安田女子短期大学の現状と課題 安田女子短期大学の現状と課題 平成21年度 (2009) 平成二十一年度 安 田 女 子 短 期 大 学 は じ め に この度『安田女子短期大学の現状と課題』 (平成21年度版)を作成いたしました。 本報告書は表題が示すとおり、安田女子短期大学の教育活動について、平成19年、20年、21年の3 年間を対象として点検し、取り組むべき課題を明らかにしたものです。 本短期大学は、幼稚園から大学院までを擁する安田学園(大正4年1915年創立)のなかにあって、 昭和30年の開設以来、大学と並んで高等教育に携わり建学の精神 「柔しく剛く」 に則って女子教育に 専念してまいりました。現在は保育科と秘書科の二つの科から構成されており、それぞれに個性豊か な教育を展開しております。とりわけ地域社会との連携が強く地域密着教育重点型の短期大学と呼ぶ ことができます。 本報告書は、認証評価機関である短期大学基準協会の示す評価項目に準拠して作成いたしました。 理由の一つとしては、教育活動を点検 ・ 評価する際に忘れてはならない視点がそこには網羅的に示さ れているからであり二つとしては、法に定められた認証評価の開始初年度(平成17年度)に本学が同 基準協会による認証評価を受けた際、それらの視点が適切であることを経験的に知ったことによりま す。 社会から高等教育の質の保証がつよく求められている今、2年間という短期間に社会の即戦力とな る人材を育成しなければならない私どもとしては、このような社会の要請にどこまで応えているか、 また今後どこまで応えうるかを自問自答しつつ、この報告書の作成に当たりました。 ご高覧いただければ、幸甚に存じます。 安田女子短期大学学長 瀬山 敏雄 安田女子短期大学の現状と課題 平成21年度(2009) 目 次 はじめに * 当該短期大学の特色等について 1 Ⅰ 建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標について 3 1.建学の精神、教育理念について 3 2.教育目的、教育目標について 3 5 3.定期的な点検等について 4.特記事項について Ⅱ 教育の内容について 5 7 1.教育課程について 7 2.授業内容・教育方法について 19 3.教育改善への努力について 20 4.特記事項について 24 Ⅲ 教育の実施体制について 29 1.教員組織について 29 2.教育環境について 32 42 3.図書館等について Ⅳ 教育目標の達成度と教育の効果について 47 1.単位認定について 47 2.授業に対する学生の満足度について 63 3.退学、休学、留年等の状況について 64 66 4.資格取得の取り組みについて 5.学生による卒業後の評価、卒業生に対する評価について 6.特記事項について Ⅴ 学生支援について 67 69 71 1.入学に関する支援について 71 2.学習支援について 75 3.学生生活支援体制について 77 4.進路支援について 88 5.多様な学生に対する支援について 94 6.特記事項について Ⅵ 研究について 95 97 1.教員の研究活動全般について 97 2.研究のための条件について 99 3.特記事項について 100 Ⅶ 社会的活動について 101 1.社会的活動への取り組みについて 101 2.学生の社会的活動について 105 3.国際交流・協力への取り組みについて 106 4.特記事項について 108 Ⅷ 管理運営について 109 1.法人組織の管理運営体制について 109 2.教授会等の運営体制について 113 119 3.事務組織について 4.人事管理について 123 5.特記事項について Ⅸ 財務について 124 125 1.財務運営について 2.財務体質の健全性と教育研究経費について 3.施設設備の管理について Ⅹ 改革・改善について 125 128 129 131 1.自己点検・評価について 131 2.自己点検・評価の教職員の関与と活用について 131 3.相互評価や外部評価について 131 4.第三者評価について 132 ** 将来計画の策定について 別紙様式1 過去3ヶ年(平成19~21年度)の収支計算書の概要 別紙様式2 平成21年度末の貸借対照表概要 あとがき 135 136 138 139 * 当該短期大学の特色等について 《*当該短期大学の特色等について》 (1)学校法人及び当該短期大学の沿革の概要 学校法人安田学園は大正4年4月、安田リヨウが創設した広島技芸女学校に始まる。以来、堅実な 女性の育成に努めるとともに、多数の人材を初等教育界に送り出し顕著な成果を上げてきた。昭和22 年の学制改革に伴い、大正11年4月に開設した高等女学校は新制中学、高校として再出発したが、安 田学園の歴史的伝統に基づく教育方針は今日に至るまで堅持され、現在は幼稚園から小、中、高、短 大、大学および大学院を包含する総合学園となっている。 やさ つよ 安田女子短期大学は、学園訓「柔しく剛く」を教育理念として、昭和30年4月に開学(保育科設 置)し、昭和36年4月に家政科(平成3年4月、生活科学科に改称)を設置、昭和63年4月に秘書科 を設置して3学科体制となった。以後、その体制は平成15年度まで存続してきたが、社会や地域の急 速な変化に対応するために、平成16年4月、生活科学科についてはこれを4年制大学に改組し(家政 学部生活デザイン学科および管理栄養学科) 、学生募集を停止、平成17年3月に廃止して2学科体制 となった。 1)学校法人の沿革 大正 4年 1月 広島技芸女学校設置 9年 4月 広島実科高等女学校に昇格 10年 12月 安田高等女学校設置(昭和23年5月廃止) 昭和 5年 4月 広島女子教員養成所併設(昭和19年3月廃止) 22年 4月 学制改革により安田女子中学校設置 23年 5月 学制改革により安田女子高等学校設置 26年 3月 学校法人安田学園に組織変更 28年 6月 安田幼稚園設置 30年 4月 安田女子短期大学開設 保育科を設置 31年 4月 安田幼稚園を安田女子短期大学付属幼稚園と改称 31年 4月 安田小学校設置 36年 4月 安田女子短期大学に家政科を設置 41年 4月 安田女子大学開設 文学部(日本文学科、英米文学科)を設置 50年 4月 安田女子大学文学部に児童教育学科を設置 56年 4月 安田女子大学付属幼稚園設置 63年 4月 安田女子短期大学に秘書科を設置 平成 6年 4月 安田女子大学に大学院文学研究科修士課程を設置 8年 4月 安田女子大学大学院文学研究科に博士後期課程を設置 10年 4月 安田女子大学文学部に人間科学科を設置 15年 4月 安田女子大学に現代ビジネス学部を設置 16年 4月 安田女子大学に家政学部を設置 16年 4月 安田女子大学文学部人間科学科を心理学科に改組 17年 3月 安田女子短期大学生活科学科を廃止 19年 4月 安田女子大学に薬学部を設置 2)短期大学の沿革 昭和 30年 2月 安田女子短期大学開設 保育科を設置 36年 3月 家政科を設置 ― ― 1 62年 12月 秘書科を設置 平成 3年 4月 家政科を生活科学科に改称 16年 4月 生活科学科の学生募集停止 17年 3月 生活科学科を廃止 (2)現在の設置学科・専攻にいたる改廃状況及び入学者数、定員充足率 平成16年度~平成22年度の入学定員の変遷状況(在籍学生数は各年度の5月1日時点) 学科等の名称 保育科 秘書科 生活科学科 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 入学定員 100 150 150 150 150 150 150 入学者数 127 154 155 153 150 105 169 充足率 (%) 127 102 103 102 100 70 112 収容定員 200 300 300 300 300 300 300 在籍者数 253 279 307 305 303 252 275 充足率 (%) 126 93 102 101 101 84 91 入学定員 100 100 100 100 100 100 100 入学者数 113 108 96 131 130 108 123 充足率 (%) 113 108 96 131 130 108 123 収容定員 200 200 200 200 200 200 200 在籍者数 195 220 203 227 260 236 230 充足率 (%) 97 110 101 113 130 118 115 入学定員 【募集停止】 入学者数 充足率 (%) 収容定員 140 在籍者数 153 充足率 (%) 109 (3)当該短期大学に入学した学生の出身地別人数及び割合 出身地別学生数(平成19年度~21年度) 年度 出身地 広 山 島 愛 岡 鳥 香 兵 福 佐 そ 島 口 根 媛 山 取 川 庫 岡 賀 の 計 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 他 平成19年度 平成20年度 平成21年度 人数(名) 割合(%) 人数(名) 割合(%) 人数(名) 割合(%) 241 22 10 3 4 84.9 7.7 3.5 1.1 1.4 239 24 10 1 3 85.4 8.6 3.6 0.4 1.1 1 0.4 1 1 1 1 1 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 1 0.4 284 100.0 280 100.0 ※各年度とも5月1日現在。 ― ― 2 169 19 20 3 79.3 8.9 9.4 1.4 1 1 0.5 0.5 213 100.0 Ⅰ 建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標について 《Ⅰ 建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標について》 1.建学の精神・教育理念について (1)建学の精神・教育理念(学長) やさ つよ 建学の精神は「柔 しく剛 く」 (学園訓)である。教育の理念もまた、柔しく剛い女性の育成であ る。即ち、創立者、初代学園長の言葉を用いて敷衍するならば、 「人格の完成を目指して、学術や技 能を磨き、徳性を身につけ、いかなる境遇にあっても、女性らしい柔しさと、剛い意志をもって、社 会に貢献できる心身ともに健全な教養ある女性」を育成することが、安田学園および安田女子短期大 学の教育理念であり、目標である。 本短期大学は、大正4年創立の安田学園を母体とする。女性の社会的地位の低かった大正の時代に あって、学園創立者、安田リョウは女性の自立を謳い、女性の社会的役割を人々に認知させることを 目指した。全人教育を行いつつ、同時に技能修得等の実学を推し進めたのである。本短期大学は、こ の学園創立時の精神と理念を継承し、人間としての徳の涵養を図り、職業に資する教育(学術、技能 の修得)を通じて社会に貢献できる女性を育成することを以って、時代を超えて果たすべき責務であ ると考えている。 (2)建学の精神・教育理念の周知方法(学長) 建学の精神、教育理念の浸透を、主に各学科 ・ クラスを対象として毎週行われる「まほろば教養ゼ ミ」(後述)において徹底して図っている。また、学生全体を対象としては学長の告示(入学式)新 入生全員に対する「学長講話」 、学内広報誌「まほろば」 (年3回発行)等で周知、理解を図ってい る。教員を対象とするものとしては、 「全学運営協議会」 (学長、学長補佐、学部長、学科長、事務局 長等で構成)、およびFD(Faculty Development)の場において必要に応じて周知、共有、理解が 図られている。 本学入学を目指す受験生に向けては、教育の理念と教育方針を『大学案内』や諸種のパンフレット に記載して配布したり、年数回のオープンキャンパスで説明したりしている。そのほか、受験生、保 護者、市民にはホームページに分かりやすく記載して発信したり、高校訪問や出張講義の際に教職員 が説明したり、公開講座等を通じてその内容について広報したりしている。地域社会に対しては、公 開講座の場で行っている。なお、対外的に周知するためのPRパンフレット、ホームページ等は必要 に応じて適宜内容を更新し、常に最新情報を掲載することにしている。特に、ホームページでは学校 教育法にそって、教育研究の成果の普及および活用の促進に資するため,その教育研究活動の状況を 積極的に公表している。 2.教育目的、教育目標について (1)教育目的・教育目標 保育科 少子化の進行や核家族化、高学歴社会、世界的な経済不況の中で、乳幼児の子育てを取り巻く社会 環境は急激に変化している。 、それとともに社会的要請は多様化し、 「養護と教育の一体化」 「子育て 支援」等保育の質の向上が要請されている。保育科は開学以来、このような時代の変遷や社会の保育 ニーズを踏まえながら半世紀以上も保育者養成に関わってきた。 その教育の目的とするところは、学園の理念に立脚し、 「知識・技能・情熱のバランスのとれた、 ― ― 3 人間的にも能力的にも優れた、柔しく剛い保育者」の養成である。すなわち、礼節に富み、調和のと れた人間性を身につけるとともに、高度な専門的知識と総合的判断力を備えた、人間性豊かな高資質 の保育者の養成である。 保育科では、学科の教育課程、行事や課外活動等日々の教員との人間的交流を通して、学生達に 「専門職としての保育者たる自覚と誇りを持たせること」を大切にしている。そして、それを内から 支える論理的裏付けとして保育学、心理学等の教科内容を充実して保育の本質や子どもの理解を深め させている。また、保育内容の理解およびそれを的確に展開することのできる保育技術を講義・演 習・実技を適切に配置して習得させるように努力している。さらに、保育実践、保育内容研究の充実 を図り、豊かな感性と乳幼児への強い愛情を持った、広い視野から実践を考えられる保育者、豊かな 創造力と不断の研究心を併せ持った専門職としての保育者の養成に努めている。 秘書科 国際化・情報化の時代に自らの人生を切り拓く自律的学生を育てることを目指す。つまり職業を通 して社会参画し、自らを磨き続けるキャリア教育である。 まず、学園訓「柔しく剛く」を学生各自が理解し、柔しくも剛く、剛くも柔しい「温かい」人間性 を育成する。次に、職業人として必要な基本的な専門知識や技能を習得させる。社会の流れと動向に 敏感に反応し、絶えず専門知識や技能を習得しようとする姿勢や態度を涵養することを目的とする。 さらに、専門知識や技術・技能の習得と併せて、社会人、職業人として必要なマナーや礼儀を涵養 し、マナーや礼儀の陥り易い形式主義を超えた「それは、なぜなのか」という視点を持った問題解決 に向けた思考力と、柔軟性に富んだ行動力の修得を到達目標とする。 (2)教育目的・教育目標の周知方法 保育科 入学前においては、入試広報パンフレット、オープンキャンパス、高校側から招聘されて実施する 学科説明会や模擬授業、高校訪問等の場面において、本学保育科が「建学の理念に立脚した教育活動 を展開していること」 「教育課程・行事・課外活動等全般を通して、教職員・学生が一丸となって教 育目標達成のために協力し合っていること」 「高資質の保育者を育成する環境を準備していること」 を伝えている。 学生には、教育目的、目標は「履修の手引き」 「学生生活ハンドブック」全科目の目的、到達目標 を記載した「シラバス」等での説明や、オリエンテーションセミナー、各期ごとの学科別履修ガイダ ンス、各クラスで週1回実施の「まほろば教養ゼミ」等で機会あるごとに周知している。 また、入学から卒業までの在学中は、学科のカリキュラムをもとにした各授業の実践化によって周 知することになる。個々の学生に対しては、授業内容の習得状況や学習態度、学期毎に行う成績判定 等、各自の具体的な状況や結果を踏まえて周知徹底している。さらに、本科においては卒業後も学生 が大学を来訪して教員の指導を受けることが多い。専任教員は、個々の卒業生に関わりながら、本科 の目的や目標をふまえ、再教育の機会として指導に努力している。 以上のような方法を講じているが、その前提として、教育目標の達成にあたっては、教員間の共通 認識は確固たるものがなければならない。学科会議を開催し、教育の目的・目標を確認し、意識統一 を行っている。 秘書科 学生に対しては入学前から入試広報パンフレットや安田のホームページ、オープンキャンパス等 で、本学科の性格・特色を知らせると同時に教育目的、目標の周知徹底を図っている。平成19年度入 学生からは入学予定者に対して「入学前交流会」を開催して入学までの過ごし方等についてのアドバ ― ― 4 イスや秘書科の授業紹介を行っている。 また、入学後は、学年ガイダンス、それに続いてクラス別ガイダンスがあり、チューターが秘書科 の教育目的や目標を伝えている。また、例年5月上旬のオリエンテーションセミナーでは上級生と新 入生の交流を通じて上級生から秘書科マインドと秘書科ポリシーが受け継がれている。 さらに、本学科では、学科会議や小委員会を立ち上げ、本学科の教育目的・目標に対する教職員間 の共通認識の再確認を常に図っている。 本学科独自のホームページ作成にあたっては、高校生・受験生・卒業生、一般を対象にした広報活 動を実施し、学生の活動や学科行事の紹介等随時更新を図り、学科の目的と活動内容の周知に努めて いる。 なお、平成20年度からは、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」 (教育G P)に選定された取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課程と教育課程 外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築)のもとに、教育目的・教育目標の周知徹底を図って いる。 3.定期的な点検等について (1)建学の精神・教育理念の解釈の見直し、教育目的・教育目標の点検(学長) 建学の精神・教育理念の確認と教育目的や教育目標の達成は、基本的には各科の教育カリキュラム に反映されている。修業年限2年のなかで密度の濃い教育を行うためにも、開講科目の決定に先立っ て学科毎の教育目的・目標を具体的に点検・確認して毎年カリキュラム編成時に行っている。そのた めに、各科会において、建学の精神、教育理念等は日常的に議論されている。また、自己点検 ・ 評価 委員会の活動を通して全学的に点検 ・ 評価に取り組んでいる。 (2)上記見直し・点検等に対する理事会又は短期大学教授会の関与(学長) 建学の精神、教育理念の解釈の見直しは、理事長、学長を中心に理事会において適宜話題としてと りあげており、必要に応じてすぐ見直しに入れる態勢をとっている。短期大学教授会においては、各 個別の問題を審議するのみでなく、教育目的、目標の検討も行っている。 4.特記事項について (1)建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標について努力していること 建学の精神の実現と教育理念の達成に向けて本学が独自に行っている取り組みとして「まほろば教 養ゼミ」がある。その前身は「まほろばタイム」 (通称 MT)として実施されていた活動である。こ れは通常の授業とは別に(単位外の時間として)週1回(木曜日2限目) 、クラス単位で実施された もので、学生の主体的活動を奨励し、これをチューター(クラス指導教員)が支援するかたちをとっ ていた。前半の連絡事項、教室の清掃に始まって、後半は3分間スピーチ、学生同士の話し合い等多 種多様な活動が行われたが、すべて建学の精神・教育理念を実践を通して体得させるための仕組みで あった。この「まほろばタイム」を、現時点では「まほろば教養ゼミ」として単位認定して実施して いる。短期大学にあって、学位授与の方針や教育研究上の目的を明確化して、効率的に授業展開する ことが必要であることを認識し、学生の学修の実態を細やかに把握し、明確にされた授業計画に沿う 指導をしている。 ― ― 5 Ⅱ 教育の内容について 《Ⅱ 教育の内容について》 1.教育課程について (1)教育課程表 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 授業科目名 授業形態 講義 科目の種別 保育科 1)平成21年度生 特別科目 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 基礎教育科目 専門教育科目 まほろば教養ゼミⅠ ○ 1 ○ 148 (4) 1 まほろば教養ゼミⅡ ○ 1 ○ 153 (4) 2 日本国憲法 ○ 2 ○ 150 1 幼、(保) *1 人間と環境 ○ 2 ○ 150 1 (保)*1 生命と倫理 ○ 2 ○ 147 1 (保)*1 国際協力 ○ 2 ○ 79 2 (保)*1 アメリカ文化語学演習 ○ 2 ○ 0 1 (保)*1 聴講生2名 イギリス文化語学演習 ○ 2 - - (保)*1 非開講 ニュージーランド文化語学演習 ○ 2 ○ 2 1 (保)*1 情報処理基礎Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、(保) *1 情報処理基礎Ⅱ ○ 1 ○ 152 (4) 2 幼、(保) *1 英語コミュニケーションⅠ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、(保) 英語コミュニケーションⅡ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、(保) 英語コミュニケーションⅢ ○ 1 ○ 3 2 (保) 英語コミュニケーションⅣ ○ 1 ○ 4 2 (保) 体育理論 ○ 1 ○ - 2 幼、保 新規 体育実技 ○ 1 ○ - 2 幼、保 新規 社会福祉 ○ 2 ○ 150 1 保 社会福祉援助技術 ○ 2 ○ ○ 147 (4) 1 保 児童福祉Ⅰ ○ 2 ○ 150 (2) 1 保 児童福祉Ⅱ ○ 2 ○ 保育原理Ⅰ ○ 2 ○ 150 (2) 1 幼、保 保育原理Ⅱ ○ 2 ○ 147 (2) 1 幼、保 養護原理 ○ 2 ○ 147 (2) 1 保 保育者論 ○ 2 ○ ○ 150 1 幼、保 教育原理 ○ 2 ○ 153 2 幼、保 教育行政論 ○ 2 ○ 153 (2) 2 幼 幼児教育方法論 ○ 2 ○ 2 幼、(保) 新規 ― ― 7 1 - 2 (保) 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 専門教育科目 保育課程論 ○ 2 ○ 147 (2) 1 幼 発達心理学Ⅰ ○ 2 ○ 150 (2) 1 幼、保 発達心理学Ⅱ ○ 2 ○ 147 (2) 1 幼、(保) 教育心理学 ○ 2 ○ 153 (2) 2 幼、保 幼児理解の理論と保育相談 ○ 2 ○ - 2 幼、(保) 新規 小児保健Ⅰ ○ 2 ○ 150 1 保 小児保健Ⅱ ○ 2 ○ 147 1 保 小児保健Ⅲ ○ 1 ○ 147 (2) 1 保 小児栄養Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 小児栄養Ⅱ ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 精神保健 ○ 2 ○ 153 (2) 2 保 家族援助論 ○ 2 ○ 153 (2) 2 保 保育内容総論 ○ 2 ○ 150 (4) 1 幼、保 保育内容 健康Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) 2 幼、保 保育内容 健康Ⅱ ○ 1 ○ 89 (2) 保育内容 人間関係Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) 保育内容 人間関係Ⅱ ○ 1 ○ 86 (2) 保育内容 環境Ⅰ ○ 1 ○ 147 (4) 保育内容 環境Ⅱ ○ 1 ○ 91 (2) 保育内容 言葉Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 保育内容 言葉Ⅱ ○ 1 ○ 91 (2) 保育内容 表現Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) 2 幼、保 保育内容 表現Ⅱ ○ 1 ○ 153 (4) 2 幼、保 保育内容 表現Ⅲ ○ 1 ○ 110 (3) 2 (幼) 、 (保) 乳児保育Ⅰ ○ 1 ○ 147 (4) 1 保 乳児保育Ⅱ ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 障害児保育 ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 養護内容 ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 幼児音楽Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児音楽Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 幼児美術Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児美術Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 幼児体育Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児体育Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 器楽Ⅰ ○ 1 ○ ○ 148(18) 1 幼、保 器楽Ⅱ ○ 1 ○ ○ 153(18) 2 幼、保 幼児身体表現Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児身体表現Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 生活 ○ 2 ○ 153 (2) 2 幼 ― ― 8 2 (幼) 、 (保) 2 幼、保 2 (幼) 、 (保) 1 幼、保 2 (幼) 、 (保) 1 幼、保 2 (幼) 、 (保) 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 専門教育科目 養護内容特殊講義 ○ 2 ○ 35 2 野外活動演習 ○ 2 ○ 10 1 児童文化 ○ 2 ○ 5 2 学校等支援活動 ○ 1 0 1,2 保育実習指導 ○ 1 ○ 153 1,2 保 保育実習Ⅰ ○ 4 ○ 153 1,2 保 保育実習Ⅱ ○ 2 ○ 153 2 (保) 保育実習Ⅲ ○ 2 ○ 1 2 (保) 教育実習指導 ○ 1 ○ 153 1,2 幼 教育実習Ⅰ ○ 1 ○ 147 1 幼 教育実習Ⅱ ○ 3 ○ 153 2 幼 総合演習 ○ 2 ○ 147 (4) 1 幼、保 児童福祉・社会福祉研究 ○ 2 ○ 2 *2 保育・教育研究 ○ 2 ○ 2 *2 発達心理学研究 ○ 2 ○ 2 *2 保育内容研究 ○ 2 ○ 2 *2 9 18 (2) 9 117 (5) ※「備考」欄の「幼」は「幼二種免必修科目」 、 「 (幼) 」は「幼二種免選択必修科目」を表す。 ※「備考」欄の「保」は「保育士資格必修科目」 、 「 (保) 」は「保育士資格選択必修科目」を表す。 ※「前年度の履修人員」欄の「-」は平成20年度新規科目か、平成20年度非開講科目のため実績がな いことを表す。 ※ *1は該当科目の中から計8単位以上選択必修 ※ *2は該当科目の中から1科目2単位を選択必修 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 授業科目名 講義 科目の種別 2)平成20年度入学生 特別科目 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 基礎教育科目 まほろば教養ゼミⅠ ○ 1 ○ 148 (4) 1 まほろば教養ゼミⅡ ○ 1 ○ 153 (4) 2 日本国憲法 ○ 2 ○ 150 1 幼、(保) *1 人間と環境 ○ 2 ○ 150 1 (保)*1 生命と倫理 ○ 2 ○ 147 1 (保)*1 国際協力 ○ 2 ○ 79 2 (保)*1 アメリカ文化語学演習 ○ 2 ○ 0 1 (保)*1 聴講生2名 イギリス文化語学演習 ○ 2 - - (保)*1 非開講 ニュージーランド文化語学演習 ○ 2 ○ 2 1 (保)*1 情報処理基礎Ⅰ ○ 1 ○ ― ― 9 150 (4) 1 幼、(保) *1 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 基礎教育科目 情報処理基礎Ⅱ ○ 1 ○ 152 (4) 2 幼、(保) *1 英語コミュニケーションⅠ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、(保) 147 (4) 1 幼、(保) 英語コミュニケーションⅡ ○ 1 ○ 英語コミュニケーションⅢ ○ 1 ○ 3 2 (保) 英語コミュニケーションⅣ ○ 1 ○ 4 2 (保) 体育理論 ○ 1 ○ - 2 幼、保 新規 体育実技 ○ 1 ○ - 2 幼、保 新規 社会福祉 ○ 2 ○ 150 1 保 社会福祉援助技術 ○ 2 ○ ○ 147 (4) 1 保 児童福祉Ⅰ ○ 2 ○ 150 (2) 1 保 児童福祉Ⅱ ○ 2 ○ 保育原理Ⅰ ○ 2 ○ 150 (2) 1 幼、保 保育原理Ⅱ ○ 2 ○ 147 (2) 1 幼、保 養護原理 ○ 2 ○ 147 (2) 1 保 1 2 (保) 専門教育科目 保育者論 ○ 2 ○ ○ 150 1 幼、保 教育原理 ○ 2 ○ 153 2 幼、保 教育行政論 ○ 2 ○ 153 (2) 2 幼 幼児教育方法論 ○ 2 ○ 2 幼、(保) 新規 保育課程論 ○ 2 ○ 147 (2) 1 幼 発達心理学Ⅰ ○ 2 ○ 150 (2) 1 幼、保 発達心理学Ⅱ ○ 2 ○ 147 (2) 1 幼、(保) 教育心理学 ○ 2 ○ 153 (2) 2 幼、保 幼児理解の理論と保育相談 ○ 2 ○ - 2 幼、(保) 新規 小児保健Ⅰ ○ 2 ○ 150 1 保 小児保健Ⅱ ○ 2 ○ 147 1 保 小児保健Ⅲ ○ 1 ○ 147 (2) 1 保 小児栄養Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 小児栄養Ⅱ ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 精神保健 ○ 2 ○ 153 (2) 2 保 家族援助論 ○ 2 ○ 153 (2) 2 保 - 保育内容総論 ○ 2 ○ 150 (4) 1 幼、保 保育内容 健康Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) 2 幼、保 保育内容 健康Ⅱ ○ 1 ○ 89 (2) 保育内容 人間関係Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) 保育内容 人間関係Ⅱ ○ 1 ○ 86 (2) 保育内容 環境Ⅰ ○ 1 ○ 147 (4) 保育内容 環境Ⅱ ○ 1 ○ 91 (2) 保育内容 言葉Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 保育内容 言葉Ⅱ ○ 1 ○ 91 (2) 保育内容 表現Ⅰ ○ 1 ○ 153 (4) ― ― 10 2 (幼) 、 (保) 2 幼、保 2 (幼) 、 (保) 1 幼、保 2 (幼) 、 (保) 1 幼、保 2 (幼) 、 (保) 2 幼、保 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 専門教育科目 保育内容 表現Ⅱ ○ 1 ○ 153 (4) 2 保育内容 表現Ⅲ ○ 1 ○ 110 (3) 2 (幼) 、 (保) 乳児保育Ⅰ ○ 1 ○ 148 (4) 1 保 乳児保育Ⅱ ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 障害児保育 ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 養護内容 ○ 1 ○ 153 (4) 2 保 幼児音楽Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児音楽Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 幼児美術Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児美術Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 幼児体育Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児体育Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 器楽Ⅰ ○ 1 ○ ○ 148(18) 1 幼、保 器楽Ⅱ ○ 1 ○ ○ 153(18) 2 幼、保 幼児身体表現Ⅰ ○ 1 ○ 150 (4) 1 幼、保 幼児身体表現Ⅱ ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 生活 ○ 2 ○ 153 (2) 2 幼 養護内容特殊講義 ○ 2 ○ 35 2 野外活動演習 ○ 2 ○ ○ 10 1 児童文化 ○ 2 ○ 5 2 学校等支援活動 ○ 1 保育実習指導 保育実習Ⅰ 幼、保 0 1,2 153 1,2 保 153 1,2 保 ○ 1 ○ 153 保育実習Ⅲ ○ 4 ○ 1 教育実習指導 ○ 2 ○ 153 教育実習Ⅰ ○ 2 ○ 147 1 幼 教育実習Ⅱ ○ 1 ○ 153 2 幼 総合演習 ○ 1 ○ 147 (4) 1 幼、保 児童福祉・社会福祉研究 ○ 3 ○ 2 *2 2 *2 2 *2 2 *2 保育・教育研究 ○ 2 ○ 発達心理学研究 ○ 2 ○ 保育内容研究 ○ 2 ○ 9 18 (2) 9 117 (5) 2 (保) 科目等履 修生1名 保育実習Ⅱ 2 (保) 1,2 幼 ※「備考」欄の「幼」は「幼二種免必修科目」 、 「 (幼) 」は「幼二種免選択必修科目」を表す。 ※「備考」欄の「保」は「保育士資格必修科目」 、 「 (保) 」は「保育士資格選択必修科目」を表す。 ※「前年度の履修人員」欄の「-」は平成20年度新規科目か、平成20年度非開講科目のため実績がな いことを表す。 ※ *1は該当科目の中から計8単位以上選択必修 ※ *2は該当科目の中から1科目2単位を選択必修 本科では、教育課程編成の際は一貫して学科としての教育目標、すなわち「知識・技能・情熱のバ ランスのとれた、人間的にも能力的にも優れた、柔しく剛い保育者の養成」を基本的な方針と考えて ― ― 11 きた。入学する学生のほぼ全員が、専門職としての総合的能力を修得し、保育士資格と幼稚園教諭二 種免許状を取得することを目的として学修しており、就職希望者の95% を越える学生が幼稚園、保 育所等の保育職に就いている。2年という短い修学期間の中で質の高い保育者養成を行い、社会の要 請に応えていかなければならないのが本学科の使命と考えている。 本科教育課程編成の特徴は、第一に「基礎技能」 (教育職員免許法では教科に関する科目と呼んで いる)を1年生で習得させ、確かな技術を支えに各種の実習に臨めるように編成していること、第二 に、幅広い知識を持った保育者としていくつかの専門教育科目を学内措置として必修単位に指定して いる点である。本科の独自科目としては、①全学的に行われている「まほろば教養ゼミⅠ」 「まほろ ば教養ゼミⅡ」 、②昭和30年開学当初から開設されている「リズム理論及び実習」を改訂して幼児の 身体表現活動の指導に必要な基礎技能を養成する「幼児身体表現Ⅰ」 (1単位) 、 「幼児身体表現Ⅱ」 (1単位) 、および、③2年生では保育に関する領域で興味を抱いた課題について、保育専門職とし て研究する「卒業研究」 (2単位) 、④宿泊保育や野外を利用した保育活動を展開するにあたっての必 要な知識・技能を身に付ける「野外活動演習」 (2泊3日の宿泊演習を含む、2単位) 、⑤社会的養護 の役割や心の傷を抱えた子ども等への接し方、家族の再構築や養育機能の再生・強化等を学ぶ「養護 内容特殊講義」 (2単位)等がある。 授業は原則として、講義は1・2年生ともに、学年を2グループに編成、演習・実技は4グループ に編成して行っている。授業内容に応じた適切な履修者数や授業形態については学生の学習意欲にも 関連してくるため、常に、学生の履修態度を見ながら改善に努めている。学外実習を伴う教育実習指 導、保育実習指導については、学科の専任教員2名ずつを配して、日々の授業を行うとともに、折々 に外部講師(幼稚園、保育所、施設等の園長、医師等)を招聘して、現場の実態を知らせる努力もし ている。 授業形態 単位 1 ○ 1 心理学 ○ 職業論 ○ 健康科学 ○ 生涯設計 ○ 国際協力 兼任 ○ 兼担 基礎教育科目 まほろば教養ゼミⅡ 専任 特別科目 まほろば教養ゼミⅠ 教員配置 自由 選択 必修 実習 演習 授業科目名 講義 科目の種別 秘書科 1)平成21年度入学生 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 専門教育科目 ○ 130 (3) 1 ○ 128 (3) 2 2 ○ 80 2 *1、 (情) 2 ○ 130 1 *1、 (秘) 2 ○ ○ 76 1 *1、医 2 ○ 132 1 *1、 (秘) ○ 2 ○ 79 2 *1 アメリカ文化語学演習 ○ 2 ○ 0 1 *1 イギリス文化語学演習 ○ 2 - *1 非開講 ニュージーランド文化語学演習 ○ 2 ○ 0 1 *1 秘書学概論Ⅰ ○ 2 ○ 130 (2) 1 秘、 (情) 、 医 秘書学概論Ⅱ ○ 2 ○ 130 (2) 1 秘、(情) 秘書実務Ⅰ ○ 1 ○ 130 (3) 1 秘、 (情) 、 医 秘書実務Ⅱ ○ 1 ○ 131 (3) 1 秘、 (情) 、 医 秘書実務Ⅲ ○ 1 ○ 130 (3) 2 秘、 (情) 、 医 ― ― 12 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 秘、 (情) 、 医 秘書実務Ⅳ ○ 1 ○ 128 (3) 2 経営学概論 ○ 2 ○ 130 1 (秘) 、 (情) 経済学概論 ○ 2 ○ 130 1 (秘) 、 (情) 表現技術Ⅰ ○ 1 ○ ○ 130 (3) 1 (秘) 、 (情) 表現技術Ⅱ ○ 1 ○ 130 (3) 1 (秘) 、 (情) コンピュータ基礎Ⅰ ○ 1 ○ 130 (3) 1 (秘) 、情、 医 コンピュータ基礎Ⅱ ○ 1 ○ 130 (3) 1 (秘) 、情、 医 エンドユーザコンピューティング ○ 2 ○ 128 (3) 2 (秘) 、情 英語Ⅰ ○ 1 ○ 130 (4) 1 英語Ⅱ ○ 1 ○ 130 (4) 1 実用英語Ⅰ ○ 1 ○ 130 (3) 2 (秘) 実用英語Ⅱ ○ 1 ○ 128 (3) 2 (秘) 卒業研究Ⅰ ○ 1 ○ 130(10) 2 卒業研究Ⅱ ○ 1 ○ 128(10) 2 専門教育科目 人間関係論 ○ 2 ○ 23 2 (秘) 、 (情) 医療秘書概論 ○ 2 ○ 66 1 医 医療情報処理 ○ 1 ○ 55 2 医 金融論 ○ 2 ○ 107 1 (秘) 、 (情) 製造業と流通業 ○ 2 ○ 116 1 (秘) 、 (情) 簿記・会計Ⅰ ○ 2 ○ ○ 130 (3) 1 (秘) 、 (情) 、医 簿記・会計Ⅱ ○ 2 ○ ○ 130 (3) 1 (秘) 、 (情) 、医 簿記演習 ○ 1 ○ 34 (2) 1 (秘) 、 (情) 現代ビジネス論 ○ 2 ○ ○ 62 2 (秘) マーケティング論 ○ 2 ○ 75 2 (秘) 企業と法律 ○ 2 ○ 55 2 (秘) 、 (情) 日本経済概説 ○ 2 ○ 82 2 (秘) 、 (情) 現代社会論 ○ 2 ○ 60 1 (秘) 、 (情) 情報社会論 ○ 2 ○ 127 2 128 (2) 1 (秘) 、 (情) (秘) 、 (情) 社会統計演習 ○ 2 ○ プロジェクトワーク ○ 2 ○ 4 2 (秘) 実用書道 ○ 2 ○ 114 1 (秘) ホスピタリティ論 ○ 2 ○ 56 2 (秘) 日本文化演習 ○ 2 ○ ○ 12 情報処理論 ○ 2 ○ 130 1 (秘) 、情 コンピュータシステム ○ 2 ○ 130 (3) 1 (秘) 、 (情) 情報ネットワーク演習 ○ 2 ○ 130 (3) 1 ソフトウェア演習 ○ 2 ○ 130 (3) 2 (秘) 、 (情) プレゼンテーション演習 ○ 2 ○ 61 2 (秘) 、 (情) 情報検索 ○ 2 ○ 89 2 (秘) ― ― 13 2 情 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 専門教育科目 医療秘書科目 英会話Ⅰ ○ 1 ○ 64 (3) 1 英会話Ⅱ ○ 1 ○ 18 (2) 1 英会話Ⅲ ○ 1 ○ 21 2 英会話Ⅳ ○ 1 ○ 10 2 ビジネス英語Ⅰ ○ 1 ○ 61 (2) 1 (秘) ビジネス英語Ⅱ ○ 1 ○ 40 (2) 1 (秘) 比較文化演習Ⅰ ○ 1 ○ 23 1 (秘) 比較文化演習Ⅱ ○ 1 ○ 21 2 (秘) 海外生活英語 ○ 1 ○ 23 1 ビジネス英語Ⅲ ○ 1 ○ 23 1 オーストラリア事情 ○ 1 ○ 23 1 ビジネス国際実務 ○ 1 ○ 23 1 医療基礎 ○ 2 ○ 64 1 医 医療情報学 ○ 2 ○ ○ 54 2 医 ケアシステム論 ○ 2 ○ 66 2 医 医療保険事務Ⅰ ○ 2 ○ 55 2 医 医療保険事務Ⅱ ○ 2 ○ 51 2 医 医療秘書実務 ○ 2 ○ 51 2 医 ※「備考」欄の「医」は「医療秘書必修科目」を表す。 ※「備考」欄の「秘」は「上級秘書士必修科目」 、 「 (秘) 」は「上級秘書士選択必修科目」を表す。 ※「備考」欄の「情」は「上級情報処理士必修科目」 、 「 (秘) 」は「上級情報処理士選択必修科目」を 表す。 ※ *1は該当科目の中から計8単位以上選択必修 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 授業科目名 講義 科目の種別 2)平成20年度入学生 特別科目 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 基礎教育科目 まほろば教養ゼミⅠ ○ 1 ○ 130 (3) 1 まほろば教養ゼミⅡ ○ 1 ○ 128 (3) 2 心理学 ○ 2 ○ 80 2 *1、 (情) 職業論 ○ 2 ○ 130 1 *1、 (秘) 健康科学 ○ 2 ○ ○ 76 1 *1、医 生涯設計 ○ 2 ○ 132 1 *1、 (秘) 国際協力 ○ 2 ○ 79 2 *1 アメリカ文化語学演習 ○ 2 ○ イギリス文化語学演習 ○ 2 専門教育科目 0 1 *1 - *1 非開講 0 1 *1 130 (2) 1 秘、 (情) 、 医 ニュージーランド文化語学演習 ○ 2 ○ 秘書学概論Ⅰ ○ 2 ○ 秘書学概論Ⅱ ○ 2 ○ 130 (2) 1 秘、(情) ○ 1 ○ 130 (3) 1 秘、 (情) 、 医 秘書実務Ⅰ ― ― 14 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 秘書実務Ⅱ ○ 1 ○ 131 (3) 1 秘、 (情) 、 医 秘書実務Ⅲ ○ 1 ○ 130 (3) 2 秘、 (情) 、 医 秘書実務Ⅳ ○ 1 ○ 128 (3) 2 秘、 (情) 、 医 経営学概論 ○ 2 ○ 130 1 (秘) 、 (情) 経済学概論 ○ 2 ○ 130 1 (秘) 、 (情) 表現技術Ⅰ ○ 1 ○ ○ 130 (3) 1 (秘) 、 (情) 表現技術Ⅱ ○ 1 ○ 130 (3) 1 (秘) 、 (情) コンピュータ基礎Ⅰ ○ 1 ○ 130 (3) 、情、 1 (秘) 医 コンピュータ基礎Ⅱ ○ 1 ○ 130 (3) 1 (秘) 、情、 医 エンドユーザコンピューティング ○ 2 ○ 128 (3) 2 (秘) 、情 英語Ⅰ ○ 1 ○ 130 (4) 1 英語Ⅱ ○ 1 ○ 130 (4) 1 実用英語Ⅰ ○ 1 ○ 130 (3) 2 (秘) 実用英語Ⅱ ○ 1 ○ 128 (3) 2 (秘) 卒業研究Ⅰ ○ 1 ○ 130(10) 2 卒業研究Ⅱ ○ 1 ○ 128(10) 2 専門教育科目 人間関係論 ○ 2 ○ 23 2 (秘) 、 (情) 医療秘書概論 ○ 2 ○ 66 1 医 ○ 1 ○ 55 2 医 医療情報処理 金融論 ○ 2 ○ 107 1 (秘) 、 (情) 製造業と流通業 ○ 2 ○ 116 1 (秘) 、 (情) 簿記・会計Ⅰ ○ 2 ○ ○ 130 (3) (秘) 、 1 (情) 、医 簿記・会計Ⅱ ○ 2 ○ ○ 130 (3) (秘) 、 1 (情) 、医 ○ 1 ○ 34 (2) 1 (秘) 、 (情) 2 ○ 62 2 (秘) 簿記演習 現代ビジネス論 ○ ○ マーケティング論 ○ 2 ○ 75 2 (秘) 企業と法律 ○ 2 ○ 55 2 (秘) 、 (情) 日本経済概説 ○ 2 82 2 (秘) 、 (情) 現代社会論 ○ 2 60 1 (秘) 、 (情) 情報社会論 ○ ○ ○ 2 ○ 127 1 (秘) 、 (情) 社会統計演習 ○ 2 ○ 128 (2) 1 (秘) 、 (情) プロジェクトワーク ○ 2 ○ 実用書道 ホスピタリティ論 ○ 日本文化演習 ○ 2 2 ○ ○ 2 ○ 2 ○ 情報処理論 ○ コンピュータシステム ○ 2 ○ 情報ネットワーク演習 ○ 2 ○ 2 ○ ソフトウェア演習 ○ ― ― 15 ○ ○ 4 2 (秘) 114 1 (秘) 56 2 (秘) 12 2 130 1 (秘) 、情 130 (3) 1 (秘) 、 (情) 130 (3) 1 130 (3) 2 (秘) 、 (情) 情 授業形態 単位 教員配置 兼任 兼担 専任 自由 選択 必修 実習 演習 講義 科目の種別 授業科目名 備考 前年度の 履修人員 (クラス数) 配当 その他 年次 専門教育科目 プレゼンテーション演習 ○ 2 ○ 61 2 (秘) 、 (情) 情報検索 ○ 2 ○ 89 2 (秘) 英会話Ⅰ ○ 1 ○ 64 (3) 1 英会話Ⅱ ○ 1 ○ 18 (2) 1 英会話Ⅲ ○ 1 ○ 21 2 英会話Ⅳ ○ 1 ○ 10 2 ビジネス英語Ⅰ ○ 1 ○ 61 (2) 1 (秘) ビジネス英語Ⅱ ○ 1 ○ 40 (2) 1 (秘) 比較文化演習Ⅰ ○ 1 ○ 23 1 (秘) 比較文化演習Ⅱ ○ 1 ○ 21 2 (秘) 海外生活英語 ○ 1 ○ 23 1 ビジネス英語Ⅲ ○ 1 ○ 23 1 オーストラリア事情 ○ 1 ○ 23 1 ○ 1 ○ 23 1 ビジネス国際実務 医療秘書科目 医療基礎 ○ 2 ○ 64 1 医 医療情報学 ○ 2 ○ ○ 54 2 医 ケアシステム論 ○ 2 ○ 66 1 医 医療保険事務Ⅰ ○ 2 医療保険事務Ⅱ ○ 医療秘書実務 ○ 2 2 ○ ○ 55 2 医 ○ 51 2 医 51 2 医 ※「備考」欄の「医」は「医療秘書必修科目」を表す。 ※「備考」欄の「秘」は「上級秘書士必修科目」 、 「 (秘) 」は「上級秘書士選択必修科目」を表す。 ※「備考」欄の「情」は「上級情報処理士必修科目」 、 「 (秘) 」は「上級情報処理士選択必修科目」を 表す。 ※ *1は該当科目の中から計8単位以上選択必修 秘書科では、必修科目は専門教育科目の中に「基本科目・卒業研究」として24単位の科目を定めて おり、その他は学生が選択できる教育課程となっている。資格の取得については、各資格の規程に基 づき、本学が開設した授業科目の中から履修すべき科目を指定している。基礎教育科目、専門教育科 目の必修科目のほとんどは、専任教員が担当している。 「秘書実務」等の実務関係科目、 「コンピュータ基礎」等の情報科目、英語科目はスキルや運用能 力の習熟を図るため演習形態である。履修コースは設定していないが、資格取得のための科目履修モ デルを学生に具体的に提示して説明している。 また基礎教育科目として5科目を設けているが、より広範な教養を学びたい学生のために、単位互 換制度を用い、8単位を上限として、 「安田女子大学で開講される共通教育科目」を履修し、基礎教 育科目に充てることが可能となっている。 (2)取得可能な免許・資格 保育科 1)保育士資格 2)幼稚園教諭二種免許状 ― ― 16 秘書科 1)「上級秘書士」資格(全国大学実務教育協会認定) 2)「上級情報処理士」資格(全国大学実務教育協会認定) 3)「医療秘書認定試験」受験資格(日本医師会認定) (3)選択科目について 保育科 本学科で開設している93科目のうち、27科目が卒業必修科目である。残りの科目は卒業要件上(幼 稚園教諭二種免許状および保育士資格を取得しない)では選択科目であり、その履修は自由選択であ る。ただし、本学科の特性上、在籍している学生のほぼ全員が免許・資格取得を目指しており,選択 科目についてもその大半を全員が履修している。 そのため、前期・後期それぞれの授業開始前日に行う履修ガイダンスでは、免許・資格取得希望者 に合わせ履修ガイダンスを行い、 「免許・資格は取得しない」 「幼稚園教諭二種免許状のみ取得」「保 育士資格のみ取得」を希望する学生には、個別に指導を行っている。また、ガイダンスでは、履修手 続きで行うWEB履修登録での入力ミスを起こさないよう、基本の時間割(学年別・クラス別の履修 モデル)を提示し、選択科目については免許・資格に関する科目、自由選択科目の区別を明らかにし ている。 『履修の手引』には教育課程を記載し、 「卒業必修科目」 「幼稚園教諭二種免許状必修科目」 「保育 士資格必修科目」の別を明らかにしており、単位計算の方法について教育課程表をスクリーン上で示 しながら説明をし、学生が自己管理をできるように指導している。 また、各期の時間割を作成する場合、複数の科目を同一時間帯に開講しないことを原則とし、学生 が希望する選択科目を全て履修できるように配慮している。 秘書科 本学科で開設している約70科目のうち、21科目が卒業必修科目である。残りの科目は卒業要件上の 選択科目が大半である。キャリアを構築する一助となる様々な検定試験や資格取得を奨励し、持続的 な生涯学習の「意識付け」を常に行っている。学生は「上級秘書士資格」 「上級情報処理士資格」「医 療秘書認定試験受験資格」の取得が可能であり、いずれも自由選択であるが、学生のほとんどは何ら かの資格を取得して卒業しようという姿勢がみられる。