7,500台のシンクライアント端末を導入し “Anytime, Anywhere - Lenovo

THINKPAD導入事例
TELECOMMUNICATION
ソフトバンクテレコム株式会社
7,500台のシンクライアント端末を導入し
“Anytime, Anywhere, Anyscreen”を実現
「ホワイトワークスタイル」
を
さらに加速させるThinBoot ZERO
USER PROFILE
ソフトバンクテレコム株式会社
本社所在地
東京都港区東新橋
創 立
1984年
URL
www.softbanktelecom.co.jp
いつでも、どこでも、どのスクリーンでも、業務ができる
“ホワイトワークスタイル“を実現したソフトバンクテレコム
*ソフトバンク様本社にて撮影
情報革命で人々を幸せに──。この志を掲げ、ビジネ
スを拡大し続けるソフトバンクグループ。その中でも法
人や個人向けに音声/データ通信サービスを提供して
課題
“Anytime, Anywhere, Anyscreen”
をさらに促進していくため、
より高いユーザビリティとセキュアなOS環境を有したシンクライアント
端末の導入が求められていた。
レノボの
ソリューション
ユーザーライクな操作性に加え、Access Connectionsなど高度
な管理ツールを備えたレノボ社製 PCをシンクライアント端末として利
用するThinBoot ZERO を提供。
導入効果
ユーザーが煩雑な設定や操作を行うことなく、いつでも、どこからでも
セキュリティを確保しながら社内リソースにアクセスできる環境を実現。
使い慣れたキーボードや長時間駆動のバッテリーも好評。
いるのがソフトバンクテレコム株式会社(以下、ソフト
バンクテレコム)です。近年ではクラウドサービスにも
事業領域を広げ、
「ホワイトワークスタイル」のコンセプ
トのもと、様々な業務革新を実現するソリューションを
展開。そのメニューの 1つであるデスクトップ環境をク
ラウド型で提供する
「デスクトップサービス」の推進にあ
たり、ソフトバンクグループは自らがシンクライアント
端末を導入、ワークスタイル革新を実現しています。 第3世代インテル®
Core™ i5 vPro™
プロセッサー搭載
THINKPAD導入事例
ソフトバンクテレコム株式会社
TELECOMMUNICATION
ワークスタイル革新を自らが実践、
Anytime, Anywhere, Anyscreenのさらなる進化を
ThinBoot ZEROが支援
ホワイトワークスタイルを掲げ
業務革新を自らが実践
ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクモバイ
ル株式会社と共にソフトバンクグループ通信 3 社
の一角を形成しているソフトバンクテレコム。音声
/データ回線サービスに加え、法人向けモバイ
ThinkPadのキータッチを好むユーザーが
多かったことに加え、Access Connections
といったレノボ独自の管理ツールを評価し、
ThinBoot ZEROを選定しました。
ソフトバンクテレコム株式会社
情報システム統括 情報システム本部
エンタープライズITサービス部 PCテクニカル課
小沢昭幸 氏
ル、さらにはクラウドサービスへも事業領域を広
げるとともに、それらを融合させたサービスを提
供、ビジネスを大きく成長させてきました。
らでも利用可能にする DaaS(Desktop as a
そうした同社が近年注力しているのが「ホワイト
Service)では、いつでも、どこでも、どのデバイ
クラウド」のブランド名で展開しているクラウド
スからでも業務を行えるようになります。ソフトバ
サービス事業です。
「SaaS」
「IaaS」
「ゲートウェイ」
ンクグループは DaaSを自ら導入、ホワイトワーク
「ネットワーク」のサービスカテゴリを基軸に、業種
スタイルの実践にあたってきました。
「ThinBoot ZERO」でした。
セキュリティと高いユーザビリティ
双方を満たしたThinBoot ZERO
や規模を問わない多彩なソリューションを用意。さ
そして 2012 年度、ソフトバンクグループでは
らに通信事業者の強みを生かしたネットワークサー
ホワイトワークスタイルをさらに推し進めるため、
ソフトバンクグループにおけるシンクライアント
ビスまでを包括的に提供することで、数多くの企
ソフトバンクテレコムを中心に約 7,500 台のシン
導入の取り組みは、2009 年に遡ります。情報シ
