大阪・関西のすがた 大阪のすがた 1章 2章 3章 4章 5章 6章 7章 8章 地勢・人口 経済 財政の現状 世界をリードする大阪産業 水とみどり豊かな新エネルギー都市 大阪 ミュージアム都市 大阪 子どもからお年寄りまでだれもが安全・安心ナンバー1 大阪 教育・日本一 大阪 関西のすがた 政令指定都市のすがた 1 1章 地勢・人口 (1) (2) (3) (4) (5) (6) TOP 面積・人口動向 人口動態(自然増加、社会増加) 人口構造 少子高齢化の進行 世帯 昼間人口 2 TOP (1)面積・人口動向 1. 大阪府の面積 2. 土地利用の現況 3. 土地利用の推移 4. 日本の人口動向 5. 世界の主な国の人口 6. 大阪府の人口動向 7. 地域別人口の推移 8. 府内市町村別の人口動向(1~20位) 9. 府内市町村別の人口動向(21~43位) 10. 府内市町村別人口の推移・見通し(ピーク年) 11. 人口集中地区(DID)面積の推移 12. DID、非DIDの人口、人口密度の推移 3 TOP 1.大阪府の面積 大阪府は、我が国の中央部やや西寄りに位置し、南北約86km、東西約25kmと、南北に細長い 形状で、平成21(2009)年10月1日現在の面積は1,898.01k㎡となっており、47都道府県中2番目に 小さく、我が国の総面積の約0.5%を占めている。 図表 大阪府の面積 (平成21年10月1日現在) 1 北海道 83,456.75 2 岩手県 15,278.89 26 愛知県 5,115.66 42 神奈川県 2,415.85 44 東京都 2,102.95 46 大阪府 1,898.01 47 香川県 1,862.30 0 20,000 40,000 (資料)国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」 60,000 80,000 100,000 (㎢) 4 TOP 2.土地利用の現況 平成20(2008)年の土地利用の面積では、「宅地」が約6万ha、「森林」が約5万8千haと、府域 のおよそ3分の1ずつを占め、次いで、「その他」が約3万ha(およそ16%)、「道路」が約1万7千 ha(およそ9%)、「農用地」が約1万4千ha(およそ8%)、「水面・河川・水路」が約1万ha(およそ 5%)となっている。 図表 土地利用の現況 その他, 29,911ha, 15.8% 農用地, 14,191ha, 7.5% 森林, 58,012ha, 30.6% 平成20年 189,785ha 宅地, 60,043ha, 31.6% (資料)大阪府都市整備部調べ 水面・河川・ 水路, 10,103ha, 5.3% 原野, 道路, 165ha, 17,360ha, 0.1% 9.1% 5 TOP 3.土地利用の推移 大阪府内の土地の都市的利用への転換は安定化しつつあるが、産業構造の変化などを受 け、農用地が減少となる一方、宅地等の土地利用は増加傾向にある。昭和55(1980)年を 100とした土地利用の推移をみると、平成20(2008)年では、道路が133.0、原野が105.1、宅 地が114.5と増加しており、一方、農用地は64.8と減少している。水面・河川・水路については ほぼ変化なし、森林は98.2で微減となっている。 図表 土地利用の推移 70,000 140.0 60,000 130.0 120.0 50,000 110.0 40,000 100.0 30,000 90.0 20,000 80.0 10,000 0 70.0 S55 S60 H2 H7 H12 H17 60.0 H20 S55 S60 H2 森林 100.0 100.2 100.3 99.4 98.7 98.6 98.2 宅地 100.0 103.9 107.5 111.6 111.3 113.2 114.5 30,685 29,614 29,911 その他 100.0 97.2 100.2 98.0 103.5 99.9 100.9 15,252 14,533 14,191 農用地 100.0 90.9 82.6 78.5 69.7 66.4 64.8 13,056 14,117 14,781 15,531 16,309 17,360 17,360 道路 100.0 108.1 113.2 119.0 124.9 133.0 133.0 水面・河川・水路 10,134 10,098 10,034 10,023 157 157 177 177 原野 10,155 10,124 10,103 水面・河川・水路 100.0 99.6 99.0 98.9 100.2 99.9 99.7 原野 100.0 100.0 112.7 112.7 113.4 105.1 105.1 森林 59,089 59,190 59,241 58,720 58,336 58,262 58,012 宅地 52,439 54,491 56,379 58,500 58,368 59,373 60,043 その他 29,644 28,824 29,695 29,065 農用地 21,897 19,909 18,081 17,191 道路 (資料)大阪府都市整備部調べ 178 165 165 H7 H12 H17 H20 6 4.日本の人口動向 TOP 平成21(2009)年10月1日における日本の総人口は1億2,752万人(概算値)と前年比若干の 減少となっている。世界では、中国、インド、アメリカ衆国などに次いで第10位となっている。 平成18(2006)年12月に、国立社会保障・人口問題研究所から発表された「日本の将来推計 人口」によると、日本の人口は、今後、長期の人口減少過程に入り、平成42(2030)年には1 億1,522万人、平成58(2046)年には1億を割って9,938万人、平成67(2055)年には8,993万人 になると見込まれている。 図表 日本の人口動向 ※ (万人) 14,000 H21.10月 実績値 12,752 推計値 11,522 12,000 9,938 8,993 10,000 H42 (2030) 8,000 H58 (2046) 6,000 H67 (2055) 4,000 2,000 0 T9 13 17 7 11 15 19 23 27 31 35 39 43 47 51 55 59 63 4 8 12 16 20 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 (注)平成21年は推計人口(概算値)。 (資料)総務省「国勢調査」、「日本統計年鑑」、「人口推計」 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(出生中位(死亡中位)推計) (平成18年12月) 7 5.世界の主な国の人口 TOP 図表 世界の主な国の人口(2008年) 順位 国 1 中 2 イ 名 人口(年央推計人口) 国 13億3,630万人 ド 11億8,620万人 3 アメリカ合衆国 3億0,880万人 4 イ ン ド ネ シ ア 2億3,430万人 5 ブ ン ル 1億9,420万人 6 パ キ ス タ ン 1億6,700万人 7 バングラデシュ 1億6,130万人 8 ナ イ ジ ェ リ ア 1億5,150万人 9 ロ 10 日 15 ド 19 ラ ジ シ イ ア 1億4,180万人 本 1億2,750万人 ツ 8,250万人 イ ギ リ ス 6,400万人 20 フ ラ ン ス 6,190万人 21 イ タ リ ア 5,890万人 23 韓 国 4,840万人 32 オーストラリア 2,100万人 (注)日本は「人口推計」による10月1日現在の人口。 (資料)総務省「世界の統計2009」 8 6.大阪府の人口動向 TOP 平成21(2009)年10月1日の大阪府の推計人口は884万0,372人と、近年は若干の増加傾向で 推移している。 今後、大阪府の将来人口は約882万人前後で平成22(2010)年頃までほぼ横ばいで推移しな がら、以降減少傾向が続き、平成37(2025)年には828万人程度になると見込んでいる。 図表 大阪府の人口動向 ※ H21.10月 (万人) 1,000 884 実績値 推計値 881 800 874 828 807 600 400 200 0 T9 14 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 大阪府企画室推計 2 7 12 17 22 27 32 37 42 47 国立社会保障・人口問題研究所推計 (資料)総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の都道府県別将来推計人口」(平成19年5月推計)、 大阪府統計課「大阪府の人口動向」、「大阪府の推計人口」、大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検につ いて」(平成21年3月)、総務省「世界の統計2009」 9 7.地域別人口の推移 TOP 府内の地域別人口をみると、大阪市地域が最も多く、北河内地域、泉北地域、三島地域がそ れに次いでおり、いずれも100万人を超える規模となっている。また、増加率では、大阪市地域 の伸びが近年高くなっている。 図表 地域別人口の推移 ※ 3,500,000 3,000,000 ①大阪市地域 ①2,661,700 大阪市地域 2,500,000 三島地域 1,400,000 ④北河内地域 豊能地域 北河内地域 1,200,000 ④1,181,334 ⑦1,174,368 ②1,095,474 中河内地域 南河内地域 泉北地域 1,000,000 ⑤中河内地域 ②三島地域 泉南地域 ⑤851,921 800,000 ⑦泉北地域 ⑥南河内地域 ③豊能地域 ③656,147 ⑥637,299 ⑧582,129 600,000 ⑧泉南地域 400,000 (注)各年10月1日現在の人口。 大阪市地域…大 阪 市 三島地域…吹 田 市 高 槻 市 茨 木 市 摂津市 島本町 豊能地域…豊 中 市 池 田 市 箕 面 市 豊能町 能勢町 北河内地域…守 口 市 枚 方 市 寝屋川市 大 東 市 門 真 市 四條畷市 交野市 中河内地域…八 尾 市 柏 原 市 東大阪市 南河内地域…富田林市 河内長野市 松 原 市 羽曳野市 藤井寺市 大阪狭山市 太子町 河 南 町 千早赤阪村 (美原町:平成16年ま で。平成17年2月に堺市と合併。) 泉北地域…堺 市 泉大津市 和 泉 市 高石市 忠岡町 泉南地域…岸和田市 貝 塚 市 泉佐野市 泉南市 阪南市 熊取町 田尻町 岬町 (資料)大阪府統計課「大阪府の人口動向」「大 阪府の推計人口」、総務省「国勢調査」 200,000 0 S30 33 36 39 42 45 48 51 54 57 60 63 3 6 9 12 15 18 21 10 8.府内市町村別の人口動向(1~20位) TOP 大阪府内の市町村で平成12(2000)年から平成17(2005)年の間に人口が増加したのは16市5町で、 減少したのは17市5町村である。 人口増加率の最も高いのは、田尻町6.7%で、次いで四條畷市 4.0%、熊取町3.7%、泉大津市3.4%となっている。減少率の最も大きいのは、能勢町の-9.1%で、豊 能町-7.0%、岬町-6.5%、千早赤阪村-6.2%となっている。 図表 府内市町村別の人口動向(平成17-12年) 人 口 順位 増減数 平成17年 1 大阪市 2 順位 増減率 順位 平成12年(組替) 2,628,811 人 2,598,774 人 30,037 堺市 830,966 人 829,636 人 3 東大阪市 513,821 人 515,094 4 枚方市 404,044 人 5 豊中市 386,623 6 吹田市 7 1.2 % 1,330 0.2 % 人 -1,273 -0.2 % 402,563 人 1,481 0.4 % 人 391,726 人 -5,103 ④ -1.3 % 353,885 人 347,929 人 5,956 ③ 1.7 % 高槻市 351,826 人 357,438 人 -5,612 ② -1.6 % 8 八尾市 273,487 人 274,777 人 -1,290 -0.5 % 9 茨木市 267,961 人 260,648 人 7,313 ② 2.8 % 10 寝屋川市 241,816 人 250,806 人 -8,990 ① -3.6 % 11 岸和田市 201,000 人 200,104 人 896 0.4 % 12 和泉市 177,856 人 172,974 人 4,882 ④ 2.8 % 13 守口市 147,465 人 152,298 人 -4,833 ⑤ -3.2 % 14 門真市 131,706 人 135,648 人 -3,942 -2.9 % 15 松原市 127,276 人 132,562 人 -5,286 -4 % 16 箕面市 127,135 人 124,898 人 2,237 1.8 % 17 大東市 126,504 人 128,917 人 -2,413 -1.9 % 18 富田林市 123,837 人 126,558 人 -2,721 -2.2 % 19 羽曳野市 118,695 人 119,246 人 -551 -0.5 % 20 河内長野市 117,239 人 121,008 人 -3.1 % -3,769 ① ③ ⑤ 11 9.府内市町村別の人口動向(21~43位) 21 池田市 22 TOP 101,616 人 101,516 人 100 0.1 % 泉佐野市 98,889 人 96,064 人 2,825 2.9 % 23 貝塚市 90,314 人 88,523 人 1,791 2 % 24 摂津市 85,009 人 85,065 人 -56 -0.1 % 25 泉大津市 77,673 人 75,091 人 2,582 3.4 % 26 交野市 77,644 人 76,919 人 725 0.9 % 27 柏原市 77,034 人 79,227 人 -2,193 -2.8 % 28 藤井寺市 65,780 人 66,806 人 -1,026 -1.5 % 29 泉南市 64,683 人 64,152 人 531 0.8 % 30 高石市 61,127 人 62,260 人 -1,133 -1.8 % 31 大阪狭山市 58,208 人 56,996 人 1,212 2.1 % 32 阪南市 57,616 人 58,193 人 -577 -1 % 33 四條畷市 57,342 人 55,136 人 2,206 4 % ② 34 熊取町 44,505 人 42,914 人 1,591 3.7 % ③ 35 島本町 29,052 人 30,125 人 -1,073 -3.6 % 36 豊能町 23,928 人 25,722 人 -1,794 -7 % ② 37 岬町 18,504 人 19,789 人 -1,285 -6.5 % ③ 38 忠岡町 17,586 人 17,509 人 77 0.4 % 39 河南町 17,545 人 17,341 人 204 1.2 % 40 太子町 14,483 人 14,190 人 293 2.1 % 41 能勢町 12,897 人 14,186 人 -1,289 -9.1 % ① 42 田尻町 7,240 人 6,785 人 455 6.7 % ① 43 千早赤阪村 6,538 人 6,968 人 -430 -6.2 % ④ 8,817,166 人 8,805,081 人 12,085 0.1 % 大阪府 ⑤ (注)1.