ただし、海外留学の事前・事後学習科目で ある「比較文化演習Ⅰ、Ⅱ」 「海外生活英語」については、海外留学に参加する学生のための科目と なっている。 学生に対しては各学期の「履修についてのガイダンス」の際に資料を配付し、選択科目について詳 細に説明をしている。また、学生が希望する選択科目を全て履修できるように、他の科目と重ならな いように時間割を組んでいる。 (4)卒業要件及びその周知方法 1)卒業要件単位数およびその他の卒業要件(必要単位の修得、学生の納付等) ①卒業要件単位数 ― ― 17 科 目 区 分 保 育 科 秘 書 科 特別科目 2 2 人間系 基礎教育科目 情報系 8単位 以上 言語系 2 体育系 2 専門教育科目 合計 12単位以上 合計 8単位以上 合計50単位以上 合 計 基本科目・ 卒業研究 24 展開科目 30単位 以上 54単位 以上 64単位以上 a. 特別科目においては、 「まほろば教養ゼミ」を2単位修得しなければならない。 b. 基礎教育科目は、保育科においては12単位以上(人間系・情報系併せて8単位以上、言語系2 単位以上、体育系2単位以上) 、秘書科においては合計8単位以上修得しなければならない。 c. 専門教育科目は、保育科においては必修の全科目と選択科目の中から50単位以上、秘書科にお いては基本科目・卒業研究合計24単位のほか、展開科目の中から30単位以上、合計54単位以上 を修得しなければならない。 d. 安田女子大学において開講される [ 共通教育科目 ] の単位を修得した場合、8単位を上限とし て基礎教育科目の単位に充てることができる。 e.「教育ネットワーク中国」に加盟している大学・短期大学において開講される単位互換科目の 単位を修得した場合4単位を上限として基礎教育科目または専門教育科目の選択科目の単位と して算入できる。 ②卒業要件単位数 a. 2年以上(4年以下)在学すること。 b. 各学科において所定の科目を履修し、①に示した単位数を修得すること。 c. 諸納付金(授業料・施設設備費・諸経費)を所定の納付方法に基づき納付すること。 2)学生への卒業要件周知方法 学生への卒業要件等の周知は全学生に配付した「履修の手引」を基本としている。周知徹底を 図るため1年前後期、2年前後期の最初に学生全員を集め、教務委員が「履修の手引」等に基づ いて「履修についてのガイダンス」を実施している。その他「まほろば教養ゼミ」やオフィスア ワーを利用し、個々の学生に個別指導も随時行っている。 成績管理は学生の自己責任において行われているが、最終的卒業要件の確認と指導は、 「成績 通知書」を配付することによって行っている。 「成績通知書」は、学期毎にチューターを通じて 各個人へ配付され、既履修科目成績・既履修合計単位数も記入されており、学生自身が卒業要件 を確認する。また、学内のコンピュータを利用して WEB 上にある「成績情報」から直近の既履 修科目成績・既履修合計単位数を確認することもできる。 「履修の手引」は毎年1回発行し全員 に配付している。この冊子には、教育課程卒業要件等が記載されており、学生個人がいつでも要 件等を確認することができる。 (5)教育課程の見直し、改善について(学科長) 保育科 本科の教育課程は学科の教育目的をふまえ、幼稚園教諭免許および保育士資格の取得を前提に編成 されている。したがって、文部科学省・厚生労働省の定める法令に準拠した内容であることは言うま でもない。一方、本学のより特徴のある教育を行うために、科長を中心として教育課程の見直しを行 ― ― 18 い、変更を学科内で検討・協議し、監督省庁に確認した上で改善に努めている。 現在は、平成20年3月28日告示の「保育所保育指針(厚生労働省) 」および「幼稚園教育要領(文 部科学省) 」の改訂に伴う教育課程への対応に向け、本学の教育目標を勘案しながら、その内容を検 討している。 秘書科 就職後数年間働いて結婚退職の後、家庭に入るという女子のライフサイクルが一般的であった時代 には、短期大学を卒業した女子の、一般事務職員としての企業への就職も良好であったが、労働者派 遣法の改正等による就業形態の変化とともに短期大学進学者は全国的に減少している。社会状況の変 化と社会の要請に鑑みて常に教育課程の見直しと改善を図っている。高校生、学生、社会の状況、動 向と秘書科の将来性と今後の方向性について学科内で分析すると同時に、時代に即した特徴ある学科 を目指す。現在のところ、学生の満足度も高く、社会の要請にも答えていると考えられるので、見直 しや改善については、科目変更や科目を加える等部分的に調整している。 2.授業内容・教育方法について (1)シラバス シラバスは授業科目ごとに担当教員が作成しており、開講される全科目について科目名・担当者 名・開講学期・対象学科・学年・単位数とともに、授業の概要、授業計画を具体的に記載し、さら に、評価方法・テキスト・参考書・学生へのメッセージ等を記載している。 シラバスはWEB上に公開しており、学内はもちろんのこと学外からでも検索・閲覧が可能であ る。シラバス検索にあたっては、対象学科・学年・担当教員名・科目コード・科目名いずれからでも 検索できるようになっている。 なお、シラバスの公開は、前年度の3月中旬頃行っている。そのため、学生は事前にWEBでシラ バスを閲覧、授業科目の選定をすることができ、早めに履修計画を立てることができる。1年生に関 しては、パソコン操作が不慣れな学生のことを考慮し、冊子を作成し全員に配付している。 (2)学生の履修態度、学業への意欲等について(学科長) 保育科 本科では、入学前教育の一環として、高校生を対象とした学科説明会・模擬授業の機会やオープン キャンパス等を利用し、保育者になるための重要な条件として、目的意識の明確化や日々の高校生生 活における在るべき姿について強調している。このため本科に入学してくる学生は保育者をめざして いる者が殆どであり、学業への意欲は高い。 1年生でも講義や演習、実技等の授業で、無気力な履修態度は見られない。授業時間の中で達成目 標を示せば、課題達成に向けて強い向上心を持って取り組む。2年生は実習を通して自分に不足した 点、応用力の未熟さ等を痛感すると同時に、就職(採用)試験も目前に迫るため、授業にも一層熱心 に取り組む。また、1年生後期から2年生へとグループ学習を取り入れた授業も多くなっているが、 協力して、互いに切磋琢磨する学習風景が見られる。空きコマや放課後を活用して課題に取り組む学 生たちの活動には活気があり、こうした学習への取り組みが将来の現場での協働精神の育成にもつな がる。 授業は現在、原則として、講義は1・2年生ともに、学年を2グループに編成、演習・実技は4グ ループに編成して行っている。授業内容に応じた適切な履修者数や授業形態については学生の学習意 欲にも関連してくるため、常に、学生の履修態度を見ながら改善に努めている。学外実習を伴う教育 ― ― 19 実習指導、保育実習指導については、学科の専任教員2名ずつを配して、日々の授業を行うととも に、折々に外部講師(幼稚園、保育所、施設等の園長等)を招聘して、現場の実態を知らせる努力も している。医師・施設園長等の兼任教員の確保は困難であるが、医師、施設園長等による授業科目 は、貴重な履修の機会であり、学生の学業意欲向上に繋がると考え、履修者数としてはやや多いが、 学年単位の授業を実施としている。いずれの授業においても将来の保育者としての実務と深く直結し ていること、免許・資格科目であることから、学生の学習意欲は高い。 秘書科 学生の履修態度や学業の意欲については、学科会議、教員間のメ-ル交換の中で、直接教員の意見 を収集している。履修態度に問題の生じた学生については、積極的にチューター、学生、学科長との 三者面談の機会をもち指導している。学業に対する意識、家庭の状況、健康状況、アルバイト等、原 因が重層することが多く、時には保護者を交えて改善を図っている。 山本五十六の語録に見られる「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動か じ」をモットーに科を挙げて学生に対峙する。 「わからせること、理解させること、諭すこと」 、この 努力を放棄しては履修態度はおろか、学業の意欲の喚起までには到達しないからである。 3.教育改善への努力について (1)学生による授業評価の概要 本学においては、学生による授業アンケートを平成11年度から実施しており、これまで自己点検・ 評価委員会において評価の内容や点検項目、実施方法等について種々検討され現在に至っている。 ・実施方法:少人数ゼミ等は除く全授業科目を対象とし、非常勤を含むすべての授業担当教員が前・ 後期の2回実施する。 ・質問内容:13項目の質問と自由記述により構成されている。 各質問は次の通りであり、①~③は学生の自己評価項目、④~⑬は授業の進め方に関する評価 項目となっている。 ①私は、この授業への出席状況(遅刻・早退を含めて)が良かった。 ②私の受講態度(集中力・積極性など)は良かった。 ③私は、この授業を受講するに当たって、予習・復習などをよくした。 ④授業の目標がどこにあるか授業の中で明確に理解できた。 ⑤授業の内容はシラバスの内容とおおむね対応している。 ⑥授業の進度は適切である。 ⑦授業内容の難易度は適切で、理解可能な範囲であった。 ⑧先生の話し方・口調がはっきりとしている。 ⑨先生による板書や資料の提示などはわかりやすいものであった。 ⑩先生は、授業準備をよくしていると感じられる。 ⑪先生は、情熱を持って授業をしていると感じられる。 ⑫先生は、授業を静かに保つ配慮をしてくれている。 ⑬総合的に判断して、この授業に満足した。 ・結 果:授業アンケートの結果については、学期毎に科目別集計表、回答一覧表が各授業担当教員 に配付、活用され、学科別集計表は、2週間A棟アトリウムで全学に公開されている。 ― ― 20 (2)授業改善への組織的な取組み状況及び授業改善の現状 1)FD活動について 本学においては、平成13 年度に、全学組織のFD委員会が設立された。その後、平成16年度 に、「安田女子大学・安田女子短期大学FD委員会規程」が施行され、以降、平成20年度まで規 程の見直しを行って来た。現在、FD委員会は、 「学則に定める目的を達成するため、教育内 容・方法の改善に必要な組織的研修及び研究を推進することを目的」として活動している。 以下、平成19年度から21年度に実施した主な活動を記載する。 ①授業公開 授業公開は当初FD委員会の活動として、平成14年度から開始され、専任教員全員の授業公 開が義務づけられた。翌15年度からは、学科単位の授業公開は全学授業公開に拡大された。な お、平成16年度からは、その所掌を自己点検・評価委員会に移し、FD委員会とも連携して授 業改善に活かす方策を立てることになった。現在、全教員が年1回は通常の授業を公開する、 授業公開を行った後、授業者と参観者が意見交換を行い授業者はその結果を報告書にまとめ て、自己点検・評価委員会に提出することにしている。しかし、お互いに多忙なため、多数の 教員が他の教員の授業公開に参加することが難しいのが実態である。更に同僚が評価するとい うことから評価の内容が表面的になっているという嫌いはぬぐえない。 ②学生による授業評価(アンケート) 平成14年度に、大学の授業のさらなる改善に向けて、学生による授業評価のあり方について 検討された。とりわけ学生による授業評価のアンケート項目の見直しが各学科において検討さ れ、それらの意見を集約し、授業アンケート項目の改定が行われた。現在、学生による授業評 価結果の集計データは、グラフ等で分かりやすく表記され、学科毎の集計で学生に公開される とともに、各教員に各自の担当授業の結果が配付され、授業改善に役立てられている。また、 従来、実施対象は専任教員全員と兼任教員の希望者のみとされていたが、兼任教員についても 全員に拡大された。 ③講演会、勉強会の開催 a. 平成19年度 ・平 成19 年11 月1日に、学生による授業評価の高い本学教員4名によるパネル・ディス カッション形式で「授業改善シンポジウム」のFD研修会が開催された。 b. 平成20年度 ・平成20年5月29 日: 『FDフォーラム(1) 「学生のマナー向上」 』の開催 FD小委員会(マナー向上FDフォーラム)の担当、運営で「学生のマナー向上」につい てのフォーラムが開催された。本学教員3名による報告の後、活発な意見交換がなされ た。 ・平成20年8月1日: 『FDフォーラム(2) 「学生のマナー向上・清掃」 』の開催 FDフォーラム(2)は、清掃がテーマにとりあげられ、3名の教員による報告、発表の 後、意見交換が行われた。 ・平成20年10月23日: 『FDフォーラム(3) 「本学の理念と認証評価」 』の開催 学長と認証評価申請準備委員長から、本学の理念・目的・教育目標等についての説明と認 証評価委員長から認証評価申請と「大学の質の保証」についての講演があった。 ・平成21年2月25日: 『FDフォーラム(4) 「授業におけるノートPC利用の可能性」 』の 開催 平成21年度から、大学1年生にノートパソコンが必携とされるに伴い、 「授業における学 生のノートPC活用の可能性」について、4名の教員の報告、事例発表がなされた。 ― ― 21 ・平成21年3月12日: 『FDフォーラム(5) 「マナー向上フォーラムまとめ」 』の開催 私語追放、私語に対する授業の取り組みとマナー向上への全般的な取り組みについての報 告、事例発表が3名の教員から行われ、その後、活発な意見交換がなされた。 ・「FDフォーラム通信」の発行 20年度には3回のFDフォーラム通信を発行した。 c. 平成21年度 平成21年度は20年度に引き続き、4回のFDフォーラムが開催された。フォーラムの通し 番号は、20年度からの続きである。 ・平成21年7月30日: 『FDフォーラム(6) 「安田を知る・学びを知る」 』の開催 本学の教育に固有である特別科目の「まほろば教養ゼミ」を取り上げて3名の教員からの 発表と意見交換が行われた。 ・平成21年9月16日: 『FDフォーラム(7) 「シラバス改訂から本学の学士課程教育を考え る」 』の開催 教務委員会で今年度の課題としてシラバスの形式と内容を改める事を取り上げて、教務部 長以下4名の関係教員からの発表が行われた。 ・平成21年10月29日: 『FDフォーラム(8) 「教養科目の授業実践」 』の開催 本学の「共通教育」のうち、 「教養科目」のあり方、授業の実践、事例報告を2名の教員 から行い、その後参加者で意見交換を行った。 ・平成22年2月25日: 『FDフォーラム(9) 「自分を知る・社会を知る」 』の開催 このフォーラムはまほろば教養ゼミの4本の柱のうちの「自分を知る」 「社会を知る」を テーマとして取り上げた。フォーラム(6)の「安田を知る・学びを知る」と合わせて、 4つの「知る」を取り上げたことになる。 ・「FDフォーラム通信」の発行 6回のFDフォーラム通信を発行した。 ④入学前教育 推薦入学試験およびAO試験の合格者に対しては、入学までの期間を有効に過ごしてもら い、かつ、本学の教育になじんでもらうために入学前教育を実施している。本学の場合、全学 一律の入学前教育ではなく、各学科で各々の実情に合わせて実施している。2回程度本学に集 めて、交流会を実施する学科もあれば、図書を指定して読書感想の提出を求めたり、課題・レ ポート提出を要求している学科もある。 ⑤成績評価 平成16年度からGPA(Grade point Average)制度を導入した。個々の学生の成績通知書 には学期毎と累計のGPAが表示され、教員(チューター)は学習状況に応じたきめ細かい指 導を行うことができる。採用しているGPA制度は、合格・不合格の評価を、秀=4、優= 3、良=2、可=1、不可=0、欠席=0、末梢=0に換算して、1単位当たりのグレードポ イントの平均(GPA)を数値で表している。ただし、評価が「不可、 「欠席」 、 「末梢」の科 目は計算対象から除外している。また、海外研修科目、他大学の単位互換科目、まほろば教養 ゼミ、学校等支援活動も除外されている。 成績基準として、秀(S)は15%以内、可(C)は20%以内としているが、優(A)および 良(B)の配分については特に定めていない。各教員の担当する授業総科目のGPAが2. 4 ~2. 6になるよう努力目標を定めている。 GPAは学生の客観的、総合的評価の順位化により、教育実習許可基準、ゼミ配属、イン ターン先の配属等の場合の学生の選抜に利用されている。 不可や試験欠席、欠席超過による「末梢」科目を計算から除外している等はGPA制度の実 質的な活用から問題であり、今後の検討課題である。GPAを導入しながら履修登録単位数の ― ― 22 上限設定(CAP制)は導入していない。 ⑥その他 中央教育審議会答申の「学生課程教育の構築に向けて」の指摘を受けて、平成21年度からシ ラバスの形式と内容を改める準備を進めている。 2)授業改善の現状についての学長所見 本学において、授業改善のための組織的取り組みは全学FD委員会主導のもとに行われてい る。全教員参加型でのFDの取り組みとしての、主たるものはシラバスの充実、授業公開、そし て学生による授業評価、およびそのフィードバックがある。 シラバスを作成して当該授業の目標を明確にし、公開している。次に目標達成のために授業公 開が行われている。授業公開を行うことで同僚教員の意見、示唆等客観的な支援によって自らの 授業を捉えることが出来る。今後は、学部学科を超えた自由な参観の機会が増加すれば、さらに 有効なメカニズムが作用すると考えられる。さらに、学生による授業評価によって自らの授業の 検証を行うという取り組みがある。学生による授業評価は、無記名で行われること、評価する側 (学生)の評価の視点は必ずしも一定ではないこと等問題があることも事実であり、アンケー トで授業のすべての要素の評価を反映させることは難しいが、アンケート結果は個々の教員に フィードバックされており、授業の改善効果は一定程度有している。 授業公開、授業評価の実施を契機として関連領域科目担当者間での連携を強化しようとする機 運が生まれ、効率よい授業展開が期待できる状態になった。今後はFD活動によって得られた結 果を教員個々人の授業改善に具体的にどの様に反映させるか検討する。FDは順調に進んでいる といえる。 (3)教員間の意思の疎通・協力体制(学科長) 保育科 教員間の意志の疎通は、教員の共通の目標である保育科の教育目標達成に向けた協働作業の中で実 現していくものである。学科会議では、本科の学生一人一人を質の高い保育者に育て上げていくため の話し合いが行われる。また、学科の中期・長期の将来計画や教育課程の改善計画等を視野に入れた 上で意思疎通や協力体制を構築していくことに努めている。 担当授業についての教員間の意思疎通は、シラバス、授業公開等で、科目の授業内容を互いが把握 するように努力している。また、学生たちとの会話や各教員が提示している課題の中からも授業内容 等の重複や不足等に気付くことがある。その他、実習巡回指導時に個々の教員が学生の様子から指導 不足に気づいたり、実習園から直接指摘されたりすることもある。こうした場合も、学科会議の中 で、その都度、意見を述べ合い、改善に努力している。 兼任教員の担当授業については、依頼する際に、本学科の教育方針に対する理解を得る努力をする とともに、個々の講師の学生授業評価等も参考に、意思の疎通を図り、教育改善に努めている。日常 的には、授業計画がスムーズに進行するように、行事予定等教務職員を通して連絡を密にしている。 秘書科 専任教員、兼任教員の別なく、授業内容の調整が比較的円滑に行われており、この点に関しては教 務委員の役割が大きい。また、専任教員に関しては、関連する領域ごとに進度や科目間の関連性、重 複等を電子メールを交換しながら修正、確認している。例えば情報科目担当者の場合も単にメール交 換に終わらず、可能な限り直接、個別に話し合っている。 時には、学科長、教務委員を加えて解決策を練る場合もある。オムニバス方式の科目や複数の兼任 教員で成立している科目に関しては、コーディネーター制を導入し、調整や要望の吸い上げ作業の中 ― ― 23 から相互の協力体制を構築しようとしている。 4.特記事項について (1)教育の内容に関し努力していること 1)女子教育の伝統継承と発展への取り組みについて 本学では、昭和30年の開学以来50年以上にわたり、建学の精神であり学園訓である「柔しく剛 く」に基づく教育を実践し、社会に貢献できる人材を養成する女子教育を行ってきた。その実践 の特色として、全学的に「まほろば教養ゼミ」を行っている。 「まほろば教養ゼミ」は1年生、2年生ともに開講され( 「まほろば教養ゼミⅠ・Ⅱ」)、必 修科目である。各授業それぞれが通年科目で開講され、単位数は、1単位となっている。 この授業はクラス単位で行われ、各クラスのチューターにより実施されることを原則とし、そ れに加えて、学長講話、客員教授講話、各種講演会等にも参加する。この授業は「安田を知る」 「学びを知る」 「自分を知る」「社会を知る」という4つの大きな柱を中心に据えて行われてい る。「安田を知る」 では、学園訓である 「柔しく剛く」 のもとに、本学の歴史を学ぶと同時に、 今日までに築かれてきた本学の伝統を理解し、本学の一員としての自覚を深め、自分自身を形成 してゆく基礎をかためていく。「学びを知る」 では、大学における学びとは何かを理解し、本学 において自分自身の学び方を獲得し、広く教養を身につけると共に、専門課程において、さら に深い学問へと導く道筋を確認する。「自分を知る」 では、安田の一学生として自分を見つめ直 し、本学の伝統に則って行動できる人間を形成することに努める。さらに、他者と関わり、主体 的に行動することのできる自分自身を作り上げていく。「社会を知る」 では、卒業後、社会の一 員として活躍することのできる人間となるための知識を養うことを目的とする 2)単位互換制度について 教育ネットワーク中国(加盟会員27校、3団体)の事業の1つに「大学間の連携」がある。本 学は平成10年の教育ネットワーク中国(当初は「広島県高等教育機関等連絡協議会」 )設立時か ら加盟し、翌年開始した単位互換事業で、自大学に開講されていない科目や学びたい他大学教員 の科目を履修できるように「単位互換包括協定書」を締結している。その協定書に基づいて本学 で「安田女子短期大学単位互換規程」を定めた。ただし、本学で受講しなければならない授業が 多いことと、地理的な理由から、他大学で授業を受ける学生の数は少ない。 また、安田女子大学で開講される共通教育科目で修得した授業科目の単位を、基礎教育科目の 単位として8単位まで卒業単位に参入できる。この安田女子大学との単位互換においては、同じ キャンパス内にあることから、履修は容易であり利用者は多い。 平成19~21年度の単位互換における履修登録の延べ人数は次のとおりである。 平成19年度 平成20年度 平成21年度 3年間の合計 安田女子大学 15 101 39 155 その他の大学等 0 0 0 0 合計 15 101 39 155 3)海外研修制度について 学生が参加できる海外研修プログラムは3つある。 1つは秘書科の学生のためのビジネスと語学・文化を学ぶプログラム、Business Education and Training Abroad(略称:BETA)であり、平成7年度から6年間はアメリカのカリフォ ― ― 24 ルニア州立大学サンバナディノ校に152名を派遣した。研修期間は約72日。1年中止した後、平 成14年度からはオーストラリアの南クイーンズランド大学に、8年間で198名を派遣した。研修 期間は約50日。円安により費用が高くなり、参加学生の費用負担を考えて研修期間を短くした。 さらに平成16年度からスケジュールの工夫を行い、費用負担の軽減を図って研修期間を35日に短 縮した。 残りの2つは、本学と安田女子大学のための独自の研修プログラム、American Culture and Language Program(略称:ACLP)と New Zealand Culture and Language Programme(略 称:NCLP)である。前者は昭和63年からアメリカのカリフォルニア州立大学サンバナディノ 校に23年間で767名を派遣した。後者はニュージーランドのダニーデンにある Otago Polytechnic に平成11年度から12年間で67名を派遣した。NCLPは当初生活科学科中心のプログラム内容で あったので、生活科学科が4年制に改組される平成15年度までは当学科の学生の参加が多かっ た。 これらの研修制度はただ単に学生を募集して行かせるのではなくて、募集後半年間は週に1コ マの事前学習の時間を取り、英語の学習から海外旅行・生活についてのオリエンテーションを行 い、更に帰国後はレポートを提出させて文集を作成している。また、引率教員が事前指導から現 地での相談役としてつくので、学生や保護者に安心を与える研修になっている。 過去3年間の海外研修参加者数は次のとおりである。 研修国 期間 19年度 20年度 21年度 合計 オーストラリア 約5週間 21 22 17 60 ACLP アメリカ 約4週間 1 2 1 4 NCLP ニュージーランド 約4週間 BETA(秘書科) 合計 4 2 1 7 26 26 19 71 4)国際理解教育について 全学生を対象にした国際理解教育としては、基礎教育科目に「国際協力」 (2単位)を2年後 期に開講した他は、 先に述べた海外研修としての「アメリカ文化語学演習」 (2単位)と「ニュー ジーランド文化語学演習」 (2単位)がある。これらを選択した学生には、週1コマを当てて、 事前学習・事前指導として「ホームステイでの心構え」 「海外旅行安全マニュアル」 「異文化理 解」等について国際交流委員の教員や教務課の担当者がその任に当たっている。 また、秘書科の海外研修に参加する学生は1年後期に「比較文化演習Ⅰ」 (1単位)と2年後 期に「比較文化演習Ⅱ」 (1単位)を履修することになっている。 5)インターンシップについて 本学におけるインターンシップは、従来からの就職支援に加え、学生が低学年次から進路を意 識して学生生活にチャレンジするための支援を推進するため、平成14年度から導入している。 平成20年度までは、広島県経営者協会等の団体を通じて実施していたが、広島県経営者協会が インターンシップ事業から撤退したため、平成21年度は過去受け入れ実績のある企業を中心に直 接依頼し、実施した。 意欲や関心の高い学生が年々増えており、短期大学生も応募している。 本学では、参加希望者に対してインターンシップマナー講座を受講させる等している。学生が 明確な目的意識や目標を持ってインターンシップに取り組めるよう支援したり、研修期間中の フォローや研修後の報告書提出等を個別指導する等して、学生自身がインターンシップを通して 自らの希望職種や適性について、幅広く考え、検討することができるよう支援している。 ― ― 25 参加数 平成19年度 平成20年度 平成21年度 3年間の合計 2 1 0 3 保育科 1)情報・メディア教育 コンピュータの使用は幼稚園や保育所においても一般的になっており、卒業生に求められる能 力の一つになっている。保育現場では、案内パンフレットやポスターの作成、計算やデータ処理 等資料作りだけではなく、近年はホームページを開設している幼稚園や保育所が多数あり、その 運営能力も求められている。 本学の基礎教育科目にある「情報処理基礎Ⅰ」 (1年生前期)と「情報処理基礎Ⅱ」 (2年生後 期)は、幼稚園教諭二種免許状を取得する上での必修科目である。 「情報処理基礎Ⅰ」と「情報処理基礎Ⅱ」では、ワープロ、表計算、電子メール等のパソコン の基本的な操作方法を学ぶとともに、プレゼンテーションツールであるパワーポイントの技術を 習得することにより、教育現場で情報機器を活用する能力を高めることを目標としている。それ らの科目で習得した技術を生かし、卒業研究発表会の口頭発表では、パワーポイントによるプレ ゼンテーションが行われている。 2)海外研修制度 本学では基礎教育科目の中に「アメリカ文化語学演習」 「イギリス文化語学演習」 「ニュージー ランド文化語学演習」の3科目を設置し、 「アメリカ文化語学演習」と「ニュージーランド文化 語学演習」を開講している。滞在期間は両科目とも約1ヶ月である。 平成19年度から21年度の間、本学で海外学習を希望する学生は、実習等の都合により1年生が 後期に7名(平成19年度4名、平成20年度2名、平成21年度1名) 、 「ニュージーランド文化語学 演習」に参加しているがその人数は少ない。ニュージーランド・オタゴ地方のダニーデン市にあ るオタゴ・ポリテクニークの授業に出席、文化学習等の授業を通して英語力の向上を図ってい る。同時にフィールドトリップ、さらに現地の幼稚園等を訪問し、語学や文化だけでなく外国の 保育システム等についても理解を深めている。 「アメリカ文化語学演習」へは大学へ編入学する などの2年生4名(平成19年度1名、平成20年度2名、平成21年度1名)が参加している。現地 の家庭でホームステイをしながら、本学と姉妹提携を結んでいるアメリカ・カリフォルニア州立 大学サンバナディノ校で学んだり、フィールドトリップ等で見識を深めたりしている。 秘書科 1)国際理解教育(秘書科海外研修プログラム〔BETA〕 )について ①概要および変遷 本学科の特色の一つであるこの研修は、平成7年度に始まり、以後平成12年度までの6回、米 国において実施していた。参加対象学年は1年生希望者、実施時期は1年生後期末からの10週間 (1月~3月)、場所はカリフォルニア州立大学サンバナディノ校(CSUSB)であった。 (当時 は、「秘書科アメリカ3ヶ月留学」と称していた。 )平成13年度は、9月11日に起きた同時多発テ ロに端を発する米国内の国情に鑑み中止。同年度末に、その後の研修先を探すため、オーストラ リアの大学3校を視察。その結果、ブリスベン市から内陸へ130km 入ったトゥウンバ市にある 南クイーンズランド大学(USQ)を選び、7週間(2月~3月)に短縮し平成14年度プログラ ムを再開、平成15年度も同様に実施した。さらに、平成16年度からは学生の就職活動時期の早期 化を考慮し、5週間(2~3月)に短縮した。 ②カリキュラム上での位置づけ ― ― 26 このプログラムは、カリキュラム上、1年生後期の履修単位として位置づけており、その単位 数は、米国の場合とオーストラリアの場合とでは若干異なっている。米国研修の場合、事前学習 1単位、現地学習7単位、事後学習1単位(2年前期)の合計9単位、オーストラリア研修の場 合は、事前学習に重点を置くこととし、平成16年度は事前学習2単位、現地学習3単位の合計5 単位とした。なお、平成18年度入学生から事後学習1単位(2年前期)を追加し、合計6単位と した。 2)「課題探求能力」の育成をめざす教育取り組み 平成20年度文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム」に選定された。 (後述) 『教育課程 と教育課程外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築』プログラムを、いきいきと輝いて働 く女性となるために、そして「秘書科でよかった!」と満足して卒業できるように推進してい る。 ― ― 27 Ⅲ 教育の実施体制について 《Ⅲ 教育の実施体制について》 1.教員組織について (1)専任教員数 専任教員表 平成21年5月1日現在 専任教員数 学科・ 専攻名 教授 准教授 講師 保育科 4 5 秘書科 3 (小計) 7 設置基準で定める教員数(名) 助手 助教 計 イ ロ 2 11 10(3) - 3 4 10 7(3) - 8 6 21 17(6) - - 4(2) 17(6) 4(2) 〔ロ〕 (合計) 7 8 6 21 〔ハ〕 備考 ※学長は含んでいない (2)教員の採用・昇任状況、選考基準等 教員の採用は一般公募で実施する。教育 ・ 研究履歴、研究業績等に関する書類提出を求め、応募書 類を教員選考委員会が審査して第1次選考を行う。 次に第1次選考者の中から教員選考委員会による面接審査により第2次選考を行って採用者を内定 し、短期大学全教授で構成される教員資格審査委員会において決定する。また、昇任については、学 科長が候補者を学長に推薦し、学長が議長となって教員人事委員会において適当と認めた者について 教員資格審査委員会および教授会で承認を得る。 (3)専任教員年齢構成 専任教員の年齢構成表 区分 平成21年4月1日現在 年齢ごとの専任教員数(助教以上) 70以上 60〜69 50〜59 40〜49 30〜39 合計人数 (21人) 1 5 3 8 4 割合 5% 24% 14% 38% 19% 平均 年齢 49 助手等の 平均年齢 備考 (4)専任教員の授業・研究・学生指導その他教育研究上の業務に関する取組み状況 保育科 1)授業 教員は、本学の教育機能を大切にする伝統を基盤に、毎回の授業の目標を明確にし、情熱と創 意工夫を持って授業に取り組んでいる。巧みに授業内容に導入しながら、学生の理解度を確認し つつ、学生の意欲を駆り立て、細やかな授業展開を試みている。各教員の授業に対する学生の満 足度も「授業アンケート調査」から高いことが把握できている。 また、2年間の短い学修期間の中で、学科が目指す保育者養成を達成するためには、体系的な ― ― 29 保育科カリキュラムの構築と精選した授業内容が求められるが、本学科の教員は、変わりゆく現 場の状況を掌握しながら、現場が求める保育者像を明確にして授業計画を立案、実施している。 その結果は、毎学期に計画されている現場実習での評価結果にも表れ、教員も学生も終始それぞ れの立場で自己を振り返りながら、さらなる向上を目指している。 2)研究 本学は教育に軸足を置く大学である。充実した教育活動にしていくためには個々の教員の教授 力の水準の高さが不可欠である。 保育科の教員は、実習指導、実習現場への巡回指導等科独自の業務も多く、研究に対する時 間的制約がある。しかし、各教員とも根気と努力をもって、自己研鑽し、その成果をよく、研 究紀要への投稿をはじめ、学内研究発表会等で発表したり、学外においては各教員が所属する学 会で発表したりしている。また、付属幼稚園における研究保育への協力、造形活動等の直接指導 を通して保育現場との研究協力、連携を図り、保育者養成の充実に役立てている。 3)学生指導 本科の学生指導の特徴には、 「徹底した面倒見のよさ」がある。また、外部からのそういう評 価も定着している。高校までの基礎学力を基に、 「保育」という新しい領野の学習に取り組む学 生にとっては、指導方法の創意工夫とともに精神面からの親身な面倒見の良さが必要である。本 科が長年実施してきた指導と支援の方法は、充分よい成果を出している。 ①チューター制度の効果 本学の学生指導の特徴はチューター制度にある。チューターは、入学時に編成されたクラス を原則として2年間受け持ち、各学期の履修の仕方や学生生活全般の支援、あるいは、就職支 援等、入学から卒業までの間、親身になって細やかに指導・助言している。2年間の同一クラ スにおける指導は、個々の学生との信頼関係も深まり、とりわけ、精神面でのサポートがしや すくなる。退学者の少なさや就職率の高さに繋がっている。 ②学科および全学行事参加の効果 学科の教員は、原則として、学科や大学全体で実施される学生行事にはほぼ全員参加してい る。新入生のためのオリエンテーションセミナー、スポーツフェスティバル、大学祭、地域と の交流活動(安田こども劇場)等の行事では、教員側も組織を編成して学生とともに、行事を 企画し、参加している。教員参加型の行事運営の中で、教員の姿を通して自己の企画力や運営 力を身に付けていくよき機会となっている。 ③教育・保育実習、卒業研究ゼミの効果 学科教員が手分けをして教育・保育実習の実習先への巡回指導に当たっている。学習場所が 学外に変わることは、本科の教育が異なる視点で評価されることとなり、学生にとっても教員 にとっても貴重な学習の機会となっている。毎年の実習評価は常に良好であり、事前指導、実 習中の巡回指導、事後指導が周到に行われている。 また、卒業研究ゼミでの学習およびその成果を発表する卒業研究発表会は20数年来の学科の 行事であるが、学外者を交えての発表会は、年々充実したものとなってきている。 4)教員の社会貢献等 地域の子育て支援や現場保育者養成講座、高校生への大学模擬授業等の講師派遣等が主であ る。学科教員は、授業や行事の合間を縫って、できるだけ依頼に応じるように努めている。 秘書科 1)授業 秘書科教員は、授業に対して極めて情熱的に取り組んでいる。とりわけ短期大学は、2年間と いう限られた時間であるため、必然的に授業と学生指導に時間とエネルギーを必要とする。授業 は教員の専門知識伝達の場に留まらず、体系的な学生指導の機会、学生とのコミュニケーション ― ― 30 の場で科内の教員で共有し、授業という日常の中で、社会人としてのマナーを育み、社会で活躍 できる人材育成に取り組んでいる。 学科が目指す秘書実務の教育目標を達成するために、ビジネス、情報処理、英語および医療秘 書の領域を体系的に学習する授業内容が求められるが、本科の教員はよく現場が求める秘書実務 を明確にして授業計画を立案、実施している。 「授業公開」や、 「授業アンケート」等を通じて、自らの授業を絶えず振り返り、さらなる向 上を目指している。 2)研究 本学は、教育に軸足を置いた大学である。その中でも、各教員ともその成果を学会や著書等に まとめ発表している。 3)学生指導 担当授業科目は当然のこと、資格・検定試験準備のために補講や学習支援をしている。中には 学生の基礎学力養成のため、資料や問題作成に時間を注入し、苦心する場面も見受けられる。そ のほかチューターを中心として「まほろば教養ゼミ」就職・進路指導や生活指導のためにも多く の時間を学生指導のために充てているのが現状である。 4)その他 秘書科では、オリエンテーションセミナー、オープンキャンパス、特別講演会等の各種行事を 学生によるプロジェクトとして実施し、社会で求められる総合的能力育成を進めている。これら のプロジェクトに教員が積極的にサポートし、学生とタスクフォースなコミュニケーションを通 じ、学生の能力開発をおこなっている。プロジェクトを通じ、学生は授業で学んだことを咀嚼 し、応用力と適応力を身につけている。 なお、これら教育課程外諸活動を教育課程と統合する教育システムを DIY 教育システムと名 付け、取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課程と教育課程外諸活 動を統合する DIY 教育システムの構築)として、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推 進プログラム」 (教育GP)に選定され、平成22年度を最終年度に鋭意取り組んでいる。 学 長 1)授業 「教育の安田」と評される本学の伝統のなかで、教員が授業に注ぐ情熱は十分である。教員 は、まず、授業時間内での教育効果を上げるために学習内容を精選し、さらに、授業時間外での 学生の主体的・自覚的な勉強を促す努力をしている。また、毎回の授業目的を明らかにし、学生 の理解度を確認しつつ、双方向性の授業を目指すこと、なによりも楽しい刺激的な授業を展開す るように工夫を重ねている。成績評価については、事前に成績評価基準を示し、課題提出、出席 状況等、日常の学習状況を重視しているが、これは成績評価を授業の一環として捉えているため である。 2)研究 教員の研究については、教育のための研究と言うことができる。むろん、教育と切り離して研 究業績として十分に評価される性格・レベルのものばかりであるが、全教員が教育の質の向上を 目的に特化して研究を行っている。 3)学習指導 本学は「面倒見が良い短大」という評価が定着している。学生指導に関しては、ほぼ完璧な体 制をとっている。 a. チューター制度が有効に機能している。学期始めの履修指導を始めとして、既述の「まほろ ば教養ゼミ」における学生生活全般にわたる指導等、チューターが常時、学生への支援を行っ ている。チューターは原則、1年 ・ 2年と持ち上がりなので、学生との信頼関係も築きやす ― ― 31 い。 b. 学生部・学生課が管轄する大学祭等の諸行事に全教員は全面的に協力参加している。その ほか、オリエンテーションセミナー、大学祭、スポーツ・フェスティバル、夏季ゼミへの参 加、クラブ活動の顧問等、多岐にわたって教員はよく学生を支えている。 4)その他研究上の業務 その他、研究教育上の業務に関しても、各教員は十二分にその職責を果たしている。実習(教 育実習、保育実習)一つを取り上げてみても、周到な事前準備、行き届いた事後のケア等、教育 上の業務が完璧に遂行されていることが明らかである。 (5)助手、副手、補助職員、技術職員の配置等について(学長) 助手や副手は置いていない。しかし、教務職員を学科に各1または2名配置している。この職員は 身分上は教務課所属であるが、学科にあって諸事務を行うとともに、履修相談を始めとして、学生の 身近な相談相手として大切な役割を果たしている。事務組織の効率化という観点からすれば、問題が ないわけではないが、学科の教育活動を支える仕組みとして評価に値する。 2.教育環境について (1)校地面積 校舎・校地一覧表 (平成21年5月1日現在) 収容定員 安田女子短期大学 併設 安田女子大学 校舎 基準面積 500人 4,150㎡ 3,680人 22,594.98㎡ その他共用 計 現有面積 72,268.53㎡ 差異 45,523.55㎡ 校地 基準面積 5,000㎡ 36,800㎡ 0㎡ 26,744.98㎡ 72,268.53㎡ 現有面積 差異 132,444.75㎡ 90,644.75㎡ 0㎡ 41,800㎡ 132,444.75㎡ 短期大学の基準校舎面積は、短期大学設置基準第31条別表第二のイにより、保育科(教育学・保育 学関係)の収容定員300名の基準校舎面積2,850㎡と同条別表第二のロにより、秘書科(経済学関係) の収容定員200名の加算校舎面積1,300㎡を加算した4,150㎡となる。 併設する大学の基準校舎面積は、大学設置基準第37条の2別表第3のイにより、文学部(文学関 係)の収容定員1,836名の面積8,381.98㎡と同条別表第3のハにより、現代ビジネス学部(経済学関 係)の収容定員412名の加算校舎面積2,975㎡、家政学部(家政関係)の収容定員652名の加算校舎面 積5,123㎡、薬学部(薬学関係)の収容定員780名の加算校舎面積6,115㎡を加算した22,594.98㎡となる。 大学・短大の基準校舎面積合計は、26,744.98㎡となるが、現在の大学・短大の校舎面積は72,268.53 ㎡あり、基準面積を大幅に上回っている。また、校地についても基準面積の41,800㎡に対し、 132,444.75㎡あり、基準面積を大幅に上回っている。なお、校地・校舎は全て自己所有である。 (本学は短大と大学を同一敷地内の施設を共有しているため、合算標記とした。 ) (2)校地・校舎の共有について 本学園は短大と大学を同一敷地に併設しており、大学とは全ての施設を共用している。但し、前項 で述べたように、校地・校舎共に大幅に設置基準を超過しており、施設については充分に余裕があ ― ― 32 る。また、大学・短大のそれぞれの施設もお互いが共用して使用出来るため、教室稼働率が上がり、 有効に利用出来ている。 (3)教育研究に使用する情報機器 1)パソコン室 情報教室とは、デスクトップパソコンを設置した、主として授業で利用する教室である。短期大学 および大学で共通利用する設備として、60名以上の学生を収容できる情報教室が5教室あり、それら のパソコン台数の合計は376台である。授業の円滑な進行を考えて、全情報教室における操作性が同 一となるように、OSや Microsoft Office のバージョンを揃えている。 室名 学生用台数 OS 6208 情報教室 種別 80 Win-XP 平成18年4月〜 設置時期 8301 情報教室 80 Win-XP 平成19年4月〜 9110 情報教室 兼 マルチメディア教室 60+10+6 Win-XP 平成17年4月〜 平成20および21年増設 9403 情報教室 72 Win-XP 平成16年4月〜 平成21年9月更新 9409 情報教室 68 Win-XP 平成18年4月〜 情報教室に設置されたパソコン1台当りの学生数は約11名であり、また、情報教室の授業利用率は 47% である。なお、この利用率とは、実際に情報教室の機能を利用する授業数を分子とし、月曜日 から金曜日の1日5コマの教室利用可能コマ数を分母として算出したものである。授業で使用しない 時間帯にはこれらの情報教室を開放し、学生が自習等のために自由に利用できる。 2)マルチメディア室 前掲の8301教室、9403教室、9409教室においてもマルチメディア教育が可能であるが、より本 格的なマルチメディア教育を行うために9108録音スタジオおよび9109編集室に隣接する9110教室 をマルチメディア教室として整備し、3次元CGや高品質動画編集、音声処理等に関する教育を 通じて、プロとして通用する人材を育成している。 3)学生自習室 全ての情報教室を授業で使用している場合を考えて、これらの情報教室とは別にマルチメディ ア室と6205教室を学生の自習室として準備している。マルチメディア室は図書館1階にあり、平 成15年にパソコン32台(Win-XP)を設置し、平成21年4月には機器の全面更新を行っている。 また、6号館2階にある6205教室にはパソコン37台(Win-XP)とヘッドフォンを設置してお り、CALL教室に準じた自習も可能としている。なお、ノートパソコンを持参する学生が授業 の合間に無線LANでネットワークに接続できるように、3号館、4号館、7号館、9号館およ び図書館にホットスポットを設置している。 4)情報コンセント教室 ノートパソコンを活用した授業にも対応できるように、各席でネットワーク接続と電源コンセ ント利用が可能な情報コンセントを平成15年4月に2教室に整備した。その後も教室および学生 ホールに情報コンセントを逐次増設し、平成21年度から大学の、平成22年度からは短期大学の新 入生を対象としたノートパソコン必携化に対応すべく、現在までに13教室に合計1815口、1号館 1階のスピカと2号館2階の@ホールの学生ホール2ヶ所に合計102口の情報コンセントの整備 ― ― 33 を完了している。 5)学内LAN 平成16年4月にネットワークおよびサーバーの更新を行い、大学・短期大学の共通設備として 利用を開始した。更新に当っては、マルチメディア系の大容量データを高速に、安全かつ安定 して扱えるようなネットワーク構成とした。具体的には基幹ネットワークを1Gbps 以上、支線 ネットワークを100Mbps 以上、外部接続回線をベストエフォート型100Mbps とし、ネットワー ク基幹部分の二重化と負荷分散、そして基本的なネットワークセキュリティ対策を行った。平成 19年3月にはインターネット回線を通じて学内のサーバーやネットワークに不正侵入するのを防 止する装置を設置した。また、同年8月にはベストエフォート型100Mbps であった外部接続回 線をギャランティ型100Mbps に増強し、益々増大するトラフィックに対応した。平成20年4月 からは個別に契約し利用していたウイルス対策ソフトの契約形態を変更し、学内ネットワークに 接続される全てのパソコンに対してインストール可能とした。このような対策を行っても、セ キュリティ対策が不充分なノートパソコンの持ち込みによって、学内ネットワークにウイルスが 蔓延する危険性がある。このため、建物単位でウイルスの蔓延を阻止し、ネットワーク全体には 拡散しない設備を平成20年4月に設置した。 6)CALL教室 CALL教室の設備は語学習得用に音声機能を充実させているが、さらに教授者がさまざまな 教材を提示したりタッチパネルで全ての制御を行える等、最新の技術や機器を導入して機能の強 化と充実を図っている。平成14年4月に、LL教室(64席)と旧CALL教室(62席)を各62席 の新CALL室2教室に更新し利用してきた。CALL教室の稼動率が1教室当り週25コマ中15 〜19コマと高く、学生が自習のために利用できる時間が取りにくい状況となったため、平成17年 に80席のCALL教室を追加設置し、3教室にして利用してきた。その後、平成14年に設置した CALL教室2教室が老朽化したため、平成20年3月にはこれらを最新機能が備わった66席およ び62席(ともに Win-XP)のCALL教室に更新し、これら3教室の授業利用率は52% となって いる。なお、万一CALL教室を全て授業で使用している場合には、CALL教室に準じた音声 機能を有する6205教室を自習用として利用できるように整備している。 7)ML教室 平成16年9月に大学・短期大学の共通利用設備として、教師用電子ピアノ2台と学習者用電子 ピアノ72台を備えたML教室の運用を開始した。このML教室の設備は、短期間に学生の演奏技 術を上達できるように、以下のような優れた機能をもっている。 ①天井に設置したカメラで撮影した教師の模範演奏の画像を、個別指導時に学習者用モニタに表 示する。 ②学習者用ピアノ1台ごとに設置されたカメラで撮影したピアノ鍵盤画面を、演奏音とともに教 師用モニタに表示する。 ③1名の教授者が72名の学生に対して、一斉授業を行える。 ④72名の学習者を2グループに分け、2名の教授者がグループ毎に指導する。 ⑤教授者が授業に専念できるように、簡単な画面操作で機器制御ができる。 なお、ML教室の授業利用率は42% である。 8)印刷管理システム 新入生のノートパソコン必携化に伴い、学生が授業や履修登録、就職活動等のいろいろな場面 でノートパソコンを活用することとなる。このため、平成21年4月には固定デスクトップパソコ ― ― 34 ンが設置されている情報教室の既設プリンタを更新するとともに、新たに情報コンセント教室に 17台、自習スペースに7台、合計45台のプリンタを整備し、これらを学内ネットワークに接続し て集中管理を行っている。なお、自習スペースに設置したプリンタは同年度から併せて導入した ICカード学生証を利用するオンデマンド方式とし、これによって学生が自分の好きな時に好き な場所で必要とするものだけを印刷でき、取り間違いの防止や利便性の向上、さらには省資源に 寄与するものと思われる。 (4)授業用の機器・備品の整備状況及び整備システム 昭和42年に短期大学を現在地に移転した。短期大学・大学の拡充に際し、構築物の増設等を行い、 今日に至っている。平成21年3月末までの主な事業は次のとおりである。 