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OUGライフサイエンス分科会
医学用語シソーラス第6版
改訂概要
2007年4月19日
特定非営利活動法人医学中央雑誌刊行会
索引課 濱田雅美
内容
1. 第6版概要
2. 作成の過程
3. 主な改訂内容
4. カテゴリー別の改訂内容
5. 副標目とチェックタグの変更
第6版概要
1. 第6版概要
・2007年1月発行
MeSH2005準拠
・収録用語
ディスクリプタ
非ディスクリプタ
55,232語
25,317語
29,915語
・カテゴリー区分 15 (A-N,Z)
・最深カテゴリー 12階層
・1ディスクリプタあたりのカテゴリーコード数
平均:2.4 最多:27 (Amphetamine、Gabapentin、等)
(1:11,558語 2:6120語)
1. 第6版概要
第6版変更語数
種類
新設語
昇格語
削除語
降格語
変更語
語数
増減
備考
4,050
170 + 4220 非ディス→ディスクリプタ
204
77 - 281 ディスクリプタ→非ディス
718
+ 3939
1. 第6版概要
各版用語数
版
発行年
MeSH
ディス
非ディス
合計
第1版
1983
1978
13,485
3,345
16,830
第2版
1987
1984
17,882
7,021
24,903
第3版
1990
1994
1984
1991
17,926 14,454
7,120 8,570
25,046 23,024
修正版
第4版
1999
1997
18,156
34,183
52,339
第5版
2003
2001
21,378
28,702
50,080
第6版
2007
2005
25,317
29,915
55,232
1. 第6版概要
各版用語数
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
1版
2版
2修正
ディスクリプタ数
3版
4版
5版
非ディス(出力)
6版
カテゴリー別用語数
カテゴリー
A:解剖学
B:生物
C:疾患名
D:化学物質および薬物
E:分析, 診断, 治療の技術と機器
F:精神医学
G:生物科学
H:自然科学
I:人類学, 教育, 社会学, 社会現象
J:工業技術, 産業, 農業
K:人文科学
L:情報科学
M:人間集団
N:保健医療サービス
Z:地理的位置
計
1. 第6版概要
ディスクリプタ数 割合(%) 新設語数
1483
5
102
3543
13
1795
4212
15
205
9646
35
1286
2321
8
204
878
3
59
2064
8
192
529
2
40
486
2
59
351
1
41
149
0.5
43
367
1
36
197
0.5
31
1146
4
100
304
1
303
27676
※複数カテゴリーにまたがるディスクリプタがあるため、合計数は実際の数より多くなるが、
ディスクリプタ全体からみたカテゴリー別用語数の割合は合計数を元に算出した。
1. 第6版概要
カテゴリー別用語数
10000
9000
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
A
B
C
D
E
F
G
継続分
H
I
新設語
J
K
L
M
N
Z
MeSHとの対応状況
MeSH由来
MeSH以外
1. 第6版概要
ディスクリプタ 新設語
22647
3733
2670
487
25317
4220
※ディスクリプタ 89% (新設語 88%) がMeSH由来
MeSH由来内訳
MeSH2005
MeSH2006、2007
※ MeSH2005 98%採用
採用
不採用
22449
412
198 ----22647
MeSH登録語のうち
医中誌では採用しなかったもの
1. 第6版概要
• 実験的のつくもの (「実験腫瘍」のみ採用) 15語
"Diabetes Mellitus, Experimental" →糖尿病/(実験的)
• 注入と注射 5語
"Injections, Intravenous", "Infusions, Intravenous"
→静脈内投与
• アメリカの医療制度に基づくもの、アメリカの州
"Group Practice“ →グループ診療 (フリーキーワード)
• 歴史関係の用語
