PowerPoint プレゼンテーション

国際獣疫局(OIE)
OIEは、1924年1月25日に28カ国の署名による国際
的合意によって設置された政府間の組織である。
2004年5月には、167ヶ国が加盟している。
目的(Objectives)
透明性: 動物の疾病および人畜共通感染症に関する世界的状況について透明
性を確保する。
科学的情報: 科学的な獣医療情報の収集、解析ならびに普及に努める。
国際連携: 動物の疾病制御に関して、専門知識を提供し、国際連携を推進する。
衛生学的安全性(Sanitary Safety): WTO、SPS協定の指令の範囲内で、
動物と動物性製品の国際貿易のための健康基準を公表することによって、国際貿
易を保護する。
獣医局(Veterinary Services)の振興: 各国における獣医局の法的枠
組みと人的資源を改善する。
家畜生産における食品の安全性と動物福祉に関する新たな指示:
科学に基づいた取組みによって、動物性食品の安全性に関するより良い保証を提
供し、動物福祉を推進する
国際獣疫局とは? (What is the OIE?)
任務
● 動物の病気に関する世界的状況について透明性を確保する。
● 科学的情報の収集、解析ならびに普及に努める。
● 動物の疾病制御に関して、専門知識を提供し、国際連携を推進する。
● WTO、SPS協定の指令の範囲内で、動物と動物性製品の国際貿易のため
の健康基準を公表することによって、国際貿易を保護する。
OIEは、加盟国が不当な衛生上の障壁を設定することなく疾病と病原体の侵入から自ら
を護るために活用できる規則と関係する規範的文書を作成する。OIEが作成した主な規範的
文書は、「陸生動物衛生規範」、「陸生動物に対する診断学的検査とワクチンに関する手引
書」および「水生動物の診断学的検査に関する手引書」である。
OIE基準は、基準国際的衛生規則として世界貿易機関(WTO)によって認知されている。
それらは、国際的に著名な科学者を網羅した「専門員会」と「作業班」によって作成され、彼ら
の大半は、156箇所のOIE共同研究センターと基準研究所の連絡網に属する専門家であり、
OIEの科学的目的について貢献してきた。これらの基準は、国際委員会に採用されてきた。
● 法的枠組みおよび各国獣医局の人的資源を改善する。
OIEに届出が必要な旧来の疾病分類
(Old Classification of Diseases Notifiable to the OIE)
リストA: 国境とかかわりなく急速に広がる可能性がある極めて重篤な伝染病であり、
深刻な社会経済上あるいは公衆衛生上の影響を及ぼす伝染病であり、動物と動物性食品
の国際取引において主要課題となる伝染病である。
● 口蹄疫
● アフリカ馬疫
● 水胞性口炎
● 豚水胞病
● 豚コレラ
● 牛疫
● 小反芻動物病
● ニューカッスル病
● 牛肺疫
● ランピースキン病
● 高病原性鳥インフルエンザ
● リフトバレー熱
● ブルータング
● アフリカ豚コレラ
● 羊痘および山羊痘
リストB: 国内において社会経済上あるいは公衆衛生上重要と看做される伝染病
であり、動物と動物性食品の国際取引において重要な伝染病である。
多種の動物が罹る病気
牛の病気
● 炭疽
● アナプラズマ病
● オーエスキー病
● バベシア病
● エキノコックス症/包虫症
● ブルセラ病
● 心水病
● 嚢虫症
● レプトスピラ症
● 牛カンピロバクター症
● 新世界スクリューワーム病
● 牛海綿状脳症(BSE)
Terrestrial
Animal Health Code (2005)
陸生動物衛生基準(2005)
Part1. GENERAL
PROVISIONS
パート1. 総則
Part2. RECOMMENDATIONS
APPLICABLE TO SPECIFIC DISEASES
パート2. 特定疾病に適用される勧告
CHAPTER
2.1.1. 取上げた疾病の基準
Criteria for listing diseases
2.1.1.章
SECTION
2.2. 多種の動物が罹患する疾病
MULTIPLE SPECIES DISEASES
2.2.部
SECTION2.3.