昭和59年度 図書館建設 昭和62年度 6号館建設 昭和63年度 まほろば館建設 平成2年度 音楽館建設 平成5年度 7号館建設 2,499㎡ 3,596㎡ 3,111㎡ 1,079㎡ 5,849㎡ 平成9年度 図書館増築 平成10年度 8号館建設 〃 A棟建設 1,719㎡ 3,790㎡ 10,114㎡ 平成15年度 9号館建設 平成18年度 新体育館建設 11,982㎡ 1,937㎡ 平成19年度 9号館増築 13,999㎡ 1)土地(安田女子大学と共用) 広島市中心地から北西の陸路11キロメートル地点、海抜49〜70mの山麓南斜面に位置し、総面 積は132,444.75㎡で、その主用途別面積は、校舎等用地103,823㎡、グラウンド・運動施設等用地 24,106㎡、その他828㎡、さらに、実習農園3,688㎡となっている。新交通システムの最寄駅より 徒歩4分。 2)建築物(安田女子大学と共用) 館 名 延面積 (建設年月) 階数 主 な 用 途 A棟 10,114㎡ 11 法人本部、学長室、事務局、会議室、教育総合研究所、言語文化研 (平成10.9) (地下1) 究所、研究室、非常勤講師室、キャリアセンター 1号館 1,875㎡ (昭和42.6) 4 保健センター、心理相談室、学友会執行委員会 ・ サークル部室、学 生ホール、コンビニエンスストア 2号館 3,934㎡ (昭和42.6) 4 教室、食堂、学生ホール、パソコン教室、ブックセンター、 3号館 1,771㎡ (昭和42.8) 3 学習支援室、自習室、英語カフェ、教室 4号館 2,209㎡ (昭和42.8) 3 オープンスペース、PC サポートデスク、教室、教職実践演習室、 行動観察室 5号館 1,336㎡ (昭和48.4) 3 リズム実習室、音楽実習室、声楽実習室、研究室、ピアノ練習室 6号館 3,596㎡ (昭和62.2) 3 調理実習室、情報教室、CALL 教室、被服デザイン実習室、アトリ エ、図画工作室、造形室、研究室 ― ― 35 館 名 延面積 (建設年月) 階数 主 な 用 途 7号館 5,849㎡ (平成5.7) 4 教室、理科実験室、情報教室、書道教室、秘書実習室、医療事務実 習室、研究室 8号館 3,790㎡ (平成10.3) 5 教室、情報教室、心理実験室、大学院教室、研究室、学生印刷室、 事務室 9号館 教室、実験 ・ 実習室、研究室、演習室、スタジオ、マルチメディア 25,982㎡ 7 室、階段教室、ML 教室、調理実習室、人口気候室、CAD 教室、 (平成15.8 (地下1) 共同実験室、動物実験室、NMR 室、基礎実習室、模擬薬局、セミ 平成19.8増築) ナールーム、ワークスペース、天文台、屋上芝広場、ロッカー室 音楽館 1,079㎡ (平成2.10) 3 教室、ピアノレッスン室、講師室、ロッカー室 体育館 1,937㎡ (平成18.3) 1 トレーニング室、体育室 図書館 4,218㎡ (平成9.3増築) 4 マルチメディア室、視聴覚教室、自習室、閲覧室、研究室、個室、 事務室 まほろば館 3,111㎡ (昭和63.8) 3 食堂、ラウンジ、多目的ホール、ベーカリーカフェ、コンビニエン スストア クラブハウス 1,310㎡ (昭和56.3) 2 ホール、和室、サークル各部屋 その他 157㎡ 11棟 計 72,268㎡ 26棟 3)教室等設備の概要(安田女子大学と共用) ①普通教室 館 名 教室数 (室) 延面積(㎡) 席数(席) 2号館 17 1,733 1,363 1席当面積(㎡) 各室面積(㎡) 1.3 34〜232 3号館 8 962 882 1.1 109〜131 4号館 7 678 542 1.3 44〜131 7号館 13 1,980 1,452 1.4 53〜396 8号館 6 672 376 1.8 48〜174 9号館 22 3,043 2,178 1.4 53〜266 78 音楽館 1 78 63 1.2 計 74 9,146 6,856 平均1.3 ②特別教室 館 名 教室数 (室) 延面積(㎡) 1号館 7 168 2号館 2 85 席数(席) 1席当面積(㎡) 各室面積(㎡) ― ― 24 20 4.3 17〜68 4号館 2 226 88 2.6 95〜131 5号館 3 510 200 2.6 113〜206 6号館 12 1,798 812 1.8 77〜235 7号館 8 1,060 352 3.0 48〜222 8号館 7 430 126 3.4 24〜169 9号館 88 8,253 1,533 5.4 6〜462 音楽館 11 209 13 16.1 6〜19 計 140 12,739 3,144 平均4.1 ※1席当りの面積は普通教室に比較して大であるが、機材の設置および授業の特殊性によるため1 席当りの面積が大きくなっている。また、部屋の用途によっては席数の設定の無いところがある。 ― ― 36 ③福利厚生その他施設 施 設 名 保健 センター 延面積(㎡) 学生休憩室 32 休養室 24 学生相談室 24 カンセリングルーム 48 学 生 食 堂 2,630 コンビニエンスストア 85 学 生 ホ ー ル 579 ブックセンター 123 学生印刷室 25 パソコン教室 136 ロッカールーム 973 クラブハウス 1,310 1号館3,4階クラブハウス 975 計 6,964 4)空調設備の概要 冷暖房については、平成7年5月31日をもって、体育館を除いて全て整備された。 5)施設設備等の運用 ①運用方針 a. 施設設備 授業に関わる教室、実習室および実験室等の使用については教務部が調整し、その他の学 内行事に関わるものについては、施設部管財課で調整することとしている。 また、学友会、各サークル活動および学生の学内活動のための使用については、学生課承 認後に管財課が調整し、 「安田女子大学及び安田女子短期大学施設管理要領」に基づき使用 許可することとし、学生個人が行う「ピアノ又は情報機器及びその他の実習等」について は、使用簿の記載および関係教員の承認によって使用させることとしている。 b. 機器・備品等の管理状況 実習室、実験室の機器・備品類については、関係の学科または教員が使用を管理してい る。また、普通教室・共用施設の機器・備品類については、管財課が管理している。 教室内における授業用機器・備品の整備状況は次のとおりである。 プリンタ 学生LANコンセント 学生常設パソコン 教卓常設パソコン 教卓LANコンセント 教卓外部パソコン入力 MDデッキ カセットデッキ DVDデッキ VHSデッキ プロジェクタ モニタテレビ マイク 教材提示装置 教室名 2201 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2202 ○ ○ ○ 2203 2206 ○ ○ ○ ― ― 37 プリンタ 学生LANコンセント 学生常設パソコン 教卓常設パソコン 教卓LANコンセント 教卓外部パソコン入力 MDデッキ カセットデッキ DVDデッキ VHSデッキ プロジェクタ モニタテレビ マイク 教材提示装置 教室名 2207 ○ ○ ○ 2301 ○ ○ ○ ○ ○ 2302 ○ ○ ○ 2303 ○ ○ ○ 2304 ○ ○ ○ 2305ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2306 ○ ○ ○ 2307 ○ ○ ○ 2308 ○ ○ ○ 2401 ○ ○ ○ ○ 2402 ○ 2403 ○ ○ ○ ○ ○ 2406 ○ ○ ○ ○ ○ 3201 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 3202 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 3203 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 3204 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 3301 ○ ○ ○ ○ ○ 3302 ○ ○ ○ ○ 3303 ○ ○ ○ ○ ○ 3304 ○ ○ ○ ○ 4201 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 4202ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 4203 ○ ○ ○ 4205 ○ ○ ○ ○ ○ 4206 ○ ○ ○ 4301教職実践実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 4302ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 4303 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 4309行動観察室 M212 M301 5101リズム実習室 5201音楽実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 5301声楽実習室 ○ ○ ○ ○ ○ 体育館 ○ ○ まほろば館3F ホール ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6102第1調理実習室 ○ ○ ○ ○ ○ 6109第2調理実習室 ○ 6202CALL 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6204CALL 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ― ― 38 プリンタ 学生LANコンセント 学生常設パソコン 教卓常設パソコン 教卓LANコンセント 教卓外部パソコン入力 MDデッキ カセットデッキ DVDデッキ VHSデッキ プロジェクタ モニタテレビ マイク 教材提示装置 教室名 6205情報教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6206CALL 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6208情報教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6301図画工作室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6303アトリエ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6305被服デザイン実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6307造形室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7102 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7103 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7105理科実験室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7201情報演習室 ○ 7203 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7204 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7207情報教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7208医療事務実習室 7209ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7301 ○ ○ ○ 7302 ○ ○ ○ ○ 7303書道展示室 ○ ○ ○ 7304書道教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7305書道教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7306書道教室 ○ ○ ○ ○ ○ 7307書道準備室 7308 ○ ○ ○ 7402 ○ ○ ○ 7403 ○ ○ ○ 7404 ○ ○ ○ 7405秘書実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7406 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7407 7408 7409 8003心理実験室 8004心理実験室 8005心理実験室 8006心理実験室 8007心理実験室 8201 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8202 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8203 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8301情報教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ― ― 39 プリンタ 学生LANコンセント 学生常設パソコン 教卓常設パソコン 教卓LANコンセント 教卓外部パソコン入力 MDデッキ カセットデッキ DVDデッキ VHSデッキ プロジェクタ モニタテレビ マイク 教材提示装置 教室名 8303 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8401院生研究室 8402院生研究室 8403院生研究室 8406院生研究室 8407大学院事務室 8509演習室 ○ ○ ○ 9102 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9106ML ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9108スタジオ ○ 9109編集室 ○ ○ ○ 9110マルチメディア室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9111ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9151ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9152ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9153ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9154ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9203臨床栄養実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9207栄養教育学実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9209共同実験室 9211調理実習室 ○ 9214調理実習室、食堂 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9216給食経営管理実習室 9304理化学実験室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9309食品加工実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9313共同実験室 9314 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9315 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9316 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9367基礎実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9369基礎実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9403情報教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9407 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9409情報教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9410ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9411ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9412ノート PC 教室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9466基礎実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9468基礎実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9518 ○ ○ ○ ○ ○ 9519 ○ ○ ○ ○ ○ ― ― 40 プリンタ 学生LANコンセント 学生常設パソコン 教卓常設パソコン 教卓LANコンセント 教卓外部パソコン入力 MDデッキ カセットデッキ DVDデッキ VHSデッキ プロジェクタ モニタテレビ マイク 教材提示装置 教室名 9520 ○ ○ ○ ○ ○ 9521 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9522 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9523 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9524 ○ ○ ○ ○ ○ 9525 ○ ○ ○ ○ ○ 9526 ○ ○ ○ ○ ○ 9527 9563基礎実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9565基礎実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9601工作室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9602環境実験室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9604造形デザイン研究室 9605CAD 教室(情報教室) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9609人工気候室 9610服飾製作実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9611服飾デザイン実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9613建築デザイン実習室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9706生理学実験室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9710微生物学実験室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9712実験室 9714共同実験室 ②整備状況・計画 近年の AV 装置やパソコンを使用した授業に対応する為、普通教室にプロジェクタを設置し てパソコン画面をスクリーンに表示できる装置の整備を進めている。今後も、教材提示装置・ビ デオデッキ・DVDデッキ・パソコン入力端子・LANコンセントを中心に教室設備を整備し、 教育の高度化・多様化に対応できるよう設備の充実に努めていく計画である。 (5)校地・校舎の安全性、障害者への対応、運動場、体育館、学生の休憩場所等 校地の安全管理については、警備専門業者に委託しており、キャンパス内にある警備員室に24時間 体制で常駐警備を行っている。さらに夜間については別の警備専門業者に機械警備を委託しており、 万全を期している。また、新交通システムの最寄り駅から校地への通学道路が狭隘な為、平成19年度 に専用通学路を整備した。また、校地との高低差を解消する為、この通学路にエスカレータを設置し た。 校地への車両の出入り管理については、出入口となる正門・北門・西門の全てに車両ナンバーを読 み取り自動で開閉するゲートシステムを導入しており、登録してある車両は手続き無く入退場できそ の履歴も記録される。登録していない車両は守衛所で所用、行き先等を記帳して、手動開門を得て入 校する。これにより入場履歴の把握と登録外車両の出入り管理の徹底を図っている。また、校地外周 ― ― 41 部にはフェンスを張り巡らせ、要所に防犯カメラを設置して常駐警備員が常時監視することにより、 学内の状況把握と学生の安全確保に努めている。 施設の利用時間については、施設利用は原則19:00までとし、申請により21:00まで許可される。 さらに、特別の場合は教職員の付き添いの元にさらに時間は延長して使用が許される。校地内の事故 未然防止と安全確保のために、警備員による校内巡回を頻回に行っている。 実験室等特殊機器、危険物、薬品等のある施設は虹彩認証システムを導入して、許可された人(登 録許可)のみ入室できる。 設備管理については、主要な建物の各種設備を監視する集中監視システムを設けており、このシス テムにより機器の運転、電力量、電気錠等の状態と各種警報等を統合的に監視し、夜間に異常が発生 した場合でも、機械警備会社を通じて施設部職員に緊急連絡が出来る体制を整えている。 次に施設の障害者への配慮としては、各棟に設置しているエレベータのうち1基は身障者対応とし ている。また、新たに建設する建物については 「広島市福祉のまちづくり条例」 に準拠し、点字タイ ル等の設置やバリアフリー化への取り組みをしている。身体障害者のために、道順等を記した学内 マップを作成して案内等はしているが、構造的に既存の建物は、建築年度が古いこともあり、バリア フリー化はまだ充分とはいえない。改修工事のタイミングを捉えて施設のバリアフリー化を進める。 また、運動場として23,500㎡の面積を確保し、テニスコート、弓道場、芝生広場を整備している。 体育館は平成18年3月に建替え工事を完成し、トレーニングルームも併設された。 校地内には大学、短大共用の2つの学生食堂とベーカリーカフェがあり、合計約1000席ある学生 食堂は授業の合間の休憩、談話やミーティングにも利用されている。また、各講義棟にはオープン スペースや学生ホール(スピカ、@ホール) 、ワーキングルーム等が置かれ、学生は自由に使用でき る。平成21年3月には3号館、4号館1階に学生が自由に使用出来るオープンスペースを整備した。 屋外にもベンチやガーデンチェアとパラソル付きガーデンテーブル等を各所に配置しており、学生の 食事や談話・憩いのスペースとして活用されている。 3.図書館等について (1)図書館等の概要 1)図書館の概要 本学の図書館は、地上4階、延床面積約4,218㎡、座席数約450席、収容能力約33万冊の短期大 学・大学の共用施設で、互いに補完させて図書資料・設備・サービス等の整備・充実を図ってい る。(以下のデータは短期大学・大学をあわせて数値である。 ) 書架は固定・電動(集密)とも全て開架式である。また、閲覧席は広い共用机と個人机を整備 している。また、パソコンを利用できるマルチメディア室、個人で視聴覚教材を利用するための AVブース、グループで利用できる研究室等も完備し、学生が自由に選択し学習できる環境を整 えている。その他、レファレンス、リクエスト等のサービスも充実させ、様々な利用者のニーズ に応え、学生の学習・研究を支援している。貸出冊数は1人10冊まで、期間は2週間以内であ る。年間の開館日数は約260日で開館日・開館時間は次のとおりである。 開館日・開館時間 授業期 休業期(夏季) 休業期(春季・冬季) 平日(月〜金) 9:00 - 20:00 9:00 - 18:00 9:00 - 17:00 土 9:00 - 17:00 9:00 - 12:00 9:00 - 12:00 休館日 日曜日・国民の祝日・大学が定める休日・図書整理日 ― ― 42 2)全体配置図(館内配置図) 46ページ参照 3)主なスペースの面積および図書館座席数(平成21年5月1日現在/併設大学と共用) 施 設 面積(㎡) 玄 関 ホ ー ル・ 廊 下 等 1,256 - 開 架 閲 覧 室・ 開 架 書 庫 1,956 330 研究室(グループ閲覧室) 88 44 閲 個 室 28 8 ー ス 29 9 マ ル チ メ デ ィ ア 室 127 31 事 務 室・ 作 業 室 152 - A そ 覧 座席(数) V ブ の 他 計 579 28 4,217 450 4)年間図書館予算(平成21年度 / 図書課計上図書館資料費 /( )は短大分で内数) 図書費(千円) 21,155 (2,687) その他資料費(千円) 22,400 (2,845) 合計(千円) 43,555 (5,532) 5)購入図書の選定 図書館運営委員会において方針を決定する。なお、図書館運営委員会は委員長(図書館長)1 名、学科推薦委員(教員)各科1名、図書課長1名で構成する。 6)図書等の廃棄 別に定める「安田女子大学・安田女子短期大学付属図書館における図書館資料の不用決定およ び廃棄に関する処理要領」により図書資料を廃棄する。 7)司書数(平成21年5月1日現在/( )は司書数で内数) 専 任 (名) 2 (2) 非 専 任 (名) 9.6 (7) 合 計 (名) 11.6 (9) 注:非専任のうちパートタイム職員は、年間労働時間の合計を1人1500時間に換算 8)情報化 図書館ネットワークの整備については、昭和63年に図書館にパソコンを導入し、図書館資料の 受け入れ、整理、貸出、返却、閲覧業務等の図書館業務の電算処理化を図り、図書館内における オンライン所蔵目録検索サービスを実施している。平成7年度から国立情報学研究所(NII)が 提供する NACSIS-CAT(目録・所在情報サービス)や NACSIS-ILL( 図書館間で行われている 相互貸借サービス ) に参加し、オンラインネットワークを利用して業務の効率化や他館との連携 を図ってきている。平成15年度には新しい図書館システムを導入することで業務を再構築し、図 書館外からのオンライン所蔵目録検索も可能になった。 図書館ホームページでは、オンライン所蔵目録のほか、図書館利用案内、開館カレンダー、図 書館報、特別展示案内、お知らせ等を掲載し、サービス提供および図書館利用促進を図ってい る。さらに学外の学術情報へのアクセス支援として国立情報学研究所等の関連機関、国立国会図 ― ― 43 書館、近隣大学図書館、近隣公立図書館等へのリンクを用意し、CiNii、NACSIS Webcat 等の利 用や他館 OPAC を案内している。平成19年度の併設大学薬学部設置に伴う電子ジャーナルの導 入やデータベースの契約を契機に、電子的資料の提供サービスを開始し、図書館ホームページか ら利用できるようにした。 また、図書館内には多数のパソコンを設置し利用に備えている。マルチメディア室に32台とプ リンタ1台、1階から4階の閲覧室に蔵書目録等の情報検索、調査、研究、課題作成・提出等に 利用する24台のパソコンを設置している。 (2)図書館の蔵書数 図書館蔵書数(平成21年度末現在 / 併設大学と共用) 種 別 図書(冊) 学術雑誌(種) 和 書 214,287 1,975 洋 書 51,430 573 合 計 265,717 2,548 AV 資料(点) 2,800 (3)参考図書一般図書の整備状況と学生の利用状況および評価(図書館長) 学生が利用できる授業に関連する参考図書は、シラバスに表記し学生に利用を促している。また、 予算面では教育用図書費の内、約1/ 3の額を教員推薦図書費として図書館運営委員が学科内ニーズ を調整取りまとめ選定している。そのほかは学生リクエストならびに教員の参考図書リクエスト、一 般書やリファレンス図書を選定し整備している。平成21年度の図書館資料の受け入れ数は下表のとお りである。 図書館資料年間受け入れ数(平成21年度 / 併設大学と共用) 種 別 図書(冊) 学術雑誌(種) 和 書 7,402 1,696 洋 書 1,388 201 合 計 8,790 1,897 また、利用状況は概ね下表のとおりである。新入生に対し入学時に図書館案内を配付し、図書館運 営委員から図書館の利用についてガイダンスを実施している。さらに利用者教育として教員と連携を 図りながら利用ガイダンスおよび文献ガイダンスを都度実施し、学生の利用を促進している。 これらにより、本学図書館の利用の指標である、平成21年度の学生1人あたりの年間貸出冊数(年 間学生貸出冊数 / 学生数)は10冊を超えており大学平均値を上回っている。 学内利用状況(平成21年度 / 併設大学と共通) 入館者数(名) 89,525 貸出冊数(冊) 49,919 文献複写(枚) 58,910 (4)図書館活動および評価(図書館長) 図書館から学内外への情報発信については、図書館ホームページ (http://lib.jimu.yasuda-u.ac.jp/ library/libindex.html)、図書館報(年2回 10月、3月発行)等があげられる。図書館ホームページ ― ― 44 のほか学内掲示板を利用し情報発信を行い、図書館利用促進を図っている。 ま た、 他 の 図 書 館 と の 連 携 に つ い て は、 前 述 の と お り 国 立 情 報 学 研 究 所(NII) が 提 供 す る NACSIS-CAT や NACSIS-ILL に参加し積極的に行っている。図書館間相互協力についての平成21 年度のデータは下表のとおりである。 図書館間相互協力(平成21年度 / 併設大学と共通) 図 書 の 貸 出( 冊 ) 63 図 書 の 借 受( 冊 ) 93 文献複写受付(件) 1,015 文献複写依頼(件) 944 ― ― 45 (別紙資料:館内配置図) ― ― 46 Ⅳ 教育目標の達成度と教育の効果について 《Ⅳ 教育目標の達成度と教育の効果について》 1.単位認定について (1)単位認定の状況表、認定の方法と評価の実態 種別 保育科 保育科の単位認定状況表 最終評価(%) 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の取得 状況(%) 合格 不合格 まほろば教養ゼミⅠ 演習 37 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 まほろば教養ゼミⅠ 演習 37 出席状況、受講態度 97.3 97.3 0.0 授業科目 演習 38 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 演習 36 出席状況、受講態度 97.2 97.2 2.8 まほろば教養ゼミⅡ 演習 37 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 まほろば教養ゼミⅡ 演習 36 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 特別科目 まほろば教養ゼミⅠ まほろば教養ゼミⅠ まほろば教養ゼミⅡ 演習 37 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 まほろば教養ゼミⅡ 演習 34 出席状況、受講態度 97.1 97.1 2.9 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 日本国憲法 講義 150 日本国憲法 講義 人間と環境 主な単位認定の方法 期末試験、小テスト、 出席状況 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 0.7 100.0 5.3 19.3 67.3 7.3 0.0 1 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 講義 150 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 11.3 88.0 0.0 0.0 0.0 人間と環境 講義 1 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 生命と倫理 講義 147 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 6.1 57.1 32.7 2.7 0.0 生命と倫理 講義 1 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 ニュージーランド文化 語学演習 演習 2 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 情報処理基礎Ⅰ 演習 38 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.2 81.6 2.6 2.6 0.0 情報処理基礎Ⅰ 演習 37 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.8 64.9 13.5 8.1 0.0 情報処理基礎Ⅰ 演習 38 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.9 73.7 15.8 2.6 0.0 情報処理基礎Ⅰ 演習 37 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 8.1 73.0 13.5 5.4 0.0 情報処理基礎Ⅰ 演習 1 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 情報処理基礎Ⅱ 演習 37 レポート、小テスト、 出席状況、受講態度 97.3 2.7 100.0 13.5 51.4 35.1 0.0 0.0 情報処理基礎Ⅱ 演習 36 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.9 58.3 27.8 0.0 0.0 基礎教育科目 99.3 ― ― 47 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 情報処理基礎Ⅱ 演習 37 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.5 70.3 16.2 0.0 0.0 情報処理基礎Ⅱ 演習 33 レポート、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 12.1 66.7 15.2 6.1 0.0 英語コミュニケーショ ンⅠ 演習 38 期末試験、小テスト、 100.0 プレゼンテーション 0.0 100.0 15.8 71.1 10.5 2.6 0.0 英語コミュニケーショ ンⅠ 演習 37 期末試験、小テスト、 100.0 プレゼンテーション 0.0 100.0 2.7 56.8 37.8 0.0 0.0 英語コミュニケーショ ンⅠ 演習 38 期末試験、小テスト、 100.0 プレゼンテーション 0.0 100.0 10.5 65.8 15.8 7.9 0.0 英語コミュニケーショ ンⅠ 演習 37 期末試験、小テスト、 100.0 プレゼンテーション 0.0 100.0 10.8 62.2 18.9 8.1 0.0 英語コミュニケーショ ンⅠ 演習 1 期末試験、小テスト、 100.0 プレゼンテーション 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 100.0 0.0 演習 期 末 試 験、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン、 レ ポ ー 37 100.0 ト、出席状況、受講態 度 0.0 100.0 18.9 62.2 13.5 5.4 0.0 演習 期 末 試 験、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン、 レ ポ ー 36 100.0 ト、出席状況、受講態 度 0.0 100.0 5.6 58.3 33.3 2.8 0.0 演習 期 末 試 験、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン、 レ ポ ー 38 ト、出席状況、受講態 度 97.4 2.6 100.0 10.5 52.6 31.6 5.3 0.0 英語コミュニケーショ ンⅡ 演習 期 末 試 験、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン、 レ ポ ー 36 100.0 ト、出席状況、受講態 度 0.0 100.0 2.8 58.3 30.6 2.8 0.0 英語コミュニケーショ ンⅢ 演習 9 期末試験、小テスト、 100.0 プレゼンテーション 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 英語コミュニケーショ ンⅣ 演習 6 期末試験、小テスト、 100.0 プレゼンテーション 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 体育理論 講義 145 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 67.6 13.1 0.7 0.0 体育実技 実習 37 出席状況、授業態度 100.0 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 体育実技 実習 36 出席状況、授業態度 100.0 0.0 100.0 27.8 50.0 16.7 5.6 0.0 体育実技 実習 37 出席状況、授業態度 100.0 0.0 100.0 0.0 97.3 2.7 0.0 0.0 英語コミュニケーショ ンⅡ 基礎教育科目 英語コミュニケーショ ンⅡ 英語コミュニケーショ ンⅡ 33 出席状況、授業態度 17.2 体育実技 実習 100.0 0.0 100.0 30.3 60.6 3.0 6.1 0.0 社会福祉 講義 150 期末試験 100.0 0.0 100.0 13.3 53.3 32.0 0.7 0.0 社会福祉 講義 1 期末試験 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 社会福祉援助技術 演習 37 期末試験 100.0 0.0 100.0 0.0 45.9 54.1 0.0 0.0 演習 36 期末試験 100.0 0.0 100.0 13.9 66.7 19.4 0.0 0.0 演習 38 期末試験 100.0 0.0 100.0 13.2 34.2 52.6 0.0 0.0 社会福祉援助技術 演習 36 期末試験 100.0 0.0 100.0 22.2 58.3 8.3 5.6 0.0 児童福祉Ⅰ 講義 75 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 20.0 41.3 29.3 8.0 0.0 児童福祉Ⅰ 講義 75 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 8.0 38.7 29.3 24.0 0.0 児童福祉Ⅰ 講義 1 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 専門教育科目 社会福祉援助技術 社会福祉援助技術 ― ― 48 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 保育原理Ⅰ 講義 75 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 14.7 21.3 50.7 12.0 0.0 保育原理Ⅰ 講義 75 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 96.0 4.0 100.0 12.0 28.0 46.7 13.3 0.0 保育原理Ⅰ 講義 1 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 保育原理Ⅱ 講義 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 12.3 47.9 35.6 4.1 0.0 保育原理Ⅱ 講義 74 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 1.4 98.6 10.8 52.7 27.0 6.8 1.4 養護原理 講義 73 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 8.2 80.8 9.6 1.4 0.0 養護原理 講義 74 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 18.9 62.2 13.5 4.1 0.0 97.3 講義 150 レポート、受講態度 100.0 0.0 100.0 2.7 88.7 8.0 0.0 0.0 講義 1 レポート、受講態度 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 教育原理 講義 145 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 11.7 64.1 21.4 2.1 0.0 教育行政論 講義 73 小 テ ス ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、レポート 0.0 100.0 21.9 64.4 12.3 1.4 0.0 教育行政論 講義 72 小 テ ス ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、レポート 0.0 100.0 12.5 70.8 12.5 0.0 0.0 幼児教育方法論 講義 73 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.7 74.0 21.9 1.4 0.0 幼児教育方法論 講義 69 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.2 56.5 20.3 15.9 0.0 保育課程論 講義 期末試験、実技試験、 73 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク 0.0 100.0 4.1 83.6 9.6 2.7 0.0 保育課程論 講義 期末試験、実技試験、 74 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ ワーク 97.3 2.7 100.0 4.1 83.8 6.8 4.1 0.0 発達心理学Ⅰ 講義 75 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 97.3 2.7 100.0 24.0 56.0 13.3 5.3 0.0 発達心理学Ⅰ 講義 75 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 98.7 1.3 100.0 9.3 64.0 20.0 6.7 0.0 発達心理学Ⅰ 講義 1 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 発達心理学Ⅱ 講義 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 9.6 61.6 21.9 6.8 0.0 発達心理学Ⅱ 講義 74 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 14.9 56.8 14.9 10.8 0.0 教育心理学 講義 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 9.6 72.6 12.3 5.5 0.0 教育心理学 講義 72 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.9 70.8 11.1 0.0 0.0 幼児理解の理論と保育 相談 講義 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 15.1 39.7 34.2 11.0 0.0 幼児理解の理論と保育 相談 講義 70 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.1 40.0 32.9 20.0 0.0 小児保健Ⅰ 講義 150 11.3 100.0 10.0 49.3 25.3 14.7 0.0 専門教育科目 保育者論 保育者論 期末試験、レポート、 出席状況 ― ― 49 88.7 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 期末試験、レポート、 出席状況 99.3 0.7 100.0 2.0 78.2 14.3 4.1 0.0 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 2.7 72.6 23.3 1.4 0.0 実習 74 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 4.1 85.1 8.1 0.0 0.0 小児栄養Ⅰ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.5 54.1 29.7 2.7 0.0 小児栄養Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 97.2 2.8 100.0 5.6 55.6 33.3 5.6 0.0 小児栄養Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.9 47.4 39.5 2.6 0.0 小児栄養Ⅰ 演習 34 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 17.6 50.0 26.5 0.0 0.0 小児栄養Ⅱ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.8 54.1 35.1 0.0 0.0 小児栄養Ⅱ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.8 50.0 41.7 5.6 0.0 小児栄養Ⅱ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 56.8 40.5 2.7 0.0 小児栄養Ⅱ 演習 32 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 15.6 78.1 6.3 0.0 0.0 精神保健 講義 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.7 35.6 39.7 21.9 0.0 精神保健 講義 72 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 22.2 44.4 19.4 9.7 0.0 家族援助論 講義 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 9.6 82.2 8.2 0.0 0.0 家族援助論 講義 70 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 15.7 72.9 10.0 0.0 0.0 保育内容総論 演習 期末試験、小テスト、 38 レポート、出席状況、 受講態度 97.4 2.6 100.0 21.1 55.3 21.1 2.6 0.0 保育内容総論 演習 期末試験、小テスト、 37 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 5.4 35.1 56.8 0.0 0.0 保育内容総論 演習 期末試験、小テスト、 38 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 21.1 76.3 2.6 0.0 保育内容総論 演習 期末試験、小テスト、 37 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 29.7 59.5 10.8 0.0 保育内容総論 演習 期末試験、小テスト、 1 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 保育内容 健康Ⅰ 演習 37 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 91.9 8.1 100.0 5.4 37.8 32.4 24.3 0.0 保育内容 健康Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 19.4 33.3 33.3 13.9 0.0 保育内容 健康Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.9 34.2 34.2 21.1 0.0 小児保健Ⅰ 講義 1 小児保健Ⅱ 講義 147 小児保健Ⅲ 実習 小児保健Ⅲ 専門教育科目 ― ― 50 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 演習 34 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 26.5 41.2 11.8 14.7 0.0 保育内容 健康Ⅱ 演習 47 