今日の電算室およびデータセンタの問題点 2 電算室およびデータセンタに関する 22項目の問題点 ■過去24ヶ月間に渡り、米国およびアジアでデータセンタのインフラストラクチャ (特に電気関連設備)に関する問題点やニーズを調査 ■調査は設計事務所、コンサルタント、ファシリティマネージャ、IT管理者、 CIO、CEOなど500社以上の個人・企業を対象に実施 ■その結果、今日に至っても解決されていない問題点を、5つのカテゴリ、 22の課題に整理 この22項目の課題は、InfraStruXureを理解する上で鍵を握る部分となります。 3 データセンタにおける問題点 1. 大きな初期投資(設備・スペース)、2.計画から竣工までの期間、 経済性 3. メンテナンスコスト、4.社内部門・顧客毎の設備費用負担が不公平 5.プロジェクトの計画変更や設備移転への対応 適応性 拡張性 6.システム設計の複雑化、7.将来の電力需要が予測できない 8.負荷機器の新しいニーズへの対応、9.増加する分岐回路と ケーブルの管理、10.ブレーカの個数と品質に関する問題 11.人為的ミス、12.UPSと重要負荷間での複数の潜在的故障要因 可用性 13.単一故障の全体への波及、14.高調波、 15.故障・水平展開情報の共有が困難 管理性 16.分岐回路に発生する過負荷、17.ラックレベルでの電源監視 保守性 19.平均修理時間(MTTR)、20.複雑な給電システム、21.活線作業 18.障害の事前予測 22.保守・障害対応のスピード 4 InfraStruXureのコンセプトと構成製品 5 現状の電算室およびデータセンタの電源保護対策 分散設置型 分散設置型(ラック単位)の電源保護 1台のUPSが各ラック毎に保護 集中設置型 集中設置型(ルーム単位)の電源保護 大型UPSがデータセンター全体を保護 6 InfraStruXure ゾーンプロテクション 7 InfraStruXure のタイプ 旧タイ プ名 新カテゴリー名 ワイヤリング クロゼット TypeA コンピュータ ルーム UPS相 ラック数 1-3 数 ラック数 1-5 ラック数 5-20 ラック数 20-100 ラック数 >100 単相 UPS 750VA - 6kVA スモール データセンタ TypeB ミディアム データセンタ TypeC 三相 UPS 10kVA 3360k VA ラージ データセンタ 8 Symmetra RM NetShelter VXと Symmetra RM、Smart-UPS RTの統合 フレーム UPSがラックに設置された形態で出荷 パワーモジュールとバッテリモジュールにより適切 な出力とバックアップ時間を確保 バックアップ時間の更なる延長用に拡張バッテリフ レームを用意 設置が簡単 すべての電気接続はプラグ形式 ※パワービューはラッ クではなく、 Symmetra RM本体 に付きます。 9 Symmetra RM 拡張性 2kVA~6kVA ホットスワップ可能モジュール 標準19インチラックマウント対応 内部冗長N+1 UPS 制御回路の二重化 入力200V、出力100/200V 10 Smart-UPS RT Smart-UPS RT ラインナップ - SURT 5000 XLJ 5000VA/3500W (2004年1月発売開始予定) - SURT 7500 XLJ 7500VA/6000W (2004年春発売開始予定) - SUPS RT 10000 XLJ 10000VA/8000W (2004年春発売開始予定) 特徴 - 冗長、非冗長の選択幅の拡大 - 競合他社製品に比べて安価 - ハードワイヤ接続不要(ハードワイヤ接続も可能) - スリムなボディ(SURT5000 3U) - ソフトバンドル、3年保証など Type Aの特典はそのまま 11 Smart-UPS RT 製品特徴 - 常時インバータ方式 - 5000VA/3500W, 7500VA/6000W, 10000VA/8000W - タワー、ラック両設置可能 - Network management Card EX 標準搭載 - 200V入力、200V出力 - NEMA L6-20R, L6-30R - Step-Down Transformer 2機種 - 3500VA/3500W, 4600VA/4600W - EPO - 拡張バッテリパック[3U] - サービスバイパスパネル 12 ワイヤリング クロゼット・ コンピュータ ルーム向けInfraStruXure コスト削減 入力電源の配線 のみで複雑な電 気工事は不要。 省スペース化 UPSをラックに収納 することで省スペー ス化を実現 拡張性 初期投資は必要最 小限。