耕畜連携水田活用対策事業実施に係る運用について 平成19年5月7日

耕畜連携水 田活用対策事業実施に係 る運用について
平成19年5 月7日付け19生畜第206 号
農林水産省生産局畜産部畜産振興課長通知
一部改正
最終改正
平成19年9 月7日付け19生畜第206 号
平成 21年6月23日付け21 生畜第638号
耕畜 連携水田 活用対策事 業の実施 に当たって は、耕畜連 携水田活用 対策事業実 施要
綱(平 成19年 4月2日付 け18生 畜第275 0号農林水 産事務次官 依命通知、 以下
「 実 施 要 綱 」 と い う 。)、 耕 畜 連 携 水 田 活 用 対 策 事 業 実 施 要 領 ( 平 成 1 9 年 4 月 2 日
付 け 1 8 生 畜 第 2 7 5 1 号 農 林 水 産 省 生 産 局 長 通 知 、( 以 下 「 実 施 要 領 」 と い う 。)
に定めるもののほか、この 運用通知に定めるところ によるものとする。
第1
1
生産 振興助成事業
助成 対象
(1 )実施要 綱別紙1の 助成区分 の欄の1の 水田におけ る飼料作物 生産に係る 調整
活動等は、次に掲げ る取組ができるものとす る。
ア
推進会議等の開催
水田に おける飼料 作物の生 産等を推進 するために 必要な市町 村、農業協 同組
合、消 費者、 実需者 、地域内 のリーダー 的立場にあ る農業者等 で構成され た推
進会議等の開催。
イ
調査の実施
水田に おける飼料 作物の生 産体制を確 立するため に必要な飼 料作物の生 産状
況及び 利用動 向調査 、生産・ 経営技術指 導等に係る 調査・分析 及び診断、 生産
資材等の実態調査、 土壌・水質の調査等の実 施。
( ア)調査 の実施に当 たり現地 調査を行う 場合は、そ の目的に応 じて必要最 小限
の人員、期間及び 回数で実施。
(イ)調査対象が海外 に及ぶ現地調査について は、交付の対象外。
ウ
啓発活動
水田に おける飼料 作物の生 産体制を確 立するため の普及啓発 、情報提供 活動
及び情報提供システ ムの整備等による啓発活 動の実施。
エ
実証、試験の実施
水田飼 料作物の生 産体制を 確立するた めに必要な 新技術の実 証、新品種 の導
入等の実証、試験の 実施。
( ア)実証 、試験の実 施に係る 作業の実施 経費、営農 技術等の記 帳手当、機 械・
機器 の一時借 上料金 、資材 (事業実施 地区におい て一般に生 産に適用さ れて
い る 肥 料 等 は 除 く 。) の 購 入 費 、 必 要 最 小 限 の 機 器 の 導 入費 、 機 器 等 の 試 作
経費 、ほ場借 り上げ 料、土 壌診断、管 理記録に要 する費用は 、経費の対 象。
(イ)実証、試験に係 る廃棄物処理経費は交付 の対象外。
オ
技術の普及
水田に おける飼料 作物の生 産体制を確 立するため に必要な稲 発酵粗飼料 及び
水田放牧の技術指導 、生産基盤の改善等によ る技術の普及の実施。
(2 )実施要 綱別紙1の 助成区分 の欄の2の 水田におけ る飼料作物 生産に係る 基盤
整備や 飼料作 物収穫 機械の導 入等につい ては、次に 掲げる取組 ができるも のと
する。
ア
実施要 綱別紙1の 助成の対 象となる経 費の欄の飼 料作物の生 産に係る水 田に
おける 簡易な 基盤整 備の実施 に要する経 費で対象と なる整備は 、簡易な排 水改
良、畦 畔の除 去又は 設置、土 壌改良資材 の導入、高 収量草種及 び品種の導 入等
とする。
イ
実施要 綱別紙1の 助成の対 象となる経 費の欄の水 田における 飼料作物の 生産
に用い る機械 ・施設 であって 、農業者が 共同で利用 するものの 整備に要す る経
費で対 象とな る整備 は、共同 利用による 飼料作物収 穫作業機械 、収穫調製 貯蔵
等施設、家畜排せつ 物処理機械等の導入等と する。
ウ
実施要 綱別紙1の 助成の対 象となる経 費の欄の水 田において 放牧を実施 する
ために 必要な 施設の 整備及び 牛の導入に 要する経費 で対象とな る整備は、 水田
で放牧を実施する場 合に必要な牧柵 、簡易な給水施設 、放牧牛の導入等とする 。
2
対象経費
1に掲げ る助成対象 の実施に 当たっては 、実施要綱 別紙1の助 成の対象と なる
経費の欄に掲げるとこ ろによるほか、次に掲げ るところとする。
(1 )1の( 1)のウ、 エ、オに あっては、 必要最小限 の施設・機 械等を借り 上げ
ることができるもの とする。
