かんたん税計算 1年 組 番____ はじめに・・・ 『小泉首相も「今の所得税は控除が多くて複雑過ぎる。 すっきりさせて抜本的に見直したい」と述べ、配偶者控 除などの人的控除の大幅な縮小に強い意欲を表明し た。』 (日本経済新聞 1/25付) というように、税金計算というのはとても難しいものです。 このプレゼンでは、その複雑な計算をより簡単にでき るようにしたものを紹介します。 目次 はじめに・・・ ①給与所得 ②課税所得 ③所得税額 ④納付する所得 税額 最後に・・・ ①給与所得 計算式は・・・ 給与収入-給与所得控除=給与所得 給与収入 =給料のこと 給与所得控除とは・・・ 「仕事のために自分の懐から出て行くお金については、 仕事のために払ったのだから、税金はかけないでおい てあげますよ。」 という、いわば 情けのようなもの エクセル①へ ②課税所得 課税所得とは・・・ 税金のかけられる所得のこと 計算式は・・・ ①で算出した給与所得-人的控除ーその他の控除=課税所得 配偶者控除、扶養控除など 社会保険料控除、生命保険料控除など 「家族とかがいる場合、いろいろとお金 がかかるから、その分だけは税金をかけ ないでおいてあげますよ」というなさけ エクセル②へ ③所得税額 計算式は・・・ ②で求めた課税所得*所得税率ー控除額=所得税額 控除額とは・・・ 例えば、課税所得900万円の人の場合 900万*20%=180万 課税所得901万円の人の場合 901万*30%=270万3千 たった1万円の違いで 90万円の差が生じる この差をなくすのが、控除額 エクセル③へ ④納付する所得税額 計算式は・・・ ③で算出した所得税額ー税額控除=納付する所得税額 税額控除とは、算出された所得税額からさらに控除するもの。 ②の所得控除に比べ、所得税の減額には効果が「大」の控除。 税額控除の筆頭は、『住宅借入金(取得)等特別控除」。 一定の条件を満たした『住宅の新築、購入、増改築のための 借入金』に対して受けられる控除。 最後に・・・ 以上で納入すべき所得税額が算出されます。 控除の役割の大きさと所得税率のアップ率の 大きさに驚きましたか? 控除をフルに活用して課税所得が10万円減少 すると、所得税率20%の人は2万円、37% の人は3.7万円所得税が減少します。さらに 来年度の住民税額も減少します。 所得税率37%の人の場合では、住民税(適用 税率=13%)が1.3万円減少し、実質5万円 も税負担が軽くなるのです。 所得税の計算の仕組みを理解すると、税計算が 面白くなりますね。
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