"September 11 Terrorist Attacks (アメリカ同時多発テロ) "
• 頻度の低いもの
"Jupiter (木星)", "Formularies, Homeopathic (ホメオパシー処方集)"
1. 第6版概要
MeSH以外のディスクリプタ
MeSH以外内訳
医薬品(INN)
漢方薬
生薬
地名
看護・介護
日本独自の制度・機関
解剖名
生物名
疾患名
物質名
診断・治療の手技
上記以外
合計
ディスクリプタ数 新設語数
1666
262
148
1
169
74
90
90
70
5
97
19
42
8
11
8
101
3
40
0
100
8
136
8
2670
486
1. 第6版概要
ディスクリプタの出典
MeSH (89%)
INN (6.6%)
漢方薬 (0.6%)
生薬 (0.7%)
地名 (0.4%)
その他 (2.4%)
医学用語シソーラス 第6版 作成フロー 2. 作成の過程
医学用語シソーラス第5版
(MeSH 2001対応)
マッチング
MeSH 2005
(2005年4月~)
マッチ分
第5版より継続 変更語あり
アンマッチ分
削除語・降格語・昇格語・新設語
統合(2005年11月)
第5版より継続分の一部改定、フリーキーワードの昇格等
整合性の検証、カテゴリーコード、ヒストリー、参照語等を作成
医学用語シソーラス第6版 Version 1.0
(2006年8月)
最終校正
医学用語シソーラス第6版 Complete
(2007年1月発行)
医中誌独自語の見直し
3. 主な改訂内容
主な改訂内容
• MeSH2005への対応
(新設・削除・変更、カテゴリーの変更)
• 地名の追加
• 生薬名と植物名の関連付け
• 医中誌独自語の見直し
• 用語の名称変更 (不登校など)
カテゴリー第2階層の変更
(D以外)
•
•
•
•
3. 主な改訂内容
A1-120 (身体の下位) 皮膚 → A19 外皮系
B1 無脊椎動物 → 動物 (脊椎動物 + 無脊椎動物)
B2 脊椎動物 → 藻類
B5 藻類と真菌 → 真菌
• G5 遺伝学 → 遺伝学的過程
DNA修復, 遺伝子組換え, 転写, 等
→ G13 遺伝学的現象
遺伝子型, 配列相同性, 変異, 等
→ G14 遺伝学的構造
遺伝子, ゲノム, 染色体, 等
カテゴリー第2階層の変更
3. 主な改訂内容
(D:化学物質および薬物)
• D5 環境汚染物質, 有害物質, 農薬 → 高分子物質
→D27-10 毒性作用の下位
(D12 Amino Acids, Peptides
and Proteins の下位から)
• D8 酵素, 補酵素, 酵素阻害剤 → 酵素と補酵素
→D27-30-20-140+ 酵素阻害剤
• D10 脂質と抗高脂血剤 → 脂質
→D27-30-10-50+ 高脂血症剤
• D11 成長因子, 色素, ビタミン, 栄養素 →成長因子, 色素,
Vitamines
• D20 抗感染剤 → 複合混合物類
→D27-30-10-40+ 抗感染剤
• D26 特殊化学薬品と製品 → 薬物
→D27-10+ 化学物質の特殊用途
D
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
D8
D9
D10
D11
D12
D13
D14
D15
D16
D17
D18
D19
D20
D21
D22
D23
D24
D25
D26
D27
化学物質および薬物
無機化学物質
有機化学物質
複素環式化合物
多環式炭化水素
高分子物質
ホルモン, 代用物質, 拮抗剤
生殖調節剤
酵素,と補酵素
炭水化物と血糖降下剤
脂質
成長因子, 色素, Vitamin
Amino Acids, Peptides, and Proteins
Nucleic Acids, Nucleotides, and
Nucleosides
神経伝達物質と神経伝達物質作用剤
中枢神経系作用剤
末梢神経系作用剤
抗炎症剤, 抗リウマチ剤, 炎症メディエイター
心臓血管作用剤
血液作用剤, 胃腸作用剤, 腎臓作用剤
複合混合物類
抗アレルギー剤と呼吸器系作用剤
抗腫瘍剤と免疫抑制剤
皮膚作用剤
免疫学的因子と生物学的因子
医用材料と歯科材料
薬物
化学作用と効用
化学作用と効用(D27+)
3. 主な改訂内容
化学物質の特殊用途(D27-10+)
医薬品添加物, 界面活性剤, 消毒剤, 等
毒性作用(D27-20+)
