Staffing 最米 新欧 事ス 情タ ッ フ ィ ン グ 文 ・ 構 成 文 村藤 田川 五弘恵 嶋美子 ︵ 正 ︵ ワ ワ 風 ー ー ︵ 編 集 部 ︶ C M ク ス 研 究 所 主 任 研 究 員 ︶ ク ス 研 究 所 客 員 研 究 員 ︶ Y K 37 Dec. 2003-Jan. 2004 二特 W61_37 欧 米 の ス タ ッ フ ィ ン グ 最 新 事 情 を リ ポ ー ト す る 。 海 外 の 人 材 マ ネ ジ メ ン ト 刊 行 物 ウ ォ ッ チ ン グ を も と に 、 ワ ー ク ス 研 究 所 労 働 政 策 チ ー ム に よ る 現 地 調 査 や 規 制 緩 和 が 進 み 、 成 長 が 期 待 さ れ る 業 界 の ひ と つ と な っ て い る 。 一 方 、 日 本 で は 職 業 安 定 法 や 労 働 者 派 遣 法 の 大 改 正 に よ る ス タ ッ フ ィ ン グ だ が 、 こ こ 数 年 は 経 済 不 況 な ど で 低 迷 も 経 験 し た 。 欧 米 で は 1 9 9 0 年 代 、 人 材 派 遣 を 中 心 に 大 き く 発 展 し た P E O な ど も 含 め た 人 材 ビ ジ ネ ス 全 般 を 意 味 す る 。 を 指 し 、 人 材 派 遣 業 だ け で な く 職 業 紹 介 業 、 ア ウ ト プ レ ー ス メ ン ト 、 ﹁ 人 員 調 達 、 配 置 す る こ と を 業 と す る あ ら ゆ る 形 態 の ビ ジ ネ ス ﹂ イ ギ リ ス な ど 人 材 ビ ジ ネ ス の 規 制 が ほ と ん ど な い 国 で は 、 日 本 で は ス タ ッ フ ィ ン グ = 人 材 派 遣 の イ メ ー ジ が 強 い が 、 ア メ リ カ や 最 近 は 日 本 で も 徐 々 に 一 般 化 し て い る 言 葉 だ 。 人 材 ビ ジ ネ ス を 意 味 す る 用 語 と し て 使 わ れ 始 め 、 ス タ ッ フ ィ ン グ 。 1 9 9 0 年 代 の ア メ リ カ で 、 総 合 的 な 1 【図表 1-1】米国スタッフィング業界収益推定/予測(単位:10 億ドル) 部門/分野 1998(E) 1999(E) 2000(E) 2001(E) 2002(E) 2003(P) 2004(P) 69.6 34.3 18.7 15.6 18.2 5.4 7.3 0.5 5.8 1.0 4.4 11.0 5.7 3.1 2.2 4.3 0.9 85.8 76.8 36.7 20.0 16.7 20.2 6.2 9.0 0.6 7.2 1.2 4.7 13.2 6.9 3.7 2.6 4.9 1.0 95.9 84.8 39.2 21.4 17.8 22.0 7.2 11.4 0.8 9.1 1.5 5.0 15.9 8.4 4.5 3.0 5.4 1.1 107.2 80.2 36.0 20.3 15.7 19.2 9.1 10.8 0.9 8.2 1.7 5.2 13.8 7.2 3.8 2.8 6.3 1.3 101.6 76.1 35.0 19.3 15.7 15.2 11.4 9.7 0.9 7.2 1.5 4.8 10.3 4.9 3.0 2.4 7.2 1.4 94.9 76.6 36.1 19.5 16.6 14.4 11.6 9.5 1.0 6.9 1.5 5.0 9.3 4.3 2.8 2.3 8.2 1.2 95.3 81.8 38.6 20.7 17.9 15.1 12.8 10.0 1.1 7.3 1.7 5.3 9.8 4.5 3.0 2.4 9.5 1.3 102.4 人材派遣 商業系 事務職 工業 IT 系 医療系 専門職系 法律 会計 その他 技術系 職業紹介 成功報酬型 前受金型 テンプトゥハイヤー PEO 売上総利益(1) アウトプレースメント 業界総計 (1) Part 米 欧 で は 近 年 、 ど の よ う な 成 長 を し て い る の か に 、 ま ず 目 を 向 け て み よ う 。 E (推定) :P (予測) 。四捨五入のため、成長率と収益は合致しない場合がある。 (1) 2003 年に PEOは収益計算方式を変更したため、収益高が著しく減少 したように見えるが、支出や収益性への影響は全くない。これを踏まえ、SIAでは、PEO 部門の収益を1998 年度のものから売上総利益に修正した。総収 益ベースでは、2002 年度が 485 億ドル、2003 年度が 546 億ドル、2004 年度が 625 億ドルである。 出典:SIR 2003 年 6月 13日号 【図表 1-2】2003 年度スタッフィング業界収益予測 業界全体:953億ドル(単位:10億ドル) PEO売上総利益 8% $8.2 アウトプレースメント 1% $1.2 職業紹介 10% $9.3 人材派遣 81% $76.6 出典:SIR 2003 年 6月 13日号 オ ー ル 、 ラ ン ド ス タ ッ ト 、 ケ リ ー サ ー ビ と し て は 、 ア デ コ 、 マ ン パ ワ ー 、 ベ デ ィ 欧 米 の ス タ ッ フ ィ ン グ を 代 表 す る 企 業 な っ た ︵ 図 表 1 1 ︶ 。 し か し 、 最 近 に な 前 年 比 マ イ ナ ス 6 ・ 5 % と い う 結 果 に じ 、 2 0 0 2 年 に は 9 4 9 億 ド ル と 対 気 後 退 や テ ロ の 影 響 な ど か ら 下 降 に 転 - ス な ど が 挙 げ ら れ る 。 な お 、 新 聞 、 求 人 に つ い て は 後 で 解 説 す る 。 ︶ で 、 日 本 で は 行 わ れ て い な い 。 ︵ P E O (4)れ ア P る メ E よ リ O う に カ な で っ 発 た 達 、 し 再 た 就 ビ 職 ジ 支 ネ 援 ス 事 モ 業 デ 。 ル (3)派 日 ア 遣 本 ウ ︶ で ト に も プ 分 1 レ 類 9 ー さ 9 ス れ 0 メ る 。 年 ン 代 ト 後 半 か ら 行 わ が 多 い ︶ ③ テ ン プ ト ゥ パ ー ム ︵ 紹 介 予 定 者 の 年 収 が 7 ・ 5 万 ド ル を 超 え る 場 合 う 前 受 金 型 ︵ リ テ イ ナ ー と 呼 ば れ 、 求 職 ル と ピ ー ク に 達 し た も の の 、 そ の 後 の 景 を 続 け 、 2 0 0 0 年 に は 1 0 7 2 億 ド 場 は 、 1 9 9 0 年 代 中 頃 か ら 2 桁 成 長 景米 気で 後は 退2 と0 テ0 ロ0 で年 縮ピ 小ー ク は 含 ま れ な い 。 イ ト と い っ た 分 野 は 、 ス タ ッ フ ィ ン グ に 誌 、 フ リ ー ペ ー パ ー 、 求 人 求 職 ジ ョ ブ サ ア メ リ カ に お け る ス タ ッ フ ィ ン グ の 市 は 1 カ 月 前 後 の 短 期 が 中 心 だ が 、 1 年 期 間 の 派 遣 が 行 わ れ て い る 。 派 遣 期 間 対 象 業 務 の 制 限 が な く 、 あ ら ゆ る 業 務 、 が 、 派 遣 が 誕 生 し た ア メ リ カ で は 期 間 や (1)れ 人 人 る 材 材 。 派 派 遣 遣 の 特 徴 は 国 に よ っ て 異 な る ー ス メ ン ト 、 P E O の 4 事 業 に 分 類 さ し て 人 材 派 遣 、 職 業 紹 介 、 ア ウ ト プ レ 欧 米 に お け る ス タ ッ フ ィ ン グ は 、 主 と ② 上 級 管 理 職 や ハ イ ス キ ル 専 門 職 を 扱 収 が 7 ・ 5 万 ド ル 以 下 の 場 合 が 多 い ︶ テ ィ ン ジ ェ ン シ ー と 呼 ば れ 、 求 職 者 の 年 ス キ ル 専 門 職 を 扱 う 成 功 報 酬 型 ︵ コ ン (2)紹 職 職 介 業 業 事 紹 紹 業 介 介 を 兼 は 業 、 し ① て 中 い 間 る 管 。 理 職 や ミ ド ル 社 は 、 そ の ほ と ん ど が 人 材 派 遣 業 と 職 業 ア メ リ カ や イ ギ リ ス の ス タ ッ フ ィ ン グ 会 を 超 え る 長 期 派 遣 も 少 な く な い 。 ま た 、 そ こ で 、 ス タ ッ フ ィ ン グ と は 人 材 ビ ジ ネ ス の 中 で ど ん な 分 野 を 指 す の か 、 一 つ の 業 界 と 見 た 場 合 、 ﹁ ス タ ッ フ ィ ン グ ﹂ と い う 用 語 は 、 日 本 で は ま だ ま だ 一 般 的 に 定 着 し て い る と は い い 難 い 。 