京大岡山新天文台計画 ~副鏡の軽量化~ 鏡面はφ=1100mm、 曲率R=3334.779099mm 厚さ240mmで614.71kg 厚さ150mmで403.81kg 京都大学理学研究科 宇宙物理学教室 修士課程1回生 森谷友由希 概要 副鏡を、質量を150kg程度、鏡面上の歪みを 0.050um以下に抑えるように設計する。 軽量鏡としてはゼロデューワでの接着方式は Gemini 副鏡で実績があるが、国産のクリアセ ラムで作ることも考え、①刳り貫き方式と②リ ブ接着方式両方の設計をして見積りなどを調 査した上で、どちらで製作するか判断する。 研削方式で軽量鏡を研削できるかについて は、別に試験する必要がある。 軽量化:3点支持で ①刳り貫き方式 ②リブ接着方式 φ95mm:88個 、 φ45mm:18個 の円柱刳貫き。 1辺200mm、厚 さ15mmの三角 格子リブ。 質量:171.45kg 質量:166.09kg 歪み:0.350um 歪み:0.268um 厚さ240mm(614.71kg)を170kg程度にまで軽量化でき るが、鏡面上の歪みを0.3um程度以下には出来ない。 ⇒3点支持では困難。 軽量化:9点支持で ①刳り貫き方式 ②リブ接着方式 φ95mm:51個 、 φ65mm:39個 の円柱刳貫き。 1辺220mm、 厚さ20mmの 三角格子リブ。 質量:171.52kg 質量:142.71kg 歪み:0.058um 歪み:0.098um 厚さ150mm(403.81kg)を円柱刳り貫き方式では170kg程度まで 軽量化、鏡面上殆どの領域で歪みを0.05um以下に抑えられた。 リブ接着方式はまだ1パターンしか考えていないのでまだまだ 改善の余地がある。 これから リブ接着方式の改善。 支持点より外側のリブの工夫 接着面の工夫(曲面or平面?) 支持点部分の構造を検討する 軽量鏡の研削精度について検証する 副鏡の軽量化に関して詳しくは・・・ http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~moritani/secondary/secondary.html http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~moritani/secondary/secondary2.html
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