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 93.6 6.4 100.0 4.3 44.7 25.5 25.5 0.0 保育内容 健康Ⅱ 演習 40 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 92.5 7.5 100.0 2.5 40.0 30.0 25.0 0.0 保育内容 人間関係Ⅰ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.8 73.0 13.5 2.7 0.0 保育内容 人間関係Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.8 72.2 25.0 0.0 0.0 保育内容 人間関係Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 15.8 65.8 15.8 0.0 0.0 保育内容 人間関係Ⅰ 演習 34 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 11.8 58.8 20.6 2.9 0.0 保育内容 人間関係Ⅱ 演習 期 末 試 験、 プ レ ゼ ン 34 テ ー シ ョ ン、 出 席 状 100.0 況、受講態度 0.0 100.0 5.9 91.2 2.9 0.0 0.0 保育内容 人間関係Ⅱ 演習 期 末 試 験、 プ レ ゼ ン 35 テ ー シ ョ ン、 出 席 状 100.0 況、受講態度 0.0 100.0 14.3 68.6 17.1 0.0 0.0 保育内容 環境Ⅰ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 8.1 40.5 45.9 5.4 0.0 保育内容 環境Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 2.8 66.7 25.0 5.6 0.0 保育内容 環境Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 2.6 39.5 44.7 13.2 0.0 保育内容 環境Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 出席状況 97.2 2.8 100.0 2.8 44.4 33.3 13.9 0.0 保育内容 環境Ⅱ 演習 46 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 2.2 89.1 8.7 0.0 0.0 保育内容 環境Ⅱ 演習 35 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 8.6 80.0 11.4 0.0 0.0 保育内容 言葉Ⅰ 演習 38 期末試験、実技試験、 100.0 レポート 0.0 100.0 2.6 94.7 2.6 0.0 0.0 保育内容 言葉Ⅰ 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 レポート 0.0 100.0 2.7 78.4 16.2 0.0 0.0 保育内容 言葉Ⅰ 演習 38 期末試験、実技試験、 100.0 レポート 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 保育内容 言葉Ⅰ 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 レポート 0.0 100.0 5.4 89.2 5.4 0.0 0.0 保育内容 言葉Ⅰ 演習 1 期末試験、実技試験、 100.0 レポート 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 保育内容 言葉Ⅱ 演習 40 実技試験、レポート 100.0 0.0 100.0 0.0 90.0 10.0 0.0 0.0 保育内容 言葉Ⅱ 演習 47 実技試験、レポート 100.0 0.0 100.0 4.3 80.9 14.9 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅰ 演習 期末試験、レポート、 37 出席状況、受講態度 97.3 2.7 100.0 0.0 56.8 40.5 2.7 0.0 保育内容 表現Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 11.1 88.9 0.0 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.9 44.7 44.7 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅰ 演習 34 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 11.8 70.6 11.8 2.9 0.0 専門教育科目 保育内容 健康Ⅰ ― ― 51 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 演習 37 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 5.4 83.8 10.8 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅱ 演習 36 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 2.8 61.1 36.1 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅱ 演習 38 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 5.3 68.4 23.7 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅱ 演習 34 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 5.9 73.5 14.7 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅲ 演習 14 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 14.3 64.3 21.4 0.0 0.0 保育内容 表現Ⅲ 演習 53 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 81.1 17.0 1.9 0.0 保育内容 表現Ⅲ 演習 46 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 6.5 93.5 0.0 0.0 0.0 乳児保育Ⅰ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 18.9 51.4 29.7 0.0 0.0 乳児保育Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 5.6 44.4 44.4 5.6 0.0 乳児保育Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.2 65.8 21.1 0.0 0.0 乳児保育Ⅰ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 5.6 44.4 36.1 8.3 0.0 乳児保育Ⅱ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 59.5 40.5 0.0 0.0 乳児保育Ⅱ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 52.8 41.7 5.6 0.0 乳児保育Ⅱ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.6 55.3 31.6 7.9 0.0 乳児保育Ⅱ 演習 34 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.9 50.0 41.2 0.0 0.0 専門教育科目 保育内容 表現Ⅱ 障害児保育 演習 37 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 18.9 75.7 5.4 0.0 0.0 障害児保育 演習 36 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 8.3 38.9 50.0 2.8 0.0 障害児保育 演習 38 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 10.5 84.2 2.6 0.0 0.0 障害児保育 演習 34 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 2.9 47.1 44.1 0.0 2.9 養護内容 演習 期末試験、出席状況、 37 100.0 受講態度 0.0 100.0 18.9 67.6 8.1 5.4 0.0 養護内容 演習 36 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 5.6 69.4 25.0 0.0 0.0 養護内容 演習 38 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 13.2 60.5 5.3 18.4 0.0 養護内容 演習 34 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 20.6 61.8 11.8 2.9 0.0 幼児音楽Ⅰ 演習 38 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.2 42.1 18.4 26.3 0.0 幼児音楽Ⅰ 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 16.2 56.8 16.2 8.1 0.0 幼児音楽Ⅰ 演習 38 期末試験、実技試験、 出席状況、受講態度 97.4 2.6 100.0 0.0 44.7 42.1 13.2 0.0 幼児音楽Ⅰ 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.8 54.1 21.6 13.5 0.0 幼児音楽Ⅰ 演習 1 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 ― ― 52 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.5 70.3 10.8 5.4 0.0 幼児音楽Ⅱ 演習 36 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 8.3 30.6 38.9 22.2 0.0 幼児音楽Ⅱ 演習 38 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.5 47.4 39.5 2.6 0.0 幼児音楽Ⅱ 演習 36 期末試験、実技試験、 出席状況、受講態度 0.0 97.2 13.9 44.4 27.8 8.3 2.8 幼児美術Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 86.8 10.5 2.6 0.0 幼児美術Ⅰ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 81.1 16.2 0.0 0.0 幼児美術Ⅰ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 68.4 26.3 5.3 0.0 幼児美術Ⅰ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 78.4 8.1 13.5 0.0 幼児美術Ⅰ 演習 1 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 100.0 0.0 幼児美術Ⅱ 演習 37 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.7 89.2 8.1 0.0 0.0 幼児美術Ⅱ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 88.9 8.3 2.8 0.0 幼児美術Ⅱ 演習 38 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 89.5 7.9 2.6 0.0 幼児美術Ⅱ 演習 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 86.1 2.8 8.3 0.0 幼児体育Ⅰ 演習 38 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 2.6 15.8 78.9 2.6 0.0 幼児体育Ⅰ 演習 37 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 5.4 16.2 59.5 16.2 0.0 幼児体育Ⅰ 演習 38 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 23.7 68.4 7.9 0.0 幼児体育Ⅰ 演習 37 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 8.1 24.3 54.1 13.5 0.0 幼児体育Ⅰ 演習 1 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 幼児体育Ⅱ 演習 37 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 5.4 78.4 16.2 0.0 0.0 幼児体育Ⅱ 演習 36 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 47.2 44.4 8.3 0.0 幼児体育Ⅱ 演習 38 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 5.3 47.4 44.7 2.6 0.0 幼児体育Ⅱ 演習 36 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 58.3 27.8 8.3 0.0 器楽Ⅰ 演習 4 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 25.0 50.0 25.0 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 22.2 66.7 11.1 0.0 器楽Ⅰ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 12.5 37.5 50.0 0.0 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 55.6 22.2 22.2 0.0 専門教育科目 幼児音楽Ⅱ ― ― 53 97.2 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 出席状況 器楽Ⅰ 演習 器楽Ⅰ 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 0.0 22.2 77.8 0.0 0.0 77.8 22.2 100.0 0.0 0.0 66.7 22.2 0.0 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 22.2 77.8 0.0 0.0 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 11.1 66.7 22.2 0.0 器楽Ⅰ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 0.0 87.5 12.5 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 22.2 77.8 0.0 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 11.1 88.9 0.0 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 55.6 44.4 0.0 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 0.0 88.9 11.1 0.0 器楽Ⅰ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 25.0 25.0 25.0 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 33.3 55.6 11.1 0.0 器楽Ⅰ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 44.4 44.4 11.1 0.0 器楽Ⅰ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 12.5 37.5 50.0 0.0 0.0 器楽Ⅰ 演習 4 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 50.0 50.0 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 25.0 50.0 25.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 37.5 37.5 25.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 12.5 0.0 87.5 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 37.5 0.0 62.5 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 25.0 75.0 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 75.0 25.0 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 0.0 75.0 25.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 12.5 75.0 12.5 0.0 器楽Ⅱ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 22.2 77.8 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 9 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 11.1 11.1 66.7 11.1 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 25.0 50.0 25.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 37.5 50.0 0.0 0.0 専門教育科目 0.0 100.0 ― ― 54 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 演習 7 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 28.6 42.9 14.3 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 37.5 62.5 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 37.5 62.5 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 75.0 25.0 0.0 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 25.0 50.0 12.5 0.0 器楽Ⅱ 演習 8 実技試験、授業態度、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 25.0 62.5 12.5 0.0 幼児身体表現Ⅰ 演習 38 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 5.3 34.2 52.6 7.9 0.0 幼児身体表現Ⅰ 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.8 29.7 48.6 8.1 0.0 幼児身体表現Ⅰ 演習 38 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.9 36.8 39.5 15.8 0.0 幼児身体表現Ⅰ 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 8.1 27.0 51.4 13.5 0.0 幼児身体表現Ⅰ 演習 1 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 幼児身体表現Ⅱ 演習 37 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 5.4 37.8 48.6 8.1 0.0 幼児身体表現Ⅱ 演習 36 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 8.3 36.1 47.2 8.3 0.0 幼児身体表現Ⅱ 演習 38 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.9 36.8 50.0 5.3 0.0 幼児身体表現Ⅱ 演習 36 期末試験、実技試験、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 2.8 30.6 55.6 5.6 0.0 生活 講義 73 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 5.5 43.8 50.7 0.0 0.0 生活 講義 72 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 8.3 38.9 45.8 2.8 0.0 養護内容特殊講義 講義 36 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.9 72.2 13.9 0.0 0.0 野外活動演習 演習 10 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 児童文化 演習 期末試験、レポート、 34 プレゼンテーション、 100.0 出席状況 0.0 100.0 0.0 88.2 11.8 0.0 0.0 保育実習指導 実習 145 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 95.2 2.1 0.0 0.0 保育実習Ⅰ 実習 実習保育所における評 145 価、レポート、受講態 100.0 度 0.0 100.0 0.0 97.2 0.0 0.0 0.0 保育実習Ⅱ 実習 実習保育所における評 145 価、レポート、受講態 100.0 度 0.0 100.0 0.0 94.5 2.8 0.0 0.0 保育実習Ⅲ 実習 実習保育所における評 1 価、レポート、受講態 100.0 度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 専門教育科目 器楽Ⅱ ― ― 55 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 演習 レポート、小テスト、 145 グループワーク、出席 100.0 状況 0.0 100.0 0.0 92.4 5.5 0.0 0.0 教育実習Ⅰ 実習 147 付属園における評価、 100.0 レポート、受講態度 0.0 100.0 0.0 68.0 30.6 0.0 0.7 教育実習Ⅱ 実習 145 実習園における評価、 100.0 レポート、受講態度 0.0 100.0 0.0 95.2 2.8 0.0 0.0 総合演習 演習 147 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、出席状況 0.0 100.0 0.0 74.1 23.1 2.0 0.0 児童福祉・社会福祉研 究 演習 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 8 ワーク、出席状況、受 100.0 講態度 0.0 100.0 0.0 87.5 0.0 12.5 0.0 保育・教育研究 演習 8 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、出席状況 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 保育・教育研究 演習 7 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、出席状況 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 保育・教育研究 演習 8 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、出席状況 0.0 100.0 0.0 75.0 12.5 0.0 0.0 発達心理学研究 演習 8 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、出席状況 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 保育内容研究 演習 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 28 ワーク、出席状況、受 100.0 講態度 0.0 100.0 85.7 0.0 0.0 0.0 保育内容研究 演習 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 27 ワーク、出席状況、受 100.0 講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 保育内容研究 演習 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 8 ワーク、出席状況、受 100.0 講態度 0.0 100.0 87.5 12.5 0.0 0.0 0.0 保育内容研究 演習 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 28 ワーク、出席状況、受 100.0 講態度 0.0 100.0 0.0 96.4 0.0 0.0 0.0 保育内容研究 演習 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 7 ワーク、出席状況、受 100.0 講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 保育内容研究 演習 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 8 ワーク、出席状況、受 100.0 講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 専門教育科目 教育実習指導 14.3 種別 秘書科 秘書科の単位認定状況表 授業科目 まほろば教養ゼミⅠ 最終評価(%) 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の取得 状況(%) 合格 不合格 演習 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 44 演習 43 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 演習 43 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 まほろば教養ゼミⅡ 演習 43 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 特別科目 まほろば教養ゼミⅠ まほろば教養ゼミⅠ まほろば教養ゼミⅡ 演習 43 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 まほろば教養ゼミⅡ 演習 41 出席状況、受講態度 100.0 100.0 0.0 ― ― 56 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 講義 121 職業論 講義 健康科学 講義 生涯設計 講義 国際協力 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 単位の修得状況(%) 本試 再試等 最終評価(%) 計 秀 優 良 可 不可 94.2 5.0 99.2 13.2 27.3 37.2 20.7 0.8 130 レポート、出席状況 99.2 0.8 100.0 23.1 30.0 24.6 21.5 0.0 76 期末試験、出席状況 100.0 0.0 100.0 1.3 23.7 50.0 25.0 0.0 130 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.0 49.2 33.1 7.7 0.0 講義 53 レ ポ ー ト、 グ ル ー プ 100.0 ワーク、出席状況 0.0 100.0 24.5 35.8 28.3 11.3 0.0 秘書学概論Ⅰ 講義 66 期末試験、レポート、 出席状況 98.5 1.5 100.0 7.6 24.2 39.4 28.8 0.0 秘書学概論Ⅰ 講義 64 期末試験、レポート、 出席状況 92.2 7.8 100.0 7.8 21.9 31.3 39.1 0.0 秘書学概論Ⅱ 講義 66 期末試験、レポート、 出席状況 90.9 9.1 100.0 10.6 25.8 42.4 21.2 0.0 秘書学概論Ⅱ 講義 64 期末試験、レポート、 出席状況 90.6 7.8 98.4 9.4 25.0 28.1 35.9 1.6 秘書実務Ⅰ 演習 44 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 2.3 52.3 40.9 4.5 0.0 秘書実務Ⅰ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 4.7 46.5 39.5 9.3 0.0 秘書実務Ⅰ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 48.8 46.5 4.7 0.0 秘書実務Ⅱ 演習 44 期末試験、レポート、 受講態度 97.7 2.3 100.0 4.5 40.9 40.9 13.6 0.0 秘書実務Ⅱ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 30.2 55.8 14.0 0.0 秘書実務Ⅱ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 37.2 48.8 14.0 0.0 秘書実務Ⅲ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 9.3 44.2 46.5 0.0 0.0 秘書実務Ⅲ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 14.0 46.5 39.5 0.0 0.0 秘書実務Ⅲ 演習 41 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 4.9 34.1 61.0 0.0 0.0 秘書実務Ⅳ 演習 43 期末試験、実技試験、 100.0 受講態度 0.0 100.0 14.0 32.6 41.9 11.6 0.0 秘書実務Ⅳ 演習 43 期末試験、実技試験、 受講態度 97.7 2.3 100.0 14.0 34.9 25.6 25.6 0.0 秘書実務Ⅳ 演習 41 期末試験、実技試験、 100.0 受講態度 0.0 100.0 12.2 39.0 24.4 24.4 0.0 経営学概論 講義 130 期末試験、レポート、 出席状況 99.2 0.8 100.0 6.9 46.2 43.8 3.1 0.0 経済学概論 講義 130 期末試験、レポート、 出席状況 98.5 0.8 99.2 14.6 44.6 35.4 4.6 0.8 表現技術Ⅰ 演習 44 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 6.8 61.4 27.3 4.5 0.0 表現技術Ⅰ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 4.7 67.4 27.9 0.0 0.0 表現技術Ⅰ 演習 43 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 0.0 97.7 4.7 65.1 25.6 2.3 2.3 表現技術Ⅱ 演習 44 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 9.1 47.7 31.8 11.4 0.0 基礎教育科目 心理学 主な単位認定の方法 専門教育科目 ― ― 57 97.7 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 演習 43 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 97.7 2.3 100.0 9.3 48.8 23.3 18.6 0.0 表現技術Ⅱ 演習 43 期末試験、レポート、 出席状況、受講態度 97.7 2.3 100.0 14.0 37.2 30.2 16.3 0.0 コンピュータ基礎Ⅰ 演習 42 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 7.1 54.8 35.7 2.4 0.0 コンピュータ基礎Ⅰ 演習 44 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 13.6 45.5 27.3 13.6 0.0 コンピュータ基礎Ⅰ 演習 44 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 9.1 45.5 43.2 2.3 0.0 コンピュータ基礎Ⅱ 演習 41 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 31.7 34.1 26.8 7.3 0.0 コンピュータ基礎Ⅱ 演習 45 実技試験、レポート、 出席状況 2.2 97.8 13.3 33.3 42.2 8.9 2.2 コンピュータ基礎Ⅱ 演習 44 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 11.4 36.4 45.5 6.8 0.0 エンドユーザコン ピューティング 演習 43 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 7.0 53.5 30.2 9.3 0.0 エンドユーザコン ピューティング 演習 43 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 9.3 53.5 27.9 9.3 0.0 エンドユーザコン ピューティング 演習 41 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 14.6 46.3 22.0 17.1 0.0 英語Ⅰ 演習 33 期末試験、小テスト、 100.0 レポート、受講態度 0.0 100.0 9.1 42.4 36.4 12.1 0.0 英語Ⅰ 演習 33 期末試験、小テスト、 レポート、受講態度 97.0 3.0 100.0 12.1 48.5 24.2 15.2 0.0 英語Ⅰ 演習 32 期末試験、小テスト、 レポート、受講態度 93.8 3.1 96.9 3.1 31.3 43.8 18.8 3.1 英語Ⅰ 演習 32 期末試験、小テスト、 100.0 レポート、受講態度 0.0 100.0 28.1 40.6 31.3 0.0 0.0 英語Ⅱ 演習 33 期末試験、小テスト、 100.0 レポート、受講態度 0.0 100.0 12.1 48.5 36.4 3.0 0.0 英語Ⅱ 演習 33 期末試験、小テスト、 レポート、受講態度 97.0 3.0 100.0 12.1 33.3 36.4 18.2 0.0 英語Ⅱ 演習 32 期末試験、小テスト、 レポート、受講態度 96.9 3.1 100.0 15.6 40.6 18.8 21.9 0.0 英語Ⅱ 演習 32 期末試験、小テスト、 100.0 レポート、受講態度 0.0 100.0 25.0 40.6 34.4 0.0 0.0 実用英語Ⅰ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 7.0 39.5 41.9 11.6 0.0 実用英語Ⅰ 演習 43 期末試験、レポート、 受講態度 93.0 7.0 100.0 14.0 37.2 32.6 16.3 0.0 実用英語Ⅰ 演習 41 期末試験、レポート、 受講態度 92.7 7.3 100.0 9.8 36.6 31.7 22.0 0.0 実用英語Ⅱ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 18.6 60.5 18.6 2.3 0.0 実用英語Ⅱ 演習 43 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 18.6 55.8 18.6 7.0 0.0 実用英語Ⅱ 演習 41 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 7.3 36.6 34.1 22.0 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 11 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 72.7 18.2 9.1 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 11 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 63.6 27.3 9.1 0.0 専門教育科目 表現技術Ⅱ ― ― 58 95.6 種別 授業科目 卒業研究Ⅰ 授業 履修 形態 人数 演習 主な単位認定の方法 11 レポート、出席状況 単位の修得状況(%) 本試 再試等 100.0 計 0.0 100.0 最終評価(%) 秀 0.0 優 良 45.5 54.5 可 0.0 不可 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 14 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 10 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 70.0 20.0 10.0 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 15 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 66.7 33.3 0.0 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 13 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 15.4 76.9 7.7 0.0 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 13 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 61.5 38.5 0.0 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 14 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 7.1 42.9 50.0 0.0 0.0 卒業研究Ⅰ 演習 15 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 11 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 27.3 36.4 18.2 18.2 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 11 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 9.1 63.6 27.3 0.0 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 11 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 18.2 27.3 54.5 0.0 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 14 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 92.9 7.1 0.0 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 10 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 30.0 30.0 40.0 0.0 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 15 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 13.3 53.3 33.3 0.0 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 13 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 30.8 69.2 0.0 0.0 0.0 演習 13 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 30.8 38.5 30.8 0.0 0.0 演習 14 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 7.1 64.3 28.6 0.0 0.0 卒業研究Ⅱ 演習 15 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 6.7 60.0 33.3 0.0 0.0 人間関係論 講義 31 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 71.0 25.8 0.0 0.0 医療秘書概論 講義 66 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 36.4 50.0 10.6 3.0 0.0 医療情報処理 演習 66 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 9.1 57.6 15.2 16.7 0.0 金融論 講義 107 期末試験、レポート、 出席状況 97.2 1.9 99.1 15.0 38.3 39.3 5.6 0.9 製造業と流通業 講義 116 期末試験、レポート、 出席状況 98.3 1.7 100.0 15.5 44.0 32.8 7.8 0.0 簿記・会計Ⅰ 講義 44 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 22.7 52.3 15.9 9.1 0.0 簿記・会計Ⅰ 講義 43 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 14.0 48.8 18.6 18.6 0.0 簿記・会計Ⅰ 講義 43 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 14.0 39.5 41.9 4.7 0.0 簿記・会計Ⅱ 講義 44 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 22.7 52.3 15.9 9.1 0.0 簿記・会計Ⅱ 講義 43 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 14.0 48.8 18.6 18.6 0.0 簿記・会計Ⅱ 講義 43 期末試験、小テスト、 出席状況、受講態度 0.0 97.7 14.0 41.9 32.6 9.3 2.3 簿記演習 演習 13 期末試験、小テスト、 100.0 受講態度 0.0 100.0 15.4 38.5 30.8 15.4 0.0 簿記演習 演習 21 期末試験、小テスト、 100.0 受講態度 0.0 100.0 14.3 38.1 33.3 14.3 0.0 現代ビジネス論 講義 51 レポート、出席状況 96.1 3.9 100.0 11.8 27.5 35.3 25.5 0.0 マーケティング論 講義 30 期末試験、小テスト、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 13.3 33.3 33.3 16.7 0.0 企業と法律 講義 29 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.3 44.8 31.0 13.8 0.0 専門教育科目 卒業研究Ⅱ 卒業研究Ⅱ ― ― 59 97.7 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 日本経済概説 講義 46 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 6.5 60.9 23.9 8.7 0.0 現代社会論 講義 60 レ ポ ー ト、 プ レ ゼ ン 100.0 テーション、出席状況 0.0 100.0 16.7 46.7 36.7 0.0 0.0 情報社会論 講義 0.0 99.2 11.0 31.5 52.0 4.7 0.8 0.0 100.0 9.2 55.4 29.2 6.2 0.0 1.6 98.4 9.5 54.0 25.4 9.5 1.6 100.0 0.0 100.0 11.4 45.7 40.0 2.9 0.0 127 レポート、出席状況 99.2 社会統計演習 演習 期末試験、レポート、 65 100.0 出席状況 社会統計演習 演習 63 プロジェクトワーク 演習 35 実技試験、出席状況 実用書道 演習 114 レポート、小テスト、 100.0 出席状況 0.0 100.0 7.9 38.6 51.8 1.8 0.0 ホスピタリティ論 講義 59 期末試験、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 8.5 50.8 23.7 16.9 0.0 日本文化演習 演習 65 レポート、出席状況 0.0 100.0 0.0 55.4 40.0 4.6 0.0 99.2 11.5 46.9 33.8 6.9 0.8 期末試験、レポート、 出席状況 期末試験、レポート、 130 出席状況 96.8 100.0 講義 コンピュータシステム 演習 44 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 9.1 43.2 45.5 2.3 0.0 コンピュータシステム 演習 42 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 11.9 47.6 38.1 2.4 0.0 コンピュータシステム 演習 44 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 13.6 38.6 40.9 6.8 0.0 情報ネットワーク演習 演習 44 実技試験、レポート、 出席状況、受講態度 95.5 4.5 100.0 13.6 40.9 29.5 15.9 0.0 情報ネットワーク演習 演習 43 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 