ス タ ッ フ ィ ン グ と は ど ん な 業 界 か 【図表 1-3】英国のスタッフィング業界売上高 単位:10億ポンド 30 25 派遣/契約 正社員の職業紹介 20 15 22.59 21.08 10 14.85 13.30 C 17.14 5 0 1.00 1997 / 98 1.15 1998 / 99 1.29 1999 / 00 1.81 2000 / 01 M 1.66 2001 / 02 (年度) Y 出典:REC (採用雇用連盟) − Annual Recruitment Industry Surveys 労働政策の基本論点をまとめたワークスユニバーシティ 第 6 回 請負・派遣 http://www.works-i.com/flow/lm/university6.html Dec. 2003-Jan. 2004 38 二特 W61_38 K Staffing 米欧スタッフィング最新事情 2 Part く コ ア ビ ジ ネ ス に 集 中 で き る と い う 点 が 手 続 き や 労 務 管 理 に 手 を 煩 わ す こ と な 就 か せ る 。 企 業 に と っ て は 従 業 員 の 採 用 労 働 者 を 元 の 企 業 の 就 業 場 所 で 業 務 に 業 が 自 社 の 社 員 と し て 雇 用 し 、 こ れ ら の が い っ た ん 解 雇 し た 労 働 者 を P E O 企 用 が 広 が っ た 。 Dec. 2003-Jan. 2004 二特 W61_39 ン ト 分 野 に 限 ら れ て い る 。 最 も 成 長 が 著 4 ・ 5 % ︶ 、 P E O 、 ア ウ ト プ レ ー ス メ ︵ 対 前 年 比 25 % ︶ 、 法 律 分 野 ︵ 対 前 年 比 長 し て い る の は 人 材 派 遣 の 医 療 分 野 7 % に 留 ま っ て い る ︵ が 約 93 % を 占 め 、 正 社 員 の 紹 介 は 約 ポ ン ド 。 う ち 派 遣 ・ 契 約 労 働 者 の 紹 介 上 高 は 対 前 年 比 5 ・ 1 % 減 の 2 3 0 億 を み る と 、 2 0 0 2 / 2 0 0 3 年 の 売 一 方 、 イ ギ リ ス の ス タ ッ フ ィ ン グ 市 場 待 さ れ る 。 さ れ て お り 、 将 来 的 に は 市 場 の 拡 大 が 期 だ が 、 職 業 紹 介 の 国 家 独 占 解 除 が 検 討 な っ て い る た め 、 市 場 の ほ と ん ど は 派 遣 ラ ン ス で は 職 業 紹 介 分 野 が 国 家 独 占 と 採 用 雇 用 連 盟 ︶ 。 ︵ R E C ︶ T T ︶ 分 野 別 に み る と 、 こ こ 数 年 で プ ラ ス 成 4 % の プ ラ ス 成 長 に 転 じ る と し て い る 。 ﹁ 慎 重 な 楽 観 主 義 ﹂ の 立 場 を と り 、 0 ・ S I A ︶ の 2 0 0 3 年 の 市 場 予 測 は フ ラ ン ス 人 材 派 遣 業 協 会 ︵ ︶ 。 S フ E と 横 ば い 状 態 だ ︵ 1 8 8 億 ユ ー ロ ︵ 対 前 年 比 1 ・ 1 % ︶ 社 ︵ 以 下 、 業 務 、 な ら び に 法 律 分 野 で あ る 。 市派 場遣 のが 拡業 大界 がの 予9 想割 さ占 れめ るる 仏英 Syndicat des Entre- 39 ア日 メ本 リで カ見 でら はれ 成な 長い をP 堅E 持O し い の は 対 前 年 比 25 % の 伸 び を 示 す 、 prises de Travail Temporaire 一 見 、 人 材 派 遣 に 似 た ビ ジ ネ ス だ が 、 人 材 派 遣 の 医 療 分 野 だ ︵ 図 表 1 1 ︶ 。 ま : 両 者 に は 大 き な 違 い が あ る 。 例 え ば 、 人 た 、 同 社 の 2 0 0 3 年 の 予 測 で 、 最 も Staffing Industry Analysis メ リ ッ ト と な り 、 主 に 中 小 企 業 の 間 で 利 成 長 が 予 測 さ れ る の は 、 中 小 企 業 に 支 Recruitment and の 略 で 、 企 業 で 働 く 労 働 P E O と は テ 米国 ク編 ノ ロ ジ ー 進 化 と 再 編 と ⋮ 革 新 続 く - 者 に 関 す る 使 用 者 と し て の 法 律 上 お よ 1 9 9 0 年 代 、 人 材 派 遣 の 発 展 に よ っ て 業 界 全 体 が 隆 盛 し た ア メ リ カ の ス タ ッ フ ィ ン グ だ が 、 Employment Confederation K び 管 理 上 の 責 任 を 引 き 受 け る 事 業 体 を 2 0 0 1 年 以 降 、 経 済 不 況 や テ ロ の 影 響 を 受 け 、 マ イ ナ ス 成 長 に 転 じ た 。 低 迷 を 抜 け 出 す た め に 業 界 で は : Y い う 。 具 体 的 に は 、 企 業 は ま ず 自 己 の 雇 Professional Employer M 用 す る す べ て の ︵ あ る い は ほ と ん ど す べ Organization C て の ︶ 労 働 者 を 解 雇 す る 。 そ し て 、 企 業 ス タ ッ フ ィ ン グ 会 社 の 合 併 や 吸 収 ︵ M & A ︶ が 進 み 、 テ ク ノ ロ ジ ー の 進 化 を 利 用 し た 新 し い ビ ジ ネ ス が 続 出 し て い る 。 長 を 続 け た 後 、 2 0 0 1 年 の 売 上 高 は フ ィ ン グ 市 場 は 1 9 9 7 年 か ら 2 桁 成 っ て 明 る い 兆 し も 見 ら れ る よ う に な り 、 持 さ れ て い る P E O と 人 材 派 遣 の 製 造 同 じ 欧 州 で も フ ラ ン ス の 場 合 、 ス タ ッ 【図表 2-1】VOP ビジネスの成長(1992 年∼ 2003 年) 年 人材派遣の売上高総計に 人材派遣の売上高総計 対するVOP の構成比(%) (単位:10 億ドル) VOP の売上高推計 (単位: 10 億ドル) 2003 8.6 9.3 2002 7.7 9.1 83.7 2001 8.4 10.5 80.2 2000 10.0 11.8 84.8 1999 9.0 11.7 76.8 1998 8.1 11.7 69.6 1997 6.7 10.9 61.8 1996 5.0 9.7 51.5 1995 3.0 6.8 44.1 1994 2.0 5.4 37.0 1993 1.0 3.6 27.8 1992 0.5 2.0 出典: Staffing Industry Analysis Inc. 92.2 25.0 ※ 2003 年と 2002 年は推定値 企業側人事担当マネージャー ニーズ確認&発注 ベンダーマネージャー オーダー確認&各提携ベンダーへの連絡 決定したベンダー 概況報告書作成&履歴書送付 ベンダーマネージャー 書類の確認&企業側マネージャーへの送付 企業側人事担当マネージャー 候補者の確認 候補者の選定 参考: Hartford Technology Services Company, Vendor Management System 上 の 負 担 を 脱 法 的 に 逃 れ よ う と 、 P E が 必 要 で 、 労 災 保 険 法 上 や 失 業 保 険 法 要 な た め 、 労 働 者 保 護 の 観 点 か ら 注 意 ジ ュ ー リ ン グ 、 契 約 の 一 本 化 と い っ た 手 の 調 達 だ け で な く 、 請 求 書 の 統 合 、 ス ケ O P が 広 ま っ て い る 。 V O P で は 人 員 ム が 生 ま れ 、 現 在 で は あ ら ゆ る 業 種 に V ら の 派 遣 社 員 を 一 手 に 管 理 す る シ ス テ か ら 自 社 の 派 遣 社 員 と 他 の 派 遣 会 社 か こ と が 比 較 的 古 く か ら 見 ら れ た が 、 そ こ 社 が 大 量 の 人 員 を 製 造 現 場 に 派 遣 す る 業 の 派 遣 が 活 発 な ア メ リ カ で は 、 派 遣 会 社 員 の 労 務 管 理 が 広 が っ て い る 。 