Microsoft Tech・Ed 2010 のお誘い

マイクロソフト最新技術動向
~ アプリケーション開発はパラダイムシフトを迎える ~
マイクロソフト株式会社
パートナービジネス営業統括本部
パートナーテクノロジー本部
プリンシパル テクノロジーアドバイザー
ジニアス平井(平井昌人)
[email protected]
Caution
本資料に掲載されている情報や実施するデモンス
トレーションは、開発中の製品および技術に関する
ものも含まれております。これらは今後、変更され
る可能性もありますので予めご了承下さい。
.NET Framework 4
Visual Studio 2010
.NET Framework の変遷
~ 複雑になった階層構造を見直してバージョンを統一 ~
ラ
イ
ブ
ラ
リ
CLR
ツ
ー
ル
3.5
Add
Add
3.0
3.0
1.0
UP
1.1
UP
2.0
2.0
2.0
1.0
UP
1.1
UP
2.0
2.0
2.0
UP
UP
1.0
1.1
2.0
3.0
3.5
2007.07
2008.10
2011.04
2011.04
SP1はOS準拠
VS2002
VS2003
VS2005
4.0
4.0
4
VS2008
Visual Studio 2010
.NET Framework 4
~ CLR 2.0 から久々のバージョンアップ ~
 ランタイムはサイドバイサイド・インストール
 サイドエフェクトはゼロ(既存環境を破壊せず)
 In-Process サイドバイサイド
プロセス
 CLR 2.0 / CLR 4.0 をホスト
Foo.dll
 アセンブリ毎に利用する CLR を決定
 動的プログラミング
 C#: dynamic d;
 VB: Dim d As Object
Acme.dll
CLR 4.0
CLR 2.0
 並列プログラミング
 Parallel クラス・PLINQ を提供
 MEF(Managed Extension Framework)
 アドイン的なコンポーネント開発を手助けするライブラリ
 新言語
 F#・IronRuby
Parallel Extension & PLINQ
~ マルチスレッド・マルチコア対応の並列化ライブラリ ~
 Parallel Extension
 Task-based プログラミングモデル
 System.Threading.Tasks.Task
 System.Threading.Tasks.Future
 Parallel クラス
 Parallel.For
 Parallel.Invoke
Task t = Task.StartNew(…);
t.Wait(2000);
t.Cancel();
var f = Future.StartNew(() => C());
int result = f.Value;
Parallel.For(0, n, i => work(i));
Parallel.ForEach(data, e => work(e));
 Parallel LINQ-to-Objects (PLINQ)
var qy = from p
 ParallelEnumerable
 VS2010 開発環境
 Parallel デバッガ
 タスク、スタック
 Concurrency 分析
in people.AsParallel()
select p;
Visual Studio 2010 製品構成
~ Professional / Premium / Ultimate ~
IntelliTrace™
UML モデリング
アーキテクチャ エクスプローラ
論理クラス デザイナ
ロード テスト
テストケース管理
手動テスト
テストの記録と再生
レイヤー ダイアグラム
Web テスト
自動 UI テスト
パフォーマンス プロファイリング
コードカバレッジ
データベース変更管理
データベース 単体テスト
テスト影響度分析
静的コード分析
コード メトリクス
データベースの配置
テスト データの生成
Silverlight 開発ツール
Windows アプリケーション開発
Web アプリケーション開発
Office アプリケーション開発
クラウド アプリケーション開発
新しい WPF エディタ
SharePoint 開発
マルチコア対応開発
メンバーの逆生成
IDE のカスタマイズ
Team System 製品構成
~ ラボマネージメントが新しい! ~
テストケース管理
手動テスト
チーム エクスプローラ
テストの記録と管理
ラボの構成管理
チーム エージェント
仮想環境の管理と展開
仮想環境の構築 (テンプレート)
仮想環境のチェックポイント管理
バージョン管理
チェックインの品質確認
レポーティング
自動ビルド
並列開発状況の可視化
テストケース管理
基本機能のみの構成
アジャイル開発 計画ツール
チームポータル
IntelliTrace™
~ これは凄いぞ! Debug.Print はもういらない!~
 IntelliTrace
 デバッグの履歴を自動記録して煩雑なデバッグ作業を効率化
 [イベント]と[呼び出し]を記録
 再生・巻き戻しも可能
 情報収集設定
 任意のモジュール
 任意のイベント
 プレークポイントの
エクスポート&
インポート
 XMLファイルの保存
 いつもでロードして
再設定が可能
テスト
~ 品質は最重要! テストの効率化 ~
 テストケース管理
 テスト計画の早期実施と進捗確認
 一般テスト担当者へのアプローチ
 全体の進捗の共有
 テスト環境のライブラリ化
 再現性のないバグへの対応が可能
