有効座席(出席と認められる座席) 左 列 中 列 右 列 第3章 運動の法則 講義 目 次 ページ 運動の法則 第1, 2法則 第3法則 1 2 いろいろな力 重力 例題1 3 張力 押す力 弾性力 4 垂直抗力、摩擦力 5 「第3章 運動の法則」要点 6 例題2 7 8 例題3 9 10 操 作 法 進むには キー Enter 又は、マウス左クリック 戻るには キー 又は Back space を押す ページに跳ぶには をクリック 各ページからここに戻るには 各ページ右下 目 をクリック 各章のファイルは スライド フォルダから開いてください。 終了には キー Esc 又は マウス右メニューで終了を選ぶ 運動の法則 力と運動 ニュートンの運動の法則 押す時 実際は 摩擦がないとき 手を離した後 力 力により速度が変化 ⇒ 加速度 力がないのに運動 減速して止まる 加速 減速 加速度 摩擦力が働くから ∝ 加速度 力の総和 第1法則 (慣性の法則) 物体に力が働かなければ 慣性 静止または等速度運動をそのまま続ける。 力の総和 は 第2法則(運動の法則) 物体に作用する力の総和F F =ma 加速度 物体の質量mと物体の加速度aの積に等しい。 注意 Fはひとつの物体が受ける力の総和 (ベクトル和) 質量の単位 g(グラム) kg(キログラム)=1000g 力の単位 N(ニュートン)=kgm/s2、 kgw(kg重)=9.8N 地表付近で1kgが受ける重力 目 1 ニュートンの運動の法則 第1法則(慣性の法則) 第2法則(運動の法則) F=ma 注意 Fはひとつの物 ニュートンの運動の法則 体が受ける力の総和 第1法則 (慣性の法則) 物体に力が働かなければ 慣性 静止または等速度運動をそのまま続ける。 第2法則(運動の法則) 物体に作用する力の総和Fは 物体の質量mと物体の加速度aの積に等しい。 F = m a 注意 Fはひとつの物体が受ける力の総和 (ベクトル和) ニュートンの運動の法則 人に反対方向の力 力∝加速度 力 力 第1法則(慣性の法則) 第2法則(運動の法則) F=ma 注意 Fはひとつの物 足元にも摩擦がないと 摩擦なし 体が受ける力の総和 人も反対に加速される 第3法則(作用・反作用の法則) 物体Aが物体Bに力F (作用)を及ぼすとき, 物体Aは物体Bから –F の力(反作用)を受ける。 注意 Fと–Fは別々の物体が受ける力 作用・反作用の例 抗力 押す力 摩擦力 摩擦力 摩擦力 目 2 ニュートンの運動の法則 人に反対方向の力 力∝加速度 力 力 第1法則(慣性の法則) 第2法則(運動の法則) F=ma 注意 Fはひとつの物 足元にも摩擦がないと 摩擦なし 体が受ける力の総和 人も反対に加速される 第3法則(作用・反作用の法則) 物体Aが物体Bに力F (作用)を及ぼすとき, 物体Aは物体Bから –F の力(反作用)を受ける。 注意 Fと–Fは別々の物体が受ける力 ニュートンの運動の法則は、古典力学、古典物理学の 基本となる最も重要な法則である。 目 2 いろいろな力 重力,張力,押す力,摩擦力等 加速度g 重力 地上の物体には 地球から重力が働く 質量m 大きさ: mg 方向: 鉛直下方 質量をm、重力加速度をg = 9.8m/s2 とする 力 mg 例題1 あなたに働く重力は? 50 kgw = 50kg × 9.8m/s2 = 490N 万有引力の法則 距離 r 離れた質量m1, m2の2物体は 大きさ F = Gm1m2/r2 の引力を及ぼし合う。 