製 造 遣 先 事 業 所 上 で の 派 遣 会 社 に よ る 派 遣 ︶ と 略 さ れ る 派 え 紹 り や 業 業 ま る 介 、 サ 紹 界 テ た 。 の オ ー 介 に ク 手 ン チ の 少 ノ 近 法 ラ に リ な ロ 年 の イ イ ク か ジ ひ ン ン ル ら ー 、 と リ タ ー ぬ の ア つ ク ー タ 影 進 メ と ル ネ ー 響 化 リ し ー ッ も を は カ て テ ト 、 与 ス 定 ィ を 求 え タ で 着 ン 活 職 て ッ は し グ 用 者 い フ V た は し の る ィ O と 職 て 募 。 ン い 業 お 集 職 グ P 入 を 図 っ て い る 。 一 方 、 中 小 の ス タ ッ フ 計 ・ I T ・ 法 律 分 野 を 強 化 し 、 新 規 参 供 を 目 指 す 。 ま た 、 ケ リ ー 社 は 科 学 ・ 会 や 法 律 分 野 な ど で の 幅 広 い サ ー ビ ス の 提 ジ ロ ン 社 の 管 轄 下 に 統 合 し 、 会 計 分 野 す べ て を 同 社 の I T ブ ラ ン ド で あ っ た ア る 。 ア デ コ 社 は 自 社 の 専 門 サ ー ビ ス 部 門 事 務 所 を 買 収 し 、 営 業 力 を 強 化 し て い サ ル テ ィ ン グ 事 業 と 高 所 得 者 向 け 会 計 マ ン パ ワ ー 社 は 過 去 2 年 間 で H R コ ン を 提 供 す る と こ ろ が 増 え て い る 。 例 え ば 、 範 囲 の H R ア ウ ト ソ ー シ ン グ と サ ー ビ ス 会 社 は ワ ン ス ト ッ プ ・ シ ョ ッ プ 化 し 、 広 れ て い る 。 ま た 、 大 手 の ス タ ッ フ ィ ン グ 9 0 年 代 後 半 か ら M & A が 頻 繁 に 行 わ テ ン 社 の 買 収 に 代 表 さ れ る よ う に 、 1 9 大 手 派 遣 会 社 ア デ コ 社 に よ る オ ル ス 広業 範界 囲再 な編 サ、 ーM ビ& スA をが 提進 供み な く な い 。 そ れ は 、 P E O で は ﹁ い っ た 保 険 法 上 の 規 制 を 導 入 し て い る 州 が 少 を 導 入 し て い る 州 、 労 災 保 険 法 や 失 業 新情 し報 い技 ビ術 ジの ネ進 ス化 がが 続影 出響 が 可 能 と な る 。 遣 社 員 の ス キ ル 管 理 、 手 続 き の 簡 素 化 上 、 オ ン ラ イ ン で の 状 況 確 認 、 社 員 や 派 ッ プ 、 コ ス ト の 削 減 、 マ ッ チ ン グ 力 の 向 材 派 遣 業 が 一 時 的 な ︵ が 、 P E O に つ い て は 許 可 制 や 登 録 制 法 は も と よ り 州 法 の 規 制 も ほ と ん ど な い 点 な ど だ 。 ま た 、 人 材 派 遣 の 場 合 、 連 邦 関 係 が 密 接 で 、 長 期 に わ た る こ と が 多 い 企 業 と P E O か ら 派 遣 さ れ る 労 働 者 の P E O の 場 合 に は 、 P E O を 利 用 す る 働 力 の 提 供 を 主 と し て い る の に 対 し て 、 能 性 は あ る 。 和 が 進 め ば 日 本 版 P E O が 出 現 す る 可 で 行 う こ と は で き な い が 、 将 来 、 規 制 緩 す る 労 働 法 上 の 規 制 か ら P E O を 日 本 る 。 現 在 の と こ ろ 、 解 雇 制 限 を は じ め と な く さ れ る 企 業 が 出 て い る の も 事 実 で あ 問 題 も 提 起 さ れ て い る た め 、 撤 退 を 余 儀 め る 声 が 高 ま る 一 方 、 労 災 保 険 法 上 の S の 導 入 に よ り 、 人 員 調 達 の ス ピ ー ド ア ア プ リ ケ ー シ ョ ン シ ス テ ム を 指 す 。 V M 管 理 す る 、 イ ン タ ー ネ ッ ト を 基 盤 と し た S と は 正 社 員 お よ び 非 正 社 員 の 雇 用 を 取 引 ︶ と 融 合 し た の が V M S ︵ 調 達 ︵ イ ン タ ー ネ ッ ト を 利 用 し た 企 業 間 こ う し た V O P が さ ら に 進 化 し 、 e Dec. 2003-Jan. 2004 ︶ で あ る 。 V M ︶ 労 - 続 き の 簡 素 化 が 可 能 で 、 こ う い っ た 点 が ん 労 働 者 を 解 雇 す る ﹂ と い う 手 続 き が 必 Vendor ィ ン グ 会 社 は 収 益 の 高 い 医 療 分 野 や 法 ︵ O を 利 用 す る 企 業 が あ る か ら だ 。 規 制 の Vendor on Premises 企 業 か ら 支 持 さ れ た 。 存 在 に も か か わ ら ず 、 P E O は 成 長 を 堅 temporary 持 し て い る が 、 近 年 、 規 制 の 強 化 を 求 Management System 【図表 2-2】VMS のフロー 40 二特 W61_40 C M Y K Staffing 米欧スタッフィング最新事情 一 括 発 注 で 規 模 の 経 済 が 働 き 、 コ ス ト 顧 客 側 に 立 つ と 、 こ れ ま で ス タ ッ フ で も 死 活 問 題 と な っ て く る は ず で す 。 C M Y K 響 を 受 け る 可 能 性 も 否 定 で き な い 。 保 護 す る 傾 向 が 高 ま っ て い る 欧 州 の 影 41 こ れ を ひ と つ に ま と め れ ば 手 間 が 省 け 、 と す る と 、 契 約 の 手 間 が 煩 雑 に な る 。 の 派 遣 会 社 か ら 派 遣 社 員 を 受 け 入 れ る て い く と 明 確 に な り ま す 。 例 え ば 複 数 理 由 は V O P が 広 ま っ た 理 由 か ら 考 え が 台 頭 し て い る と い う こ と で す が 、 そ の 米 国 の ス タ ッ フ ィ ン グ 業 界 で V M S 望 に 応 え る た め で し ょ う 。 買 収 し た り す る 動 き は 、 こ う い っ た 要 手 が 専 門 特 化 し た 企 業 と 提 携 し た り 、 ら 出 て く る は ず で す 。 ス タ ッ フ ィ ン グ 大 一 本 化 し て ほ し い と い う 要 望 が 顧 客 か と 契 約 を す る の は 面 倒 な こ と 。 窓 口 を で す が 、 い く つ も の ス タ ッ フ ィ ン グ 企 業 い く か が 、 日 本 の ス タ ッ フ ィ ン グ 企 業 通 じ て 派 遣 社 員 の 能 力 を い か に 高 め て 時 代 に な っ て き て い ま す 。 教 育 な ど を は 、 派 遣 社 員 に も 専 門 性 が 求 め ら れ る 値 を 生 み 出 そ う か と 競 争 し て い る 中 で れ ば 、 企 業 が い か に 他 と 違 っ た 付 加 価 て く る 。 ス タ ッ フ ィ ン グ 企 業 側 か ら 見 は 主 流 で は な い が 、 派 遣 社 員 の 権 利 を 在 の と こ ろ 、 こ う し た 動 き は ア メ リ カ で 訴 え る 団 体 の 存 在 も 無 視 で き な い 。 現 社 員 の 法 的 保 護 を 訴 え 、 規 制 の 強 化 を き も あ る 。 派 遣 社 員 に 代 表 さ れ る 非 正 界 だ が 、 一 方 で 業 界 拡 大 を 懸 念 す る 向 職 活 動 の 一 手 段 で あ る こ と を 示 す デ ー っ て い ま す 。 こ れ も 米 国 で は 派 遣 が 求 が な い と い う こ と は ま ず あ り え ま せ ん 。 定 の 職 種 の 派 遣 や 職 業 紹 介 し か ニ ー ズ あ る 程 度 の 規 模 の 企 業 に な れ ば 、 特 ッ ト メ ン ト を 引 き 出 す か が 重 要 と な っ 形 態 に か か わ ら ず 、 い か に や る 気 や コ ミ か し 相 手 は や は り 人 間 で す か ら 、 雇 用 る い 兆 し も み え て い る ス タ ッ フ ィ ン グ 業 ス に 転 じ つ つ も 、 2 0 0 3 年 か ら 再 び 明 以 降 は 経 済 不 況 や テ ロ の 影 響 で マ イ ナ タ と い え ま す 。 