増減数,増減率の順位の数字は、①~⑤が人口増加数、増加率の大きい市町村。 ① ~ ⑤ は人口減少数、減少率の大きい市町村(それぞれ5位まで)。 2.[平成12年(組替)]の堺市には、平成17年2月に合併した旧美原町の人口を含む。 (資料)総務省「国勢調査」 ⑤ ④ 12 10.府内市町村別人口の推移・見通し(ピーク年) TOP 大阪府内の市町村の過去の人口推移と平成17(2005)年国勢調査に基づいた今後の予測 (国立社会保障・人口問題研究所「日本の市区町村別将来推計人口(平成20年12月推計)」)に よると、郡部と都心部は既に人口のピークを迎えているところが多い。南部大阪地域では今後 も人口増加が見込まれるところが多いが、平成37(2025)年頃には全ての府内市町村において、 人口はピークを迎え、以降、減少すると見込まれている。 図表 府内市町村別人口の推移・見通し(ピーク年) (資料)総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問 題研究所「日本の市区町村別将来推計人口 (平成20年12月推計)」 13 TOP 11. 人口集中地区(DID)面積の推移 人口集中地区(DID)(※)面積は、年々増加しているものの、近年伸び率は鈍化してきており、 平成17(2005)年の面積は約902k㎡となっている 。 近年の伸び率の低下は、人口そのものの伸びが低くなったのに加え、既にDID地区が山間部 に迫っていることから、土地利用において地形の制約を受けていることも一因として考えられる。 人口集中地区(DID):市町村の区域内で、人口密度の高い調査区(4,000人/k㎡以上) が互いに隣接し、その人口が5,000人以上となる地域 図表 人口集中地区(DID)面積の推移 (k㎡) 1000 871.7 900 800 805.7 824.3 S55 S60 893.8 898.0 901.9 H7 H12 H17 725.4 700 594.3 600 500 400 404.7 332.5 300 S35 S40 S45 (資料)総務省「国勢調査」 S50 H2 14 TOP 12. DID、非DIDの人口、人口密度の推移 図表 DID、非DIDの人口、人口密度の推移 (S35=100) 200 171.5 180 181.5 185.4 188.0 188.1 188.4 153.2 160 140 DID人口 DID人口密度 非DID人口 非DID人口密度 124.6 120 100 177.7 109.5 104.9 100.0 102.4 87.8 78.6 85.7 80 73.8 60 77.0 73.3 75.7 71.3 73.2 70.0 69.6 69.5 54.8 56.0 55.5 36.5 37.2 36.7 H7 H12 H17 62.2 58.2 50.3 40 70.7 52.7 42.0 20 S35 S40 S45 (資料)総務省「国勢調査」 S50 S55 S60 H2 15 TOP (2)人口動態(自然増加、社会増加) 1. 日本の人口動態の推移(出生数・死亡数の推移) 2. 大阪の自然増加数と社会増加数の推移 3. 出生・死亡数の推移 4. 転入・転出者数の推移 5. 地域別転出入状況の推移 6. 近隣府県との転出入状況の推移 7. 転出入数の上位10都府県 8. 年齢5歳階級別人口の社会増加率の推移(男性) 9. 年齢5歳階級別人口の社会増加率の推移(女性) 10. 年齢5歳階級別人口の社会増加率の比較(男性) 11. 年齢5歳階級別人口の社会増加率の比較(女性) 12. 大阪市における年齢5歳階級別人口の社会増加率・加齢考慮済 16 1.日本の人口動態の推移(出生数・死亡数の推移) TOP 日本の総人口は、平成21(2009)年10月1日現在、1億2,756万人(概算値)で、平成20(2008)年10 月1日現在の1億2,771万人に比べ約15万人減少となっている。 (資料:総務省「推計人口」) 人口動態統計の年間推計(厚生労働省)においても、平成21(2009)年の出生数106万9,000人 は、死亡数114万4,000人を下回り、自然減となっている。 図表 日本の人口動態の推移 ※ (万人) 300 S48 (1973) 250 209 200 150 138 死亡数 1,144,000 出生数 1,069,000 100 71 50 自然増加数 -75,000 0 -50 S23 28 33 38 43 出 生 数 48 53 58 死 亡 数 (注)昭和47年以前は沖縄県を含まない。 (資料)厚生労働省「平成21年人口動態統計の年間推計」 63 H5 10 15 20 自然増加数 17 2.大阪の自然増加数と社会増加数の推移 TOP 人口の増減は、出生数と死亡数の差による自然増減と、府域への転入・転出の差による社会増 減に分けられるが、府内の人口は、戦後から昭和47(1972)年までは、一貫して自然増加、社会増 加で推移した。 自然増減については、依然として出生数が死亡数を上回り、自然増加の状態が続いているが、 出生率の低下により、増加幅は縮小している。 社会増減については、昭和48(1973)年に転出超過でマイナスに転じて以来、阪神・淡路大震災に よる兵庫県からの転入があった平成7(1995)年を除いて、転出超過によるマイナスで推移。 この結果、昭和63年までは自然増加が社会減少を上回り、小幅ながら人口は増加し続けていた が、平成元(1989)年に社会減少が自然増加を上回り、戦後初の人口減少を記録した。平成 7(1995)年以降は微増微減を繰り返しつつ、平成20(2008)年には、社会増減はプラスに転じた。 図表 自然増加数と社会増加数の推移 ※ (人) 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 2,478(自然増加数) 4,117(社会増加数) 6,595(人口増加数) 0 -50,000 H7(1995) H元(1989) S48(1973) -100,000 S35 38 41 44 47 50 53 56 自然増加数 59 62 H2 社会増加数 (資料)大阪府統計課「大阪府の人口動向」、「大阪府の推計人口」 5 8 11 14 人口増減数 17 20 18 3.出生・死亡数の推移 TOP 自然増加を、出生数と死亡数に分けてみてみると、大阪府の出生数は、昭和47(1972)年 をピークに減少に転じている。一方、死亡数は年々増加しており、今後平成22(2010)年に は死亡数が出生数を上回る、人口の自然減少時代に入る見込みである。 図表 出生・死亡数の推移 ※ (千人) 200 180 176 推計値 実績値 160 出生数 死亡数 140 120 S47 (1972) 100 77 76 80 73 72 60 40 40 20 0 S35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 55 57 59 61 63 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 H22 (注)出生数、死亡数の将来推計は5年間分の推計値を5で割ったもの。 (資料)大阪府統計課「大阪府の人口動向」、厚生労働省「人口動態統計」 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) H32 19 4.転入・転出者数の推移 TOP 社会増加を、府域への転入、府域からの転出に分けてみてみると、転入については、昭和30年代 と昭和44(1969)年から昭和51(1976)年にかけて、ほぼ毎年、20万人代後半から30万人以上の転 入者があったが、その後は、阪神・淡路大震災のあった平成7(1995)年に大きく増大したことを除くと ほぼ減少傾向にあり、平成20(2008)年には約15万9千人となっている。 転出については、昭和44(1969)年から50(1975)年にかけては年間30万人を超える転出者があっ たが、昭和48(1973)年の約36万人をピ-クに、バブル期に若干増加したことを除くとほぼ一貫して 減少を続けており、平成20(2008)年は、約16万1千人の転出となった。 図表 転入・転出者数の推移 ※ (万人) 500 400 転入 者 転出 者 390,361 358,543 300 309,215 331,890 229,979 200 218,231 161,924 159,651 100 S31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 55 57 59 61 63 (資料)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 20 5.地域別転出入状況の推移 TOP 転出入先別にみると、昭和40年代後半以降、「東京圏」、「近隣府県」との関係では、転出超過 が続いていたが、「近隣府県」は平成19(2007)年に、転入超過に転じた。しかし、東京圏との間 では依然、転出超過が続いている。 図表 地域別転出入状況の推移 ※ (千人) 100,000 80,000 その他地域 東京圏 60,000 近隣府県 40,000 20,000 8,344 1,206 0 -13,118 -20,000 -40,000 -60,000 -80,000 S41 S44 S47 S50 S53 S56 S59 S62 H2 H5 H8 H11 H14 H17 (注)1.東京圏とは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県である。 2.近隣府県とは、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県である。 (資料)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 H20 21 6.近隣府県との転出入状況の推移 TOP 近隣府県との転出入状況をみると、昭和40(1965)年以降、昭和63(1988)年までは、一貫して奈良 県に対する転出超過数がもっとも大きかったが、平成元(1989)年からは、兵庫県が最大となってい る。 図表 大阪から近隣府県への転出入状況の推移 ※ 40,000 和歌山県 奈良県 兵庫県 京都府 滋賀県 三重県 30,000 20,000 10,000 1,844 和歌山県 63 奈良県 -1,935 兵庫県 988 京都府 -400 滋賀県 646 三重県 0 -10,000 -20,000 -30,000 -40,000 -50,000 S40 S43 S46 S49 S52 S55 (資料)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 S58 S61 H元 H4 H7 H10 H13 H16 H19 22 7.転出入数の上位10都府県 TOP 平成20(2008)年の転出入については、大阪府からの転出先でもっとも多いのが、兵庫県の 30,687 人、次いで東京都の21,135人、京都府の12,741 人と続く。 一方、転入者についても兵庫県からがもっとも多く28,752 人、次いで京都府の13,729人、東京 都13,085 人、奈良県10,197人となっている。 また、転出超過数を多い順にみると、東京都への8,050人、次いで神奈川県への2,384人、兵庫 県への1,935人となっている。 図表 転出入状況(平成20年) 転出先上位10都府県 転入元上位10都府県 転出超過数上位10都府県 転入超過数上位10都府県 1 兵庫県 30,687 1 兵庫県 28,752 1 東京都 8,050 1 和歌山県 1,844 2 東京都 21,135 2 京都府 13,729 2 神奈川県 2,384 2 福岡県 1,240 3 京都府 12,741 3 東京都 13,085 3 兵庫県 1,935 3 広島県 1,148 4 奈良県 10,134 4 奈良県 10,197 4 千葉県 1,781 4 京都府 988 5 神奈川県 9,629 5 愛知県 7,510 5 愛知県 1,387 5 岡山県 769 6 愛知県 8,897 6 神奈川県 7,245 6 埼玉県 903 6 愛媛県 730 7 千葉県 6,951 7 福岡県 6,873 7 滋賀県 400 7 高知県 592 8 福岡県 5,633 8 和歌山県 6,524 8 静岡県 254 8 徳島県 569 9 滋賀県 5,015 9 広島県 5,212 9 沖縄県 72 9 香川県 560 10 埼玉県 4,790 10 千葉県 5,170 10 栃木県 49 10 鳥取県 555 (資料)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 23 8.年齢5歳階級別人口の社会増加率の推移(男性) TOP 年齢5歳階級別の転出入状況をみると、府域の大学への入学や企業への就職のため、15 ~19歳、20~24歳の転入超過となっている一方、近隣府県での住宅取得などを理由として、 20歳代後半から50歳代にかけての中堅層とその子どもの世代が転出超過となっている。 図表 年齢5歳階級別人口の社会増加率の推移 ※ 【男】 (%) 8.0 H7~12 6.0 H12~17 4.0 2.0 0.0 -2.0 -4.0 -6.0 -8.0 -10.0 -12.0 0 ~ 4 歳 5 ~ 9 歳 10 ~ 14 歳 15 ~ 19 歳 20 ~ 24 歳 25 ~ 29 歳 30 ~ 34 歳 35 ~ 39 歳 40 ~ 44 歳 45 ~ 49 歳 50 ~ 54 歳 55 ~ 59 歳 60 ~ 64 歳 65 ~ 69 歳 70 ~ 74 歳 75 ~ 79 歳 80 ~ 84 歳 85 ~ 89 歳 90 ~ 94 歳 95 歳 以 上 (期末年齢) (注)国立社会保障・人口問題研究所の算出による。