スライド 1

サービス管理責任者研修テキスト
分野別演習
「サービス提供プロセス
の管理に関する演習」
<地域生活(身体)(機能訓練)>
平成25年9月26日・27日
目 次
1.演習のねらい
今年度の指導者養成研修での演習について
2.演習内容の概要
3.演習の実施方法
○演習1:「サービス提供プロセスの管理の実際 」事例研究①
(アセスメントと個別支援計画の作成)
○演習2:「サービス提供プロセスの管理の実際」事例研究②
(中間評価と計画の修正)
○演習3:「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」
(サービス管理責任者の役割と業務の検討)
4.様式
5.参考資料
今回は
演習2は
行わない。
1.演 習 の ね ら い
○ 一連のサービス提供プロセスの流れに沿って、事例を活用しながら、サービス管理責
任者が行うべき具体的な業務と役割を確認して、都道府県研修における指導に役立て
る。
○ アセスメント(初期状態と課題等の把握・整理)、目標設定、個別支援計画の作成、中
間評価(モニタリング)、終了時評価の際、サービス管理責任者が担うべき役割などにつ
いてポイントを学ぶ。
○ サービス提供職員に対する指導及び助言を行う時の視点などを学ぶ。
○ 他職種の研修受講者間での意見交換により、幅広い視点や考え方を学ぶ。
○ 他者への助言をする者としての配慮や深い洞察力を養う。
(1) 研修受講者全員が主体的に参加する。
(2) 多様な職種の受講者間での意見交換により幅広い視点を持つ。
(3) グループごとの結論を導くための協働作業を展開する。
(4) 司会進行、記録、発表等の役割を分担して担う。
(5) 効果的なプレゼンテーション技術を学ぶ。
2.演 習 内容 の 概 要
○演習1:「サービス提供プロセスの管理の実際 」事例研究①
(アセスメントと個別支援計画の作成)
・ 事前配布している事例から選択した事例について、アセスメントから初期個別支援計画作成までの
一連の流れをグループ討議しながら作成する。
・ 作成した初期個別支援計画を、サービス管理責任者として、本人・家族にサービス内容等を説明す
る場面を想定し、発表(プレゼンテーション)を行う。(「模擬会議」の手法を活用)
○演習2:「サービス提供プロセスの管理の実際」事例研究②
(中間評価と計画の修正)
今回は
演習2は
行わない。
・「演習1」において使用したものと同じ事例を用い、追加情報に基づく中間評価と計画の修正に
ついて、各グループで討議で討議しながら作成し発表する。(中期個別支援計画を作成する。)
○演習3:「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」
(サービス管理責任者の役割と業務の検討)
・ グループ毎に、「演習1」で作成した初期個別支援計画に基づき、利用者の将来像(中期~終期、
修了後)を想定しながら討議。(今回は中期~終期計画は作成しない。)
・ サービス管理責任者として様々なサービス内容をチェックし、具体的なマネジメントの方法につい
ても含めて討議する。
・ 使用した事例について、以下の項目に重点を置いて総括的な討議を行う。
・ 地域移行に係る関係機関との連携のあり方等について意見交換を行う。
・ 今回の事例を通じて、サービス管理責任者としての役割と業務の総括を行う。
・ 全体発表後、講師からの助言等に基づき総括。
今年度研修の事前課題から演習終了までの流れ
事前課題:初期個別支援計画までは事前に個々で作成。
(可能な限り「中期及び終期」も事前に作成。少なくとも、「中期及び終期」も想定しな
がら初期を作成。)
演 習 1:グループ討議でグループ毎に初期個別支援計画をまとめ、全体発表。
発表者は、サービス管理責任者から本人・家族へのサービス内容等説明を想定し発
