3 回路内蔵 75 Ωドライバ - SmartData

BA7622 / BA7622F
マルチメディア IC
3 回路内蔵 75Ωドライバ
BA7622 / BA7622F
BA7622、BA7622F は、映像機器用に開発した 3 回路内蔵の 75Ωドライバ IC です。3 回路のうち 2 回路はシンクチッ
プクランプ入力、1 回路はバイアス入力で 20kΩの抵抗で終端されています。各出力は 2 系統の負荷 (75Ω×2)をドライ
ブすることが可能です。
z用途
用途
TV、VCR、カメラ一体型 VCR 等の各種映像機器
z特長
特長
1) クランプ回路内蔵。(2 回路)
2) Y、C、コンポジットビデオの各信号を本 IC 一つで同時にドライブ可能。
3) 1 出力につき 2 系統のドライブが可能。
z絶対最大定格 (Ta = 25°C)
Parameter
Symbol
電源電圧
VCC
BA7622
許容損失
Unit
Limits
8.0
800 ∗1
Pd
550 ∗2
BA7622F
V
mW
動作温度範囲
Topr
−25 ~ +75
°C
保存温度範囲
Tstg
−55 ~ +125
°C
∗1 Ta=25°C以上で使用する場合は、1°Cにつき8.0mWを減じる。(BA7622)
∗2 Ta=25°C以上で使用する場合は、1°Cにつき5.5mWを減じる。(BA7622F)
zブロックダイアグラム
GND
1
IN1
2
Clamp
IN2
3
Clamp
75Ω
driver
8
OUT1
75Ω
driver
7
OUT2
75Ω
driver
6
OUT3
5
VCC
20k
IN3
4
NO Clamp
BA7622 / BA7622F
マルチメディア IC
z各端子説明
Pin No.
Pin name
1
GND
2
IN1
クランプ入力端子
コンポジットビデオ信号、または Y / C 分離されたY信号を入力します。
3
IN2
クランプ入力端子
コンポジットビデオ信号、または Y / C 分離されたY信号を入力します。
4
IN3
バイアス入力端子
クロマ信号を入力します。20kΩで終端されています。
5
VCC
電源端子
6
OUT3
バイアス出力端子
IN3から入力された信号を出力します。
接地すると保護回路が働き、パワーセーブモードとなります。
7
OUT2
クランプ出力端子
IN2から入力された信号を出力します。
接地すると保護回路が働き、パワーセーブモードとなります。
8
OUT1
クランプ出力端子
IN1から入力された信号を出力します。
接地すると保護回路が働き、パワーセーブモードとなります。
Function
接地端子
z電気的特性 (特に指定のない限り Ta = 25°C, VCC = 5V 負荷は 2 系統ドライブした場合とする。)
Symbol
Min.
動作電圧範囲
VCC
4.5
5.0
5.5
V
回路電流
ICC
−
23.6
35.4
mA
最大出力レベル
Vom
2.8
3.3
−
VP-P
f=1kHz, THD=1.0%
電圧利得
Gv
–1.2
−0.6
0
dB
f=1MHz, VIN=2.0VP-P
Parameter
周波数特性
微分利得 75Ω 1ドライブ
Typ.
Max.
Unit
Conditions
−
無信号時
Gf
−3
0
1.3
dB
10MHz / 1MHz, VIN=1.0VP-P
DG1
−
0.4
1.0
%
VIN=2.0VP-P, 標準ステアケース信号
微分位相 75Ω 1ドライブ
DP1
−
0.4
1.0
deg
VIN=2.0VP-P, 標準ステアケース信号
微分利得 75Ω 2ドライブ
DG2
−
0.7
2.0
%
VIN=2.0VP-P, 標準ステアケース信号
微分位相 75Ω 2ドライブ
DP2
−
0.7
2.0
deg
VIN=2.0VP-P, 標準ステアケース信号
チャンネル間クロストーク
CT
−
−60
−
dB
f=4.43MHz, VIN=2.0VP-P
入力インピーダンス (VIN3)
ZIN3
17
20
23
kΩ
−
THD32
−
0.1
0.5
%
f=1kHz, VIN=1.0VP-P
全高調波歪率 (VIN3)
BA7622 / BA7622F
マルチメディア IC
z入出力回路図
OUT1, 2, 3
VCC
IN1, 2
VCC
20k
2, 3
6, 7, 8
100µA
IN3
VCC
20k
4
10k
100µA
z測定回路図
Vector
Scope
Analyzer
Audio
Vector
Scope
V
~
1
2
Analyzer