11.6 44.2 37.2 7.0 0.0 情報ネットワーク演習 演習 43 実技試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 23.3 44.2 18.6 11.6 0.0 ソフトウェア演習 演習 43 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 2.3 58.1 39.5 0.0 0.0 ソフトウェア演習 演習 43 実技試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 11.6 55.8 11.6 20.9 0.0 ソフトウェア演習 演習 41 実技試験、レポート、 出席状況 97.6 2.4 100.0 9.8 58.5 9.8 22.0 0.0 100.0 0.0 100.0 4.0 54.0 38.0 4.0 0.0 専門教育科目 情報処理論 98.5 0.8 プレゼンテーション演習 演習 50 実技試験、出席状況 情報検索 演習 54 期末試験、レポート、 100.0 出席状況 0.0 100.0 13.0 48.1 27.8 11.1 0.0 英会話Ⅰ 演習 16 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 6.3 50.0 43.8 0.0 0.0 英会話Ⅰ 演習 24 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 54.2 29.2 16.7 0.0 英会話Ⅰ 演習 24 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 0.0 70.8 29.2 0.0 0.0 英会話Ⅱ 演習 10 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 10.0 80.0 10.0 0.0 0.0 英会話Ⅱ 演習 8 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 12.5 37.5 37.5 12.5 0.0 英会話Ⅲ 演習 28 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 7.1 32.1 53.6 7.1 0.0 英会話Ⅳ 演習 9 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 11.1 55.6 33.3 0.0 0.0 ― ― 60 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 演習 期末試験、小テスト、 36 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 5.6 47.2 33.3 13.9 0.0 ビジネス英語Ⅰ 演習 期末試験、小テスト、 25 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 20.0 24.0 36.0 20.0 0.0 ビジネス英語Ⅱ 演習 期末試験、小テスト、 23 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 13.0 34.8 47.8 4.3 0.0 ビジネス英語Ⅱ 演習 期末試験、小テスト、 17 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 17.6 35.3 35.3 11.8 0.0 比較文化演習Ⅰ 演習 23 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 8.7 30.4 47.8 8.7 0.0 比較文化演習Ⅱ 演習 22 期末試験、レポート、 100.0 出席状況、受講態度 0.0 100.0 27.3 40.9 27.3 4.5 0.0 海外生活英語 演習 23 期末試験、レポート、 100.0 受講態度 0.0 100.0 21.7 56.5 13.0 4.3 0.0 ビジネス英語Ⅲ 実習 23 現地生活態度、レポー 100.0 ト 0.0 100.0 8.7 52.2 26.1 8.7 0.0 オーストラリア事情 実習 23 現地生活態度、レポー 100.0 ト 0.0 100.0 17.4 39.1 39.1 0.0 0.0 ビジネス国際実務 実習 23 現地生活態度、レポー 100.0 ト 0.0 100.0 8.7 43.5 34.8 8.7 0.0 医療基礎 講義 64 期末試験、出席状況 95.3 3.1 98.4 1.6 12.5 37.5 45.3 1.6 医療情報学 講義 61 期末試験、出席状況 96.7 3.3 100.0 13.1 36.1 39.3 9.8 0.0 ケアシステム論 講義 66 病院・施設実習、レ ポート 100.0 0.0 100.0 0.0 97.0 1.5 0.0 0.0 医療保険事務Ⅰ 講義 64 期末試験、小テスト、 出席状況 96.9 3.1 100.0 0.0 4.7 54.7 39.1 0.0 医療保険事務Ⅱ 講義 63 期末試験、小テスト、 出席状況 69.8 98.4 4.8 17.5 23.8 49.2 1.6 医療秘書実務 講義 61 期末試験、受講態度 98.4 1.6 100.0 6.6 52.5 18.0 21.3 0.0 中国語コミュニケー ションⅠ 演習 2 期末試験、小テスト、 100.0 受講態度 0.0 100.0 50.0 50.0 0.0 0.0 0.0 中国語コミュニケー ションⅠ 演習 1 期末試験、小テスト、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 中国語コミュニケー ションⅡ 演習 2 期末試験、小テスト、 100.0 受講態度 0.0 100.0 50.0 0.0 50.0 0.0 0.0 フランス語コミュニ ケーションⅠ 演習 1 期末試験、出席状況、 受講態度 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 100.0 0.0 フランス語コミュニ ケーションⅡ 演習 1 期末試験、出席状況、 受講態度 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 100.0 0.0 21世紀の社会と法A 講義 期末試験、レポート、 1 小テスト、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 異文化理解A 講義 1 期末試験、受講態度 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 100.0 0.0 現代社会と人間B 講義 期末試験、レポート、 1 小テスト、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 国際協力A 講義 1 グ ル ー プ ワ ー ク、 レ 100.0 ポート、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 100.0 専門教育科目 ビジネス英語Ⅰ 医療秘書に関する科目 単位互換科目(安田女子大学) ― ― 61 28.6 0.0 0.0 種別 授業科目 授業 履修 形態 人数 主な単位認定の方法 単位の修得状況(%) 単位互換科目(安田女子大学) 本試 再試等 計 最終評価(%) 秀 優 良 可 不可 国際協力A 講義 2 グ ル ー プ ワ ー ク、 レ 100.0 ポート、受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0 自然科学の世界A 講義 期末試験、レポート、 1 小テスト、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 自然科学の世界A 講義 期末試験、レポート、 2 小テスト、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 100.0 0.0 0.0 からだの科学A 講義 4 レポート、出席状況 100.0 0.0 100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 環境の科学B 講義 1 レポート、出席状況、 100.0 受講態度 0.0 100.0 0.0 0.0 100.0 0.0 0.0 単位の認定方法については、期末試験のみによる評価ではなく、受講態度、出席状況、レポート、 小試験、課題提出等を組み合わせた方法をとっている。 これは、学期毎に設定された学期末試験期間中におこなわれる試験に対する学生の負担を軽減し、 また各授業の担当教員が、学期を通じて学生の理解度を把握しながら授業を進行していることによ る。担当教員の負担は大きいものがあるが、日常の努力を評価し、学生のモティベーションを向上さ せるための取り組みとして、評価できる。 また、本学では成績評価の客観性と信頼性を高めるため、GPAを用い各授業科目ごとの努力目標 を2.4~2.6に設定している。 「秀」 、 「優」 、 「良」 、 「可」 、 「不可」の5段階で評価し、 「秀」は15%以内、 「可」は20%以内としている。これは、あくまで努力目標であるが、概ね守られている。 (2)単位認定の方法、単位の取得状況及び担当教員による評価の現状(学科長) 保育科 基礎教育科目および専門教育科目ともに、単位認定は、基本的に各教科目担当者に委ねているが 「シラバス」に明記された成績「評価の方法」に記載された方法で行う。 。特に、本学科における授 業科目は、講義、演習(実技を含む科目もある) 、実習、実技等様々な授業形態を呈しているため、 期末試験だけでなく、平素の受講状況、課題提出状況、作品評価等を授業の特性に併せて加味し、単 位認定を行っている。ただし、器楽および声楽等の実技授業については、個別指導的な実施形態であ るため単位認定の公平を期するために、指導担当者以外の者が複数で評価に当たっている。保育・教 育実習は、各教科目の学習が総合されたたものであるので、実習園からの評価表を基に、各教科の学 習状況を学科教員全員で提示し、総合的な視点からの学科による単位認定としている。 単位の修得状況については、保育者になりたいという強い目的意識を持った学生がほとんどである ためか、単位不足で、卒業を危ぶむような学生はほとんどいない。保育科の学生は卒業、免許・資格 取得等にかかわらず積極的に履修する傾向が見られる。この背景には、保育科の専任教員が試験前は 勿論、機会あるごとに学習方法の指導や個々の質問に答える等、常に学習意欲を奮起させる努力をし ていることや、各チューターは毎学期試験後に出るGPA値を確認し、各クラスの学生の得意・不得 意科目等を詳細に検討し、まほろば教養ゼミやオフィスアワーを利用して、細やかに学習支援を行っ ていること等がある様に思われる。 保育科の単位認定状況表にあるとおりであるが、各教科担当教員の学生評価はおおむね良好であ る。 秘書科 単位認定は、基本的に各教科目担当者に委ねているが「シラバス」に明記された成績「評価の方 法」に記載された方法で行うことは全学的に徹底されている。単位認定は小テスト、期末筆記試験、 ― ― 62 期末筆記試験と課題によるレポート提出の組み合わせ、それに実習、実技試験、授業参加度等で評 価・認定されている。授業形態が講義、演習、実技・実習と様々であり、それによって多様な評価方 法が取られている。 単位の修得状況については、本試験と再試験を合わせた結果は一応良好である。しかし、学期開始 の授業の最初において、授業科目の性格、内容、目的、評価の方法を「より明確」に学生に提示する ような履修指導を徹底化していく必要がある。学科の学年別ガイダンスにおいても、教務委員より履 修方法や留意点について指導がなされている。 (3)単位認定の方法、単位の取得状況及び担当教員による評価の現状(学長) 単位認定は公正であることが要求される。この点、本学としては満足すべき水準にあると考える。 「シラバス」に明記された成績「評価の方法」に記載された方法で単位認定を行うことを事前に学生 に周知し、それに沿って行うことは全学的に徹底されている。単位認定は担当教員が単独で行うこと が多いが、そのときも学生の学習活動を多面的、総合的に評価する努力をしている。 (オムニバス形 式の授業では、複数の担当者がそれぞれの観点から評価し、原則として全員で協議の上、評価・認定 を行っている。 )期末試験のみによる評価・認定の方法はとらず、本学教員は、出席状況、受講(授 業参加)態度、レポート、研究発表等の学習活動全般に評価の根拠を求めて単位認定を行っている。 このことはまた、学期を通じて学生の学習過程、課題解決へ向けての進捗状況をよく把握し、学習が 順調に進むための支援となっている。 単位の取得状況は満足できる状況である。これは無論、学習者の主体的な学習の結果ではあるが、 上述したように、教員による恒常的な学習支援がこの良い結果につながっていると考えられる。 2.授業に対する学生の満足度について (1)授業終了後の学生の満足度に対する配慮について(学科長) 保育科 学生の満足度は学期毎に実施されている「学生による授業評価」によって知ることができる。授 業担当教員には各自の調査結果が返却されるため、担当授業の学生からの評価を、 「学生自身の授業 参加への自己評価」 「授業担当者の板書、話し方、授業の進度、授業内容の理解度」等、この資料に よって把握できる。次期講義に生かすべく努力をしている。また、当科においては、セメスター毎 に、保育実習や教育実習が計画されている。授業の内容確認や指導効果は常に教員自身が外部からも 問われる状況下におかれている。そのため、実習後には、学科会議においても、学生の学習状況を振 り返りながら、個々人はもとより学科としての取り組みについても、常に新たな意識統一を図りなが ら指導への努力をしている。 秘書科 学生の授業に対する満足度は、学期末の「授業評価」によって推定し、授業担当者の授業方法の傾 向や授業運営上の要望や期待も把握できる。学生評価を授業改善に生かす工夫を要す。一部である が、学期の中間時点で満足度の調査を含めた確認や、毎回の授業で出欠確認を兼ねた小カードを使っ ての感想コメント提出を求めたりすることを行っている。各授業に寄せられた学生からの評価を把握 した上で、次期の授業をより充実させ、授業方法の修正と学生の満足度向上させるために、 授業担当者と学生との双方向性の確認作業を拡充する。 本学科は実学が主であるため、カリキュラムも実学的な授業科目で充足されている。それだけに、 学生の側に立った満足度への配慮は大切である。また、学科会議において、学生動向について、情報 ― ― 63 交換しながら、学生の満足度の向上に努めている。 (2)授業終了後の学生の満足度に対する配慮について(学長) 満足度を知る手がかりの一つは「学生による授業評価」である。また、間接的な手がかりとして、 退学率にも注目している。授業に満足できなければ、退学率は上昇すると考えられる。本短期大学に おいては学生の満足度は総じて高く、退学率はきわめて低い。とは言え、短期大学においては修業年 限が限られることから、畢竟、授業が過密、拙速になりがちであるが、常に学生の身になって教育を するよう留意している。 3.退学、休学、留年等の状況について (1)退学、休学、留年等 保育科 保育科の退学者数等一覧表 平成22年3月31日現在(単位:名) 平成19年度入学 平成20年度入学 平成21年度入学 153 150 105 うち退学者数 0 5(3) 1 うち休学者数 0 3 1 入学者数 備考 休学者の内の復学者数 - 1 0 うち留年者数(通常の 学年進行によらない者) - 3 - 卒業生数 153 143 ※退学者数の括弧内は除籍者数(内数で表記) 秘書科 秘書科の退学者数等一覧表 平成22年3月31日現在(単位:名) 平成19年度入学 平成20年度入学 平成21年度入学 備考 入学者数 131 130 108 うち退学者数 4(1) 3(1) 0 うち休学者数 1 1 0 休学者の内の復学者数 0 0 - うち留年者数(通常の 学年進行によらない者) - - - 卒業生数 127 127 ※退学者数の括弧内は除籍者数(内数で表記) (2)退学者の退学理由割合と最近の傾向及び退学・休学・留年者に対する指導の現状 保育科 表のとおり、本科における退学者数および休学者数は非常に少ない。退学理由の内訳は、3名が除 籍、2名が一身上の理由、1名が病気療養のためである。経済的またはその他の家庭の事情、健康上 ― ― 64 の理由等、やむを得ぬ事由で退学する傾向にある。その他、学生・教員が一丸となって保育者になる ことを目指す科の雰囲気に馴染みにくかったり、対人関係の悩みをかかえたりして退学または休学し たケースがある。 本科では、学生の出席状況や受講態度、教育実習または保育実習における状況等について、日常 的に教員間で綿密な情報交換がなされている。学生の様子に心配な点が見られた場合には、早期に チューターが面談を行い、他の教員も学生に声をかけたり、様子を見守ったりする等の配慮をしてい る。また、クラスメートからのサポートも重要であることから、教員は日頃から学生同士が互いに助 け合う姿勢をもつよう、授業でも学生生活面でも配慮している。また、経済的事由による除籍を避け るため、状況に応じて学生または保護者に連絡し、状況の把握や助言を行っている。 きめ細かな指導によって、退学を未然に防いだケースが少なくないが、やむを得ず、退学や休学を 願い出た学生に対しても、丁寧に相談を重ね、保護者とも話し合いの機会を持ちながら、学生にとっ て最良の選択がなされるよう配慮している。さらに、休学中もチューターが適宜連絡を取り、復学の 意欲を失わないよう指導を継続している。 秘書科 平成19~21年度において、本学科の退学者は計7名であった。退学理由の内訳は、6名が進路変 更、1名が一身上の都合によるものである。退学者の割合は低いといえるが、退学者は、本学科へ入 学したものの、高校在学時より抱いていた自分の希望進路を諦めきれずに退学を申請するという傾向 が比較的強い。 学生が退学や休学に関する悩みを抱いた場合、まずチューターに相談する事で、客観的で冷静な視 点からアドバイスを受ける事が可能である。またチューターとしても、普段の授業やまほろば教養ゼ ミを通じて個々の学生の生活態度には常に注意を払っており、欠席や遅刻が続いた場合にはコンタク トを取るようにしている。加えて、学科会議において、学生動向の情報交換に努め、状況理解の共有 化を図っている。このようにして、学生の悩みや不安の早期発見・対応が可能であり、結果的に退 学を免れるケースも少なくない。また、やむを得ず退学する場合でも、学生本人と保護者、チュー ター、学科長の間で十分な議論を重ねた上で、慎重に結論を出している。 一方、休学中の学生にはチューターから定期的に連絡を取ることで、復学への意欲を低下させない よう配慮すると共に、復学時にはスムーズに学生生活に復帰できるよう様々な手助けを行っている。 (3)退学、休学、留年等の現状(学科長) 保育科 本学における平成19~21年度3年間の退学状況は、入学者の1~2%程度と少ない。退学、休学、 留年等の主な理由は、家庭の経済的理由による者を除いて、進路変更である。保育者への明確な目標 を持たず学力だけで入学したり、入学後に目標が具体的になるにつれて自分の思いとのずれを感じた りして、自己の進路について迷ったり悩んだりしている内に、日々の授業への学習意欲が徐々に薄れ 退学にいたるケースが多い。休学者は進路についての思考期間として休学しているケースがほとんど である。 このようなことを踏まえ、入学者希望者に対しては、オープンキャンパスや入試資料等の広報活動 において、強い目的意識を持った学生に入学してもらうよう努力している。 退学者、休学者等に対しては、チューターを中心に保育科の教員が連携して、状況を共有し、指導 に当たっている。チューターは、教科担当からの授業態度や欠席状況等の情報や学科会議で報告され る個々の教員からの情報を基に、気づいた時点で速やかに本人に対して面接を行い、事情を聴取し、 最善の方法へ向けて時間をかけた対応をしている。保護者とも綿密に連絡を取り合うよう努力してい る。また、級友の力も大切であるため、チューターは学級経営を通して、本人への気配りや様々な働 ― ― 65 きかけをしている。それでもやむを得ず退学や休学にいたる場合も、当該学生の将来の選択について 可能な限り相談にのるようにしている。 秘書科 退学、休学の理由は極めて複合的であるが、大きく分けると進路変更、健康上の理由、経済的理由 である。本科は退学や休学率は低いとは言え、年間1~2名いる。進路変更の理由による退学は、高 校在学中の進路決定段階での悩みや気持ちの揺れと、悩みを整理できないまま短大に進学した例が多 い。また、経済的理由では、家庭の経済的な理由により学費捻出が困難になり除籍になったケースも あった。各種広報資料や高大連携講座、オープンキャンパス、公開講座を通して明確な「秘書科にお ける人材養成の目的」を提示し、周知徹底を図り、十分に理解をして、誤差のない進路決定を期待し たい。 (4)退学、休学、留年等の現状(学長) このことについて、得られる限りでの他大学のデータと比較しても、本学の退学、休学、留年数値 (別表参照)は極めて低く、ほぼ満足すべきものと考える。 4.資格取得の取り組みについて (1)取得可能な免許・資格等 保育科 資格等 年度 在籍者 幼稚園教諭二種免許状 卒業者数 取得を目指 修得者数 修得割合 した学生数 保育士資格 取得を目指 した学生数 取得者数 取得割合 平成19年度 152名 152名 150名 150名 100% 148名 147名 99% 平成20年度 153名 153名 151名 151名 100% 151名 151名 100% 平成21年度 143名 143名 142名 142名 100% 143名 142名 99% 過去3年間の免許・資格の取得状況は上記のとおりであり、毎年ほぼ100% の取得率となっている。 秘書科 年度 資格等 上級ビジネス実務士*1) 上級秘書士 上級情報処理士 日本医師会医療秘書 認定試験合格 医療保険請求事務 平成19年度 90名 89名 43名 16名 平成20年度 126名 106名 47名 37名 平成21年度 127名 127名 43名 100名 *1) 平成19年度までの取得資格は上級ビジネス実務士 秘書科という学科の特色を明確にし原点に立ち返るため、平成19年度入学生から全国大学実務教育 協会の認定する「上級ビジネス実務士」に代わり、 「上級秘書士」を導入した。 秘書科では、秘書実務に関連する講義・演習の修得度合いを知るために、学内で「秘書検定」の試 験が受けられるような機会を年に2回設けている。また、簿記会計Ⅰ・Ⅱの修得度合いを知るため に、「簿記検定」の取得機会を設けている。さらに、英語Ⅰ~Ⅱ、実用英語Ⅰ~Ⅱ、英会話Ⅰ~Ⅳ等 の英語関連科目の修得度合いを知るために、TOEIC を学内で受験できる機会を年数回設けている。 情報処理分野では、全国大学実務教育協会が主催する「IT 活用能力テスト」を平成17年度後期から ― ― 66 全学生に対して実施し、情報処理知識の修得度合いを知るために行っている。 (2)今後導入を検討している免許・資格 保育科 現時点で導入を検討している資格等はない。 秘書科 現時点で導入を検討している資格等はない。 5.学生による卒業後の評価、卒業生に対する評価について (1)専門就職の状況 保育科 保育科においては、卒業生のほとんどが保育科で学習した分野に関連する職業に就いている。平成 19年~21年度の就職率は、次のとおりである。 資格等 卒業者 (A) 進学者 (B) A-B (C) 就職希望 (D) 幼稚園 保育所 平成19年度 152名 15名 137名 135名 117名 0名 7名 0名 7名 98.5%/D 平成20年度 153名 15名 138名 138名 117名 0名 13名 3名 3名 99.3%/D 平成21年度 143名 8名 135名 133名 123名 0名 9名 0名 1名 100%/D 年度 施設 臨時採用 公務員 企業他 保育士 (幼・保) (行政) 就職率 就職率は、常に100%に迫る数字を残している。就職希望者数に対しての専門就職率は、平成19年 度は91.9%、平成20年度は94.2%、平成21年度は99.2%で、毎年9割以上の学生が保育・教育職に就 いている。 本学の専門就職率の高さは、保育を学ぶ姿勢を反映しているものと考えている。 秘書科 第1期生が就職した平成2年以来、地域社会では「就職に強い安田の秘書科」と評価されてきた。 19年度生、20年度生もいずれも96%以上の高い数値で就職率を維持している。新入学生の多くが「就 職が良いから」を志望理由にしており、入学する以前から高い就職意欲を持っていることが伺われ る。就職先は多岐にわたり、職種としては事務職が大半を占めている。採用側の主な業種としては金 融業、製造業、サービス・販売等である。 平成8年度に、日本医師会「医療秘書」資格を取得できるカリキュラムを導入してからは、医療関 連への就職先を開拓し、近年では就職者の約2割が病院・医院に勤務するようになった。 これに加えて、秘書科の授業においては、秘書実務を中核として、ビジネス(経営学、経済学等)、 情報処理、英語を柱としたカリキュラムを、時代に先駆けて計画・実施・評価を繰り返している。こ れらの専門教育科目を履修・修得することにより、学生は学力をつけ、また精神力を中心とした人間 力をも養い、実社会へと巣立っている。なお、平成20年度からは、文部科学省平成20年度「質の高い 大学教育推進プログラム」 (教育GP)に選定された取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育 取組(副題:教育課程と教育課程外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築)のもとに、人間力 の向上に努めている。 ― ― 67 (2)卒業生に対する就職先及びその他の進路先からの評価(学長・学科長) 保育科 就職先からは、保育科の卒業生は「他の人より早く出勤して掃除や、保育の準備をする」 「挨拶、 気配り、子どもへの視点、記録、園長を初め同僚への報告、連絡、相談等保育の連携に優れている」 「近隣校の卒業生に比して格段の差がある」等の声が多くあり、人との関わり方や集団の中での協調 性等「人間性」と実践力が高く評価されている。 その他の進路については、編入学を希望する学生がいる。編入先は本学児童教育学科がほとんど であるが、本科からの編入学生に対する評価としては「自己をしっかり見つめる事ができる」「向上 心が強く、努力型で、短期大学卒業時にすでに何かを持っている」 「公立保育所の保育士、幼稚園教 諭や小学校教諭等を目指し、学ぶ意欲がある」 「他校からの編入学生より優秀である」等がある。ま た、平成22年3月、本科から編入学した卒業生15名の内、公立の小学校へ3名、公立の保育所へも3 名就職し、専門職への就職率が100%である等評価は裏付けられているといえる。 秘書科 就職先からの卒業生に対する評価は高く、安田の卒業生は「安心して採用できる」 「とても真面目 である」 「特に礼節が素晴らしい」と、企業からは賞賛の言葉をいただく機会も多く、秘書科指定の 求人も見受けられる。また、 「早期退職が少ない」 「結婚後も仕事を継続する傾向が強い」 「マナーが 良い」 「職場の実務もこなして、ビジネス実務能力が有効に発揮されている」等の声も聞く。今後の 課題としては、卒業生の追跡調査を実施することがある。 就職ガイダンス等で、後輩へ体験発表を行う卒業生は、 「本学で習得したスキルや知識は、現場で 役立っている」と評価し、発表している。これにより、後輩がさらに自信を持って、 「安田で、秘書 科で」学ぶことへの意欲を高めているのが現状である。 学 長 外部からの高い評価は、卒業生の「人間性」に対して与えられたものと考えている。実務感覚と能 力にも増して、社会人としての基本的マナーを備えていること等が評価されているのであろう。人の 身になって考え、相手を思いやる「柔しく、剛く」が学生を通して社会に認められていることをうれ しく思う。 (3)卒業生に対するアンケートの実施概要等 本学では系統的、継続的に卒業生に対してアンケート等は実施していない。しかし、いろいろな機 会に卒業生から本学に関する意見は聞くよう努めている。 保育科 卒業生に対するアンケート等は実施していないが、11月の大学祭や12月初旬に行われる卒業研究発 表会には多数の卒業生が参加し、在学生や教員等との情報交換の場になっている。在学生の学外実習 の際は、卒業生の様子を各保育所、幼稚園、施設の職員等に尋ね、卒業生と直接話をして、様子を聞 くよう努めている。本学はチューター制度を取っているが、チューターとの交流は卒業後も続き、卒 業生の声は学科の教育活動等に活かしている。 秘書科 現在のところ、定期的なアンケートは実施していないが、卒業生との接触の機会として「秘書科特 別講演会」を実施している。この講演会では、卒業生を特別講師として招き、企業における活躍の様 ― ― 68 子や在学時における知識と技術の習得の重要性等を在校生に講演してもらっている。卒業生のメッ セージを在校生に受け継ぐ仕組みは、今後も発展的に継続していきたい。 また、学科独自のホームページを立ち上げ、卒業生と本学科との交流の「場」を設けている。具体 的には、卒業生へ向けた情報発信と卒業生からの声の収集に利用している。この「場」を積極的に活 用し、卒業生のネットワーク作りや卒業生の様々な声を学科の教育活動等に活かしている。 なお、平成20年度からは、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」 (教育G P)に選定された取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課程と教育課程 外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築)のもとに、公開講座を開催し、卒業生へのフォロアー アップ学習の場の提供を図っている。 (4)卒業生に対する社会からの評価について(学長・学科長) 保育科 就職先である幼稚園、保育所からは長い伝統と確かな実績から、安定的かつ継続的な高い評価を頂 いており、幼稚園教諭・保育士という立場から広く社会に貢献し、その教育力は「保育なら安田生」 と高く評価されていると自負している。 秘書科 毎年、卒業生の就職先を訪問しているが、就職先からの卒業生に対する評価は概ね高く、このこと が結果的に高い就職率と連動していると考えられる。また、受験生に対する「就職に強い秘書科」と いうイメージの提供にも繫がっていると思われる。 学 長 本学卒業生は「明るく、礼儀正しい」とまず言われる。各科長の所見にあるように、卒業生は社会 から高い評価を得ている各科が教育目標を明確にして、修業期間2年間を最大限に生かして、実学と 人間教育を一体化させてきた結果である。 6.特記事項について (1)教育目標の達成度と教育の効果について努力していること 保育科 本科では、質の高い保育者養成を目指し、学生個々に目の行き届いた指導に努力している。 指導と学生の向上心との相乗効果により、社会から高い評価を得、保育士として社会貢献できる人 材を社会に輩出するすることは満足できる状況にあると思われる。そのために、教育については、特 に次の点に努力している。 1)少人数教育に心がけている。実技、演習科目はできるだけ少人数教育とするため、1学年を4 クラスに分けている。 2)実習に力を入れている。学内での事前実習指導から現場での見学・観察実習、参加実習、総合 実習へと移行していく過程において、子どもに対する視点や記録等が高水準に達するように指 導している。 3)課外活動を推進している。授業以外に学科展の展示、地域の子どもとの交流、科をあげての保 育ボランティア、合唱コンサート、安田こども劇場等を通して、保育現場でのあらゆる場面に 対応できる力を育てている。 4)学生の希望を聞いている。学生の出身校、性格、受講態度、成績を把握し、機会をとらえて本 ― ― 69 人が幼稚園志望なのか保育所志望なのかを聞き、適切な助言を行っている。 5)採用試験、就職試験支援を行っている。各地区の私立幼稚園・保育所連盟試験や公立保育士採 用試験に際しては、出題傾向の解説や問題の取り組み方法に対する指導を行っている。 秘書科 本科では、国際化・情報化の時代に自らの人生を切り拓く自律的学生を育てることを目指し、ビジ ネス実務、社会・組織、情報教育、英語教育に重点をおいている。 特に次の点において努力している。 1)実際に企業の第一線で活躍中の企業人を講師に招き、ビジネス実務の講義や演習を行ってい る。 2)簿記検定試験合格率アップのため、専任教員による補習を行なっている。 3)医療秘書認定試験受験資格の授業科目である「ケアシステム論」では、施設・病院の実習を通 してケアの現場を体験させている。 4)「日本文化演習」は、広島を拠点とする茶道・上田宗箇流と提携した講座である。学生は上田 流の家元・茶室まで実習・見学に通い、茶室という非日常的な空間で日本の伝統文化を体験す る機会を得ている。 5)ビジネス現場での実践に役立つ資格(上級情報処理士、上級秘書士等)の取得を奨励してい る。 6)平成18年度から英語運用力の向上のために習熟度別クラス編成を実施している。 なお、平成20年度からは、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」 (教育G P)に選定された取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課程と教育課程 外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築)のもとに、入学前から卒業後までの学生の課題探求 能力の育成を一貫して図っている。 ― ― 70 Ⅴ 学生支援について 《Ⅴ 学生支援について》 1.入学に関する支援について (1)入学志願者に対する建学の精神・教育理念や教育目的・教育目標等の明示方法 本学入学案内には、建学の精神に基づく教育理念を学長からのメッセージとして明示し、保育科、 秘書科の教育内容紹介においてはそれぞれの教育目的・目標が示されている。入学案内の内容は、本 学園のホームページにおいても公開されている。 以下のことを特記したい。上記の公式な案内とは異なり、入学に当たって、本学保育科の場合、入 学志望者は社会的評価、就職先となる保育界の評価、在学生や卒業生の評価等の情報収集を自ら行っ て志望しているようである。その他に、ほとんどの学生が、本学が行う催しに参加し建学の精神、教 育理念、教育目的、目標、教育内容等について触れ、理解していることも、入学時の高い目的意識の 構築につながっている。本学保育科が行う催しには、オープンキャンパスにおける参加型授業体験と 在学生との交流、大学祭の学科展による展示や在学生と子どもの交流場面の見学、卒業研究発表会へ の招待(進学決定者)等、学生の学びの姿を間近に見せることがある。 (2)入学志願者に対する入学者選抜方針・選抜方法等の明示方法 毎年5月中旬に「入学者選抜方法」を掲載した入試ガイドを作成し、大学案内とともに本学ホーム ページ上にデジタルパンフレット化して掲載することにより、広く周知するよう努めている。また、 7月下旬には「入学者選抜方法」をさらに詳細に記した「学生募集要項」を作成している。これらの 資料をもとに、各種入試説明会、オープンキャンパス等で、個別にも詳細な口頭説明を行っている。 大学案内、入試ガイド、募集要項等の資料は、資料請求者やオープンキャンパス来場者、高等学 校・中等教育学校内の進路説明会や企業主催の会場形式の進学説明会参加者に対して配布している。 また、中国・四国・九州地方の高等学校・中等教育学校に対しては、上記資料の送付を行うととも に、高校訪問の際にも上記資料を持参して、教員に対して個別に口頭説明している。 (3)広報及び入試事務についての体制(組織等)の概要 広報についての体制は、教員が高校訪問(6月・9月)を担当し、中国・四国・九州地方の高等学 校・中等教育学校を訪問して、教育の特色や就職実績等を進路担当教諭に説明を行い生徒に選択肢と して紹介している。事務部門では、入試広報課が企業主催の進学説明会や高等学校・中等教育学校主 催の進路相談会を担当し、本学の概要説明と入学試験概要の説明を行っている。その他、教職員・学 生が一体となった取り組みでは、オープンキャンパスを高校生・保護者と接する重要な学生募集の チャンスと捉え、各学科でプログラムの内容を充実させて特色をアピールすると共に、在学生を受付 や学内案内、各学科での発表や個別相談に起用して、本学の教育の質の高さを直接訴えかけている。 広報については、 「大学全体の広報」と「入学試験に関わる広報」とに分類して、前者を学長室が担 当し、後者を入試広報部入試広報課が担当している。学長室は、大学案内の作成や公式ホームページ の作成・テレビ取材を主担当とし、入試広報課は、各種の進学相談会・オープンキャンパス・教員に よる高校訪問の準備・入学試験を主担当として、適切な分業体制を構築している。 入試事務についての体制は、本学の入学者選抜における方針の策定、入学試験問題の作成、入学試 験の実施、合否判定の全てにおいて全学的な組織である「入学者選抜委員会」が中心となって行って いる。入学者選抜委員会は、学長を委員長とし、学長補佐、入試広報部長、事務局長、事務局次長、 その他学長が必要と認めた者で組織され、入学者選抜を適切・公正かつ円滑に行うことを目的として ― ― 71 いる。さらに、入学者選抜委員会の下に「入学試験問題作成部会」 「入学試験実施部会」 「合否基礎判 定部会」が置かれ、入学者選抜に関わる一連の業務について、適切かつ合理的に分掌化された体制を 構築している。 入学者選抜方針に沿って時代に応じた適切な学生募集および入学者選抜が行えるよう、 「入学者選 抜委員会」が企画・立案を行い、入試広報部が事務を担当している。入試広報部には教員である部長 と次長が配置され、入試広報課には課長を含む事務職員が配置されている。 (4)入学試験の流れについて 本学が実施した平成21年度(平成22年度入試)の選抜方法・入試日程は次のとおりである。 選抜方法 AO 入試 指定校制推薦入試 公募制推薦入試(専願) 社会人特別選抜入試(注1) 公募制推薦入試(併願) 一般入試 前期 A 日程 一般入試 前期 B 日程 一般入試 後期日程 出願期間 〔郵送受付〕 平成21年 10月10日(土)~ 10月16日(金) (消印有効) 〔エントリー期 間〕 平成21年 8月17日(月)~ 8月21日(金) (消印有効) 〔郵送受付〕 平成21年 10月20日(火)~ 10月29日(木) (消印有効) 〔窓口受付〕 平成21年 10月31日(土) 11月1日(日) 9:00~15:30 〔郵送受付〕 平成22年 1月6日(水)~ 1月21日(木) (消印有効) 〔受付窓口〕 平成22年 1月22日(金) 9:00~17:00 〔郵送受付〕 平成22年 2月6日(土)~ 2月12日(金) (消印有効) 〔窓口受付〕 平成22年 2月13日(土) 2月15日(月) 9:00~17:00 試験日 合否発表 一次手続 締切日 二次手続 締切日 〔一次面談〕 平成21年 9月1日(火)~ 9月14日(月) 平成21年 平成21年 〔二次面談〕 10月23日(金) 11月6日(金) 平成21年 10月1日(木) ~ 10月5日(月) 平成21年 11月7日(土) 平成21年 11月13日(金) 平成21年 12月1日(火) 平成21年 平成21年 11月15日(日) 11月21日 (土) 平成22年 2月3日(水) 平成22年 2月4日(木) 平成22年 2月21日(日) ― ― 72 平成22年 平成22年 2月11日(木) 2月19日(金) 平成22年 平成22年 2月26日(金) 3月4日(木) 平成22年 3月25日(木) 選抜方法 出願期間 〔郵送受付〕 平成22年 1月6日(水)~ 1月21日(木) 大学入試センター試験利用入試 (消印有効) (前期日程) 〔受付窓口〕 平成22年 1月22日(金) 9:00~17:00 〔郵送受付〕 平成22年 2月13日(土)~ 2月26日(金) 大学入試センター試験利用入試 (消印有効) (後期日程) 〔窓口受付〕 平成22年 2月27日(土) 9:00~17:00 試験日 合否発表 一次手続 締切日 二次手続 締切日 平成22年 平成22年 2月11日(木) 2月19日(金) 大学入試センタ ー試験 平成22年 1月16日(土) 1月17日(日) 平成22年 3月25日(木) 平成22年 平成22年 3月12日(金) 3月25日(木) (注1)社会人特別選抜入試には秘書科を含まない。 これら全ての選抜方法において、入学試験問題の作成、入学試験の実施、合否判定は、前項で述べ た入学者選抜委員会の下に置かれた各部会が組織的に行っている。 入学試験問題作成部会は学長補佐1名を部会長として、入学試験問題の作成および採点に関わる業 務を所掌している。入学試験問題の作成は、入学者選抜方法の種類・科目ごとに、学長が任命する複 数名(うち1名は担当責任者)の問題作成担当者で組織する分科会が担当している。入学試験問題の 作成にあたっては、機密性を最も重視し、各分科会構成員が複数名で点検を行った後、学長、学長補 佐、学部長、各分科会担当責任者が最終の校閲を行っている。完成した問題が提出された後に、複数 回の確認・点検作業を行うことによって、出題上の不備やミスを未然に防ぐように努めており、これ まで、入学試験問題の出題に関する重大なミスや入学試験の実施に関わるミスは発生しておらず、十 分な検証・確認作業がミスを未然に防止していると言える。入学試験問題の採点は、部会長が推薦す る採点予定者の中から、学長が任命した採点担当者が行っている。採点の際には、受験者の受験番号 と名前の欄を隠して、個人名が分からないように配慮する等、公正性の確保に努めている。 入学試験実施部会は、入学試験の事務全般に直接携わる入試広報部長を部会長として、入試広報次 長、入試広報課課長および学長が必要と認めた教職員で組織している。入学試験問題の作成から、実 施、採点、合否判定に至るすべての過程において、入学試験問題作成部会が担当する業務以外の入学 試験の実施に必要なすべての業務を所掌している。すなわち、入学試験の実施計画原案の作成、試験 監督者等の実施要員の配置計画、入学試験問題の印刷・保管・受け渡し、入学願書の受付、入学試験 の実施、採点後の成績表の保管・整理、合格者判定資料の作成、合否通知の発送を主な業務として、 入試広報部長の監督の下、入試広報部入試広報課がその事務を担当している。 合否基礎判定部会は学長を部会長として、学長補佐、当該学科長、入試広報部長、事務局長、事務 局次長、入試広報課課長、その他学長が認めた者若干名で組織され、各種の入学試験の結果をまとめ た合格者判定資料に基づいて、受験者の成績を総合的に審査して合格者原案を作成している。この 後、学長が「入学試験合格者判定会議」として教授会を招集し、合格者判定資料を提示して合否基礎 判定部会における審査の概要および経緯等について説明し、慎重な審議を重ねた上で判定結果を出し ており、極めて公正かつ厳正に実施している。 入学者選抜方法については、高校等、学外からの意見聴取も定期的に実施しており、適切な入学者 選抜方法であると考えている。 ― ― 73 (5)合格者・入学手続者に対する情報提供 保育科 本学科は平成22年度よりAO入試を導入することにより、推薦入試合格者も含め入学者のほとんど が早い時期に合格を決定する。合格者に対して入学までの長い期間、勉学意欲が失われることなく学 習の継続をはかれるよう課題を与えている。課題の一つは継続的なピアノの実技練習である。1年生 前期におけるピアノの課題曲を1ヶ月ごとに与え、修得状況を報告させている。もう一つは漢字の書 取り練習である。教育・保育実習における記録ノート等を書く時の誤字、脱字がないよう、保育にお いて頻繁に活用される漢字をプリントして与え入学までにマスターすることを義務付けている。その 他、合格者には卒業研究発表会や大学祭の学科展等への案内をし、早くから科の様子を見てもらった り、在学生との交流をはかったりしている。 秘書科 入試制度の多様化によって、早い時期に入学を決定する生徒が増加してきた。アドミッション・オ フィス入試、推薦入試合格者に対して、入学までの期間における勉学への意欲・姿勢の維持、向上を はかる目的で入学前教育プログラムとして、 「入学予定者交流会」を開催している。 この交流会は、12月と翌年2月の2回にわたって開催しており、入学まで目標をもって過ごすよう に指導している。この交流会への参加は強制的なものではないがほとんどの生徒が出席しており、そ の際には次回までの課題として、読書感想文、高校の授業レポート等を与えている。交流会への出席 や課題への取り組みを通じて学科の教職員や生徒間の交流が生まれて、大学生活へのスムーズな移行 が図れている。 また、本学科で立ち上げているホームページを通じた情報提供も行っている。教員紹介、授業紹介 等、より具体的な情報を提供し、入学後の目標や生活を具体的にイメージできるよう1ヶ月に3回か ら4回の更新をおこなっている。 (6)入学者に対する学業・学生生活のためのオリエンテーション等の概要 入学式後、新入生を対象とした様々なガイダンスを学生部が中心となり行っている。ガイダンスは 学科別、クラス別、目的別等で行い、学内施設や学生生活等について新入生に不安や誤解を与えるこ となく、本学における学生生活をスタートできるよう配慮している。 なお、このガイダンスにあたっては、関係者による事前の入念な打ち合わせが行われ、全体の共通 認識の下で説明がなされる。 また、オリエンテーションの集大成となるのが、5月に行われる2泊3日の宿泊研修、オリエン テーションセミナーである。この研修は、上級生のリーダーが中心となって主体的な運営を行い、教 員がそのサポートに当たっており、新入生にとり今後の学生生活への指針となっている。本セミナー の詳細についてはⅤ-3.学生生活支援体制について(2)に後述する。 時 期 入学式前 入学式当日 事 項 内 容 ガイダンス打ち合わせ 学生委員による打ち合わせ。 新入生チューター対象に事前打ち合わせ。 学科別ガイダンスⅠ (学科単位) 新入生・保護者対象に入学式後、学科長講話。 本学の教育方針および学生生活について学生委員から説 明。 図書館の利用について図書館運営委員から説明。 ― ― 74 時 期 2日目 3日目 5月 事 項 内 容 チューターガイダンスⅠ (クラス単位) チューターから、まほろば教養ゼミ、学生生活等につい て講話。諸手続きについて説明・連絡。 履修登録ガイダンス 履修登録に関する事項の説明、連絡。 学科別ガイダンスⅡ (学科単位) 教育課程について教務委員から説明。共通教育科目につ いて共通教育委員から説明。就職について就職指導委員 から説明。 チューターガイダンスⅡ (クラス単位) 清掃の実施、チューター講話、クラス・学友会委員選出。 オリエンテーションセミナー 2泊3日の宿泊研修。 なお、入学時ガイダンスは以下の資料等を参照しながら行う。 ・『学生生活ハンドブック』 ・『履修の手引』 ・図書館利用案内 ・保健センターのご案内、保険のしおり(学研災/学研賠 ※注) ※注)学研災: 「学生教育研究災害傷害保険(通学中等傷害危険担保特約付帯)」 学研賠: 「学研災付帯賠償責任保険」 ・学友会サークル案内資料「学友会サークル案内2009」 高校生活とは違い、入学後は履修登録等のように学生自身が判断する機会が多いほか、親元を離れ て一人暮らしを始める等の慣れない生活環境で緊張が続く新入生の疲労は大きい。そこで、チュー ター、学生委員といった教員をはじめ、上級生および事務局職員が、新入生歓迎スポーツフェスティ バルを開催したり、オリエンテーションセミナー前に分団単位で昼食会を行ったりして、親睦を図る 等、様々な形で新入生の学生生活を支えている。また、近隣の病院一覧や区役所等の位置、連絡先を まとめた書類を学生課で準備し、希望者には配付している。 2.学習支援について (1)学習や科目選択のためのガイダンス等の概要 本学では、入学時および学期毎に、学習や科目選択を支援するためのガイダンスについても行って いる。ガイダンスは以下の2点に大別される。 ・履修登録ガイダンス ・学科別ガイダンス 各ガイダンスの内容は異なるが、いずれも学生の学習や科目選択を支援することを主眼に置き、き め細かく実施している。 1)履修登録ガイダンス 本学の履修登録方法は学生自身によるWEB履修登録が基本である。WEB履修登録ガイダン スは、主としてWEB履修登録の際のパソコン上の操作方法を中心に解説するので、教務課の事 務職員が実施している。実施時期としては、新入学生を迎える前期のみである。ガイダンスは主 に以下内容で構成している。 ・履修登録とは何か? ・履修登録手続きの種類 ・WEB履修登録について ・WEB履修登録の際のコンピュータ使用方法 ― ― 75 ・WEB履修登録できない科目 ・履修登録に際しての注意点等 ガイダンス実施にあたっては、事前に履修登録の手続き方法やパソコン上の操作方法を解説し た「履修登録マニュアル」を作成して全員に配付し、また、説明時にはパワーポイントを活用し たり、実際のWEB画面を見せたりしながら、より理解しやすい内容となるよう工夫している。 2)学科別ガイダンス 学科別ガイダンスは履修指導に主眼を置き、学期毎に学科独自で実施している。教務委員を中 心にクラスチューターも出席し、履修モデルを示して解説を行い、学生が理解しやすい内容とし ている。卒業するための要件および各学科で取得可能な資格に必要とする科目の履修指導をきめ 細かく行い、学習や科目選択および資格取得を支援している。また、単位互換による安田女子大 学の共通教育科目の履修についても説明を行う。 なお、学科での主たる取り組みは次のとおりである。 保育科 入学時には教務担当の教員より、本学科の卒業要件および、取得可能な資格とその取得方法につい て説明をしている。また、学習に関して保育科で独自に定めている内規「学外教育実習履修希望者 および保育実習履修希望者の資格判定について」 (学外実習履修資格を学業成績により判定)の説明 や、履修についての説明等は配付資料を用いて行っている。その際の配付資料については、学生の立 場に立ち、視覚的に理解しやすい等の配慮をしている。 