第 2 章 : 正弦波交流と回路素子 2.1 正弦波交流の表示 キーワード : 複素正弦波交流,フェーザ図 学習目標 : 複素正弦波交流を理解し,フェーザ表現 および,その図の示し方を学ぶ. 1 2.1.2 虚数と時間因子 (虚数)= ×(実数) :虚数単位 OA の縦軸への正射影 ( の大きさ) : の角周波数で,時間 とともに サイン関数で変化する正弦波 OA の横軸への正射影 : の角周波数で,時間 とともに コサイン関数で変化する正弦波 図 2.3 複素(数)平面上の単位円と回転 複素(数)平面 横軸を実軸,縦軸を虚軸( 軸) 2 大きさ: 1 実軸からの回転角: [度](または [rad]) または 図 2.3 複素(数)平面上の単位円と回転 を 反時計方向に回転 虚数単位 を 1 回乗ずる を 反時計方向に回転 虚数単位 を 2 回乗ずる を 反時計方向に回転 虚数単位 を 3 回乗ずる を 反時計方向に回転 虚数単位 を 4 回乗ずる 3 :複素数 :時間因子 図 2.3 複素(数)平面上の単位円と回転 4 2.1.3 複素正弦波交流 フェーザ表示 指数関数表現 : の大きさを表す実数 記号表現 :大きさ ,位相 の複素数 複素正弦波交流電圧 および電流 は,複素振幅 (フェーザ)と時間因子の積で与えられる. 5 : の大きさ : の大きさ : の位相 : の位相 6 [例題 2.3] 複素表現の実数部 次式の実数部を求めよ. [解] 7 第 5 回レポート 出題日:6月7日(火) 提出日:6月21日(火) 14:40 まで 提出場所:河合教員室(電気・環境都市工学科棟 3F )または教室 [1] 教科書 2 章演習問題 [2.3] [ ボーナス] 教科書 2 章演習問題 [2.4] [ 予習 ] [例題2.5]をまとめよ 8 中間試験のお知らせ 日時:6月13日(月) 11:50~13:10 範囲:1 章 注意:レポート問題, 演習問題, 教科書例題をよく復習 して試験に臨んでください. 9 2.1.4 正弦波交流のフェーザ図 複素正弦波交流 正弦波交流は複素振幅(フェーザ)と時間因子の積 大きさと位相の情報が含まれている オームの法則より 図 2.4 回路素子と電圧降下 10 矢印の長さ:振幅の大きさ 基準軸からの角度:位相 図 2.5 と のフェーザ図 [例題 2.4] フェーザ図 電圧 ,および電流 のフェーザ図を示せ. [解] 図 2.5 と のフェーザ図 11 第 2 章 : 正弦波交流と回路素子 2.1 正弦波交流の表示 キーワード : 複素正弦波交流,フェーザ図 学習目標 : 複素正弦波交流を理解し,フェーザ表現 および,その図の示し方を学ぶ. 12 第 2 回 小テスト(キルヒホッフの法則,固有電力) [ 問題 1 ] 図 a の回路において電流 を求めよ [ 問題 2 ] 図 a 回路 図 b の回路において以下の問いに答えよ (1) 負荷 に供給される電力を求めよ (2) 負荷 に取り出せる最大電力を求めよ 図 b 回路 13
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