そのユーザーは限定的なアプリケーションとデータの集合にし
かアクセスできないように設定されるか、またはそれらのセキュリティ上の不備を修
復できる専用のサイトへとリダイレクトされます。これらのポリシーは、ユーザーが
デバイス間の移動、アプリケーション間の移動、場所の移動を行う時点で動的に適用
されます。
管理者は、プライバシーやデータのセキュアな保存に関するルールを設定することに
よりコンプライアンスを実現できます。これは、規制により影響を受ける企業にとっ
て極めて重要です。例えば、一部のヨーロッパ諸国では、居住者に関するデータは自
国内に保管しなければならないという規制があります。HDX SmartAccess テクノロ
ジーを使用すると、企業は、データが自国内に配置されている仮想環境内に存在する
ことを立証できるほか、ユーザーが国外にいる場合やモバイルデバイスを使用する場
合には同データに一切アクセスできないようにするポリシーを作成できます。
「セキュアバイデザイン」がもたらすメリット
XenApp と XenDesktop が持つアーキテクチャーと機能を NetScaler Gateway と組み
合わせることで、より信頼性の高い管理しやすいセキュリティを実現できます。本質
的にセキュアバイデザインであるソリューションを選択するだけで、エンドポイント
上のデータ保護という最も厄介な問題のいくつかを解消できます。または、解消はで
きないまでも、そのような問題の複雑性を劇的に減らすことができます。
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データ保護
セキュアバイデザイン型のソリューションを導入すると、機密データをデータセン
ター内で一元管理し、
ネットワーク/ホストセキュリティ製品の完全なセットにより同
データを保護できます。このようなセキュリティ製品には、次世代ファイアウォール
(NGFW)
、侵入防御システム(IPS)
、ホスト上のアンチマルウェア/アンチスパイウェ
アツールなどが含まれます。これらの防御は、通常、エンドポイント上に配備される
ローカルファイアウォール製品やアンチウイルス製品よりも強力かつ効果的であり、
アップデートも非常に簡単です。
XenApp および XenDesktop 環境では、データがネットワークを介して転送されるこ
とは決してなく、データ転送の許可を有効にした場合でも、そのデータはすべて暗号
化されます。知的財産や機密情報は、傍受、中間者攻撃(man-in-the-middle)、およ
びその他の「移動中のデータ」に対する脅威から防御された状態に維持されます。
また、XenApp と XenDesktop を使用してアプリケーション/デスクトップ仮想化を行
うと、データ保護の運用上の側面も簡素化できます。データベースやファイルを中央
で一元管理できる場合、それらが分散デバイス上に存在していた場合に比べて、モニ
タリングやバックアップが格段に簡単になります。さらに、ハードウェア/ソフトウェ
ア障害、事故、人的ミスを原因とするデータ消失から社員を護ることができるほか、
大規模な機能停止や災害が発生した場合でもデータをより迅速に復旧できます。
アクセス制御
エンドポイント上に存在するアプリケーションやデータへのアクセスを制御するこ
とは極めて困難です。その理由は、それらのローカル制御を実施するために利用でき
るツールが、デバイスの種類(ノート PC、タブレット、スマートフォン)ごとに大
きく異なっているためです。
また、ほとんどの組織が様々なユースケースをサポートするために複数のアクセスポ
イントと複数の認証手順を保有しているという事実が、事態をより一層複雑にします。
例えば、
オフィス内にある PC から接続する社員、
自宅のタブレットからインターネッ
ト経由で接続する社員、空港からスマートフォンを使って接続する契約社員のそれぞ
れに対応するために、3 つの異なるゲートウェイと 3 つの異なる認証手順が必要とな
ることがあります。
XenApp と XenDesktop を導入すると、管理者は一連のツールを使用することで、ユー
ザーが存在する場所や使用するデバイスにかかわらず、すべてのユーザーに適用され
るアクセス制御ポリシーの単一セットを作成できます。また、Windows アプリケー
ションやレガシーアプリケーションに多要素認証機能(トークン、スマートカード、
RADIUS、Kerberos、生体認証など)を追加することもできます。
これらと同じアクセス制御方式と認証方式を使用して、XenApp/XenDesktop により
配信されるすべてのリソースへのアクセスを管理できるほか、セルフサービス式の企
業アップストアを提供できます。企業アップストアを通じて、ユーザーは Windows
アプリケーションやアプリケーションのアップデートに対して高速にオンデマンド
でアクセスできるようになります。企業アップストアを提供することにより、IT 部門
はコンシューマー型の柔軟性をユーザーに提供できると同時に、個々の社員にアプリ
ケーションを提供するタスクから運用/サポートスタッフを解放できます。また、企業
による承認済みおよび検証済みのアプリケーションにユーザーが快適にアクセスで
きるようになると、ユーザーが Web 上の不審なアップストアや感染サイトからウイ
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ルスに感染したアプリケーションをダウンロードする可能性を減らせるため、結果と
してセキュリティを強化できます。
プロビジョニングとプロビジョニング解除
