メディアとコンテンツ

メディアとコンテンツ
メディアコミュニケーション論Ⅲ
第2回
今回の内容

講義名に含まれているので,“メディア”とは
メディアとは
メディアとは



media
広辞苑第六版
 媒体 手段 特にマスコミュニケーションの媒
体
情報を記録・伝達する媒体
 入れ物
情報(中身)は


コンテンツ(contents)
 これに対してメディアのことをコンテナー(
container)
つまり,我々が注目するのはメディアでなく,コン
テンツである
マーシャル・マクルーハン





Herbert Marshall McLuhan
1911年7月21日~1980年12月31日
英文学者・文明批評家
“メディアはメッセージである”
人間はメディアの影響を受ける
 後で取り上げる
メディアの変遷

かなりラフ
 洞窟 - アルタミラ洞窟
 石板
 皮紙・紙 - 巻物から綴じた物
我々にどのような
 電気(電信)
影響を与えたのか?!
 電波(放送) - ラジオからテレビ
 インターネット
いろいろ耳にする言葉
マスメディア(1)


マス(mass)
 大きな集まり,多数
多数の人への情報を伝達手段
 新聞,テレビ
 少数から多数へ
マスメディア(2)

マスコミ(マスコミュニケーション)
 新聞社,放送局
 マスメディアとかメディアと呼んだりする
 どちらかというとコンテンツよりものを指してい
るにもかかわらず
誤解のもと?
パーソナルメディア

個人が使用するメディア

少数(個)から少数へ
マルチメディア

文字,画像(動画),音…

かっては CD-ROM,今はインターネット

マルチコンテンツ
コンテンツ産業

経済産業省商務情報政策局 文化情報関連産業
課(メディア・コンテンツ課)
 コンテンツ産業強化
現 状 (1)


2006年国内コンテンツ市場は11兆4494億円、総
務省調べ
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2
008/07/02/20134.html
日本のアニメが世界に「売れない」 生き残りの
道は
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/28
/news115.html
現 状 (2)


2008年の国内コンテンツ市場規模、前年比2.6%
減の13兆8282億円
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20090826_310898.html
国内コンテンツ産業の市場規模縮小 デジタルコ
ンテンツは伸び
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/27
/news012.html
現 状 (3)


知財戦略本部、「コンテンツ特区」など知財推進
計画の骨子を決定
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20100331_358106.html
2009年の国内コンテンツ産業市場は12兆843億
円規模、デジタル化率が49.9%
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20100901_390871.html
現 状 (4)


国内コンテンツを海外に売り込む新会社「All
Nippon Entertainment Works」(2/29/12)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20120229_515388.html
産業革新機構とニフティ、国内コンテンツの海外
展開を支援する新会社(5/10/12)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20120510_531752.html
インターネットは…
メディアとしてのインターネット(1)


情報伝達手段だからメディア
ディジタル情報なら(何でも)伝達可能だからマル
チメディア

多数の人へ伝達できるからマスメディア

個人で利用できるからパーソナルメディア
メディアとしてのインターネット(2)


従来のメディアとの違い
 双方向性
 安価
 地理的制約がない
 個人でも“多”に伝達可能
放送なのか(通信なのか)?
メディアとしてのインターネット(3)


自由?
 YouTubeアクセス遮断
無責任?
 匿名? その是非
古くて新しい問題
後で触れてみたい問題
メディアとしてのインターネット(4)

ソーシャルメディア(social media)と呼ばれることも
 掲示板から,Facebookまで
 で,終わらないだろう
メディア・リテラシー(1)



情報社会と情報倫理 第2回
情報の真偽を見抜く能力をつける
メディア・リテラシー教育は以前から行われてい
る
 マスメディアの送る情報は正しいか?
 その意図は?
従来のメディア・リテラシー
メディア・リテラシー(2)

インターネット時代
 インターネットで得られる情報の真偽
 自ら情報を発信する際の注意
放送と通信
放送と通信(1)


放送
 公衆によつて直接受信されることを目的とす
る電気通信の送信(放送法)
電気通信
 電気通信 有線、無線その他の電磁的方式に
より、符号、音響又は影像を送り、伝え、又は
受けることをいう(電気通信事業法)
放送と通信(2)

放送



一方向
テレビやラジオ
通信


双方向
電話やインターネット
放送と通信(3)



境目がはっきりしない
通信と放送の融合(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E4%BF%
A1%E3%81%A8%E6%94%BE%E9%80%81%E3%81%AE
%E8%9E%8D%E5%90%88
生放送中にインターネットで視聴者が応じること
は珍しいことではなくなった
放送と通信(4)

radiko.jp
http://radiko.jp/
 インターネットでラジオ放送を配信
 聴取エリアに制約
 しかし,有料で制約なしになった
2種類のメディア?
Passive vs. Active(1)

Passive media と Active media
(カタカナで書きたくないので)
 Passive
 受動的
 Active
 能動的
Passive vs. Active(2)

Passive media
 従来の(マス)メディア
 ほぼ,一方的に情報を送る
 受け取る方は,何もしなくてよい
 送り手の責任
 騙されるかも
 メディア・リテラシー
Passive vs. Active(3)

Active media
 インターネット
 能動的でないと情報を得られない
 “自分からアクセス”
 “自分で判断”
 “自分の責任”
 その“自分”が面倒?
Target media

実は
passive media
active media
にもう一つ
target media
がある
ま と め
メディア(1)


マクルーハン
 人間はメディアの影響を受ける
 Passive media vs. Active media
思考方法がメディアの影響を受ける
 メディアに合わせた思考過程?
メディア(2)


インターネットから,我々はどのような影響を受け
ているのだろうか?
我々はどのように変化したのか? これから変化
するのか?
コンテンツ

中味が問題
 どうやって稼ぐか?
 お金だけではないだろう
新しいメディア

続々登場

旧来のメディアとの関係