従来の国際人事管理は

国際人事管理
国を越える人事労務管理
国際人事管理における2つの側面
①海外派遣要員の雇用管理の問題
②経営現地化の問題
国際人事管理の「一方通行」から「双方向」化へ
①海外派遣要員における雇用管理の問題
国際人事管理における「適材適所」を実現するためには
海外勤務という仕事に適性のある者の選抜
能力の開発
帰国後、国内でふさわしい部署に配属
しかし、日本では本社が派遣者に対して帰国後のキャリアを組
織的にバックアップする体制にはなっていない。
②経営現地化の問題
日本人出向者が果たしている役割
「ハード」
(生産技術)
「ソフト」
& (経営管理技術)
を現地法人に移転する。
●「ソフト」(経営管理技術)は技術移転に時間がかかる
●日本人出向者が現地法人の枢要なポストを占有することになる。
●現地法人採用従業員の昇格機会の制約となり、彼らのモチベーションを低下させている。
国際人事管理の
「一方通行」から「双方向」化へ
従来の国際人事管理は「一方通行」
→現地法人採用従業員が経営現地化に重要なポストに就くこと
は少ない
近年の国際人事管理は「双方向化」
→本社だけでなく現地法人の人材を積極的に重要なポストに登
用する。
労働力移動の増加によって、異なる法人間で人事制度をいか
に調整するかが課題。