 環境構築時間の短縮
 テスト構成の復元・再構築が容易
 効果的なビルドとテストが可能
 テストの並行実施
 コード化された UI テスト
 UI の操作を記録してテスト
プロジェクト化
 テストを実行すると自動的に UI
の操作が行われる
Windows 7 ネイティブ対応
~ WPF や Windows API Code Pack 1.0 で 7 対応を!~
 Windows 7 タスクバー




ジャンプリスト
アイコンオーバーレイ
プログレスバー
タブサムネイル
 センサー & ロケーション
プラットフォーム
 Sensor API / Location API
 グラフィックス
 Direct3D / Direct2D / DirectWrite / WIC
 マルチタッチ
 マニュピュレーション&イナーシャ
 操作(パン・ズーム・ローテーション)
 慣性(弾き飛ばすような動き)
 境界フィードバック(端までいったらどうする)
Silverlight 4
Silverlight 3
~ パフォーマンスの大幅向上とメディア機能の拡張 ~
 擬似 3D のサポート
 平面を3次元空間に投影
 WriteableBitmap
 任意の UIElement の
スクリーンショットが可能
 メディア機能の強化
 H.264 / AAC のサポート
 HD フルスクリーン再生
 IIS Smooth Streaming
 コンテンツ保護の強化(DRM)
 GPU アクセラレーション
<div id="silverlightControlHost">
<param name="enableGPUAcceleration"
value="true"/>
<param name="enableCacheVisualization"
value="true"/>
Silverlight 3 Out-of-Browser
~ Silverlight はついにブラウザの外へ!~
 ブラウザー外実行
 インストール
 デスクトップショートカット
 スタートメニューへの追加
 安全で堅牢なセキュリティ
 変更の自動検知と自動更新
 VS の構成ダイアログで設定
 ネットワーク接続検知
 NetworkAddressChanged イベント
 GetIsNetworkAvailable プロパティ
Silverlight 4 - 新機能
~ お客様のご要望にお応えしました ~
 印刷機能搭載
 PrintDocument クラス
 PrintableArea, PageVisual, HasMorePages
 ドラッグ&ドロップ
 UIElement.AllowDrop プロパティ
 各種 Drag イベントを提供
 マウス制御
 右クリック対応
 ホイール対応
 クリップボード
 Clipboard クラス
 Webカメラ
 CaptureSource クラス
 CaptureDeviceConfiguration
Silverlight PivotViewer
~ BI のフロントしてイケてる UI ~
 Silverlight PivotViewer
 コレクションを超視覚的に表示するコンポーネント&コントロール
 並び替え・フィルター機能付き
 DeepZoom を実装
 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=9A1BB862-D80C-
4145-9320-B279A63BFF91&displaylang=en
Silverlight 4 - その他
~ Silverlight 4 で大規模ビジネスアプリケーション開発 ~
 IME 対応
 IME のオン・オフや入力モードの指定
 Out of Browser を拡張
 大きさ、位置、最前列表示などのウィンドウ制御
 NotificationWindow によるトーストポップアップ
 WebBrowser による HTML の表示
 ローカルファイルシステムへのアクセス
 クロスドメインポリシーファイルの設置が不要
 COM Automation サポート (IDispatch) Windows 限定
 Controls & DataBind
 RichTextBox コントロール
 依存プロパティとのデータバインド
 データバインディング
 StringFormat, TargetNullValue, FallbackValue を新設
 IDataErrorInfo, INotifyDataErrorInfo のサポート
Windows Phone 7
Windows Phone 7
~ Silverlight か XNA か? ゲームもビジネスもこれ1台で! ~
 Silverlight での開発
 Silverlight のプログラミングモデル
 RIA プラットフォーム
 XNA での開発
 DirectX ベースのゲーム開発環境
 Developer Tools
 Visual Studio 2010 for Windows Phone
 Expression Blend 4 for Windows Phone
 XNA Game Studio 4.0 for Windows Phone
 Phone インテグレーション





Location & Map Control
Microphone & Camera
Push Notifications
Accelerometer
Hub Integration
Internet Explorer 9
Internet Explorer 9
~ 標準準拠をさらに進め、パフォーマンス向上を目指す ~
