産業振興分野 「あいりん地域」自転車リサイクルシステム構築事業 【大阪府商工労働部雇用対策課】 事 業 概 要 不用となった自転車を安価なリサイクル自転車として供給する事業を「あいりん地域」において事業化 するため、不用自転車の集荷経路及び販路の開拓を進めるとともに、自転車修理再生技術の習得を 図る。さらに、この取り組みにより、「あいりん地域」に新たな雇用の場を創出するとともに、大阪の環 境問題である放置自転車の解消にも貢献する。 委 託 先 特定非営利活動法人釜ヶ崎支援機構 従業員数72人(H24.3現在) 2,264万円 (平成21年度) 事 業 実 績 額 2,745万円 (平成22年度) 2,513万円 (平成23年度) 雇 用 創 出 数 15人 事業実施 期 間 事業終了後 継続雇用人数 平成21年4月 ~ 平成24年3月 集められた放置自転車です。 3人 (他事業所での雇用:1人) 業務の内容 ■不用自転車の集荷経路及び販路の開拓を行う ■不用自転車をリサイクル自転車として再生することを通じて、自転車修理再生技術を身につける ■放置自転車問題を解消し、きれいな街づくりの推進を図る ■作業員の新規雇用に際しては、本人が失業者であることの確認を行うとともに、大阪ホームレス就 業支援センター登録者であることを確認している。 作業場所です。 活 動 紹 介 自転車修理再生技術の指導及び集荷販売先の開拓(指導員) ・作業員に自転車修理再生技術の指導を行う。 ・作業員の自転車修理再生技術の習得状況に応じて、工程別に作業員を配置する。 (例:解体・部品の整備・組立・磨き・検査など) ・不用自転車の安定的な仕入先や販売先を開拓する。 ・集荷された自転車を盗難防止や安全な保管状態の確保を目的に定期的に解体作業を行い、部 品パーツの仕分け・整備を行う。 ・社会生活及び自転車修理再生技術において手本となる作業員については、選考により指導員に 登用し作業員の指導育成にあたらせる。 自転車修理再生技術の向上(作業員) ・指導員のもと自転車修理再生技術の向上をめざすとともに、再生自転車の安定的な供給を行う。 ・集荷された自転車を盗難防止や安全な保管状態の確保を目的に定期的に解体作業を行い、部 品パーツの仕分け・整備を行う。 細かい作業も行います 事業終了後の事業継続 ・雇用継続への展開 事業受託者であった特定非営利活動法人釜ヶ崎支援機構においては、不用自転車を修理再生 し販売する本事業を平成24年度も継続実施しているが、リサイクル自転車販売の特性として販 売価格が「安価」であることから事業運営規模等との均等を勘案して、基金事業終了時の雇用者 のうち、数名を継続雇用している。 雇用創出効果以外の 事 業 実 施 効 果 大阪府は、全国でワースト1の放置自転車数(平成21年)の大阪市を抱え、対策が急務となって いる。その中で、本事業で新たな放置自転車の活路を見出したことは非常に意義深いことであっ たと思われる。 完成です。
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