履修登録についてはWEB登録を行っているが、特に入学時最初の登録は、専門の事務職員の指導 のもと、クラスチューターも援助等して漏れのないように努めている。さらに、各クラスのチュー ターが学生の履修状況を把握し、ガイダンス後は「まほろば教養ゼミ」やオフィスアワーを利用し て、個別相談も含め、細やかな支援を行っている。また、今後の学習・学生生活に意欲がもてるよ う、大学生活の心構えを含めた指導を行っている。 各学期開始時に実施する履修ガイダンスでは、その学期における履修の注意点に加え、学習に対す る姿勢や学習段階に沿った学習への動機付けについてもあわせて行い、学生が自ら目的意識、課題意 識をもって臨めるよう指導を行っている。入学時に限らず、各クラスのチューターが学生の履修状況 を把握し、ガイダンス後は「まほろば教養ゼミ」やオフィスアワーを利用して、細やかな支援を行っ ている。 秘書科 入学時のガイダンスでは、本学科の履修システムや卒業要件の解説を行うと共に、取得可能な資格 とその取得方法についてガイダンス資料を作成、配付して説明する。また本学科で学ぶ知識は、秘書 実務をはじめビジネス、情報、英語、医療等多岐に亘るため、学生が自らの関心に合わせてスムーズ に科目選択できるように配慮している。 一方、各学期開始時に実施する履修ガイダンスでは、その学期における履修の注意点や各科目の紹 介を行い、学生が目標に向かって確実に前進できるよう指導を行っている。更に、各クラスのチュー ターが学生の履修状況を把握し、随時個人相談に応じることで、よりきめ細かな対応を実現させてい る。 (2)補習授業等の取組み 保育科 公立保育士試験対策のための勉強会等を各教員が適宜行っている。また、公立保育士試験以外の就 職試験に関しても各教員が学生のニーズに応じ、適宜実施している。 ― ― 76 日々の授業に対しては、学生のニーズおよび指導上の必要性に応じ、各教員が適宜指導をしてい る。 秘書科 昨今の就職活動において SPI 試験が重要視されつつある現状を踏まえ、数学や国語、英語等の基 礎学力向上を目的とした試験をまほろば教養ゼミの時間を利用して前期および後期に合計4回実施し ている。今後はこの結果を分析すると共に、学生の就職支援や人間力向上へと繋げていく流れを確立 させたい。 一方、資格試験や検定の合格にも引き続き注力しており、簿記・会計や秘書検定、医療秘書資格取 得試験向けの授業や勉強会等を適宜実施している。 (3)学生の学習上の問題、悩み等に対する指導助言のための取組みや体制 保育科 学習上の問題に対する指導助言は兼任教員も含めて授業担当教員間の連絡を密にしながら行ってい る。本学科では学生に学習上の悩みが生じた場合、チューターに相談することが多く、それらの諸問 題に対する指導助言については、チューター制度が大きな役割を果たしている。 授業担当者とチューターとの連絡も密に行われており、学生の欠席状況は3回(3時限)目の欠席 の時点とその後は逐次チューターに報告されるため、各学生の状況把握とサポートが迅速にできる体 制となっている。 また、各チューターは毎学期試験後に出るGPA値を確認し、各クラスの学生の得意・不得意科目 等を詳細に検討し、 「まほろば教養ゼミ」やオフィスアワー、放課後等、綿密な支援・指導を行って おり、学習上の悩みや進路上の悩み等についての相談も受けている。幼稚園実習や保育所実習を終え た後には、チューターがクラス全学生に個人面接を実施し、反省と次への課題について話し合ってい る。 秘書科 学生に学習上の悩みが生じた場合、まずチューターに相談する事が多い。授業担当者が兼任教員で 話し合いの機会が無い場合や、直接的には相談しにくい内容の場合であっても、チューターが学生の 問題を共有する事で仲介役となり、授業担当者や学生課と協力しつつ適切に対処していく事で、問題 の早期解決が可能である。 一方、授業担当者とチューターとの連絡も密に行われており、学生の欠席状況は逐次チューターに 報告される。加えて、学科会議において、学生動向の情報交換に努めている。このためチューターは 各学生の学習状況を横断的に把握でき、大局的な視点から学生をサポートできる体制が整っている。 3.学生生活支援体制について (1)学生生活を支援するための組織や体制 本学では、学生生活を支援するにあたり、教員および事務職員ともに連携を取りあっている。以下 にその組織および諸制度について記す。 1)学科 学科ごとに30名から40名程度のクラスを編成し、所属教員がチューターとしてそれぞれのクラ スを受け持つ。チューター制度は後述のとおりであるが、新任教員がチューターとしてクラスを ― ― 77 受け持つ際にはメンターによるサポートもある。 各学科には教務職員と称する事務職員1名(教務課所属)が配置されており、教員や事務局各 部署との連携を取りながら学生の生活支援に当たっている。 2)学生部 ①学生部 学生部長、学生次長、各学科1名選出の委員で構成される短期大学・大学合同教員組織であ り、学生生活支援、指導にあたる。学生課職員も加わり、日常の事務局窓口での学生の状況等 を報告する機会でもある。委員会は、不定期ではあるが平均すると毎月1回の割合で開催され ている。特に、短期大学・大学または学生主体の行事が予定されている1ヶ月前には、その打 ち合わせも兼ね必ず(必要があれば随時)開催されている。委員会では、交通指導やマナー指 導、その時期に起こっている学生生活上の諸問題について話し合われるほか、オリエンテー ションセミナーや学友会行事等の学生主催行事の指導・支援方法等の打ち合わせをしている。 その際には、所属学科からの意見や要望も含めた形で議論され、全学的に統一した体制で学生 支援にあたっている。円滑な学生生活を送るために配付される『学生生活ハンドブック』につ いて、内容・編集等も委員会で協議し、より使用しやすいものとなるよう検討を重ねている。 ②学生課 オリエンテーションセミナー等の課外活動、学友会行事、安全指導等の支援、奨学金および 学籍異動等事務といった学生生活支援担当事務を取り扱っている。年間を通しての学友会行事 支援や宿舎紹介・学生生活上の相談窓口となり、より安定した学生生活を送るための情報提供 を行っている。また、事務局内での学生との対応の中で得た学生状況等で気になる点がある場 合には、学科長やチューター、学科事務職員(教務職員) 、学生部委員、場合によっては保健 センターとも連携を取りながら、学生一人ひとりが、日々の学生生活を円滑に、且つ、有意義 に送ることができるよう努めている。 3)諸制度 ①チューター制度 チューター制度とは、学科に所属する教員が入学時から卒業まで1クラス30~40名の学生を クラス単位で担当、指導にあたるシステムである。チューターはクラス全体の指導とともに、 個々の学生の学習・生活全般にわたっての相談と指導にあたる。教員は学生に接する機会をで きるだけ多くする方針をとっている。 ②オフィスアワー制度 教員は学生の研究や学生生活について等、様々な相談事に対応するため、週2コマ程度は必 ず研究室に在室する時間を設けている。学生は所属学科の枠を越えた他学科教員へ相談する 等、本制度を活用している。 ③まほろば教養ゼミの特設 a. まほろばタイム(MT) 本学では、チューター制度を具体化する教育実践の場として、週1コマ(90分)の「まほ ろばタイム(MT) 」を特設している。内容は、 「学舎の清掃は心を磨くことである」という 教育方針のもとで伝統的に行われている学習環境の整備(清掃)とチューターを中心とした 指導の二つに大きく分けられる。本制度の更なる充実をめざし、平成18年度より「まほろば 教養ゼミ」として位置づけた。 b. まほろば教養ゼミ 平成18年度新入生から受講生一人一人が安田の学生としてまた一人の社会人として、学園 訓に則った豊かで確かな自己実現が達成できるよう「安田を知る・自分を知る・社会を知 ― ― 78 る」を柱に、主としてチューターが担当するクラス単位で展開される授業であり、保育科、 秘書科共々必修となっている。内容としては上記の柱に加え、学長講話、チューター講話、 クラスゼミ、講演会、短期大学行事、学科別行事等で構成されている。 「まほろば教養ゼミ」を通し、教員は、クラス全体あるいは個々の学生の勉学、生活、 サークル活動等の状況や悩み等を細やかに把握し、出来るだけ早い解決への道筋を的確に指 導・助言している。このような活動が、全学的に見て退学・留年が極めて少ない状況を生み 出しているものと考えている。 (2)クラブ活動・学友会・学園行事等の実施状況、指導体制、学生の活動状況 短期大学は学生の課外活動を積極的に支援するために、学友会、その他の団体と協力している。指 導体制、活動状況は次のとおりである。 1)新入生歓迎オリエンテーションセミナー ①目的 新入生歓迎オリエンテーションセミナーとは、新入学生が、早く新しい環境に適応できるよ うに導くことを目的とする研修である。教職員、上級生を交えた少人数による分団単位の団体 生活を通して、学生生活全般、学習のあり方、学生生活の中で生じる様々な問題を、学生自ら が探求し、解決の糸口を見つけることをも目的としている。それぞれの学科が、各学科の特 徴、特色に添ったプログラムを作成する。 ②日程・運営 a. 日程 開催時期:5月上旬 2泊3日 利用施設:国立江田島青少年交流の家(平成19年より国立三瓶青少年交流の家も利用し同時 開催) b. 準備と運営 分団討議・野外活動・キャンドルサービス(またはキャンプファイヤー)等の内容で学科 ごとにプログラムが構成され、新入生全員が参加する。上級生の中から実行委員・リーダー (各学科約30名~40名)が組織され、半年前から企画等の準備に入り、運営する。3月には 全学科の実行委員・リーダーが参加し、オリエンテーションセミナーと同一施設でリーダー シップトレーニングセミナーを実施する。この場で、5月の本番に向けて多方面からの検討 がなされる。オリエンテーションセミナーの実施主体は学生であり、教職員は準備段階から 当日の運営に至るまで支援役に徹する。 ③成果 例年、新入生の満足度は高く、次年度リーダーとしての参加を希望する学生も多い。オリエ ンテーションセミナーを経験することで大学・学科への帰属意識も高まる。 実行委員・リーダーも準備・運営の過程を経て、計画・準備の大切さ、実行中における機敏 な対応、コミュニケーションの必要性、協力体制の重要性等、様々な事柄を得て、学習する。 オリエンテーションセミナーの成果は、新入生にとっては仲間をつくり、上級生・教職員へ の親近感、上級生モデルの獲得(学生生活の見通し)であり、上級生にとっては思いやり、ボ ランティア精神の育成、達成感による自信獲得、上級生としての責任感形成である。また、教 職員にとっては学科・学生を、新任教員には本学をも知る機会となる。 2)学友会関係 ①学友会活動 ― ― 79 学友会活動は、学生の自由と責任ある自主活動により、学生相互の親睦を図り、各自の教養 を高め、あわせて学園の発展を期することを目的としている。 a. 組織 学友会の組織は、次のとおりである。 大学祭実行委員会 監査委員会 体育局 学 生 総 会 代議員会 執行部 選挙管理委員会 文化局 体育委員会 体育局所属サークル 文化局所属サークル 厚生委員会 b. 活動内容 年間を通じて次の行事を行う。 新入生歓迎オリエンテーション(4月) 、新入生歓迎スポーツフェスティバル(4月)、学 友会総会(5・11月) 、文化展(6~7月) 、献血(6・12月) 、まほろば祭 (10~11月) 、スポーツ大会(12月) 、学友会新役員研修会(3月) これらの行事は、執行部を中心に、体育局・文化局ならびに各サークル、その他委員会が 連携・協力の下、実施している。 厚生委員会は、厚生福祉の向上を図り、学舎の清掃を含む学内美化の推進を担当する。年 2回の学内献血では、約300名(大学を含む)の献血者を集めている。 大学祭実行委員会は、後述のまほろば祭行事(青空祭・秋夕祭・当日祭)における当日祭 (2日間)を担当する。 ②サークル活動 サークルは、体育局所属と文化局所属に分かれている。体育局所属は10サークル、文化局所 属は15サークルあり、全て大学との共通サークルである。 また、学友会にはサークル遠征旅費補助制度があり、遠征・合宿の旅費片道分および宿泊費 (上限:1名あたり5,000円)を補助している。 a. 体育局所属サークル 10サークルが体育局に所属しており、その活動状況は各サークルの性格により異なるが、 対外試合をはじめ、交流会、強化練習会、合宿等、参加学生は積極的に活動している。個人 競技等で全国大会に出場する者もいる。 b. 文化局 文化局には15サークルが所属し、その活動状況は、文化展(展示・ステージ発表) 、秋夕 祭(ステージ発表)等を中心に、サークル独自の定期公演会・発表会、および公民館活動 (ボランティア活動を含む) ・他大学との交流会・賛助出演・合宿等様々である。 ③まほろば祭 まほろば祭とは、10月下旬から11月初旬にかけて行われる次の一連の行事を言う。 秋夕祭(公演会) :短期大学文化局担当 青空祭(運動会) :短期大学体育局・大学体育局担当 当日祭(大学祭) :まほろば祭実行委員会担当 ― ― 80 a. 目的 まほろば祭は、各学科・各サークルの成果を発表する場であり、また、学生および教職員 の相互理解を深める場として、さらには一般の人々に本学への認識を深めていただくことを 目的とした全学的なイベントである。 b. 日程・内容 秋夕祭は、当日祭に本学「まほろば館3階ホール」を会場として行われる。出演サークル は、弦楽部・コールアルシス部・ブラスバンド部等6サークル前後で、日頃の練習の成果を 一般来場者に披露している。照明関係等外部委託業者等との交渉、出演サークル間の調整、 ポスター・パンフレット準備、会計処理等、大学文化局等のサポートを受けながら、すべて 短期大学文化局が担当する。学生部委員、学生課員が相談・支援にあたる。 青空祭は、本学グラウンドにおいて、学生、教職員が共にスポーツをレクリエーション的 に行うもので、内容は、綱引き、玉入れ、リレー等、10種目程度で構成されている。 当日祭は、11月上旬の土・日曜の2日間を使い一般公開で行われるまほろば祭最大の行事 である。内容は、野外ステージ、サークル展、学科展、模擬店、ふれあい広場、著名人によ るトークライブ等である。本学大学祭の特徴は、学生の参加のみならず、地域住民、学生の 家族、卒業生等、幅広い年齢層の来場者があることである。他の学友会行事と同様、企画・ 運営はすべて実行委員会およびクラス役員が担当する。学科展の企画・運営は各学科担当教 員が、実行委員会の企画・運営については学生部委員が支援・助言にあたる。 ④学友会活動経費 学生1名当り7,000円の年会費で運営している。配分方法については、各部局、実行委員会等 が予算要求を行い、執行部または予算委員会等で調整し、年度予算案を作成する。年度当初、 総会の承認を得て執行する。予算執行については、学友会会計が事務を取り扱い、学生課が監 査を兼ねて伝票をチェックの上、現金の出納を行っている。 ⑤活動の把握 学内外で活動をする場合は「学内集会行事並びに施設使用願」または「学外集会活動許可 願」に参加者名簿を貼付し、学長宛に提出しなければならない。この許可願により、学生部・ 学生課は学生の活動予定を把握する。活動後提出される「試合出場・活動報告書および旅費補 助申請書」により、活動実績を把握する。記入要領に沿って届け出の際の必要書類を作成する ことが、社会生活に必要な諸手続を学習する機会としても役立っている。 各行事については、主として学生部が直接支援にあたる。学生から事前に提出された計画書 や予算案を基に相談・指導にあたる。行事開催中の学生支援に加え、行事終了後、学生から提 出される報告書に基づき、助言等も行う。 (3)学生の休憩のための施設 学生が休憩に使用出来る施設としては、学生が自由に使えるスペースを順次整備してきており、 1・2・3・4・6・7・8・9号館には、学生が自由に使用することの出来るスペースを設けてい る。 保健室は2号館2階にあり、隣接して学生休憩室・休養室を設置している。また、同じフロアに学 生相談室があり、カウンセリングルームや面談室を使用した臨床心理士によるカウンセリングにも対 応している。 食堂については前述の通り、2つの学生食堂とベーカリーカフェがあり、屋外にもベンチやガーデ ンチェアとパラソル付きガーデンテーブル等を各所に配置している。売店はコンビニエンスストア2 店舗と、書店1店舗を学内に設けており、書店では文房具類も販売している。 ― ― 81 (4)学生寮の状況、アパート・マンション等の宿舎斡旋体制、通学のための便宜等 1)宿舎の状況 平成21年5月現在、一人暮らしの学生は30.5%である。本学に学生寮はないが、以下に掲げる ような学生専用アパート・マンション(平成21年より指定下宿という名称から変更)制度を設け ている。 ①学生専用アパート・マンション制度 短期大学進学により、初めて親元を離れて一人暮らしをはじめるにあたっては、学生本人も 保護者もどのようなポイントで物件を選択すればいいのかがわからない場合が多い。本学で は、学生課が大学近辺の学生専用アパート・マンションや不動産業者が扱う物件の紹介を行っ ている。なお、平成21年度の学生課での紹介件数は315件(来学:82件、郵送:102件、E- メー ル:131件)である。 学生専用アパート・マンションの条件は、 ・家主が学生専用アパート・マンションの近くに居住し、指導・助言を依頼できること ・入居者がすべて本学学生のみであること である。学生専用アパート・マンションの家主には、学生の生活全般にわたる相談役を果た してもらっている。 10月下旬のアドミッションズ・オフィス入試(AO入試)合格発表後、保護者と共に宿舎を 探しに来る新入生への対応のため、土・日等も学生課が窓口となり、アパート・マンションに 関する情報を提供している。また、より迅速に最新情報を伝えられる E- メールによる情報提 供も個人情報の取扱いには留意しつつ、平成17年度より開始した。2月の一般入試合格発表後 も同様である。なお、賃貸契約は直接当事者間で行い、大学は介入していない。 ②学生専用アパート・マンション家主・学生部懇談会 平成9年度から平成17年度までの9年間および平成20年度から平成21年度までの2年間、懇談 会を開催し、家主と学生部で情報交換・意見交換を行っている。これにより、本学と家主との 学生支援における日常の連携もスムーズにとることができる。また、学生の生活実態の把握や トラブルが生じた場合の早期対応等、双方にとって大変メリットがある。この様に長い年月を かけて信頼関係を構築したお陰で安心して、安全な住居の提供を行っている。 近年の社会不安を鑑み、今後も学生専用アパート・マンション制度を継続し、状況に応じた 情報交換を行い、学生生活支援に努めていきたい。 2)通学について 本学は公共交通機関の駅が近く、さらに、平成19年7月からは新しい通学路が完成し、専用エ スカレーターを利用すると駅から5分弱で到着できるので、公共交通機関利用の通学を原則とし ている。ただし、公共交通機関による通学が著しく困難である場合には、例外措置として、自転 車・原付バイクでの通学を認め、対象者には年2回安全講習会を実施している。学内には約280 台(自転車用約80台、原付バイク用約200台)分の駐輪場がある。 最寄駅からの徒歩通学および自転車・原付バイクによる通学を安全で円滑に行うため、平成14 年度から、ラッシュ時や終業時には最寄駅から本学間に警備員を配置し、学生の安全な通行に配 慮している。また、通勤に自家用車を使用している教職員も混雑緩和と学生の安全を確保するた め、朝の通学する学生が多い時間帯は正門警備員室前を通行禁止にしている。 ― ― 82 (5)日本学生支援機構等の外部奨学金の取得状況、独自の奨学金制度概要 1)教育ローン利息補給制度 本学独自の制度としては給付型の「教育ローン利息補給制度」がある。指定金融機関の既存教 育ローン制度を利用して、学納金(授業料・諸費の合計)を納入する学生・保護者を対象に、学 生の在学期間に発生する利息を奨学金として補給し、利息負担の軽減を図っている。本制度は、 所定の手続きを行った学生すべてに補給され、また補給された利息の返還義務はない。平成21年 度の採用数(継続含む)は9件である。 2)その他の奨学金 本学では、1)以外に日本学生支援機構、地方公共団体および民間育英団体等が組織する奨学 金制度を利用している。学生への告知は、入学前に送付する「入学式・ガイダンスのご案内」、 入学式当日に配付する「学生生活ハンドブック」に募集案内等を掲載、学生課掲示板でも随時、 案内掲示を行い、素早い対応を心掛けている。平成21年度の日本学生支援機構における採用数は 次のとおりである。 進学届提出 (単位:名) 年 度 平成21年度 奨学金種別 第1種 第2種 合計 15 59 74 年度別採用者 (単位:名) 年 度 平成21年度 奨学金種別 第1種 第2種 合計 32 72 104 (6)学生の健康管理、メンタルケアやカウンセリングの体制概要 1)健康管理 学生の心身の健康保持・増進および安全 ・ 衛生への配慮として、保健センターを設置してい る。保健センターでは、保健室、学生相談室を置き、学生の健康管理に努めている。スタッフ は、保健センター長として医師(兼任教員1名) 、保健担当者(保健師1名、看護師1名) 、臨床 心理士4名(兼任教員3名、非常勤カウンセラー1名)により構成されている。 保健センターは、心身の健康管理として、定期健康診断、応急処置、健康相談、健康教育およ び学生相談を行っている。 保健センターのスタッフ、設置場所、利用方法等は「保健センターのご案内」として新入生、 保護者に入学時のガイダンスおよび後援会総会で配付し、周知を図っている。 ①定期健康診断 定期健康診断は、民間の検診機関に委託し、全学生を対象に4月初めに2日間、4月中旬に 内科検診のみを地域の医師会の協力の下に2日間行っている。1月末に、各学科クラスの厚生 委員(学生)から日程、注意事項等を記入したプリントを各学生に配付し定期健康診断への周 知を図っている。検査項目は、身体計測、視力検査、血圧測定、尿検査、内科検診を全員に行 い、胸部X線間接撮影検査は、1年生は全員、在学生は希望者を対象に行っている。血液検査 は、1年生を対象に、血液一般検査、肝機能検査、脂質検査を行っており、平成20年度より腎 機能検査を追加している。 ― ― 83 定期健康診断受診率(表1)は、高いレベルを維持し、1年生は、ほぼ100%、2年生は 98%~99%台で推移している。胸部X線間接撮影検査受診率は、1年生は100%、2年生は95% 前後である。内科検診受診率は、表2のようにほぼ100%を維持している。 健康診断の事後措置として、全員に検査結果を通知している。再検査や精密検査が必要な学 生には、紹介状を送付し、医療機関受診を勧め、受診結果を提出するように促している。必要 時には保健指導を行い学生生活が円滑に送れるようサポートしている。胸部X線間接撮影検査 により精密検査の必要な学生には、学内で胸部X線直接撮影検査が受診できるように配慮し、 受診率は100%である。また、自動発行機より健康診断証明書を発行し、実習や就職活動に利 用できるよう配慮している。 表1 身体計測・胸部X線間接撮影査等受診率 学年 年度 1年 2年 身体計測等 胸部X線間接撮影検査 身体計測等 胸部X線間接撮影検査 平成19年 99.6% 99.6% 99.6% 96.4% 平成20年 100% 100% 98.2% 94.7% 平成21年 100% 100% 98.5% 98.5% 表2 内科検診受診者率 学年 1年 2年 平成19年 100% 100% 平成20年 99.3% 100% 平成21年 100% 100% 年度 ②応急処置 保健センターは、応急処置を行うための救急用品を整備した保健室、ベッド3台設置した休 養室を整備し、必要な処置を行っている。傷害や気分不良を訴える学生に、常駐する保健担当 者によって応急処置を行っている。必要時には医療機関受診、休養室での安静休養、また、早 めの帰宅を勧めている。受診する場合は保護者に連絡をとらせるとともに、必要時には担当者 が同伴している。救急車の要請等、緊急時には保健センター職員、学生課職員により速やかに 対応している。 めまいや過換気症候群、骨折の疑い、捻挫等により保健センターまで移動が難しくなった場 合は、保健担当者が現場に出動し、救護にあたっている。必要な場合は、担架、車椅子、乗用 車等により保健室や休養室に搬送している。そのため、学内各所に搬送用具、簡易ベッドを設 置し、早期対処に備えている。心拍停止に備え AED(自動体外式徐細動)を平成17年度よ り校内3箇所、平成19年度より2台追加し5箇所に設置している。平成19年度より小児用パッ ドも導入し緊急時に備えている。日々の点検を行うとともに、毎年、講習会も行っている。 平成18年度までは、保健担当者が一人のために、事務連絡や救急対応で出動した場合は、保 健室が不在になる時もあったが、平成19年度から、一部時間を二人勤務とし、保健担当者が常 駐する体制とした。一人勤務の時間帯は、学生課職員の補助も得て、早期対処を行っている。 保健担当者は、携帯電話を持ち、緊急時の対応に備えている。 表3、表4のように、応急処置を行った件数は、内科的 ・ 婦人科的症状が年間約60件であ る。平成21年度は、92件に増加したが、新型インフルエンザ流行のためと思われる。症状で は、風邪症状や気分不良の訴えが多い。呼吸困難の3~6件は、すべて過換気症候群によるも のである。外科的 ・ 皮膚科的症状は約40件である。症状は、擦過傷、捻挫、打撲傷等が多い。 ― ― 84 休養室の利用者は、毎年、延べ20人~30人である。 (表6) 。 早急に医療機関受診を必要と判断し、近医を紹介した学生は5~6件である。 (発熱等で帰 宅、受診した学生は含まれていない。 )必要時同伴している。帰宅が困難な場合は、保護者に 連絡をとり、必要時、タクシー等で送っている。主な症状には発熱、腹痛、外傷等が多い。平 成20年度には、救急車要請が必要な件数が1件あったが、その他の年度では認められなかっ た。 頭痛 気分不良 発熱 嘔気・嘔吐 めまい 立ち眩み 失神 呼吸困難 その他 5 6 3 9 5 10 2 1 2 6 5 54 平成20年 7 5 7 12 4 15 3 4 0 4 1 62 平成21年 9 7 7 17 5 27 7 0 0 3 2 92 年度 捻挫 骨折 熱傷 耳鼻科疾患 眼科疾患 その他 1 1 3 5 0 1 2 0 0 2 28 平成20年 1 15 2 3 8 8 1 0 3 2 2 4 49 平成21年 2 7 1 1 4 2 1 2 2 1 2 5 30 計 打撲 11 年度 虫刺され 皮膚炎 刺傷 2 擦過傷 平成19年 症状 切り傷 挫傷 表4 外科的・皮膚科的症状件数(延べ件数) 計 腹部痛 平成19年 症状 風邪症状 生理痛 表3 内科的 ・ 婦人科的症状件数(延べ件数) 表5 処置数の在籍学生に対する比率 年度 症状 内科的症状 平成19年 外科的症状 10% 5% 平成20年 11% 9% 平成21年 19% 6% 表6 病院・休養室利用件数 区分 病院受診件数 救急車要請 内科 外科 内科 外科 ベッド 休養者 平成19年 2 2 0 0 22 平成20年 2 12 1 0 33 平成21年 1 4 0 0 36 年度 ③健康教育 健康の保持 ・ 増進には、学生自らの健康への関心や予防行動が重要である。そのため本学で も健康教育活動 ・ 健康相談を行っている。健康教育では、各季節に流行しやすい疾病、傷害等 をテーマにポスターを掲示し、学生に予防行動を促すようにしている。大学生になり、喫煙や 性感染症になるリスクも高くなるため、平成17年度より1年生を対象にして、地域保健セン ― ― 85 ター医師に依頼して「タバコの害や性感染症」をテーマとした講演会をまほろば教養ゼミの時 間に行っている。平成21年度からは、アルコールや薬物乱用の危険性も講演内容に追加してい る。 アンケートによると「タバコや性感染症の怖さがわかった」 「自分の体は自分で守れるよう な行動をとりたい」 「今の時期に詳しく聞けてよかった。間違って理解していた」等の回答が あり好評である。 また、学生自らが身体の症状に不安を感じた場合は保健センターに健康相談に訪れている。 特に、友人や家族に話しにくい生理不順等の婦人科的症状が多い。皮膚科、内科、外科的症状 等についても、 「医療機関受診が必要か」 、 「通院しているがなかなか回復しないが大丈夫だろ うか」等あらゆる相談がある。症状以上にストレスを感じている場合もある。症状に対しての 理論的な説明や不安に共感する等、学生の症状や心理面等状況に応じて対応している。また、 食生活、アルバイト等生活習慣を聞き、栄養が取れているか、疲労していないか等生活全体の 相談、指導を行っている。 平成19年度には、全国に麻疹が流行し休校になる大学が見られた。本学も学長を中心に麻疹 対策委員会を設置し学内の流行の予防に努めた。麻疹抗体検査のための採血を学内で全学生、 教職員対象に実施し、抗体価が低く感染の恐れのある学生・教職員に対しては予防接種を呼び かけた。平成19年度末にアンケートによりその追跡調査も行っている。平成20年度は、高校3 年生の第4期麻疹風疹の予防接種が無料化になったため、入学前の接種の勧奨や、接種の有無 の確認するアンケートを行っている。アンケートを基に入学した未接種学生へ接種勧奨を行っ ている。 平成21年度は新型インフルエンザの流行があり、学内では学長を中心に新型インフルエンザ 対策委員会を設置し学内の予防に努めた。メール通信やチューターからの伝達により、発熱の ある学生は登校を控え、医療機関受診を呼びかけた。また、学内の建物の入口には消毒薬を常 備し、手洗いや咳エチケット等の呼びかけを行い、集団感染の予防に努めた。そのため休校等 には至らなかった。 ④傷害保険・賠償責任保険 財団法人日本国際教育支援協会が扱う「学生教育研究災害傷害保険(通学中等傷害危険担 保特約付帯) 」 (学研災)および「学研災付帯賠償責任保険」 (学研賠)に全学生が加入してい る。前者は学生が教育研究活動中に生じた傷害を保障し、後者は教育実習、介護等体験、イン ターシップ等での賠償責任を想定し全員加入している。平成19年度より、疾病や24時間の保障 をする学研災付帯学生生活総合保障保険を紹介している。これは、任意加入である。その他の 傷害保険としては、本学独自の「安田学園安全会」に全員が加入し、治療期間が短い等「学研 災」適用対象外となる傷害に利用している。入学時にはリーフレットを配付し保険加入の周知 を行い、事故の報告を受けたときにも、チューターおよび職員は加入保険について学生に説明 し、窓口である保健センターを紹介している。保険申請者は、学研災0~2件、安田安全会3 ~9件である。 表7 傷害保険等の需給状況 年度 種別 教育研究 災害傷害保険 安田学園 安全会 平成19年 0 5 平成20年 2 9 平成21年 1 3 ― ― 86 2)学生相談室 メンタルヘルスの支援として学生相談室を設けている。学生相談室は、保健担当者、臨床心理 士資格のある教員、非常勤カウンセラーで担っている。 保健担当者は、保健室を窓口として月曜日~金曜日の9時から17時に相談に応じている。カウ ンセリングが必要な場合や本人が希望した場合は、カウンセラー(非常勤)および心理担当教員 に紹介している。カウンセリングは50分予約制で行っている。医療機関受診が必要な場合は、医 療機関の紹介を行っている。カウンセリングは、平成19年度・平成20年度は週3日4時間ずつ、 平成21年度は週4日5時間ずつの枠を設け、専用の相談室で行っている。臨床心理士の教員によ るカウンセリングは、3名の教員が必要時行っている。 相談に訪れた学生についてのケースカンファレンスを保健担当者、カウンセラー、医師が月1 回開き、情報交換や今後の対応策等を検討している。 また、メンタルサポートには教職員の対応も重要である。教職員のサポートが必要な場合は、 学生の了解得て、関係教職員に連絡を取り、学生のサポートを行っている。また、学生の対応に 苦慮する教職員の相談にも応じている。教職員のメンタルサポートを行いながら、学生へのサ ポートがより充実するように配慮している。 相談室の利用者は年々増加し、平成21年度は57件の利用があった(表8) 。対象者も学生だけ でなく、不登校の相談のために保護者が来談した場合もあった。 相談内容は、表9のように様々である。気分がすぐれない学生や、対人関係に悩み一人で過ご したい学生のために学生休憩室を設けている。休憩室には、ソファーや読み物をおき、リラック スできるようにしている。保健担当者もできるだけ訪室し、声をかけ学生の精神状態を把握しな がら見守っている。 学生休憩室の利用者は、平成19年度は4名、20年度は33名、21年度は42名と増加している(表 10)。心身の休息を求める学生にとっては居場所となり、大学生活を円滑にしているものと考え ている。 表8 学生相談件数(延べ件数) 月 学年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 平成19年 3 3 1 1 0 3 4 4 1 0 0 0 20 平成20年 3 4 2 4 0 2 5 7 3 1 0 0 31 平成21年 6 12 9 11 2 3 5 4 2 2 1 0 57 表9 学生相談室への相談者数および相談内容(実人数) 相談内容 平成19年 平成20年 平成21年 1 身体の悩み(内科系) 1 1 3 2 (外科系) 0 0 0 3 (婦人科系) 0 0 1 4 (その他) 1 1 1 5 身体不調の訴え(心因性のもの) 1 1 4 6 深刻な不安状態 ・ 情緒不安定 1 0 1 7 うつ状態 1 3 0 8 摂食障害 0 0 0 9 対人関係の悩み 1 1 1 10 性格の悩み 1 0 0 11 家族関係の悩み 1 1 1 ― ― 87 相談内容 12 13 学校生活に対する悩みや不安 不登校 平成19年 平成20年 平成21年 0 0 1 2 1 2 14 進路相談(進学・退学・就職等) 0 0 0 15 修学相談 0 1 0 16 セクハラ 0 0 0 17 その他 1 1 0 * 保護者による子供の相談 計 1 1 2 12 12 17 表10 学生休憩室利用者(延べ人数) 人数 年度 利用者数 平成19年 4 平成20年 33 平成21年 42 (7)学生個々の情報等の保管・保護について 学生情報記録の原本を、本学では「学生カード」と呼ぶ。入学後、学生本人に必要事項を記入して もらい、同一の学生カードを3部作成する。学生課・所属学科・チューターが各1部を保管庫で施錠 保管する。記載内容に変更がある場合は、学生本人からの届け出後、変更処理を行う。外部からの問 い合わせには一切応じていない。 4.進路支援について (1)就職状況 保育科 平成19年度〜21年度 保育科の進路状況表 (平成22年5月1日現在) 区分 平成19年度 平成20年度 平成21年度 a 卒業者数 152名 153名 143名 b/a 135名(88.8%) 138名(90.2%) 133名(93.0%) c うち学校で斡旋した就職者数 c/b 89名(65.9%) 74名(53.6%) 84名(63.2%) d うち自己開拓分の就職者数 d/b 44名(32.6%) 63名(45.7%) 49名(36.8%) e 就職未定者 e/b 2名(1.5%) 1名(0.7%) 0名(0.0%) f進学・留学希望者数 f/a 15名(9.9%) 15名(9.8%) 8名(5.6%) gその他 g/a 2名(1.3%) 0名(0.0%) 2名(1.4%) b 就職希望者数 平成21年度の卒業生について主な就職先を職種別に分類すると、就職希望者数133名の内、幼稚園 教諭・保育士が132名と最も多く、全体の99.3%が専門性を活かした内定先を得ている。 主な就職先としては、広島市保育士、東広島市保育士、竹原市保育士、三原市保育士等の公立保育 所のほか、多くの私立保育所・幼稚園への就職が決定しており、即戦力として期待されている。 不況による経営合理化で厳しい就職環境の中、高い内定率を維持し続けていることは評価に値す る。特に幼稚園教諭、保育士といった専門職への従事者が全体内定者のほぼ10割近く占めている事 は、少子化現象の下では非常に喜ばしい事である。本学では保育者養成を母体に発展してきた本学の ― ― 88 歴史があり、現場で活躍する卒業生の実績に支えられて、各方面から高い評価と信頼を得ている。 秘書科 平成19年度〜21年度 秘書科の進路状況表 (平成22年5月1日現在) 区分 平成19年度 a 卒業者数 平成20年度 平成21年度 95名 127名 127名 b/a 92名(96.8%) 109名(85.8%) 119名(93.7%) c うち学校で斡旋した就職者数 c/b 66名(71.7%) 69名(63.3%) 86名(72.3%) d うち自己開拓分の就職者数 d/b 26名(28.3%) 37名(33.9%) 32名(26.9%) e 就職未定者 e/b 0名(0.0%) 3名(2.8%) 1名(0.8%) f進学・留学希望者数 f/a 2名(2.1%) 10名(7.9%) 6名(4.7%) gその他 g/a 1名(1.1%) 8名(6.3%) 2名(1.6%) b 就職希望者数 平成21年度卒業生について、主な就職先を業種別に分類すると、就職希望者数119名の内、卸・小 売22名、金融・保険25名、サービス16名、製造10名、医療27名、その他18名となっている。 主な就職先としては、メタルワン建材西日本、パナソニック電工テクノサービス中国四国支社、ト クヤマ、ヒロコンフーズ、やまひろ、御菓子所高木、菱食中四国支社、山口銀行、もみじ銀行、芸南 農業協同組合、三原農業協同組合、三次農業協同組合、広島県信用組合、広島県信用農業協同組合連 合会、広島市信用組合、広島信用金庫、三井住友銀行尾道支店、みずほ証券、東京海上日動火災保険 山口支店、グランドプリンスホテル広島、安芸グランドホテル、全日警広島支社、三菱重工業機械・ 鉄構事業本部、淀川製鋼所呉工場、等である。また、公務員では、広島市役所(行政事務) 、国家公 務員Ⅲ種(税務)に合格している。 銀行、証券業界の経営統合や合理化の中にあっても、秘書科は高い就職率を維持している。これは ビジネスの現場で必要な、経営学、簿記・会計をはじめ、コンピュータ実習、マナー実習等、実践力 を問われる分野の授業科目を、積極的に学んだ成果と言える。また「医療秘書」科目を開講してお り、病院・医院での受付対応、スケジュール管理、医療事務等の現場で、即戦力として期待されてい る。 (2)就職支援組織・体制の現状 1)組織 平成16年度に「就職部」を「キャリアセンター」に改組し、次の4つを柱に業務を推進してい る。 ①就職指導委員会で考え方を共有 ②2年間のチューターによる指導 ③2年生への「個別就職支援」活動 ④1年生対象の「就職支援プログラム」の実施 2)就職指導委員会 キャリアセンターと各学科の教員で構成される「就職指導委員会」は年間3回、定期的に開催 している。委員会では2年生の就職活動支援、1年生への就職への意識付け・活動準備支援等を キャリアセンターからの情報提供をもとに審議し、各学科へ持ち帰り周知徹底を図っている。 3)職員の確保と配置 パート職員を採用し、求人票入力や庶務全般を割り当てている。職員は学生との就職相談、ア ― ― 89 ドバイス、情報提供等のカウンター業務を主体にしており、履歴書の下書き点検指導やエント リーシートの添削指導、面接指導も行っている。さらに、企業訪問専任の職員(派遣)の配属に より、効率的に情報収集にあたることが可能となっている。 4)任務分担 分担表で「主担当」 「副担当」の業務分担が明確になっており、各課員が協力しながら就職ガ イダンス等の企画立案から実施運営までの業務を遂行している。また、企業・学生の情報を、課 員が共有する工夫をしており、チームとして学生の就職活動を支援する体制を築いている。 5)施設設備 平成21年度に4号館1階に移転したのを機に、キャリアセンターで学生が自由に利用できる パソコンを3台から7台に増やし、さらに、学生個人が所有するノートパソコンでも自由に利用 できるよう、無線LANを設置した。これにより、多くの学生が授業の空き時間を利用して、企 業研究やインターネットによるエントリー、メールでの問い合わせ等に利用し、また、隣室の オープンスペースでも、自由に企業研究をしたり、資料のコピーができるようになった。さら に、平成21年度より学生向けモバイルが更新され、一層情報発信がし易くなったため、求人紹介 やセミナーの募集案内等に積極的に活用している。今後も更なる利用が期待される。 (3)就職支援室、就職資料室等の現状と就職情報の提供 1)キャリア教育と就職ガイダンス 平成15年度から新入学生を対象に、キャリア教育の一環として、 「進路について考える」行事 を始めた。これは「働く喜びを通して達成感を得、自分自身に自信を持ち、社会の一員として自 分の存在意義・役割を認識し、自分にあった進路を考え、探す」行事である。平成19年度からは 「キャリア講演会」として進めている。 企業向け就職ガイダンスは、1年生の6月中旬に第1回を開催し、夏休み期間中に進路を真剣 に考え始めるよう指導している。実施スケジュールと内容は、実際の就職活動スケジュールに合 わせ、学生の不安や疑問が解決できるよう工夫している。幼保向け就職ガイダンスは、1年生の 9月から開催している。いずれも実施の質を上げるために「出席票」に「感想・質問」を記入さ せ、特に質問事項については次回のガイダンス時に極力回答し、学生が疑問を早急に解決できる ようにしている。平成21年度からは、就職ガイダンスの回数を増やして内容をよりきめ細かくし て実施し、学生が十分に準備して就職活動に備えられるようにしている。 2)就職ハンドブック 第1回ガイダンスで学生に配付し、以降のガイダンス時に毎回活用している。冊子の内容は 「全ての学生に」 「主として企業を希望する学生に」 「教員を希望する学生に」 「幼稚園教諭・保 育士を希望する学生に」 「公務員を希望する学生に」 「施設・病院を希望する学生に」等、進路希 望別に構成することにより学生が使用しやすいように工夫をしている。また、社会人と接するた めに必要な要素として、手紙の文例や電話でのマナー等も内容に盛り込んでいる。 3)各種説明会(公務員、一般企業等) さまざまな業種や職種の仕事内容や採用試験制度の知識を深めるために、各方面の採用責任者 を招き、講演会や説明会を行っている。毎年、 「公務員説明会」 「幼保の仕事説明会」 「福祉の仕 事説明会」 「業界・職種説明会」 「ビジネスマナー講座」 「先輩体験発表会」 「就職サイト活用ガイ ダンス」「学内企業説明会」等を実施し、特に、 「学内企業説明会」は企業や団体の採用担当者と ― ― 90 直接面談ができるため、学生の参加率も高く、実際に内定に結びつくケースもあることから、好 評である。 4)個人相談、個人面接 カウンターでの対面相談や電話での相談等の個人相談は、重要な就職支援と位置付けている。 それぞれの支援内容は記録を残し、以降の相談に役立てている。 また予約制でエントリーシートの添削や面接練習を行っており、本人が納得するまで何回でも 受けることができる。特に、推薦応募の場合は必ず面接練習を受けるよう指導している。この面 接練習は実際の面接試験を想定し、キャリアセンター内にある「面接室」で全課員が対応してい る。 5)各種模擬試験、適性検査 一般常識テストや適性検査は、学生が模擬試験を体験することにより就職対策の必要性を感じ るきっかけとなるよう、受験を勧めている。 平成16年度からは、 「公立保育士採用試験模試」 「一般常識模試」 「SPI模試」 「エントリー シート対策講座」「SPI Web テスト対策講座」を学内で実施している。ほとんどの模試は、後援 会の予算から受験料の補助を行う等、多くの学生が受験できるよう工夫している。 また、学内で「TOEIC試験」を年4回実施し、英語力を高めるための支援を行っている。 さらに、平成19年度からは、日本語力向上の支援のために「日本語検定」を開始した。 6)就職関連情報誌、参考書 毎年新刊を開架している。時流に合ったものを中心に情報収集に努め、内容の充実を図ってい る。業界研究関連、筆記試験対策、面接対策、就職情報誌等、就職活動全般の参考書や、各種公 務員採用試験対策、保育士試験対策等、各進路の参考となる書籍を充実させるようにしている。 また、低年次向けの書籍の充実にも力を入れており、1年生からでも自分の進路について考える 機会を提供するような書籍も充実させている。これらの書籍は貸し出しを行っており、就職活動 の一助となっている。 7)卒業後の就職指導 卒業後でも相談に応じられる体制を確立している。求職者には「卒業生求職票」を提出しても らい、希望する職種・地域等の希望事項を確認のうえ個別に情報提供を行っている。 また、平成20年度より、外部人材派遣会社と協働し、本学卒業生のために特別な相談窓口を設 置して、より一層の支援の拡充を図っている。 8)求人先の開拓 企業訪問専任者1名により、効率的な求人先の開拓ができている。企業への依頼状の発送は 年々少しずつ早まっており、平成21年度は12月下旬に実施した。求人票を受理したのちの企業へ の対応は、求人票のお礼の訪問や応募書類を持参する等して、関係の深交を図っている。 インターネットによる求人が増えたが、本学に求人票を持参・郵送いただく企業は依然として 多い。これは本学の企業訪問専任者が1件ずつ細やかなフォローをしていることにより、企業と 良好な関係を保っているからであると言える。 9)企業訪問 教職員一体となって、企業訪問や施設、病院訪問を行っている。この訪問は平成13年度から春 休み期間中に全教員が分担して行ってきた。しかしながらこの時期は、企業の決算月と重なり、 ― ― 91 早期化してきた採用活動時期とも重なってきたことから、平成20年度からは8月から10月に訪問 することとした。訪問の手順はマニュアル化されており共通フォーマットの「企業訪問報告書」 により、採用計画、採用日程、採用のポイント等、就職活動に不可欠な情報を収集している。ま た訪問により得られたこれらの情報は個別の企業ファイルに入れ、学生が自由に閲覧できるよう にしている。 10)就職状況調査 学生本人からの報告を中心に、チューターの調査も合わせて状況把握を行っている。 内定者には筆記試験や面接試験の内容を「就職試験記録」として記録してもらい、製本の後に 公開している。この記録は次年度以降の学生や教職員の参考資料として活用されている。 一方、未内定者については、リストを作成し、チューターにも協力してもらいながら活動促進 に努めている。 就業者の卒業後の状況については、求人依頼の際に在籍者の状況を会社側に尋ね、確認を取る ようにしている。 11)資料整備 コンピュータ化が進み、各種の統計や会社資料の収集・管理等の処理技術は飛躍的に進歩して いる。今後もコンピュータの活用を推進し、より高度で、きめの細かい統計資料の作成や会議資 料の作成、情報の収集・管理の合理化を目指している。 書籍やファイルは、書棚等の備品を増設・整備し、区分・内容に従い的確に整理保管してい る。 12)履歴書用写真撮影の斡旋 学生サービスの一環としてキャリアセンターにおいて履歴書用の写真撮影を斡旋している。学 内で撮影し、料金は撮影依頼先と交渉して市場価格より安く設定している。 13)健康診断書の自動発行 4月初旬に保健センターが主催する学内の健康診断を受診すれば、5月中旬には証明書自動発 行機から健康診断証明書を発行することが可能である。これによりインターンシップやアルバイ ト希望者を含め、全学生がいつでも健康診断証明書を入手できるようになっている。 14)課外講座 就職活動をバックアップするため、学内で課外講座を開講している。平成21年度には、「医療 事務」「日商簿記」 「公務員受験対策」 「民間就職筆記試験対策」 「面接対策」 「販売士」 「ブライダ ルプランナー2級対策講座」等の各講座を実施した。 また、パソコン技能向上のため、ビジネススクール1校による常設教室を学内に設け、学生の 要望に応えている。 新規に提案のある課外講座を開設する際には、資格取得や採用試験等の就職活動に有益な講座 であるかを検討、授業計画等を確認し学生に広報している。 講座の終了時には、受講生にアンケートの回答を求めている。また、検定試験の合格率等を分 析し、これらの結果からそれぞれの講座の評価・見直しを行っている。 15)インターンシップ 本学におけるインターンシップは、従来からの就職支援に加え、学生が低年次から進路を意識 して学生生活にチャレンジするための支援を推進するため、平成14年からインターンシップを導 ― ― 92 入している。実習時期 ・ 期間は、主に夏季休業中に1週間から2週間が多い。 平成20年度までは、広島県経営者協会等の団体を通じて実施していたが、広島県経営者協会が インターンシップ事業から撤退したため、平成21年度は過去受け入れ実績のある企業を中心に直 接依頼して実施した。これに加えて、広島県教育委員会生涯教育課の各社会教育施設団体がイン ターンシップを受け入れている。 本学では、参加希望者に対して、キャリアセンター主催のインターンシップマナー講座を受講 させている。学生が明確な目的意識や目標を持ってインターンシップに取り組めるよう、研修期 間中のフォローや研修後の報告書提出等を個別指導する等して、学生自身がインターンシップを 通して自らの希望職種や適性について、幅広く考え、検討することができるよう支援している。 (4)就職状況について(学長・学科長) 保育科 本科の平成19~21年度の3年間の就職状況は、進学者と就職をしない者を除いて、就職希望者のほ ぼ全員が就職しており、100%の就職率と捉えている。その主な就職先は、約95%の者が、広島市、 廿日市市、東広島市、福山市、三原市、竹原市等の公立保育所のほか、多くの私立保育園・幼稚園で あり、大学で学んだ知識・技能を生かした専門職に従事している。この背景には、保育者養成を母体 に発展してきた本学の歴史、現場で活躍する卒業生の実績に支えられていることは勿論のこと、本科 保育者養成のあり方が、保育現場から信頼され、高く評価されていることがあると捉えてよいであろ う。 進学率状況も過去3年間、平成19年度(15名) 、平成20年度(15名) 、平成18年度(8名)となって いる。進学先としては、本学四年制に併設されている児童教育学科への進学者がほとんどであるが、 本科で学んだことをさら深めたいとの進学志向の高まりは、2年間の学習意欲が継続していることで あり、保育科での2年間の学習の成果として評価できる。 一般企業等にも就職しているが、過去3年間で14名と少ない。 秘書科 過去3年間の就職率は押しなべて高く、いずれの年も97%以上と維持・安定している。この就職率 は、秘書科の教職員が学生の就職意識や職業意識を絶えず喚起し、一貫した姿勢を通している結果で あると考える。 就職先については、企業側の求人が4年制大学卒採用へと加速度的にシフトしていることもあり、 微妙な変化が見られる。