( 2 ) 助 成 対 象 者 が 賃 貸 料 を 徴 収 す る 場 合 に は 、 原 則 と し て 、「( 助 成 対 象 者 負 担
(事業 費−補 助金) /当該機 械又は施設 の耐用年数 )+年間管 理費」によ り算
出される額以内とす る。
なお、 貸借契約は 、書面を もって行う こととし、 助成対象者 は、賃借契 約に
明記し た事項 が利用 者又は自 らと競争関 係にある者 に制約を加 えることの ない
よう留意するものと する。
3
助成要件
1に掲げ る助成対象 の実施に 当たっては 、実施要綱 別紙1の助 成要件の欄 に掲
げるところによるほか 、次に掲げるところとす る。
(1 )助成対 象者が、自 己資金若 しくは他の 助成により 1に掲げる 助成対象と 同じ
取組を実施中又は既 に終了しているものは、 本対策の助成の対象外とする 。
( 2 ) 都 道 府 県 水 田 農 業 推 進 協 議 会 ( 以 下 、「 都 道 府 県 協 議 会 」 と い う 。) が 作 成
する水 田飼料 作物生 産振興計 画書の生産 振興助成マ スタープラ ンに基づく もの
であること。
(3 )交付対 象事業費は 、本対策 の実施地域 の実情に即 した適正な 現地実行価 格に
より算定するものと し 、この事業の 規模については 、それぞれの目的に照らし 、
適正なもとでするも のとする。
ま た 、 事 業 費の 積 算 等 に 当 た っ て は 、「補 助 事 業 の 効 率 的な 実 施 に つい て 」
(昭和 55年 4月1 9日付け 55構改A 第503号 農林水産省 構造改善局 長、
農蚕園 芸局長 、畜産 局長、食 品流通局長 通知)及び 「過大積算 等の不当事 態の
防 止 に つ い て 」( 昭 和 5 6 年 5 月 1 9 日 付 け 5 6 経 第 8 9 7号 農 林 水 産 大 臣 官
房長通知)によるも のとする。
(4)共同利用機械・施 設は、耐用年数がおおむ ね5年以上のものとする。
(5 )共同利 用施設の整 備に伴う 用地の買収 若しくは賃 借に要する 経費又は補 償費
は、交付の対象外と する。
4
事業の実施区域
事業の実 施区域は原 則として 農業振興地 域の整備に 関する法律 第8条第2 項第
1号に 規定す る農業振 興地域の 農用地区域 とするが、 共同利用施 設の整備は 、当
該区域以外を事業実施 区域とすることができる 。
5
助成要件等の確認
実施要綱 別紙1の助 成対象者 、助成要件 並びに実施 要領第2の 1の(1) 及び
(2)の確認の方法は 、次に定めるとおりとす る。
(1 )都道府 県協議会は 、実施要 綱第5の2 の(1)に より提出さ れた地域取 組計
画書の 記載内 容につ いて、必 要に応じ、 公的資料等 との照合や 現地見回り 等に
より確認するものと する。
(2 )助成対 象者の確認 は、組織 の定款、規 約等の写し の内容によ り行うもの とす
る。
(3 )事業の 実施区域に 関する確 認は、地域 取組計画書 の記載内容 、実施要綱 第5
の3の (1) により 提出され た耕畜連携 水田活用計 画書の記載 内容、公的 資料
との照合等により行 うものとする。
6
財産の処分
導入機械 ・施設及び 共用牛の 財産処分に ついては、 補助金等に 係る予算の 執行
の適正化に関する法律( 昭和30年法 律第179号 )に 基づいて行うものとする 。
7
事業採択の基準
(1 )実施要 領第2の1 の(4) のアの(ア )のaから dの「水田 」の範囲は 、実
施 要 領 第 2 の 2 の ( 3 ) に 定 め る 助 成 の 対 象 と な り 得 る 水 田 等( 以 下 、「 耕 畜
連携助成水田」とい う 。)とする。
( 2 )実施要領第2の1の( 4 )のイの( ア )の「 飼料増産重点地区で の取組 」は 、
全国飼 料増産 行動会 議で承認 された飼料 増産重点地 区で事業を 実施する場 合で
あり、 飼料増 産重点 地区の取 組内容と事 業の内容が 一致してい る場合とす る。
( 3 ) 実 施 要 領 第 2 の 1 の ( 4 ) の イ の ( イ )、( ウ )、( オ ) 及 び ( カ ) は 、 実 施
要綱別 紙2の 取組内 容の欄の 1から5に 掲げる取組 の取組要件 を満たす場 合と
する。
第2
取組面積助成事業
1
助成金の計算方法
(1)実施要領第2の2 の(4)の式(以下 、「 助成額計算式」という 。)中の 「助