表。フロアの受講者は、本人・家族になりきって聞く。(ロールプレイの手法)
7分程度の発表後、演習講師からのコメント。
その後フロアとのやりとり等。
各グループ終了後、リーダー講師から総括的なコメント等で終了。
演 習 2:今回は実施しない。
演 習 3:演習1で使用した事例の中期~終期、終了後の「地域生活」「社会参加」を実現、発展
(維持)をイメージしながら、将来像についてグループ討議。
また、その際、サービス管理責任者はどのような動きをするのか、どのような関係機関
(相談支援事業所等を含む)と連携し、どのように働きかけるのか等を確認する。
7分程度の発表後、演習講師からのコメント。
その後フロアとのやりとり等。
各グループ終了後、リーダー講師から総括的なコメント等で終了。
昼食後の50分のコマ:研修全体を振り返り、各都道府県で研修を実施するときに工夫する点など
をグループ内で話し合う。各グループで出された意見を伺いながら全体討議、講師陣
によるコメント。リーダー講師による全体総括。
3.演 習 の 実 施 方 法
(1)分野別の演習会場で実施
各都道府県から5つの分野ごとに推薦された各受講者(計5名)が、分野別の演習会場
に分かれてより専門的に演習を実施する。
(2)演習方式
受講者全員が参加意識をもち、相互の意見交換により効率的に研修効果を挙げるよう
小グループで検討するバズセッション方式を基本とする。
(3)グループ構成と役割分担
グループ構成は、事前配布した4事例の中から、1事例を選択し、同じ事例を選択した受
講者5~6名を1グループとして分かれる。できるだけ、出身都道府県、職種などを考慮し
て事前に組み分けする。
また、各グループでは、演習ごとに司会進行、記録、発表の担当者を決める。
(4)演習講師
演習講師は、全体進行を統括するリーダー講師1名、会場内で各グループに対する直接
的な助言等を行う演習講師を複数名配置する。
(5)プレゼンテーションと全体総括
全体発表(プレゼンテーション)を実施し、グループ間での意見交換とリーダー講師から
の助言に基づいて総括を行う。
演習の展開イメージ
各演習では、事例を用いながらサービス提供プロセス全般についての知識や技術を学ぶ。
演習1
初期個別支援計画を作成する。
アセスメントや到達目標の設定などに重点を置く。
4時間
重点部分
演習2
今回は演習2は行わない。
中間評価後の中期個別支援計画を作成する。
計画の変更・修正に重点を置く。
(※都道府県研修では3時間)
重点部分
演習3
4時間
(※都道府県研修では3時間)
演習を通して、サービス管理
責任者としての役割と業務の
確認を行う。
+
・研修全体を振り返り、各都道府県で研修を実施す
るときに工夫する点などをグループ内で話し合う。
・講師陣によるコメント等含めた総括。
演 習 1
「サービス提供プロセスの管理の実際 」事例研究①
(アセスメントと個別支援計画の作成)
演習1:「サービス提供プロセスの管理の実際」事例研究①
(1)演習1の進め方
①演習1のガイダンス(2日目(午前)の分野別講義の終了後に時間をとる。)
②自己紹介と役割分担
(2)演習1のねらい
(3)演習事例の概要
(事前配布した事例について、各自で事前に検討しておく。)
(4)アセスメント項目の検討
①本事例において必要となるアセスメント項目を検討
②アセスメント項目とその目的をグループ内で共通認識
(5)目標(到達目標、短期目標)やサービス内容等の検討
・初期個別支援計画の作成
(6)全体発表
・各グループ毎に全体発表、質疑応答及び総括
※発表者は、利用者や家族へのサービス内容の説明に見立てて発表を行うことでプレゼンテー
ション技術を学ぶと共に、会場で発表を聴く者は、説明を受ける立場の利用者や家族の心理を理
解する。(「模擬会議」の手法を用いる。)
(1) 演習1の進め方
事例は、頸髄損傷、脳性まひ、視覚障害、脳血管障害を準備し、概要は事前に配布。受講
