資料10 4 府市のガバナンス (2)基礎自治体機能の充実 ○都道府県人口と比較した、大阪市の位置づけ ○政令市と比較した、大阪市の位置づけ ○主要政令市の比較 ○住民リコール等の状況 ○議員定数比較 ○特別区、一般市及び行政区との比較 ○主要政令市における区長の権限・住民自治の仕組み・ 区役所の事務 都道府県人口と比較した、大阪市の位置づけ 47都道府県中12都道府県のみが大阪市より人口が多い。 大阪市は、京都府を上回る人口規模である。 平成21年10月1日現在人口(単位:千人) 1 東京都 2 神奈川県 8,943 16 長野県 2,159 32 岩手県 1,340 3 大阪府 8,801 17 岐阜県 2,092 33 大分県 1,195 4 愛知県 7,418 18 福島県 2,040 34 山形県 1,179 5 埼玉県 7,130 19 群馬県 2,007 35 石川県 1,165 6 千葉県 20 栃木県 2,006 36 宮崎県 1,132 6,139 7 兵庫県 21 岡山県 1,942 37 秋田県 1,096 5,583 8 北海道 22 三重県 1,870 38 富山県 1,095 5,507 9 福岡県 23 熊本県 1,814 39 和歌山県 1,004 5,053 10 静岡県 24 鹿児島県 1,708 40 香川県 999 3,792 11 茨城県 25 山口県 1,455 41 山梨県 867 2,960 12 広島県 26 愛媛県 1,436 42 佐賀県 852 2,863 大阪市 27 長崎県 1,430 43 福井県 808 2,663 28 滋賀県 1,405 44 徳島県 789 13 京都府 2,622 29 奈良県 1,399 45 高知県 766 14 新潟県 2,378 30 沖縄県 1,382 46 島根県 718 15 宮城県 2,336 31 青森県 1,379 47 鳥取県 591 12,868 政令市と比較した、大阪市の位置づけ 人口密度は、東京都区部に次いで、2番目に多い。 面積は、政令市の中で、4番目に狭い。 【人口密度(人/㎢)】 【面積(㎢)】 1 東京都区部 13 ,912 1 川崎市 144.35 2 大阪市 11, 893 2 堺市 149.99 3 川崎市 9, 487 3 さいたま市 217.49 4 横浜市 8, 339 4 大阪市 222.30 5 名古屋市 6, 851 5 千葉市 272.08 6 堺市 5, 565 6 名古屋市 326.45 7 さいたま市 5, 473 7 福岡市 340.96 8 福岡市 4, 184 8 横浜市 434.98 9 千葉市 3, 444 9 北九州市 487.71 10 神戸市 2, 768 10 神戸市 552.80 11 北九州市 2, 024 11 東京都区部 621.97 12 京都市 1, 774 12 新潟市 726.10 13 札幌市 1, 690 13 仙台市 788.09 14 仙台市 1, 305 14 京都市 827.90 15 広島市 1, 284 15 広島市 905.13 16 新潟市 1, 119 16 札幌市 1 121.12 17 浜松市 536 17 静岡市 1 388.78 18 静岡市 512 18 浜松市 1 511.17 主要政令市との比較 大阪市は、行政区の数が多く、1行政区あたりの人口及び面積が最小。 行政区数 行政区あた りの人口 (人) 行政区あた りの面積 (㎢) 人口 (人) 面積 (㎢) 大阪市 24 110,159 9.26 2,643,805 222.30 東京都区部 23 376,205 27.04 8,652,709 621.97 横浜市 18 201,523 24.17 3,627,420 434.98 川崎市 7 195,635 20.62 1,369,443 144.35 16 139,785 20.40 2,236,561 326.45 名古屋市 (平成19年大都市比較統計年表) 市町村における議会の解散及び議員・長・主要公務員・委員の解職請求の状況 ○議会の解散請求の件数をみると、有権者数が1万人~5万人規模の市町村が最も多い。 ○議員・長・主要公務員・委員の解職請求の件数を見ると、有権者数が5千人以下の市町村が最も多い。 ○請求のあった市町村の中で最も有権者数の多い市の有権者数は、約12万7千人(人口約15万6千人)で あった。 《全国の請求状況》 ※H15.4.1~H19.3.31 有権者数 5千人以下 5千人超 1万人以下 1万人超 5万人以下 5万人超 10万人以下 10万人超 20万人以下 20万人超 30万人以下 30万人超 40万人以下 40万人超 50万人以下 50万人超 100万人以下 100万人超 法定署名数 1,667 3,334 16,667 33,334 66,667 100,001 133,334 150,001 233,334 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1,667 3,334 16,667 33,334 66,667 100,000 133,334 150,000 233,334 議員・長・ 議会の解散 主要公務員 ・委員の解職 7 10 23 6 1 ― ― ― ― ― 18 9 1 ― ― ― ― ― ― ― 山口県周南市 (H16.4.3請求受理) 有 権 者 数 127,132 署 名 総 数 70,915 有 効 署 名 数 65,026 法 定 署 名 数 42,378 H16.4住基人口 156,354 投票率 46.55% 投票の 賛成数 52,120 結 果 反対数 5,504 成 否 成 立 《直接請求について》 請求の内容 連署数 請求先 そ の 他 条例制定 有権者の50分の1以上 知事・市町村長は20日以内に意見 知 事 を付けて、議会に付議 市町村長 ※地方税の賦課徴収・分担金、使用料、手数 事務の監査 有権者の50分の1以上 監査委員 ◎大阪市の状況(H22.3.2現在) 料の徴収に関するものはできない。 議会解散 議員・首長解職 主要公務員の解職 ※主要公務員:副知事(副市町村長)、選 挙管理委員、監査委員、公安委員、教育委 員、農業委員、海区漁業調整委員 有権者の3分の1(40万を超 える場合、40万を超える数に 6分の1を乗じて得た数と40 万の3分の1の数を合算した 数)以上 有権者の3分の1(40万を超 える場合、40万を超える数に 6分の1を乗して得た数と40 万の3分の1の数を合算した 数)以上 解散(解職)投票を実施、有効投票 選挙管理 の過半数の同意があれば、解散(解 委 員 会 職)決定 知事・市町村長は議会に付議し、議 知 事 員の3分の2以上が出席し、その4 市町村長 分の3以上の同意で失職が決定 ○議会解散、議員・首長解職、主要公務 員の解職(必要連署数) 418,528人 ○条例制定・事務の監査(必要連署数) 42,224人 議員定数比較【H22.2.1現在】 大阪府 議員定数 人口 人口1万人 あたり議員数 人口 人口1万人 あたり議員数 神奈川県 愛知県 127人 99人 104人 883.9万人 1299.0万人 900.6万人 741.4万人 0.11人 0.14人 112人 0.13人 大阪市 議員定数 東京都 89人 0.10人 特別区 913人 266.3万人 880.3万人 0.33人 1.04人 横浜市 92人 川崎市 63人 名古屋市 75人 367.2万人 141.1万人 225.8万人 0.25人 0.45人 0.33人 特別区及び政令市行政区毎の議員定数 ◎大阪市 89名(24区) 行政区名 定 数 北区 3 行政区名 東淀川区 定 数 6 都島区 3 福島区 此花区 中央区 西区 2 3 2 2 港区 3 大正区 3 天王寺区 2 浪速区 2 西淀川区 3 淀川区 5 東成区 3 生野区 旭区 城東区 鶴見区 5 4 5 3 阿倍野区 4 住之江区 4 住吉区 6 東住吉区 5 平野区 6 西成区 5 世田谷区 52 ◎特別区 913名(23区) 特別区名 千代田区 定 数 25 中央区 30 港区 新宿区 文京区 台東区 34 38 34 32 墨田区 32 江東区 44 品川区 40 目黒区 36 大田区 50 特別区名 定 数 中野区 42 杉並区 豊島区 北区 荒川区 48 36 44 32 板橋区 46 練馬区 50 足立区 50 葛飾区 40 江戸川区 44 旭区 6 