派 遣 期 間 を 比 較 す る と 、 米 国 が 短 く な が あ り ま す 。 例 え ば 日 米 の 派 遣 社 員 の る 労 働 者 と 認 識 さ れ て き た と い う 経 緯 ろ 派 遣 社 員 は 求 職 活 動 の プ ロ セ ス に い ︵ 紹 介 予 定 派 遣 ︶ が 普 及 す る な ど 、 む し 派 遣 を と っ て み て も 、 テ ン プ ト ゥ パ ー ム 本 ほ ど は 雇 用 の 保 障 は 求 め ら れ ま せ ん 。 一 方 米 国 で は 、 正 社 員 で あ っ て も 日 惑 も 働 い て い る の だ と 思 い ま す 。 状 況 を 把 握 し 、 効 率 化 し よ う と い う 思 V M S 導 入 を 機 に 、 人 事 部 門 が 全 社 の な ど 、 把 握 も コ ン ト ロ ー ル も で き ま せ ん 。 い い る の か 、 コ ス ト は ど う な っ て い る か 人 事 部 門 は 全 社 で 派 遣 社 員 が ど の く ら る 形 が 主 流 で す 。 そ う な る と ス タ ッ フ の 遣 の 採 用 も ラ イ ン が す べ て を 取 り 仕 切 よ う に 考 え ら れ て い た 節 が あ り ま す 。 し っ て い れ ば ﹂ な ど と 部 品 の 調 達 と 同 じ ィ ン グ が 扱 う 人 材 調 達 は 、 ﹁ 頭 数 が そ ろ Dec. 2003-Jan. 2004 二特 W61_41 と い う 意 味 合 い が 強 く な り ま す 。 非 正 規 社 員 の 雇 用 は 、 雇 用 調 整 の 手 段 そ れ を 避 け る た め に も 、 派 遣 社 員 な ど が 固 定 費 化 し や す く な る わ け で す が 、 強 く 求 め ら れ ま す 。 そ の 結 果 、 人 件 費 で は 特 に 正 社 員 に 対 し 、 雇 用 の 保 障 が を 踏 ま え て お く こ と が 重 要 で す 。 日 本 ま ず 日 米 に お け る 雇 用 の あ り 方 の 違 い ら 、 日 本 が 学 べ る こ と を 考 え る 場 合 、 米 国 の ス タ ッ フ ィ ン グ 業 界 の 状 況 か ラ イ ン の 力 が 強 く 、 大 き な 企 業 ほ ど 派 な る の で し ょ う 。 ま た 、 米 国 企 業 で は こ う し て V M S へ の 移 行 が 進 む こ と に を 比 較 し 、 契 約 す る 手 間 は 軽 減 で き る 。 達 す れ ば 、 複 数 の 派 遣 会 社 の 人 材 情 報 下 す る 心 配 が あ り ま す 。 ま た I T が 発 か ず 、 料 金 は 高 く つ き 、 人 材 の 質 は 低 独 占 的 な 契 約 を 結 ぶ と 、 競 争 原 理 が 働 広 ま っ た 理 由 で し ょ う 。 一 方 で 1 社 と ダ ウ ン に も つ な が る 。 こ れ ら が V O P の 樋 口 美 雄 氏 ︵ 慶 応 義 塾 大 学 商 学 部 教 授 ︶ ス社 タ員 ッの フ能 ィ ン力 グを 企い 業か のに 死高 活め 問る 題か が ひぐち・よしお 慶応義塾大学商学部教授 厚生労働省労働政策審議会委員・民 間需給制度部会長 1952 年生まれ。専門は労働経済学。 米国コロンビア大学経済学部客員研 究員、一橋大学経済研究所客員教授、 オハイオ州立大学経済学部客員教授 などを歴任。著書は『雇用と失業の 経済学』(日本経済新聞社)『日本経 済と就業行動』(東洋経済新報社) など。 い 業 サ り 程 基 る の ど の ト ビ 場 下 は 90 る 紹 ー 40 度 づ 。 ニ 、 プ 作 ス し げ 、 オ 年 。 介 ビ 時 と き 料 ー 職 ロ 成 で た 圧 景 ン 会 ス 間 な 、 金 ズ 業 フ 、 あ 、 力 気 デ 代 社 は を っ 1 体 に 紹 ィ 人 る 職 を 後 マ に 大 も 確 要 て 時 系 合 介 ー 物 。 業 受 退 ン 料 実 す い 間 は わ の ル の 具 紹 け で ド き る る あ 時 せ プ 作 フ 体 介 顧 ・ く 金 に 増 と 。 た 間 た ロ 成 ァ 的 機 た 客 成 リ こ 体 え 通 り 制 サ セ と イ に 長 系 て い う 常 50 や ー ス ス ル は 能 と 企 ク し を お 。 サ ご ク サ 、 の な 業 ル プ 、 変 り オ ー ∼ ロ ビ と リ ー 候 切 ど か ー 2 更 、 ン チ 1 ジ ス に ー チ 補 り を ら テ 0 し 大 デ 1 0 ェ を 顧 ニ 、 者 売 背 料 ィ 0 始 手 マ 件 0 ク 提 客 ン 候 の り 景 金 ン 1 め の ン あ ド ト 供 企 グ 補 リ サ に の グ 年 て 職 ド た ル に す 業 な 者 ス ー 登 値 と 値職 下業 げ紹 圧介 力の 背切 景り に売 登り 場が て い る 。 律 分 野 な ど に 特 化 す る 傾 向 が 強 く な っ Part て 、 フ ル タ イ ム の ポ ス ト に つ い て 情 報 ● 使 用 者 は 有 期 雇 用 の 契 約 社 員 に 対 し み 、 異 な る 取 扱 い も 認 め ら れ る 。 だ し 労 働 時 間 の 差 に 比 例 す る 場 合 の な 取 扱 い を す る こ と は 許 さ れ な い 。 た 理 由 な く 常 用 雇 用 の 正 社 員 よ り 不 利 ﹁ ● は 指 99 査 内 る 大 0 性 派 化 有 、 令 年 研 部 に に 年 に 遣 が E が 6 究 労 至 対 代 対 社 進 U 期 採 月 報 雇 っ 応 の す 員 行 構 択 に 告 働 た す こ る な し 成 用 市 さ は ﹂ る と 認 ど 、 国 の 場 。 ︵ た だ 識 の パ で れ 、 ︵ 契 の 財 ー て 有 2 め 。 が 雇 ト 雇 約 0 現 こ 高 い ︶ 用 、 社 る 期 0 状 企 法 う ま ・ タ 用 員 イ ・ し っ 。 雇 2 と 業 に 主 用 年 課 活 規 た た 就 マ 就 制 雇 の 業 ー 業 対 な に 度 題 し 内 関 ︶ に 力 が 用 は 形 、 形 、 容 す に 関 研 模 形 、 態 契 態 正 と る よ す 究 索 態 1 の 約 の 当 し E る る 所 さ の 9 重 社 多 て U と 調 の れ 拡 9 要 員 様 な 、 、 い 。 こ の よ う に ﹁ 均 等 待 遇 ﹂ と い う 考 え 沿 っ た 国 内 法 を 整 備 し な け れ ば な ら な 法 や 判 例 、 労 働 協 約 に よ っ て 、 指 令 に U 構 成 国 は 定 め ら れ た 期 限 ま で に 、 立 る 。 E U 指 令 は い っ た ん 発 効 す る と 、 E べ た 場 合 の 不 利 益 な 取 扱 い を 禁 じ て い ら 発 効 。 契 約 社 員 と 同 様 、 正 社 員 と 比 の 合 意 と か か わ る 指 令 ﹂ が 98 年 1 月 か イ ム 労 働 の 枠 組 み に 関 す る 欧 州 労 使 間 る 期 間 が か な り 短 く 設 定 さ れ た 点 だ 。 な い と い う よ う に 、 例 外 と し て 認 め ら れ の 6 週 間 に 限 っ て 均 等 待 遇 の 対 象 と し る 必 要 が あ る と い う 点 。 も う 一 点 は 最 初 な く 、 派 遣 先 の 正 社 員 の 待 遇 に 合 わ せ の 均 等 待 遇 と は 、 派 遣 元 の 正 社 員 で は ポ イ ン ト は 2 点 あ る 。 ひ と つ は こ の 場 合 社 員 と の 均 等 待 遇 を 求 め て い る が 、 そ の 派 遣 社 員 に 関 す る E U 指 令 案 も 、 正 パ ー ト タ イ マ ー に つ い て も ﹁ パ ー ト タ 派議 遣論 労は 働い のま Eだ Uに 指継 令続 派均 遣等 期待 間遇 での 意適 見用 割除 れ外 るは な ど が 定 め ら れ て い る 。 ッ プ 、 職 業 能 力 の 向 上 、 お よ び 職 業 な ど を 提 供 す る 義 務 や 、 キ ャ リ ア ・ ア い 内 な っ そ る 容 る た の 。 