2.3.部CATTLE
DISEASES
牛の疾病
CHAPTER
2.3.13. 2.3.13.
章
BOVINE SPONGIFORM
ENCEPHALOPATHY
牛海綿状脳症(BSE)
Part3.
APPENDICES
パート3.
附属文書
APPENDIX
3.6.3. 牛海綿状脳症病原因子の伝達性を低減するための
Procedures for the reduction of infectivity of
附属文書3.6.3.
transmissible
spongiform encephalopathy agents
手順
APPENDIX 3.8.4. Surveillance for bovine spongiform encephalopathy
附属文書3.8.4.
牛海綿状脳症の監視(サーベイランス)
APPENDIX 3.8.5. Factors to consider in conducting the bovine
附属文書3.8.5.
第2.3.13.章で勧告した牛海綿状脳症のリスク・アセ
spongiform encephalopathy
risk assessment recommended in chapter
スメントを実施する際に考慮すべき要因
2.3.13.
この文書は、食品安全委員会「プリオン専門調査会等資料」に掲示されている。
世界におけるBSE発生の推移 (24ヶ月齢以上の100万頭当たり症例数)
年
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
日本
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1.44
0.97
1.96
2.491
3.575
米国
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0.024
カナダ
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0.165
0.149
0.145
イタリア
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
14.10
10.60
9.86
2.35
2.40
ドイツ
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1.07
19.97
17.02
8.71
10.92
4.97
フランス
0
0
0.45
0
0.09
0.27
0.27
1.09
0.54
1.64
2.82
14.73
19.70
20.96
12.01
4.74
2.72
英国
1264.13
2506.97
4467.15
6636.07
6264.08
4277.78
2582.02
1416.78
794.43
585.65
416.36
270.56
232.76
228.24
122.25
68.80
45.67
2004(2009)
2003
1996年4月 反すう動物由来肉骨粉の反すう動物への給餌停止を指導、米国は1997年8月に禁止
第23回プリオン専門調査会(平成17年4月26日)における資料
1996年4月 BSEを家畜伝染病予防法の政令で指定(サーベイランスを開始)、米国は1994年
資料2:OIE/BSEコード改正に係る資料
乳牛:約167万頭、肉牛:約170万頭、計:約337万頭、過去4年BSE:4、5、7、6頭(2006)
30ヶ月齢以上がサーベイランス対象とされており、
「全頭検査」に要する数百億円はドブに捨てているに等しい(岡本)。
第8回プリオン専門調査会(平成16年4月22日)
参考資料4: OIEとBSEE関連の国際基準について(小澤義博OIE名誉顧問講演資料)
OIE
小
澤
義
博
名
誉
顧
問
講
演
資
料
小澤義博OIE名誉顧問講演資料
法令は、社会活動における最小限のルールを定めるもので
あり、ハイレベルの規制は社会活動を沈滞化させる。
危
害
因
子
に
つ
い
て
の
国
の
衛
生
基
準
B国
A国
非関税障壁
(WTO訴訟)
E国
C国
国
際
基
準
D国
自由貿易の枠組み(WTO)と衛生基準の関係概念図
家畜生産と食品の安全性
(Animal Production Food Safety)
食品の安全性に関する世界的な消費者の要求を満たすために、OIEはその他の
関係機関とともに、家畜に起因する危害によるヒトの健康への食品媒介性リスクを
減らすために努力している。 ・・・・・2002年に、OIE事務局長は、OIEの食品安全活
動を調整するために恒常的な「家畜生産と食品の安全性に関する作業部会」を設置
した。 ・・・・・
この作業部会は、農場段階で適用可能な食品安全の方策を主な焦点とし、と殺前
の問題、ならびに、動物性食品に変わる前を含む家畜生産と食品の安全性に係る
基準を作成する詳細な作業計画を作成した。作業部会は、WHO、FAO、なら
びにそれらの補助機関、とりわけCodex委員会との共同作業によって
のみOIEの目標を達成することができると認識している。このことは、
相互に矛盾する基準を避けるため、既存の基準に存在するかもしれな
い隙間を処理するため、ならびに、利用可能な専門的技術を最も効果
的に活用するために、必須である。 ・・・・・
OIEとCodexのそれぞれの基準における隙間と重複を避けるために、
作業部会はOIEとCodexの文書を相互参照する作業を進めている。
OIEとCodexの文書を相互参照する作業
◆ 米国の政策
食品の安全性確保に関するシステム構築: 改革なくして成長なし
(2003年7月18日、岡山講演)
2.米国の経験から何を学び、何を採り入れるべきか?