成対象 面積」 とは、 実施要領 第2の2の (3)に規 定する助成 の対象とな り得
る水田 等にお いて、 助成対象 者が権原に 基づいて飼 料作物の生 産等の取組 を行
った面 積又は 実施要 綱別紙2 の主要作業 の欄に掲げ る主要作業 の実施によ り実
施要綱 別紙2 の取組 要件を満 たす取組を 行った面積 をいう。単 位は平方メ ート
ルとし、小数点以下 は切り捨てとする。
ただし 、助成対象 面積は、 飼料稲フル 活用緊急対 策事業実施 要領第2の 5に
掲げる助成対象面積 にカウントする取組を行 った面積は除くこととする。
(2 )助成額 計算式中の 「水稲の 作付けが行 われた新規 開田地の面 積」とは、 助成
対象者 に係る 水田農 業構造対 策実施要領 (平成16 年4月1日 付15生産 第8
000 号総合 食料局 長、生産 局長及び経 営局長通知 )第5の2 の(5)に 定め
る新規 開田地 におい て、助成 の対象とな る飼料作物 の生産等の 取組年度( 飼料
作物の 生産に あって は収穫年 度、水田放 牧の取組に あっては放 牧実施年度 又は
資 源 循 環 の 取 組 に あ っ て は 堆 肥 散 布 年 度 。) と 同 一 年 度 に 水稲 の 作 付 け が 行 わ
れた面 積から 生産調 整方針の 運用に関す る要領(平 成18年1 1月9日付 け1
8総食 第77 8号農 林水産省 総合食料局 長通知)第 6の2に定 める生産確 定数
量の外数として扱う米穀に係る水稲の作付けを行う面積を控除した面積をい
う。
(3 )助成額 計算式中の 「単価」 は、13千 円/10a を上限とし て地域協議 会長
が定め るもの とする が、一度 定めた単価 は当該年度 中は原則と して変更す るこ
とはできないものと する。
ただし 、飼料稲フ ル活用緊 急対策事業 の実施等、 関連事業の 実施等を踏 まえ
て変更する場合はこ の限りではない。
また 、最 終的な実績額が配分額を 上回る場合は 、実 績額≦配分額となるよう 、
単価を調整するもの とする。
なお、 都道府県協 議会長は 地域協議会 の助成単価 の検討・決 定の参考と する
ため、 配分基 準単価 を設定、 又は都道府 県内の地域 協議会の同 意を得た上 で統
一単価を設定できる ものとする。
2
飼料作物の生産等に 係る耕作者等の要件
実施要綱 別紙2の助 成対象者 の欄の本事 業の取組の 主要作業の 過半の実施 につ
いては 、同別 紙2の取 組内容の 欄の1から 4の取組で あって、実 施要領第2 の2
の(1 )に規 定する助 成の対象 となり得る 水田に係る 権原を有す る者と主要 作業
を実施 する者 との協議 により飼 料作物の生 産等に係る 耕作者等が 決定される 場合
は、この限りではない ものとする。
3
助成水田の対象とな り得る水田等
実施要領 第2の2の (3)の アのただし 書きの水田 には、昭和 50年度以 降平
成15 年度ま で、毎年 度、水稲 の二期作を 行った水田 として水田 農業経営確 立対
策上取り扱われていた 水田は含まないものとす る。
4 助成要件
(1 )実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の1の 団地化の取 組にあって は、同別紙 2の
取組要 件の欄 に定め るものの ほか、次に 掲げる事項 のすべてを 満たす耕畜 連携
助成水 田であ り、か つ、排水 の管理及び 農作業の効 率的な実施 に支障がな いよ
うにまとまっている 団地が構成されているこ と。
ア
イ
完全連接辺を有し ている耕畜連携助成水田
完全連 接辺を有し ている耕 畜連携助成 水田と当該 完全連接辺 において接 して
いる耕畜連携助成水 田
(2 )(1)の「完全連接 辺」とは、次に掲げる辺 又は外周の部分をいう。
ア
そのお おむねすべ ての部分 が他の耕畜 連携助成水 田に接して いる辺(仮 畦畔
により短縮されたも のを除く 。)
イ
他の耕畜連携助成 水田と接している外周の 部分( 連続し ているものに限る 。)
であっ て、そ の長さ が外周( 仮畦畔によ って仕切ら れている耕 畜連携助成 水田
に係る 場合に ついて は、当該 耕畜連携助 成水田に係 る仮畦畔が ないとした 場合
の外周)のおおむね 4分の1以上であるもの
( 3 )( 2 ) の 耕 畜 連 携助 成 水 田 が 接 す る 部 分 の長 さ は 、 大 型 機 械 の 往 来 に支 障 が
ない程度のものであ ること。