者各自でニーズの抽出、課題の整理、アセスメント項目の検討、支援方針を検討しておく。
各グループにおいて、各自で検討したニーズや課題を基に議論し、意見を集約の上、初期
個別支援計画書を作成する。
4時間
全体発表と議論を通じて理解を深める。
各事例の追加情報を配布
2日目
13:10
15:00 15:10
13:30
ガイダンス
アセスメント項目~初期個別
支援計画の検討、作成
・演習の進め方に
ついて説明(午
前)。
・選択事例を参考
に、グループ分け、
自己紹介及び役
割分担を決める。
休
憩
(
10
分
)
・各グループにおい
て、各自で検討した
ニーズや課題を基に
議論し、意見を集約
の上、アセスメント項
目の検討~初期個
別支援計画書を作
成する。
16:00 16:10
全体発表
(模擬会議)
全体討議
休
憩
(
10
分
)
・初期個別支援計
画書を作成。(模造
紙)
16:50
(続き)
全体発表
(模擬会議)
全体討議
17:30
講師の助言
総 括
・作成した初期個
別支援計画を全体
発表。
・本人へのサービ
ス内容の説明に見
立てて発表。
(2)演習1のねらい
《内 容》
事前配布している事例について、アセスメントから初期個別支援計画作成まで、
グループ討議しながら作成し発表する。
※ 受講者は、事前配布の事例から一つを選択した上でよく読み込み、その事例のニーズを抽出し課題を整理し、
初期個別支援計画の骨格を作成しておくこととする。
《獲得目標》
• 正確な利用者像の把握のために必要となるアセスメントの実際について検討
• 到達すべき目標(ゴール)や短期目標などの段階的な目標設定の必要性
• 時間軸の設定(標準的な支援モデルを参考に達成に要する期間を設定)
• アセスメント結果や本人の意向を踏まえた初期個別支援計画の作成
《研修企画のポイント》
□ 演習の目的・手順を詳しく説明してから演習に入る
□ 演習をスムーズに運ぶために、時間の管理に配慮する
□ 本人の状態やニーズの把握というアセスメントに演習の力点を置く
□ アセスメント項目の検討~初期個別支援計画作成までを行う
□ 全体発表を行い、プレゼンテーション技術を学ぶと共に、説明を受ける立場の
利用者や家族の心理を理解する。各グループとの議論により理解を深める
(3) 演習事例の概要
(受講者に事前配布済み)
事例1:頸髄損傷による四肢体幹機能障害
事例2:脳性麻痺による四肢体幹機能障害
事例3:網膜色素変性症による視覚障害
事例4:脳出血による左上下肢機能障害
(4)アセスメント項目の検討
・ 本事例において必要となるアセスメント項目を検討
・ アセスメント項目とその目的をグループ内で共通認識
・
・
・
・
障害種別に応じたアセスメント項目を検討する
身体状況や精神・心理状況など状態像の客観的な把握に努める
利用者や家族の意向を分析する
情報から得た心身状態や利用者・家族の意向から、訓練目標に
つながるニーズを把握する
※「様式2」を使用する。(今回は支援計画書「様式6」に直接記載していきましょう。)
(5)目標(到達目標、短期目標)やサービス内容等の検討
・ 初期個別支援計画の作成
各グループにおいて、各自で検討したニーズや課題を基に議論
し、意見を集約の上、初期個別支援計画書を作成する。
・ 利用者の将来像(中期~終期、修了後)を想定しながら作成する。
• 整理した課題に基づき、支援項目・サービス内容・到達目標・期
間等を定める
• 到達目標は、サービス終了時の到達目標となる主目標(長期目
標)と短期目標などからなる
• 到達目標は、時間軸をとおして段階を踏んで達成される
• 時間(支援期間)と領域(支援内容)という2つの観点から個別支
援計画書を作成
※「様式6」が印刷された模造紙を使用する。
(6)全体発表
・各グループで作成した初期個別支援計画を全体発表。
・全体で議論し理解を深める。
