アプリケーション，DNS

ネットワークコミュニケーション
よく使われるアプリケーション
ＤＮＳ
7/5/07
1
アプリケーション層のプロトコル
2
注



意
インターネットで従来から使われていたプロトコ
ルでは
データはそのまま（平文で）転送される
ものがほとんどである
つまり，盗聴されると筒抜けになる
現在は，データを暗号化するものがあるので，そ
のようなものを使うこと
3
HTTP
4
H T T P

http://www…

HyperText Transfer Protocol

HTMLで記述されたデータの転送
5
H T T P S （１）



HyperText Transfer Protocol Security
SSL（Secure Sockets Layer）による暗号化機能
をHTTPに加えたもの
サーバとクライアントの通信を暗号化する
6
H T T P S （２）

httpsで通信を始めると，告知される
7
H T T P S （３）


httpsで通信中の時は，鍵が表示される
鍵をクリックすると，証明書が表示される
8
H T T P S （４）
9
H T T P S （５）

httpsの通信が終了すると，告知される
10
SMTP・POP
11
S M T P （１）

Simple Mail Transfer Protocol

元々，メールサーバ間のメール転送プロトコル


一般の利用者がメールソフトから，メールサーバ
へメールを送信する際に使う
通信は平文
12
S M T P （２）



サーバ側で，メールを送ってきた者を確認しない
（認証しない）
誰でもが送ることができる
 悪用されうる
現在は，何らかの制約を課している
 ISPが何か指定していたら注意
13
P O P （１）

Post Office Protocol

メールサーバから，メールを読み出すプロトコル

利用者の認証をパスワードにより行う

通信は平文
 パスワードもメール本文も
14
P O P （２）



APOP（Authenticated POP）
パスワードそのものを転送しない
 パスワードの盗聴対策
 既に安全とはいえなくなっている
しかし，メール本文は平文
 メール本文も暗号化する方法ある
15
SMTP・ＰＯＰの関係
メールの送信
メール作成
SMTPで相手のメールサーバへ
SMTPで自分のメールサーバへ
POPで自分のメールサーバから読み出す
メールの受信
16
その他
17
TELNET



ネットワーク経由でコンピュータにログインするた
めプロトコル
通信は平文
 つまり，ログイン時のパスワードも
SSH（Secure Shell）は通信を暗号化する
18
F T P （１）

File Transfer Protocol

ファイル転送プロトコル


ファイルのダウンロードだけでなく，アップロード
にも使われる
通信は平文
19
F T P （２）

手元で，webページを作成

それをwebサーバに送るときにFTPを使う

ファイアウォールがあると，うまく転送できないこ
とがある
 設定変更で対応可能
20
I P 電話とインターネット電話
21
I P 電話（１）

IPネットワークを使って音声を送る

VoIP（Voice Over IP）という技術

最近では Skype
22
I P 電話（２）


インターネット電話
 インターネットを用いる
（狭義の）IP電話
 閉じたIPネットワークを用いる
 例通信事業者がIP電話専用のネットワークを
用意する
23
I P 電話（３）

課題
 音声符号化 – 音声（アナログ信号）をデジタル
化する
 呼（こ）制御 – 相手を呼び出したり，話中かど
うか調べる
 音声品質 – パケットの遅延が目立つと，会話
が不可能
24
I P 電話（４）

VoIPの基礎知識
秋葉俊夫他
UNIX Magazine 2004年12月号 p.28-46
25
DNS
Domain Name System
26
ドメイン名（１）


ドメイン名自身の話題は，“情報社会と情報倫
理”で取り上げた
一口に言えば，“インターネットのホストの名前”
 厳密にはホストだけとは限らない
27
ドメイン名（２）


www.jobu.ac.jp
右から読むと
 jp
Japan
 ac
academic
 jobu
上武（大学）
 www
ホストの名前
28
ドメイン名（３）



www.jobu.ac.jp
“日本”の“高等教育機関”の
“上武大学”の“wwwという名前のホスト”
層をなしている（階層化）
29
ドメイン名（４）


jp以外に
cn(China)
kr(Korea, Republic of)など
ac以外に，jpでは
co(company)
go(government)など
30
ドメイン名（５）


jobu以外に，ac.jpには
gunma-u（群馬大学)など
ちなみに，co.jpには
jobu.co.jpなど
31
ドメイン名（６）

jobu.ac.jpには
www や tanigawaなど
32
ドメイン名（７）

絵にすると…
33
DNSの目的


www.jobu.ac.jpのIPアドレスを知りたい
かっては，ドメイン名とIPアドレスの対応表
を使っていた
 集中管理
 定期的に更新
 各サイトは，その情報を取りにいく
 インターネットの規模の拡大で破綻
 hostsというファイルが残っている
34
D N S （１）


ドメイン名とIPアドレスの対応情報の分散データ
ベース
 ドメイン名 ⇔ IPアドレス
ドメイン名からIPアドレスを知りたいとき，または
その逆のとき，DNSサーバに問い合わせる
35
D N S （２）


インターネットに接続している組織はDNSサーバ
を用意する
 その組織内の情報を管理（ホストのドメイン名
とIPアドレスの対応）する
 その組織内・外からの問い合わせに答える
上武大学にもサーバがある
36
D N S （３）


問い合わせを受けたサーバが，世界中の情報を
蓄えているわけではない
では，知らないことを尋ねられたらどうするの
か？
37
D N S （４）


上武大学から， www.example.co.jp にアク
セスする（IPアドレスを知りたい）
（クライアントは）上武大学のサーバに尋ね
る
38
D N S （５）


(www.example.co.jp)
上武大学のサー
バが知らないと
きは，あるサー
バにjpを管理し
ているサーバを
尋ねる
jpを管理してい
るサーバが分か
る
39
D N S （６）


(www.example.co.jp)
jp の情報を管理
しているサーバ
にco.jpを管理し
ているサーバを
尋ねる
co.jpを管理して
いるサーバが分
かる
40
D N S （７）


(www.example.co.jp)
co.jp の情報を管理しているサーバに
example.co.jpを管理しているサーバを尋ねる
example.co.jp の情報を管理しているサーバに
www.example.co.jp のIPアドレスを尋ねると答え
てくれる
41
D N S （7）


では，最初に尋ねるあるサーバとは？
ルートサーバ
 世界中で13システム（複数のサーバからなる）
 ルートサーバのIPアドレスは，どのサーバも
知っている
42
D N S （8）

絵にすると…
co.jpのことを知っているサー
バに，example.co.jpについて
のサーバを尋ねる
(www.example.co.jp)
ルートサーバに jp につい
てのサーバを尋ねる
jpのことを知っている
サーバにco.jpについて
のサーバを尋ねる
43
D N S （９）

実はドメイン名の階層と同じ
44
D N S （１０）



いつもいつもルートサーバに問い合わせている
わけではない
IPアドレスから，そのホストのドメイン名を検索す
ることでもできる（逆引き）
メールサーバを検索することもできる
45
クライアント（ＰＣ）の設定
DHCP
46
クライアントの設定（１）

自分が利用するDNSサーバのIPアドレスを設定
しなければならない
47
クライアントの設定（２）

ホストのIPアドレス，サブネットマスクやデフォル
トルート（ゲートウェイ）も設定しなければならない
48
クライアントの設定（３）


DHCP（Dynamic Host Configuration Protocol）
DHCPサーバを用意すれば，クライアントの設定
は自動的に行われる
49
クライアントの設定（４）


DHCPを利用できると
きは，“自動設定”にし
ておけばよい
DHCPが利用できる場
合でも，自分で設定す
ることもできる
50
51

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