(4 )次に掲 げる線的施 設が耕畜 連携助成水 田の間に介 在している ときは、当 該線
的施設を挟む耕畜連携助成水田の間の大型機械の往来に支障がある場合を除
き 、当該線的施設を挟む耕畜 連携助成水田が接している ものとみなして 、
(2)
の完全連接辺の判定 をすることができる。
ア
農業用 用水・排水 路又は小 規模の河川 (一級河川 及び二級河 川であって も、
大型機 械の往 来に支 障がない (渡河する 箇所まで1 00メート ル程度)場 合を
含む 。)
イ 農道又 は小規模の 道路(国 道及び都道 府県道であ っても大型 機械の往来 に支
障がない(横断する 箇所まで100メートル 程度)場合を含む 。)
(5 )次に掲 げる土地の いずれか に該当する ものが耕畜 連携助成水 田の間に介 在し
ている ときは 、当該 土地を挟 む耕畜連携 助成水田の 間の大型機 械の往来に 支障
がある 場合を 除き、 耕畜連携 助成水田と みなして、 団地の構成 の判定をす るこ
とができる。
ア 同一年 度に一定面 積以上の 団地化の取 組とそれ以 外の本事業 の助成の対 象と
なり得 る取組 が行わ れた水田 等であって 、一定面積 以上の団地 化の取組以 外の
取組(資源循環の取 組を除く 。)を助成の対象 にする予定のもの
イ
次に掲 げる要件の すべてを 満たす畑( 耕畜連携助 成水田に該 当するもの を除
く 。)及び宅地
( ア)畑に ついては、 飼料作物 が作付けさ れ、かつ、 耕畜連携助 成水田と一 体的
に農作業等が行わ れていること
(イ)宅地については 、当該団地を構成する農 業者の自宅であること
( ウ)当該 畑及び宅地 の合計面 積が当該団 地を構成す る耕畜連携 助成水田の 合計
面積 のおおむ ね2割 以内で あるか、又 は耕畜連携 助成水田の 間に介在し てい
る畑及び宅地であ って、その枚数が2枚以 内であること
(6 )耕畜連 携助成水田 の間に介 在している 水田等にお いて次のい ずれかが実 施さ
れてお り、そ の合計 面積が、 当該団地を 構成する耕 畜連携助成 水田の合計 面積
の2割 以内で あると きは、当 該水田等を 挟む耕畜連 携助成水田 の間の大型 機械
の往来 に支障 がある 場合を除 き、当該水 田等を挟む 耕畜連携助 成水田が接 して
いるとみなして 、(2 )の完全連接辺の判定を することができる。
ア
果 樹 そ の 他 木 本 性の 作 物 ( み つ ま た を 除 く 。) 又 は ホ ッ プ が 作 付 け られ て い
るもの
イ
施設園芸用施設の 設置に係るもの
ウ
レクリ エーション 農園(都 市生活者等 が農業生産 活動に親し みつつ、こ れに
対する 理解を 深める ための農 園であって 、当該農園 に係る農業 経営が当該 水田
等につ いて権 原を有 する農業 者自らによ って行われ るものをい い、農園の 管理
運営規 程が定 められ ており、 かつ、当該 農園の施設 設備の状況 、入園者の 募集
態勢等 からみ て、レ クリエー ション農園 として通常 の管理が行 われている もの
に限る 。)に転換され ているもの
( 7 ) な お 、( 1 ) ∼ ( 6 ) に お い て 団 地 化 の 判 断 に 資 す る 「耕 畜 連 携 助 成 対 象 水
田 」に は 、 飼 料 稲 フ ル 活 用 緊 急 対 策 事 業 で 助 成 の対 象 と な る 水 田 を 含 む こ と と
する。
5
取組要件の確認方法 等
実施要綱 別紙2の取 組内容の 欄の各取組 における取 組要件の確 認の方法は 、次
に定めるとおりとする 。
(1 )助成対 象面積は、 実施要綱 第5の3の (4)の耕 畜連携営農 計画書の記 載内
容につ いて、 記載さ れた飼料 作物が実施 要領別紙3 等に定める 飼料作物の 範囲
に適合 してい るかど うか、ほ 場の本地面 積が正確で あるかどう か、当該ほ 場が
耕畜連 携助成 水田で あるかど うか、記載 された飼料 作物の生産 等の取組が 行わ
れてい るかど うか等 を、公的 資料との照 合、現地見 回り等によ り確認する もの
とする。
また、 実際の取組 の状況を 収穫期に近 い時期(水 田放牧にあ っては放牧 期間
中、資 源循環 にあっ ては生産 される飼料 作物の収穫 期及びたい 肥散布時期 に近
い時期)に確認する ものとする。
(2 )耕畜連 携営農計画 書の記載 内容に、同 一のほ場で 収穫年度又 は放牧実施 年度