計算に用いた人口は日本人人口。 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2007,2008年版) 24 9.年齢5歳階級別人口の社会増加率の推移(女性) TOP 図表 年齢5歳階級別人口の社会増加率の推移 ※ 【女】 (%) 10.0 H12~17 H7~12 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0 -2.0 -4.0 -6.0 0 ~ 4 歳 5 ~ 9 歳 10 ~ 14 歳 15 ~ 19 歳 20 ~ 24 歳 25 ~ 29 歳 30 ~ 34 歳 35 ~ 39 歳 40 ~ 44 歳 45 ~ 49 歳 50 ~ 54 歳 55 ~ 59 歳 60 ~ 64 歳 65 ~ 69 歳 70 ~ 74 歳 75 ~ 79 歳 80 ~ 84 歳 85 ~ 89 歳 90 ~ 94 歳 95 歳 以 上 (期末年齢) (注)国立社会保障・人口問題研究所の算出による。計算に用いた人口は日本人人口。 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2007,2008年版) 25 10.年齢5歳階級別人口の社会増加率の比較(男性) TOP 大阪府を東京都、愛知県と比較すると、20歳代後半から40歳代の転出幅が大きくなっている。 図表 年齢5歳階級別人口の社会増加率の比較(大阪府、東京都、愛知県) ※ 【男】 (%) H12~17 大阪府 H12~17 東京都 H12~17 愛知県 35.0 25.0 15.0 5.0 -5.0 -15.0 0 ~ 4 歳 5 ~ 9 歳 10 ~ 14 歳 15 ~ 19 歳 20 ~ 24 歳 25 ~ 29 歳 30 ~ 34 歳 35 ~ 39 歳 40 ~ 44 歳 45 ~ 49 歳 50 ~ 54 歳 55 ~ 59 歳 60 ~ 64 歳 65 ~ 69 歳 70 ~ 74 歳 75 ~ 79 歳 80 ~ 84 歳 85 ~ 89 歳 (注)国立社会保障・人口問題研究所の算出による。計算に用いた人口は日本人人口。 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2008年版) 90 ~ 94 歳 95 歳 以 上 26 11.年齢5歳階級別人口の社会増加率の比較(女性) TOP 図表 年齢5歳階級別人口の社会増加率の比較(大阪府、東京都、愛知県) ※ 【女】 (%) H12~17 大阪府 H12~17 東京都 H12~17 愛知県 35.0 25.0 15.0 5.0 -5.0 -15.0 0 ~ 4 歳 5 ~ 9 歳 10 ~ 14 歳 15 ~ 19 歳 20 ~ 24 歳 25 ~ 29 歳 30 ~ 34 歳 35 ~ 39 歳 40 ~ 44 歳 45 ~ 49 歳 50 ~ 54 歳 55 ~ 59 歳 60 ~ 64 歳 65 ~ 69 歳 70 ~ 74 歳 75 ~ 79 歳 80 ~ 84 歳 85 ~ 89 歳 (注)国立社会保障・人口問題研究所の算出による。計算に用いた人口は日本人人口。 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2008年版) 90 ~ 94 歳 95 歳 以 上 27 12.大阪市における年齢5歳階級別人口の社会増加率・加齢考慮済 TOP 大阪市における平成14(2002)年と平成19(2007)年(3月末現在)の住民基本台帳に基づく 年齢5歳階級別人口の社会移動率をみると、大阪市の人口は約2.6万人増加しており、 大阪市中心部(都心6区)は、特に、20~24歳、25~29歳の年齢階級で人口増加率が大きく なっている。 図表 大阪市における年齢5歳階級別人口の社会増加率・加齢考慮済(平成19-14年) (%) 80.0 74.8 都 心 6区 その他18区 60.0 39.3 40.0 20.7 16.7 20.0 11.5 3.7 11.5 6.5 9.2 8.1 6.1 2.2 1.8 0.0 -1.8 -6.5 -20.0 5 (期末年齢) | 9 歳 -0.7 10 | 14 歳 -5.1 -5.5 15 | 19 歳 20 | 24 歳 25 | 29 歳 30 | 34 歳 35 | 39 歳 -2.2 -0.5 40 | 44 歳 45 | 49 歳 -0.1 50 | 54 歳 -0.6 -0.5 -1.4 55 | 59 歳 60 | 64 歳 -1.2 -0.9 -0.5 -1.6 -1.7 -2.6 -3.0 -4.6 65 | 69 歳 70 | 74 歳 75 | 79 歳 80 歳 以 上 (注)1.平成14年3月末現在住民基本台帳人口の年齢5歳階級別人口に生残率(厚生労働省「平成17年 都道府県別生命表」より作成)を乗じて推計した5年後の封鎖人口から、平成19年3月末現在住民基本台 帳人口を差し引いた人口増加の比率。 2.「都心」は、福島区、西区、天王寺区、浪速区、北区、中央区の6区。 28 (資料)総務省「住民基本台帳人口要覧」、厚生労働省「平成17年都道府県別生命表」より大阪府が作成 TOP (3)人口構造 1. 2. 3. 4. 5. 6. 年齢別人口構成の推移 年齢3区分別人口の推移 年齢3区分別人口割合の変化 年少人口の割合 生産年齢人口の割合 高齢者人口の割合 29 1.年齢別人口構成の推移 TOP 大阪府の人口ピラミッドについて、平成17(2005)年時点のものを全国の人口ピラミッドと比 較すると、高度経済成長期に西日本各地から大量に転入した第1次ベビーブーム世代を中心 とする年齢層とその子ども世代の膨らみが、全国と比べて大きくなっているのが特徴である。 そのため、この2つの層の加齢によって、全国以上に人口構造が大きく変化することになる。 図表 年齢別人口構成の推移 ※ 【大阪府】 15.0 昭和40(1965)年 12.0 9.0 6.0 3.0 0.0 3.0 【全 国】 6.0 9.0 12.0 15.0 90歳以上 80~84歳 70~74歳 70~74歳 60~64歳 60~64歳 50~54歳 50~54歳 40~44歳 40~44歳 30~34歳 30~34歳 20~24歳 20~24歳 10~14歳 3.0 0.0 12.0 9.0 6.0 3.0 0.0 男 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 15.0 90歳以上 80~84歳 80~84歳 70~74歳 70~74歳 60~64歳 60~64歳 50~54歳 50~54歳 40~44歳 40~44歳 30~34歳 30~34歳 20~24歳 20~24歳 10~14歳 10~14歳 0~4歳 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 12.0 9.0 6.0 3.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 女 0.0 0~4歳 男 平成37年(2025)年 6.0 女 90歳以上 15.0 9.0 0~4歳 男 15.0 12.0 10~14歳 0~4歳 平成17年(2005)年 15.0 90歳以上 80~84歳 12.0 9.0 6.0 3.0 女 0.0 男 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 15.0 90歳以上 90歳以上 80~84歳 80~84歳 70~74歳 70~74歳 60~64歳 60~64歳 50~54歳 50~54歳 40~44歳 40~44歳 30~34歳 30~34歳 20~24歳 20~24歳 10~14歳 10~14歳 0~4歳 12.0 9.0 6.0 3.0 女 0.0 0~4歳 男 女 男 女 (資料)総務省「国勢調査」 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(出生中位(死亡中位)推計)(平成18年12月) 30 2.年齢3区分別人口の推移 TOP 高度経済成長期に大量に転入した青年層が65歳に達した平成12(2000)年以降、高齢者 人口が年少人口を上回り、今後、大阪府の人口構造は急激な変化が続くと推計されている。 図表 年齢3区分別人口の推移 (万人) 565 578 600 622 15~64歳 591 562 527508 491 386 284 300 0 638 641 483 400 100 609 541 500 200 推計値 実績値 700 314 235 168 82 94 9 247 181 202 151 109 134 10 11 65歳以上 305 88 124 240 254 255 212 207 182 186 138 140 153 61 39 50 23 30 12 14 10 14 19 72 202 163 151 132132 125 85 105 116 104 91 81 121 0~14歳 T9 T14 S5 S10 S15 S20 S25 S30 S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 (資料)総務省「国勢調査」 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) 31 3.年齢3区分別人口割合の変化 TOP 図表 年齢3区分別人口割合の変化 0~14歳 15~64歳 22.9 S40 72.5 13.7 H17 H37 4.6 67.1 9.8 0% 0 65歳以上 18.5 59.4 10% 10 20% 20 30% 30 40% 40 30.9 50% 50 60% 60 70% 70 80% 80 実績値 推計値 90% 90 (資料)総務省「国勢調査」 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) 100%(%) 100 32 4.年少人口の割合 TOP 図表 全国の人口割合(年少人口割合)上位・下位5都道府県 (平成17年) 大阪府の人口に占める0~14歳人口の比 率は、平成17(2005)年10月1日現在13.7%で 、全国の都道府県中32番目であり、全国平均 と同率である。 府内の年少人口は、昭和35(1960)年の140 万人から昭和50(1975)年の212万人へと大き く伸びたが、その後出生率の低下により減少 し続け、平成12(2000)年には125万人、平成 17(2005)年は121万人となった。 その後は、第2次ベビ-ブ-ム世代が出産 年齢を迎えるため、出生数の若干の回復が 見込まれ、平成22(2010)年ごろまで年少人 口も一時増加に転じることが期待された。し かし、実際には減少傾向のまま推移しており 、平成37(2025)年には81万人、構成比にして 9.8%になると推計している。 順位 都道府県名 年少人口割合(%) : 全 国 13.7 1 沖縄県 18.7 2 滋賀県 15.4 3 佐賀県 15.2 4 愛知県 14.7 5 福井県 14.7 32 大阪府 13.7 43 京都府 13 44 高知県 12.9 45 北海道 12.8 46 秋田県 12.4 47 東京都 11.3 (資料)総務省「国勢調査」 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) 33 TOP 5.生産年齢人口の割合 図表 全国の人口割合(生産年齢人口割合)上位・下位5都道府県(平成17年) 大阪府の人口に占める15~64歳人口の比 率は、平成17(2005)年10月1日現在67.1%で 、埼玉、神奈川、東京、千葉、愛知に次いで6 番目に高い。 府内の生産年齢人口は、高度経済成長期 に、府外からの転入者が急増したことにより 著しく増加し、その後も増加傾向で推移して いたが、平成7(1995)年の約641万人をピー クに、以降減少傾向で推移しており、平成17( 2005)年は591万人となった。 今後、生産年齢人口は一貫して減少し、平 成37(2025)年には、約491万人、総人口の59 %程度になると推計している。 順位 都道府県名 生産年齢人口割合 (%) : 全 国 65.8 1 埼玉県 69.4 2 神奈川県 69.2 3 東京都 69.1 4 千葉県 68.6 5 愛知県 67.6 6 大阪府 67.1 43 高知県 61.2 44 鹿児島県 60.8 45 山形県 60.8 46 秋田県 60.6 47 島根県 59.2 (資料)総務省「国勢調査」 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) 34 6.高齢者人口の割合 TOP 図表 全国の人口割合(高齢者人口割合)上位・下位5都道府県(平成17年) 大阪府の人口に占める65歳以上人口の 比率は、平成17(2005)年時点で18.5%であ り、全国の中では、沖縄、埼玉、神奈川、愛 知、千葉などに次いで8番目に低いが、高 齢者人口数は東京都に次ぎ、全国で2番目 に多くなっている。 (資料)総務省「国勢調査」 順位 都道府県名 高齢者人口割合(%) : 全 国 20.1 1 島根県 27.1 2 秋田県 26.9 3 高知県 25.9 4 山形県 25.5 5 山口県 25.0 40 大阪府 18.5 43 千葉県 17.5 44 愛知県 17.2 45 神奈川県 16.8 46 埼玉県 16.4 47 沖縄県 16.1 35 TOP (4)少子高齢化の進行 1. 合計特殊出生率の推移 2. 都道府県別にみた合計特殊出生率 3. 平均初婚年齢の推移 4. 都道府県別にみた未婚率(20~34歳) 5. 生涯未婚率の推移 6. 年齢別有配偶率の推移(男性) 7. 年齢別有配偶率の推移(女性) 8. 高齢者人口比率の推移 9. 前後期高齢者人口、同比率の推移 10. 府内市町村別高齢者人口比率 11. 府内市町村別高齢者人口比率の推移 36 1.合計特殊出生率の推移 TOP 大阪府の合計特殊出生率(※)は、女子の晩婚化・非婚化などにより、昭和60(1985)年頃から急速 に低下した。平成5(1993)年には1.31となり、翌年1.36まで回復した後、再び低下傾向で推移してい たが、平成20(2008)年は1.37と、4年連続の上昇となった。 また、都道府県別にみると、全国で5番目に低くなっている。 図表 合計特殊出生率の推移 ※ S60 1.76 1.69 合計特殊出生率:15歳 から49歳までの女性の 年齢別出生率を合計し た値で、その年の年齢 別出生率が今後とも変 わらないと仮定した場合 に、1人の女性が一生の 間に生む平均子ども数。 