問1 • ステロイド骨格を持たない抗炎症剤は、 ( )と称される。 解1 • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) • 酸性NSAIDを投与すると、( )の産生阻 害を起こし、血小板凝集が( )される。こ のことにより、( )傾向が現れることが あるので、骨折の際の投与は注意が必要。 • TXA2 • 抑制 • 出血 未完 • 酸性NSAIDのターゲットである()には細胞 • COX • COX1 • COX2 • アスピリンの代表的な副作用を3つ述べよ。 • 胃腸障害 • 腎機能障害 • Aspirin喘息等アレルギー ・(出血傾向) • アスピリン中毒の症状を説明しなさい。 • アスピリン中毒 • 呼吸中枢刺激による過換気、呼吸性アルカ ローシスをおこす。また第4脳室底部の chemoreceptor trigger zoneを刺激するため、 悪心嘔吐をおこす。 • COX2選択的阻害薬は、従来の非選択的COX 阻害薬に比べて( )の副作用が少な いとされているが、しかしながら、( ) の目的には従来の非選択的COX阻害薬をも ちいる必要がある。 • 胃腸障害 • 血小板凝集抑制 • アラキドン酸は、( )から( ) の作用により生成し、プロスタグランディンは、 アラキドン酸から、( )の作用により作ら れる。 • リン脂質 • ホスホリパーゼA2 • COX • ピリン系に属する薬を二つ挙げよ。 • スルピリン • アンチピリン • 以下のうち、glucocorticoidの大量連続投与に よる副作用ではないものを述べよ。 ・多毛症 ・Addison病 ・満月様顔貌 ・糖尿病 ・骨粗鬆症 ・アトピー性皮膚炎 • Addison病 • アトピー性皮膚炎 • 以下のglucocorticoidのうち、もっともナトリウ ム貯留作用の強いものは( )であり、もっ とも抗炎症作用の強いものは( )である。 • hydrocortisone • prednisolone • triamcinolone • betamethasone • dexamethasone • hydrocortisone • Hydrocortisone(??) • Glucocorticoidは、血中を( )に結合し、 標的細胞に送られる。ステロイド骨格をもつ ため、容易に細胞膜を通過し、( )と複 合体をつくる。 この複合体は( )に結合し、( )とし て特定の遺伝子の転写を引き起こす。 • • • • Corticosteroid binding globulin(CBG) 糖質コルチコイド受容体(GR) 糖質コルチコイド応答配列(GRE) 転写調節因子 • ある患者さんに長期に渡ってglucocorticoidを 投与してきた。glucocorticoidの投与を中止す るにあたって注意すべきことを述べよ。 P359、右 • 反跳現象(rebound phenomenon) • 退薬症候群(withdrawal syndrome) withdrawal syndromeは、一日のステロイド分泌 量をこえる量を長期使用していた場合(たとえば 2週間以上)に起きやすいと言われている。 • ステロイドホルモン治療に大きな進歩をもたら したものとして、( )がある。これは、強 力な局所作用を示すが、吸収後に代謝をうけ 不活化されるものである。( )にもちい られる噴霧剤などがこの例である。 • ante drug cf. prodrug • 気管支喘息(鼻アレルギー) ???あまり復元できず • glucocorticoid の 副作用で眼に関するもの (??) ???? • 白内障 • 緑内障 • glucocorticoidが使われる病気を、知っている だけ述べなさい。 p.393右 • 関節リウマチ(あまり使われない)、リウマチ 性心筋炎、 ネフローゼ、気管支喘息、膠原病、潰瘍性大腸 炎、自己免疫疾患、皮膚疾患、急性リンパ球性 白血病、ショック • 金製剤は( )の治療に用いられるが、 ( )( )( )などの 副作用に注意する必要がある。 p.398右 • • • • 関節リウマチ 間質性肺炎(咳、息切れ) 口腔粘膜症状(かゆみ、皮疹) 出血症状(金属臭・味、口内炎、舌炎) • D-penicillamineは関節リウマチ以外に ( )の治療に用いられるが、副作用と して、( )に注意が必要で定期的に ( )を検査・・・以下抜け落ち p.399左 • Wilson病 • 血液障害(白血球減少症、無顆粒球症、血小 板減少症、好酸球増多症、溶血性貧血など) • 血液 • methotrexateの作用機序を述べよ p.442左 • methotrexateは2水素葉酸リダクターゼを競合阻害することによって、還 元型葉酸の10ホルミル4水素葉酸(10CHOFH4)と5,10メチリル4水素葉酸 (5,10CH2FH4)を枯渇してしまう。