環境汚染物質, 発癌物質, 有害生物駆除物質, 等
薬理作用(D27-30+)
治療的利用(D27-30-10+)
抗感染剤, 高脂血症剤, 抗炎症剤, 等
分子作用機序(D27-30-20+)
Sodium Channel Blockers, 酵素阻害剤, 等
薬物の生理学的作用(D27-30-30+)
血糖降下剤, 催眠剤と鎮静剤, 成長因子, ホルモン, 等
3. 主な改訂内容
変更語:1.MeSHの変更によるもの
• C型肝炎ウイルス(Hepatitis C-Like Viruses)
→ヘパシウイルス(Hepacivirus)
• D細胞(D Cells)→ソマトスタチン分泌細胞(SomatostatinSecreting Cells)
• 遺伝子翻訳(Translation, Genetic)
→蛋白質生合成(Protein Biosynthesis)
• 家禽ペスト(Fowl Plague)
→インフルエンザ-トリ(Influenza, Avian)
• 混合抗腫瘍剤(Antineoplastic Agents, Combined)
→腫瘍多剤併用療法(Antineoplastic Combined
Chemotherapy Protocols)
• 糖尿病-インスリン依存性(Diabetes Mellitus, InsulinDependent)→糖尿病-1型(Diabetes Mellitus, Type 1)
3. 主な改訂内容
変更語:2. 厚労省や学会等の名称変更によるもの
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
Syndrome X, Metabolic→メタボリックシンドローム
感染症予防法→感染症法
小人症→低身長症
精神病院→精神科病院
妊娠中毒症→妊娠高血圧症候群
痴呆→認知症
登校拒否→不登校
特殊教育→特別支援教育
病院理学療法科→病院リハビリテーション科
放射線技師→診療放射線技師
療養型病床群→療養病床
老年者→高齢者
3. 主な改訂内容
変更語:3.より適切な訳語を選定し直したもの
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
Ectopic Hormones→異所性ホルモン
Physicians, Family 開業医→プライマリケア医
Boredom 倦怠感→退屈
Cerebrovascular Accident 脳血管発作→脳卒中
Sorption Detoxification 吸着血液浄化法→吸着解毒
Truth Disclosure 真相暴露→真実の開示
Rural Health 農村保健→地方の保健
Controlled Clinical Trials 比較臨床試験→準ランダム化比較試験
Infusions, Parenteral 非経口投与→非経腸注入
Dermatologic Agents 皮膚外用剤→皮膚作用剤
3. 主な改訂内容
冊子体における表示の工夫
カテゴリー別キーワードリスト Dカテゴリー (化学物質および薬
物)
多環式炭化水素
D4+
Steroids
D4-10+
Androstanes
Androstanols
D4-10-10+
D4-10-10-10+
Androstane-3, 17-diol D4-10-10-10-10+ #
Pipecuronium
D4-10-10-10-10-10 #
Androsterone
D4-10-10-10-20 #
Dihydrotestosterone
D4-10-10-10-30+ #
※コードを複数持つ用語は、コードの末尾に"#"として表示
4. カテゴリー別の改訂内容
カテゴリー別改訂内容
• A:幹細胞用語の充実
• B:ディスクリプタ数の増大
• C:身体各部位疾患の廃止、大腸腫瘍の扱い、
副作用関連の用語の廃止
• D:INN、漢方薬、生薬、の追加
• E:代替医術カテゴリーの変更、
疫学研究のカテゴリー変更
• J :ナノテクノロジー関連用語の充実
• K:生命倫理関連用語の充実
• Z:地名の追加
4. カテゴリー別の改訂内容
Aカテゴリー(解剖学):幹細胞
細胞[A11+]
幹細胞(Stem Cells) [A11-70+]
間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cells) ←新設 MeSH2004