・ 米国におけるHACCPの効果は上がっているのか?
・ それと関連する「食品安全確保システム」を米国はどのように構築してきたか?
President's Food Safety Initiative
大統領直轄 食品安全委員会
1/1997 年頭教書
危険性解析に基づく政策立案組織
The federal government, in concert with state and local governments, industry and
academia, are conducting research, risk assessments, and cost-benefit analyses to
determine how foodborne illnesses occur and can be prevented or controlled in the most
efficient and cost-effective manner.
どのようにして食中毒が起きるのか、どうしたら最も効果的でしかも
対費用効果があげられるのかについて、産官学協力により、研究、危
険性査定、対費用効果の解析をする。
FOOD SAFETY
FROM FARM TO TABLE: A NATIONAL FOOD
農場から食卓までの食品の安全性:
SAFETY INITIATIVE
REPORT TO THE PRESIDENT MAY 1997
大統領への食品安全委員会報告、1997年5月
Executive
要約 Summary
A New
Interagency Strategy to Prevent Foodborne Disease
食品媒介疾患を予防するための、省庁を跨ぐ新たな戦略
Foodborne
Illness:
A Significant Public-Health Problem
食中毒:
重要な公衆衛生問題
Sources
of Foodborne Contamination
食中毒菌の汚染源
The Current
System for Protecting Food
食品汚染を防ぐ現在のシステム
The Food-Safety
System Must Be Prepared for the 21st Century
食品安全システムは21世紀に向けて準備すべき
Immediate
Actions to Improve Food Safety
食品安全を改良する即座の活動
A New
Early-Warning System for Foodborne Disease Surveillance
食品媒介疾患監視のための新たな早期警戒システム
Interstate
Outbreak ContainmentFDA、CDC(HHSの)、USDA、およびEPA
and Response Coordination
州を跨ぐ汚染と連携管理
Risk リスクアセスメント
Assessment
Research
研究
Improving
Inspections and Compliance
食品検査体制の改善
Education
教育
A Blueprint
for a Better Food-Safety System
食品安全システム改善の青写真
Appendix
A -食品安全委員会活動のための概算要求:
Budget Request for Food-Safety Initiative Activities:
FY98
付録AFY98
Appendix
B -病原微生物
Microbial Pathogens
付録B-
President's Council on Food Safety
大統領直轄 食品安全評議会
Charter 憲章 1998年12月16日
Article
I: Purpose.
第一条:
目的
米国: 委員会 → 評議会
日本: 閣僚会議 → 委員会
Article
II:
Membership
第二条: 組織
囲碁で手順を間違えば、生きる大石も死ぬ!
次の役職者をもって評議会を構成する。
The following individuals shall be members of the Council:
農務長官
Secretary of Agriculture,
関連省庁の次官級による包
商務長官
Secretary of Commerce,
保健・福祉長官
Secretary of Health and Human括的方針を検討する組織が、
Services,
環境保護庁の行政官
Administrator of the Environmental今、必要とされている
Protection Agency,
行政管理予算庁総官
Director of the Office of Management and Budget,
科学技術担当大統領補佐官/科学技術政策局総官
Assistant to the President for Science and Technology/Director of
the Office of Science and Technology Policy,
似て非なる組織
内政担当大統領補佐官、そして
Assistant to the President for Domestic Policy, and
やったこと
政府改革国家委員会総官
Director of the National Partnership for Reinventing Government.