これらの還元型葉酸は、プリン合成とデオ キシウリジン一リン酸(dUMP)からデオキシチミジン一リン酸(dTMP)への 転換に必要な物質であって、ここまでの過程の阻害の結果プリンかdTMP あるいは両方が作用できなくなるため、DNA合成が停止され細胞死に至 る。←ややこしい、要は↓ • メトトレキサートは、葉酸と類似した構造をし ておりジヒドロ葉酸還元酵素と結合・阻害し、 還元型葉酸を枯渇させる。その結果、プリン 体、チミジル酸の合成が阻害され、DNA合成 が阻害される。(集中講義:薬理学より) 以下の文は○か×か? • フェナセチンは、体内でアセトアミノフェンと なって作用する安全性の高い薬である。 • 選択的COX-2阻害薬はすでに米国で発売さ れているが、日本では副作用の問題から依 然として承認されていない。 • × p.396右 腎乳頭壊死などの副作用で、2001年に製造・販売 中止。その代謝産物のアセトアミノフェンはよく用 いられる。 • × p.397右 日本ではすでに、 i)etodolac(アリール酢酸系) ii)meloxicam(オキシカム系) iii)celecoxib(コキシブ系) が販売されている。 以下の文は○か×か? • テオフィリンの作用メカニズムの詳細はわ かっていないが副作用の少ない安全な気管 支拡張薬であり、発作時に第一選択薬として 用いられる。 • 副腎皮質ステロイドホルモンは、副作用が多 いため、喘息治療においては重症例を除いて 選択順位は低い。 • × • × 以下の文は○か×か? • クロモグリク酸ナトリウムは、代表的な抗アレル ギー薬であり、気管支喘息発作の際に、噴霧器 を用いて鼻腔内に投与する。 • トラニラストの副作用は、膀胱炎様症状に注意 する。 • トラニラストの作用機序はヒスタミンH1受容体の 拮抗である。 • クロモグリク酸ナトリウムの作用機序は肥満細 胞からのケミカルメディエーター・・・以下なし • × すでに起こっている症状は抑制されない。 • ○ 副作用として泌尿器症状(頻尿、排尿痛 など)←副作用として、膀胱炎様症状を覚えて おく。 • × • ○ 3.1非ステロイド性解熱鎮痛薬 • 1.プロスタグランジンは強力な発痛因子である。 • 2.プロスタグランジンを生合成する酵素はシク ロオキシゲナーゼである。 • 3.アスピリンには血小板凝集抑制作用がある。 • 4.アスピリンは消化性潰瘍の治療に有効であ る。 • 5.小児の発熱にはアスピリンが第一選択であ る。 かいせつとかいとう • • • • ○ ○ ○ ×アスピリン→胃腸障害 • ×→ライ症候群 3.2抗アレルギー薬 • 1.即時型アレルギー反応は肥満細胞より遊離 したケミカルメディエーターによって引き起こされ ている。 • 2.第1世代の抗ヒスタミン薬に共通する副作用 は眠気である。 • 3.抗ヒスタミン薬は気管支喘息発作に有効であ る。 • 4.抗ヒスタミン薬には胃酸分泌抑制作用があり、 消化性潰瘍の治療に有効である。 • 5.抗アレルギー薬はアレルギー反応の予防に 有効である。 かいせつとかいとう • ○ケミカルメディエーター→ヒスタミン、ロイコト リエンとか • ○その他抗コリン作用、錐体外路症状 • ×すでに発症した喘息発作そのものには無効 • ×抗ヒスタミン薬はH1受容体遮断薬 • ○抗アレルギー薬には肥満細胞からのケミカ ルメディエータ遊離を抑制する作用があり、予 防に有効である。 3.3副腎皮質ステロイド薬 • 1.副腎皮質ステロイド薬(糖質コルチコイド)は強 力な抗炎症作用、抗アレルギー作用をもち、有 害作用は少ない薬物である。 • 2.長期に副腎皮質ステロイド薬を投与すると副 腎皮質が肥大する。 • 3.副腎皮質ステロイド療法から離脱するときに は、徐々に投与量を減量していかねばならない。 • 4.経口副腎皮質ステロイド薬は夜寝る前に服 用する。 • 5.鉱質(ミネラル)コルチコイドには炎症を抑える 作用はない。 かいせつとかいとう • 1.×多彩な有害作用があり、長期投与にあ たっては注意が必要である。 • 2.×副腎皮質が萎縮し、ステロイドホルモン 分泌機能も低下する。 • 3.○急に投与を中止すると危険な離脱症状 • 4.×体内の副腎皮質ホルモンは午前中に 高くなる分泌リズムがあるので、夜→朝 • 5.○鉱質コルチコイドはナトリウム再吸収
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