人口維持のためには、 2.07必要とされる。 (資料)厚生労働省「人口動態統計」 国立社会保障・人口問題研究所「日本の都道府県別将来推計人口」(平成19年5月推計) 「日本の将来推計人口」(出生中位(死亡中位)推計)(平成18年12月) 37 2.都道府県別にみた合計特殊出生率 TOP 都道府県別にみると、全国で6番目に低い。 図表 都道府県別にみた合計特殊出生率(平成20年) 順位 都道府県名 合計特殊出生率 前年比 1位 沖 縄 県 1.78 0.03 2位 宮 崎 県 1.60 0.01 3位 鹿児島県 1.59 0.05 1.37 0.03 : (全 国) 42位 大 阪 府 1.28 0.04 44位 奈 良 県 1.22 0 44位 京 都 府 1.22 0.04 46位 北 海 道 1.20 0.01 47位 東 京 都 1.09 0.04 (資料)厚生労働省「人口動態統計」 38 3.平均初婚年齢の推移 TOP 大阪府の平均初婚年齢は、全国値同様、年々上昇しており、昭和50(1975)年には男性 は27.2歳、女性が24.9歳であったものが、平成20(2008)年には男性が30.2歳、女性が 28.6歳と晩婚化が進んでいる。 図表 平均初婚年齢の推移 (歳) 31 30 29 大阪府(男) 大阪府(女) 全国(男) 全国(女) 28 27 26 25 24 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 大阪府(男) 27.2 28.0 28.1 28.2 28.2 28.8 29.0 29.2 29.4 29.7 29.9 30.0 30.1 30.2 大阪府(女) 24.9 25.4 25.4 25.7 26.2 27.1 27.4 27.6 27.8 28.0 28.2 28.3 28.5 28.6 全国(男) 27.0 27.8 28.2 28.4 28.5 28.8 29.0 29.1 29.4 29.6 29.8 30.0 30.1 30.2 全国(女) 24.7 25.2 25.5 25.9 26.3 27.0 27.2 27.4 27.6 27.8 28.0 28.2 28.3 28.5 (注)各年に同居し届け出たものについての集計。 (資料)厚生労働省「人口動態統計」 39 4.都道府県別にみた未婚率(20~34歳) TOP 20~34歳の未婚率を都道府県別に比べると、本府の女性は59.0%と全国で5番目に高い。ま た、男性は68.6%と全国で8番目に高い。 図表 都道府県別にみた未婚率(20~34歳)(平成17年) 女性未婚率(20~34歳) 男性未婚率(20~34歳) 1位 福島県 50.40% 1位 宮崎県 62.10% 2位 山形県 51.00% 2位 香川県 62.40% 3位 島根県 51.40% 3位 愛媛県 62.90% : (全国) 57.10% : (全国) 68.50% 40位 大阪府 68.60% 41位 奈良県 69.00% 40位 宮城県 千葉県 57.40% 42位 神奈川県 57.60% 42位 福岡県 69.00% 43位 大阪府 59.00% 43位 埼玉県 70.10% 44位 奈良県 60.60% 44位 千葉県 70.40% 45位 福岡県 60.90% 45位 神奈川県 71.60% 46位 京都府 62.90% 46位 京都府 72.20% 47位 東京都 66.30% 47位 東京都 76.90% (資料)総務省「国勢調査」 40 5.生涯未婚率の推移 TOP 未婚化の傾向も進んでおり、本府の生涯未婚率は男女とも全国平均を上回り、昭和55(1980) 年以降、急激にその割合が増えてきている。 図表 生涯未婚率の推移 (%) 東京都(男) 20 大阪府(男) 全 国(男) 愛知県(男) 15 東京都(女) 10 大阪府(女) 全 5 0 S35 S45 S55 H2 H7 H12 H17 大阪府(男) 1.42 2.15 3.44 6.43 10.44 13.77 16.48 大阪府(女) 2.15 4.14 5.87 5.07 6.10 7.18 9.07 東京都(男) 1.61 2.77 4.78 10.49 15.74 19.26 21.20 東京都(女) 2.98 5.78 8.62 8.26 9.74 10.97 12.56 愛知県(男) 1.06 1.54 2.22 4.94 8.56 12.24 15.16 愛知県(女) 2.04 3.63 4.67 3.46 3.79 4.29 5.54 全 国(男) 1.26 1.70 2.60 5.57 8.99 12.57 15.96 国(女) 1.87 3.33 4.45 4.33 5.10 5.82 7.25 全 国(女) 愛知県(女) (注)1.国立社会保障・人口問題研究所の算定による(総務省「国勢調査」より算出)。 2.生涯未婚率は、45~49歳と50~54歳未婚率(配偶関係不詳を除く人口を分母とする)の平均値で あり、50歳時の未婚率を示す。 41 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」 6.年齢別有配偶率の推移(男性) TOP 25~29歳の女性の有配偶率は、昭和45(1975)年には80.3%であったが、平成17(2005) 年には35.4%にまで下がっている。 図表 年齢別有配偶率の推移(大阪府) (%) 【男性】 100.0 90.0 80.0 70.0 45~49歳 40~44歳 60.0 35~39歳 30~34歳 50.0 40.0 30.0 25~29歳 20.0 10.0 0.0 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 S25 0.4 12.8 56.5 86.8 92.9 93.6 92.2 S30 0.1 6.9 49.4 85.2 93.0 94.3 93.3 (資料)総務省「国勢調査」 S35 0.2 7.1 48.0 85.1 92.3 93.9 93.9 S40 0.4 9.6 51.8 86.1 92.5 93.9 94.0 S45 0.7 9.7 51.8 86.1 92.2 93.2 93.3 S50 0.6 11.8 49.2 83.7 91.2 92.3 92.6 S55 0.4 7.9 43.0 74.9 88.4 91.3 91.6 S60 0.3 7.5 38.8 69.2 81.3 87.8 89.6 H2 0.3 6.4 34.5 65.4 76.8 81.8 86.4 H7 0.3 6.3 32.2 60.8 74.0 77.4 80.5 H12 0.5 6.4 29.9 55.8 69.2 75.2 76.2 20~24歳 15~19歳 H17 0.4 5.5 26.7 50.9 63.0 69.8 73.3 42 7.年齢別有配偶率の推移(女性) TOP 図表 年齢別有配偶率の推移(大阪府) 【女性】 (%) 100.0 90.0 80.0 45~49歳 40~44歳 35~39歳 70.0 30~34歳 60.0 50.0 40.0 25~29歳 30.0 20.0 10.0 0.0 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 20~24歳 S25 3.0 38.8 75.6 81.7 81.8 80.0 75.0 S30 1.7 28.4 71.0 81.5 81.5 79.1 75.6 S35 1.5 30.2 73.4 81.7 82.1 79.3 74.9 S40 1.7 33.2 78.8 85.7 84.0 81.3 76.5 S45 2.4 29.3 80.3 89.0 87.6 83.5 78.6 S50 1.7 30.8 77.4 89.1 89.5 86.6 81.5 S55 1.1 20.8 73.2 86.9 89.3 88.1 84.3 S60 1.1 17.2 66.4 84.4 86.8 87.1 85.0 H2 0.9 13.1 55.1 80.2 85.2 85.3 84.7 H7 0.8 12.1 47.6 72.8 81.4 83.2 82.8 H12 0.9 10.3 42.2 65.9 75.0 79.2 80.2 15~19歳 H17 0.9 8.9 35.4 60.1 68.4 72.4 75.8 (資料)総務省「国勢調査」 43 8.高齢者人口比率の推移 TOP 高齢者人口比率は、今後、急速に高まり、平成27(2015)年には府民の4人に1人が高齢者とな り、全国と同水準の超高齢社会が到来する。 図表 高齢者人口比率の推移 (%) 実績値 40.0 27.6 30.0 20.0 10.0 0.0 推計値 7.9 5.3 5.7 6.3 7.1 4.1 4.3 4.6 5.2 29.8 30.9 23.1 26.9 20.1 23.0 全国 14.5 17.3 18.5 12.0 14.9 9.1 10.3 11.9 6.0 7.2 29.2 30.5 8.3 9.7 大阪府 S30 S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 (資料)総務省「国勢調査」 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(中位推計)(平成18年12月) 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) 44 9.前後期高齢者人口、同比率の推移 TOP 今後、全国的に75歳以上の後期高齢者の増加が見込まれているが、大阪府の人口に占める 後期高齢者の割合も、平成17(2005)年には7.4%であったものが、平成32(2020)年には16.0% に上昇して、数の上でも前期高齢者を上回り、平成37(2025)年以降は高齢者人口の6割を占め るようになると推計している。 図表 高齢者人口、高齢者人口比率の推移 (万人) (%) 25.0 180 65~74歳人口 75歳以上人口 65~74歳比率 75歳以上比率 160 140 19.5 120 14.8 15.0 13.8 11.2 80 9.3 3.0 3.8 46 26 51 34 S60 H2 11.4 10.0 9.9 5.9 5.2 40 0 12.8 7.4 60 20 16.0 13.1 100 20.0 7.4 65 5.0 5.6 4.5 40 H7 82 49 H12 98 65 H17 115 87 H22 129 111 118 136 H27 H32 94 161 0.0 H37 (資料)総務省「国勢調査」 大阪府企画室「大阪府の将来推計人口の点検について」(平成21年3月) 45 10.府内市町村別高齢者人口比率 TOP 府内の市町村別に、平成17(2005)年における高齢化の状況をみると、岬町の26.0%をはじ め、千早赤阪村(24.3%)、能勢町(22.6%)、田尻町(20.3%)の順に高齢者人口比率が高く、 逆に低いところは、摂津市(14.9%)、茨木市(15.5%)、熊取町(15.6%)の順になっている。 図表 府内市町村別高齢者人口比率(平成17年) 0.0 (資料)総務省「国勢調査」 岬町 千早赤阪村 能勢町 田尻町 大阪市 守口市 忠岡町 河南町 豊能町 河内長野市 羽曳野市 藤井寺市 八尾市 松原市 高槻市 高石市 岸和田市 池田市 堺市 泉佐野市 泉南市 大阪府平均 東大阪市 豊中市 貝塚市 門真市 富田林市 阪南市 寝屋川市 大阪狭山市 柏原市 島本町 箕面市 太子町 交野市 泉大津市 枚方市 大東市 吹田市 和泉市 四條畷市 熊取町 茨木市 摂津市 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 (%) 26.0 24.3 22.6 20.3 20.1 19.9 19.8 19.6 19.3 19.3 19.2 19.2 19.2 19.1 19.0 18.8 18.8 18.7 18.6 18.6 18.6 18.5 18.4 18.4 18.3 17.6 17.6 17.4 17.3 17.2 16.9 16.9 16.8 16.5 16.5 16.4 16.2 16.2 16.1 15.7 15.7 15.6 15.5 14.9 46 11.府内市町村別高齢者人口比率の推移 TOP 府内市町村の高齢者人口比率は、千早赤阪村、岬町、豊能町、能勢町などの府内周縁部で特 に大きくなることが予測されている。また、ほとんどの市町村で30%を超す比率となると予測され ている。 図表 府内市町村別高齢者人口比率の推移(平成17-47年) 【平成17(2005)年】 【平成47(2035)年】 47 (資料)総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の市区町村別将来推計人口(平成20年12月推計)」 TOP (5)世帯 1. 2. 3. 4. 5. 一般世帯数及び規模の推移 世帯の家族類型別割合の推移 三世代世帯の構成比の推移 男女・年齢5歳階級別一般世帯人員に占める世帯人員の割合 高齢世帯数の推移 48 1.一般世帯数及び規模の推移 TOP 大阪府の世帯規模は、全国を上回る出生数の低下や単独世帯の増加などにより縮小を続け 一般般世帯の1世帯当たりの平均世帯人員は、昭和60(1985)年の2.98人から、平成17(2005) 年には2.40人に減少し、全国平均以上に世帯の小規模化が進んでいる。今後とも世帯の小規 模化傾向は続き、平成37(2025)年には、2.28人になると推計されている。 図表 一般世帯数及び規模の推移 (万世帯) 実績値 400 345 推計値 (人/世帯) 359 364 363 357 347 350 一般世帯数 300 10 9 8 7 250 6 200 5 150 2.98 2.51 2.40 2.36 2.32 2.30 2.28 100 4 3 2 50 平均世帯人員 0 1 0 S25 S30 S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 (注)平成17年以降の一般世帯数は、大阪府住宅まちづくり部推計 (資料)総務省「国勢調査」、大阪府住宅まちづくり部調べ 49 2.世帯の家族類型別割合の推移 TOP 一般世帯に占める核家族の割合が昭和60(1985)年以降年々低下する傾向にある一方、単独 世帯は、昭和60(1985)年から平成17(2005)年の20年間で約50万世帯増加して約115万世帯(構 成比では9.6ポイントの増加)となっており、一般世帯の32.1%を占めている。 