 Java Script の高速化
 マルチコアプロセッサに対応
 描画エンジンの高速化
 Windows 7 の機能である Direct2D / DirectWrite を採用
 GPU を利用(ハードウェアアクセラレーション)
IE8
IE9
Internet Explorer 9
~ HTML5 / CSS3 / SVG 対応:ブラウザ非互換は解決する ~
 HTML5 / CSS3 対応
 <video>,<audio> タグのサポート
 border-bottom-right-radius
サポート
 アルファブレンディング
 argb での色指定が可能
 CSS セレクタの大部分に対応
 SVG(Scalable Vector Graphics)対応
 Markup-/DOM-based graphics
SVG 1.1
 XML で記述されたベクトル型の
画像フォーマット
 IE9 プレビュー版
 まだ全然ですが、試せます
 http://ie.microsoft.com/testdrive/
Office 2010
Office アプリケーション開発
~ 次世代の Office アプリケーション開発 ~
 新しい開発機能と言語環境の進化
 バックステージビュー/コンテキストメニュー
 オプショナル/名前付き引数
 依存性の排除
 Office 2010 側で VSTO のランタイムを提供
 No-PIA
 Primary Interop Assembly の埋め込み
 ランタイム環境の進化
 32 ビット& 64 ビットサポート
 CLR のサイドバイサイド
 ClickOnce 配置の強化
 複数プロジェクトの同時配置
 配置後のカスタムアクション
SharePoint 開発
~ SharePoint は Web コンテンツ プラットフォーム~
 プロジェクト テンプレート
 SharePoint 2007 / 2010 対応
 ビジネスデータ接続(BCS)
 可視 Web パーツ
 イベントレシーバー
 リスト定義 / リストインスタンス
 モジュール
 サイト定義
 ワークフロー / ワークフローフォーム
 イベントレシーバー
(リスト、ワークフロー、フィーチャー)
 開発環境
 デバッグ・インテリセンス など
 デザイナ
 SharePoint Application Page Designer
SQL Server 2008 R2
アプリケーションとマルチ サーバー管理
~ R2 での便利な機能 ~
 DAC(Data Tier Application Component)
 スキーマなどのデータベース オブジェクトの容易な配置を
実現するコンポーネント
 Visual Studio 2010 / Management Studio で DAC を生成可能
SQL5
アプリケーション
開発者
SQL4
SQL3
DAC
SQL2
SQL1
 UCP(Utility Control Point)
 複数データベースの容易な管理を実現するツール
 ダッシュボードにより稼働状況とポリシーの適用状況を可視化
 期待されるサーバーリソースの稼働率の閾値をポリシーで定義
データベース
管理者 UCP: (Utility Control Point)
マスターデータ サービス(MDS)
~ SQL Server Master Data Services ~
 マスターデータ
 企業全体にわたりシステム間で共有されるビジネスデータ
 緩やかに変化する参照データ
 マスターデータは管理する必要と価値のあるデータ
 マスターデータ管理が注目を浴びている理由
 SOA
 システムの統合が進む事により、データの整合性の無さが露呈
 システム統合からデータ統合への圧力
 企業買収や合併
 同一顧客に対する視点の異なる複数の顧客マスタが存在
 互換性の無いERPシステムの混在
 SaaS
 オンプレミスとクラウドにシステムが分散している場合の
データ統合や同期の手法
 ガバナンス、コンプライアンス
 透過的、監査可能なシステムを要求
 国際会計基準や国内 法案、法令への準拠
人
• 顧客
• 取引先
• 従業員
もの
• 製品
• 部品
• 組織
• レシピ
場所
• 店舗
• 地域
• 地理情報
セルフ サービス BI
~ビジネスに必要なデータを今すぐ欲しい!を解決 ~
 セルフ サービス レポーティング
 利用者自身によるレポート作成をより容易にリッチに
 地理空間情報の可視化
 レポート オブジェクトの共有
 ユーザーが作成したオブジェクトを共有化
 Power Pivot
 Excel 2010 アドイン
 様々なデータソースをサポート
 複数のデータソースから効率的に
データ統合を行う事が可能
 イン メモリ BI エンジン
 クライアントで大量のデータ操作
 セルの値でなくデータとして保存
 使い慣れた操作
 フィルタやピボットテーブルなど
使い慣れた操作で分析を実現
Windows Azure
クラウド コンピューティング
~ 第五世代コンピューティングの基盤 ~
 クラウド(Cloud=雲)の定義
 大規模データセンターのコンピューターリソースをインターネット
経由で利用する新しいコンピューターの利用形態
 形態
 パブリッククラウド
 Amazon, Google, Microsoft, Salesforce
 プライベートクラウド
 IBM
 ガバメントクラウド
 霞が関クラウド・自治体クラウド
 アジュール(Azure=青空)
 MS がクラウド製品のために考案
したキーワード(雲の上は青空!)