・質疑応答及び総括
・ 全体発表(プレゼンテーション)について、
発表者は、利用者や家族へのサービス内容の説明に見立て
て発表を行うことでプレゼンテーション技術を学ぶと共に、
会場で発表を聴く者は、説明を受ける立場の利用者や家族
の心理を理解する。(「模擬会議」の手法を用いる。)
・ グループ間での意見交換を行い理解を深めるとともに、講師
からの助言に基づいて総括を行う。
※今回の指導者養成研修では行わない。
演 習 2
「サービス提供プロセスの管理の実際」事例研究②
(中間評価と計画の修正)
演習2:「サービス提供プロセスの管理の実際」事例研究②
(1)演習2の進め方
・演習2のガイダンス
(2)演習2のねらい
(3)中期個別支援計画の検討・作成
・演習1で用いた事例について、モニタリング結果を情報提供し、中期における支援計画の見直し・修
正を行う。
・中期個別支援計画書を作成する。
(4)個別支援計画の全体発表
・本研修では実施しない。→演習3の全体発表で一括して行う。
(※都道府県研修では3時間あるので、全体発表まで行う。)
(1)演習2の進め方
演習1で行った事例について、新たな情報に基づき、支援計画の見直し・修正を検
討。
中期個別支援計画の作成を目標に、議論を行い理解を深める。
2時間
8:30
10:30
8:45
(前日配布)モニタリング結果を情報提供
ガ
イ
ダ
ン
ス
※都道府県研
修では3時間
・個別支援計画の見直し・修正についてグループで議論
・演習2の進め方
を説明。
・中期個別支援計画書の作成
・グループ毎に、新たに提
供された情報に基づき、
中期個別支援計画の見
直し・修正を検討。
・中期個別支援計画書
の作成。
・各グループのPCに入
力。USBメモリに記録。
(2)演習2のねらい
《内 容》
「演習1」において使用したものと同じ事例を用い、追加情報に基づく中間評価と
計画の修正について、各グループで討議で討議しながら作成し発表する。(中期
個別支援計画を作成する。)
《獲得目標》
• サービス開始後の中間評価(モニタリング)結果を踏まえ、再アセスメントし個別
支援計画を適切に修正
《研修企画のポイント》
□ 演習1で用いた事例と同様の事例を用い、中間評価結果を提示する
□ モニタリングによる個別支援計画の修正・変更に演習の力点を置く
□ 同様の事例であっても、状況やニーズの変化を捉え、適切な支援内容へ修
正が必要なことを学ぶ
□ 中間評価を踏まえ、中期個別支援計画を作成する
(3)中期個別支援計画の検討・作成
・新たな情報に基づき、個別支援計画の見直し、修正を検討。
中間評価(モニタリング)とは
①個別支援計画通り支援が実施されているか
②状況の確認
③新たなニーズはないか
④新たなニーズに対する評価の必要性
⑤個別支援計画の見直し、修正
など、サービスの微調整、あるいは再評価
しながら継続する過程である。
演 習 3
「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」
(サービス管理責任者の役割と業務の検討)
演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際
(1)演習3の進め方
・演習3のガイダンス
(2)演習3のねらい
(3)グループ討議
・ グループ毎に、サービス管理責任者として様々なサービス内容をチェックし、支援チームに対する
マネジメントの方法について演習する。
(4)総括
・ 使用した事例について、以下の項目に重点を置いて総括的な討議を行う。
・アセスメントから終了時評価までの支援全体を振り返り評価する
・地域移行について関係機関との連携のあり方等について意見交換を行う
・今回の事例を通じて、サービス管理責任者としての役割と業務の総括
(1)演習3の進め方
グループ毎に、「演習1」で作成した初期個別支援計画に基づき、利用者の将来像(中期~終