筋芽細胞(Myoblasts) ←新設 MeSH2003
骨格筋芽細胞(Myoblasts, Skeletal) ←新設 MeSH2003
骨格筋衛星細胞(Myoblasts, Skeletal) ←新設 MeSH2003
心筋芽細胞(Myoblasts, Cardiac) ←新設 MeSH2003
平滑筋芽細胞(Myoblasts, Smooth Muscle) ←新設 MeSH2003
腫瘍幹細胞(Tumor Stem Cells)
神経幹細胞(医中誌独自)
線維芽細胞(Fibroblasts)
メサンギウム細胞(Mesangial Cells)
全能性幹細胞(Totipotent Stem Cells) ←新設 MeSH2003
造血幹細胞(Hematopoietic Stem Cells)
骨髄前駆細胞(Myeloid Progenitor Cells)
赤血球前駆細胞(Erythroid Progenitor Cells)
多分化能性幹細胞(Pluripotent Stem Cells) ←新設 MeSH2003
特定幹細胞(Multipotent Stem Cells) ←新設 MeSH2003
胚性幹細胞(Embryonic Stem Cells) ←MeSH2007
4. カテゴリー別の改訂内容
Bカテゴリー(生物): ディスクリプタの増大
第2階層
B1:動物
B2:藻類
B3:細菌
B4:ウイルス
B5:真菌
B6:植物
B7:古細菌
合計
ディスクリプタ数 新設語数
828
257
51
31
698
273
499
108
129
20
1298
1097
59
13
3543
1795
※MeSH2002、2003で植物療法(Phytotherapy)のために植物名が
大幅に追加された。
4. カテゴリー別の改訂内容
インフルエンザウイルスA型
宿主動物種別→血清型亜型別 (MeSH2006より)
トリインフルエンザウイルスA型
ヒトインフルエンザウイルスA型
ブタインフルエンザウイルスA型
↓
インフルエンザウイルスA型H1N1亜型
:
インフルエンザウイルスA型H9N2亜型
4. カテゴリー別の改訂内容
Cカテゴリー (疾患)
• 身体各部位疾患を廃止した。
• “Colorectal Neoplasms” (MeSH)に対して
ディスクリプタを「大腸腫瘍」とした。
• 副作用関連のディスクリプタを廃止した。
4. カテゴリー別の改訂内容
身体各部位疾患(医中誌独自)の削除
第5版のカテゴリー
病理学的状態, 症状, 徴候(C23+)
身体各部位疾患(C23-10+)
頸部疾患
四肢疾患
下肢疾患
脚長不等 ←継続
(骨発育異常、病的状態-解剖学、の下位語)
足部疾患 ←継続
(筋骨格系疾患、皮膚疾患、の下位語)
上肢疾患
手部疾患
臀部疾患
頭部疾患
顔面疾患
背部疾患
腹部疾患
4. カテゴリー別の改訂内容
身体各部位疾患のインデクシング
(下肢疾患を例に)
特定の解剖名+特定の疾患名のキーワード
・下肢浮腫
下肢疾患+浮腫
→下肢+浮腫
・下肢骨腫瘍
下肢疾患+骨腫瘍 →下肢骨+骨腫瘍
・下肢静脈瘤(大伏在静脈)
下肢疾患+大伏在静脈+静脈瘤
→大伏在静脈+静脈瘤
4. カテゴリー別の改訂内容
腫瘍(C04+)
腫瘍-部位別
[ 大腸腫瘍のカテゴリー ]
消化器腫瘍
胃腸腫瘍
腸腫瘍
小腸腫瘍 ← 医中誌独自
回腸腫瘍
空腸腫瘍
十二指腸腫瘍
大腸腫瘍 ← 医中誌独自
結腸腫瘍
S状結腸腫瘍
大腸ポリポーシス-腺腫様
Gardner症候群
大腸腫瘍-遺伝性非ポリポーシス
直腸腫瘍
肛門腫瘍
肛門腺腫瘍
盲腸腫瘍 ← 位置付けの変更
虫垂腫瘍
4. カテゴリー別の改訂内容
「大腸腫瘍」 を“Colorectal Neoplasms” (MeSH) に対応させ、
「盲腸腫瘍」も下位に位置付けた。
理由:
・「大腸癌取扱い規約 第7版」で大腸癌の占拠部位を、虫垂も
含めた盲腸から肛門管まで、としていること。
・国内医学文献での使用頻度が多い。
日本語文献のタイトル中の表記の頻度を医中誌Webで検索
検索対象年:1983-2006
大腸癌/TI or 大腸がん/TI or 大腸腫瘍/TI
39,842件
結腸直腸癌/TI or 結腸直腸がん/TI or 結腸直腸腫瘍/TI 81件
※英語文献はタイトル訳を医中誌で行っているものが多いため対象外とした。
・医中誌で扱っている文献は会議録が多く、盲腸が含まれている
かどうか明確に記載されていない場合も多い。