米国における食品安全システム
United
States Food Safety System
March 3, 2000
I. Synthesis:
United States Food Safety System
Ⅰ.
統合体: The
米国食品安全機構(システム):立法、司法、
行政のそれぞれの任務を遂行できる連携・協議機関
Ⅱ.
米国食品安全機構(システム)
II. United
States Food Safety System
C.新らしい技術、製品、および問題への対処に係る措置
序論
Introduction農場から食卓までの安全性という目標を達成する上で、
連邦政府は一部の役割を果たすにすぎません。連邦政府
A.法と施行規則
A. Laws And
Implementing Regulations
は、州および地方機関、ならびに第三者機関と連携し、食
B.
Risk
Analysis
And the U.S.'s Precautionary Approach
B.危険性解析と米国の予防措置
品安全対策を促進し、産業界と消費者の食品安全活動の
1. Risk
Analysis
推進を手助けします。
1.危険性解析
米国は、食品安全に基本的な役割を果たす第三者機関
2.
Precautionary
Approach
2.予防措置
および当事者として規則に基づく産業界を認知します。法
C. Dealing
With New Technologies, Products, and
C.新らしい技術、製品、および問題への対処に係る措置
制度は、規則に定められた安全性事項に適合している食
Responding
to Problems
品を製造するためにある。政府の役割は、適切な基準を
D. Transparency
D.透明性
設けること、産業界がそれらの基準とその他の食品安全
規則に適合していることを認証するために必要なことを定
E.
System
Accountability
E.システム責任
めることである。 ・・・・・
Annex II to the United States' National Food Safety System Paper
PRECAUTION
IN U.S. FOOD SAFETY DECISIONMAKING:
米国の食品安全に係る政策決定における監視
A
A..緒言
Introduction
A.1.
A.1.監視構造を伴った食品安全システム
A Food Safety System with Precaution as its Foundation
A.2.
A.2.警告に対する生産者の義務
Producers' Responsibility for Caution
A.3.
A.3.米国法令の下における食品安全規則による監視員の警告
Regulators' Caution in Food Safety Regulation under U.S. Statutes
A.4.
A.4.危険性解析における警告
Caution in Risk Analysis
安全施策においても、対費用効
A.5.
A.5.科学の複雑さと監視活動の多様性
Complexity of Science and Variety
of Precautionary Approaches
果を踏まえることは当然のこと。
A.6.
A.6.食品安全委員会
The Food Safety Initiative
B
B..食品安全に係る省庁の施策の概要
Food Safety Agencies' Caution:老朽化した機体を更新する費用
An Overview
食品医薬品局(FDA)
Food
and Drug Administration (FDA)
を節約したことで墜落事故が発
食品安全・検査部(FSIS)
Food
Safety and Inspection Service生している世の中で、金満日本
(FSIS)
環境保護庁(EPA)
Environmental
Protection Agency (EPA)
の消費者論理は、安全のためな
動植物衛生検査部(APHIS
) ら「金に糸目をつけない」かのよ
Animal
and Plant Health Inspection
Service (APHIS)
C
C..新たな食品安全問題に対する予防措置
Precaution in Response to Emergingうな「空理空論」に終始している。
Food Problems
D
D..食品安全の危険性解析における科学的助言
Scientific Advice in Food Safety Risk
Assessments
生産業を成り立たたせるコスト
EE..経済的要素
管理が欠けていては・・・・・
Economic Factors
米国における既知の食品媒介性病原体による
患者数、入院者数、死亡者数の推定値
疾病名または
病原体名
カンピロバクター
サルモネラ
腸管出血性大腸菌
O157:H7
non-O157
STEC
患
者
数
計
食品媒介性
割合(%)
2,453,926
1,963,141
80.0
1,412,498
1,341,873
95.0
73,480
62,458
85.0
36,740
31,229
85.0
入
院
者
数
計
食品媒介性
割合(%)
13,174
10,539
80.4
16,430
15,608
95.0
2,168
1,843
85.0
1,084
921
85.0
死
亡
者
数
計
食品媒介性
割合(%)
124
99
79.8
582
553
95.0
61
52
85.2
30
26
86.7
Paul S. Mead, et. Al.: Food-Related Illness and Death in the United States.