業からの高い評価を獲得しています。
クライアント端末のリプレースを行いました。
ステム統括 情報システム本部 エンタープライズ
そうしたホワイトクラウドの多彩なサービスメ
ここで選択されたのが、12.5 型ディスプレイ
ITサービス部 ユーザフロント課の松本浩成氏は、
ニューを活用することで、具現化される新しい
で重さも約 1.5kgという薄型軽量ながら高い堅
シンクライアント化を実施した背景について次の
ワークスタイルが「ホワイトワークスタイル」です。
牢性を有した「Lenovo ThinkPad X230」
をシ
ように振り返ります。
例えば、オフィスと同じデスクトップ環境を社外か
ンクラ イアント端 末として S & I 社 が 提 供 する
「従来型 PCの運用を続けていく中で故障の発
生やレスポンスの劣化、セキュリティ管理やメンテ
ナンスにかかる負荷など、様々な課題が浮上して
いました。その一方で、テレワークによる在宅業
Future
・仮想デスクトップあたりのさらなるコスト削減
・通信速度の改善
・海外拠点のシンクライアント化を促進
務や、災害時の BCP対策も検討され始めていま
した。これらの課題をすべて解決する手段として、
STEP3
ソフトバンクテレコムでは、既存の PCに USB
Lenovo X230 ThinBoot ZERO導入
メモリを挿入し起動することでシンクライアント化
・仮想デスクトップグループ展開
・ホワイトワークスタイル浸透
USBブートによる
シンクライアント化
を実現する
「USBブート」方式を採用。これにより
セキュリティを担保しながらも、端末の種類や場所
グループ会社展開
・新しいワークスタイルの確立
・情報漏洩対策ソリューション
・BCPソリューション
シンクライアント端末の導入を決定したのです」
を問わないアクセスが可能な環境を構築しました。
しかしその運用を続けていく中で、PCの老朽化
に伴う故障への対処や、統一したセキュアな OS
STEP2
環境が望まれるようになります。そこで2012年度
シンクライアント検討・導入
には、起動用 OSとして Microsoft Windows
Embeddedを搭載したシンクライアント専用端末
へのリプレースを決断。複数メーカーの端末を候
STEP1
2009年
補に機能評価や各種検証を行った結果、最終的
2010年
2011年
2012年
2013年
ソフトバンクグループのシンクライアント導入の取り組み
第3世代インテル®
Core™ i5 vPro™
プロセッサー搭載
2
THINKPAD導入事例
ソフトバンクテレコム株式会社
TELECOMMUNICATION
に選択されたのが、ThinBoot ZEROでした。
今回のリプレースにあたり、ソフトバンクテレコ
ムがこだわったのは、初めてのユーザーでも操作
に迷うことのないユーザビリティの確保とセキュア
な OS環境の実現です。これら要件を踏まえ、情
報システム統括 情報システム本部 エンタープラ
イズ ITサービス部 PCテクニカル課の小沢昭幸氏
は、ThinBoot ZEROを選定した理由について次
ホワイトクラウド デスクトップサービスの
端末のメニューの1つとして、
ThinBoot ZEROもラインナップに
追加していきたいと考えています。
ソフトバンクテレコム株式会社
情報システム統括 ITサービス開発本部
サービス推進統括部 サービス推進室
佐藤真也 氏
のように説明します。
「ThinkPadのキータッチやトラックポイントを
好むユーザーが多かったことに加え、管理者側と
出張先のホテルなど場所を問わず、かつ、ユー
してもAccess Connectionsといったレノボ独
ザーが操作をほとんど意識することなくいつでも
自の管理ツールが実装されていたことを評価しま
どこからでもアクセスが行える環境が構築できる
した。また、Windows Embedded のライトプロ
と考えたのです」
と話します。
テクトを活用し端末のセキュリティレベルを高めた
一方、Windows Embedded 上でソフトバンク
いと考えていましたが、そのカスタマイズにあた
テレコムが求める機能を実現していくには、OS環
ルの短縮化が実現されました」
と評価します。
長時間駆動のバッテリーで
外出時も安心して利用可能
り、レノボ・ジャパンや技術に精通した S&Iのエン
境の高度なカスタマイズや事前検証が必要となりま
新しいシンクライアント環境への移行にあたっ
ジニアから多くの協力を得られたことが、決め手
した。そうした要望に対して、同 OSに精通した