4. カテゴリー別の改訂内容
副作用関連用語(医中誌独自)の削除
薬物副作用
→特定の薬物名/(毒性・副作用)
→薬物/(毒性・副作用) ・・・薬物副作用全般
麻酔副作用
→麻酔およびその下位語/(有害作用)
→特定の麻酔剤/ (毒性・副作用)
輸血副作用
→輸血およびその下位語/(有害作用)
→血液製剤/ (毒性・副作用)
4. カテゴリー別の改訂内容
Dカテゴリー(化学物質および薬物)
• 蛋白質(D12)、酵素(D8)、が多数新設された。
• 化学名の付いた薬効名が削除された。
• MeSHの“Pharmacologic Action”を基礎に
医薬品を薬効別カテゴリーに位置付けた。
• 国際一般名(INN)のついた医薬品名を追加した。
(262語)
• 「日本薬局方外生薬規格 1989増補版」より生薬を追加
した。(74語)
• 生薬名を植物名の下位に位置付けた。
4. カテゴリー別の改訂内容
化学名の付いた薬効名の削除
• "Aminoglycoside Antibiotics"
→“Aminoglycosides”+“抗細菌剤”
• ステロイド系抗炎症剤
→“Steroids”+“抗炎症剤”
(23語)
4. カテゴリー別の改訂内容
国際一般名(INN:International Nonproprietary
Names) のある医薬品のカテゴリー構築
• “MeSH Supplementary Concept Data”に登録さ
れているもの (1336件)
“Heading Mapped to” を構造別の上位語に指定
“Pharmacologic Actions”を薬効別の上位語に指定
• 上記以外は「日本標準商品分類」に準拠した薬
効を薬効別の上位語に指定 (329件)
4. カテゴリー別の改訂内容
4. カテゴリー別の改訂内容
4. カテゴリー別の改訂内容
MeSHで同義扱いの医薬品(INN)
← INN.49
← INN.64
4. カテゴリー別の改訂内容
生薬名(医中誌独自)を植物名の下位に
4. カテゴリー別の改訂内容
Eカテゴリー
(分析, 診断, 治療の技術と機器)
• 代替医術のカテゴリーの再構成 (MeSH)
• 疫学的研究特性のカテゴリーの変更
(医中誌独自)
4. カテゴリー別の改訂内容
代替医術 Complementary Therapies (E02-420+)
筋骨格系マニピュレーション Musculoskeletal Manipulations
←アプライド・キネシオロジー、カイロプラクティックマニュピレーション、指圧、マッサージ、 等
自然分娩 Natural Childbirth
自然療法 Naturopathy
植物療法 Phytotherapy
←アロマテラピー
鍼灸療法 (医中誌独自 MeSHでは“Acupuncture Therapy”)
←灸療法、経絡、指圧、鍼療法
心身リラクゼーション法 Mind-Body and Relaxation Techniques
←アロマテラピー、イメージ療法、催眠療法、精神的癒し、セラピューティックタッチ、暝想、ヨガ、等
スピリチュアルセラピー Spiritual Therapies
←アフリカ伝統医学、シャーマニズム、信仰療法、放射感知療法、ホメオパシー、魔術、暝想、ヨガ、等
臓器療法 Organotherapy
←組織療法
知覚芸術療法 Sensory Art Therapies
←アロマテラピー、音楽療法、芸術療法、色彩療法、心理劇、聴覚刺激、舞踏療法、遊戯療法
伝統医学 Medicine, Traditional
←アーユルベーダ、アフリカ伝統医学、アラビア医学、漢方医学、シャーマニズム、東洋医学
人間学 Anthroposophy
反射療法 Reflexotherapy
ホメオパシー Homeopathy
ホリスティック医学 Holistic Health
民間療法 (医中誌独自)
若返り法 Rejuvenation
[ 疫学的研究特性のカテゴリー ]
4. カテゴリー別の改訂内容
調査研究法 (E05+) Investigative Techniques
疫学的方法 Epidemiologic Method
疫学研究特性 Epidemiologic Study Characteristics
疫学的研究 Epidemiologic Study ← 「分析研究(疫学) 」改め
血清疫学研究 Seroepidemiologic Studies
