電気通信審議会 御中 LRICモデルについてのご提案 平成11年11月12日 1.EBC及びBTの提言 2.C&W IDCの提言 平成11年11月12日 ラリー・ストーン EBC / BT サイモン・カニンガム C&W IDC Page Number : 1 電気通信審議会 プレゼンテーション 資料 平成11年11月12日 BT ワールドワイド 政策・渉外担当 副社長 欧州ビジネス協会 (EBC) 情報通信委員会 委員長 ラリー・ストーン 平成11年11月12日 Page Number : 2 欧州ビジネス協会 情報通信委員会 European Business Community Telecoms Carrier Subcommittee 平成11年11月12日 Page Number : 3 EBC の重要なポイント 相互接続の重要性 接続費用が高いと通信産業における競争が止まる 日本における相互接続費用は非常に高い LRIC導入の目的は相互接続費用の低下 現在の価格に対する削減率 GC ZC ケース A -17% -57% ケース B -41% -69% GCは大半の企業にとってまさに重要なサービス ケースBの価格はEUのベンチマークとかい離がある 平成11年11月12日 Page Number : 4 日本におけるGC相互接続料金 2.5 EUセント/分 2.0 1.5 1.0 0.5 ルクセンブルグ ギリシャ オーストリア 日本(既存) 日本 LRIC A フィンランド ベルギー 日本 LRIC B アイルランド ドイツ イタリア オランダ スペイン ポルトガル デンマーク スウェーデン 英国 フランス 0.0 EUでの 1999 年の範囲は 0.5-1.0 EU セント/分 EUでの 2000 年での範囲と価格はさらに低くなるであろう EU諸国の価格はピーク時のもの‐オフ・ピーク時はさらに低い 平成11年11月12日 Page Number : 5 BTの視点 : 日本におけるLRICモデル ケースBを使用‐ケースAは採用できない トラフィック量に比例しないコストは、相互接続料金に含めるべきではな い ケースAの場合、日本は米国、ヨーロッパ、アジア太平洋を含め、世界 のLRICの現状と異なる 研究会のLRICモデルは、世界のモデルになる可能性 しかしケースBの結果で、なおLRICのコストを高めに設定 NTTのトップダウンモデルは無視 信頼性の欠如:未知、無証明、未テスト 平成11年11月12日 Page Number : 6 BTの視点 : LRICモデルの導入へ LRICモデルの試行 (毎年) 入力データを更新し、検証する LRICモデルによって更新された結果を使用し、相互接続価格を毎 年設定する LRICに基づく価格体系への速やかな移行 段階的導入は行わない 先例はどこにもない 、効果が減少する プライスキャップ制は導入しない 開始点の価格水準の設定はまだ信頼できる段階ではない 平成11年11月12日 Page Number : 7 BTの視点 : LRICに関する規制 被差別的方針が必要 LRIC価格はすべてのキャリアに提供されることが必要 NTT東日本、NTT西日本、NCC、および他のすべてのキャリア 呼の着信と発信 インターネットアクセスと電子商取引を促進 市場における地位の濫用に対抗するため、支配的キャリアに対する立法 が必要 NTT東日本、NTT西日本、およびNTTコミュニケーションの小売価格は、不公 正な価格設定と相互補助がない検証とするべきである 平成11年11月12日 Page Number : 8 220 3.00 200 2.50 180 2.00 160 1.50 140 1.00 120 0.50 100 0.00 1993 1994 1995 英国の電気通信産業の雇用人口 平成11年11月12日 1996 1997 BTの従業員数 1998 円/ 分 従業員数(x1000) 相互接続料金と英国での雇用人口 1999 英国の相互接続料金の平均 Page Number : 9 相互接続料金と資本投資 」9,000m 3.00 」8,000m 2.50 」6,000m 2.00 」5,000m 1.50 」4,000m 」3,000m 円/分 資本投資額 」7,000m 1.00 」2,000m 0.50 」1,000m 」0m 0.00 1993 1994 1995 英国電気通信産業の資本投資総額 1996 1997 1998 1999 BTの資本投資額 英国の相互接続料金の平均 平成11年11月12日 Page Number : 10 ユニバーサル・サービスに対するLRICの影響 収益の逸失はそれほど大きくない