図表 世帯の家族類型別割合の推移 (%) 100% 80% 60% 21.9 22.7 22.5 24.6 25.6 27.4 29.8 32.1 0.2 0.3 0.2 0.3 0.5 4.8 3.9 3.9 0.3 3.8 5.6 3.7 2.6 0.5 2.5 0.6 8.0 7.5 7.9 6.3 8.6 5.3 5.2 4.5 40% 単独世帯 非親族世帯 その他親族: その他世帯 三世代世帯 核家族世帯 59.8 64.3 66.0 65.9 65.1 63.2 61.9 60.4 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 20% 0% (資料)大阪府「大阪府の人口動向」 50 3.三世代世帯の構成比の推移 TOP 図表 三世代世帯の構成比の推移 18(%) 17.6 16 14.8 14.6 13.9 14 12.1 12 10 全 10.5 8.6 7.9 8 8.0 国 10.1 8.6 7.5 6.3 5.3 大阪府 6 5.2 4.5 4 S45 S50 S55 S60 (資料)総務省「国勢調査」 H2 H7 H12 H17 51 4.男女・年齢5歳階級別一般世帯人員に占める世帯人員の割合 TOP 単独世帯を構成する年齢層を男女別に見ると、男性は20~24歳がピ-クであるのに対して、女性は 80歳代前半がピ-クとなり、単独世帯を構成する年齢層が全く異なるのが特徴的である。 図表 男女・年齢5歳階級別一般世帯人員に占める世帯人員の割合 (「核家族世帯」「その他の親族世帯」「単独世帯」)(平成17年) ※ (%) 100.0 90.0 80.0 70.0 核家族世帯(男) 核家族世帯(女) その他の親族世帯(男) その他の親族世帯(女) 単独世帯(男) 単独世帯(女) 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 15 歳 未 満 15 | 19 歳 20 | 24 歳 25 | 29 歳 30 | 34 歳 35 | 39 歳 (資料)総務省「国勢調査」 40 | 44 歳 45 | 49 歳 50 | 54 歳 55 | 59 歳 60 | 64 歳 65 | 69 歳 70 | 74 歳 75 | 79 歳 80 | 84 歳 85 | 89 歳 90 | 94 歳 95 歳 以 上 52 5.高齢世帯数の推移 TOP 世帯主が65歳以上である高齢世帯は、今後著しく増加し、平成2(1990)年当時41万7千世帯で あったが、平成37(2025)年には135万世帯程度と推計されている。 なかでも、高齢者の単独世帯は、平成37(2025)年には約57万世帯に、また高齢者の夫婦のみ世 帯は約41万世帯になると推計され、府内の4世帯に1世帯は高齢者の単独もしくは夫婦のみ世帯に なると見込まれている。 図表 高齢世帯数の推移 S55 H2 H12 実測値 H17 推測値 H22 H27 7.2 11.5 9.1 100 120 140 160 (万世帯) 27.8万世帯(全世帯に締める割合10.1%) 13.9 14.5 13.3 80 60 40 20 0 41.7万世帯(13.7%) 74.6万世帯(21.6%) 22.3 26.8 25.5 51.2 45.3 H32 55.8 44.8 H37 57.0 41.5 個人世帯 117.6万世帯(32.2%) 34.8 40.5 42.4 96.2万世帯(26.8%) 28.4 33.7 34.1 夫婦のみ世帯 39.7 39.2 36.9 136.2万世帯(37.2%) 139.8万世帯(38.6%) 135.4万世帯(38.2%) その他 (資料)総務省「国勢調査」 国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」(平成20年8月推計)53 TOP (6)昼間人口 1. 2. 3. 4. 5. 昼間人口・昼間就業者数の推移 都道府県別昼夜就業者数の推移 主要都市の都市雇用権(大阪市) 主要都市の都市雇用権(東京都特別区) 主要都市の都市雇用権(名古屋市) 54 1.昼間人口・昼間就業者数の推移 TOP 常住人口に、他府県との間の流出入人口(通勤・通学)を加減して算出した昼間人口は、一般的に 大都市では常住人口よりも多くなる傾向にある。大阪府の平成17(2005)年の昼間人口は、常住人口 が約882万人であるのに対して、約924万人となっている。 また、昼間就業者数は一貫して増加していたが、平成12(2000)年には減少に転じ、平成17(2005) 年は約441万人となっている。 図表 昼間人口・昼間就業者数の推移 (万人) 1,000 900 866 800 922 932 931 924 昼間人口 昼間就業者数 696 500 400 912 796 700 600 888 401 408 421 S45 S50 S55 444 473 487 H2 H7 462 441 H12 H17 353 300 S40 (資料)総務省「国勢調査」 S60 55 2.都道府県別昼夜間人口比率 TOP 大阪府の平成17(2005)年の昼夜間人口比率は、東京都に次いで全国で2番目に高い。 図表 都道府県別昼夜間人口比率(平成17年) ※ 東 京 都 (人) 130 120 愛 知 県 110 大 京阪 都府 府 100 90 80 70 茨 城 県 神 埼千 奈 玉葉 川 県県 県 岐 阜 県 三滋 重賀 県県 兵 庫 奈 県 良 県 北 青岩 宮 秋山 福 茨栃 群 埼千 東 神新 富 石福 山 長岐 静 愛三 滋 京大 兵 奈和 鳥 島岡 広 山徳 香 愛高 福 佐長 熊 大宮 鹿 沖 北青 岩宮 秋山 福茨 栃 群埼 千東 神新 富石 福山 長岐 静愛 三 滋京 大兵 奈和 鳥島 岡広 山徳 香愛 高 福佐 長熊 大宮 鹿沖 奈潟 山 川井 梨 野阜 岡 知重 賀 都阪 庫 良歌 取 根山 島 口島 川 媛知 岡 賀崎 本 分崎 児 縄 森手 手城 城田 田形 形島 島城 城木 木馬 馬玉 玉葉 葉京 京奈 海森 海 川潟 山川 井梨 野阜 岡知 重 賀都 阪庫 良歌 山取根 山島 口島 川媛 知 岡賀 崎本 分崎 児 島縄 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 都 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 府 府 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 道 県県 県県 県県 県県 県県 県 県府 府県 県山 県県県 県県 県県 県県 県 県県 県県 県県 島 県県 道県 県県 県県 県県 県 県県 県都 川 (注)昼夜間人口比率:常住人口100人あたりの昼間人口。 (資料)総務省「国勢調査」 56 3.主要都市の都市雇用圏(大阪市) TOP 大阪市都市雇用圏は、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、兵庫県、三重県の87市町村の郊外 市町村から構成され、人口はおよそ1,200万人。 図表 主要都市の都市雇用圏(大阪市)(平成12年) (注)都市雇用圏(UEA)は、 (1)中心都市をDID人口によって設定し、 (2)郊外都市を中心都市への通勤率が10% 以上の市町村とし、 (3)同一都市圏内に複数の中心都市が存在 することを許容する都市圏設定。 0 60km (資料)東京大学大学院経済学研究科・公共政策 大学院金本教授「都市雇用圏設定基準」 57 4.主要都市の都市雇用圏(東京都特別区) TOP 東京都特別区都市雇用圏は、172市町村の郊外市町村から構成され人口はおよそ3,093万人。 図表 主要都市の都市雇用圏(東京都特別区)(平成12年) 0 60km (注)都市雇用圏(UEA)は、 (1)中心都市をDID人口によって設定し、 (2)郊外都市を中心都市への通勤率が10% 以上の市町村とし、 (3)同一都市圏内に複数の中心都市が存在 することを許容する都市圏設定。 (資料)東京大学大学院経済学研究科・公共政策 大学院金本教授「都市雇用圏設定基準」 58 5.主要都市の都市雇用圏(名古屋市) TOP 名古屋市都市雇用圏は65市町村から構成され、人口はおよそ521万人となっている。 図表 主要都市の都市雇用圏(名古屋市)(平成12年) 0 0 50 40km (注)都市雇用圏(UEA)は、 (1)中心都市をDID人口によって設定し、 (2)郊外都市を中心都市への通勤率が10% 以上の市町村とし、 (3)同一都市圏内に複数の中心都市が存在 することを許容する都市圏設定。 100km (資料)東京大学大学院経済学研究科・公共政策 大学院金本教授「都市雇用圏設定基準」 59 2章 経済 TOP (1) 経済の動向 (2) 経済規模 60 TOP (1)経済の動向 1. 実質経済成長率の推移(全国) 2. 実質経済成長率の推移(大阪府) 61 1.実質経済成長率の推移(全国) TOP 高度成長期には成長率は10%を超えていたが、バブル崩壊以降は高くても2%の成長が続い ており、平成20(2008)年度は-3.7%と7年ぶりのマイナス成長となった。 図表 実質経済成長率の推移 (全国) 固定基準年方式 (%)15.0 11.2 10.0 5.0 12.0 11.7 10.4 6.8 12.0 8.2 7.5 6.6 68SNA 平成2暦年価格基準 93SNA 平成7暦年価格基準 93SNA 平成12暦年価格基準 11.0 9.5 8.1 12.4 11.0 連鎖方式 6.2 9.1 6.7 5.1 5.4 5.1 4.0 3.8 2.6 0.0 4.5 2.8 4.5 5.0 3.9 2.6 1.7 6.0 5.0 2.8 4.3 2.3 2.2 1.1 2.9 2.3 0.0 -1.0 -0.5 2.6 0.7 2.1 2.3 2.3 1.1 2.0 1.8 -0.8 -1.5 -3.7 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 63 61 59 57 55 53 51 49 47 45 43 41 39 37 35 33 S3 1 -5.0 (注)1.68SNA:1968年に国連において採択された国民経済の体系(68SNA)を採用した推計。固定した基準年の価格を もとに算出する固定基準年方式(平成2暦年基準)。93SNA:経済社会環境の変化等に対応するため、新たに1993 年に国連から勧告された体系(93SNA)に基づいた推計(平成7暦年基準)。 2.国では、昭和55~平成5年度は「固定基準年方式」、平成7年度以降は毎年基準年が更新される「連鎖方式」が正 式系列となっている。 62 (資料)内閣府経済社会総合研究所「国民経済計算」 2.実質経済成長率の推移(大阪府) TOP 大阪経済は、平成14(2002)年度以降、6年連続プラスだが、一環して国を下回り、成長率1%台が 続いている。 全国と比較すると、法人企業の集積している都市部の成長率は景気変動の影響を受けやすい傾向 にあることから、府の成長率は国よりも振幅が大きくなっている。 新たな体系(93SNA)による計算では、の伸びを続けており、平成19(2007)年度は+1.1%となってい る。 図表 実質経済成長率の推移(大阪府) 68SNA(平成2暦年価格基準) 大阪府 全 国 (%) 15 93SNA(平成12暦年価格基準) 大阪府 全 国 (%) 15.0 10 10.0 5 5.0 0 0.0 -5 S H 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 46 元 2 3 4 5 6 7 8 大阪府 2.9 12 6.3 -4 2.1 3.3 5.2 3.6 0.3 4.6 2.2 3.2 2.4 2 2.4 3.1 7 8.6 1.1 9.1 4.5 1.3 -3 -0 2.2 4.9 全 国 5 9.1 5.1 -1 4 3.8 4.5 5.4 5.1 2.6 3 3.1 2.5 4.1 4.1 3.1 4.8 6 4.4 5.5 2.9 0.4 0.5 0.6 3 4.4 -5.0 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 大阪府 -2.6 -0.4 -0.4 0.3 -1.1 1.0 1.2 1.8 1.4 1.0 1.1 全 国 0.0 -1.5 0.7 2.6 -0.8 1.1 2.1 2.0 2.3 2.3 1.9 (注)平成9年度以降は、平成12 暦年連鎖価格の連鎖方式。大阪府は生産側、国は支出側の値。 (資料)大阪府「大阪府民経済計算」(平成19年度早期推計) 内閣府経済社会総合研究所「国民経済計算」 63 TOP (2)経済規模 1. 2. 3. 4. 5. 大阪府の経済指標 国内総生産及び府内総生産の推移(68SNA) 国内総生産及び府内総生産の推移(93SNA) 国内総生産及び府内総生産の国際比較 大阪府の国内シェアの推移 64 1.大阪府の経済指標 TOP 平成19(2007)年度の名目の府内総生産額は38兆1,499億円、同年度の国内総生産は515兆 8,579億円で、府内総生産が国内総生産に占める割合は7.6%と、東京に次ぐ規模となっている。 図表 大阪府の経済指標 大阪府 全 国 シェア (%) 順位 (位) 年次 (年) 名目総生産額(年度額) 【国内総生産】 38兆1,499億円 【国内総生産】 515兆8,579億円 7.6 - H19(2007)年度 事業所数 42万1,359所 572万2,559所 7.4 2 H18(2006) 従業者数 419万6,559人 5,418万4,428人 7.7 2 H18(2006) 本所・本社・本店数 (外国の会社を除く) 1万8,652所 20万4,407所 9.1 2 H18(2006) 外国会社事業所数 218所 2,190所 10 2 H18(2006) 製造品出荷額等 17兆9,214億円 335兆8,542億円 5.3 4 H19(2007)速報値 年間商品販売額 61兆6,602億円 548兆2,371億円 11.2 2 H19(2007) 情報サービス業年間売上高 1兆3,878億円 18兆8,261億円 7.4 3 H19(2007) 全国銀行預金残高 54兆1,693億円 564兆7,019億円 9.6 2 H22(2010)1月末 全国銀行貸出残高 38兆5,895億円 422兆2,593億円 8.7 2 H22(2010)1月末 株式売買高 104億1,055万株 5,656億536万株 1.8 2 H20(2008)年中 (注)1.名目総生産額は年度額。 2.事業所数および従業者数は、民営事業所分を記載。 3.情報サービス業年間売上高は、ソフトウェア業と情報処理・提供サービス業の合計。 (資料)内閣府経済社会総合研究所「国民経済計算年報」、大阪府「大阪府民経済計算」(19年度早期推計) 総務省「事業所・企業統計調査」 経済産業省「工業統計表」「商業統計表」「特定サービス産業実態調査」 65 日本銀行「都道府県別経済統計」、大阪・東京・名古屋証券取引所データより作成 全国銀行預金残高、全国銀行貸出残高のデータを更新 2.国内総生産及び府内総生産の推移(68SNA) TOP 府内総生産が国内総生産に占める割合は、推計開始の昭和45(1970)年度には10.0% あったが、低下傾向が続き、昭和60(1985)年度には8.1%まで落ち込んだ。その後、バブル 期には一旦持ち直したもののバブル崩壊後再び落ち込み、93SNAによる計算では、平成8 (1996)年度は8.2%、平成19(2007)年度は7.5%となっており、長期的にシェアは低下傾向で 推移している。 図表 府内総生産と国内総生産の比較(名目) (兆円) 【68SNA・平成2年基準】 600 (%) 12 国内総生産 府内総生産 シェア 500 10 400 8 300 6 200 4 100 2 0 S45 S46 S47 S48 S49 S50 S51 S52 S53 S54 S55 S56 S57 S58 S59 S60 S61 S62 S63 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 0 国内総生産 75.3 82.9 96.5 117 139 152 171 190 209 225 245.5 260.8273.3285.6 305.1324.3339.4355.5 379.7406.5438.8 463.2471.9476.7 478.8489.7504.4 507.6497.3493.9 490.1 府内総生産 7.5 7.9 9.2 11.3 13.0 13.7 15.4 16.9 18.0 18.9 21.4 22.4 23.4 24.1 25.2 26.2 27.4 28.8 31.5 32.7 36.5 39.0 40.0 39.5 39.3 40.1 41.5 40.8 40.1 39.7 39.3 シェア 10.0 9.5 9.5 9.6 9.4 9.0 9.0 8.9 8.6 8.4 8.7 8.6 8.6 8.4 8.2 8.1 8.1 8.1 8.3 8.1 8.3 8.4 8.5 8.3 8.2 8.2 8.2 (資料)大阪府「大阪府民経済計算」、内閣府経済社会総合研究所「国民経済計算年報」 8.0 8.1 8.0 8.0 66 3.国内総生産及び府内総生産の推移(93SNA) TOP 93SNAによる計算では、平成8(1996)年度は8.2%、平成20(2008)年度は7.7%となってお り、長期的にシェアは低下傾向で推移している。 図表 府内総生産と国内総生産の比較(名目) 【93SNA・平成12暦年固定基準年方式】 (兆円) (%) 国内総生産 府内総生産 シェア 600 12 500 10 400 8 300 6 200 4 100 2 0 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 0 国内総生産 509.1 513.6 503.3 499.5 504.1 493.6 489.9 493.7 498.5 503.2 510.9 515.7 494.2 府内総生産 41.5 40.9 40.3 39.6 39.3 38.4 37.8 37.6 37.9 38.1 38.4 38.9 37.8 8.2 8.0 8.0 7.9 7.8 7.8 7.7 7.6 7.6 7.6 7.5 7.5 7.7 シェア (資料)大阪府「大阪府民経済計算」、内閣府経済社会総合研究所「国民経済計算年報」 67 4.国内総生産及び府内総生産の国際比較 TOP 平成20(2008)年度の府内総生産(名目)をOECD加盟国の国内総生産(名目)と比較 すると、19位のオーストリアと20位のギリシャの間に位置する経済規模となる。 図表 国内総生産及び府内総生産の国際比較 (平成20年度) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 国 名 アメリカ 日本 ドイツ フランス イギリス イタリア スペイン カナダ メキシコ オーストラリア 韓国 東京都 オランダ トルコ ポーランド ベルギー スイス スウェーデン ノルウェー オーストリア 大阪府 ギリシャ 名目国内総生産 14兆3,694億ドル 4兆8,997億ドル 3兆6,559億ドル 2兆8,565億ドル 2兆6,526億ドル 2兆3,031億ドル 1兆5,945億ドル 1兆4,996億ドル 1兆852億ドル 1兆337億ドル 9,291億ドル 8,909億ドル 8,729億ドル 7,300億ドル 5,283億ドル 5,049億ドル 5,003億ドル 4,790億ドル 4,518億ドル 4,129億ドル 3,767億ドル 3,503億ドル (注)1.数値は名目値である。 2.大阪府、東京都は年度値。その他の国は暦年値。 3.東京都は「都内経済成長率の予測」より算出。ドル換算値は、平成20年度100.46円。 (資料)内閣府経済社会総合研究所「国民経済計算年報」(平成20年度)、 68 大阪府「大阪府民経済計算」(平成20年度早期推計)、東京都「都内経済成長率の予測」(平成21年度)より作成 5.大阪府の国内シェアの推移 TOP 個別の経済指標をみても、全国シェアは全体に低下傾向にある。 図表 大阪府の国内シェアの推移 (%) 17.0 卸売業販売額 15.0 外国会社事業所 数 13.0 全国銀行貸出残高 11.0 情報サービス業年間売上高 全国銀行預金残高 9.0 普通法人数 事業所数 7.0 製造品出荷額等 5.0 S55 56 事業所数 外国会社事業所数 57 58 59 60 61 62 63 H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 8.2 8.0 8.0 7.9 7.9 7.8 7.5 7.4 12.4 15.1 13.4 14.8 12.3 10.0 10.4 10.0 普通法人数 8.5 8.3 8.2 8.2 8.2 8.1 8.1 8.1 8.2 8.2 8.2 8.3 8.3 8.3 8.2 8.2 8.2 8.4 8.1 8.2 8.3 8.1 8.1 8.2 8.2 8.3 8.3 製造品出荷額等 8.8 8.8 8.7 8.6 8.4 8.3 8.2 8.0 8.0 7.8 7.6 7.5 7.4 7.1 6.9 6.8 6.7 6.5 6.4 6.2 6.1 6.0 5.9 5.7 5.6 5.6 5.3 卸売業販売額 15.7 16.0 15.9 15.1 14.5 15.0 13.4 12.9 12.5 19 20 21 12.6 情報サービス業年間売上高 11.0 11.5 11.1 13.4 13.0 13.9 11.8 12.2 10.7 11.5 10.1 10.0 10.1 11.1 10.3 10.0 10.0 10.3 9.5 9.3 8.8 7.7 7.7 6.7 6.4 6.3 7.6 7.4 全国銀行預金残高 12.1 12.1 12.2 12.1 11.7 11.7 11.3 11.4 13.0 11.5 11.2 10.6 10.3 10.0 9.9 10.8 10.9 10.8 10.3 10.1 9.7 9.7 10.0 10.0 9.9 9.9 9.9 9.9 9.6 9.6 全国銀行貸出残高 14.3 14.0 14.0 13.8 13.5 13.5 13.3 13.2 14.6 13.1 13.7 13.2 13.0 12.9 12.6 12.7 12.2 12.0 11.8 11.7 11.6 11.6 11.4 11.1 10.7 10.6 10.3 10.0 9.1 9.1 (注)1.全国銀行預金・貸出残高は、各年3月末現在。(平成21年は平成22年1月現在) 2.情報サービス業の年間売上高は、平成17年までは情報サービス業の売上高、平成18年以降はソフトウェア業 と情報処理・提供サービス業を合計した売上高。 (資料)経済産業省「工業統計表」 「商業統計表」 「特定サービス産業実態調査報告書」、 69 総務省「事業所・企業統計調査」、 日本銀行「都道府県別経済統計」、 国税庁「統計年報書」 3章 財政 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) TOP 経常収支比率 歳入 歳出 基金 府債残高 府内市町村の財政の現状 行政投資 70 TOP (1)経常収支比率 1. 2. 経常収支比率(普通会計)の推移 主要都府県の経常収支比率の推移 71 1.経常収支比率(普通会計)の推移 TOP 大阪府の経常収支比率は、昭和50(1975)年度以降、全都道府県平均を上回っており、平成4 (1992)年度からは13年連続して全都道府県のなかでワースト1となった。 平成6(1994)年度以降は100%を超えて推移してきたが、平成17(2005)年度は12年振りに100%を 割って98.6%となり、全国 ワースト1を脱した。(平成18年度のワースト1は鹿児島県、平成19年度 は兵庫県、平成20年度は熊本県) 図表 経常収支比率(普通会計)の推移 117.4 (%) 120 112 108.9 106.2 110 101.6101.9 99.1 100 93.8 90.8 90.9 89.3 86.7 92.5 92.4 93.7 94.8 79.7 79.2 78.6 78.9 81.8 82.9 82.2 83.8 80.5 78.1 75.2 60 65 65.7 91.7 101.1100.6 98.6 79.8 93.5 91.7 89.3 87.4 88.1 86.7 90.8 90.5 92.5 92.6 102.7 96.6 96.6 94.7 93.9 93.6 83 81.8 77.4 77.3 73.8 71.6 70 70.7 71.2 70.7 69.3 69.4 69.7 70 94.2 92.8 89.5 88.3 85.5 82.4 80 106.9 102.9103.1 99.8 94.9 90 105 102.8 64.4 56.1 大阪府 全都道府県平均 50 S45 46 各年度の 全国順位 1 47 48 49 50 45 51 52 53 54 55 46 56 57 58 59 60 61 62 63 H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 47 47 47 43 46 46 46 47 47 47 47 47 47 47 47 47 47 47 47 47 46 43 46 33 経常収支比率:地方税などの財源が、毎年恒常的に必要とされる経費(人件費、公債費 等)にどの程度充てられているかという割合。これが低いほど、財政構造に弾力性がある こととなる。 経常収支比率(%)=(経常的経費充当の一般財源/経常財源収入額)×100 (注)平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ、総務省「平成20年度都道府県普通会計決算の概要」 72 2.主要都府県の経常収支比率の推移 TOP 図表 主要都府県の経常収支比率の推移 125 115 105 95 大阪府 東京都 神奈川県 85 愛知県 全国平均 75 65 H6 H7 H8 H9 H10 H11 105 H12 大阪府 106.2 108.9 102.8 112 117.4 東京都 94.8 96.3 90.3 96.1 96.6 104.1 95.6 神奈川県 104.3 103 愛知県 103.4 全国平均 87.4 H13 H14 H15 H16 H17 102.9 103.1 106.9 101.1 100.6 98.6 H20 96.6 102.7 96.6 88.1 85.3 84.5 80.2 84.1 101.3 106.2 115.1 101.5 94.1 95.7 102.9 95.7 94.4 95.3 93.5 97.6 97.8 102 97.1 99 96.8 100.7 93.9 97.8 95.3 93.3 92 89.1 88.1 86.7 91.7 90.5 92.5 92.6 93.6 94.7 93.9 94.2 91.7 99 89.3 94.6 H19 93.6 109.7 100.2 90.3 H18 93.5 90.8 (注)平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ、総務省「平成20年度都道府県普通会計決算の概要」 73 TOP (2)歳入 1. 2. 3. 歳入決算額の推移(普通会計) 歳入決算額の財源別構成比(普通会計) 府税収入決算額の推移(一般会計) 74 1.歳入決算額の推移(普通会計) TOP 大阪府の歳入は、府税収入が平成2(1990)年度に1兆4,731億円でピークに達したのち、長 引く景気低迷の影響を受け、大きなウェイトを占める法人二税の減収等により、平成15(2003) 年度は9,909億円と、ピーク時の約67%にまで落ち込んだ。 図表 歳入決算額の推移(普通会計) (億円) 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 S50 S55 S60 S61 S62 S63 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 その他 1,369 1,880 2,454 2,567 2,671 2,808 3,640 4,196 4,620 4,988 5,490 6,390 5,790 4,870 4,500 5,660 4,880 4,360 5,290 6,990 6,489 7,049 7,654 9,254 7,830 7,260 府債 1,569 980 1,163 1,481 1,057 809 859 1,007 1,046 2,829 4,743 4,299 5,634 3,975 3,899 3,708 3,392 3,289 3,356 3,168 3,361 2,996 2,091 2,142 2,610 2,789 国庫支出金 1,365 2,199 2,536 2,539 2,533 2,439 2,575 2,714 2,767 3,154 3,900 3,624 3,770 3,850 3,746 4,004 4,010 3,828 3,966 3,488 3,189 3,066 2,624 2,229 2,120 2,433 地方交付税 0 226 2 0 0 0 0 0 0 0 272 391 607 809 578 1,006 3,050 3,150 2,965 3,391 3,068 2,832 2,790 2,463 1,790 1,798 3,788 6,692 9,102 府税 9,397 10,760 12,860 14,070 14,730 14,500 12,750 11,360 10,970 10,930 11,540 11,520 11,520 10,960 11,620 11,340 10,070 9,909 10,550 11,130 11,990 13,430 12,820 (注)平成20度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ 75 2.