が同一 の複数 の取組 を実施す る旨の記載 があり、そ の複数の取 組を助成の 対象
にしよ うとし ている 場合には 、それぞれ の取組ごと に(1)の 確認を行う もの
とする。
(3 )実施要 綱別紙2の 助成対象 者の欄の「 認定農業者 」及び「特 定農業団体 」に
ついて は、そ の認定 が耕畜連 携営農計画 書の提出期 限までに行 われている かど
うかを市町村に照会 することにより確認する ものとする。
(4 )実施要 綱別紙2の 助成対象 者の欄の「 主要作業過 半を実施」 しているか どう
かについては、作業 日誌等により確認するも のとする。
ただし 、実施要綱 施行前に 行った行為 については 、必ずしも これによら なく
てもよいものとする 。
(5 )実施要 綱別紙2の 助成対象 者の欄の( 2)の組織 の形態につ いては、定 款、
規約等の写しの内容 により確認するものとす る。
(6 )各取組 の要件を満 たしてい るかどうか については 、次に定め る方法によ り確
認するものとする。
ア
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の1の 取組要件、 2の(1) 及びその他 団地
が備えるべき要件に ついては、団地化図面、 現地見回り等により確認する 。
イ
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の2の 取組要件に ついては、 利用供給協 定書
の写し、現地見回り 等により確認する。
ウ
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の3の 取組要件の 欄の1につ いては、利 用供
給協定書の写し、現 地見回り等により確認す る。
エ
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の3の 取組要件の 欄の2につ いては、生 産調
整方針 の運用 に関す る要領別 紙9の第2 の2の(2 )に定める ところによ り市
町村が行った現地確 認の結果を照会すること により確認する。
オ
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の3の 取組要件の 欄の3につ いては、現 地見
回り等により確認す る。
カ
実 施 要 綱 別紙 2 の 取 組 内 容 の 欄 の 3の 取 組 要 件の 欄 の 4 にお い て 、「わ ら が
確実に 飼料に 利用」 されてい るかどうか については 、利用供給 協定書の写 し、
聴き取り等により確 認する。
ま た 、「 子 実 が 主 食 用 米等 と し て 流通 し な い よう 適 切 な 処置 が 講 じ られ て い
ること 」につ いては 、地方農 政事務所長 (地方農政 局が所在す る府県にあ って
は地方 農政局 長、北 海道にあ っては北海 道農政事務 所長、沖縄 県にあって は沖
縄総合事務局長)に 照会することにより確認 する。
キ 実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の4の 取組要件に ついては、 利用供給協 定書
の写し、入退牧時の 現地見回り等により確認 する。
ク
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の5の 取組要件の 欄の1につ いては、耕 畜連
携営農 計画書 及び利 用供給協 定書の写し 、現地見回 り、利用供 給協定締結 先へ
の聴き取り等により 確認する。
ケ
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の5の 取組要件の 欄の2及び 3について は、
公的資料、農業委員 会による調査等により確 認する。
コ
実施要 綱別紙2の 取組内容 の欄の5の 取組要件の 欄の4につ いては、作 業日
誌、現地見回り、利 用供給協定締結先への聴 き取り等により確認する。
(7 )耕畜連 携助成水田 かどうか については 、次に定め る方法によ り確認する もの
とする。
ア
助成水 田であるか どうかに ついては、 耕畜連携営 農計画書の 記載内容、 公的
資料との照合等によ り確認する。
イ
水稲( 生産調整方 針の運用 に関する要 領第6の2 に定める青 刈り稲・わ ら専
用 稲 ・ 稲 発 酵 粗 飼 料 用 稲 、 飼 料 用 米 、 援 助 米 及 び 試 験 研 究 米 を除 く 。) の 作 付