 Windows Azure
 Azure Platform
 SQL Azure
:Operating System
:Services
:Database
クラウドの種類
~ XaaS:Windows Azure は PaaS の位置づけ ~
SaaS サース
Software as a Service
アプリケーション
PaaS パース
Platform as a Service
ミドルウェア
IaaS イアース
Infrastructure as a Service
オペレーティングシステム
HaaS ハース
Hardware as a Service
ハードウェア
 Hotmail, Gmail, Google Apps
 BPOS, Windows Live
 Salesforce CRM
 Windows Azure / SQL Azure
 Google App Engine
 Force.com
 Amazon EC2
 Amazon S3
 レンタルサーバー
 レンタルストレージ
クラウドコンピューティングの優位性
~ サーバーは所有・資産から利用・経費へ ~
 初期投資 "ゼロ"
 ハードウェア、ソフトウェアの購買、インフラ構築費用が不要
 利用料金の費用計上が可能(資産計上は不要)
 運用コスト"ゼロ"
 システム運用管理業務は全てアウトソース(プロバイダー)
 地球規模の冗長化構成による事業継続性の確保
 大企業をしのぐスケーラビリティ
 スケーラブルな基盤設計要求から技術者を解放
 自己所有で不可能な規模(理論上無限)のシステム拡張が可能
 超高速サービスインと短期間利用
 従量制課金であるため必要に応じたサービスの利用/停止が可能
 季節性の高いキャンペーンサイト、低頻度のバッチ処理
 契約と同時にアプリケーションの開発と利用が可能
 新規事業などの変化の早いニーズに対応
Windows Azure サービス構成
~ 拡張性に優れたサービスとしてのプラットフォーム ~
Windows Azure
SQL Azure
Windows Azure platform
AppFabric
• サービス ホスティング
• データ ベース
• サービス バス
• ストレージ
• データ アクセス
• アクセス コントロール
サービス
拡張性(Elastic)
柔軟性(Flexibility)
論理的な容量は無限大
• サービス管理
Hyper-V をベースとした
最大限の自動化
• 開発環境
Visual Studio, .NET と
既存スキルの利用が可能
クラウド OS
SQL Server の
コアな機能の実装
既存アプリケーションか
らのアクセスをサポート
• アーキテクチャ
データベース単位での
自動複製
複数データベース ノード
の管理による拡張性向上
クラウド DB
オンプレミスとクラウド
間のメッセージ交換
クレームベースの ID
管理
Active Directory や
Windows Live ID 等の
外部 ID 認証との連携
サービス統合
Windows Azure 課金体系
~ コストを考慮した設計や配置、そして開発も ~
日本円
\11.76
\23.52
\47.04
\94.08
\14.70
USD
$0.12
$0.24
$0.48
$0.96
$0.15
ストレージ トランザクション(回数)
\0.98
/10,000
$0.01
/10,000
アクセス コントロール(transaction)
\195.02
/100,000
$1.99
/100,000
従量課金モデル (1 connection)
\391.02
$3.99
パックモデル (5 connection)
\975.10
$9.95
\979.02
$9.99
\9,799.02
$99.99
\9.80
\14.70
\29.40
\44.10
$0.10
$0.15
$0.30
$0.45
コンピューティング時間 (hour)
Windows
Azure
Azure
AppFabric
SQL
Azure
Data
Transfers
S
M
L
XL
ストレージ(GB / month)
サービス バス
Web Edition(1GB)
Business Edition(10GB)
北米およびヨーロッパ
アジア太平洋
受信(GB)
送信(GB)
受信(GB)
送信(GB)
Windows Azure 開発に必要なもの
~ Windows Live ID とクレジットカードを持って集合! ~
 Windows Azure アカウント
 Windows Live ID

https://accountservices.passport.net/ppnetworkhome.srf?lc=1041&mkt=JA-JP
 クレジットカード
 Windows Azure ポータル
 http://windows.azure.com/
 開発用マシン
 インターネット接続環境
 Windows Azure Software Development Kit(SDK)June 2010
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=21910585-8693-4185-826E-E658535940AA&displaylang=en
