ファイル管理(ファイルシステム) オペレーティングシステム 7/3/09 ファイルシステムの機能 大容量ファイルの実現 ファイルへの高速アクセス ファイルを安全に保持 デバイスを抽象化(異なるデバイスでも,同様な 操作でアクセス) ファイルの内容 ビット列 数値,文字列,画像,音,実行可能なプログラム … ファイルとディレクトリ ファイルとディレクトリ(1) ディレクトリ ファイルを保管する袋(のようなイメージ) 中のファイルの一覧表が貼ってある Windowsではフォルダ ファイルとディレクトリ(2) ディレクトリの中に,別のデイレクトリを入れるこ とができる 中のディレクトリをサブディレクトリ 外のディレクトリを親ディレクトリ 親ディレクトリの参照 .. ファイルとディレクトリ(3) 最も外側のディレクトリ すべてのファイルとディレクトリが入っている システムでひとつ ルートディレクトリ / ファイルとディレクトリ(4) ある作業に関連しているファイルをまとめて,保 管するものがディレクトリ その作業中は,主にそのディレクトリ中のファ イルを使う 注目しているディレクトリ カレントディレクトリ(作業ディレクトリ) . ファイルとディレクトリ(5) ルートディレクトリを頂点とする木構造 cは,aのサブディレクトリ ルートディレクトリ aは,cの親ディレクトリ ディレクトリ a ファイル b ディレクトリ c ファイル d と e ファイルとディレクトリ(6) ファイル e ルートディレクトリから 辿る /a/c/e 絶対パス名 ファイルとディレクトリ(7) ファイル e カレントディレクトリ c カレントディレクトリか ら辿る ./e 単に e 相対パス名 ファイルとディレクトリ(8) ルートディレクトリからのパス名 /a/c/e 絶対パス名 カレントディレクトリからのパス名 ./e e 相対パス名 ファイルとディレクトリ(9) 同じ b 右側 /b 左側 /a/b 区別可能なのでOK ファイルとディレクトリ(10) ホームディレクトリ 各々の利用者に割り当てられているディレクト リ 自分のファイルを保管 ファイルとディレクトリ(11) カレントディレクトリ c .. は何か? カレントディレクトリの 親ディレクトリ ディレクトリ a ../bは? ../ .. /bは? アクセス管理 ア ク セ ス 管 理(1) ファイルの論理的保護 ファイルの共有を実現 アクセスが許されていない者からのアクセスを 禁止できなければならない セキュリティ機構 ア ク セ ス 管 理(2) 保護属性 ファイルの保有者 共有の可否・可能な者 アクセス方法(読出し,書込み など) など 誰が,どのようにアクセスできるか ア ク セ ス 管 理(3) ファイルのプロパティ ア ク セ ス 管 理(4) “読み取り専用”ファイルを削除しようとすると 自分の誤削除防止 多重化ファイルシステム RAID R A I D(1) Redundant Array of Inexpensive (Independent) Disks 複数のディスクを用いる 分散記録 障害対策+高速化 RAID0~6まで R A I D(2) データだけを記録しているのではない 付加情報 障害発生でデータを失っても,回復可能 R A I D(3) RAID 0 データを分け, 分散して記録 障害対策にはな らない 高速化 R A I D(4) RAID 1 ミラーリング コピーを別の 媒体に記録 障害対策には なる ディスクの使用 効率は悪い R A I D(5) RAID 5 parity1は,AとBから 生成する Aとparity1から,B を復元できる Bとparity1から,A を復元できる R A I D(6) 新しいディスクと 交換 disk1に障害発生 disk2とdisk3から,復元可能 R A I D(7) RAID5では,複数のディスクに障害が発生すると, 復元不可能 高速化 R A I D(8) 複数のRAIDを組み合せる場合がある http://www.atmarkit.co.jp/fpc/special/raidglossa ry/index.html ホットスワップ システムを稼動したまま,障害が発生したディ スクを交換して,データの復元ができるもの R A I D(9) 用語解説 RAID(富士通) http://storagesystem.fujitsu.com/jp/term/raid/
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