けが行 われた かどう かについ ては、現地 見回り、聴 き取り等に より確認し 、8
月1日を基準日とし て判断する。
第3
事業実施の手続
事業実施 の手続きに ついては 、実施要領 第3に定め るもののほ か、次に掲 げる
手続きにより、実施す るものとする。
1 生産振興助成事業
(1)地域取組計画書の 作成と承認
ア
実施要 綱第5の2 の(2) の都道府県 協議会長か ら地方農政 局長等への 協議
は、実 施要綱 第5の 2の(1 )により申 請のあった 地域取組計 画書の内容 が適
切であ ると認 められ る場合に は、申請を 受けた日か ら10日以 内に、別紙 様式
第1号により行うも のとする。
イ
地方農 政局長等は 、アによ り協議のあ った地域取 組計画書の 内容が適切 であ
ると認 められ る場合 には、速 やかに都道 府県協議会 長に回答を 行い、その 回答
を受け た都道 府県協 議会長は 、この事業 を実施する 助成対象者 に承認する 旨を
通知するものとする 。
(2)地域取組計画書の 追加申請
ア
都道府 県協議会長 は、実施 要領別紙7 の作成上の 留意事項の 1により申 請の
あった 地域取 組計画 書の内容 が適切であ ると認めら れる場合に は、7月1 5日
までに、別紙様式1 号に準じて地方農政局長 に対して協議するものとする 。
イ
地 方 農 政 局 長 は 、ア に よ り 協 議 が あ っ た 場 合に は 、( 1 ) の イ に 準 じて 回 答
す る も の と し 、 回 答 を 受 け た 都 道 府 県 協 議 会 長は 助 成 対 象 者 に 承 認 す る 旨 を
通知 するものとする。
(3)地域取組計画書の 変更
ア 都道府 県協議会長 は、実施 要綱第5の 2の(3) により変更 申請のあっ た地
域取組 計画書 の内容 が適切で あると認め られる場合 には、申請 を受けた日 から
10日 以内に 、別紙 様式第2 号により、 地方農政局 長に対して 変更の協議 する
ものとする。
イ
地方農 政局長が行 う都道府 県協議会長 への回答、 都道府県協 議会長から 地域
協議会長への承認等 については 、(1)のイに 準じて行うものとする。
2
取組面積助成事業
(1)耕畜連携水田活用 計画書の作成と承認
ア
実施要 綱第5の3 の(2) の都道府県 協議会長か ら地方農政 局長等への 協議
は、実 施要綱 第5の 3の(1 )により申 請のあった 耕畜連携水 田活用計画 書の
内容が 適切で あると 認められ る場合には 、申請を受 けた日から 10日以内 に、
別紙様式第3号によ り行うものとする。
イ
地方農 政局長等は 、アによ り協議のあ った耕畜連 携水田活用 計画書の内 容が
適切であると認めら れる場合には 、速やかに 都道府県協議会長に回答を行 ない 、
その回 答を受 けた都 道府県協 議会長は、 地域協議会 長に承認す る旨を通知 する
ものとする。
ウ イの通 知を受けた 地域協議 会長は、速 やかに助成 金の交付の 対象となり 得る
者に耕畜連携水田活 用計画書の内容を周知す るものとする。
(2)耕畜連携水田活用 計画書の変更
ア
都道府 県協議会長 は、実施 要綱第5の 3の(3) により変更 申請を受け た場
合、原 則とし て7月 15日ま でに別紙様 式第4号に より地方農 政局長等へ 変更
に係る協議を行うも のとする。
ただし 、飼料稲フ ル活用緊 急対策事業 の実施等の 関連事業と の整合性を 図る
観点等 、やむ を得な い場合に ついては、 この期日を 過ぎて協議 を行うこと がで
きることとする。
イ
地方農 政局長等が 行う都道 府県協議会 長への回答 、都道府県 協議会長か ら地
域協議会長への承認 等については 、
( 1 )のイ及びウに準じて 行うものとする 。
(3)耕畜連携営農計画 書の作成と提出
ア 地域協 議会は提出 のあった 耕畜連携営 農計画書を 精査し、そ の確認結果 を踏
まえて 助成額 を計算 し、都道 府県協議会 長が定める 日までに、 都道府県協 議会
長が別 途定め る業務 方法書に 基づき、都 道府県協議 会長に交付 を申請する もの
とする。
なお、 水田農業構 造改革対 策実施要綱 別紙1第2 の3から7 に掲げるい ずれ
かの事 業の助 成金も 受けよう とする者は 、自らが参 加する認定 方針作成者 (主
要食糧 の需給 及び価 格の安定 に関する法 律(平成6 年法律第1 13号)第 5条