期、修了後)を想定しながら討議。(今回は中期~終期計画は作成しない。)
サービス管理責任者として様々なサービス内容をチェックし、具体的なマネジメントの方法に
ついても含めて討議し、全体発表後、講師からの助言等に基づき総括。
4時間
3日目
9:00 9:10
ガ
イ
ダ
ン
ス
10:00 10:10
サービス内容のチェッ
クとマネジメントの実際
(グループ討議)
・グループ毎に、利用者の将
来像(中期~終期、修了後)
を想定しながら討議。サービ
ス管理責任者として様々な
サービス内容をチェックし、
具体的なマネジメントの方法
について整理する。
休
憩
(
10
分
)
12:10
全体発表
講師の助言
全体討議
総括
・整理した内容
を全体発表。
・全体で議論し
理解を深める。
昼
13:10
14:10
全体総括
食
・講師からの助
言と総括的な討
議により、サー
ビス管理責任
者としての役割
と業務の総括。
・研修全体を振り返り、各都道
府県で研修を実施するときに
工夫する点などをグループ内
で話し合う。
・講師陣によるコメント。
・全体総括。
(2)演習3のねらい
《内 容》
グループ毎に、利用者の将来像(中期~終期、修了後)を想定しながら討議。サ
ービス管理責任者として様々なサービス内容をチェックし、具体的なマネジメントの
方法について演習する。
使用した事例について、以下の項目に重点を置いて総括的な討議を行う。
・地域移行について関係機関との連携のあり方等について意見交換を行う
・今回の事例を通じて、サービス管理責任者としての役割と業務の総括
《獲得目標》
• グループ討議により、サービス管理責任者として様々なサービス内容をチェック
• 総括的な討議により、サービス管理責任者としての役割と業務の総括
《研修企画のポイント》
□ グループ討議、発表、助言等を通じて、サービス管理責任者としての役割を確
認する。
□ 研修全体を振り返り、普段の業務上の知識や技術の確認の機会とする
□ 各地域での独自の取り組みを情報交換し、今後の参考とする
□ 研修者自身の今までの仕事を振り返り、今後の仕事に繋げられるよう、
サービス管理責任者としての自覚を促す
(4)全体発表
・ グループ毎に、「演習1」で使用した事例に基づき、利用者の将
来像(中期~終期、修了後)を想定しながら討議。サービス管理
責任者として様々なサービス内容をチェックし、具体的なマネジメ
ントの方法について整理する。
・ 整理した内容を全体発表。
・ 全体で議論し理解を深める。
・ 質疑応答及び総括
・ 全体発表(プレゼンテーション)を実施し、グループ間での意
見交換を行い理解を深めるとともに、講師からの助言に基づ
いて総括を行う。
(5)総 括
・研修全体を振り返り、各都道府県で研修を実施するときに工夫
する点などをグループ内で話し合う。
・講師陣によるコメント。
・全体総括。
各地域の独自の取り組みを積極的に情報交換し今後に活用
・ 自治体独自のサービスの活用や関係機関との連携によるサービ
ス提供により、効率的で質の高い支援が可能であり、そこを模索
する努力がサービス管理責任者の責務の一つである。
・ また、地域生活移行については、相談支援事業者その他の関係
機関との連携やネットワークの構築が重要であり、ケースによって
は、地域生活への移行が困難な事例も考えられるので、自立支援
協議会への事例報告を行い、新たな社会資源の開発等に努める。
・ 各自治体の先進的な取り組みを持ち帰り、今後の参考とする。
4.様 式
• 発表で用いる様式は6になります。
• その他の様式は必要に応じ、メモや整理ペー
パーとして活用してください。
• 各グループの模造紙を用い、様式6に記入してく
ださい。
(様式0)
「グループ討議経過 記録用紙」
分野:地域生活(身障)
演習番号:
第
班
司会者:
No.
