人事制度の変遷

人事制度の変遷
<第二次世界大戦後~1950年代初め>
1.電算型賃金
※細かい構成はP274図4に記載
・基本賃金:生活保障給(約70%),能力給(約20%),勤続給(約5%)
~特徴~日本全体の賃金制度に大きな影響 !!
<1950年代~1960年代>
2.学歴別年次別管理
・高度経済成長に向けて生産力回復
・1955年の進学率:高校(51.5%),大学(10.1%)
中卒→現場 高卒→事務や技術 大卒→例外的な採用
・1966年 高卒が中卒を上回る
高卒→現場 大卒→事務や技術
~特徴~最終学歴と入社年次で従業員をグループ化(管理)!!
初任給と定期昇給による方式(賃金)!!
<1960年代>
3.職務給導入の挑戦と挫折
~特徴~職務制…仕事ごとに賃金が決まっている(アメリカを参考)
∴誰が担当しても同じ仕事なら賃金は同じ
→日本では鉄鋼産業、電気産業に積極的に導入
問題点も…
<1970年代~>
・技術進歩の速さによる職務の変化
・労働実態と職務給制度が合わない
4.能力主義管理と職能資格制度
・従業員の職務遂行能力を発見し、開発し、有効に活用すること!!
~特徴~学歴や身分ではなく能力を評価(個人尊重、人間尊重)
☆日本を代表する人事制度へ☆
問題点も…
・バブル崩壊後の不況 ・従業員のやる気を出す仕組みではない
・導入期 賃金<業績
不況期 賃金>業績
<1990年代>
5.成果主義の導入と反省
・成果や業績に基づく賃金体制
目標の達成度で
評価
~特徴~目標管理制度の導入
問題点も…・従業員は目標低い方が良い
→業績が悪化するケースも
・毎日のように新たな課題が発生
・目標が古くなる
☆ユーザーが使いやすい人事制度
を作ることが大切!!!