人事労務管理論B 2014年9月23日 「働き方」と「働かせ方」の今とこれから LT1011教室 LT1012教室 人事労務管理論Aの成績結果 本年 昨年 一昨年 S 3.1 8.5 5.6 A 8.4 28.3 20.1 B 34.9 35.8 24.0 C 43.3 18.7 23.7 F 4.0 1.2 11.3 T 6.3 7.5 15.2 平均点 64.9点 昨年 69点 一昨年 71点 2 近年の傾向:人事労務管理の「破壊」 自己責任 雇用、労働、処遇のすべてにわたる「自己責任」 雇用形態の多様化 市場動向に素早く柔軟 労働時間 (フレキシブル)に対応 自己責任の名の下に 賃金 人事労務管理の変貌 人を育てる → 不要な人材をいかに捨てるか 労働意欲の向上 → 自律と自覚の強調 追い出し部屋から退職へ 粗野な人事労務管理 残業代の不支給へ 人事労務管理の「放棄」 「破壊」 3 何を学ぶのか(1) 就職? 就社? 経済学的にいえば、労働力の売買 就職の決めて 業界? 会社の特徴(規模と社風)? 仕事の中味? 給料(賃金)と労働条件? 処遇条件(昇進・転勤・人間関係)? 4 何を学ぶのか(2) 「満足」と「生きがい」 賃金だけではない。仕事を通した自己実現 「働き方」と「働かせ方」 人々が求める「働き方」 企業が求める「働かせ方」 人事労務管理論 「働き方」と「働かせ方」の理論と歴史(前期の人事労務A) その現在の特徴と問題点 5 後期の講義のテーマと課題(1) 現代日本の人事労務管理を知ること 人事と労務の地殻変動 グローバリゼーションとIT化 人事労務のこれまでを概観する 終身雇用と年功制のウソとマコト 就職(就社)と転職(転社) 日本の労働組合の実力 6 後期の講義のテーマと課題(2) 人事と労務のこれからを考える これからの「働き方」 これからの「働かせ方」 仕事を通した「満足」と「生きがい」を求めて すべての人が職業生活に満足と生きがいを 感じるためには何が必要なのか 7 雇用のいま 終身雇用とは何か(春期学卒一括採用) 採用と定年制 リストラ・失業 パートタイマーとフリーター ワークシェアリング 雇用形態の多様化 雇用の流動化 8 配置と昇進 年功制とは何か 昇進競争の昔と今 年功主義 能力主義 成果主義 9 日本の賃金の決め方・決まり方 新しい人事制度・新しい賃金制度 賃金の決定基準 年功賃金 職能給 成果主義賃金 コンピテンシー給 10 長時間労働の仕組み 日本人は働き過ぎ? 外国の労働時間、日本の労働時間 サービス残業と過労死 失業率の上昇と長時間労働 ワークシェアリング ホワイトカラー・エグゼンプション制度 11 教育訓練と能力開発 長期(終身)雇用慣行と教育訓練 OJTとOffJT CDP エンプロイヤビリティ 大学院のリカレント教育 12 労働組合と労使関係のいま 労働組合とは何か 労働組合の歩み 日本の労働組合の特徴と実力 団体交渉と労使協議制 集団的労使関係から個別的労使関係へ 13 雇用平等とジェンダー ジェンダーとは何か 女性たちのいま 男女雇用機会均等法 職場のセクシャルハラスメント コース別雇用管理 雇用平等とアファーマティブ・アクション オランダ・モデルと日本の課題 14 国際化と人事労務管理 日本企業の海外進出 トヨタ生産システムとリーン生産システム 日本の人事労務管理は海外で通用するのか ITとグローバリゼーション 世界のどこでも通用するやり方はあるのか 15 テキスト及び参考文献 黒田/守屋/今村 『人間らしい「働き方」・「働かせ方」』ミネルヴァ書房 労務理論学会編 『経営労務事典』 晃洋書房 原田・安井・黒田編著 『新・日本的経営と労務管理』 ミネルヴァ書房 黒田・山崎『フレキシブル人事の失敗』旬報社 熊沢 誠 『格差社会ニッポンで働くということ』岩波書店 木下武男『日本人の賃金』平凡社 遠藤公嗣『日本の人事査定』ミネルヴァ書房 森岡孝二『過労死は何を告発しているか』岩波書店 16 成績評価の方法 レポート2回(20点)、試験1回(80点) レポートは1回につき10点満点で評価。小テストはしない 最終評価はレポートと試験の合計点(100点 満点)で判定する。 いわゆる「自主レポート」を書いても受け取ら ない。 レポートはすべてweb経由で提出すること 17 第1回 レポート 締め切り期日:11月4日(火)午後9時まで テーマ:雇用の多様化と非正規雇用 課題: 黒田/守屋/今村編著 『人間らしい「働き方」・働かせ方」』 ミネルヴァ書房、2009年 第1章、第2章の各章末にある「設問」のうちどれか 一つを選択し、答えなさい。 18 レポート作成上の注意! 期日は厳守のこと(あたりまえ) すべて2000~5000字 Oh-o Meiji(http://oh-o.meiji.ac.jp/)内の私のページ (レポート)に送信すること レポートの末尾に必ず参考文献名、参考URLとアク セス日を明記すること。明記のないものは未提出と みなす。 何よりもオリジナリティを重視する インターネット上の他人の文書のコピーや他人のレ ポートの丸写しは未提出者とみなす 19 その他の注意事項 今学期も以上に受講生が多いので、春学期 と同様に、2教室を使用する。 春学期は特に1011教室での私語が多いと聞 いた。静粛な授業のために助手に手伝っても らう その日のPPTファイルは私のHPもしくはOho! Meiji にアップする 20
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