に が の 適 つ 、 が 用 い 派 派 範 て 遣 遣 囲 は 社 社 を 、 員 員 広 い を へ ま の げ だ め 適 て に ぐ 用 き 議 る と た 論 E い 。 が U う 最 続 指 こ 後 い 令 と に て の に 残 方 は パ ー ト タ イ マ ー 、 契 約 社 員 へ と 順 次 す る 義 務 を 負 う 。 上 の 流 動 化 促 進 の た め の 訓 練 を 提 供 欧 州 の ス タ ッ フ ィ ン グ 業 界 に ど ん な 影 響 を 及 ぼ し て い る の か を 報 告 す る 。 パ ー ト 3 で は 派 遣 労 働 に 関 す る E U 指 令 を め ぐ る 議 論 の 経 過 や フ ラ ン ス の 国 内 施 策 を 題 材 に 、 均 等 待 遇 と い う 考 え 方 が 、 だ が 、 E U 各 国 の 派 遣 に 対 す る 思 惑 の 違 い も あ り 、 指 令 の 採 択 は い ま だ な さ れ な い ま ま だ 。 派 遣 社 員 に つ い て も 同 様 の 施 策 ︵ E U 指 令 ︶ を 定 め よ う と し て い る 。 E U は こ の 考 え 方 に 基 づ き 、 非 正 社 員 の う ち 、 す で に 契 約 社 員 や パ ー ト タ イ マ ー を 保 護 す る 施 策 を 打 ち 出 し て お り 、 ﹁ 均 等 待 遇 ﹂ と は 、 雇 用 形 態 に か か わ ら ず 、 同 じ 仕 事 を す る 労 働 者 に は 同 じ 賃 金 、 同 じ 待 遇 で 報 い る べ き だ と い う 考 え 方 だ 。 3 均 欧州 編 等 待 遇 が 業 界 に 与 え る イ ン パ ク ト C M Y Dec. 2003-Jan. 2004 42 二特 W61_42 K Staffing 米欧スタッフィング最新事情 【図表 3-2】フランスにおける常用換算若年派遣労働者数の推移(人) 【図表 3-1】フランスにおける派遣と就業へのアクセス 派遣開始前 250000 220019 派遣稼動期 219164 派遣経験後 1999年6月 200000 179346 6カ月後 2000年1月 9% 1年後 2000年6月 7% 14% 24% 158684 9% 59% 150000 12% 125468 100000 102600 100% 99110 48% 3% 3% 41% 27% 50000 14% 8% 失業者 有期雇用契約 派遣労働者 資料出所: SETT / CSA(世論調査会社)調査 2000 年 10 月 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 9% 7% 6% 無期雇用契約 学生 その他 資料出所: MES-DARES(雇用省調査統計局) ー レ ベ ル の 者 が 派 遣 社 員 に は 多 い こ と も こ の 協 約 で は 、 ま ず 人 材 派 遣 会 社 の C M Y K ど 、 双 方 と も メ リ ッ ト は 高 い と し て い る 。 と な っ て い る 。 そ の 背 景 に は 、 エ ン ト リ い た が 、 新 協 約 で も 2 割 程 度 低 い 水 準 正 社 員 に 比 べ て 約 3 割 低 い と い わ れ て ま で ド イ ツ に お け る 派 遣 社 員 の 賃 金 は 、 が あ っ て も 指 令 案 に は 違 反 し な い 。 こ れ と 派 遣 社 員 の 間 に あ る 程 度 の 待 遇 格 差 ら な い が 、 労 働 協 約 さ え 結 べ ば 、 正 社 員 と 派 遣 社 員 の 待 遇 は 均 等 で な け れ ば な 約 か ら 失 業 者 ま で 対 象 を 拡 大 し た 。 み を 対 象 に 実 施 さ れ て い た の を 、 こ の 協 ー ビ ス を 提 供 し て い る 。 も と は 若 年 者 の 契 約 ︵ P A R E ︶ を 結 び 、 求 職 者 に サ 支 援 に つ い て 相 互 に 協 力 す る 3 年 間 の 約 で は 、 失 業 保 険 制 度 に お け る 再 就 職 タ ッ フ ィ ン グ 会 社 の ア デ コ 社 と の 国 家 協 2 0 0 2 年 10 月 の A N P E と 大 手 ス 職 業 人 の 養 成 が で き る こ と や 求 人 増 な 企 業 が 求 め る 求 職 者 ニ ー ズ に 対 応 し た 求 職 者 マ ー ケ ッ ト の 拡 大 、 A N P E は 職 率 は 85 % に の ぼ る 。 人 材 派 遣 会 社 は 同 社 が 職 業 訓 練 を 実 施 し た 失 業 者 の 就 な ど 、 多 く の 実 績 を あ げ て い る ﹂ と い う 。 遣 労 働 を 経 て 、 就 職 す る こ と が で き た 例 選 出 。 グ ル ー プ で の 職 業 訓 練 を 行 い 、 派 43 派 遣 社 員 に 関 す る E U 指 令 案 の 例 外 条 れ て い る 。 小 嶌 氏 は 、 こ の 労 働 協 約 に は し 市 場 の ニ ー ズ に 応 じ た 職 業 訓 練 の 提 両 者 が パ ー ト ナ ー と な っ て 、 求 職 者 に 対 P E ︵ 公 共 職 業 紹 介 所 ︶ が 協 約 を 結 び 、 フ ラ ン ス で は 、 人 材 派 遣 会 社 と A N 当 で あ る ト リ ス タ ン ・ ダ ヴ ェ ザ ッ ク ・ 率 良 く 実 施 さ れ る 。 ア デ コ 社 の P R 担 を す る 。 訓 練 に つ い て は 、 両 者 に よ り 効 者 の 足 り な い ス キ ル を 見 極 め 、 職 業 訓 練 約 が 優 先 さ れ る ﹂ と い う 例 外 条 項 が あ る 。 つ い て 労 働 協 約 が 結 ば れ て い る 場 合 、 協 E U 指 令 案 に は ﹁ 派 遣 社 員 の 待 遇 に 行 さ れ て い る 事 例 に 注 目 し て み よ う 。 内 容 は 契 約 ご と に 異 な る が 、 現 在 、 実 供 や 、 求 人 情 報 を 提 供 し て い る 。 協 約 業 者 の 中 か ら 私 た ち が 素 養 の あ る 者 を ー タ 60 人 の 求 人 が あ り 、 A N P E の 失 ド ・ モ ラ ン 氏 は 、 ﹁ 例 え ば 銀 行 で オ ペ レ Dec. 2003-Jan. 2004 二特 W61_43 項 が 影 響 し て い る と 説 明 す る 。 つ ま り 、 指 令 案 本 来 の ル ー ル で は 正 社 員 結 べ ば 、 均 等 待 遇 の 適 用 除 外 が 認 め ら の 改 正 派 遣 法 で は 、 労 使 が 労 働 協 約 を 発 効 の 労 働 協 約 を 結 ん だ 。 ま た 、 ド イ ツ 賃 金 や 待 遇 に つ い て 、 2 0 0 4 年 1 月 こ に 移 っ て き て い る の で す ﹂ ︵ 小 嶌 氏 ︶ 民失 間業 と者 国を が減 二ら 人す 三た 脚め フ ィ ー ル を 送 り 、 人 材 派 遣 会 社 は 失 業 N P E が 人 材 派 遣 会 社 に 失 業 者 の プ ロ 告 が A N P E に 貼 り 出 さ れ る 。 ま た A 団 体 と 主 要 な 労 働 組 合 が 、 派 遣 社 員 の 具 体 的 に は 、 人 材 派 遣 会 社 の 求 人 広 例 え ば ド イ ツ で は 、 人 材 派 遣 業 界 の 法 の レ ベ ル に 近 づ け ら れ る か 、 争 点 は そ ン で は な い よ う だ 。 も ﹁ 絶 対 阻 止 、 廃 案 に せ よ ﹂ と い う ト ー め て い る ﹂ と い う 。 た だ 、 反 対 と い っ て 6 カ 月 間 を 適 用 除 外 期 間 と す る よ う 求 リ ス の 経 営 者 団 体 は 1 年 間 、 ド イ ツ は 外 す る か で 意 見 が 分 か れ て お り 、 ﹁ イ ギ 派 遣 社 員 に つ い て 均 等 待 遇 の 適 用 を 除 嶌 典 明 教 授 に よ る と 、 ど の 程 度 の 期 間 、 労 働 問 題 に 詳 し い 大 阪 大 学 大 学 院 の 小 イ ツ な ど 4 カ 国 が 反 対 し て い る 。 