ては、検討開始から端末の決定、検証、OSのカ
となりました」
S&Iのエンジニアとレノボ・ジャパンが全面的に協
スタマイズ、そしてキッティング、実導入まで決し
Access Connectionsは、ThinkPad用の
力。わずか2週間でThinBoot ZERO のカスタマ
て余裕のあるスケジュールではありませんでした。
ネットワーク接続支援プログラムです。あらかじめ
イズと検証を完了することができました。
しかし、レノボ・ジャパンとS&Iのパートナーシップ
設定しておいたロケーション・プロファイルを選択
加えて、ThinBoot ZEROのユーザーへの配
のもと、ソフトバンクテレコムが要 望 するスケ
するだけで、ネットワークの設定を簡単に切り替え
布についても、レノボ・ジャパンとS&Iの支援によ
ジュールまでにシンクライアント端末の導入を無
ることができます。ロケーション・プロファイルは、
り、大幅な作業負荷の削減が図られました。
事完了させることができました。現在では、ソフト
有線/無線 LAN などの接続に合わせて複数の
情報システム統括 情報システム本部 エンター
バンクグループ通信3社において約7,500台のシ
ネットワーク設定やインターネット設定を定義、必
プライズ ITサービス部 システムプランニング課の
ンクライアント端末が稼働しています。
要なときにいつでもそのプロファイルを呼び出す
外園雄一氏は「これまでは私たち管理者側から
新しいシンクライアント端末に対するユーザー
ことが可能です。
ユーザーに、直接シンクライアント端末を配布して
の評価は高く、
「これまでの端末よりも起動が早
小沢氏は、
「Access Connectionsを利用す
いました。しかしキッティング作業をはじめとして
く、かつ、馴染みのあるキーボードで使いやすい」
ることでユーザーが複雑な設定や操作をしなくて
多くの作業負荷と時間を要していたのが悩みでし
と の 声 も 上 がって い ま す 。ま た 、A c c e s s
も、有線 LAN、無線 LAN、公衆回線など、ネット
た。しかし、レノボ・ジャパンとS&I側からキッティ
Connectionsによりユーザーが意識することな
ワークの種類に応じてワンクリックで接続すること
ング作業済の端末を直接配送してもらうようにした
く、場所を問わないシームレスな接続性が確保さ
が可能になります。すなわち、オフィスや外出先、
ことで、大幅な作業負荷の軽減と納品スケジュー
れていることも評価されています。
今回の ThinBoot ZERO では、Windows
EmbeddedとAccess Connectionsの徹底した
カスタマイズにより、厳重にセキュリティが施された
通信設定以外はシンクライアント端末側に情報が残
らないようになっています。いわば、
「I/Oインタ
フェースのついたモニターのようなもの」
(小沢氏)
そうしたことからセキュリティ上の懸念がないた
め、社外への持ち出しも頻繁に行われているとい
います。ここでは、レノボのサポートソフトウェアで
ある
「ThinkVantage」の省電力マネージャーも有
効なツールとして活用されており、
「外出の多い営
業スタッフからは長時間のバッテリー駆動が喜ば
れています」
と松本氏は話します。
ThinBoot ZEROのデスクトップ画面。ソフトバンクグ
ループの求める仕様に応じてカスタマイズが施されて
いる
第3世代インテル®
Core™ i5 vPro™
プロセッサー搭載
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THINKPAD導入事例
ソフトバンクテレコム株式会社
TELECOMMUNICATION
デスクトップサービスの
ラインナップを強化
移動中や外出先でのモバイルワークといった場所
ますが、グループ社内でもThinBoot ZEROは評
や時間の制約を受けないワークスタイルを実現で
価が高く、有効なソリューションになると考えてい
きるようになります。2010 年のサービス開始以
ます」
と話します。
来、数万ユーザーの導入実績を誇っています。
いつでも、どこでも、どのスクリーンからでも仕
ソフトバンクテレコムは、今回の ThinBoot
情報システム統括 ITサービス開発本部サービ
事ができるホワイトワークスタイルによってもたら
ZERO導入で培った経験と社内利用での実績を
ス推進統括部サービス推進室の佐藤真也氏は、
される業務革新。ホワイトクラウド デスクトップ