従業員のプロビジョニングとプロビジョニング解除は、IT 管理者にとって厄介な仕事
です。特に、社員や契約社員が退職する際に、彼らに与えていたアプリケーションや
データへのアクセスを打ち切ることは非常に重要でありかつ困難です。例えば、契約
社員が自分の仕事の完了後何か月間も企業アプリケーションへのアクセスを保持し
ていたという話や、解雇された社員が顧客リストや知的財産を外部に持ち出していた
という話がよくあります。XenApp と XenDesktop を導入すると、数回クリックする
だけで新しいユーザーにアプリケーションへのアクセスを提供できるほか、退職した
社員や契約社員によるアプリケーションやデータへのアクセスを無効化することが
ほんの数秒で実行できます。退職した社員が個人所有のノート PC やモバイルデバイ
スを仕事で使用していた場合でも、企業の機密データは彼らのデバイス上にではなく、
彼らには手の届かないデータセンター内に保存されているため安心です。
インシデント対応と災害復旧
アプリケーション/デスクトップ仮想化を導入すると、
インシデント対応や災害復旧も
容易に実現できるようになります。中央で一元管理されるデータの場合、分散システ
ム上に拡散されているデータの場合よりもモニタリングや分析が容易になります。脆
弱性はデータセンター内でパッチ当てや修復を行うだけでよく、数百台ものリモート
PC やリモートデバイスそれぞれに操作を行う必要はありません。
災害復旧を実現する場合、管理者は、2 つのサイト間でアプリケーションやデータを
ミラーリングする「2 データセンター」構成をセットアップします。1 つのサイトが
ダウンした場合、ユーザーをもう 1 つのサイトに素早く切り替えることで、データの
消失や生産性の低下を防ぐことができます。災害でノート PC やその他のデバイスが
破壊されたりして利用できなくなった場合でも、社員は安全な場所にある別のデバイ
スを使って自分のアプリケーションやデータにアクセスできます。
コンプライアンス
XenApp と XenDesktop を導入すると、監査や規制のコンプライアンスを容易に実現
できます。監査者は、中央で一元管理される完全なオーディットトレールを使用して、
いつ誰がどのデータやアプリケーションにアクセスしたかを判断できます。リモート
デバイスから拡張的なログを収集する必要はありません。
結論
この文書では、シトリックスの提供する XenApp および XenDesktop の各ソリュー
ションを使うと、ユーザーに対してより多くの権限と柔軟性を与えることにより、
ユーザーがあらゆるデバイスを通じて、どこからでもアプリケーションやデータにセ
キュアにアクセスできるようになることを紹介しました。また、アプリケーション/
デスクトップ仮想化により、時間のかかる困難な IT セキュリティタスクを簡素化す
る方法についても説明しました。これらのタスクは、以下のような事項に関連するも
のです。
 データ保護
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 アクセス制御
 ポリシーの実施
 プロビジョニングとプロビジョニング解除
 インシデント対応と災害復旧
 コンプライアンス
 セキュアで効率的なリモートアクセス
XenApp と XenDesktop の各ソリューションは、どちらもセキュリティに配慮した設
計(セキュアバイデザイン)を特徴としているため、これらを使用することで、より
優れたセキュリティを提供するために必要となる作業を大幅に減らすことができま
す。様々なセキュリティに関する改善点が、仮想化アーキテクチャーと中央での一元
化されたアプリケーション/デスクトップ配信モデルに初めから備わっています。これ
は、組織が、複雑な新しいセキュリティツールを実装する必要なしに、信頼性の高い
セキュリティ上のメリットをより簡単に享受できることを意味します。
詳細については、citrix.co.jp/xenapp および citrix.co.jp/xendesktop をご覧ください。
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Citrix について
Citrix Systems, Inc.(NASDAQ:CTXS) は、新しい快適なワークスタイルを実現する仮想化、ネットワーキング、クラウドインフラスト
ラクチャのリーディングカンパニーです。多くの企業および組織の IT 部門やサービスプロバイダーが、仮想化、モバイル化されたワー
クスペースの構築、管理、セキュリティ確保のために、シトリックスのソリューションを利用しています。仮想化、モバイル化されたワー
クスペースでは、デバイス、ユーザー、利用するネットワークやクラウドを問わず、アプリケーション、デスクトップ、データ、サービ
スをシームレスに利用することができます。シトリックスは今年、創設 25 周年を迎えますが、今後も革新に取り組み、モバイルワーク
スタイルにより IT をさらにシンプルにするとともに生産性の向上に貢献していきます。シトリックスの 2013 年度の年間売上高は 29 億
ドルで、その製品は世界中の 33 万以上の企業や組織において、1 億人以上の人々に利用されています。シトリックスの詳細については
www.citrix.co.jp をご覧ください。
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J0214/PDF
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