大きな就職先であった金融・保険関連業種への就職が以前に比べ減少して、 その分、流通やサービス関連の業種に拡散する傾向がうかがわれていたが、平成21年度は金融・保険 関連業種が再び高いシェアを占めた。 また、「医療秘書」や病院事務と病院関係の就職を希望する学生が増えている。この点について は、秘書科が「医療秘書」養成を導入している以上は当然の傾向であろう。だが、病院関係の求人の 時期が概ね遅いことや即戦力を求める求人側の要求内容と学生の実態とのギャップが、就職活動の ネックになっていることも事実である。 平成20年度からは、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」 (教育GP)に選 定された取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課程と教育課程外諸活動 を統合する DIY 教育システムの構築)の取り組みがスタートし、この取り組みが学生の就職への意 識付けにも反映しているものと推察する。 学 長 保育科、秘書科の2学科とも、就職率、就職先のいずれにおいても満足できる数字であろう。本学 ― ― 93 の教育力が社会から高く評価されている証左として受け止めたい。 (5)進学及び海外留学の実績、支援 1)進学(4年制大学、 専門学校等) ・留学実績 単位:名 (平成22年5月1日現在) 卒業年度 平成19年度 平成20年度 15 14 8 他大学へ編入学 0 0 0 専門学校、 その他 0 1 0 本学の大学へ編入学 保育科 留学 平成21年度 秘書科 0 0 0 計 15 15 8 本学の大学へ編入学 2 7 5 他大学へ編入学 0 0 0 短大合計 専門学校、 その他 0 3 1 留学 0 0 0 計 2 10 6 本学の大学へ編入学 17 21 13 他大学へ編入学 0 0 0 専門学校、 その他 0 4 1 留学 0 0 0 17 25 14 計 2)支援方法と体制 編入学については、大半の者が安田女子大学へ進学している。 安田女子大学の編入学制度には、短期大学の分野に関わらず編入学することができる特徴があ る。過去の実績では、 保育科からは児童教育学科へ、秘書科からは日本文学科、英語英米文学科 へ編入学する者が比較的多いが、なかにはこのような事例以外の学科に編入する者もいる。 また、編入学試験には一般入試のほかに学内推薦入試制度があり、他の短期大学からの志願者 より受験の機会が多く設けられている。 編入学の広報については、パンフレットや出願書類をキャリアセンターに設置し配布してい る。また、チューターを通じて学生に編入学試験の情報を提供する等して、広く告知している。 さらに、 入試広報課による学内での編入学試験説明会も開催している。 専門学校等への進学や海外留学の支援については、情報誌やパンフレット等をキャリアセン ターに設置し、学生が自由に情報の検索・収集ができるようにしている。 5.多様な学生に対する支援について (1)留学生・社会人・帰国子女・障害者・長期履修学生の受け入れ状況と学習支援・生 活支援 1)留学生 過去3ヶ年(平成19~21年度)において留学生の受け入れ実績はない。 留学生の支援体制としては、 「安田女子大学・安田女子短期大学外国人留学生授業料減免規 程」を整備し、申請により授業料の30%を減免している。 ― ― 94 2)社会人学生 過去3ヶ年(平成19〜21年度)においては、平成19年度に1名、平成20年度に1名の社会人学 生の受け入れを行っている。 3)帰国子女 該当なし 4)障害者 過去3ヶ年(平成19~21年度)において障害者の受け入れはない。したがって、現在、本人か ら申し出のある「障害者」は在籍していないが、障害を持つ学生に対応できるよう学内各所の移 動方法の確認等を行っている。 5)長期履修生 該当なし 6)科目等履修生 過去3ヶ年(平成19~21年度)においては、平成20年度に1名の科目等履修生受け入れを行っ ている。 6.特記事項について (1)学生支援について努力していること 保育科 1)学生の個人情報保護への取り組み 本科では、学生の連絡先、成績等の個人情報について、学科事務室で一元管理しており、 チューターや実習指導担当者等、必要な場合に応じて最小限の関係者のみがそれらの情報を利用 可能となっている。また学生の個人情報を含む学科会議資料や実習巡回報告書等についても 「取 扱注意」 の朱印を明示し、教員に常に注意を促している。 2)成績不良者への支援 学生の出席状況や学習態度、提出物の提出状況等については、日頃から教員間で情報の共有を 図っており、授業担当者やチューターが適宜指導を行い、学習に遅れが生じないように配慮して いる。また、本科では、「学外教育実習履修希望者および保育実習履修希望者の資格判定につい て(内規) 」 を定め、入学時に学生および保護者に対して説明している。学期毎に、学業成績不 良で、資格判定の基準を満たさなかった場合にはその学期の実習を延期としている。残念ながら 実習延期となった学生には学科長よりその旨を通知し、チューターが今後の学業への取り組み 方、卒業や免許資格取得の見通し等を個別に指導している。その後もチューターは、当該学生の 学習状況の把握に努め、きめ細かな指導を行っている。 3)長期欠席者への支援 長期欠席者に対して、直接にはチューターがその支援にあたっているが、随時学科の教員間で 情報の共有がなされている。当該の学生に対しては、適宜相談 ・ 助言を行い、必要に応じて保護 者にも状況を尋ねている。本学科では、学生の出席状況等について日頃から教員間で綿密な情報 交換が行われており、欠席が目立つ学生にはチューターが面談を行い、場合によっては保護者へ も連絡を行う等、長期欠席を未然に防ぐよう努力をしている。 ― ― 95 4)表彰制度 本学科独自の表彰制度はないが、保育士資格を優秀な成績で取得した学生のうち、保育所 ・ 施 設等に就職が内定している学生1名には、卒業時に全国保育士養成協議会から会長表彰が贈られ ている。 秘書科 1)成績不良者への支援 本学科では、学科会議や授業担当者・チューター間で学生の出席状況や動向等について綿密な 情報交換がなされている。成績不良者に対しては、チューターが学生との面談を実施して原因や 理由を把握しようと努めている。 履修した授業科目の評価が不合格になった場合、翌年度に再履修するのは難しい。理由は在学 期間が短いことにより時間割の制約があるためである。再履修できないまま放置すれば、学生は 卒業が困難となる。これを回避するため、再試験制度の利用を指導し、留年・退学等に繋がるこ となく学業を継続できるよう支援している。 2)長期欠席者への支援 長期欠席者に対しては、本人の状況により、必要に応じて学生とチューター、あるいは学生・ チューター・学科長の三者で面談を行っている。面談は可能な限り定期的に行うよう心がけ、学 生に大学や教員との関わりを再認識させていく中で、長期欠席による不安の解消、再び学習する 意欲の喚起に努めている。 3)表彰制度 表彰制度として学科や学校行事に貢献した学生に対して、卒業時に「秘書科賞」を与えてい る。また、全国大学実務教育協会より、 「上級秘書士」 「上級情報処理士」資格取得者における成 績優秀者が表彰されている。 ― ― 96 Ⅵ 研究について 《Ⅵ 研究について》 1.教員の研究活動全般について (1)専任教員の研究状況 過去3年間(平成19~21年度)における専任教員の研究業績は次のとおりである。本学教員は地域 社会等と密接に関わり合う中で自身の研究成果を還元するよう努めている。 松永 有三 教授 大島 久雄 教授 木村 達志 教授 橋本 信子 教授 廿日出 里美 教授 柿岡 玲子 准教授 中村 (森田) 涼 准教授 藤田 牧子 准教授 永田 雅彦 講師 矢野 (操﨑) 光恵 仁井 和彦 その他 秘書科 職名 論文数 保育科 氏名 著作数 学科等名 学会等発表者 研究業績 国際的活動 社会的活動 の有無 の有無 1 1 無 有 無 無 2 5 有 無 1 1 7 無 有 1 2 2 無 無 無 有 2 無 無 6 無 無 1 1 無 有 講師 1 8 無 無 教授 2 1 無 無 大下 英蔵 教授 1 無 無 長瀬 徹郎 教授 無 無 三宅 重徳 教授 1 無 無 橘野 実子 准教授 2 1 1 無 無 大友 達也 准教授 4 2 3 無 有 大塚 敬義 講師 1 4 2 無 無 坂口 琢哉 講師 無 無 無 無 無 無 徳永 彩子 講師 立花 知香 講師 1 3 4 1 4 2 備考 広島県私立小学校協会会長 母子家庭等自立計画促進検討 委員 熊野町保健福祉推進協議会委 員 ピアノコンクール等審査員多 数 広島県医師会医療秘書外部委 託運営委員 ※学長を除く。 (2)教員個人の研究活動の状況の公開 学内広報誌「まほろば」 (年3回発行)および「安田学報」 (年3回発行)によって公開している。 (3)科研費の申請・採択等、外部からの研究資金の調達状況 平成19~21年度における外部研究資金の申請・採択件数は、次のとおりである。 ― ― 97 外部研究資金の申請・採択状況 (平成19年度~21年度) 外部資金調達先等 19年度 20年度 21年度 申請 採択 申請 採択 申請 採択 科学研究費補助金 0 0 2 1 2 1 その他の外部研究資金 0 0 0 0 0 0 (4)グループ研究や共同研究、教育に係る研究の状況 保育科 保育科は保育者養成の目的のもとに設立された組織であるため、免許・資格取得のための教育課程 を編成する都合上、多彩な担当教科や研究領域を専門とするスタッフで構成されている。このことは 保育に関する様々な問題に対して多様な専門的見地から見通しを立てることが可能になることを意味 し、本科ではその強みを活かした個々の研究活動が比較的自由な雰囲気のなかで尊重され、展開され ているのが現状である。 その一方で各専門分野における研究成果を「質の高い保育者を養成する」という教育の目的に沿っ て、「保育学」というひとつの学問体系に収斂させる努力も怠ってはいない。例えば、平成10年度か ら継続的に開催している安田女子短期大学付属幼稚園ならびに安田女子大学付属幼稚園との「付属幼 稚園実習懇談会」は保育科をあげてそうした課題に接近するひとつの試みであり、授業と実習とのよ りよい関係を模索する中で、一定の共通認識が生まれつつある。また、平成23年度の教育課程から 「教育実習指導」ならびに「保育実習指導」の授業科目を担当する専任の教員をそれぞれ現行の2名 から8名に増員することが決まっており、個々の教員の多角的な見地から教育活動の基盤となる「保 育学」がさらに拡張充実していくことが期待される。 将来的には、これまで長年、学内や地域で行ってきた保育現場との実習懇話会や研修を礎として、 グループ研究や共同研究のたちあげまでを視野に入れた活動への発展が望まれる。その体制づくりに あたっては、従来多く見られるような学問中心主義の研究ではなく、あくまで相互の問題意識を啓発 しながら、教育に還元されるような「保育学」の深化を目指すことを基本姿勢としている。 秘書科 グループ研究としては、平成17年9月にプロジェクトチームを立ち上げて以来、課題「秘書科の将 来像を確立するために」に取り組んでいる。平成20年4月より当該プロジェクトを秘書科企画グルー プが引き継ぎ、現在も全秘書科教員がメンバーとなって研究を継続させている。 なお、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」 (教育GP)に選定された取組 名称:「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課程と教育課程外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築)はこの研究の成果である。加えて、教育 GP 終了(平成22年度末)後も、 引き続き、秘書科教職員のプロジェクトとして推し進めていく所存である。 秘書科情報担当教員のグループ研究の一環として、7月と12月の年間2回、学生の理解度把握と動 機付け、今後の教育内容の向上を図るべく、全国大学実務教育協会主催「IT 活用能力テスト」に参 加している。 また平成21年3月の公開講座では、パブリックスピーチに対するパフォーマンス学と言語学からの アプローチを試みた。言語表現と非言語表現のいずれも効果的な自己呈示には欠かせない要素であ る。一つのスピーチをそれぞれの側面から分析することで自己表現の方法を学ぶことを目的とした講 座であり、今後も学際的な研究を持続的に行い秘書科の教育にその成果を取り入れていくよう努めた い。 ― ― 98 2.研究のための条件について (1)研究費支給規定等 本学では、教員の学術研究を奨めるために「教員の研究費に関する内規」を設けている。1学年で 使用できる研究費を年額56万円(研究用図書・備品費・消耗品費・研究旅費に46万円、学科用研究図 書10万円)としている。研究費の次年度への繰り越しは認めていない。また、研究費で購入した図書 および備品は、本学の資産とする。 (2)教員の研究成果を発表する機会(学内発表、研究紀要・論文集の発行等)の確保 年1回発行する「安田女子大学紀要」へ、安田女子短期大学に所属する教員が論文を投稿し、研究 成果を発表している。 年 度 タ イ ト ル 投稿数 平成19年度 安田女子大学紀要 No36 1 平成20年度 安田女子大学紀要 No37 4 平成21年度 安田女子大学紀要 No38 4 また、毎年開催される「安田学園音楽教員演奏会」は、保育科所属の教員を中心とし、日頃の音楽 活動を発表する場となっている。 (3)教員の研究に係る機器、備品、図書等の整備状況 年 度 設備・備品費(千円) 図書費(千円) 平成19年度 1,957 2,473 平成20年度 1,335 2,521 平成21年度 1,692 2,509 合 計 4,984 1,522 (4)教員の教員室、研究室または研修室、実験室等の状況 本学専任教員1人に1室の研究室を配備している。また、各学科、授業等に必要な実習室等も整備 している。研究室と関係実習室(練習室)は、なるべく近くに配置するよう努めている。 (5)教員の研修日等、研究時間確保の状況 「安田女子大学・安田女子短期大学教育職員の勤務時間に関する内規」により、 「教授、准教授及 び講師は、毎週1日を原則として、学外研修をすることができる」となっており、学外研修により研 究時間を確保している。今後も、教員は週1日を目安に研修日(時間)を取得することが出来るとし て、研究時間の確保を図る予定である。 ― ― 99 3.特記事項について (1)教員の研究について努力していること 教育職員の研究活動を推進し、学術研究の振興を図ることを目的に学術研究助成を行っている。 対象は、本学の専任教員担当の授業科目に関係のある研究とし、日本学術会議が認めた全国学術研 究団体およびこれに類する団体等の発行する刊行物に発表するための研究であることとしている。 ― ― 100 Ⅶ 社会的活動について 《Ⅶ 社会的活動について》 1.社会的活動への取り組みについて (1)社会的活動への取り組みに対する理念・方針等(学長) 本学は今後も、地域社会との緊密な関係を通して社会貢献を果たしたいと考えている。 「公開講 座」はその一例で、すでに地域社会から好評をもって迎えられている。本学はまた、生涯学習の意義 を早くから認識し、 「生涯学習研究所」を付置研究所として設置していたが、平成17年度、これを拡 大・充実して「教育総合研究所」に改編した。ここでは、卒業生のリカレント教育も行いたいと考え ているが、こと保育科に関する限り、保育現場の卒業生と本学教員がすでに密接な交流を図ってお り、リカレント教育を先取りした形になっている。 秘書科においては、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」 (教育GP)に選 定された(取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課程と教育課程外諸活 動を統合する DIY 教育システムの構築) )のを機に、プログラムの一環として、卒業生のリカレント 教育も兼ねた公開講座が開催されている。 本学はまた、高大連携の面でも積極的に活動している。高等学校の「総合的な学習」への協力等も 含めて、以下に記載のような活動を行ってきた。 (2)社会人受け入れについて今後の方針(学長) 社会人受け入れについては、入学を希望する者の目的達成をできるだけ支援したい。既修得単位の 認定等、可能な限り適切な対応をしたいと考える。 (3)公開講座、生涯学習授業、正規授業の解放等の実施状況 保育科 平成19~21年度において、本学科による地域社会に向けた公開講座、生涯学習授業、正規授業の開 放等は、残念ながら実施されていない。 秘書科 高校大学連携公開講座として、従来より、 「高校生のためのパフォーマンスとマナー講座」 (8月・ 3日間開催)を行っていた。平成20年度から、文部科学省平成20年度「質の高い大学教育推進プログ ラム」(教育GP)に選定された取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取組(副題:教育課 程と教育課程外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築)を機に、平成20年度に5つの公開講座 「英語&パフォーマンス教育」 「ビジネス教育」 「情報教育」 「医療教育」を開催した。 平成21年度から、高校大学連携公開講座は、新たに「高校生のための秘書科 DIY 教育講座」 (8 月・3日間)を実施している。高校生との接触や交流は、大学入学前の青年期の心理や生徒の生の声 に触れるよい機会であり、それが入学後の指導の参考にもなる。高大連携は今後とも定期的に継続し ていきたい。また、高校生を含む社会人への公開講座として、 「パフォーマンス・ワークショップ」 を実施している。 ― ― 101 公開講座の開講状況 年度 開講数 専門領域(テーマ) 平成19年度 1 高校生のためのパフォーマンスとマナー講座 平成20年度 5 高校生のためのパフォーマンスとマナー講座 英語&パフォーマンス教育 ビジネス教育 情報教育 医療教育 平成21年度 3 高校生のためのパフォーマンス講座 高校生のための秘書科 DIY 教育講座 パフォーマンス・ワークショップ―身体とこころの解放を目指して― (4)地域社会との交流、連携等の活動 保育科 1)高校生向け授業の提供 平成11年の学習指導要領の改訂で「総合的な学習」の時間が創設されて以降、高等学校では、 高等教育機関の教員を招く、高校生が高等専門学校・大学等を訪問する等の教育活動が盛んに展 開されている。さらに、平成16年に公表された「キャリア教育の推進に関する総合的調査研究協 力者会議報告書」の中で、 「初等中等教育におけるキャリア教育の推進」が提言され、初等中等 教育段階から将来の職業生活を見据えたキャリア教育が重要視されている。 本学科としても、社会から保育者に寄せられる高い期待に応えると同時に、保育職に対する高 い関心と意欲を持ち、目的意識が明確な学生を獲得するために、高等学校からの依頼には可能な 限り対応している。平成19年度~21年度に高等学校から「学部学科分野理解」や「職業理解」等 のテーマで依頼を受け、本学科教員が対応した出張講義の概要は次の表の通りである。 年 度 対応した 高等学校数 (校) 派遣教員 延べ人数 (名) 平成19年度 7 7 平成20年度 12 14 保育学、幼児教育学、児童福祉、心理学、 保育内容(健康、環境、幼児身体表現) 平成21年度 16 17 保育学、幼児教育学、児童福祉、心理学、 保育内容(健康、環境、幼児美術、幼児身体表現) 専門領域 保育学、幼児教育学、心理学、 保育内容(健康、環境、幼児美術、幼児身体表現) さらに、平成21年度には、中国地方の高等教育諸機関の連携を図る教育ネットワーク中国が取 り組んでいる高大連携事業として、公開講座と遠隔授業に各1名の教員が協力した。 2)保育・教育現場への講師の派遣 本科の教員は、現職保育者・小学校教員を対象とした研修会や保育所・幼稚園で行われる保護 者向けの講演会等の講師を保育・教育現場から依頼されることが多い。それらに応えることは、 専門性を生かした社会貢献であると同時に、保育の現状を把握したり、学生の良好な実習環境を 確保したりすることにもつながる。平成19~21年度に、本学科の教員が保育・教育現場へ講師と して出席した研修会・講演会の内容は次のとおりである。 ― ― 102 年 度 研修会 ・ 講演会の内容 ・広島県保育士養成講習会(広島県保育連盟連合会) ・広島県保育連盟連合会夏季保育研修会 ・広島光明学園(保育所)保護者講演会 ・保育連盟研修会 ・幼稚園校内人権教育研修会 ・東広島市立八本松中央幼稚園園内研修会 ・幼稚園教育実践講座-保育のあり方と教師の援助について(広島市教育センター) 平成19年度 ・保育士研修-保育計画と指導計画-(広島県自治研修センター) ・保育士研修-子育て支援のあり方(大竹市保育連盟) ・幼・保・小連携について(井口小学校等) ・ 「幼児の広場」講話(落合幼稚園・安東幼稚園・亀崎幼稚園) ・保護者講演会-親と子がともに育つということ(安田女子短期大学付属幼稚園) ・東広島市立平岩小学校入学予定者保護者教育講演会 ・小学校校内研修会(図画工作科) ・広島県神石高原町保育士研修会講師 ・新規採用幼稚園教諭研修-幼児理解と教材研究(広島県教育委員会) ・幼稚園教育実践講座-コミュニケーション能力の育成のための援助のあり方について(広島 市教育センター) ・幼・保・小連携について(五日市小学校等) ・保育士研修-保育所における保育課程のたてかた(東広島市) ・所長補佐・保育主任の果たす役割を学ぶ研修会(東広島市) 平成20年度 ・東広島市立八本松中央幼稚園園内研修会 ・保育士研修-保育課程と指導計画-(広島県自治研修センター) ・園内研修-コミュニケーション能力を育てるための支援のあり方について(上温品幼稚園) ・ 「幼児の広場」講話(落合東幼稚園・安西幼稚園) ・東広島市立河内保育所保護者講演会 ・河原幼稚園文化講演会 ・付属幼稚園園庭開放講座(未就園児親子のための子育て講演会) ・保育士研修-保育課程と指導計画-(広島県自治研修センター) ・園内研修-人とかかわる力を育てる教師の援助のありかたについて(亀﨑幼稚園) ・園内研修-コミュニケーション能力を育てるための集団遊びの指導計画や支援のあり方につ いて(上温品幼稚園) ・園内研修-年齢に応じた望ましい環境作り(山口短期大学付属幼稚園) 平成21年度 ・保育士研修-改訂保育所保育指針のポイントについて(三次市子育て部) ・就学前教育・保育推進事業研修会-ともに育てよう!ともに育ち合おう!(広島市教育委員 会) ・保護者講演会-育ちをつなげる(安田女子大学付属幼稚園) ・付属幼稚園園庭開放講座(未就園児親子のための子育て講演会) 3)その他の施設 ・ 民間団体からの招聘による講演会、講座等の講師 平成19~21年度に、本学科の教員が公民館等が主催する講演会、講座等で講師を務めた内容は 次のとおりである。地域の子育て支援事業が盛んに行われる中、高い専門性を有する者として本 学科教員に対して寄せられる期待は高いと考えられる。 年 度 内 容 平成19年度 ・高校生保育ボランティア入門講座(青少年センター) ・ 「子育て広場」 (呉市警固屋公民館) ・子育て講座(公民館) 平成20年度 ・高校生保育ボランティア入門講座(青少年センター) ・大学と地域(安佐南区)連携事業 広島市古市公民館「幼児家庭教育講座~シリーズこども のまわり」 ・本願寺広島別院ビハーラ安芸「いのちを見つめる研修会」 平成21年度 ・高校生保育ボランティア入門講座(青少年センター) ・大学と地域(安佐南区)連携事業 安佐南区保健センター「平成21年度子育て応援隊養成講 座」 ・佐伯区利松公民館幼児学級講座 ― ― 103 4)地方行政組織や教育研究団体から委嘱された委員等 平成19~21年度に、本学科の教員が各組織・団体から委嘱された委員等は次のとおりである。 各教員の専門性を基にした地域貢献の場であると同時に、保育に関する行政や研究機関から最新 の情報を得る機会でもある。 年 度 内 容 ・平成19年度広島県地域家庭教育推進協議会委員(副委員長) ・平成19年度親の教育力を高めるプログラム開発検討委員会(委員長) ・坂町立横浜保育所移管先法人選定委員会(委員長) ・平成19年度第三者評価に係わる評価員(短期大学基準協会) ・異文化理解カリキュラム研究・開発プロジェクト研究員(H13.4~現在に至る) 平成19年度 ・広島県立図書館図書資料選定委員(H19.8~ H22.3) ・くまの・みらい保育園〈仮称〉の運営管理に係る指定管理者候補者選定委員会 ・熊野町次世代育成支援対策推進協議会委員(~ H20年) ・広島市幼児教育支援センター事業サポート委員(H18年~現在に至る) ・広島市立安東幼稚園学校協力者会議委員(~現在に至る) 平成20年度 ・熊野町保健福祉推進協議会専門協議会委員(~ H23年) 平成21年度 ・広島県母子家庭等自立促進計画検討委員会(委員長) 5)その他 地域社会(自治体、商工業、教育機関、その他団体等)との交流、連携等の活動 本学科では、音楽担当の教員がピアノコンクールの審査員を務め、高い専門性を生かした地域 活動をしている。 年 度 内 容 ・県北ピアノコンクール本選審査委員長 ・ドルチェピアノコンクール審査員 平成19年度 ・九州・山口ジュニアピアノコンクール審査員 ・ピアラピアノコンクール審査員 ・県北ピアノコンクール本選審査委員長 平成20年度 ・PTC ピアノコンクール審査員 ・ピアラピアノコンクール審査員 平成21年度 ・PTC ピアノコンクール審査員 秘書科 前(3)項記載の通り、地域社会向け公開講座の取り組みは、文部科学省平成20年度「質の高い大 学教育推進プログラム」 (教育GP)に選定された取組名称: 「課題探求能力」の育成を目指す教育取 組(副題:教育課程と教育課程外諸活動を統合する DIY 教育システムの構築)を機に、大幅に増加 している。これらに加え、今後は、いかなる形態での地域社会との交流、連携が可能かを前向きに検 討したい。 その他の活動状況は下記の通りである。 1)小・中・高等学校の授業への講義招聘、協力 年度 学校数 専門領域(テーマ) 平成19年度 2 商業(簿記) 、ビジネスマナー研修 平成20年度 5 コミュニケーション能力、パフォーマンス能力 平成21年度 8 進路選択等キャリア教育、ビジネスマナー、ソーシャルスキルの養成、系 統・分野説明 ― ― 104 2)現場からの招聘による講演会、講座等の講師 年度 研修会の内容・テーマ 平成19年度 キャリア教育 広島市立国泰寺中学校 平成20年度 医療社会学 広島県医師会 パフォーマンス学 県立広島商業高等学校教職員対象 平成21年度 パフォーマンス学 せらにし小学校保護者、世羅郡 PTA 連合会母親代表委員会 3)各組織・団体から委嘱された委員等 年度 内 容 平成19年度 財団法人実務技能検定協会秘書技能検定準1級面接試験実施担当者 財団法人実務技能検定協会サービス接遇検定準1級面接試験実施担当者 平成20年度 財団法人実務技能検定協会秘書技能検定準1級面接試験実施担当者 財団法人実務技能検定協会サービス接遇検定準1級面接試験実施担当者 日本医師会医療秘書試験問題作成委員 広島県医師会医療秘書外部運営委員 短期大学基準協会第三者評価委員会評議員 平成21年度 財団法人実務技能検定協会秘書技能検定準1級面接試験実施担当者 財団法人実務技能検定協会サービス接遇検定準1級面接試験実施担当者 日本医師会医療秘書試験問題作成委員 広島県医師会医療秘書外部運営委員 短期大学基準協会第三者評価委員会評議員 日本産業教育学会学会論文審査査読委員 2.学生の社会的活動について (1)学生による地域活動、地域貢献、ボランティア活動等社会的活動の状況 保育科 保育科の方針としては、積極的に社会活動に参加することを学生にすすめ、指導している。学生に よるボランティア活動は様々であるが、平成20年と平成21年度に県立総合体育館で行われた「遊びは からだづくりまつり」は、本科の2年生が中心となり、チラシづくりやステージ企画・運営を行う 等、活動に主体的に参加している。さらに、地域活動の一環として本学で行われる「ハッピィフェス タ」には、1年生を全員参加させる等、学科レベルで組織的に取り組んでいる。また、障害児施設等 学外からの要請があれば、その都度希望者を募って参加させている。 秘書科 学科による組織的な地域活動・ボランティア活動は行なっていないが、平成20年度に学生有志でボ ランティア組織「イベントアクティ部」を立ち上げ、その後、地域のイベント等に積極的に参加して いる。 また、医療秘書科目「ケア・システム論」の受講者は1年生の夏季休暇中に養護施設、老人ホー ム、医療関係施設の実習を3日間体験する機会があり、これを機にボランティア活動に目覚める学生 も多々見受けられる。 (2)学生の地域活動、地域貢献或いはボランティア活動等の評価(学長) 様々な活動に積極的に参加し、真摯に取り組む姿勢から、保育科へのボランティア要請は増加傾向 にある。学生もボランティア活動を通して、子どもとのかかわりや保護者への対応を学ぶことができ る等、ボランティア活動が学生の成長を促し、将来への意識付けとなることがうかがえる。 秘書科においても学生が地域活動やボランティア活動を通して社会の現実に触れることは有意義な ― ― 105 ことである。ボンティア活動は社会の一員としての自覚を学生に迫るであろう。学生が少しでもこの 種の体験を重ねて、自己形成の糧となすことが望まれる。 3.国際交流・協力への取り組みについて (1)学生の海外協力機関等への派遣状況 本学の海外派遣には、安田女子大学と合同で行う「アメリカ文化語学演習」としてのアメリカ派 遣、 「ニュージーランド文化語学演習」としてのニュージーランド派遣、秘書科の学生のみを対象と した英語とビジネス実務を学ぶことを目的とする「海外研修」としてのオーストラリア派遣がある。 いずれも長期休暇中に実施する選択科目である。短期大学では在学期間が2年間と短いため、研修へ の参加の時期は、1年生終りの春季休暇中のみとなっている。 年度別の海外派遣状況は次のとおりである。学生が入学から卒業までに海外研修に参加する比率 は、保育科2.7%、秘書科16.3%で、秘書科の参加比率の高さが窺える。それは、秘書科としての「海 外研修」は、派遣前に「海外生活英語」 「比較文化演習Ⅰ」を、派遣後に「比較文化演習Ⅱ」を履修 させ、より一層充実した取り組みをしているからであろう。これらの海外派遣は、引率教員が同行 し、研修内容の確認・諸問題への対応・学生の健康状態の確認等を行うことから、参加学生および保 護者から高い信頼を得ている。今後も引き続き引率教員を同行させ、研修の質の確保に努めたい。 いずれの海外派遣も、派遣前の半年間、週1回の事前指導を綿密に計画を立て実施している。更に 研修後にはレポートを提出させ、それを文集としてまとめている。研修の成果については、学生のア ンケート回答およびレポートによると、異文化に触れた大きな感動、半年間のオリエンテーションを 経て参加した達成感とともに 家族を離れて生活した自立への人間的成長が読み取れる。 1)過去3ヶ年の海外派遣人数 内 訳 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平均 在籍者数 532名 563名 488名 528名 長期留学 - - - - 短期留学 26名 (4.89%) 26名 (4.62%) 19名 (3.89%) 24名 (4.55%) 保育科 5名 4名 2名 4名 秘書科 21名 22名 17名 20名 2)過去3ヶ年の海外派遣状況(研修別) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 H20.2.20~3.17 1名 H21.2.19~3.17 2名 H22.2.18~3.16 1名 - - - ニュージーランド オタゴ・ポリテクニーク H20.2.20~3.17 4名 H21.2.18~3.17 2名 H22.2.17~3.16 1名 オーストラリア 南クイーンズランド大学 H20.2.1~3.8 21名 H21.1.31~3.7 22名 H22.1.31~3.7 17名 アメリカ カリフォルニア州立大学 サンバナディノ校 イギリス ノッティンガム大学 ― ― 106 (2)海外教育機関等との交流の状況 本学の交流は派遣を主体としており、海外から本学への学生受け入れは行っていない。本学提携校 からの教職員来訪視察は次のとおりである。 平成19年度 平成20年度 平成21年度 アメリカ カリフォルニア州立大学 サンバナディノ校 - 4月 Albert K.Karning Jeet Joshee Tatiana Karmanova < 表敬訪問 > イギリス ノッティンガム大学 - - - ニュージーランド オタゴ・ポリテクニーク - - 11月 Kerrie Hodgson < 研修打ち合わせ > オーストラリア 南クイーンズランド大学 5月 Katherine Kuzma < 表敬訪問 > 5月 Katherine Kuzma Richard Tan < 表敬訪問 > 12月 Katherine Kuzma Richard Tan < 表敬訪問 > 9月 Linda Chaffee < 研修打ち合わせ > 9月 Linda Chaffee < 研修打ち合わせ > (3)教職員の留学、海外派遣、国際会議出席等の状況 1)教職員の留学 該当なし。 2)海外派遣 平成19年度 平成20年度 平成21年度 アメリカ - - - ニュージーランド ニュージーランド文化語学演習 教授1名 - - オーストラリア 秘書科海外研修 講師1名 秘書科海外研修 講師1名 秘書科海外研修 准教授1名 ※派遣目的は、いずれも学生引率である。 3)国際会議出席等 会議等名称(開催地) 出席者 期間 発表題目 第25回ヨーロッパ微小循環学会(ハンガリー ブタペスト) 准教授1名 H20.8.25~8.31 運動強度と血液流動性との関係 ― ― 107 4.特記事項について (1)社会的活動について努力していること 保育科では、 「戦略的大学連携支援事業」の一環として、平成21年に「遠隔授業の現状と問題点を 把握し、今後の改善に役立てる」という目的の下、広島県立三次高等学校と日彰館高等学校の「保 育」に興味を持っている生徒を対象として行った。 講座名を「保育入門」とし、平成21年11月10日(火) ・17日(火)の2度にわたり、保育の歴史や 保育の考え方等を中心にパワーポイントを使い遠隔授業を行った。受講生数は次のとおりである。 2年生 3年生 計 広島県立三次高等学校 9名 4名 13名 日彰館高等学校 2名 3名 5名 遠隔授業は、情報機器の操作や映像や音声の配信等といった、授業を可能にする情報環境を整え、 双方向の授業にするためのさらなる工夫が課題ではあるが、複数の高校をつないで授業ができるとい う利点がある。遠隔授業は緒に就いたばかりではあるが、授業改善等につながることも期待されるの で、課題を踏まえつつ活用していくことが望まれる。 ― ― 108 Ⅷ 管理運営について 《Ⅷ 管理運営について》 1.法人組織の管理運営体制について (1)短期大学の運営に対する理事長のリーダーシップについて(理事長) 1)短期大学の運営 学園全体を管理運営するため、定期的に理事会・評議員会を開催しており、学園の管理運営方 針の下に短期大学を運営することができる体制とするため、大学・短期大学の学長、事務局の事 務局長を理事・評議員としている。 また、理事会・評議員会のほか、教育連絡会議、事務連絡会議、局長会議を開催し、短期大学 の運営に適切な指示を出している。 教育連絡会議は、理事長、学園の設置する幼稚園から大学までの学長・校長・園長、大学・短 期大学事務局長、法人本部の本部長・副本部長・秘書室長の経営幹部を構成員とし、各校園の運 営に関する必要事項を連絡協議する会議であり、毎月開催している。この会議では、短期大学を 含めた各学校の教育研究活動の現状を把握すると共に、教育研究活動ついて意思統一を図ってい る。 事務連絡会議は、理事長、大学・短期大学の事務局長・事務局次長、法人本部の本部長・副本 部長・施設部長(大学・短期大学施設部長兼務) ・秘書室長・理事長補佐(施設担当) 、中学・高 等学校事務長を構成員とし、事務局の必要事項を連絡協議するための会議であり、毎月開催して いる。この会議では、短期大学を含めた各学校の事務の現状を把握すると共に、学園全体の管理 運営方針に基づく事務処理の意志統一を図っている。 局長会議は、理事長、大学・短期大学の事務局長、法人本部の本部長・秘書室長を構成員と し、毎週開催している。この会議では、大学・短期大学事務局の事務処理と法人本部事務局の事 務処理に支障が出ないよう、必要事項の連絡調整を行っている。 これらの会議を通じて理事長は、必要に応じて大学・短期大学の学長・事務局長・事務局次 長、施設部長等から状況の報告を受け、その時々の状況に応じた的確な指示を出し、短期大学の 運営に強いリーダーシップを発揮している。 2)短期大学の重要事項の決定 短期大学に関わる重要事項の決定については、短期大学の全学運営協議会、教授会等の会議で 十分な審議を行い決定しており、さらに、法人としての意思決定が必要な事項については、短期 大学の意思決定の後、法人の理事会・評議員会に諮り承認を得ている。 前述のとおり、大学・短期大学の学長、大学・短期大学の事務局長が法人の理事であり、短期 大学の重要事項の決定は、理事長の指示する学園全体の管理運営方針の下に、短期大学に関わる 重要事項が決定されている。また、短期大学の重要事項の決定に至る過程には、前述の各種会議 を通じて必要な指示を出しており、理事長の意志が反映されている。 ― ― 109 (2)過去3ヶ年の理事会の開催状況、理事会についての寄付行為上の規定 1)過去3ヶ年の理事会の開催状況(平成19年度~21年度) 年 月 日 19 5 25 19 9 19 主な議案 出席者数 定数 平成18年度事業報告、決算案並びに監査報告について 平成18年度事業報告並びに決算について 平成19年度第一次補正予算について 「退職金支給規程」の一部改訂について 土地の買収及び売却について 大学・短大の授業料等諸納付金の改定について 名誉教授の選任について 9 9 25 安田女子大学学則の一部改正について 安田女子短期大学学則の一部改正について 所定年齢を超える特別任用職員の再雇用について 所定年齢を超える特別専任教員の再雇用について 9 9 10 24 大学文学部人間科学科の廃止について 寄附行為の変更について 平成19年度第二次補正予算について 理事の選任について 9 (1) 9 20 2 28 理事長の選任について 理事会に付議する役職の任用について 9 9 20 3 24 平成19年度第三次補正予算について 平成20年度事業計画及び予算について 評議員の選任について 理事の選任について 顧問の選任について 理事会に付議する役職の任用について 安田女子大学の収容定員変更について 安田女子大学大学院学則の一部改正について 安田女子大学学則の一部改正について 安田女子短期大学学則の一部改正について 8 9 ほか1件 ほか3件 20 5 23 平成19年度事業報告、決算案並びに監査報告について 平成19年度事業報告並びに決算について 平成20年度第一次補正予算について 理事の選任について 大学の授業料等諸納付金の改定について 名誉教授の選任について 9 9 20 7 25 学校管理運営規程の一部改正について 理事会に付議する役職任用規程の一部改正について 評議員の改選について 9 9 9 9 8 (1) 9 9 9 20 10 10 土地の購入について 平成20年度第二次補正予算について 21 3 19 第2号基本金の組入れ計画の変更について 平成20年度第三次補正予算について 平成21年度事業計画及び予算について 教育振興資金の募集継続について 理事会に付議する役職の任用について 常務理事の選任について 評議員の選任について 大学院、大学、短大の授業料等諸納付金の改定について 安田女子大学大学院学則の一部改正について 安田女子大学学則の一部改正について 安田女子短期大学学則の一部改正について 21 5 25 平成20年度事業報告、決算案並びに監査報告について 平成20年度事業報告並びに決算について 平成21年度第一次補正予算について 名誉教授の選任について ― ― 110 ほか1件 ほか4件 年 月 日 主な議案 出席者数 定数 21 11 4 理事の選任について 9 9 21 12 2 平成21年度第二次補正予算について 学長の選任について 理事会に付議する役職任用規程の改訂について 退職金支給規程の改訂について 9 (2) 9 22 2 12 国有地の入札について 土地及び建物の取得について 理事会に付議する役職の任用について 理事の選任について 所定年齢を超える特別任用職員の再雇用について 所定年齢を超える特別専任教員の再雇用について 監事監査規程の制定について 9 9 22 3 19 平成21年度第三次補正予算について 平成22年度事業計画及び予算について 第2号基本金の組入額振替について 土地及び建物の購入並びに土地の売却について 理事の選任について 評議員の選任について 安田女子大学文学部書道学科の設置について 安田女子大学の収容定員の変更について 安田女子大学大学院学則の一部改正について 安田女子大学学則の一部改正について 安田女子短期大学学則の一部改正について 学校管理運営規程の一部改正について 理事会業務委任規程の一部改正について 特別任用職員就業規程の一部改正について 9 9 ほか8件 (注)出席者数( )は委任状による出席者数で内数。 2)理事会についての寄附行為上の規定 理事会を組織する理事の定数は9人である。理事は理事会で選任されるが、選任条項は次のと おりである。 ①学園の創立者、創立功労者または創立意思の継承者のうちから選任 1人 ②学園の学長および校長、園長のうちから選任 2人 ③評議員のうちから選任 3人 ④学識経験者のうちから選任 3人 現在、理事は常勤6人、非常勤3人で構成されている。 理事長は、学園創立者または創立意思の継承者のうちから理事会において選任し、理事会の議 長をつとめることになっている。 理事会は、5月(前年度決算) 、10月、3月(次年度)に定期開催しており、寄附行為の定め や規定により必要が生じたときは、随時、開催している。 なお、開催された理事会には、監事が同席し、議案内容、審議状況等を聴取している。 (3)常任理事会、幹部会等の設置 特になし。 (4)監事の業務についての寄附行為上の規定、平成21年度の業務執行状況 1)監事の業務についての寄附行為上の規定 現在、監事は3名、うち1名は常勤監事である。 (寄附行為定めでは2名または3名) ― ― 111 寄附行為の定める監事の業務は次のとおりである。 ① 法人の業務を監査すること。 ② 法人の財産の状況を監査すること。 ③ 毎会計年度、理事会、評議員会に監査報告書を提出すること。 ④ ①、 ②につき不正または違反のあるときは、文部科学大臣、または理事会、評議員会に報告 すること。 ⑤ ④につき報告の必要あるとき、理事長に評議員会の招集を請求すること。 ⑥ 理事会に意見を述べること。 2)監事の業務執行状況(平成21年度) 財産状況の監査については、主に決算書類、財産目録により実施した。運用資産の実査や主要 な項目、特に平成21年度の施設設備の整備状況、資金の運用方針、運用状況等については説明、 意見を聴取した。公認会計士には監査状況について意見を聴取した。 法人の業務監査については、開催された理事会には必ず出席し、議案の内容、審議状況等を聴 取した。 監査の結果、法人業務の執行および財産の状況については適正であり、不正はなかった。 また、平成20年度に設置された監査室より、当該年度の活動内容について意見聴取を行った。 (5)平成21年度の評議員会の開催状況、評議員会についての寄附行為上の規定 1)評議員会の開催状況(平成21年度) 年 月 日 21 5 25 21 12 2 22 3 19 出席者数 定数 平成20年度事業報告、決算並びに監査報告について 平成21年度第一次補正予算について 主 な 議 案 25 (1) 25 平成21年度第二次補正予算について 24 (5) 24 22 (1) 23 平成21年度第三次補正予算について 平成22年度事業計画及び予算について 土地及び建物の購入並びに土地の売却について 監事の選任について 安田女子大学文学部書道学科の設置について 不動産の処分の措置について ほか1件 (注)出席者数( )は委任状による出席者数で内数。 2)評議員会についての寄附行為上の規定 評議員会を組織する評議員の定数は25名であり、議長は理事長がつとめる。評議員は理事会で 選任されるが、選任条項は次のとおりである。 ①法人の職員のうちから選任 12名 ②法人の設置する学校の卒業生で年令25才以上の者のうちから選任 6名 ③学識経験者のうちから選任 7名 評議員会は、理事長からの諮問事項につき意見を述べ、また、評議員の解任については議決す る。 評議員会は、5月(前年度決算) 、10月、3月(次年度予算)に定期開催しており、寄附行為 の定めや規定により必要が生じたときは、随時、開催している。 なお、開催された評議員会には、監事が同席し、議案内容、審議状況等を聴取している。 ― ― 112 (6)法人の管理運営について今後改善や変更を考えている事項 今後改善や変更を考えている事項は次のとおりである。 1)法人の設置する各校園の連携強化(幼稚園から大学院までの綜合学園ブランドの構築。教育研 究活動の連係。幼稚園と小学校の連携、中高一貫教育、高校から大学短大への進学の連携等) 2)法人の統治、法令の順守の強化(ガバナンス、コンプライアンスのための法規、制度の充実 等) 3)監査室による監査の拡充(クラブ会計、保護者会会計、同窓会会計等からの監査依頼への対 応) 4)施設部の体制強化(法人全体の購買体制の強化。法人全体の施設設備の維持管理体制の 強化。) 5)情報公開の充実(各校園のホームページの内容充実、財務情報の更なる公開、大学等の教育研 究活動の情報公開) 2.教授会等の運営体制について (1)教授会等における学長の関与とリーダーシップについて(学長) 教授会は学長がこれを招集、開催し、教授会審議事項と定められたものについて審議、決定してい る。教授会審議事項以外についての意思決定は、短期大学と大学が合同で組織する「全学運営協議 会」で行っている。短期大学と大学は別組織ではあるが、本学においてはできる限り一体化して運営 しており、学長も短期大学長と大学長を兼ねている。また、短期大学と大学は教育理念を共有してお り、各学科の教育目標・目的についても共通理解ができているので、短期大学各科の自由な教育・研 究が阻害されることはない。 教員の教育活動は、本学の教育方針に沿って、各科の教育目的と達成目標を達成するために、カリ キュラム、シラバス、授業方法、内容、成果等について各科長と連絡を密にして、個別具体的に支持 を与えている。研究活動の保証、推進については十分な支援を行っていると考える。これまでにも再 三、述べたように教育に軸足を置く本学であるが、その教育の基盤である研究についても研修日(時 間)の保証、適正な研究費の配分等心がけている。今後も、本短期大学各科の自主的な教育 ・ 研究活 動を尊重し、それによっていっそう優れた教育的成果を挙げていきたいと考えている。 教育 ・ 研究上の事項については、原則として以下の手順で行われる。すなわち、各科長の判断で当 該委員会へ問題が提起されると、委員会はこれについて検討し、結論を学長に報告する。学長はこれ を総務会に示して意見を聴取した後、学長としての判断を下し、全学運営協議会に報告して了承を求 める。重要な事案については教授会にはかり、十分な議論を経た後、決定される。その際、学長は短 期大学の目的と目標に基づき、諸事情を総合的に考慮、検討して案を提示する。こうすることで、教 育 ・ 研究の全体の状況を視野にいれつつ個別の問題への対応が可能になり、学長のリーダーシップも 十分に発揮できる仕組みになっている。 (2)教授会についての学則上の規定、平成21年度の開催状況 1)教授会についての学則上の規定 本学では、大学、短期大学を含めた全学的な事項に関して審議する全学教授会と短期大学にお ける事項に関して審議する短期大学教授会がある。そのほかに、全学の学則、諸規程、教育、研 究、大学運営等に関する事項については、全学運営協議会を置き、そこで審議している。 全学教授会は学則の第16条、短期大学教授会は同第16条の2(添付資料参照)に教授会に関す ― ― 113 る規程として、構成員、審議事項について記載している。 2)全学教授会開催状況および主な議案(平成21年度) 全学教授会開催状況(平成21年度) 年 月 日 21 4 2 21 4 9 21 4 21 21 主な議題 出席者数 定数 報告事項のみ 138 143 報告事項のみ 138 143 16 短期大学名誉教授称号授与について 137 143 5 21 単位互換履修生の受け入れについて 133 143 5 28 報告事項のみ 132 143 21 7 2 報告事項のみ 137 143 21 7 16 報告事項のみ 130 143 21 9 16 新型インフルエンザに係る受験機会の確保措置試験実施 方法について 133 145 21 10 1 報告事項のみ 136 145 21 10 22 報告事項のみ 131 145 21 11 5 報告事項のみ 134 145 21 11 12 報告事項のみ 138 145 21 11 20 報告事項のみ 127 145 21 12 3 報告事項のみ 133 145 21 12 10 報告事項のみ 138 145 22 1 7 報告事項のみ 140 145 22 2 10 報告事項のみ 132 145 22 2 25 報告事項のみ 129 144 22 3 11 報告事項のみ 133 144 22 3 19 報告事項のみ 134 144 出席者数 定数 短期大学教授会開催状況(平成21年度) 年 月 日 主な議題 21 4 2 学生の退学について 22 22 21 4 9 2010年度入学者選抜方法について 20 22 21 5 21 新入生の既修得単位認定について 22 22 21 5 28 2010年度安田女子高等学校用入学者選抜について 21 22 21 7 2 平成22年度教育課程表について 22 22 21 7 16 学生の除籍について 19 22 21 9 16 学生の休学について 21 22 21 10 22 2010年度アドミッションズ・オフィス入学試験合格者判 定について 20 22 21 11 12 2010年度指定校制推薦入学試験合格者判定について 2010年度公募校制推薦入学試験(専願)合格者判定につ いて 2010年度社会人特別選抜入学試験合格者判定について 20 22 21 11 20 2010年度公募校制推薦入学試験(併願)合格者判定につ いて 20 22 ― ― 114 年 月 日 主な議題 出席者数 定数 22 2 10 2010年度一般入学試験(前期日程)合格者判定について 2010年度大学入試センター試験利用入試(前期日程)合 格者判定について 学生の復学について 学生の除籍について 20 22 22 2 25 2010年度一般入学試験(後期日程)合格者判定について 学生の除籍取消について 平成21年度卒業者判定について 20 22 22 3 11 2010年度大学入試センター試験利用(後期日程)合格者 判定について 学生の除籍取消について 平成21年度卒業者判定について 科目等履修生許可願いについて 学生の復学について 学生の退学について 20 22 (3)教育・研究上の各種の委員会等 本学では、教育・研究上の各種委員会を大学・短大の共通組織として、次のとおり設置している。 