テーマ 『なぜ、“カンファレンス”なのか!?』 (細川発表) 2014/5/9 st 1 Conference 勉強会≠カンファレンス • なぜただの勉強会ではなく、 “カンファレンス”なのか? Conference…会議、協議 *医学的には「症例検討会」を意味する。 TPIの紹介 • TPI…(Titlist Performance Institute) タイトリストパフォーマンス研究所 ゴルフにおけるタイトリスト(タイトル獲得者: 優勝者、トッププレーヤー)たちの膨大なスイ ングデータから最も効率的なフォームを追及 TPIの指導哲学① • 西洋医学的アプローチ Evidence Based Medicine (科学的)根拠に基づいた治療 (EBM) • 東洋医学的アプローチ Non-Evidence Based Medicine (N-EBM) 非科学的、感覚的、神秘的 TPIの指導哲学② 医学的アプローチに共通した コーチングプロセス このボトムアッププロセス をどれだけEvidence Based でできるか!? SOAP process 処方 Plan 評価 Assessment 分析 Analyze 主観的・客観的情報 Subjective・Objective Symptom Screening Test TPIの指導哲学③ スクリーニングテストを重視 どこに運動連鎖障害(非効率的スイング)の原因があ るのか!?を3つの視点から分析 ① スイング技術(基礎知識、理論) ② グラブ(バット)の適合性 ③ 身体的制限 Mobility & Stability Screening Test 可動性・安定性検査 Philosophy(原文)① • TPI seeks to educate golf industry professionals and the playing public on the importance of the body and how it relates to the golf swing. TPIは、ゴルフプロや一般のプレイヤーにおけるゴルフに関連した身体機能の重要性や身体の効率的 な使い方を研究する。 • TPI believes golfers will benefit the most from a healthy and efficient body. TPIは、ゴルファーたちが最も健康かつ機能的な身体から最良の利益を得ることを信じる。 • TPI does not believe in one way to swing a club, rather in an infinite number of swing styles. But, we do believe there is one efficient way for every player to swing and it is based on what the player can physically do. TPIは、スイングスタイルは無数にあるが、特定のプレイヤーにとって最も理想的なスイングスタイルは 1つしかないことを信じる。 Philosophy(原文)② • Once this screen is finished, the results are used to create a plan unique for that golfer. The plan may include fitness training, physical therapy and treatment, coaching of swing mechanics and biomechanics, nutrition, mental strategy or all of the above. A golfer will see the greatest improvement by surrounding themselves with a team of experts. Similarly, any professional in the golf industry will see their clients benefit most by themselves being part of a network or team of professionals. 身体的ステータスは個々に特有のもので、最も効率的なスイングはすべてのプレイヤーに とって同じとは限らない。そのため、効率的なスイングを達成するためには、まず最初にス クリーニングテストを行わなければならない。このテストはスイング力学、バイオメカニクス、 フィジカルフィットネス、動作の質、最近の健康状態や既往歴といった項目からなります。 効率的な運動連鎖を生むSM Joint by joint approach “結局、あらゆる動作は関節の動きによって生じる” ⇓ 関節の動きの理解なしには 的確なコーチングはできない 足元から手先までの関節は、SとMが 交互に機能することで体の構造上、負 担がなく効率的に力を伝えられる TPIのコーチングプロセス 1. カウンセリング Subjective & Objective 2. スクリーニングテスト Assessment, Planning 3-1. エクササイズ(可動性、柔軟性) 3-2. トレーニング(筋力、安定性) 「ベースボール事業部として 目指すべき方向性」 1-1. Evidence Based Coaching 1-2. Evidence Based Practice 2. SOAP processに則ったコーチング 3. Knowledge Managementの徹底 ナレッジマネジメント・サイクル 本日のまとめ • なぜ“カンファレンス”なのか!? インプット&アウトプットトレーニング(勉強 会)としての場としてだけでなく、 1. 治療(指導)方針におけるコンセンサスの 確立(合意形成) 2. 徹底した情報共有(ナレッジマネジメント) といった医療哲学的コーチング(症例検討)を するという意識を持つため! 最後にひとこと ヤブ医者 (ヤブコーチ)で はいけない!!! …と、常に自分に言い聞かせる(!)
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