記録者:
(様式1)
№
意向等ニーズの把握
課題の整理表
初期状態の評価(利用者の状況
・環境の状況)
グループ
利用者名
支援者の気になること・推測できること
(事例の強み・可能性)
さん
解決すべき課題
(様式2)
アセスメント項目の検討表
本人の意向
項目
必要な理由
(様式3)
基本的な支援方針等の策定表1
総合的な支援方針
ニーズ(支援課題)
到達目標(長期目標)
短期目標
(様式4)
基本的な支援方針等の策定表2
短期目標
具体的なサービス内容
達成期間
担当
(様式5)
基本的な支援方針等の策定表3
総合的な支援方針
ニーズ
(支援課題)
到達目標
(長期目標)
短期目標
具体的なサービス内容
達成期間
担当
(様式6)
個別支援計画書(初期・中期)
利用者氏名
性別
生年月日(年齢)
年 月 日 ( 歳)
障害福祉サービス名
利用契約期間(サービス提供期間)
長期(内容、期間等)
短期(内容、期間等)
ニーズ(支援課題)
到達目標
短期目標
サービス内容
達成期間
担当
総合的な支援方針
平成
年
月
日
利用者氏名
印
サービス管理責任者
印
(様式7)
サービス実施報告書(終了時評価)
利用者名(性別・年齢)
利用者の意向
(具体的なニーズ)
障害福祉サービス名
サービス提供期間
ニーズ(支援
課題)
平成
到達目標
年
月
日
支援内容
施設名: ○○○○○○○
支援結果
達成
期間
担当
サービス管理責任者氏名:
今後の課題
印
5.参考資料
(1)サービス管理責任者業務の要点整理
財団法人横浜市総合保健医療財団 地域精神保健部
生活訓練係長 伊藤 未知代氏作成の資料より一部抜粋
サービス管理責任者業務の要点整理
サービス管理責任者となる方へ
「今だって大変なのに、そんな大変な
こと自分にできる訳ない…」と思われ
がちなサビ管業務。
しかし、利用者への直接支援だけでは
なく、人材育成、事業所運営、さらに地
域社会へと活躍が期待されるとてもや
りがいがある仕事です。
サビ管となったからには、事業所内部
から関係機関へ、そして地域社会へと
目を向け足を運びましょう。
サービス管理責任者業務の要点整理
サービス管理責任者の業務整理
外部の関係機関
地域社会
(地域自立協議会)
事業所内
①支援プロセス
の管理
・進行管理 ・課題の整理 ・個別支援計画の修正
②職員への
指導助言
・指導と助言 ・人材育成
・質の向上
③関係機関と
の連携
④その他
・連携の要
・利用者満足度の向上
・第三者評価の導入
など
・地域社会への発信
・社会資源の創出
サービス管理責任者業務の要点整理
①支援プロセスの管理
●進行管理
・支援計画と時間軸はセットで提供
・時間軸の妥当性のチェックとタイムキーパー役
・ゴール設定(長期目標と短期目標)の妥当性のチェック
●個別支援会議の開催
●支援課題の整理と大方針の設定
●個別支援計画の作成または管理(←最も重要!!)
・サービス管理責任者には最終的な責任がある。署名と押印で
責任の明確化を!
⇒個別支援の質を担保する役割
サービス管理責任者業務の要点整理
②サービス提供者への指導助言
●適宜のスーパーバイズ
●「個別支援会議(事業所内カンファレンス)」の進行
役として、議論を深める
●「サービス利用計画書」に基づく、事業所としての
「個別支援計画」の作成
●研修等で off the job trainingを行う
●利用者面接、家族面接、見学案内に同席する等
on the job trainingを行う
…やってみせ、言って聞かせて、させてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾
け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、
人は実らず…。 山本五十六
サービス管理責任者業務の要点整理
③関係機関との連携(その1)
●「サービス担当者会議(サービス等利用計画作成
会議)」への参加
・相談支援専門員と連携し、支援チームによるネット
ワーク構築に寄与
⇒「サービス等利用計画書」をもとに「個別支援計画」
を作成することで、 地域や外部につながる支援に
なっていく
顔の見える関係の“顔”になるってことですね!