 Windows Azure platform AppFabric SDK
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=39856A03-1490-4283-908F-C8BF0BFAD8A5&displaylang=en
 Visual Studio 2008 SP1 / 2010 (Express Edition 可)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=3254c868-bcb9-412c-95c6-d100c872ec60
 Windows Azure Tools for Microsoft Visual Studio 1.2
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=2274A0A8-5D37-4EAC-B50A-E197DC340F6F&displaylang=en
 SQL Server 2008 R2
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=fe0c6a31-5ad6-4eea-a865-73bbe2608bd1
Azure Storage:BLOB(ブロブ)
~ クラウド上の巨大分散ファイルシステム ~
 構造
 コンテナ :フォルダ(1階層のみ)
 ブロブ
:ファイル(1ブロブ ≦ 50GB)
 ブロック :分割したデータ(1ブロック ≦ 4MB)
 ポイント
 非構造型データを格納
 ブロブ名に / を付けることで階層化可能
 TABLE や QUEUE に収まらないデータは BLOB へ格納
Azure Storage:TABLE(テーブル)
~ 構造化データを格納する Key-Value ストレージ ~
 構造
 テーブル
 エンティティ
 プロパティ
:テーブル
:レコード(1 レコード ≦ 1MB)
:フィールド(最大 255 個)
 ポイント
 PartitionKey はスケーリングの分割単位
 RowKey はユニーク
 固定スキーマでなくても OK
PartitionKey
string
RowKey
string
Property1
string
……
MSKK
masath
平井昌人
MSKK
genius
ジニアス
天才系
MSKK
shisago
砂金信一郎
イメケン系
PropN
int
1
2
Azure Storage: QUEUE(キュー)
~ ロール間のデータ交換を目的とした非永続化ストレージ ~
 キュー
:メッセージを格納
 メッセージ:格納する情報(上限 8KB)





メッセージの有効期限は上限 7日間
メッセージを読み取ると一時非表示(最大2時間)
正常に処理できた場合にアプリが責任を持ってキューから削除
アプリに障害あるとメッセージは復活する
FIFO(ファーストイン/フォーストアウト)は保証していない
Windows Azure:Hosted Service
~ アプリケーションはここで動く ~
 アプリケーションの実行環境(ホスティング)
 Hyper-V の仮想マシン(VM)
 Windows Server 2008 x64 + IIS 7 + ASP.NET + .NET Fx 3.5
 役割ベースの配置
 Web ロール
= Web サイト(ASP.NET / Web サービス)
 Worker ロール
= バックグランドサービス
ロード
バランサー
VM n 個
Web
Role
Web
Role
IIS
VM n 個
Worker
Role
Worker
Role
SQL Azure
~ クラウドで SQL Server が使えます ~
 クラウド上のリレーショナルデータベース
 SQL Server 2008 ベース
 SQL Azure Database を提供中
 Data Sync (データの同期ツール&ライブラリ)
 今後提供が予定されているもの
 Reporting Services
:レポーティング機能
 Analysis Services :OLAP, BI 機能
Reporting
Business
Analytics
Data Sync
SQL Azure Database
~ やはりリレーショナルデータベースは必要! ~
 データベース
 master データベース + ユーザーデータベース
 スナップショット分離 ON
 復旧モデル = FULL
 Web Edition:1GB / 5GB
 Business Edition:10, 20, 30, 40, 50GB
 接続
 TCP 1433 を利用した接続(暗号化あり)
 SQL Server 認証のみ
 日付時刻データと日本語の取り扱いに注意
 サーバーで取得する日付・時刻はすべて UTC(協定世界時)
 UTC は日本より9時間遅れ
DATEADD(hour, 9, SYSDATETIME())
 明示的に Japanease_CI_AS など日本語の指定が必要
 SQL 文での日本語記述にも "N" プレフィックスが必要
Azure Platform AppFabric
~ これぞ S+S!エンタープライズ向けのサービス群 ~