歳入決算額の財源別構成比(普通会計) TOP 図表 歳入決算額の財源別構成比(普通会計) 平成20年度 平成19年度 大阪府 全国都道府県 大阪府 全国都道府県 総額 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 地方税(府税) 47.3% 41.7% 48.3% 43.1% 地方交付税 6.6% 16.9% 6.4% 16.9% 国庫支出金 9.0% 12.0% 7.6% 10.6% 地方債(府債) 10.3% 12.4% 9.4% 11.7% その他 26.8% 17.0% 28.3% 17.7% (注)平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ 総務省「平成20年度都道府県普通会計決算の概要」 76 3.府税収入決算額の推移(一般会計) TOP 府税収入のうち、税制などに関連して他府県との清算を行うものや、市町村へ交付するものを 除いた実質の収入をみると、平成20(2008)年度は1兆1,128億円(見込)と、ピークであった平成2 (1990)年度の1兆3,510億円の82.3%(△2,382億円)となっている。 法人二税は、平成元(1989)年度の8,352億円をピークにその後急激に減少し、平成14(2002)年 度を底に回復基調にあるものの、平成20(2008)年度は5,274億円(見込)と、平成元(1989)年度 の63.2%(△3,070億円)の水準にとどまっている。 図表 府税収入決算額の推移(一般会計) (億円) 16,000 14,731 14,075 14,508 14,260 13,616 14,000 12,863 13,320 13,510 13,259 12,757 12,000 11,549 11,369 10,760 12,112 11,816 11,870 11,603 11,964 12,193 11,517 10,976 10,930 11,907 11,857 11,944 10,826 10,752 11,591 11,071 10,000 9,102 9,397 10,603 10,258 9,577 8,000 8,706 11,128 10,852 10,503 10,17810,198 11,514 9,072 8,929 9,469 9,837 9,272 9,296 8,955 8,462 8,333 6,692 6,000 4,000 6,400 3,788 7,538 6,361 6,061 3,562 2,000 8,352 7,982 7,603 5,152 4,748 4,554 5,057 5,047 3,845 5,549 5,277 4,364 4,790 4,723 4,322 3,948 4,140 4,120 3,554 3,892 5,667 5,274 3,315 2,059 0 S50 S55 S60 S61 S62 S63 H元 2 3 4 5 うち法人2税(府税収入に占める法人2税の割合) 6 7 8 9 10 府税収入(計) 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 実質税収 (注)平成20年度は決算見込。平成21年度は最終予算。 府税実質税収とは、(府税収入+地方譲与税+清算金収入)-(税関連の市町村交付金、清算金支出、還付金等)である。 77 (資料)大阪府総務部調べ TOP (3)歳出 1. 2. 3. 4. 5. 6. 目的別決算額の推移(普通会計) 目的別決算額の構成比の推移(普通会計) 歳出決算額の目的別構成比(普通会計) 性質別決算額の推移(普通会計) 性質別決算額の構成比の推移(普通会計) 歳出決算額の性質別構成比(普通会計) 78 1.目的別決算額の推移(普通会計) TOP 大阪府の決算額の推移を目的別にみると、平成20(2008)年度は、「教育費」、「商工 費」、「民生費」の順で多くなっている。 図表 目的別決算額の推移(普通会計) 9000 8000 7000 6000 6870 7103 7358 7657 7802 6498 8043 7857 7802 7670 7507 7655 7660 7507 7552 7654 7251 7444 7439 6965 5814 教育費 5365 5000 4000 3000 2000 1000 4983 4348 4297 4439 4316 4192 4311 土木費 4896 4869 4812 4401 4174 4486 4364 3932 4052 警察費 4074 民生費 3564 3448 3326 3135 3091 3242 2972 2841 2744 2671 2741 2801 2832 2818 2867 2891 2664 2694 2731 2721 2526 2576 2704 2516 2656 2651 2449 2343 2284 2630 2398 2330 2288 2249 2203 2200 2161 1996 2116 2109 2150 1970 2087 1915 1878 1975 2053 1608 1590 1557 1484 1435 1347 1302 1427 1402 1214 1077 1056 900 商工費 0 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 (注)平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 79 1.目的別決算額の推移(普通会計) TOP 大阪府の決算額の推移を目的別にみると、平成20(2008)年度は、「教育費」、「商工 費」、「民生費」の順で多くなっている。 図表 目的別決算額の推移(普通会計) (億円) 30,000 28,025 27,813 28,000 27,043 27,203 26,580 25,881 25,573 25,444 26,000 26,249 26,428 26,031 26,856 26,530 26,332 24,913 24,127 23,529 24,000 22,441 22,000 22,770 20,977 20,000 10,000 9,000 2 0 7,657 8,000 8,043 7,857 7,802 1 7,670 7,358 6,870 7,000 7,802 7,655 7,507 7,660 7,507 7,552 7,654 7,251 7,103 7,444 6,965 6,498 5,814 6,000 5,365 4,983 4,316 4,192 4,896 4,869 4,812 5,000 4,348 4,311 4,297 4,439 4,401 4,174 4,486 3,932 4,052 4,000 4,364 4,074 3,564 3,326 3,000 2,087 2,203 1,435 1,347 1,427 1,214 1,302 H2 H3 1,970 2,000 7,439 1,000 2,330 2,516 2,656 1,878 1,590 1,557 1,484 2,109 2,651 2,150 2,741 2,801 2,053 2,161 2,818 2,288 2,249 1,996 1,975 2,867 2,832 2,116 2,398 2,576 2,841 3,135 2,744 3,242 3,448 2,671 2,694 3,091 2,704 2,343 2,664 2,731 2,630 2,449 2,284 2,200 3,242 H14 H19 2,721 2,972 2,526 1,915 1,608 1,402 1,077 900 2,891 1,056 0 H元 H4 歳出総額 H5 H6 H7 教育費 H8 (注)平成20年度は、決算見 込。 (資料)大阪府総務部調べ H9 土木費 H10 H11 H12 警察費 H13 民生費 H15 H16 H17 商工費 H18 H20 80 2.目的別決算額の構成比の推移(普通会計) TOP 図表 目的別決算額の構成比の推移(普通会計) 0% S45 S50 S55 S60 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 20% 24.0 35.8 37.5 38.0 31.0 30.6 31.2 31.3 29.9 30.7 30.3 31.5 32.3 29.6 28.6 29.0 28.3 27.6 29.0 28.8 27.5 26.6 26.9 25.9 (注)平成20度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ 40% 60% 33.3 80% 5.8 2.9 7.4 7.0 9.8 4.5 5.8 5.6 7.2 11.0 8.7 6.0 5.4 5.8 8.6 9.8 6.5 4.5 5.8 7.8 20.6 9.4 8.1 6.8 4.3 10.3 9.5 18.7 9.3 7.8 6.0 5.4 11.1 11.1 18.9 9.7 7.2 6.3 5.7 10.9 10.1 21.2 9.9 6.3 6.8 6.6 9.0 8.9 21.0 9.8 7.3 7.0 8.3 7.7 9.0 18.9 10.4 7.7 7.4 8.3 6.7 9.9 21.9 10.0 6.7 8.1 7.4 5.9 9.7 19.5 11.0 7.9 8.2 5.6 7.0 9.3 18.0 11.6 9.1 9.0 4.5 5.6 9.9 16.6 10.9 9.5 8.8 7.7 5.0 11.9 16.9 10.7 11.0 8.6 7.3 5.1 11.8 18.5 10.8 11.5 9.1 4.0 4.4 12.7 16.3 10.7 12.2 9.5 6.0 4.0 13.0 15.3 10.4 13.0 9.0 9.9 4.1 10.6 15.1 10.5 12.9 8.5 9.0 4.1 10.9 15.3 10.0 12.6 8.6 10.1 3.9 10.7 13.5 10.0 12.6 10.2 11.9 3.9 10.4 11.9 9.8 10.9 11.0 16.0 4.2 9.6 11.7 9.9 10.9 11.4 15.8 4.0 9.4 11.1 9.4 5.3 12.8 15.2 5.6 14.7 18.3 15.8 16.8 100% 9.8 11.8 12.2 10.8 教育費 土木費 警察費 公債費 民生費 商工費 総務費 その他 81 3.歳出決算額の目的別構成比(普通会計) TOP 目的別構成比を全国都道府県と比較すると、土木費の割合が低く、商工費、警察費、教 育費の割合が高くなっている。 図表 歳出決算額の目的別構成比(普通会計) (注)公債費には起債に係る手続の手数料を含む。 平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ 総務省「平成20年度都道府県普通会計決算の概要」 82 4.性質別決算額の推移(普通会計) TOP 図表 性質別決算額の推移(普通会計) (注)平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ 83 5.性質別決算額の構成比の推移(普通会計) TOP 図表 性質別決算額の構成比の推移(普通会計) (注)平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ 84 6.歳出決算額の性質別構成比(普通会計) TOP 性質別構成比を全国都道府県と比較すると、人件費、補助費等の割合が高く、一方、 普通建設事業費の割合は低くなっている。 図表 歳出決算額の性質別構成比(普通会計) (注)1.補助費等:私学助成、医療費助成等。 2.そ の 他:物件費、貸付金、その他の計。 3.平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ、総務省「平成20年度都道府県普通会計決算の概要」 85 TOP (4)基金 1. 基金の推移(年度末現在高) 86 1.基金の推移(年度末現在高) TOP 府税収入の落ち込み等により生じた財源不足に対しては、税収が好調な時期に蓄えた各種基金の取崩し 借入れや府債の増発など、これまで、財政の対応力を最大限に活用して歳入を確保することにより、できる限 り歳出水準の維持に努めてきた。この結果、基金残高(一般会計への繰入れ運用分や府債償還のための積 立て等を除く)は、 ピーク時の平成5(1993)年度には4,437億円あったものの、平成21(2009)年度末には 1811億円となる見込み。 図表 基金の推移(年度末現在高) (資料)大阪府総務部調べ 87 TOP (5)府債残高 1. 2. 3. 府債残高等の推移(普通会計) 地方債残高等の推移(普通会計) (全都道府県計) 国債・地方の借入金残高の推移 88 1.府債残高等の推移(普通会計) TOP 府債残高は、平成2(1990)年度から増加傾向で推移していたが、その伸びは鈍化しており、 近年はほぼ横ばいで推移している。 