m1 r m2 G = 6.67×10-11Nm2/kg2 : 万有引力定数 m 地表付近の重力 地球(半径:RE,質量:ME) F 地表からの高さh (h << RE )にある 質量mの物体 に働く重力F の大きさは 地球 G m ME ~ G ME GM F= m 2 = mg g = 2E ~ 2 ME RE+ h (R h) RE RE とおく 天体の運動 惑星は太陽の周りを楕円運動 h RE 目 3 張力 紐、筋肉等の引っ張る力 紐等の方向に働く 張力 紐等の質量を無視すると 紐両端での張力の 大きさは等しい 押す力 接触部分を通して働く 関節等 方向は不定 弾性力 ばね、ゴム等 力F 張力 押す力 力 ∝ 伸び F = -kx フックの法則 k :バネ定数 伸び x 目 4 垂直抗力、摩擦力 物体が面に接し、滑る運動が可能なとき 滑る方向 物体は面から、面に垂直な力「垂直抗力」、 垂直抗力 面に平行な力「摩擦力」を受ける。 摩擦力には次の二つがある。 摩擦力 静止摩擦力 滑っていないとき滑るのを食い止める摩擦力 動摩擦力 滑っているとき運動を妨げる摩擦力 静止摩擦力 fs が限界(最大静止摩擦力)に達すると滑る。 物体と面の材質、状態が決まれば最大静止摩擦力 fs(max) はそのときの垂直抗力Nに比例する。 滑る方向 fs(max)= ms N ms : 静止摩擦係数 動摩擦力 f kも垂直抗力Nに比例する。 fk = mk N mk :動摩擦係数 一般にms > mk である。 N fs(max) s fk 目 5 「第3章 運動の法則」 要点 ニュートンの 第1法則 慣性 の法則 運動の法則 第2法則 運動 の法則 質量×加速度=力 第3法則 作用・反作用 の法則 垂直 運動の予測 接触点 ①各物体ごとに加速度と 押す力 抗力 受ける全ての力を図示 (方向) 張力 方向不明 摩擦力 mg 接 点 押す力 重力 接触面 触 引く方向 張力 ms : 静止摩擦係数 面に垂直 (大きさ) 垂直抗力 力 mk:動摩擦係数 面 静止 摩擦力 滑る方向 ≦msN N:垂直抗力 と反対 =mkN m:質量 動摩擦力 g:重力加速度 重力 重心 に図示 鉛直下方 =mg ②各物体各成分ごとに運動方程式をたてる ③解く 目 質量×加速度=受ける力の総和 6 「第3章 運動の法則」 要点 ニュートンの 第1法則 慣性 の法則 運動の法則 第2法則 運動 の法則 質量×加速度=力 第3法則 作用・反作用 の法則 垂直 運動の予測 ①各物体ごとに加速度と 押す力 抗力 受ける全ての力を図示 (方向) 張力 方向不明 摩擦力 mg 接 点 押す力 重力 触 引く方向 張力 ms : 静止摩擦係数 面に垂直 (大きさ) 垂直抗力 力 mk:動摩擦係数 面 静止 摩擦力 滑る方向 ≦msN N:垂直抗力 と反対 =mkN m:質量 動摩擦力 運動の予測 ①物体毎に加速度と g:重力加速度 鉛直下方 (=mg 、重力 重力 重心 に図示 )を図示 受ける全ての力 接触 ②各物体各成分ごとに運動方程式をたてる ③解く ②物体成分毎に運動方程式をたてる 目 質量×加速度=受ける力の総和 ③解く 6 質量×加速度=受ける力の総和 例題2 a m1 =5.0kg , m2 =4.0kg 垂直抗力 N接触点 m A A1 質量 m1 =5.0kg の物体 A と T 質量 m2 =4.0kg の物体 B を 接触面 m張力 張力 T 1g 紐で結び、図のように、 重力 接触点 B mB2 物体 A を水平な台の上におき、 加速度、力図示 a 物体 B を滑車を介して鉛直に (g = 9.8m/s2) m2g 吊り下げたところ、両物体が 吊り下げた。物体は動く? 物体毎 動き出した。物体 A と台の間の摩擦はないもの ひもが 伸縮しな として、両物体の加速度 a とひもの張力 T 、 いので aは同じ 物体 Aの受ける垂直抗力N を求めよ。 解 まず、文字で表す。 (数値は後で代入) 運動の予測 ①物体毎に加速度と 加速度 (接触、重力 重力)を図示 受ける全ての力 力(接触) ②物体成分毎に運動方程式をたてる 質量×加速度=受ける力の総和 ③解く 目 7 a m1 =5.0kg , m2 =4.0kg 鉛直加速度0 N m 運動方程式 (質量)(加速度)=力 A 1 T B 鉛直成分 m2 a = m2g – T (1) m1g A 水平成分 m1 a = T (2) 鉛直成分 m1 0 = m1g – N (3) 連立方程式として解く (g = 9.8m/s2) T a B m2 m2g 加速度、力 の正方向は 同じにする 運動の予測 ①物体毎に加速度と 受ける全ての力(接触、重力)を図示 ②物体成分毎に運動方程式をたてる 質量×加速度=受ける力の総和 ③解く 目 8 a m1 =5.0kg , m2 =4.0kg N 加速度,力図示 m 運動方程式 (質量)(加速度)=力 A 1 T B 鉛直成分 m2 a = m2g – T (1) m1g T a A 水平成分+) m1 a = T (2) m2 B 求まった 鉛直成分 m1 0 = m1g – N (3) 2) (g = 9.8m/s 連立方程式として解く 未知数a,T,N mg 2 9.8m/s2) = 49N 答 (3)より N = m1g = (5.0kg) 5.0kg (9.8m/s (1)+(2)(T消去) 1. (3) からNを求める 方針 (m1 +m2 ) a = m2g 2. (1)(2)からa,Tを求める (解く) m2 g 4.0kg (9.8m/s 9.8m/s2) (計算) 2 (2桁) 2 (4.0kg) ∴ a= = 4.36m/s ≒ 4.4m/s = m1 + m2 5.0kg + 4.0kg 答 (2桁) (計算) (2)より 目 5.0kg (4.36m/s T = m1 a 4.36m/s2) = 21.8N ≒ 22N = (5.0kg) 答 8 例題3 m k = 0.20 a m1 N 加速度,力図示 A 質量 m1 =5.0kg の物体 A と T 質量 m2 =4.0kg の物体 B を f m1g T a 紐で結び、図のように、 B m2 物体 A を水平な台の上におき、 物体 B を滑車を介して鉛直に (g = 9.8m/s2) m2g 吊り下げたところ、両物体が 動摩擦係数 をmk = 0.20 動き出した。物体 A と台の間の摩擦はないもの として、両物体の加速度 a とひもの張力 T 、 物体 Aの受ける垂直抗力N を求めよ。 と摩擦力f を求めよ。 解 運動の予測 ①物体毎に加速度と 受ける全ての力(接触、重力)を図示 ②物体成分毎に運動方程式をたてる 質量×加速度=受ける力の総和 ③解く 目 9 m1 =5.0kg , m2 =4.0kg , m k = 0.20 a N 加速度,力図示 m 運動方程式 (質量)(加速度)=力 A 1 T B 鉛直成分 m2 a = m2g – T (1) f m1g T a A 水平成分+) m1 a = T – f (2) 加速度、力 B m2 鉛直成分 m1 0 = m1g – N (3) の正方向は 同じにする N と f の関係 f = m k N (4) (g = 9.8m/s2) m2g 解く (49N) 49N = 9.8N 0.20 摩擦のない (3)より N= m1g = 49N 答 (4)より f = (0.20) 答 (1)+(2)(T消去) (f 消去) (N消去) 場合の結果 (m1 +m2 ) a = m2g – f = m2g - m k N = m2g - m k m1g (計算) (解く) m2 –mm k m1 4.0kg 4.0kg – 0.20 0.20× 5.0 kg g 2 = 4.4m/s2 答 g = ∴a = m1 + m2 5.0kg + 4.0kg 3.27m/s2 (2)より (計算) T = m1 a + f =(5.0kg)((4.36m/s2) + 9.8N = 22N 答 目 3.27m/s2 26N 10 第3章 運動の法則 講義 終り 3章講義レポートを提出してください。 目
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