サービス管理責任者業務の要点整理
③関係機関との連携(その2)
●自立支援協議会への参画 例えば…
・必要なサービスが福祉計画に盛り込まれるように働き掛け
る(ボトムアップ)、
・地域の工夫と知恵で、足りない資源を創出する、
・事例検討会を定例化し、地域の課題を地域で解決する仕
組みを作る、
・事業所の顔として地域活動や行事に積極的かつまめに参
加し、利用者が地域に溶け込む呼び水となる、
・事業の対象や効果を外部に解り易く説明し、PRする…
⇒事業所、利用者、障害者を地域社会へつなげる役割
サービス管理責任者業務の要点整理
④その他
●利用者満足度調査の実施
・支援者の自己満足に陥らないよう“利用者満足度”
に注目して事業所を見直す
●第三者評価の導入
・客観的な評価に基づく質の向上へ
グループ討議
【演習3】についてのグループ討議
(40分)
理想のサービス管理責任
者イメージを共有するため
にグループ討議…
各自治体ではどんな【演習3】で
総括するのかな?
意外なご当地ネタが地元での演
習企画のヒントになるかも……?
業務のウエイトを
円グラフで表現し
てみる…
「サービス管理責任者
とは?」をテーマにグ
ループ毎に自由にプレ
ゼンテーション…
「チェックリスト」を作
成して各自で業務を
総括する個人ワーク
…
グループ討議
グループ討議(40分)
手順
(①進行役、記録係、発表者を決めます。)
②グループで討議、情報交換、意見交換をします。
③発表内容をまとめます。
④全体発表を行います。
グループ討議は、都道府県研修での【演習3】の企
画運営のための時間です。実際に運営を担う皆さん
だからできる実際的、積極的な議論を期待します。
では、始めましょう…。
参考資料
(参考)サービス管理責任者の業務整理表①
業務内容
(1)支援プロセスの管理
見学案内
アセスメント
家族面談
支援計画の作成
支援計画案の修正
利用者・家族への支援計画の説明
モニタリング
支援の進行管理
取組状況
課題
ウエイト
参考資料
(参考)サービス管理責任者の業務整理表②
業務内容
(2)事業管理
利用者数の適正化
利用期間の適正化
第三者評価の導入
利用者満足度調査の実施
経営への参画
事業展開への提案
リスクマネジメント
苦情受付責任者
取組状況
課題
ウエイト
参考資料
(参考)サービス管理責任者の業務整理表③
業務内容
(3)サービス提供者への指導助言
利用者面接への同席
家族面接への同席
アセスメントへの指導と助言
課題の整理への指導と助言
支援計画作成への指導と助言
モニタリング
支援の進捗への助言
取組状況
課題
ウエイト
参考資料
(参考)サービス管理責任者の業務整理表④
業務内容
(4)関係機関との連携
個別支援会議への出席
次ステージへの引継支援
地域自立支援協議会への参画
地域での連携事業への協力
施設見学・実習の受入れ
地域や他機関への事業PR
地域住民への普及啓発
社会資源の創出
取組状況
課題
ウエイト
5.参考資料
(2)ロールプレイ
※ 都道府県研修において、ロールプレイの手法を用いる場合
は参考にしてください。
(参考)ロールプレイの手法をとる場合
個別支援計画の作成に係る支援会議の場面を想定し、模擬支援会
議を実施し、サービス管理責任者として様々なサービス内容をチェック
し、支援チームに対するマネジメントの方法について演習する。
模擬会議の準備(15分程度)
各グループ内で、次のことを決定。
・ 各グループの進捗度により、「中期」もしくは「終期」の支援会議場面を設定する。
・ 演者の役割分担
(サービス管理責任者役、利用者役、支援員役、訓練スタッフ役、看護スタッフ役、介護ス
タッフ役等)
・ 各役割ごとに自分たちの役作りを行う。
※ 模擬会議中は役になりきって演ずる。時間内で場面を変えて複数回実施しても良い。
模擬会議の実施(1時間程度)
模擬会議を通じて、実際に終了時評価を作成。(進捗が遅れているところは中期個別支援計画
書を作成。)
・ サービス管理責任者として様々なサービス内容をチェックし、支援チームに対するマネジメン
