土木技術士

土木技術士
2002.9.15
ラフサイクル・コスト
• 人工物は長期に存続する(もちろん、時間
とともに劣化、変形する)
• 社会資本を維持管理する時代
• 事故を起こさないために
• 1.完全に安全な設計
• 2.メンテナンス、検査
社会資本の扱い
• PONTIS:補修の優先順位の決定(将来か
かる経費と対比)
• 専門家による検査(橋の点検員)
• 原因を推定し、補修方法を提案する
打音検査
• 現代でも金槌でコンクリートをたたいて、音
を聞く
• 逆問題
• コンクリートは難しい
品確法
• 10年は保証(無料補修)
• 品質の確保
• 無過失責任になっている
メンテナンス
• 感染症の治療(薬で病原菌を殺す)
• 慢性病の治療は難しい
• 高齢化、劣化
• 健康とはどういう状態か
首都高亀裂
• 首都高の橋脚の溶接部に金属疲労による
亀裂が多数見つかった(2002年4月)
• 1997年の定期点検で最初に発見。2000本
中、556本の橋脚で亀裂を発見
• 原因の大部分は、法定重量を超える過積
載トラックの通行による
• 亀裂の長さは、最長1.5メートル、幅0.1ミリ
以下、深さ最大1.5センチ
エンジニアという専門家
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Civil Engineerという資格が役立つ
スペシャル・インスペクター
コンクリートのチェックをする
コンクリートは出来上がると、欠陥が見え
なくなる(時間とともに問題が見えてくる)
• 施工者とは独立
• 営利企業に属すると、利害相反に陥る
専門家の社会的責任
• 建設業者に安全管理を任せるのではなく、
第三者機関やスペシャル・インスペクター
に任せる
• 内容がわかり、利害関係のない人にゆだ
ねる
倫理綱領
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専門的知識を持つ
雇用者、依頼人の要望に誠実に従う
↓ ↓
公衆の安全を第一にする
(人工物が第三者に影響する)
環境(人々を超えて生命、自然を重視)
JABEE
• 日本技術者教育認定機構
• Japan Accreditation Board for Engineering
Education
• 日本工学教育協会、日本技術士会、日本
機会学会、土木学会、化学工学会、電子
通信情報学会などを主な構成員とする団
体
技術士
• 日本の「技術士」を、アメリカのProfessional
EngineerやイギリスのChartered Engineerと
同等な、エンジニアの標準的な専門職資
格professional certificationと位置づける
• 技術士は、高い技術者倫理を維持しなが
ら、技術に関わる高度な業務(企画・開発・
設計・管理など)を自立して遂行できる
• Consulting Engineer→ProfessionalEngineer