E U の ︵ 11 月 に 一 部 修 正 ︶ に は 、 イ ギ リ ス や ド E U 指 令 案 の 内 容 を 、 ど う す れ ば 国 内 費 の 急 上 昇 な ど 環 境 の 激 変 は 避 け た い 。 す る 動 き が み ら れ る の で す 。 た だ 、 人 件 指 令 の 採 択 を 待 た ず に 、 国 内 法 を 整 備 れ だ と E U 各 国 は み て い る 。 だ か ら E U 等 待 遇 の 原 則 適 用 も 、 避 け ら れ な い 流 員 へ の 適 用 の よ う に 、 派 遣 社 員 へ の 均 は 盛 り 込 ま れ て い る 。 ﹁ パ ー ト や 契 約 社 れ る 一 方 で 、 均 等 待 遇 の 原 則 も そ こ に 改 正 。 派 遣 労 働 に 関 す る 規 制 が 緩 和 さ ド イ ツ は 2 0 0 2 年 11 月 に 派 遣 法 を を 組 ん で い る 。 求 人 情 報 が 提 供 さ れ る な ど 、 協 力 体 制 報 が 提 供 さ れ 、 派 遣 会 社 か ら は 派 遣 の は 、 A N P E か ら 正 社 員 な ど の 求 人 情 仕 組 み に な っ て い る 。 求 人 情 報 に つ い て 職 者 に 身 に つ け さ せ 、 就 職 さ せ る と い う 求 め る 職 能 ニ ー ズ に 対 応 し た ス キ ル を 求 な さ れ る 。 次 の ス テ ッ プ と し て 、 企 業 が の 見 極 め と 適 性 の 評 価 ︵ E C C P ︶ が そ派 の遣 後会 の社 就が 職失 率業 は者 8 5を %訓 に練 2 0 0 2 年 3 月 に 公 表 さ れ た 指 令 案 影 響 し て い る と い う 。 各 事 業 所 で 、 求 職 者 に 対 す る 職 業 能 力 【図表3-3】フランスにおける若年者向け派遣業務と訓練による 職業資格取得契約 職業訓練6カ月前の就業形態 職業訓練6カ月後の就業形態 6% 3% 26% 23% 10% 11% 7% 32% 46% 36% 派遣 無期雇用契約 有期雇用契約 失業者 その他 資料出所: FAF-TT(派遣労働訓練保険基金) ︵ 6 % ︶ と 変 化 し た 。 1 年 後 に は 24 % が 職 業 訓 練 や 紹 介 機 能 は 飛 躍 的 に 向 上 し と い う 共 通 の 認 識 が 生 ま れ 、 連 携 に よ る 求 職 者 の 再 就 職 の た め に 最 善 を 尽 く す い こ と も あ っ た と い う が 、 現 在 は と も に 識 が 曖 昧 で 協 力 体 制 が う ま く 機 能 し な N P E と 人 材 派 遣 会 社 、 互 い の 役 割 認 用 し て い る 。 プ ロ グ ラ ム 開 始 当 初 は 、 A も の で 、 派 遣 と い う 雇 用 形 態 を 有 効 活 で 、 残 り の 75 % は 派 遣 で 就 業 す る と い う や 外 部 の 訓 練 機 関 を 利 用 し た 職 業 訓 練 訓 練 と は 全 期 間 の う ち 25 % は 派 遣 会 社 た 者 は 半 数 を 超 え る ︵ 図 表 3 3 ︶ 。 交 互 半 年 後 に 正 社 員 ま た は 契 約 社 員 と な っ 互 訓 練 を 利 用 し て 職 業 資 格 を 取 得 し て 、 よ る と 、 職 業 資 格 取 得 契 約 を 結 び 、 交 ︵ 3 % ︶ 、 契 約 社 員 ︵ 3 % ︶ 、 学 生 ︵ 27 % ︶ 、 る 前 の 形 態 が 、 失 業 者 ︵ 59 % ︶ 、 正 社 員 ル レ ポ ー ト に よ る と 、 派 遣 就 業 に 入 職 す ︵ フ ラ ン ス 人 材 派 遣 業 協 会 ︶ の ア ニ ュ ア が 、 高 い 効 果 を 挙 げ て い る 。 S E T T 社 員 と し て 就 職 す る テ ン プ ト ゥ パ ー ム が 作 ら れ た 。 プ ト ゥ パ ー ム を 経 て 就 職 さ せ る よ う 制 度 イ ツ で も フ ラ ン ス に 習 い 、 失 業 者 に テ ン 高 く 、 再 就 職 の 道 も 開 け る 、 と い う 。 ド き つ づ け る こ と が 、 職 業 訓 練 上 の 効 果 も い ほ ど 、 再 就 職 は 難 し く な る 。 現 場 で 働 い う 。 労 働 市 場 か ら 離 れ て い る 時 間 が 長 業 に 就 か せ る こ と は 、 最 も 効 果 が 高 い と ッ プ ・ サ ル 氏 に よ る と 、 失 業 者 を 派 遣 就 ヴ ェ デ ィ オ ー ル ビ ス 社 C E O の フ ィ リ 基 金 の 調 査 ︵ F A F T T 2 0 0 1 ︶ に は 派 遣 労 働 で あ る 。 派 遣 労 働 訓 練 保 険 S 者 全 0 る 入 2 ︶ 。 が 体 0 。 職 派 占 の 1 常 経 遣 0 め 36 年 用 路 は 0 る ・ に 換 の 若 0 ︵ 4 は 算 ひ 年 年 図 % 約 派 と 者 で 表 は 22 遣 つ に は 3 25 万 労 と と 、 2 歳 人 働 し っ 4 M 未 で 者 て て 人 E 満 、 数 活 、 に S の 派 で 用 正 1 人 D 若 遣 み さ 社 が A 年 労 る れ 員 初 R 労 働 と て へ 職 E 働 者 2 い の - た 。 こ の よ う に 、 国 と ス タ ッ フ ィ ン グ 会 そ の 他 ︵ 8 % ︶ で あ っ た 者 が 、 派 遣 就 業 - 社 の 連 携 に よ る 人 材 養 成 は 大 き な 成 果 を 経 た 6 カ 月 後 に は 、 失 業 者 ︵ 9 % ︶ 、 Dec. 2003-Jan. 2004 ま た 、 フ ラ ン ス で は 、 派 遣 就 業 を 経 て 1 ・ 10 ︶ 。 技 能 認 証 な ど で 国 家 協 約 を 結 ん で い る 。 な ど の 大 手 人 材 派 遣 会 社 も 職 業 訓 練 や ア デ コ 社 以 外 に も ヴ ェ デ ィ オ ー ル ビ ス 社 す る 傾 向 も 高 い ︵ C S A 調 査 2 0 0 生 が 就 職 の 手 段 と し て 人 材 派 遣 を 利 用 正 社 員 と な っ た と い う ︵ 図 表 3 1 ︶ 。 学 - を 挙 げ て い る 。 正 社 員 ︵ 14 % ︶ 、 契 約 社 員 ︵ 9 % ︶ 、 派 - 最 近 フ ラ ン ス で は 国 家 が 独 占 し て い - た 職 業 紹 介 の 解 禁 が 検 討 さ れ て い る こ 遣 社 員 ︵ 48 % ︶ 、 学 生 ︵ 14 % ︶ 、 そ の 他 派若 遣者 交の 互2 5 訓% 練、 経初 て職 社は 員派 に遣 C M Y 44 二特 W61_44 K Staffing 米欧スタッフィング最新事情 E U 指 令 も 、 大 き な 抵 抗 を 受 け ず に 採 員 と 正 社 員 と の 間 の 均 等 待 遇 を 求 め る 等 法 で は 、 募 集 、 採 用 、 配 置 、 昇 進 、 99 年 に 施 行 さ れ た 改 正 男 女 雇 用 機 会 均 一 歩 ず つ 進 む べ き は な い で し ょ う か 。 け て 、 日 本 な り の 方 法 を 模 索 し な が ら 、 こ と も あ っ て 、 パ ー ト タ イ マ ー や 契 約 社 考 え 方 を 受 け 入 れ や す い 素 地 が あ っ た 欧 州 に は こ の よ う に 均 等 待 遇 と い う 男 女 の 問 題 を 例 に と っ て み ま し ょ う 。 待 遇 を 実 現 す る こ と は 難 し い で し ょ う 。 い え ま す 。 日 本 も 均 等 待 遇 の 実 現 に 向 は 、 将 来 の 目 標 と し て は 正 し い 方 向 と 受 け 入 れ ら れ や す い わ け で す 。 違 っ て も 適 用 す べ き だ ﹂ と い う 発 想 が か ら 、 ﹁ 均 等 待 遇 の 原 則 は 、 雇 用 形 態 が ば 同 じ 賃 金 が 支 払 わ れ て い る わ け で す 会 社 が 違 っ て も 、 同 じ 仕 事 を し て い れ け 入 れ や す い も の と な り ま す 。 