HIV血清有病率 HIV Seroprevalence
縦断研究 Longitudinal Studies
後向き研究 Retrospective Studies
症例対照研究 Case-Control Studies
前向き研究 Prospective Studies
コホート研究 Cohort Studies
追跡研究 Follow-Up Studies
断面研究 Cross-Sectional Studies
介入研究 Intervention Studies
実現可能性研究 Feasibility Studies
双生児研究 Twin Studies
多施設共同研究 Multicenter Studies ← 位置付けの変更
パイロットプロジェクト Pilot Projects
標本調査 Sampling Studies
臨床試験 Clinical Trials ← 位置付けの変更
準ランダム化比較試験 Controlled Clinical Trials ← 「比較臨床試験」改め
第I相試験 Clinical Trials, Phase I
第II相試験 Clinical Trials, Phase II
第III相試験 Clinical Trials, Phase III
第IV相試験 Clinical Trials, Phase IV
ランダム化比較試験 Randomized Controlled Trials
[ 疫学的研究特性のカテゴリー 第5版 ]
4. カテゴリー別の改訂内容
調査研究法 Investigative Techniques
疫学的方法 Epidemiologic Method
疫学研究特性 Epidemiologic Study Characteristics
介入研究 Intervention Studies
実現可能性研究 Feasibility Studies
双生児研究 Twin Studies
パイロットプロジェクト Pilot Projects
標本調査 Sampling Studies
分析研究(疫学)
Epidemiologic Study
血清疫学研究 Seroepidemiologic Studies
HIV血清有病率 HIV Seroprevalence
縦断研究 Longitudinal Studies
後向き研究 Retrospective Studies
症例対照研究 Case-Control Studies
前向き研究 Prospective Studies
コホート研究 Cohort Studies
追跡研究 Follow-Up Studies
臨床試験 Clinical Trials
第I相試験 Clinical Trials, Phase I
第II相試験 Clinical Trials, Phase II
第III相試験 Clinical Trials, Phase III
第IV相試験 Clinical Trials, Phase IV
多施設共同研究 Multicenter Studies
比較臨床試験 Controlled Clinical Trials
ランダム化比較試験 Randomized Controlled Trials
断面研究 Cross-Sectional Studies
MeSH2005のカテゴリー (参考)
4. カテゴリー別の改訂内容
調査研究法 Investigative Techniques
疫学的方法 Epidemiologic Method
疫学研究特性 Epidemiologic Study Characteristics
疫学的研究 Epidemiologic Study
血清疫学研究 Seroepidemiologic Studies
HIV血清有病率 HIV Seroprevalence
コホート研究 Cohort Studies
縦断研究 Longitudinal Studies
追跡研究 Follow-Up Studies
前向き研究 Prospective Studies
症例対照研究 Case-Control Studies
後向き研究 Retrospective Studies
断面研究 Cross-Sectional Studies
介入研究 Intervention Studies
実現可能性研究 Feasibility Studies
双生児研究 Twin Studies
パイロットプロジェクト Pilot Projects