図表 府債残高等の推移(普通会計)(年度末現在) (兆円) 5.0 府債現在高 府債発行額 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 S50 S55 S60 S61 S62 S63 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 【大阪府】 年度末 S50 S55 S60 S61 S62 S63 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 府債現在高 4,492 9,515 12,090 12,722 13,055 12,952 12,886 12,898 13,047 15,159 18,867 22,179 27,162 府債発行額 1,595 982 1,165 1,483 1,057 809 859 1,007 1,046 2,829 4,743 4,299 5,634 年度末 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 府債現在高 30,397 33,366 35,890 37,665 39,169 40,519 41,456 42,636 43,293 42,972 43,005 43,354 43,986 府債発行額 3,975 3,899 3,708 3,392 3,289 3,356 3,168 3,361 2,996 2,091 2,142 2,610 2,788 (資料)大阪府総務部調べ 89 2.地方債残高等の推移(普通会計)(全都道府県計) TOP 図表 地方債残高等の推移(普通会計)(年度末現在) (兆円) 90.0 全都道府県現在高 全都道府県発行額 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 S50 S55 S60 S61 S62 S63 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H2 H3 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 【全都道府県】 年度末 S50 S55 S60 S61 S62 S63 H元 H4 H5 H6 H7 全都道府県現在高 51,466 135,386 195,376 207,703 224,256 237,965 250,513 264,889 282,227 316,589 354,577 393,831 464,998 全都道府県発行額 16,738 20,872 21,861 25,885 33,206 30,265 29,572 31,569 35,278 51,854 72,417 73,181 90,614 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 年度末 H8 全都道府県現在高 523,093 574,071 631,411 673,312 695,464 716,443 745,694 773,889 791,689 790,542 790,801 795,934 802,223 全都道府県発行額 80,831 76,927 86,653 76,305 62,682 65,171 75,324 76,521 71,604 57,095 53,674 56,469 59,817 (資料)総務省調べ 90 3.国債・地方の借入金残高の推移 国債残高は、平成21(2009)年度末で約581兆円程度に達する見込みとなるなど、国の財政 は極めて深刻な状況にある。また、地方の借入金残高も、近年、地方税収等の落ち込みや減 税による減収の補てん、景気対策等のための地方債の増発等により急増した結果、平成16( 2004)年度末201.5兆円に達した。平成21(2009)年度末で約198兆円と見込まれている。 図表 国債・地方の借入金残高の推移(年度末現在) (注)地方の借入金残高とは、地方債残高、交付税特会借入残高のうち地方負担分、企業債残高のうち普通会 計負担分の合計である。平成20年度は、決算見込。平成21年度は、当初予算。 91 (資料)大阪府総務部調べ TOP TOP (6)府内市町村の財政の現状 1. 2. 3. 府内市町村の黒字団体・赤字団体数の推移 府内市町村の黒字団体・赤字団体の一覧表 府内市町村の経常収支比率の段階区分別団体数の推移 92 1.府内市町村の黒字団体・赤字団体数の推移 TOP 府内市町村の平成20(2008)年度の決算見込の状況は、黒字団体が40団体(31市9町村)、 3団体(2市1町)が赤字となっている。 図表 府内市町村の黒字団体・赤字団体数の推移 (年度) H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 黒字団体数 41 43 43 43 42 41 41 41 36 34 34 33 35 35 39 39 39 40 40 赤字団体数 3 1 1 1 2 3 3 3 8 10 10 10 9 9 4 4 4 3 3 (注)1.平成13年度は1団体の実質収支が±0のため、合計が43市町村となっている。 2.平成16年度以降は、市町の合併により合計43団体(33市10町村)。 3.平成20年度は、決算見込。 (資料)大阪府総務部調べ 93 2.府内市町村の黒字団体・赤字団体の一覧表 TOP 図表 府内市町村の黒字団体・赤字団体一覧表(平成20年度) 黒字団体(40団体) 赤字団体(3団体) 大阪市 堺市 岸和田市 豊中市 池田市 守口市 ※吹田市 泉大津市 高槻市 貝塚市 枚方市 忠岡町 ※茨木市 八尾市 泉佐野市 富田林市 寝屋川市 河内長野市 松原市 大東市 和泉市 柏原市 羽曳野市 門真市 ※摂津市 東大阪市 泉南市 交野市 大阪狭山市 阪南市 四條畷市 島本町 豊能町 能勢町 熊取町 ※田尻町 岬町 太子町 河南町 千早赤阪村 (注)1.決算見込。 2.※は不交付団体。 (資料)大阪府総務部調べ、総務省調べ 藤井寺市 ※箕面市 高石市 94 3.府内市町村の経常収支比率の段階区分別団体数の推移 TOP 平成20(2008)年度(見込み)の経常収支比率の段階区分による団体数は、90%以上の団体が40 団体で、そのうち100%以上の団体が10団体となっている。 図表 府内市町村の経常収支比率の段階区分別団体数の推移 (注)平成20年度は、決算見込 (資料)大阪府総務部調べ 95 TOP (7)行政投資 1. 2. 3. 4. 都道府県別行政投資額 都道府県別1人あたりの行政投資額(指数) 行政投資実績(事業費) 行政投資実績(特化係数) 96 1.都道府県別行政投資額 図表 都道府県別行政投資額(平成18年度) TOP 平成18(2006)年度の大阪府の「行政投資額」 は、約1.2兆円となっており、東京都、北海道に 次いで第3位の投資規模となっている。 「1人当たり投資額」を対全国指数でみると 大阪府は70と、埼玉県56、千葉県56、神奈川 県60に次いで全国で4番目に低くなっているが 、「可住地単位面積(1k㎡)当たり行政投資額」 では457と、東京都の820に次いで全国2位とな っている。 (注)行政投資とは、国・地方公共団体等が社会 資本の充実を目的として行う事業のことある。 (資料)総務省「平成18年度行政投資実績」 97 TOP 2.都道府県別1人あたりの行政投資額[指数] 平成18(2006)年度の一人あたりの行政投資額をみると、島根県、鳥取県など地方の県の行 政投資額が全国平均を大きく上回っているのに対して、大都市部の都府県では、大阪府の70を はじめ、多くが全国平均を下回っている。 図表 都道府県別1人あたりの行政投資額[指数](平成18年度) (全国=100) 250 200 229 187 175 191 185 168 160 150 139 135 132 101 100 149 145 141 140 133 109 96 87 82 92 56 56 60 129 116 107 107 98 90 86 87 88 83 70 116 93 96 111 97 157 158 148 132 118 117 87 50 0 北 青 岩 宮 秋 山 福 茨 栃 群 埼 千 東 神 新 富 石 福 山 長 岐 静 愛 三 滋 京 大 兵 奈 和 鳥 島 岡 広 山 徳 香 愛 高 福 佐 長 熊 大 宮 鹿 沖 海 森 手 城 田 形 島 城 木 馬 玉 葉 京 奈 潟 山 川 井 梨 野 阜 岡 知 重 賀 都 阪 庫 良 歌 取 根 山 島 口 島 川 媛 知 岡 賀 崎 本 分 崎 児 縄 道 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 都 川 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 府 府 県 県 山 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 県 島 県 県 県 県 (注)全国平均を100とした指数による。 (資料)総務省「平成18年度行政投資実績」 98 3.行政投資実績(事業費) TOP 大阪府における平成18(2006)年度行政投資実績の目的別構成比は、生活基盤が 57.6%と、全国平均および大都市圏平均を上回っている。 主要事業別構成比について全国平均と比較すると、特に住宅が高く、道路、厚生福祉、 文教施設は低くなっている。 図表 行政投資実績(事業費)(平成18年度) 総額 全 国 大 都 市 圏 地 方 圏 東 京 都 神 奈 川 県 愛 知 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 24,152 100.0% 12,344 100.0% 11,808 100.0% 2,211 100.0% 1,010 100.0% 1,146 100.0% 431 100.0% 1,164 100.0% 917 100.0% 生活 基盤 11,699 48.4% 6,802 55.1% 4,897 41.5% 1,494 67.6% 669 66.2% 661 57.7% 249 57.8% 670 57.6% 488 53.2% 産業 基盤 4,944 20.5% 2,051 16.6% 2,893 24.5% 300 13.6% 139 13.8% 213 18.6% 70 16.2% 179 15.4% 158 17.2% 目的別 農林 水産 1,965 8.1% 480 3.9% 1,485 12.6% 15 0.7% 16 1.6% 52 4.5% 16 3.7% 7 0.6% 49 5.3% 国土 その他 保全 2,433 3,112 10.1% 12.9% 1,015 1,514 8.2% 12.3% 1,418 1,598 12.0% 13.5% 67 335 3.0% 15.2% 58 128 5.7% 12.7% 92 127 8.0% 11.1% 41 55 9.5% 12.8% 88 219 7.6% 18.8% 94 129 10.3% 14.1% 道路 6,681 27.7% 3,078 24.9% 3,603 30.5% 486 22.0% 248 24.6% 317 27.7% 113 26.2% 222 19.1% 211 23.0% 都市 計画 1,362 5.6% 911 7.4% 451 3.8% 257 11.6% 108 10.7% 93 8.1% 18 4.2% 63 5.4% 65 7.1% 港湾 496 2.1% 183 1.5% 313 2.6% 33 1.5% 26 2.6% 31 2.7% 4 0.9% 39 3.4% 19 2.1% 主要事業 環境 住宅 衛生 978 635 4.0% 2.6% 685 363 5.6% 2.9% 293 272 2.5% 2.3% 219 61 9.9% 2.8% 65 34 6.4% 3.4% 44 35 3.8% 3.1% 23 24 5.3% 5.6% 105 40 9.0% 3.4% 51 24 5.6% 2.6% 厚生 福祉 979 4.1% 561 4.5% 418 3.5% 100 4.5% 54 5.3% 53 4.6% 15 3.5% 40 3.4% 49 5.3% 文教 施設 1,818 7.5% 961 7.8% 857 7.3% 184 8.3% 85 8.4% 97 8.5% 39 9.0% 74 6.4% 82 8.9% 空港 207 0.9% 128 1.0% 79 0.7% 84 3.8% 0 0.0% 1 0.1% 0 0.0% 24 2.1% 9 1.0% 注)1.大都市圏:関東1都8県(茨城、栃木、群馬、山梨、長野、埼玉、千葉、東京、神奈川) 東海4県(岐阜、静岡、愛知、三重)近畿2府4県(滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山) 地 方 圏:大都市圏を除いた北海道、東北、北陸、中国、四国、九州、沖縄の1道27県 2.「道路」:道路、街路の計 「港湾」:港湾、港湾整備の計 「厚生福祉」:厚生福祉、病院、介護サービス、国民健康保険事業、老人保健医療事業、 介護保険事業、公立大学附属病院事業の計 (資料)総務省「平成18年度行政投資実績」 99 4.行政投資実績(特化係数) TOP 図表 行政投資実績(特化係数) 総額 全 大 地 東 神 愛 京 大 兵 都 方 京 奈 知 都 阪 庫 国 市 圏 都 川 県 府 府 県 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 生活 基盤 1.0 1.1 0.9 1.4 1.4 1.2 1.2 1.2 1.1 目的別 産業 農林 国土 その他 道路 基盤 水産 保全 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 0.8 0.5 0.8 1.0 0.9 1.2 1.5 1.2 1.1 1.1 0.7 0.1 0.3 1.2 0.8 0.7 0.2 0.6 1.0 0.9 0.9 0.6 0.8 0.9 1.0 0.8 0.5 0.9 1.0 0.9 0.8 0.1 0.8 1.5 0.7 0.8 0.7 1.0 1.1 0.8 都市 計画 1.0 1.3 0.7 2.1 1.9 1.4 0.7 1.0 1.3 港湾 1.0 0.7 1.3 0.7 1.3 1.3 0.5 1.6 1.0 主要事業 環境 住宅 衛生 1.0 1.0 1.4 1.1 0.6 0.9 2.4 1.0 1.6 1.3 0.9 1.2 1.3 2.1 2.2 1.3 1.4 1.0 厚生 福祉 1.0 1.1 0.9 1.1 1.3 1.1 0.9 0.8 1.3 (注)1.0が全国平均で、1.0を超えて大きくなるほど、当該事業投資への特化度合が高い。 特化係数 = 各都府県における当該事業の行政投資額構成比 全国における当該事業の行政投資額構成比 (資料)総務省「平成18年度行政投資実績」 文教 施設 1.0 1.0 1.0 1.1 1.1 1.1 1.2 0.8 1.2 空港 1.0 1.2 0.8 4.4 0.0 0.1 0.0 2.4 1.1 100
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