も と も と に あ れ ば 、 均 等 待 遇 と い う 考 え 方 も 受 の ま ま ま ね す る だ け で は 、 日 本 で 均 等 え 、 E U 各 国 が 実 施 し て い る 施 策 を そ の よ う に 大 き な 違 い が あ り ま す 。 そ れ ゆ め 方 一 つ と っ て も 、 欧 州 と 日 本 で は こ じ で も 千 差 万 別 と な り ま す 。 賃 金 の 決 の 結 果 、 賃 金 や 待 遇 は 業 種 、 職 種 が 同 業 ご と に 経 営 側 と 交 渉 を し て い る 。 そ 労 使 の 話 し 合 い も 個 別 企 業 の 労 組 が 企 る な ら 同 じ 待 遇 を 得 ら れ る ﹂ と い う の 用 形 態 が 違 っ て も 、 同 じ 仕 事 を し て い ぐ に は 難 し い と 思 い ま す 。 で す が 、 ﹁ 雇 日 本 で 均 等 待 遇 を 実 現 す る の は 、 す 減 ら す こ と に な る か も し れ ま せ ん 。 遣 社 員 を 利 用 し な く な り 、 雇 用 機 会 を め た と し ま す 。 コ ス ト 高 か ら 企 業 が 派 を 、 派 遣 先 と 均 等 に す る よ う 法 律 で 定 や 待 遇 は ほ ぼ 同 一 と な る の で す 。 一 な ら 、 ど の 会 社 に 勤 め て い て も 賃 金 が 多 い 。 結 果 、 地 域 、 業 種 、 職 種 が 同 本 的 に 企 業 ご と に 決 め ら れ て い ま す 。 対 し て 、 日 本 の 場 合 、 賃 金 や 待 遇 は 基 を 決 定 す る 仕 組 み が 欧 州 に は あ る の に こ の よ う に 地 域 、 業 種 、 職 種 で 賃 金 制 し て も 意 味 が な い 。 派 遣 社 員 の 待 遇 い え ま せ ん 。 そ れ で は 、 い く ら 法 律 で 規 に お い て は コ ン セ ン サ ス を 得 て い る と は 遇 ﹂ と い う 考 え 方 は 、 依 然 と し て 日 本 こ う し た 労 働 協 約 の 仕 組 み が ベ ー ス 未 組 織 労 働 者 に も 拡 張 適 用 さ れ る こ と 定 め ら れ た 賃 金 や 待 遇 の 取 り 決 め は 、 さ れ た 労 組 と な り ま す 。 協 約 に よ っ て ご と の 労 組 で は な く 、 産 業 ご と に 組 織 こ の 場 合 労 働 側 を 代 表 す る の は 、 企 業 種 ご と に 労 働 協 約 と し て 定 め ら れ ま す 。 遇 は 労 使 が 話 し 合 い 、 地 域 、 業 種 、 職 ば フ ラ ン ス や ド イ ツ の 場 合 、 賃 金 や 待 く 影 響 し て い る よ う に 思 い ま す 。 例 え 金 や 待 遇 が 決 定 さ れ る 仕 組 み が 、 大 き ょ う か 。 労 働 協 約 に よ っ て 労 働 者 の 賃 え 方 が 広 く 受 け 入 れ ら れ て い る の で し な ぜ 欧 州 各 国 で は 均 等 待 遇 と い う 考 間 が か か っ て い る 理 由 で す 。 な 修 正 を 求 め て い る こ と も 、 採 択 に 時 と い っ た E U 内 の 大 国 が 指 令 案 の 大 幅 が あ っ た の で し ょ う 。 ド イ ツ や イ ギ リ ス と が 本 当 に 可 能 な の か 、 と い っ た 疑 問 け れ ば な ら な い の か 、 そ も そ も そ ん な こ い な い 者 の 賃 金 や 待 遇 ま で 均 等 に し な し て い る と 思 い ま す 。 な ぜ 自 ら が 雇 っ て 雇 っ て い な い ﹂ と い う 点 が 大 き く 関 係 用 者 か ら み て ﹁ 派 遣 社 員 は 自 分 た ち で 択 に 時 間 が か か っ て い ま す 。 こ れ は 使 社 員 に 関 す る E U 指 令 は 、 ず い ぶ ん 採 択 さ れ て き ま し た 。 そ れ に 比 べ る と 派 遣 い 時 間 を 必 要 と し た の も 事 実 で す 。 し た 考 え 方 が 社 会 に 定 着 す る に は 、 長 を 得 た と み て よ い で し ょ う 。 た だ 、 こ う と い う 考 え 方 は 、 ほ ぼ 国 民 全 体 の 合 意 配 置 や 昇 進 に 差 を つ け て は い け な い ﹂ 格 差 は み ら れ る も の の 、 ﹁ 性 別 を 理 由 に の で す 。 実 際 の 社 会 で は ま だ 男 女 間 に 違 い の 理 由 と す る こ と が 難 し く な っ た 容 が 男 女 間 で 異 な る こ と を 労 働 条 件 の 禁 止 さ れ ま し た 。 そ の 結 果 、 仕 事 の 内 で 女 性 で あ る こ と を 理 由 と す る 差 別 が 教 育 訓 練 な ど 雇 用 管 理 の す べ て の 場 面 他 方 、 ﹁ 雇 用 形 態 に 関 わ ら な い 均 等 待 派遣労働者の労働条件に関するEU 指令案 (2002 年 3月提出) <一部抜粋> (差別禁止の原則) 第5条 派遣期間中の派遣労働者は、先任権を含む基本的労働 条件に関して、派遣先事業所の比較対象労働者と少なくとも同程 度に良好な取扱いを受けるものとする。ただし、異なった取扱い を行うことが客観的理由によって正当化される場合はこの限りで ない。また、それが適当である場合には、比例原則が適用される。 2 加盟国は、派遣元事業所と常用雇用の契約を締結した派遣 労働者が派遣されていない期間においても賃金を継続して支払わ れる場合には、第1項の原則を適用しないことができる。 (3以 下、省略) C M Y K (常用雇用に就く機会) 第6条 派遣労働者は、派遣先事業所に常用雇用者の欠員が生 じた場合、当該事業所の他の労働者と同様に欠員情報の提供を受 ける機会を与えられるものとする。 2 加盟国は、派遣期間終了後の派遣先事業所と派遣労働者と の雇用契約又は雇用関係の成立を禁止し、これを妨げるような条 項を無効とするか、無効と宣言されるようにするための必要な措 置を講じなければならない。 45 Dec. 2003-Jan. 2004 二特 W61_45 3 派遣元事業所は、派遣先事業所への就職の対価として、労働 者からいかなる手数料も徴収してはならない。 4 派遣先事業所が福利厚生施設を提供する場合、これにアクセ スすることが派遣労働者にも認められなければならない。ただし、 これを認めないことに客観的理由がある場合はこの限りでない。 5 加盟国は、それぞれの国の伝統及び国内慣行にしたがって、 次に掲げる事項の実現を図るために適切な措置を講じ、又は労使 を代表する団体間における協議を促進するものとする。 − 派遣元事業所における派遣労働者のキャリア開発及びエン プロイアビリティ(就業可能性)の向上を図るための職業訓練 の機会を、派遣期間中であると否とを問わず、増やすこと。 − 派遣先事業所が労働者のために行っている職業訓練を、派 遣労働者が受ける機会を増やすこと。 (藤川恵子・小嶌典明 訳) なお、2002 年 12 月にはさらに派遣労働者を保護するEU 指令 修正案が出されている。このため、EU の全派遣労働者の3 分の2 にあたる約 70 万人が就労しているイギリスでは、労働市場への 影響を懸念した企業と政府がEU 指令案に警戒心を強め、適用除 外を検討している。 い と こ ろ だ 。 動 か さ れ て い る 。 今 後 の 動 向 に 注 目 し た 小 嶌 典 明 氏 ︵ 大 阪 大 学 大 学 院 教 授 ︶ 日均 本等 は待 独遇 自受 のけ 道入 模れ 索や をす い 欧 州 こじま・のりあき 大阪大学大学院 法学研究科教授 1952 年生まれ。専門は労働 法、労使関係。労働市場お よび労使関係をめぐる法政 策のあり方が研究テーマ。 富山大学経済学部助教授、 大阪大学法学部助教授など を経て、99 年から現職。著 書は『現代労働法講義』 (共著、八千代出版)、『講 座 21 世紀の労働法』第 8 巻 (共編著、有斐閣)、『目で 見る労働法教材第 2 版』(共 編著、有斐閣)など。 