Emerging Infectious Diseases, 5( 5), 607-625, 1999
病原体低減・危害解析と臨界管理点(HACCP)システム
I.I. Background
背景
「連邦公報」
検査法が考慮され
ていない法律は無
意味である
II. Hazard Analysis and Critical Control
II.危害解析と臨界管理点(HACCP)シ
Point Systems
ステム
III. Sanitation Standard Operating
III.Procedures
標準作業手順
IV. Microbiological Performance Criteria
IV.
微生物学的検査の手順と基準
and
Standards
V.
Issues and Initiatives
V.Other
その他の課題と自発的改善
VI. Economic Impact Analysis and
VI.
経済的影響解析と大統領令
Executive
Orders
VII.
Rules
VII.Final
最終規則
費用対効果が考慮
されていない法律は
無意味である
VIII. Appendix A~G
VIII. 附属文書 A~G
XV. Supplement—Final Regulatory Impact
Assessment
XV.補遺—最終的法令影響査定
特定の食品媒介性病原体による医療費および生産減の推定、1993年
Rule4. p9
食品媒介性疾患
病原体
症例数
1ドル=110円で計算
死亡数
食品媒
介性疾
患によ
る損益
(億円)
赤身
肉と
食鳥
肉の
割合
(%)
赤身肉と食鳥肉の関連
症例数
死亡数
損益
(億円)
細菌
カンピロバクター
66-110
55-88
ウェルシュ菌
大腸菌O157
リステリア菌
サルモネラ
11
22-66
22-33
66-385
11
22-55
11-22
33-286
黄色ブドウ球菌
132
66
小計
319-737
198-440
トキソプラズマ
297
297
計
616-1034
495-825
寄生虫
1ドル=110円で計算
費用の区分
Ⅰ.衛生標準作業(SOP)手順書
計画と訓練
監視と記録
Ⅱ .大腸菌のサンプリング
計画と訓練
採材と解析
記録と再吟味
Ⅲ .サルモネラ基準についての適
合
大腸菌基準についての適合
産業界の年間費用:全ての要件を満たすため
億円
Rule3. p51
初年度
2年目
5年目以降
18.36
18.36
18.36
18.36
2.89
9.59
0.45
17.73
0.83
17.73
0.83
17.73
0.83
17.73
0.83
6.32-18.59
5.89-28.33
6.39-28.55
6.39-28.69
4.15
1.40
0.07
30.53
0.08
9.11
0.60
39.01
0.49
20.28
2.06
3.36
0.21
20.33
0.92
46.73
1.88
59.51
2.34
52.12-64.69
104.4-126.8
153.8-175.9
109.5-131.8
毎年行なう計画の見直し
初年度訓練
記録(記録、再吟味、ならび
に記録の保管)
Ⅴ .その他の規定外労働時間
:個別には推定できない。
4年目
3.29
9.18
Ⅳ .HACCP
計画立案
計
3年目
25.39
1.30
3.08
TABLE 4.—PATHOGEN
REDUCTION PERFORMANCE STANDARDS
表4.—病原体低減実施基準
Performance
実施基準
standard
(percent
(サルモネラの
positive
陽性率)for
Salmonella)
(%) (%)
Number of
検査するサ
samples
ンプル数
tested
(n) (n)
Maximum
基準達成に
number
おける of
positives to
陽性サンプルの
achieve
最大数
Standard
(c) (c)
経産牛/未経産牛
Steers/Heifers
1.0
82
1
母牛
/種牛
Cows/Bulls
2.7
58
2
牛挽き肉
Ground Beef
7.5
53
5
豚ソーセージ
Fresh Pork Sausage
*NA
*NA
*NA
ブロイラー
Broilers
20.0
51
12
豚肉
Hogs
10.9
55
6
七面鳥挽き肉
Ground Turkey
49.9
53
29
鶏挽き肉
Ground Chicken
44.6
53
26
七面鳥肉
Turkeys
*NA
*NA
*NA
製品の種類
Class
of product
Not available at this time.