標本調査 Sampling Studies
臨床試験 Clinical Trials
準ランダム化比較試験 Controlled Clinical Trials
ランダム化比較試験 Randomized Controlled
第I相試験 Clinical Trials, Phase I
第II相試験 Clinical Trials, Phase II
第III相試験 Clinical Trials, Phase III
第IV相試験 Clinical Trials, Phase IV
多施設共同研究 Multicenter Studies
4. カテゴリー別の改訂内容
多施設共同研究
(Multicenter Studies)
• 「臨床試験」の下位語でなくなったことによ
り、「臨床試験」については「臨床試験」も併
せて付与。
• 原著論文については1999年まで遡って「臨
床試験」を追加付与。
4. カテゴリー別の改訂内容
倫理関連のディスクリプタ
•
•
•
•
•
•
•
•
•
回顧的道徳判断 (Retrospective Moral Judgment) K1
個人の自律性 (Personal Autonomy) K1
二重結果 (Double Effect) K1
倫理的相対主義 (Ethical Relativism) K1
患者の意思による安楽死 (Euthanasia, Active,
Voluntary) E1,I2,N2
死後受精 (Posthumous Conception) E2,E5
治療の差し控え (Withholding Treatment) E2,E5
商品化 (Commodification) F1,J2
提供先指定組織提供 (Directed Tissue Donation) N2
4. カテゴリー別の改訂内容
ナノテクノロジー関連の用語
技術, 産業, 農業(J01+)
素材(J01-70+)
ナノ構造 ←新設 MeSH2005
ナノチューブ ←新設 MeSH2004
カーボンナノチューブ ←新設 MeSH2003
ペプチドナノチューブ ←新設 MeSH2004
量子ドット ←新設 MeSH2004
テクノロジー(J01-80+)
小型化
ナノテクノロジー ←新設 MeSH2002
マイクロフルイディクス ←新設 MeSH2004
4. カテゴリー別の改訂内容
Zカテゴリー (地理的位置)
• MeSHのZカテゴリーを参考に世界の国名、
日本の都道府県名、政令指定都市を、収
載しました。
• ディスクリプタには通称を優先。
例:大韓民国→韓国
4. カテゴリー別の改訂内容
5. 副標目とチェックタグの変更
副標目の変更
※副標目は、キーワードと組み合わせて使用され、そのキーワードが文献におい
てどのようなアスペクト(aspect:局面、様相)で扱われているか示すものです。
例:高コレステロール血症 (薬物療法), Atorvastin (治療的利用)
薬物・化学物質に
関する副標目
診断に関する
副標目
治療に関する
副標目
疾患の原因な どに
関する副標目
その他
薬理学
診断
治療
病因
疫学
毒性・副作用
画像診断
薬物療法
遺伝学
予後
治療的利用
X線診断
外科的療法
免疫学
実験的
診断的利用
放射性核種診断 移植
化学的誘発
類似体・誘導体
超音波診断
食事療法
合併症
拮抗物質・阻害物質 病理学
精神療法
転移性
血液
放射線療法
欠損・欠乏
尿
看護
有害作用
異常 →廃止
リハビリテーション
悪性 →廃止
予防
←新設
5. 副標目とチェックタグの変更
欠損・欠乏
(deficiency)
• Dカテゴリー(化学物質および薬物)に付与。
• 正常な必要量に比較して欠乏、または減少して
いる生体内・生体外由来の物質に対して付与。
• 過去の副標目も欠損・欠乏に置換。
欠乏症(1996~2000)
欠損症・欠乏症(1983~1995)
5. 副標目とチェックタグの変更
副標目 付与可能カテゴリーの追加
• 毒性・副作用(B5,B6,D,J2)
• 治療的利用(B5,B6,D,H, J2)
• 有害作用(E,H)
※
※
※
B5:真菌
H:自然科学 (放射線、など)
J2:食品と飲料
5. 副標目とチェックタグの変更
チェックタグの変更
• 廃止されたチェックタグ
〔鳥類〕〔魚類〕〔植物〕〔In Vitro〕
• 動物にも付与できるようにしたタグ
〔妊娠〕〔症例報告〕