NTT グループとしての売上の約 2.5% NTT 電話業務の売上の約 4% NTTは海外に展開しつつある これには資本投資が必要 新しい事業機会の多くは、今後数年間はキャッシュフロー上マイナス 平成11年11月12日 Page Number : 11 結論 2000年度の相互接続料金設定にはMPTのケースBによる結論を使 用 LRICを直ちに導入する 段階的導入と-プライスキャップの設定はしない モデルからの最新結果を使用してLRIC価格を毎年設定 LRIC価格はすべてのキャリアに適用すべき 呼の着信と発信 NTTトップダウンモデルは検証されるまで使用しない 英国での卸売プライスキャップは、BTのトップダウンモデルからは開 始されず、ボトムアップモデルで終了もしていない 平成11年11月12日 Page Number : 12 参考資料 平成11年11月12日 Page Number : 13 英国でのLRIC 94年10月 95年10月 95年11月 96年3月 96年4月 96年6月 96年10月 96年12月 97年1月 97年5月 97年5月 97年7月 97年8月 97年10月 第1 回BTグループCCA 93/94 ( P&A= 公表および監査済み) 第1 回BT HCA 分離勘定 94/ 95 (P&A) 第1 回BT CCA 分離勘定 94/ 95 (P&A) NE RA: ボトムアップ/トップダウン を比較 LRICに関する第1回 Ofte lカンファ レンス NE RA: 93/94に向けたLRICの調整 LRICに関する第2回 Ofte lカンファ レンス NE RA: 94/95に向けたLRICの調整 > ト ップダウンモ デルに変更 > N ERAとOfte lによりハイブリッドの推定を開発 第1 回BT LRIC 文書95/ 96 (P&A) + 方法論 + 規則および手順 BT 95/96モデルのNER Aによる評価 BT LRIC文書 : 暫 定 96/97 (P&A) Of telが開始価格 を公表 NE RA: BT暫定96/ 97モデルの アセスメント > 安定したモデルと強力な推定値 LRICに基づく相互接続 価格 平成11年11月12日 Page Number : 14 英国におけるLRIC 方法論の比較 (NERA 96年3月) 調整の演習 (NERA 96/6, 96/12) ハイブリッド の調整(NERA, Oftel 96/12) 効率性の検討 (NERA 95/12 SPR 97/6) 平成11年11月12日 Oftel カンファレ ンス (4/96 & 10/96) 開始点の公表と監査 • 第1回グループCCA 94/10 • 第1回HCA分離勘定95/10 • 第1回CCA分離勘定95/11 トップダウンモデルと外部 からの検証に変更 (NERA 97/5および97/8) LRICに基づく英国の相 互接続価格 97年10月 LRIC文書の公表と監査 ( 第1回 97/1) トップダウンモデルに関する 文書を公表 (第1回 97/1) CCA: 現在原価会計 HCA: 取得原価主義会計 Page Number : 15 LRICプロセス : 英国対日本 英国 日本 トップダウン/ボトムアップモデルに関して業 徹底的 界内でオープンな議論? トップダウンはほ とんど知られてい ない トップダウン/ボトムアップの方法論に関する NERA 96/3 外部からの検証? なし トップダウン/ボトムアップの結果の再調整? 批判に応じてトップダウンモデルに変更? NERA 93/94, 94/95 なし あり, NERA 96/12 なし トップダウンモデルの開始点は監査されたか? 94/95 およびそれ以降 モデルの安定性? NERA 97/8 修正されたトップダウンモデルの監査? トップダウンモデルの透明性? 外部による効率性の検証? 96/97 およびそれ以降 方法論と規則/手順 を公表 あり, NERA/SPR なし 未知 限定される? なし なし BTの結論:NTTのトップダウンモデルは使用すべきでない 平成11年11月12日 Page Number : 16 英国での卸売価格の上限設定 トップダウン モデル OFTELによる 調整 ハイブリッド調整 ボトムアップ モデル • 将来のネットワーク需要 • 入力価格とコスト削減 • コストと資産ボリュームの柔軟性 • BTの効率改善 開始価格 小売物価 指数-8% 価格規制 終了時の価格 平成11年11月12日 Page Number : 17
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