Audio
Vector
Scope
Analyzer
Audio
V
~
3
1
SWD
2
V
~
3
1
2
VCC=5V
3
SWF
SWE
+
0.022µF
47µF
75Ω
driver
1
2
3
75
75
+
470µ
7
75Ω
driver
Clamp
75
470µ
75Ω
driver
Clamp
+
8
+
6
75
75
470µ
75
20k
4
1
2
+
+ +
1µ 1µ 1µ
3
VCC=5V
1
200µA +
600
~
OSC
VCC=5V
SWC
SWB
4
2
3
4
+ +
1µ 1µ 1µ
200µA
SG
V
~
OSC
3
4
1
2
+
+ +
1µ 1µ 1µ
600
~
75
75
75
VCC=5V
SWA
+
1000µ
75
5
NO Clamp
ただし、出力段負荷は75Ω 1ドライブ時
75Ω 2ドライブ時は下図となる。
50µA
600
~
SG
V
~
OSC
~
SG
Fig.1
V
BA7622 / BA7622F
マルチメディア IC
z測定方法及び測定条件
Parameter
消費電流
最大出力レベル
電圧利得
周波数特性
チャンネル間クロストーク
入力抵抗
全高調波歪率
IN1
IN2
IN3
OUT1
OUT2
OUT3
SWA
SWB
SWC
SWD
SWE
SWF
3
3
3
×
×
×
Vom12
1
3
3
3
×
×
Vom22
3
1
3
×
3
×
Vom32
3
3
1
×
×
3
Gv12
1
3
3
3
×
×
Gv22
3
1
3
×
3
×
Gv32
3
3
1
×
×
3
f12
1
3
3
3
×
×
f22
3
1
3
×
3
×
f32
3
3
1
×
×
3
Symbol
ICC
CT112
1
3
3
×
3
×
CT113
1
3
3
×
×
3
CT211
3
1
3
3
×
×
CT213
3
1
3
×
×
3
CT311
3
3
1
3
×
×
CT312
3
3
1
×
3
×
ZIN3
3
3
4
×
×
×
THD12
1
3
3
3
×
×
THD22
3
1
3
×
3
×
THD32
3
3
1
×
×
3
Conditions
−
∗1
∗2
−
−
∗3
∗4
× : スイッチ1、2、3、のどこでも可。
∗1: 最大出力レベル
出力に歪率計を接続する。入力に f=1kHz、1VP-Pの正弦波を加え出力の歪率が1.0%になるように入力レベルを調整する。
その時の出力電圧を最大出力レベルVom(VP-P)とする。
2: 電圧利得
入力に f=1MHz、2.0VP-Pの正弦波を加える。
電圧利得GV=20 log VOUT / VIN (dB)
3: 入力抵抗
入力ピンに50µAを注入した時の入力ピン電圧VIN50を測定する。入力pinの開放電圧VIN0を測定する。
入力抵抗 Z=(VIN50 − VIN0) / 50×10−6[Ω].
4: 全高調波歪率
入力に f=1kHz、1.0VP-Pの正弦波を加え出力に歪率計を接続し、測定する。
∗
∗
∗
BA7622 / BA7622F
マルチメディア IC
z応用例
VCC=5V
+ 47µF
75Ω
driver
1
Composite
Video
Signal
+
2
1µF
+
Y Signal
Clamp
3
Clamp
1µF
0.022µF
8
1000µF
75Ω
driver
7
75Ω
driver
6
4
0.01µF
VIDEO
OUT1
75
VIDEO
OUT2
75
+
Y
C
Y
C
1000µF
75
+
1µF
75
20k
C Signal
75
+
5
NO Clamp
75
Fig.2
z電気的特性曲線
0
GAIN: GV (dB)
GAIN: GV (dB)
20
0
– 20
– 40
– 20
– 40
– 60
– 80
100k
1M
10M
100k
100M
1M
10M
FREQUENCY: f (Hz)
FREQUENCY: f (Hz)
Fig. 3 周波数特性
Fig. 4 クロストーク
z外形寸法図 (Units : mm)
BA7622F
BA7622
5.0 ± 0.2
9.3 ± 0.3
6.2 ± 0.3
0.3 ± 0.1
2.54
0.5 ± 0.1
DIP8
1
4
1.5 ± 0.1
0.51Min.
3.2 ± 0.2 3.4 ± 0.3
7.62
5
1.27
0.15 ± 0.1
4
8
4.4 ± 0.2
1
0.11
5
6.5 ± 0.3
8
0.4 ± 0.1
0.3Min.
0° ~ 15°
0.15
SOP8
100M