第 1 項 の 認 定 を 受 け た 生 産 調 整 方 針 作 成 者 を い う 。) を 経 由し て 、 助 成 金 を 受
けよう とする 地域協 議会長に 提出するも のとし、個 別農業者で 自らの生産 調整
方針を作成している 認定方針作成者は直接地 域協議会に提出す るものとする 。
イ
耕畜連 携営農計画 書の提出 期限は、地 域協議会長 が設定する ものとし、 提出
期限以 降に助 成要件 を満たし ているかど うかを確認 するために 必要な書類 につ
いては 、地域 協議会 が、適宜 、営農計画 書の作成者 から提出を 求めるもの とす
る。
ウ
地域協 議会長は、 耕畜連携 営農計画書 の提出を受 けた後、そ の内容を変 更し
ようと する者 の申し 出を受け たときは、 助成要件の 確認、助成 金の申請額 の集
計等に支障が生じな いと自ら判断した場合 、その申し出を認めることがで きる 。
エ 都道府 県協議会長 が定める 提出期限ま でに助成要 件を満たし ているかど うか
を確認 できな かった ものにつ いては、実 施要領第7 の3の実績 報告書の提 出期
限まで に事業 を完了 させるた めに必要な 日数を勘案 し、確認を 終了させる もの
とする。
オ
当該耕 畜連携営農 計画書の 作成者への 助成額の計 算及び助成 要件の確認 は、
耕畜連 携営農 計画書 の提出を 受けた地域 協議会が行 うものとし 、必要に応 じ当
該耕畜 連携営 農計画 書の作成 者が耕作等 をしている 水田が所在 している地 域協
議会等 に現地 確認等 の協力を 求めるもの とするが、 耕畜連携営 農計画書の 提出
を受け た地域 協議会 長が助成 要件の確認 を行うこと が不可能で あると判断 した
場合に は、当 該耕畜 連携営農 計画書の作 成者の了解 を得た上で 、当該耕畜 連携
営農計 画書の 提出者 の助成対 象からの除 外又は当該 耕畜連携営 農計画書の 提出
者の助成対象面積の 一部除外を行う。
カ
地方農 政局長等は 、予算の 適正かつ円 滑な執行等 の観点から 必要と認め る場
合には 、耕畜 連携営 農計画書 の提出状況 等について 都道府県協 議会を通じ 、適
宜、必要な報告を求 めることができる。
キ
アの申 請を受けた 都道府県 協議会長は 、助成額の 計算に誤り がないか等 内容
を審査 し、適 正と認 められる 場合には、 業務方法書 に定めると ころにより 、取
組面積 助成事 業に係 る助成金 を交付する するととも に、地域協 議会長に通 知す
るものとする。
3
業務方法書の作成及 び承認の手続
(1 )実施要 領第5の4 の都道府 県業務方法 書は、次に 掲げる事項 を内容とし 、別
紙様式第5号により 承認を申請するものとす る。
ア 資金の管理に関す る事項
イ
助成対 象者から都 道府県協 議会への生 産振興助成 事業に係る 助成金の申 請に
関する事項
ウ
地域協 議会から都 道府県協 議会への取 組面積助成 事業に係る 助成金の申 請に
関する事項
エ
都道府 県協議会か ら助成対 象者への生 産振興助成 事業に係る 助成金の支 払い
に関する事項
オ
都道府 県協議会か ら地域協 議会への取 組面積助成 事業に係る 助成金の支 払い
に関する事項
カ
都道府 県協議会又 は地域協 議会の事業 の推進に必 要な経費の 請求に関す る事
項
キ
助成対 象者又は地 域協議会 から都道府 県協議会へ の生産振興 助成事業又 は取
組面積助成事業の実 績及び実施状況の報告に 関する事項
ク
その他業務運営に 必要な事項
( 2 )( 1 ) の 申 請 を 受け た 地 方 農 政 局 長 等 は 、そ の 内 容 が 適 切 で あ る と 認め ら れ
る場合には 、速やかにこれを承認し 、都道府県協議会 長に通知するものとする 。
( 3 )( 2 ) に よ り 承 認の 通 知 を 受 け た 都 道 府 県協 議 会 長 は 、 速 や か に 当 該都 道 府
県協議会の区域の地 域協議会長に業務方法書 の内容を通知するものとする 。
( 4 ) 実施要綱第5の4の ( 2 ) の変更の承認の申請は 、( 1 ) に準ずるものとし 、
この場 合にお いて、 地方農政 局長が行う 都道府県協 議会長への 承認等につ いて
は 、( 2 ) に 準 じ て 行 う も の と す る 。 承 認 の 通 知 を 受 け た 都道 府 県 協 議 会 長 は
(3)に準じて地域 協議会長に通知するもの とする。
第4
1
助成金の返納