必要な時に 拡張可能。 短い設置期間 標準化された製品により短 納期を実現。設計期間及び 工事期間の短縮。 13 スモール・ミディアム データセンタ向けInfraStruXure 14 Symmetra PX • 容量:40kW (N+1 冗長構成) • 各パワーモジュール10kW、 • 最大4+1まで拡張可能 • 省スペース • モジュール形(ホットスワップ) • 入力力率制御 15 ラック型分電盤 ・上部・床下両方向からの配線 ・三相20Aのブレーカ10個 x 2 ・3x単相20Aブレーカx20回路 (1ブレーカの最大容量は6KW)) ・保守バイパス回路 ・システム入力415または200V ・負荷試験用コネクタ(オプション) 16 スモール・ミディアム データセンタ向けInfraStruXure 17 InfraStruXure Manager v4.0 APC製UPS・各種ネットワーク対応 APC製品およびInfraStruXureの一元管理、 ライフサイクル管理が可能 ラージ データセンタ向けInfraStruXure 19 ラージ データセンタ向けInfraStruXure + APC Silcon® ラック型分電盤 20 InfraStruXureのメリット 21 ライフサイクルコスト 1. 大きな初期投資(設備・スペース) -Pay as you grow (必要な時に必要な分だけ) 2. 計画から竣工までの期間 -システム計画から設置までの期間を短縮 3. メンテナンスコスト -ユニット化された標準製品が、サービス契約コストの削減を可能に 4. 社内部門、顧客毎の設備費用負担が不公平 -消費電力量をラック単位で把握可能なので、公平な費用負担を実現 5. プロジェクトの計画変更や設備移転への対応 -標準化された製品構成の為、これらの変更に短期間で対応可能 22 適応性・拡張性 6. システム設計の複雑化 -標準化されたモジュールコンセプトにより、複雑なシステム設計が不 要 7.将来の電力需要が予測できない -過剰な設備投資を避けながら、電力需要に適切に対応可能 8. 負荷機器の新しいニーズへの対応 -マルチベンダ対応のシステムラック -一入力、ニ入力負荷機器 -電圧の混在(100Vおよび200V) 9. 増加する分岐回路とケーブルの管理 -ケーブル管理を容易にするラックシステム 10.ブレーカの個数と品質に関する問題 -ブレーカの数を低減 23 可用性 11.人為的ミス -モジュール式デザイン採用で人為的ミスを削減 -高度な専門知識を持った技術者は不要 12.UPSと重要負荷間での複数の潜在的故障要因 -ゾーンプロテクション方式がシステム全体のダウンを回避 13.単一故障の全体への波及 -アベイラビリティの向上により、重大障害発生の可能性を低減 14.高調波 -高速スイッチングIGBTにより高調波を大幅に低減 15.故障・水平展開情報の共有が困難 -標準化により、障害部位の特定が容易 24 管理性 16.分岐回路に発生する過負荷 -Rack-Mount PDUで過負荷対策が可能 17.ラックレベルでの電源監視 -Rack-Mount PDUによる電流値の目視確認 18. 障害の事前予測 -消耗部品の寿命予測ソフトを搭載 25 保守性 19. 平均修理時間(MTTR) -ホットスワップ交換がMTTRを短縮 20. 複雑な給電システム -スペアパーツ -ユーザ保守性重視のシステム構成 21. 活線作業 -モジュール形式コンポーネントがホットスワップを可能に 22. 保守・障害対応のスピード -一元化されたサービスの提供 26 InfraStruXure のメリットのまとめ 初期投資とランニングコストを最大32%削減 拡張性、適応性 オンデマンド型インフラストラクチャ (設計、配備、保守がより迅速・簡単) ネットワーク管理可能なインフラストラクチャ 割増コスト、余計な設置スペースを伴わずに高い可 用性を実現 27 InfraStruXureで実現できること 改良/再設計 サーバ、ストレージ、コンピュータ・ルームの統合 UPS二重化環境 保守コストが高額な従来の集中型UPSとの置換 増加する電力密度への対応 1. 重要性の高いアプリケーションの保護に対する必要性 可用性が非常に高いアプリケーションまたはIT機器の導入 急速に拡張を要するユーザ 障害回復ソリューションの構築 新しいデータセンタの設計 共同設置からの移動 新しいデータセンタの構築 新しい設備への設置変え 28 ありがとうございました 29
© Copyright 2024 ExpyDoc