1)FD 委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学 FD 委員会規程第1条 学長補佐、各学部長、各学科長、共通教育部長、教務部長、入試広報部長、自己点検・評価委 員会委員長、事務局長等で組織する。 学部・学科等の理念・目標および教育内容・方法等についての組織的研究・研修を行い、教育 内容・方法等の改善を図る。 (開催回数:1回) 2)教務委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学教務委員会規程第1条 委員は、各学科・専攻から1名、大学院から若干名、教務部長等で組織する。 教務に関する事項について審議する。 (開催回数:5回) 3)共通教育部運営会議 根拠規程:安田女子大学全学共通教育に関する規程 委員は、各学科から1名、教養科目担当者から2名、基礎科目の各領域担当者から1名、共通 教育部長等で組織する。 共通教育の企画・立案および実施について審議する。 (開催回数:2回) 4)教職課程委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学教職課程委員会規程第1条 委員は、関係学科から2名または3名、教務部長、学長が必要と認めた者若干名で組織する。 教職課程に関する事項について審議する。 (開催回数:1回) 5)学生委員会 ― ― 115 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学学生委員会規程第1条 委員は、各学科から1名、学長が必要と認めた者若干名、学生部長等で組織する。 学生生活に関する事項について審議する。 (開催回数:7回) 6)就職指導委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学就職指導委員会規程第1条 委員は、各学科から2名、学長が必要と認めた者若干名、キャリアセンター長等で組織する。 学生の就職に関する事項について審議する。 (開催回数:3回) 7)自己点検・評価委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学自己点検・評価委員会規程第1条 委員は、各学科から1名、学長が必要と認めた者若干名等で組織する。 各学部・学科等の教育理念、目標達成のため、全学的または各学部・学科の現状を把握し、教 育活動、研究活動の質的向上を図り、併せて今後の課題について教職員の自主的改善を支援す る。 (開催回数:3回) 8)情報教育委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学情報教育委員会規程第1条 委員は、各学科から1名、情報系授業科目担当者、学長が必要と認めた者等で組織する。 情報教育の推進を図るため、情報教育の企画・調整、情報教育ネットワークの運用管理等に関 する事項について審議およびその処理に当たる。 (開催回数:8回) 9)国際交流委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学国際交流委員会規程第1条 委員は、各学科から1名、学長が必要と認めた者若干名で組織する。 国際交流に関する事項について審議する。 (開催回数:1回) 10)図書館運営委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学図書館運営委員会規程第1条 委員は、各学科から1名、学長が必要と認めた者若干名、図書館長等で組織する。 図書館業務に関する事項について審議する。 (開催回数:2回) 11)人権教育委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学人権教育委員会規程第1条 委員は、各学科から1名、教務部長、入試広報部長、学生部長、キャリアセンター長、学長が 必要と認めた者等で組織する。 人権教育に関する事項について審議する。 (開催回数:1回) ― ― 116 12)美術品展示委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学美術品展示委員会規程第1条 委員は、美術系授業科目担当者若干名、学長が必要と認めた者等で組織する。 学内での美術品の購入、展示等に関する事項について審議する。 (開催回数:1回) 13)紀要編集委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学紀要編集委員会規程第1条 委員は、各学科から1名、学長が必要と認めた者若干名で組織する。 大学・短大の紀要の編集および発行の業務を行う。 (開催回数:1回) 14)入学者選抜委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学入学者選抜委員会規程第1条 委員は、学長、学長補佐、学部長、入試広報部長、事務局長等で組織する。 入学者選抜の基本方針、実施大綱等について審議し、入学者選抜を適切・公正かつ円滑に行 う。 (開催回数:8回) 15)まほろば教養ゼミ運営委員会 根拠規程:なし 委員は、各学科から1名等で組織する。 特別科目「まほろば教養ゼミ」の運営事項について審議する。 (開催回数:4回) 16)教育総合研究所運営委員会 根拠規程:安田女子大学教育総合研究所規程第8条 委員は、研究所長、研究部門主任、学長が適当と認めた者若干名で組織する。 研究所の運営に関する重要事項について審議する。 (開催回数:1回) 17)言語文化研究所運営委員会 根拠規程:安田女子大学言語文化研究所規程第8条 委員は、研究所長、研究部門主任、学長が適当と認めた者若干名で組織する。 研究所の運営に関する重要事項を審議する。 (開催回数:なし) 18)心理教育相談室運営委員会 根拠規程:安田女子大学心理教育相談室要項第7条 委員は、室長、相談員、教育学専攻長、事務局長で組織する。 相談室の運営に関する重要事項を審議する。 (開催回数:なし) 19)教育職員免許状更新講習運営委員会 根拠規程:なし ― ― 117 委員は、各学科から1~3名、学長が必要と認めた者若干名、教務部長等で組織する。 教育職員免許状更新講習の開催、運営内容に関する重要事項を審議する。 (開催回数:3回) 20)広報委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学広報委員会規程 委員は、各学科から1名、学長が必要と認めた者若干名等で組織する。 本学の広報の基本方針等について審議する。 (開催回数:6回) 21)天文台運営委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学天文台の運営に関する内規 委員は、各学科から1名、学長が必要と認めた者若干名等で組織する。 天文台の管理・運営に関する事項を審議する。 (開催回数:なし) 22)研究費管理委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学における研究費に係る運営・管理等に関する規程 委員は、学長、学部長、学長が必要と認めた者等で組織する。 研究費の取扱い・管理等の徹底に関わる重要事項を審議する。 (開催回数:4回) 23)大学個人情報保護委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学個人情報の保護に関する細則 委員は、個人情報総括管理責任者(学長補佐) 、個人情報保護管理責任者(学科長、事務局 長)、学長が必要と認めた者等で組織する。 個人情報の保護に関する重要な事項を審議する。 (開催回数:1回) 24)危機管理委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学危機管理規程 委員は、学長、学長補佐、学部長、学科長、保健センター長、学長が必要と認めた者等で組織 する。 危機管理に関し必要とする事項を審議する。 (開催回数:4回) 25)ハラスメント防止等委員会 根拠規程:安田女子大学・安田女子短期大学ハラスメントの防止等に関する規程 委員は、学長補佐から1名、職員から1名、学生部長、事務局次長または事務部長で組織す る。 ハラスメントの防止等に関する重要事項について審議すると共に、ハラスメントが発生した場 合に学長、関係学部長等に対して必要な情報を提供し、必要に応じて助言または勧告等を行う。 (開催回数:1回) 26)薬用植物園運営委員会 ― ― 118 根拠規程:安田女子大学薬用植物園規程 委員は、薬草園長、薬学部の教員から若干名、学長が必要と認めた者で組織する。 薬草園の運営に関する必要事項を審議する。 (開催回数:なし) 3.事務組織について (1)事務組織について 事務組織は法人本部と設置するそれぞれの学校事務に分かれて運営されている。 大学と短期大学は共通の事務組織となっている。学生確保・入試広報に力を入れるため、平成 16年度より入試広報課を教務部から分離し、部に昇格させ独立組織とした。また、企業等の学生に対 する要求の多様化・高度化に対応するため、従来の就職部をキャリアセンターと名称変更し、入学か ら卒業まで就職への動機付けを含めて学生の就職指導体制を強化することとした。 さらに事務の一貫性、合理性を高め、職員の労務管理を充実させるため、学部学科に所属し、その 事務や実習、実験室等の管理を担当する職員を教務課所属とした。 大学・短期大学の学科にはそれぞれ事務室を設け、学科運営の補助、教材作成等に当たっている。 安田学園の平成21年度の事務組織は次のとおりである。 ― ― 119 監査室 秘書室 法人本部 理事会 総務部 総務課 経理課 施設部 管財課 情報システム課 事務部 部長 大学・短大 事務局 局長 局次長 理事長 施設部 部長 1. 文章の収受発送 庶務課 課長 (5 人) 管財課 課長 (6 人) 3. 式典・諸規定の制定改廃 1. 施設・設備の整備・管理 事務システム 1. 教育課程・時間割 評議員会 教務部 部長(兼) 副部長(兼) 次長(兼) 教務課 課長 入試広報部 部長(兼) 次長(兼) 次席 入試広報課 課長 (6 人) 学生部 部長(兼) 次長(兼) 学生課 課長 (3 人) キャリアセンター センター長(兼) センター次長(兼) 課長 (4 人) 図書館 館長(兼) 図書課 課長 (2 人) (13 人) 2. 国際交流・放送大学 3. 入退学・資格認定 1. 学生募集・入学者選抜 2. 公開講座・広報 1. 生活指導・保険福利厚生 2. 奨学金 就職指導・あっせん・求人開拓 1. 図書購入・貸出 2. 閲覧・保管管理 1. 医務 2. カウンセリング 心理教育相談室 室長(兼) 中学校 2. 環境設備・警備 3. 機器備品・物品調達・管理 情報システム課 (4 人) 課長(兼) 保健センター センター長(兼) 高等学校 2. 出納管理・予算決算 (1 人) 心理教育相談 (教務課) 大学院文学研究科 事務室 (1 人) 資料整理・教材作成 (教務課) 大学文学部 事務室 (6 人) 資料整理・教材作成 (教務課) 大学現代ビジネス学部 事務室 (1 人) 資料整理・教材作成 (教務課) 大学薬学部 事務室 (1 人) 資料整理・教材作成 (教務課) 大学家政学部 事務室 (3 人) 資料整理・教材作成 (教務課) 短期大学保育科 事務室 (1 人) 資料整理・教材作成 (教務課) 短期大学秘書科 事務室 (1 人) 資料整理・教材作成 事務室 小学校 事務室 大学付属幼稚園 事務室 短大付属幼稚園 事務室 ― ― 120 (2)事務職員の任用に関する現状 事務職員の採用、配置転換・職務変更または昇格については、 「職員就業規程」または「給与規 程」に則って起案され、理事長の決裁により決定する仕組みとなっている。なお本部長・副本部長・ 事務局長・事務局次長および部室長の任用については、 「理事会に付議する役職任用規程」に基づ き、理事長が理事会にはかりこれを行う。 (3)事務組織に関する諸規程一覧表 1)組織規程 2)安田女子大学・安田女子短期大学事務分掌規程 (4)決裁処理等の概要と流れ、公印・重要書類の管理、防災の状況、情報システムの安 全対策等 1)決裁処理等 規定の定めに従って行われている。決裁の必要なものは、起案部署が定められた手続と様式に より起案し、関係部門の承認のあと決裁を受けている。 2)公印 公印取扱規程に基づき、管理する公印の種類、公印保管場所、管理責任者を定め管理してい る。また、公印の押印についても、必要な手続様式を定めている。 3)重要書類等 金庫室や防火キャビネット等に収納し、盗難や火災等の被害を受けないよう管理、保存してい る。 4)防災 担当部門による日常点検、専門業者による校地・校舎の定期点検や法に基づく消防設備の点検 等を実施することにより、常に問題点や危険箇所を把握し、必要な改修・対策に努めている。 5)情報システムの安全対策 新LANセンターの設置に伴い、重要なサーバーの設置場所へは身分証(磁気カード)を所持 する管理者のみの入室に限定する、監視カメラを設置する等、セキュリティの高い管理体制を整 えている。また、ネットワーク利用時の安全性を高めるため、全学的にウィルス対策ソフトを導 入する、用途上必要なパソコンには管理ソフト導入する、迷惑メール遮断システムを導入する 等、継続的なシステム対応を実施している。 (5)教員や学生からの支持・信頼 事務職員の採用に当たっては、十分時間をかけて面接し、大学職員としてふさわしく、かつ、十分 な資質を持った人物かどうかを見極めた上で選考している。従って本学の職員は真面目で優秀な者が 多く、業務遂行に当たって教員や学生から支持され信頼されている。 そのほか、新任職員研修や前記各種研修を行って、教員や学生からさらに信頼される職員となるこ とを目指している。 ― ― 121 過去3ヶ年間の新任者研修は次のとおりである。 1)新任者研修会 実施日 参加者 研修趣旨 新任者としての心得、就業規程と関連諸規程の説明をはじめ、学園の沿 革・現況、学園訓と創立者等、学園の職員として必要な知識取得を目的と する。 平成19年4月3日 9名 平成20年4月3日 7名 平成21年4月2日 12名 (6)事務組織のSD活動の現状、事務職員の各種研修等 業務の見直しや事務処理の改善等については日常の業務を遂行する中で行っており、本学における SD活動としては、事務職員の能力開発の必要性に鑑み、学外の研修会(大学職員セミナー、キャリ アアップセミナー等)への自主参加を促すとともに、その参加費、旅費等の助成(8割)を行ってい る。また、学内における研修として、平成21年度から若手職員(3年以内に採用)および中堅職員 (採用後4年以上)を対象とした階層別研修会を実施している。 過去3ヶ年間の事務職員の教育・研修は次のとおりである。 1)階層別研修会 実施年度 対象者 参加者 研修趣旨 平成21年度 若手職員 12名 3年以内に採用された職員を対象とし、必要な基礎知識、技能の養成を目的と した15回の講義と2日間の合宿研修を行う。 平成21年度 中堅職員 17名 採用後4年以上経過した中堅の職員を対象とし、広い視野を持ち、学びを深め 今後の業務に活かすを目的とした4回の講義と2日間の合宿研修を行う。 2)夏季集合研修会 実施日 研修名 会場 対象者 参加者 研修趣旨 ライフプラ ン設計セミ ナー 学内 50歳以上 希望者 15名 定年後の人生設計に必要な情報を提供し、将 来の見通しを立てることを目的とする。 研修名 会場 対象者 参加者 研修趣旨 平成19年9月8、 9日 研究集会 福岡大学 学会員 9名 平成20年9月6、 7日 研究集会 日本大学 学会員 7名 平成21年9月5、 6日 研究集会 立命館大 学 学会員 8名 平成19年8月17日 3)大学行政管理学会の研究集会 実施日 大学の行政管理を預かる事務職員が その本 旨を研究し、それを具体化することができる よう切磋するため。 4)パソコン自主研修 実施年度 対象者 参加者 平成19年度 希望者 7名 平成20年度 希望者 15名 平成21年度 希望者 10名 研修趣旨 自己研鑽でパソコン教室のコースを修了した場合、その講習料の8割を 補助し、パソコン技術の向上を奨励する。 ― ― 122 5)SD研修補助 実施年度 対象者 参加者 平成19年度 希望者(8件) 10名 平成20年度 希望者(4件) 5名 平成21年度 希望者(5件) 8名 研修趣旨 学校管理・運営をテーマとした学会やセミナーに自主的に参加する 職員を対象として、旅費や参加費の8割を補助する。 6)その他研修<業務上の必要による指名参加> 対象者 参加者 平成19年度 実施年度 指名(25件) 26名 平成20年度 指名(14件) 15名 平成21年度 指名(11件) 12名 研修趣旨 学校運営に必要なセミナーに業務命令で参加させる。 (7)事務組織が抱える問題・課題 1)短大の予算管理と執行は、庶務課が所掌し法人本部の経理課が統括している。経理業務につい ては不正防止の観点から、複数の課で担当しており、予算データの利用やペーパーレス化等が 今後の検討課題である。 2)大学・短期大学関係の事務は、年々新たに必要となった業務が加わっている。業務の効率化が 必要であるが、業務担当者だけの努力では実現できることに限りがあるので、組織全体で機能 性、効率性を求めていく必要がある。 4.人事管理について (1)教職員の就業に関する問題・課題 本学では教育活動の質の向上のためにも教員の研究時間を保証したいと考え、 「研修日(時間)」を 設けている。だがその一方で、これが授業時間割の編成等に影響を与えていることも否定できず、教 育活動と研究活動を両立させる方策を引き続き検討しているところである。 (2)法人と短期大学教職員の関係 理事長 法律上は短期大学と個々の教職員が雇用契約を締結するわけではなく、法人と教職員が雇用契約を 締結するわけであるから、教職員は法人(理事長および理事会)の指揮監督下にあると言える。しか し、実態としては、管理運営の項でも述べたように、法人(理事長および理事会)は各学校の学長・ 校園長を通じて教職員各々と繋がっている。従って、法人と短期大学教職員との間に、日々具体的な 接点があるわけではないが、全体として良好な関係にある。本学に教職員組合はない。 学 長 法人と本学短期大学教員が直接に接触する機会は通常、きわめて少ない。代わって、当然のことで はあるが、教育と研究を職務とする教員に対しては、教学の責任者である学長が常時、直接に対応す ることになる。法人関係者と学長の間には節度が保たれ、信頼関係が築かれている。法人は本短期大 学が建学の精神と短期大学の目的に向かって努力していること理解している。学長は法人の意を汲み ながらも、独自の判断により教職員との意思疎通を図って、きわめて良好な関係を維持している。 ― ― 123 (3)教員と事務職員の関係 事務局長 良好な関係にある。特に学生関係部署である学生部、教務部、入試広報部およびキャリアセンター の部長は教員が兼務し、課長は専任の事務職員が充てられていることから、教員と事務職員が協力し て業務に当たる体制になっている。各科においても、教務職員は教員とよく協力して、科の運営を円 滑にしている。 保育科 良好な関係にある。特に学生関係部署である学生部、教務部、入試広報部およびキャリアセンター の部長は教員が兼務し、課長は専任の事務職員が充てられていることから、教員と事務職員が協力し て業務に当たる体制になっている。 秘書科 秘書科の教員と事務職員との関係は良好な関係にあるといえよう。授業ばかりでなく教育課程外の イベント等においても両者が協力的に取り組み機能している。 (4)教職員の健康管理、就業環境の改善、就業時間の順守等 本学は自然に囲まれた空気の良い場所にある。教室棟も事務棟も比較的新しい建物が多く、設備も 整っており、就業環境は良好である。 健康管理については産業医並びに医師である保健センター長が、健康診断の結果に注意を払って問 題のある者は個人指導により管理している。傷病者が発生した場合は、保健センターにおいて応急処 置を受けられるよう整備されている。また、心配停止に備えて校内3ヶ所にAED(自動体外式除細 動器)を設定し、講習会も行っている。メンタルヘルスに関しては、啓蒙文書を教授会において配付 する等、組織としての取り組みを行っている。 事務職員は就業時間を順守しているが、業務量の増加により、超過勤務が増えていることが多少気 がかりである。業務の効率化、合理化等で改善していきたい。 教員の就業時間については教員の自主管理に任せている。最大の教育効果を挙げるためには、この 方法が一番良いと考えている。 5.特記事項について (1)管理運営について努力していること 全学運営協議会での協議事項、決定事項は、翌週の課長会議に報告し、全学の意思統一を図ってい る。課長会議での検討事項、決定事項、資料(全学運営協議会の議事を含む。 )は、グループウェア を通じて事務職員全員に開示、徹底し、情報の共有化を図っている。このような仕組みを通じて、全 学の意思統一や情報の共有が迅速に行われている。 ― ― 124 Ⅸ 財務について 《Ⅸ 財務について》 1.財務運営について (1)中・長期の財務計画 学園の財務は、平成15年度現代ビジネス学部、平成16年度家政学部、平成19年度薬学部の開設によ り、収支状況、施設整備ともに着実に充実し拡大してきた。私立の大学短大が、高等教育機関として の機能と質の保証を永続的に確保するには、持続的かつ安定した財政基盤の確立が最大の課題であ り、今後の発展のためにも中・長期財務計画に基づく予算編成により継続的な収支の均衡を図ること が重要であると考えている。 1)中・長期財務計画 ①長期消費収支計画 教育研究活動の水準を維持しこれを永続的に行っていくためには、安定した財政基盤の確立 が不可欠であり、本学では、向こう10年間の中・長期財務計画にもとづいた予算編成を行って いる。ここ数年は、少子化に伴う18才人口の減少や短期大学の四大化の流れが加速し、施設・ 情報化設備等の整備、教育研究内容の充実と継続的整備の財源確保に努めている。 このような状況変化を踏まえ、学生数、納付金、教職員数、人件費、教育研究経費等を予 測・検討し、長期消費収支計画において、諸財務比率目標到達、収支の安定、必要な施設設備 計画立案に努めてきた。 ②長期資金計画 長期消費収支計画に基づき、長期の資金計画を作成している。施設設備整備拡充のための特 定資産積立金および新校舎建設等の資産取得のための第2号基本金の組入れを計画的に行って いる。さらに、教育研究活動を積極的に展開していくためには、財源の見直しをふまえながら 長期の資金計画見通しが必要であり、収支構造の要である学生生徒等納付金収入や補助金収入 の安定的確保とこれ以外の収入財源の多様化を図りつつ、他方で、人件費は、各学部・学科毎 の設定基準をふまえた教員数の設定を行い、職員数については、有期雇用契約者や派遣社員の 活用により、人件費の効果的な執行と安定化を図っている。さらに、教育研究経費や管理経費 はシーリングによる経費の効率的かつ抑制的な支出に努め収支の均衡を図っている。 (2)学校法人および短期大学の毎年度の事業計画と予算 1)予算編成 学園は、教育研究条件の質的向上並びに業務の効率化を図り、経営の健全性を高め、より一層 の発展を図るため、当年度消費収支の均衡を保つことを目的とし予算編成に取り組んでいる。学 校法人および短期大学の予算編成資料の作成に当り、事務局長から例年11月を目途に各学科長 (事務局各部課長を含む)に対して、教育研究経費および管理経費並びに設備(図書、機器備品 等)関係予算の事業計画と所要経費の見積りを含む予算要求書の提出を求めている。予算要求書 の査定は、次年度予算編成の根幹を形成する事業計画となるものであることから、事務局長は、 提出された予算要求書についてヒアリングを実施、査定後学長の審査、決裁を経て予算編成資料 を法人本部に提出する。 2)短期大学における予算編成資料の作成 事務局長は、提出された予算要求書について、次の手続を経て概ね12月末までに予算編成資料 ― ― 125 を作成する。予算編成資料が作成されるまでの過程は次のとおりである。 ①庶務課において各科および事務局各課から提出された予算要求書の内容調査と計数整理を行 い、予算編成審査資料を作成(随時、各科等関係者から説明、意見聴取) ②予算編成審査資料に基づき事務部および管財課による審査意見作成 ③事務部および管財課から事務局長へ予算編成審査資料および審査意見の説明 ④事務局長の審査結果に基づき予算編成資料第1次原案の作成 ⑤学長に対し事務局長から予算編成資料第1次原案の説明 ⑥学長の審査結果をもとに予算編成資料第2次原案を作成し、学長決裁を経て予算編成資料を法 人本部に提出 予算審査の具体的な方法としては、まず、予算を臨時経費と経常経費に区分する。臨時経費は 政策的な目標に応じた要求が各部署から提出されるが、その重要性および優先性が検討され採択 が行われる。経常経費は各部署ごとに前年度予算額を基礎としたシーリングを設定して編成され る。シーリングは現状を考慮して法人本部長が設定する。これまでも予算編成においては、スク ラップアンドビルドの方針を明確にし、効果的な予算配分を目指し予算の管理統制機能を充実さ せるため業務目的別の予算編成を行っている。そのために、業務目的別側面から精査が可能なシ ンテムを導入し予算編成を行っている。 法人本部においては、この予算編成資料を審査のうえ、予算会議の審議を経て予算案を作成し 理事会および評議員会に図り審議、決定を経て予算編成が完結する。 (3)予算の伝達と管理、予算執行に係る経理・出納業務の流れ 1)予算の伝達と管理 理事会で決定された予算は、年度始めに教職員に向けて「予算の内示」と「予算執行について の留意点」の文書を配付することにより、予算の適正な執行に対する意識を高めるとともに、 物品購入においても、管財課の管理体制を強化し、より効率的な予算執行を目指している。 予算執行については、庶務課において、 「予算執行システム」を用いた管理を行っており、リ アルタイムで予算残高の確認を行っている。 2)予算の執行 予算の執行は、経理規程および予算統制要領の定めるところにより各部門の予算責任者におい て予算執行の業務を行う組織としている。予算の執行は、10万円以上の支出は発注協議書をもっ て法人の経理の統括たる法人本部本部長の決裁を得るほか、発注協議書の回付過程において関連 する部局の担当者、管理職を経由させることで、予算執行のプロセスの明確性、透明性、適切性 を検証し、内部統制をはかっている。予算執行における調達では、諸経費支出手続規程にもとづ き、事業規模(金額等)により入札による業者選定、あるいは複数業者からの見積書を徴して、 支出の適正化と経費の節減に努めている。 (4)公認会計士の監査 1)公認会計士の監査(平成19年度~21年度) 契約監査法人は西日本監査法人である。監査内容は、学校会計基準、各種通知・通達、経理規 程等を順守して適性に経理処理および調達、並びに経費処理がなされているかを監査している。 公認会計士の監査は、中間における監査が約8日、決算監査が4日、合計12日程度で、1日3~ 5人体制である。公認会計士から特に指摘を受けた事項はない。 ― ― 126 過去3ヶ年の公認会計士の監査状況は次のとおりである。 公認会計士による監査実施状況(平成19年度~21年度) 年 19年度 20年度 21年度 月 日 4 10 5 1 5 11 5 18 9 19 10 2 11 19 12 7 12 27 2 7 2 18 3 27 4 10 5 2 5 9 5 17 9 17 10 8 11 20 12 1 12 19 1 26 2 23 3 25 4 9 5 2 5 12 5 15 9 18 10 1 11 10 12 2 12 7 1 29 2 25 3 24 監査内容 備 考 平成18年度決算に係る監査 平成19年度中間監査 平成19年度決算に係る監査 平成20年度中間監査 平成20年度決算に係る監査 平成21年度中間監査 2)公認会計士と監事の連携 監事は公認会計士の監査については、経理課から監査の内容、結果の報告を受け、監査報告書 の閲覧を行っている。常勤の監事が、年に4回程度、公認会計士と懇談会を持ち法人の業務の履 行状況や財務状況の全般について意見聴取を行っている。 ― ― 127 (5)財務の公開 ホームページ上に財産目録、貸借対照表、収支計算書および監事による監査報告書の情報公開を行 ないさらに、短大のある安東キャンパスと高校・中学等の学校がある白島キャンパスに財務状況を掲 示している。また、本学の在学生・保護者・卒業生・教職員を対象に学園広報誌「安田学報」を発行 し財務三表を掲載し配付している。 私立学校法の定めに基づき、財産目録、貸借対照表、収支計算書、事業報告書および監事による監 査報告書を総務部に備え、利害関係者からの開示に対応できるようにしている。 さらに、ホームページで決算の概要を付した財務三表のほか監事報告書、財産目録および事業報告 書を掲載し、広く一般に公開している。 (6)資金等の保有と運用の基本方針 長年の財務努力により多額の資金を運用しているが、運用については資金運用規程に運用指針、運 用手続きを定め、資金の安全・適正かつ効率的な運用に資することを目的として行っている。学園の 資金運用の原則は安全を第一とし、かつ出来るだけ有利に運用し、長期に亘って資産形成を図ること としており、基本方針は、次のとおりである。 1)運用は安全を第一とし、かつ有利に運用することにより、経営上必要な収益および長期的な資 産形成をはかること。 2)運用は元本保証のある運用を基本とし、投機性のあるものは避けること。 3)運用の利回りについては、取引開始時点だけの利率に捉われることなく、将来の見通しについ ても十分留意すること。 4)運用あたっては、長期および短期の資金計画に基づき資金繰りに支障のないようにつとめるこ と。 5)運用に際しては、複数の金融機関等と取引を行い、常に安全性に配慮しながら有利な運用につ とめること。 (7)寄附金・学校債の募集 平成6年度から「教育振興資金」の名称で寄附金を募集している。教育研究内容の充実に資するこ とを目的とし、主に教育研究用施設設備の充実、奨学事業支援を行っている。募集対象は、主に同窓 会、在校生の保護者、教職員、一般の個人である。 また、この寄附金を募集するにあたり、税法の優遇措置を受けるための特定公益増進法人であるこ との証明書の交付を受けている。なお、学校債は発行していない。 2.財務体質の健全性と教育研究経費について (1)資金収支計算書・消費収支計算書の概要 添付資料のとおり。 (2)平成21年3月31日現在の貸借対照表概要 添付資料のとおり。 ― ― 128 (3)教育研究経費比率 学園の収支状況は、良好な状態で安定していると言える。短期大学の収支状況も同様である。平成 19年度~21年度の短期大学における教育研究経費比率(教育研究経費/帰属収入)は次のとおりであ る。 教育研究経費比率(平成19年度から21年度) 単位 : 千円 19年度 20年度 21年度 教育研究経費支出 (a) 区 分 199,952 231,393 204,901 帰属収入 (b) 750,916 757,814 660,800 26.6% 30.5% 31.0% 教育研究経費比率(a)/(b) 3.施設設備の管理について (1)施設設備等の管理に関する諸規程、財務諸規程 諸規程一覧表は次のとおりである。 1)施設設備等の管理に関する諸規程 5-1 固定資産及び物品管理規程 5-2 施設使用(管理)規程 5-3 施設貸与規程 5-8 安田女子大学・安田女子短期大学図書館利用規程 5-9 安田女子大学・安田女子短期大学図書館文献複写規程 5-11 安田女子大学・安田女子短期大学薬品類の保管・使用管理規程 5-12 安田女子大学・安田女子短期大学薬品類の廃棄物・排水処分管理規程 5-13 安田女子大学・安田女子短期大学付属図書館における図書館資料の不用決定及び廃 棄に関する処理要領 2)財務諸規程 4-1 経理規程 4-1-(1)予算統制要領 4-1-(2)諸経費支出手続規程 4-1-(3)調達業務手続要領 4-1-(9)資金運用規程 4-2-(1)安田女子短期大学授業料等諸納付金納入規程 4-5 安田女子大学・安田女子短期大学教員の研究費に関する内規 4-6 安田女子大学・安田女子短期大学学術研究助成規程 (2)危機管理対策 建物の高層化や学生に対する犯罪の増加、情報の漏洩等、様々な危険が存在するようになった現 在、学園での主な対策は次のとおりである。 1)火災等の災害対策 消防法に基づき防災計画を策定し、消防用設備の定期点検の実施や教職員による自衛消防隊の 組織整備を行っている。設備面では、常駐警備に加え機械警備方式による建屋内24時間の監視・ ― ― 129 通報体制をとっている。 また、校地は広域避難場所に指定されている。 2)防犯対策 警備員による365日24時間常駐警備体制をとっている。施設設備では、構内各所への防犯カメ ラシステムの導入のほか、車両ゲートシステムによる車両出入の監視を行っている。学生に対し ては、まほろば教養ゼミや構内掲示を行うと共に、携帯メールを利用した犯罪情報の伝達を行っ ている。 3)学生、教職員の避難訓練等の対策 各棟、各教室内には、避難経路図を掲示している。また、教職員を対象として防災管理意識を 向上させるため広島市による防災研修に参加している。 毎年9月に学生・教職員合同の防災訓練を実施している。 4)コンピュータのセキュリティ対策 学内ネットワークへの不正侵入検知・防御システムや建物単位でのウイルス拡散防止システム の導入、学内ネットワークに接続される全パソコンへのウイルス対策ソフトの導入や職員用パソ コンへの資産管理ソフト導入等のセキュリティ対策を行っている。また、情報管理に関する規程 類の整備や情報管理に関する職員へのセキュリティ研修等の実施も進めている。 5)省エネおよび地球環境保全対策 総電力抑制のためデマンド制御や照明、エアコンの時間設定による切断を採用している。ま た、ゴミの分別収集とともに資源回収ではでは、古紙をトイレットペーパーとして再利用してい る。この他、井水を一部建物のトイレ洗浄水や屋外の散水に利用する等し、省エネに努めてい る。 平成21年12月に「学校法人安田学園 環境宣言」を策定し、地球環境および地域環境の保全を 人類の重要な課題の一つと捉え、社会の責任ある一員として環境保全の必要性を認識し、建学の 精神に基づいた教育研究活動を通じ、環境保全を積極的に推進している。 6)その他 校地が丘陵地にあるため、周囲の斜面の点検を定期的に行い、保護工事を必要に応じて行って いる。 ― ― 130 Ⅹ 改革・改善について 《Ⅹ 改革・改善について》 1.自己点検・評価について (1)自己点検・評価について 18歳人口の減少、短期大学の4年制大学への改組転換等短期大学を取り巻く環境が年々厳しさを増 す中で、本学では平成11年度より従前の「将来計画委員会」が改組され、新たに現在の「自己点検・ 評価委員会」が設置された。委員会は委員長と各学科から選出された委員並びに事務系委員で構成さ れており、組織的には全学組織の中で、各種委員会のひとつとして設置されている。各科委員は、委 員会と各科のパイプ役として短期大学の自己点検・評価・改善という一連の作業に取り組んでいる。 自己点検・評価委員会の現在の活動は、主として「学生による授業アンケート」 、「教員間による授 業公開」 等の具体的実施方法ならびにその結果活用について FD 委員会他関係委員会、事務局等と 連携をとりつつ種々検討し改善を実施することであり、今後もその方向で活動をすすめたいと考えて いる。 (2)自己点検・評価報告書の発行状況、配付先の概要 前回平成16年度から18年度の3年分については、平成18年度版の「安田女子短期大学の現状と課 題」として、平成20年3月に発行した。 配付先は本学の短期大学・大学全教員(兼任教員を含む) 、関係事務局のほか、西日本を中心とし た短期大学約100校である。 2.自己点検・評価の教職員の関与と活用について (1)自己点検・評価に関わった教職員の範囲 短大の自己点検・評価報告書としては、ほぼ3年毎に発行されている 「安田女子短期大学の現状と 課題」があり、これまで平成5年度版、平成8年度版、平成12年度版、平成15年度版、平成18年度版 がそれぞれ作成、発行されている。そのつど短大の自己点検・評価にはほとんどすべての教職員が関 わっているが、今回の平成21年度版の作成にも、短大自己点検・評価委員会に所属する各学科の自己 点検・評価委員を中心として各学科所属教員並びに教務部他関係事務局職員が関与し、執筆を分担し ている。なお、平成15年度版よりその内容は、短期大学基準協会による「自己点検・評価報告書作成 マニュアル」に記載してある評価項目に準じて作成されている。 (2)自己点検・評価結果の活用実績、今後の活用 学生による授業アンケートは、自己点検・評価委員会で教員ならびに学生からの意見を聴取しつ つ、その項目、実施方法について適宜改善の方向で議論されている。授業公開も他の学科教員からの 積極的参加を呼びかける等その方法・結果についてもさらなる検討を続けたい。 3.相互評価や外部評価について (1)相互評価および外部評価の概要 ― ― 131 両学科とも現状では組織的に実施されておらず、今後の課題である。 (2)相互評価や外部評価の実施組織、規定等の整備状況 1)相互評価や外部評価を実施するための組織、規程等の整備状況 該当なし。 2)今後の相互評価や外部評価の実施計画 現在、保育科においては相互評価や外部評価の可能性を模索している段階であり、現状として は普段の教育・研究をはじめとする諸活動を相互評価や外部評価に託し、見直すための情報収集 に努めている。 秘書科においても教員レベルで専門分野ごとに出身校等との相互研修活動が実施されている が、今後はより組織的に他の短大との交流を深めつつ相互評価の可能性を探りたい。 4.第三者評価(認証評価)について (1)第三者評価実施のための学内組織の概要 第三者評価実施のための学内組織としては、短大第三者評価運営委員会が平成17年に組織化され、 同年4月8日と9月14日の2回開催された。運営委員は学長以下保育、秘書の両学科長、学生部長、 教務部長他各種委員会委員長といった教員メンバーと法人本部、事務局長並びに各課代表者を中心と した事務局メンバーで構成され、学長直属の作業部会も設置されている。また、教務課内には作業部 会も設置された。 短大は平成17年度に短期大学基準協会による第三者評価(認証評価)を受け、平成18年3月29日付 で適格と認められた。その評価結果の内容として、 「優れている点及び向上・充実のための課題」に ついては次のように記載されている。 1)優れていると判断される事項 評価領域Ⅰ 建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標 ・学生への建学の精神の浸透を目的として週1回(90分間)クラス単位で学生の自主的な活動 (教室の清掃、学生同士の話し合い、3分間スピーチ等)をチューターの支援のもとに実施し ている。 評価領域Ⅱ 教育の内容 ・授業に関する改善には力点を置き、継続的な努力が認められる。 評価領域Ⅲ 教育の実施体制 ・ノートパソコン用情報コンセントの設置、CALL教室の設置、学習者用デジタルピアノを備 えたML教室の設置等積極的に設備更新を行っている。 評価領域Ⅳ 教育目標の達成度と教育の効果 ・GPA(グレード・ポイント・アベレージ)制度を導入し、学生に自らの成績を的確に把握さ せ、主体的な学習を促している。 評価領域Ⅴ 学生支援 ・独自の教育ローン利子補給制度は保護者の負担軽減につながっている。 ・ウェブサイト上での履修登録がなされている。 評価領域Ⅵ 研究 ・授業科目に関係のある研究という条件付きの学術研究助成制度が整備され、教育への還元に努 めている。 ― ― 132 2)向上・充実のための課題 評価領域Ⅶ ・正規の授業公開を検討されているが、その積極的な公開を期待したい。 3)早急に改善を要すると判断される事項 なし 以上のとおりであり、早急な改善点は認められなかったが、今後の課題としては、授業公開のさら なる公開方法の検討、短大間の相互評価に向けての努力等が期待されよう。 自己点検・評価はいうまでもなく全学的に取り組むべきものであり、今後も各学科、各種委員会、 関係事務局との緊密な連携協力が望まれる。 ― ― 133 ** 将来計画の策定について 《** 将来計画の策定について》 学 長 本学は今後も秘書科と保育科の2学科体制を維持する予定である。時代状況の変化に即応しつつ、 教育に対する社会の多様な要請を受け止めつつ、本学としては「柔しく剛く」の教育理念に則って全 人教育を推し進め、かつ学園創設以来の実学重視の方針に基づいて時代を切り拓き、社会に貢献して いきたいと考えている。現在の社会状況の中で、大学とも専門学校とも違うものを短期大学は擁して いることを、本短期大学の入学希望者、学生、卒業生に見ることが出来る。教養と実学重視の方針の もとで、各科の具体的で明確な教育目標は不断に見直し、社会と時代の要請に対し、本短期大学の存 在意義を問いたいと願っている。 ― ― 135 別紙様式1 過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の収支計算書の概要 【資金収支計算書/資金収入の部】 区 分 学生生徒等納付金収入 手数料収入 (単位:千円) 平成21年度 法人全体分 平成20年度 うち短期大学分 法人全体分 平成19年度 うち短期大学分 法人全体分 うち短期大学分 5,462,910 552,533 5,289,349 642,983 5,090,781 609,586 97,470 9,995 92,343 7,925 92,878 11,610 寄付金収入 12,585 0 17,915 0 15,793 0 補助金収入 1,025,328 69,641 1,030,667 76,952 1,025,687 71,335 資産運用収入 195,713 23,353 234,213 28,241 520,238 57,375 資産売却収入 3,825,601 0 3,284,102 0 6,151,163 0 事業収入 雑収入 前受金収入 その他の収入 資金収入調整勘定 前年度繰越支払資金 収入の部合計 18,140 992 12,245 0 12,241 3 160,793 4,255 262,532 1,713 107,698 985 1,162,845 - 1,094,532 - 1,141,542 140,530 - 218,000 - 640,816 - △ 1,195,517 - △ 1,280,714 - △ 1,195,241 - 2,752,036 - 3,731,138 - 3,780,740 - 13,658,434 660,769 13,986,322 757,814 17,384,336 【資金収支計算書/資金支出の部】 区 分 人件費支出 - (単位:千円) 平成21年度 法人全体分 3,538,616 750,894 平成20年度 うち短期大学分 296,887 法人全体分 平成19年度 うち短期大学分 3,707,015 299,932 法人全体分 3,414,171 うち短期大学分 287,543 教育研究経費支出 951,593 93,259 956,579 112,938 888,915 93,243 管理経費支出 300,286 24,648 379,189 26,908 329,902 26,671 施設関係支出 142,972 31,562 391,292 19,253 1,394,805 35,932 設備関係支出 259,327 7,682 481,555 14,964 899,601 8,069 資産運用支出 4,853,215 - 5,321,223 - 6,704,121 - その他の支出 32,106 - 24,447 - 39,763 - △ 21,603 - △ 27,014 - △ 18,080 - 資金支出調整勘定 次年度繰越支払資金 支出の部合計 3,601,922 13,658,434 - 2,752,036 454,038 13,986,322 ― ― 136 473,995 3,731,138 17,384,336 451,458 【消費収支計算書/消費収入の部】 区 分 学生生徒等納付金 手数料 (単位:千円) 平成21年度 法人全体分 平成20年度 うち短期大学分 法人全体分 平成19年度 うち短期大学分 法人全体分 うち短期大学分 5,462,910 552,533 5,289,350 642,983 5,090,781 609,586 97,470 9,995 92,344 7,925 92,878 11,610 寄付金 14,023 31 19,943 0 29,157 22 補助金 1,025,328 69,641 1,030,667 76,952 1,025,687 71,335 資産運用収入 195,713 23,353 234,213 28,241 520,238 57,375 資産売却差額 2,975 0 0 0 7,995 0 事業収入 雑収入 帰属収入合計 17,961 992 11,537 0 10,778 3 160,976 4,255 262,556 1,713 107,698 985 6,977,356 660,800 6,940,610 757,814 6,885,212 750,916 基本金組入額合計 △ 558,627 0 △ 653,391 △ 14,100 △ 1,728,165 △ 16,481 消費収入の部合計 6,418,729 660,800 6,287,219 743,714 5,157,047 734,435 【消費収支計算書/消費支出の部】 区 分 (単位:千円) 平成21年度 法人全体分 平成20年度 うち短期大学分 法人全体分 平成19年度 うち短期大学分 法人全体分 うち短期大学分 人件費 3,547,041 322,891 3,648,229 262,367 3,427,418 284,674 教育研究経費 2,132,273 204,901 2,126,293 231,393 1,843,811 199,952 (うち減価償却費) 管理経費 (うち減価償却費) 資産処分差額 徴収不能引当金繰入額 (または徴収不能額) 消費支出の部合計 当年度消費収入 (支出)超過額 翌年度繰越消費収入 (支出)超過額 (1,180,680) (111,643) (1,169,714) (118,456) (954,895) (106,710) 337,487 25,048 443,463 27,761 378,611 27,210 (37,201) (400) (64,274) (854) (47,709) (539) 191,421 6,886 1,855,590 1,893 64 6,208,286 151 559,726 8,073,726 24,356 3,909 228 523,414 5,674,424 515,745 210,443 - △ 1,786,507 - △ 517,377 - △ 3,456,204 - △ 3,743,159 - △ 1,959,737 - ― ― 137 別紙様式2 平成21年度末の貸借対照表概要 (平成22年3月31日現在/単位:千円) 資産の部 21年度末 20年度末 固定資産 科 目 28,073,546 28,050,972 増減 22,574 有形固定資産 18,928,553 19,891,718 △ 963,165 その他固定資産 9,144,993 8,159,254 985,739 流動資産 3,712,715 2,901,209 811,506 31,786,261 30,952,181 834,080 資産の部合計 負債の部 固定負債 917,722 909,297 8,425 流動負債 1,293,933 1,237,348 56,585 2,211,655 2,146,645 65,010 33,030,810 32,548,695 482,115 △ 3,456,204 △ 3,743,159 286,955 負債の部合計 基本金の部 基本金合計 消費収支差額の部 翌年度繰越消費収入 (支出)超過額 ― ― 138 あ と が き 本学の自己点検・評価誌として、 「安田女子短期大学の現状と課題」平成21年度(2010年度)版が このたび刊行されることとなった。 本誌は、平成5年度版、平成8年度版、平成12年度版、平成15年度版、平成18年度版と3年おきに 過去5回発刊されており、今回は第6巻に相当するものである。 すでに本学は平成17年に短期大学基準協会による第三者評価を受け「適格」との評価を受けてお り、平成24年度には次の第三者評価を受ける予定となっている。そこで、今回の自己点検・評価誌 は、平成19・20・21年度の過去3年間の実績と現状を踏まえ、次回の第三者評価を視野に入れて作成 された。今回の自己点検・評価作業が本学のこれまでの教育・研究活動のあり方を見直す貴重な機会 となり、今後の安田女子短期大学の更なる資質向上、発展につながれば幸いである。 最後に今回の本誌刊行に際し、多忙の中、執筆並びに編集作業を快く引き受け、ご協力いただいた 短大、事務局、また学園法人本部など、数多くの関係者の皆様に改めて深く感謝とお礼を申し上げた い。 平成23年3月1日 安田女子短期大学 自己点検・評価委員会 ― ― 139 「安田女子短期大学の現状と課題」6 平成21年度(2009) 平成23年 3 月発行 編 集 安田女子短期大学 自己点検・評価委員会 発 行 安田女子短期大学 〒731-0153 広島市安佐南区安東 6 丁目13番 1 号 電話(082)878-8111(代表) FAX(082)872-2896
© Copyright 2024 ExpyDoc