* NA:現時点では適用しない。
羽数別サルモネラ陽性率からみた施設の割合
1998年
羽数別陽性率
施設数
構成割合(%)
累積割合(%)
0-5%
27
35.5
35.5
5.1-10
20
26.3
61.8
10.4-15
10
13.2
75.0
15.1-20
8
10.5
85.5
20.1-23.6
4
5.3
90.8
23.7-30
5
6.6
97.4
35-40
1
1.3
98.7
45-50
1
1.3
100.0
計
76
100.0
Progress Report on Salmonella Testing og Raw Meat and Poultry Products(FSIS 1999/10)
食肉センターへの病原体低減/HACCPシステム導入
(Pathogen Reduction/HACCP Final Rule, July 25, 1996≪61 FR 38806≫)
大規模施設における
豚と体のサルモネラ陽性率
12
陽性率(%) 施設数
10
割合(%)
0.0 – 5.0
5.1 – 8.7
8.8 – 11
12
0
0
71
0
0
11.1 – 15
15.1 – 20
45.0 – 50
3
1
1
18
6
6
全体
17
100
基準:11%( 55頭中6頭)
サ
ル
モ
ネ
ラ
汚
染
率
(
%
)
:1996(予備調査)
:1998-2000
:2001
:2002
:2003
:2004
HACCP実施前調査:8.7%
8
6
4
2
0
大規模施設 中規模施設 小規模施設
全体
食肉センターにおけるサルモネラ汚染率の推移
HACCPに基づいた法的検査モデル計画
(HIMP: HACCP-based Inspection Model)
牛肉におけるHACCPに基づいた法的検査モデル計画
(HIMP: HACCP-based Inspection Model Project)
8.0
サ
ル
モ
ネ
ラ
汚
染
率
(
%
)
7.0
6.0
5.0
7.5%
:廃用の種牛と母(乳)牛の枝肉
:去性牛と未経産牛の枝肉
:挽肉
4.0
3.0
2.7%
2.0
1.0%
1.0
0.0
1998
1999
2000
2001
2002
米国の食肉センターおよび食肉取り扱い施設における
サルモネラ汚染率の推移
2003
廃用の種牛と母(乳)牛
4.0
3.0
サ
ル
モ
ネ
ラ
汚
染
率
(
%
)
2.0
1.0
0.0
1.0
:大規模
:小規模
:極小規模
0.8
0.6
去性牛と未経産牛
0.4
0.2
0.0
0
1998
0
1999
2000
2001
2002
2003
食肉センターの規模と枝肉のサルモネラ汚染率
肥育豚のHIMP実施基準
範疇
項目
内容
許容基準
食品安全
(Food safety)
食品安全 1
食品安全 2
食品安全 3
人畜共通感染症
消化管内容物汚染
神経症状等の重度の疾病
その他の消費者保護要件
(OCP: other consumer
protection)
OCP 1
OCP 2
OCP 3
関節炎、丹毒等のと体病変
腸炎/胃炎等の内臓病変
その他(貧血/むれ肉、黄疸等)
ゼロ
ゼロ*
ゼロ**
4.1%
7.2%
20.5%
* :基礎的サンプリング結果の75%値は、0.0%であった。
**:基礎的サンプリング結果の75%値は、2.6%であった。
サ
ン
プ
ル
数
七面鳥と肥育豚
ブロイラー
75%値
3:1
第1 四分位値
第2 四分位値
第3 四分位値
汚染率
基礎的サンプリング結果に基づく「作業基準」設定の考え方
40
49.9、七面鳥挽肉
44.6、鳥挽肉
35
マーク:基準値、適用肉種
30
汚 25
染
率 20
(
% 15
)
10
5
0
20.0、ブロイラー
8.7、豚肉