生産振興 助成事業の 助成金を 受けた者が 、都道府県 協議会から 助成金を受 けた
後に助 成要件 を満たさ ないこと 等が判明し た場合、又 は取組面積 助成事業の 助成
金を受 けた者 が、地域 協議会か ら助成金を 受けた後に 助成要件を 満たさない こと
等が判 明した 場合は、 助成額の 全額又は一 部を生産振 興助成事業 にあっては 都道
府県協 議会へ 、取組面 積助成事 業にあって は地域協議 会に速やか に返納する もの
とする。
2
地域協議 会は、1の 返納があ った場合又 は都道府県 協議会から 助成金を受 けた
後、当 該地域 協議会が 事業の推 進に実際に かかった経 費が都道府 県協議会長 に請
求した ときに 必要であ るとした 経費の額を 下回った場 合には、余 剰となった 助成
金を都道府県協議会に 返納するものとする。
3
都道府県 協議会長へ 助成金を 返納しよう とする生産 振興助成事 業の助成金 を受
けた者 及び取 組面積助 成事業を 実施した地 域協議会長 (以下「助 成金返納者 」と
い う 。) が 、 都 道 府 県 協 議 会 長 へ 助成 金 を 返 納 す る 場 合 は 、 別紙 様 式 第 6 号 に よ
り行う ものと し、都道 府県協議 会長は別紙 様式第7号 により返納 期日等につ いて
助成金返納者に通知す るものとする。
なお、都 道府県協議 会は、助 成金の返納 があった場 合は各事業 勘定で管理 する
ものとする。
第5
1
事業の実績報告等
生産振興助成事業の 実施報告書
実施要領 第7の1の 都道府県 協議会長か ら地方農政 局長への報 告は、都道 府県
協議会長が報告を受け た日から10日以内に提 出するものとする。
2
生産振興助成事業の 実施状況報告
実施要領 第7の2の 都道府県 協議会長か ら地方農政 局長への報 告は、7月 15
日までに提出するもの とする。
3
取組面積助成事業の 実績報告書
実施要領 第7の3の 都道府県 協議会長か ら地方農政 局長等への 報告は、都 道府
県協議会長が報告を受 けた日から10日以内に 提出するものとする。
第6
書類の取り扱い
1
関係書類の閲覧
都道府県 協議会は、 必要に応 じて、地域 協議会に対 して都道府 県協議会が 地域
協議会 に対し て行った 各助成措 置に係る経 理内容を調 査し、当該 助成措置の 交付
申請の基礎となった関 係書類等の閲覧を求める ことができるものとする。
2
経理事務指導
都道府県 協議会は、 必要に応 じて、地域 協議会に対 し、都道府 県協議会が 地域
協議会 に対し て行う各 助成措置 に係る経理 が適切に行 われるよう 、必要な指 導を
行うものとする。
3
証拠書類の保管
都道府県 協議会地域 協議会及 びその会員 は、耕畜連 携水田活用 対策事業の 交付
申請の 基礎と なった証 拠書類及 び交付に関 する証拠書 類を、各助 成措置に係 る助
成金の 交付が 完了した 年度の翌 年度開始の 日から起算 して5年間 保管するも のと
する。
ただし、 実施要綱別 紙1の助 成区分の欄 の2の助成 を受けた者 は、整備し た施
設機械等の耐用年数の 間、証拠書類を保管する ものとする。
4
都道府県協議会及び 地域協議会の業務運営の 透明性の確保
都道府県 協議会及び 地域協議 会は、耕畜 連携水田活 用対策事業 に係る手続 に関
する規 定、事 業計画、 活動報告 その他耕畜 連携水田活 用対策事業 を実施する 上で
定めた 計画等 について 、インタ ーネット、 広報誌等に より公開に 努めるもの とす
る。
また、こ の措置を実 施するに 当たり、国 、都道府県 、市町村並 びに都道府 県協
議会及 び地域 協議会の 会員のう ち都道府県 及び市町村 以外の者は 、都道府県 協議
会及び地域協議会に協 力するものとする。
附則
(平成19年5月7 日付け19生畜第206 号)
本運用については、平成 19年4月2日から適用 する。
附則
1
2
(平成19年9月7 日付け19生畜第206 号)
この運用は、平成1 9年9月7日から施行す る。
平成19 年4月2日 からこの 運用に基づ き事業を実 施ししてい る場合につ いて
は、この運用による補 助とみなす。
附則
(平成21年6月2 3日付け21生畜第63 8号)
1
この運用は、平成2 1年6月23日から施行 する。
2
平成21 年4月1日 からこの 運用に基づ き事業を実 施ししてい る場合につ いて
は、この運用による補 助とみなす。