2002秋 TermProject最終発表

2003春
TermProject最終発表
STREAM:B3
中村結人(yuyu)
親:kaizakiさん
今期 Term Project
• OSPFネットワークにおける経路変化をシミュレー
トするソフトウェア
– 本日のプレゼンテーション
背景
問題意識
目的
プログラムの概要
設計
実装
DEMO / 評価
今後
背景
• OSPF 一般企業やISP等に幅広く普及
• メリット
–
–
–
–
Link State
自律的にルーティングテーブルを作成→大規模向け
RIPにおけるhopカウント制限を気にしなくてよい
…
• デメリット
– あまりない
– 大規模ネットワークにおけるOSPFの設計は、経験が
影響を及ぼす
問題意識
• 運用において“管理者の経験に拠る”部分
がある、という点
– エリアの新設
– リンクのコストの設定
– 重要なルータが落ちた時…
実ネットワークに影響を与えず、管理者がネットワー
クの変化を把握出来る機構の必要性
問題意識 2
• “落ちる”というネットワークの変化にfocus
– ルータのダウンによる経路変化は、管理者の
意に反するものであり得る
– 重要なルータのダウンは、複雑な経路変化を
もたらす
問題意識 ダウンの一例
100
50
30
20
30
混
10
10
70
10
buckup
10
10
100
10
10
目的
• ルータのダウンに起因する経路変化をシ
ミュレートするソフトウェア
• 実ネットワークに影響を与える事無く、経
路変化を把握
概要
Link State Databaseを蓄積
↓
蓄積したDatabaseに操作を加え、
仮想のネットワーク状態をDatabase上に再現
↓
SPF計算
•上記の構造により、経路変化シミュレーションを実現
OSPFv3ネットワーク
シミュレータ
Database
Dijkstra
OSPFv3ネットワーク
シミュレータ
Database
Dijkstra
Database操作部→
設計
1. Link State Database蓄積部
OSPFが用いているマルチキャストのチャンネ
ルにjoin、Link State Databaseを直接取得
データはリンクトリスト型で保持
設計
2. SPF計算部
Dijkstraアルゴリズムを実装し、独自に
SPF計算を行う
設計
3. Link State Database 操作部
リンクトリスト型で保持しているLink State
Database か ら 、 Link ID や Advertising
Routerをキーとして検索を行う。検索によ
り抽出されたデータの部分を操作する事
により、仮想のリンク状態をDatabase内
に再現する。
実装
• 開発環境
• 使用言語
FreeBSD 5.1-RELEASE
C言語
DEMO / 評価
•
今後
Database
Dijkstra
今後 2
• 起動後30分経たないと使えない、LSDBを直接取
得しているため
– SNMPの導入、neighborになってDDパケットを受信
• リンクのダウン、コストの変更にしか対応してい
ない
– エリア新設、ヴァーチャルリンク新設等、OSPFネット
ワーク上で起こり得る経路変化に対応
• ユーザーインターフェースの拡充
• (運用経験)
OSPFネットワーク
シミュレーター内
SPF
Algorithm
概要
OSPFv3ネットワーク
Database
Dijkstra
概要
OSPFv3ネットワーク
Database
Dijkstra