Title of Presentation

Windows 7 における
デフォルト ユーザー プロファイルの
カスタマイズ方法
Part 2
ImageX による標準カスタム イメージ
の作成とクライアントへの展開
目次
1. はじめに (Part 1 の概要)



ユーザー プロファイルとカスタマイズとは
Windows AIK のインストール
Sysprep の必要性について
2. クライアントへのイメージ展開プロセス
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
前提となるオペレーティング システムと使用するツール
デフォルト ユーザー プロファイルの カスタマイズ プロセス
標準カスタム イメージの作成 (事前作業 Windows PE 作成)
ImageX による標準カスタム イメージの作成
クライアントへの展開
3. 環境の仮想化とプロファイル管理ソリューション
3.1 移動ユーザー プロファイルのメリット
3.2 仮想化環境と移動ユーザー プロファイル
3.3 プロファイル管理の重要性
1. はじめに
Part 1 の概要
ユーザー プロファイルとカスタマイズとは
あらかじめ Default User のプロファイルをカスタマイズすることで、
企業ごと、部門ごとのユーザーの作業に適した既定のユーザー プロ
ファイルを作成することができます。
 Windows AIK のインストール
以下のマイクロソフトのダウンロード センターから Windows AIK
を入手し、インストールして下さい。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?Famil
yID=696dd665-9f76-4177-a81139c26d3b3b34&DisplayLang=ja
Sysprep の必要性について
このツールは、コンピューターのマスター イメージを作成し、イ
メージを複製して企業内などで大量展開する際などに使用され、イ
メージを複製する場合にはマスター イメージに対して Sysprep を必
ず実行する必要があります。
2.クライアントへの
イメージ展開プロセス
2.1 前提となるオペレーティング システムと
使用するツール
前提となるオペレーティング システム
Windows 7
使用するツール
Windows AIK
以下のマイクロソフトのダウンロード センターから
Windows AIK を入手し、インストールして下さい。
http://www.microsoft.com/downloads
/details.aspx?FamilyID=696dd6659f76-4177-a81139c26d3b3b34&DisplayLang=ja
2.2 デフォルト ユーザー プロファイルの
カスタマイズ プロセス
手順概略
•
参照コンピューターおよび標準カスタム イメージの作成
•
•
Sysprep による一般化 (前回 Part 1 にて説明)
•
•
•
デスクトップのカスタマイズ例 (前回 Part 1 にて説明)
応答ファイルの準備
Sysprep の実行
クライアントへ展開 (今回 Part 2 にて説明)
•
•
ImageX による標準カスタム イメージの作成
クライアントへの展開
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
カスタム イメージの作成
Windows AIK に含まれる ImageX ツールを使用
 Windows PE と ImageX ツールを使用して、参照コンピュー
ターのイメージをキャプチャ
 イメージをネットワーク共有に保存
Windows PE
オペレーティング システムが動作しないコンピューター
を起動するためのマイクロソフトの主要ツール
 コンピューターを Windows PE で起動
 Windows をインストールするためのコンピューターの準備
 Windows セットアップをネットワークまたはローカル ソース
から開始
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
1. テクニシャン コンピューターで、[スタート] ボタンをクリッ
クし、[すべてのプログラム] - [Windows AIK] から、
[Deployment ツールのコマンド プロンプト] を右クリックし
て、[管理者として実行] を選択します。
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
2. [Deployment ツールのコマンド プロンプト] が開き、必要
なツールをポイントする環境変数が自動的に設定されます。既定
では、すべてのツールは C:\Program Files\Windows
AIK\Tools にインストールされます。
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
3. [Deployment ツールのコマンド プロンプト] で、
Copype.cmd スクリプトを実行し、Windows PE フォルダー
に、必要なファイルをコピーします。例えば、32 ビット版の
Windows PE 用のファイルを C:\Winpe-x86 フォルダーにコ
ピーするには次のように入力し、実行します。
copype.cmd x86 C:\Winpe-x86
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
4. Windows PE の基本イメージ (Winpe.wim) を
C:\Winpe-x86\ISO\sources フォルダーにコピーし、ファ
イル名を Boot.wim に変更します。
例えば、次のようにコマンドを入力します。
copy c:\winpe-x86\winpe.wim c:\winpex86\ISO\sources\boot.wim
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
5. ImageX を C:\Winpe-x86\ISO にコピーします。
例えば、次のようにコマンドを入力します。
copy "c:\program files\Windows
AIK\Tools\x86\imagex.exe" c:\winpe-x86\iso\
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
6. [Deployment ツールのコマンド プロンプト] から