等 待 遇 ﹂ の 議 論 の 方 向 性 に よ っ て 揺 り 紹 介 の 官 民 連 携 、 E U 指 令 に よ る ﹁ 均 の 法 改 正 や 規 制 改 革 、 職 業 訓 練 と 職 業 欧 州 で は 、 眠 っ て い た 市 場 が 、 各 国 こ と だ と い え る だ ろ う 。 い 間 培 っ た 双 方 の 信 頼 関 係 が 成 し 得 た 市 場 は 拡 大 す る と 思 わ れ る 。 こ れ は 、 長 と を 見 て も 、 近 い 将 来 、 ス タ ッ フ ィ ン グ Staffing 米欧スタッフィング最新事情 と 1 9 7 5 の ニ ッ チ サ イ ト に 再 編 さ れ 、 ワークス研究所 主任研究員 村田弘美 ま た 、 社 員 ポ ス ト の 再 検 討 も し て お り 、 遣 社 員 の 調 達 に 加 え て 教 育 訓 練 や 評 価 、 カ は 職 業 訓 練 や 再 就 職 支 援 を 中 心 に し 共 職 業 訓 練 の 民 間 委 託 で あ る 。 ア メ リ 39 ※ ペ2 ーP ジE 参O 照 。 て い る 。 自 社 の リ ソ ー ス を 活 用 し て 派 最 後 の 7 つ め は 、 公 共 職 業 紹 介 や 公 オ ン ラ イ ン 求 職 産 業 で は 大 手 3 サ イ ト 業 界 は 24 社 の 大 手 企 業 と ニ ッ チ 企 業 、 る ニ ッ チ に 分 化 さ れ た 。 ス タ ッ フ ィ ン グ 業 と 、 医 療 や I T な ど 専 門 分 野 い わ ゆ A や ア ラ イ ア ン ス を 繰 り 返 し 、 大 手 企 で 有 象 無 象 に 増 え 続 け た 企 業 が 、 M & 1 つ め は 、 業 界 再 編 で あ る 。 新 規 参 入 ビ ス に は 新 し い 7 つ の 潮 流 が あ っ た 。 昨 年 か ら 今 年 に か け 、 労 働 市 場 サ ー グ を 実 行 し て い る 。 格 と も に 顧 客 の 満 足 度 の 高 い マ ッ チ ン 工 程 の 技 術 を 高 め 、 質 、 ス ピ ー ド 、 価 開 発 さ れ て い る 。 採 用 に 関 わ る 一 連 の 係 管 理 な ど 、 46 種 類 以 上 の シ ス テ ム が や 、 面 接 オ ー ク シ ョ ン 、 元 従 業 員 の 関 あ る 求 人 情 報 や 履 歴 書 情 報 の 自 動 収 集 る が 、 A T S で は イ ン タ ー ネ ッ ト 上 に か を 考 え て い き た い 。 に 必 要 と さ れ る 労 働 市 場 サ ー ビ ス は 何 め な が ら 、 日 本 の 求 職 者 に と っ て 本 当 ト に 掲 示 す る 求 職 サ イ ト が 繁 栄 し て い あ る 。 欧 米 で は 、 個 人 の 履 歴 書 を サ イ 2 つ め は 、 A T S ︵ ※ 1 ︶ の 進 化 で て い る と い う こ と だ 。 海 外 の 潮 流 を 眺 始 め る 中 、 日 本 は 取 り 残 さ れ て し ま っ は 、 諸 外 国 が 次 々 に 新 し い 取 り 組 み を サ ー ビ ス の 訪 問 調 査 を 続 け て 感 じ る の を 上 げ つ つ あ る 。 海 外 の 官 民 労 働 市 場 討 さ れ て い る 。 フ ラ ン ス ま で も が 重 い 腰 介 所 ︶ に よ る 職 業 紹 介 の 独 占 解 禁 が 検 フ ラ ン ス の A N P E ︵ 公 共 の 職 業 紹 機 能 を 強 化 し た の だ 。 特 に 収 益 の 高 い 専 門 分 野 で 連 携 さ せ 、 つ 派 遣 、 紹 介 、 再 就 職 支 援 の 各 事 業 を 、 調 達 し 、 総 合 化 し た 。 さ ら に 自 社 の 持 け て い る 領 域 を 他 社 と の 提 携 や 買 収 で の で 、 大 手 企 業 を 中 心 に 実 績 を 伸 ば し 設 し 、 非 正 社 員 の 採 用 や 管 理 を す る も 向 さ せ 、 顧 客 企 業 内 に 第 二 人 事 部 を 開 ィ ン グ 企 業 が 自 社 社 員 を 顧 客 企 業 に 出 の ア ウ ト ソ ー シ ン グ ︶ で あ る 。 ス タ ッ フ ッ プ ・ シ ョ ッ プ 化 を 進 め た 。 自 社 に 欠 顧 客 の ニ ー ズ に 応 え る た め に ワ ン ス ト 〝 戦 国 時 代 〟 は 終 わ っ た 。 大 手 企 業 は 上 に も つ な が る と 評 価 し て い る 。 ー シ ン グ で き 、 従 業 員 の 福 利 厚 生 の 向 企 業 は 人 事 管 理 を 従 業 員 ご と ア ウ ト ソ E O ︵ ※ 2 ︶ の 拡 大 で あ る 。 小 規 模 の め ト 業 け 作 候 切 ィ め ア 書 職 求 ム 職 接 6 た プ を 業 職 を 業 続 5 た 削 が を 成 補 り ン 4 つ 。 ロ 配 紹 者 使 紹 。 つ 。 減 自 紹 な 者 売 グ つ ー 信 介 が い 介 A め め に ら 介 ど の り と め チ 、 会 特 、 会 T は は 対 実 会 、 開 だ い は す 郵 社 、 応 施 社 紹 拓 。 わ 、 社 S 、 求 定 る 送 な の 履 中 な し す に 介 、 候 れ オ 職 の ツ 中 歴 小 ど す ど た る 依 に 候 補 る ン 者 企 ー デ の 企 書 が る を サ と 頼 お 補 者 職 マ 業 に ル ひ 管 業 け 履 業 な 選 し ー い 者 の と や ア ン と ビ う 、 る の リ 紹 ド を し ど び 、 プ 歴 つ 理 工 面 、 介 、 中 書 ス よ シ プ ス て ・ 求 ロ が う 接 程 ロ ト サ リ 心 ス も 求 自 人 ー 管 で も 広 に は の フ ア ー ク テ と 機 職 分 サ チ 理 が 、 顧 一 ィ ッ ビ ル ム し 能 者 の イ す シ あ る り コ 客 部 ー プ ス ー た し か 履 ト る ス が と 始 ス 企 だ ル 、 の テ 始 ら 歴 、 。 テ 、 の P 役 買 っ て い る 。 企 業 の 人 材 ポ ー ト フ ォ リ オ の 構 築 に 一 ン ス で も ス タ ッ フ ィ ン グ 企 業 に 雇 用 開 て 民 間 と の 協 力 を 進 め て い た が 、 フ ラ にほー管管トし求テ※ まと、理理、、人ム1 でんヘ機、スタ情︶A 発どッ能査クレ報 T 展のドま定リンに S し業ハで、ート対 ︵ て務ンも選ニマす ア いをタつ別ンネる プ るこーシ分グジ申 リ 。の、ス類、メ込 カ シ採テのレン者 ン ス用ム機ジトの ト テ担。能ュ、軌 ・ ム当現かメス跡 ト で者在らラキ記 ラ まなで人ンル録 ッ かどは事キ・機 キ ながリ業ンア能 ン え担ク務グセか グ る当ル全なスら ・ よすー般どメ発 シ うるタののン達 ス 3 つ め は 、 イ ン ソ ー シ ン グ ︵ 人 事 部 り 組 む べ き だ ろ う 。 に し な が ら 、 柔 軟 か つ 自 由 な 発 想 で 取 き か 、 各 国 で 萌 芽 し て い る 事 例 を 参 考 よ い サ ー ビ ス を 提 供 す る に は 何 を す べ ル を 考 え が ち だ 。 だ が 、 求 職 者 に よ り い た め か 、 法 律 を ベ ー ス に ビ ジ ネ ス モ デ 到 来 す る で あ ろ う 。 日 本 で は 規 制 が 多 こ う し た 潮 流 は 、 遅 か ら ず 日 本 に も り 、 注 目 す べ き 点 で あ る 。 策 手 法 の 成 否 が 分 か れ て き た よ う で あ フ ィ ン グ 企 業 へ の 民 間 委 託 は 各 国 の 政 ス ト ラ リ ア の 、 公 共 職 業 紹 介 の ス タ ッ て い る 。 昨 今 の イ ギ リ ス 、 ド イ ツ 、 オ ー 働 を 通 じ て 失 業 率 の 改 善 を 図 り 成 功 し 発 や 職 業 訓 練 を 委 託 し て 実 際 に 派 遣 労 村 田 弘 美 ︵ ワ ー ク ス 研 究 所 主 任 研 究 員 ︶ 7海 つ外 のに 潮み 流る ス タ ッ フ ィ ン グ サ ー ビ ス C M Y Dec. 2003-Jan. 2004 46 二特 W61_46 K
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