7.5、牛挽肉
2.7、乳牛/雄牛
1.0、去勢牛/若雌牛
1998
1999
2000
2001
2002
PR/HACCPの検証検査計画に基づくサルモネラの汚染調査
大規模施設
年
間
発
生
件
数
350件
事故件数:
大腸菌O157の
患者総数: 8,598名
PulseNetができる
入院者数: 1,493名(17%)
HUS患者数: 354名(4%) 大腸菌O157が全
40名(0.5%) 国的に注目された
死亡者数:
西部諸州における
大規模発生
ハンバーガー・チェーン店での
米国とカナダに跨る広域事故
米国における大腸菌O157による年間事故件数
(1982~2002年)
米国における大腸菌O157感染源の概要(1982~2002)
事故件数
割合(%)
患者数
割合(%)
牛挽肉
未特定の媒介食品
農産物
その他の牛肉
その他の媒介食品
乳製品
75
42
38
11
10
7
21
12
11
3
3
2
41
23
21
6
5
4
1,760
646
1,794
563
206
300
20
8
21
7
2
3
33
12
34
11
4
6
小計(食品媒介性)
183
52
100
5,269
61
100
74
50
21
11
10
1
21
14
6
3
3
<1
812
651
280
319
1,265
2
9
8
3
4
15
<1
小計(食品以外)
167
48
3,329
39
計
350
100
8,598
100
感染経路不明
ヒトからヒト
レクリエーション用の水
動物との接触
飲用水
実験室感染
食文化・食習慣
生焼けハンバーガー(pink hamburgers)を好む: 34 %
高所得(>=$60,000) 45 % > 低所得(<$60,000) 30 %
大卒以上 38 % > 高卒以下 25 %
他の人種 36 % > 黒人 12 %
カリフォルニアとコネチカット州 43% > 他の州 27 %
半熟卵を好む: 18 %
オレゴン州 23 % > 他の州 16 %
未殺菌生乳を好む: 1.5 %
スペイン系 4.9 % > 他の人種 1.4 %
FoodNet Presentations
High-Risk Food Consumption, handling,
and Preparation Practices of Adults in
the FoodNet Sites, 1996-1997
取材人数: 7493人
取材方法: 電話
実施時期: 96 年7月-97年6月
0.25
100
:カンピロバクター、
:サルモネラ
0.2
80
10
万
人 0.15
当
り
死 0.1
亡
率
10
万
60 人
当
り
40 罹
患
率
20
0.05
0
0.0014
0
日本
0
英国
米国
日本
英国
米国
カンピロバクターとサルモネラ食中毒の発生率
年齢、性別に見た患者からのサルモネラ分離頻度
米国、2001年
女性
男性
不明
計
9歳以下の小児と
60歳以上の高齢者が
全体の45%を占める
年齢階層
ハイリスク
集団への
重点対策
10,581
33.4%
安全の価格
より安全な高付加
価値商品の開発
3,584 第三者認証
11.3% による安全
性保証シス
テムの構築
米国の食品規格コード(Food Code )
1-201 用語の定義と適用範囲
(44)高感受性集団(Highly susceptible
population)とは、次の理由で、一般集団の人より食
品媒介性疾患に罹りやすい人をいう。
(i) 免疫低下者、就学前児童、老人
(ii) デイケア施設、腎臓透析センター、病院または
療養所、看護付老人ホームなどの健康管理または
補助生活を受けている人。
日本においても、ハイリスク集団(健康弱者)に
関する法的根拠を設けることが重要である