Oscdimg ツールを使用して、Windows PE のイメージ (.iso)
ファイルを作成します。
例えば、次のように入力します。
oscdimg -n -bc:\winpe-x86\etfsboot.com c:\winpex86\ISO c:\winpe-x86\winpe-x86.iso
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
7. OSCDIMG の実行が完了すると、指定した ISO ファイルが
作成されます。
2.3 標準カスタム イメージの作成
(事前作業 Windows PE 作成)
8. 最終的に、イメージ (Winpe_x86.iso) を CD-ROM ディス
クに書き込みます。Windows AIK には、CD-ROM 書き込み用
ソフトウェアは含まれていません。CD-ROM ディスクにイメー
ジを書き込むには、信頼できるサードパーティのソフトウェアを
使用してください。
ここまでの作業で ImageX ツールが組み込まれた、起動可能な
Windows PE RAM CD が作成できました。
2.4 ImageX による
標準カスタム イメージの作成
1. 参照コンピューターに Windows PE メディアを挿入し、コ
ンピューターを再起動します。
2.4 ImageX による
標準カスタム イメージの作成
2. Windows PE が起動し、[コマンド プロンプト] ウィンドウ
が表示されます。
2.4 ImageX による
標準カスタム イメージの作成
3. Windows PE メディア上にある ImageX ツールを使用して、
参照インストールのイメージをキャプチャーします。
例えば、コマンド プロンプトで次のように入力します。
E:\imagex.exe /capture d: d:\Win7image.wim
"Windows 7 Image" /compress fast /verify
2.4 ImageX による
標準カスタム イメージの作成
4. 指定した保存先に、カスタム イメージ ファイルが作成されま
す。
2.4 ImageX による
標準カスタム イメージの作成
5. 作成されたカスタム イメージ ファイルをネットワークの場所
にコピーします。Windows PE にはネットワーク サポートが用
意されているため、この操作ができます。
例えば、コマンド プロンプトで次のように入力します。
net use y: \\DeploySV\images copy
d:\win7image.wim y:
2.5 クライアントへの展開
手順
• カスタム インストール メディアを作成します。
• この作業は、テクニシャン コンピューターで行
います。カスタム インストール メディアの作成
をするには、以降の手順を実行します。
2.5 クライアントへの展開
1. テクニシャン コンピューターに管理者としてログオンします。
2.5 クライアントへの展開
2. Windows 7 製品 DVD の内容をテクニシャン コンピュー
ターのローカル ボリューム上にコピーします。ここでは、
C:\ に Win7-Custom というフォルダーを作成し、DVD 内の
ファイルをコピーします。DVD 内のすべてのファイルをコピー
するには、次のコマンドを実行します。
xcopy D: C:\Win7-Custom\ /s
2.5 クライアントへの展開
3. C:\Win7-Custom フォルダー内の既定の Install.wim を
カスタム イメージで置き換えます。既定の Install.wim が
Sources フォルダー内に存在します。カスタム イメージの名前
は Install.wim というファイル名である必要があります。
copy C:\Images\Win7Image.wim C:\Win7Custom\sources\install.wim
2.5 クライアントへの展開
4. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] [Windows AIK] から [Deployment ツールのコマンド プロ
ンプト] を右クリックして、[管理者として実行] を選択します。
2.5 クライアントへの展開
5. [Deployment ツールのコマンド プロンプト] が開きます。
2.5 クライアントへの展開
6. [Deployment ツールのコマンド プロンプト] から
OSCDIMG ツールを使用して、カスタム イメージ (.iso) ファ
イルを作成します。
例えば、次のように入力します。
oscdimg -n -m -bc:\Win7-Custom\boot\etfsboot.com
c:\Win7-Custom c:\Win7-Custom.iso
2.5 クライアントへの展開
7. OSCDIMG の実行が完了すると、指定した ISO ファイルが
作成されます。
作成された Win7-Custom.iso イメージ を DVD に書き込みま
す。
3. 環境の仮想化と
プロファイル管理ソリューション
3. 環境の仮想化とプロファイル管理ソリューション
ユーザー デスクトップ環境の管理
→ IT 管理者共通の課題
同一のユーザー エクスペリエンス
→ 環境の仮想化に伴い、使用する PC を問わず同一のエク
スペリエンスを提供する必要性が増大
あらゆる重要なデータに確実に、かつ安定的にアクセス
使い勝手の良いデスクトップ環境の維持
3. 環境の仮想化とプロファイル管理ソリューション
将来への展望
1. 移動ユーザー プロファイルのメリット
2. 仮想化環境と移動ユーザー プロファイル
3. プロファイル管理の重要性
3.1 移動ユーザー プロファイルのメリット
移動ユーザー プロファイルとは
サーバー上に一元的に保存された、ユーザー固有のデー
タおよび設定を含むプロファイル
移動ユーザー プロファイルのメリット
ログオンするコンピューターを問わず同一のエクスペリ
エンスが実現される
3.2 仮想化環境と移動ユーザー プロファイル
コンピューター環境の仮想化が急伸
→ クラウド、Hyper-V
ユーザー情報
→ ユーザー プロファイルに格納
仮想化に対応するプロファイル管理
ソリューション
→ 移動ユーザー プロファイルが注目される
3.3 プロファイル管理の重要性
移動ユーザー プロファイルのデメリット
→ データ転送に時間がかかる
デメリットの解消傾向
→ ハードウェアやネットワークの性能向上
→ アプリケーションやデスクトップ環境の仮想化
プロファイル管理ソリューションの重要性