lse6.u.e.kaiyodai.ac.jp

アジア-北米間海運アライアンス
における航路形態の分析
流通情報工学課程 98715
岸 哲郎
アジア‐北米間における海上コンテナ
輸送において、航路形態の視点から
各アライアンスの特徴を明確にする。
基本的な航路形態に関して、
航路形態毎の特性を明確にする。
研究目的
アジア‐北米間で就航している主要なアライアンス
The New World Alliance
COSCO+K-Line
+Yang Ming
Evergreen+LT
United Alliance
6
大
ア
ラ
イ
ア
ン
ス
Grand Alliance
Maersk+ Sealand
使用データの一例
アジア-北米航路全体の集計データ
北米航路全体の集計結果
隻数
427
船腹量(TEU)
1315208
航路数
55
1隻当りの集計結果
平均速度
21.8
平均積載量
3338
平均建造年
1991
1航路当りの集計結果
平均の隻数
7.8
平均寄港回数 平均 の 船社数
12.1
1.2
寄港数
91
米西岸
日本
Vancouver
Seattle
Busan
Shanghai
香港
New York
Tokyo and Yokohama
Oakland Norfolk
Nagoya
Los Angeles
Osaka
Savannah
and Kobe
and Long Beach
米東岸
Hong Kong
Yantian
Kaosiung
Manzanillo de Panama
シンガポール
欧州
米西岸
日本
米西岸
米東岸
米東岸
日本
香港
香港
欧州
The New World Alliance
シンガポール
欧州
シンガポール
米西岸
日本
日本
COSCO+K-Line+Yang Ming
米西岸
米東岸
米東岸
香港
香港
シンガポール
欧州
Evergreen+LT
シンガポール
米西岸
米東岸
日本
香港
日本
米西岸
香港
欧州
シンガポール
欧州
United Alliance
Grand Alliance
欧州
シンガポール
Maersk Sealand
米東岸
5つのアライアンスで
採用されている航路
4つのアライアンスで
採用されている航路
米西岸
日本
3つのアライアンスで
採用されている航路
米東岸
香港
シンガポール
The New World Alliance
Grand Alliance
Evergreen+LT
米西岸
日本
日本
米東岸
香港
米西岸
米東岸
香港
欧州
シンガポール
Maersk Sealand
Grand Alliance
United Alliance
シンガポール
Evergreen
United Alliance
COSCO+K-Line+Yang Ming
日本
米西岸
基本航路形態
香港
巡回型
シンガポール
日本
米西岸
香港
シンガポール
日本
米西岸
香港
往復型
シンガポール
中間型
アライアンス毎の各航路形態の
航路数
往復型航路が多い!
アライアンス
巡回型
往復型
中間型
The New World Alliance
2
6
1
COSCO+K-Line+ Yang Ming
0
8
0
Evergreen+LT
3
2
0
United Alliance
0
4
2
Grand Alliance
1
5
0
Maersk+Sealand
0
4
1
感度分析による分析

基本的な航路形態に関して感度分析
を行います。
費用の算出方法
総費用=
航海費+荷役費+船費+コンテナ関係費
航海費=港から港へ航海する為の燃料費+港への入出港費
荷役費=輸入、輸出のコンテナ、積替えのコンテナにかかる費用
船費=船が一年間に必要な費用。船員費+修繕費+減価償却費+利息
コンテナ関係費=コンテナ一個当り一年間に必要な費用。修繕費+減
価償却費+利息
検討内容一覧




往復型航路における総費用の推移
往復型航路における単位輸送当りの費用の
推移
2つの巡回型と航路結合の話
航路形態の比較
設定条件
往復型
需要3000TEU/週
香港‐日本‐米西岸の3港
日本
米西岸
香港
往復型
輸送需要(TEU/週)
500TEU
1500TEU
3000TEU
5000TEU
単位輸送当りの費用(円/TEU×マイル)
10.0
9.0
8.0
7.0
6.0
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
0.0
0
2000
4000
6000
船型(TEU)
8000
往復型航路における単位輸送当りの費用の推移
10000
2つの直送型を合わせた型とそれらの
航路を統合した航路の比較
日本
米西岸
香港
米西岸
日本
香港
2つの直送型を合わせた型
往復型
航路を統合する事により、結果として単位輸
送当りの費用の低減が可能になった!
2つの直送型を合わせた型 往復型域内輸送なし
航海費(円/TEU×マイル)
22.8
15.0
船費(円/TEU×マイル)
64.5
36.9
合計
87.3
51.8
必要隻数(隻)
寄港頻度(回/週)
7
1
必要隻数も減少する!
4
1
航路形態の比較
米西岸
日本
香港
香港
巡回型
総航海距離に
より差が出る
航路形態
航海費
船費
合計
米西岸
日本
往復型
隻数により差が出る
巡回型
往復型
往復型域内輸送有り
27.4
30.0
15.0
73.7
73.7
36.9
101.1
103.7
51.8
巡回型、左の往復型に比べて
明らかに費用が安い!
まとめ


国際輸送ハンドブックのデータを用い
て、各海運アライアンス毎の航路形
態の特徴を明確にした。
航路形態の基本的な特性について明
らかにした。