磯子区 4 金沢区 5 港北区 8 緑区 4 瑞穂区 4 熱田区 2 中川区 7 港区 5 南区 5 渋谷区 34 ◎横浜市 92名(18区) 行政区名 定 数 鶴見区 7 神奈川区 6 行政区名 定 数 青葉区 8 都筑区 5 西区 2 中区 4 戸塚区 栄区 7 3 南区 港南区 保土ケ谷区 5 6 5 泉区 瀬谷区 4 3 ◎川崎市 63名(7区) 行政区名 定 数 川崎区 10 幸区 7 中原区 高津区 宮前区 多摩区 10 9 10 10 麻生区 7 ◎名古屋市 75名(16区) 行政区名 定 数 千種区 5 東区 2 行政区名 定 数 守山区 6 緑区 7 北区 6 西区 中村区 中区 5 5 2 名東区 天白区 5 5 昭和区 4 特別区、一般市及び行政区との比較 特 別 区 行 政 区 一 般 市 性格 ・特別地方公共団体の一つ ・法人格あり ・法人格なし ・市長の権限を分掌する一種 の総合出先機関 ・普通地方公共団体の一つ ・法人格あり ガバナ ンス ・区長は公選 ・区議会あり ・区長は職員から任命 ・区議会なし ・市長は公選 ・市議会あり 主な 事務 ◎一般市の事務に加え、 保健所業務を実施。 (民生行政、教育委員会行政 など) ○民生行政(福祉事務所など) ○保健行政(一般廃棄物処理 施設の設置許可など) ○都市計画に関する事務 ○上下水道事務 ○教育委員会行政 ○消防 ※上下水道、消防及び都市 計画の一部事務を除く。 ○その他 ○法定事務 ○その他 ・住民基本台帳、外国人登録に 関する事務 ・戸籍、住居表示に関する事務 ・選挙管理委員会に関する事務 ・住民基本台帳、外国人登録に関 する事務 ・住民基本台帳、外国人登録に関 する事務 ・戸籍、住居表示に関する事務 ・戸籍に関する事務 ・その他窓口事務 主要政令市における区長の権限・住民自治の仕組み 大阪市 横浜市 川崎市 名古屋市 本庁部長級 本庁局長級 本庁局長級 本庁局長級 案件により、委 員会出席あり 予特・決特のみ 議長区・幹事区 本会議代表質 問のみ全区長 ― H18年から 庁内公募 H16年から 庁内公募 民間登用の 実例あり ― 5,027人 (12.2%) 7,060人 (25.1%) 2,467人 (17.7%) 4,271人 (15.8%) 人員要求 (人事当局) ○ ○ ○ 人事配置の裁量 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ― ― ○ ○ ○ ○ 職階位 (北区・中央区は 本庁局長級) 区 議会出席 長 その他 区役所職員数・ 人 割合(H20) 事 全職員に占める割合 予算要求権 予 (財政当局) 算 区長の裁量予算 大阪市 住民自治の取組み 「区政会議」を設 置予定 横浜市 川崎市 「区民会議」を設 置 名古屋市 「地域委員会」を 設置予定 ※8区8地域でモ デル実施中 以下モデル実施の内容 (設置エリア) 区毎 (構成) 区長・議員・商店 街町会代表等 (役割) ・会議の意見を予 算反映 ・事業成果の評価 5.14市長記者会見 より (設置根拠) ・川崎市自治基本 条例 ・川崎市区民会議 条例 (設置エリア) ・区毎 (人数) ・20人以内(勤務・ 通学・事業活動を 行うものを含む) (構成) ・地域活動団体推 薦、公募、区長推 薦 (役割) ・区における課題 の調査・審査 →区長・市長は市 政に反映努力 ※政令指定都市・行政区の現状 「これからの大都市制度に関する調査報告書」を元に加工 (設置エリア) ・小学校区 (人数) 7人~11人 (構成) ・公募→希望する 住民による投票 ・学区連絡協議会 から推薦→希望 する住民による信 任投票 (役割) 地域課題解決策 の議論 地域予算の使い 道の決定 →予算化 (日本都市センター 2004年3月) 主な政令市における区役所の事務 大阪市 横浜市 名古屋市 川崎市 戸籍住基 ○ ○ ○ ○ 国民年金 ○ ○ ○ ○ 税 ○ ○ ○ ○ 保健センター ○ ○ ○ 福祉 ○ 保健所 ○ 商工 ○ 道路 △ 建築 ○ △ ○ △維持管理のみ (出典)岡山市行政区画等審議会第2回資料
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