トの方法について演習する。
ロールプレイについて(概要)
1.ロールプレイとは
○ 現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、あ
る事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。
○ 学習者は、役割を演じなければならないが、演じ方はたいてい演者の自由である。
○ 対人関係や態度・行動を通して行われる学習に用いられる。
2.ロールプレイのメリット
○ 意志決定過程にみられるような物事のプロセスについて学ぶ可能性が高くなる。
3.ロールプレイの方法
1) 事前準備
○ シナリオ:準備の段階でシナリオを作成するか、役割だけを決めて自由に行うか、目
的によって決定する。
○ 時間:決まっているわけではない
○ オリエンテーション:実施する前に学習者にその目的を十分に説明する。
2) 実施
○ 実施中にロールプレイをビデオに録画しておけば、後で見直すことができる。
3) フィードバック
○ ロールプレイ終了後、気づきや学びを話し合うことで、学習を深め、広げることが大切
ロールプレイ(ロールプレイイング)の目的
(1) 日常生活における自分の役割を見直し、日常生活での課題を解決する手がかりを得ます。
(2) 参加者全員が、感情の解放をします。
(3) 新しい、突発的な状況に応ずることができます。
日常生活の中で、人は必ず様々な役割を背負って暮らしていることを考えますと、人生はまさに
ドラマと言えます。その中で、常に同じような役割ばかりをこなしていますと、新たな人間関係を作
り出すことは大変難しくなります。
ロールプレイとは、参加者が自由な雰囲気の中で、あるテーマについて即興的に役割を演じ、協
同して、役割行動の変容を図るもので、日常生活におけるそれぞれの役割を見直し、新しい状況
に応じられるようになることを目的としています。
したがって、ロールプレイは日常生活のリハーサルとも言えるでしょう。参加者はうまく演ずる必
要はありません。大切なのは、いかに自分なりに自発性を発揮して演ずるかです。
自発性が回復されれば、ロールプレイでの新鮮な役割体験は、新しい役割を日常生活に取り入
れる原動力となります。
自発性とは、新しい状況においても、周囲と自分自身にとって、より適切な、望ましい対応がで
きるということです。一般に、人は、新しい状況に対しては、他人の意見や自分の既有の体験をよ
りどころとして対応してしまいがちです。自発性は、そのような自分の外側から規制してしまうので
はなく、自然に自分の中から自分を動かしていくことです。
自発性は、まず役割をとること(役割取得)から、自発的に個性的に演ずること(役割演技)、さら
に、新しい役割を創造すること(役割創造)へと段階的に高まっていきます。
ロールプレイを行う上での注意
1)
2)
3)
4)
5)
6)
ロールプレイを理解しているファシリテーターをグループごとに配置すること
事前準備(オリエンテーション):参加者が主体的に関われるように情報や知識の整理
役割別の準備:各役割ごとに自分たちの役作りを行い,場面設定を話し合う
役割演技・討議:役になりきって演ずる。時間内で場面を変えて複数回実施しても良い
誰か一人が時間を占領しないこと
本人・家族役を他のグループから入ってもらい、支援内容を理解していただけるか、説明は
十分か等の観点で行う方法もある。
7) 振り返り(フィードバック):必ず自分の役やほかの役について感じたこと、考えたことを振り
返る時間をとり、ロールプレイの後,他の人へ感情・しこりが残らないよう配慮
〈時間配分の参考例〉(決まっているわけではありません)
1) 知識の整理(5分)
2) 役割別の準備(5分)
3) ロールプレイの実施
① 1回目の演技(20分):支援会議の準備の支援者だけの話し合い
振り返り(5分)
② 2回目の演技(20分):本人や家族も含めた関係者が参加した支援会議
振り返り(5分)