活かし、顧客向け DaaSサービスである
「ホワイト
「ホワイトクラウド デスクトップサービスは、デバイ
サービスが多くの企業・組織のワークスタイル改
クラウド デスクトップサービス」のさらなる強化に
スを選ばずにシンクライアント環境を構築できる
革を支援するソリューションであることは、ソフト
つなげていきたいと考えています。
のがセールスポイントの 1つですが、今後、選択
バンクグループによって実証されています。そし
ホワイトクラウド デスクトップサービスは、ノー
できる端末のメニューの 1 つとして、ThinBoot
て 、そのシンクライアント環 境を T h i n B o o t
トPC、デスクトップPC、スマートフォンやタブレッ
ZEROもラインナップに追加していきたいと考え
ZEROが支えているのです。
トなどさまざまなデバイスから時間や場所にとらわ
ています」
と語ります。
(2013年6月18日取材)
れることなく、いつでもどこからでも同じデスク
また、ITサービス開発本部サービス推進統括部
トップ環境にリモートアクセスすることを可能にす
サービス推進室の竹下和臣氏も「今後も顧客の
るもの。これにより、在宅勤務などのテレワーク、
ニーズに応じて、多彩なメニューを提供していき
いつでも、
どこでも、
どの端末でも、
スピーディーに各デスクトップ環境へセキュアにアクセス
会社で
画面情報を表示するだけ
Bさん
自宅で
ソフトバンクテレコム
データセンター
Aさん
外出先でも
スピーディに
T h i n B o o t Z E R O にも採 用 され て い る
「ThinkPad X230」は、12.5型ディスプレイ、
高い堅牢性を有する、モバイル性に優れたノー
トパソコンです。U S B 3 . 0 に対 応し、最 大
Aさん用
5Gbpsの高速転送を可能にしたほか、最大 9
時間を超えるバッテリー駆動時間を実現。さら
Aさん
に BIOSレベルで提供される 2 種の起動パス
ワードにより、企業・組織が求める強固なセキュ
ネットワーク
外出先で
薄型軽量ながら高い堅牢性を実現
生産性向上を加速させる
進化したモバイルPC
重さ約 1.5kgという薄型軽量にもかかわらず、
ネットワーク
操作情報を送信
在宅作業
も安心
おすすめ
Cさん
リティニーズにも対応します。
Bさん用
画面情報を転送
Aさん
実際の処理は
サーバ上で
ネットワーク
Cさん
Cさん用
ハードウェアは24時間365日運用監視。
24時間 高品質な環境をご提供。
365日
個々の環境は
別々に割り当て
ノートパソコン、
デスクトップ、
スマートフォン、
タブレットなど、
どの端末でも同じ環境で作業可能
データセンター内の仮想サーバで個々の
アプリケーションなどを集中管理!
OS、
®
TM
TM
第3世代 インテル Core i5 vPro プロセッサー搭載
ThinkPad X230
ホワイトクラウド デスクトップサービスの全体イメージ
Lenovo、レノボ、レノボロゴ、ThinkCentre、ThinkPad、ThinkStation、ThinkServer、New World New
Thinking、ThinkVantage、ThinkVision、ThinkPlus、TrackPoint、Rescue and Recovery、UltraNavは、
Lenovo Corporationの商標。Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Atom、Intel Atom
Inside、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Celeron、Celeron Inside、Itanium、Itanium Inside、
Pentium、Pentium Inside、Xeon、Xeon Inside、Ultrabook は、アメリカ合衆国および/またはその他の国における
Intel Corporation の商標です。他の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標。
〒106-6118 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー18階
第3世代インテル®
Core™ i5 vPro™
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