 サービス バス
 オンプレミスとクラウドのサービスを連携させる基盤
 オンプレミスの物理的なエンドポイントを隠ぺい
 ルーティングやメッセージ中継を担う
 アクセス コントロール サービス
 クラウド上での ID 認証サービス
 クレームベースのセキュリティトークンサービス(STS)
Workflow
Service
(将来提供予定)
Windows Azure のミスチョイス
~ 何か違う?!間違った使い方に注意 ~
 オンプレミスの SQL Server のバックアップ先を
SQL Azure にする
 単なるバックアップだけに使うとコスト高
 接続先を SQL Azure に切り替えて利用するなら OK
 BAK ファイルを BLOB ストレージへ格納する方が格安
 アクセスの少ない Web サイトを Hosted Service に
配置する
 課金は CPU 利用時間ではなく Hosted Service の起動時間
 アクセスがなくても時間で課金されています
 静的なコンテンツばかりの Web サイト
 ASP.NET を使わない場合は、BLOB に配置して HTTP/HTTPS で
アクセスする
 1日数回しか処理しない Worker ロール
 無駄なのでクライアントツールを作り、リモートで処理しましょう
Windows Azure 開発のアドバイス
~ 節電・節水のエコ精神が大事です ~
 使わないときは止める(Suspend でなく Delete)
 電気のつけっ放し、水道の出しぱなしと同じで料金かかります
 SQL Azure のデータベースは、CREATE したら 24時間以内に
DROP すれば1日分で済む
 Hosted Service の開発時は直接 Production へ
デプロイする
 Deploy してから Ready になるまで 20~30 分かかるため
 開発環境(Development Fabric)と微妙に違うので可能な限り
Azure 上でテストしましょう
 開発環境でも Storage サービスは直接利用する
 Azure Storage は低料金なので本番環境をそのまま利用
 現在、US データセンターが快適&低料金
 テータ転送の夜間割引あり(日本と逆なので空いている?)
 各地域の平日10:00pm-6:00am / 金曜日10:00pm~月曜日6:00am
クラウドの登場で何が変わる
~ IT 難民続出!すべての IT 企業の今後を左右する ~
 ハードウェアメーカー・ネットワーク機器メーカー(HV)
 ユーザー企業へのサーバーの提供は縮小するため大幅な方向転換が必要
 クラウドでの使用を意識した製品設計
 自らがプロバイダーになるという選択肢もあるが価格では勝てない
 システムインテグレータ(SIer)
 ハードウェアベンダーの販売パートナーは大きな打撃を受ける
 パッケージソフトの販売パートナーも箱売りビジネスは衰退傾向
 IT 基盤の構築ビジネスも PaaS の登場は大きな脅威となる
 確実に SI の出番は減少、運用・保守といった旨味のあるビジネスも消滅する
 コアでミッションクリティカルなシステムは自社運用するのでこの領域を
死守しなければならない
 ソフトウェアベンダー(SV/ISV)
 SaaS の波の驚異によりインストールを前提に開発・提供してきたソフト
ウェアのあり方の見直しを迫られる
 SaaS 転換はソフトウェアの提供方法を変えれば済むものでない
 クラウドでの利用(短期利用・従量課金)に関するライセンス体系の見直し
 従来のインストール版とクラウドオンライン版の差別化と互換性の検討
まとめ
~ ぜひ!皆様のビジネスにご活用ください ~
 プラットフォームは Windows 7 & Windows Server 2008 R2
& Windows Azure & Office 2010
 クライアント Windows 7, サーバーは Windows Server 2008 R2
 クラウドは非常に重要です
 開発ツールは Visual Studio 2010
 上位エディションをお勧めします
 デザインツールは Expression Studio
 Expression Blend は有益かつ重要な画面設計ツールです
 データベースは SQL Server 2008 R2
 非常に出来がいいです。安心してご採用下さい。
 テクノロジーは WPF, WCF, WF, Silverlight, AJAX, LINQ, 64
bit, Dynamic, Parallel, Data Service, MVC, REST,
Entity Framework, Azure, Windows Mobile...
 既に実績も増えだしてて本格的な実装フェーズになりました
Microsoft Tech・Ed 2010 のお誘い
 2010 年 8 月 25 日(水) ~ 8 月 28 日(金)
 パシフィコ横浜
 http://www.microsoft.com/japan/teched/2010/
皆様のお越しをお待ちしております
Thanks for Attending !
アンケートにご協力ください。
本セッション専用のアンケート用紙がございます。
お手数をお掛けしますが、ご協力ほどお願いします。