アルゴリズム研究部会報告

アルゴリズム研究部会報告
岩田 覚
武田 朗子
宮本 裕一郎
活動実績
★ 活動期間: 2003,2004,2005年度
★ 開催回数: 19回
(第2回,第9回,第15回は
「未来を担う研究者の集い」との共催)
★ 開催場所: 東京大学工学部6号館,
筑波大学第3学群棟
★ 参加者数: 延べ550名以上
★ 参加者所属組織: 37以上
各回のテーマと講演者(敬称略)
第1回 2003年4月19日(土)
参加者数:29名以上
『小選挙区区割画定問題に対する数理的アプローチ』
根本俊男(文教大)
『グラフアルゴリズムの応用---メモリ不良救済と乗り換え経路探索---』
半田恵一(東芝)
『MAX 2-SATとMAX DICUTに対する新たな近似解法』 松浦史郎(東京大学)
第2回 2003年5月31日(土),6月1日(日) 参加者数:48名以上
『劣モジュラ関数と組合せ最適化---入門』
藤重悟 (京都大学)
『平面上の立地問題のあるNash均衡解について』
岸本一男(筑波大学)
『論理的知識創造と方法論』
住田潮 (筑波大学)
第3回 2003年6月21日(土)
参加者数:22名以上
『誤り訂正符号の復号問題への統計力学的アプローチ』 樺島祥介(東工大)
『2行分割表の多項式時間Perfect Samplingアルゴリズム』来嶋秀治(東京大学)
第4回 2003年9月27日(土)
参加者数:26名以上
『離散凹効用関数を用いた割当モデル』
田村明久(京都大学)
『単体的複体の組合せ分割を巡る諸相』
八森正泰(筑波大学)
第5回 2003年11月29日(土)
参加者数:18名以上
『2次錐計画問題におけるピボットについて』
村松正和(電通大)
『リーマン球面への射影によるポアソン方程式のソース項同定法』
奈良高明(東京大学)
第6回 2004年1月24日(土)
参加者数:15名以上
『M凸劣モジュラ流に対する容量スケーリング法』
森口聡子(東工大)
『流れの中のボロノイ図』
西田徹志(東京大学)
第7回 2004年3月6日(土)
参加者数:21名以上
『ブレーク数最適化問題に対するアプローチ』
宮代隆平(東京大学)
『ゲノムの類似部分発見問題』
宇野毅明(国情研)
第8回 2004年4月24日(土)
参加者数:26名以上
『m-バランス列について』
三好直人(東工大)
『マルコフ連鎖・モンテカルロ法による分割表解析』
青木敏(東京大学)
第9回 2004年5月29日(土),5月30日(日) 参加者数:42名以上
『折れ線近似と周辺の話題』
徳山豪(東北大学)
『最適化における共役点と共役集合』
川崎英文(九州大学)
第10回 2004年6月26日(土)
参加者数:18名以上
『動的モデル選択とその異常行動検出への応用』
丸山祐子(NEC)
『制御におけるパラメータ依存線形行列不等式とその確率的解法』
大石泰章(東京大学)
第11回 2004年10月2日(土)
参加者数:26名以上
『Holt-Klee 条件から見た有向マトロイドの 実現不可能』 森山園子(東京大学)
『シミュレーション用擬似乱数の配置問題とグラフの彩色問題』
萩田真理子(お茶女)
第12回 2004年11月27日(土)
参加者数:30名以上
『二項モデル上でのヨーロピアン・アジアンオプションの価格付けに対する
精度保証付き近似解法』
塩浦昭義(東北大学)
『格子構造を持つグラフのマルチカラーリング』
宮本裕一郎(上智大学)
第13回 2005年3月12日(土)
参加者数:24名以上
『ブースティングにおける損失関数の設計』
金森敬文(東工大)
『正定値行列補完を用いた準ニュートン法』
山下信雄(京都大学)
第14回 2005年4月16日(土)
参加者数:22名以上
『半正定値計画問題を使って分子の電子構造を求めよう』 福田光浩(東工大)
『分子構造符号化とグラフ同型性判定』
小市俊悟(東京大学)
第15回 2005年5月21日(土),5月22日(日)
参加者数:66名以上
『相互評価の下での社会的厚生関数と 社会的選択関数についての
不可能性定理』
山本芳嗣(筑波大学)
『初心者でも使えるロバスト幾何計算技術』
杉原厚吉(東京大学)
『高い志を掲げること---研究者の夢の在りよう』 住田潮 (筑波大学)
第16回 2005年7月2日(土)
参加者数:26名以上
『木構造動的ネットワーク中の最速フロー問題と施設配置問題について』
間々田聡子(大阪大学)
『容量制約付き正方形被覆問題に対する発見的解法』 野々部宏司(法政大学)
第17回 2005年9月3日(土)
参加者数:30名以上
『多項式最適化問題に対する半正定値計画緩和』 脇隼人(東工大)
『グラフの最小彩色問題に係わる協力ゲームの数理とアルゴリズム』
岡本吉央(豊橋技科大)
第18回 2005年11月19日(土)
参加者数:25名以上
『資源節点集合を持つグラフを均等分割する問題について』
石井利昌(豊橋技科大)
『不確実な最適化問題に対するConditional Value-at-Riskアプローチと
その機械学習への応用』
武田朗子(東工大)
第19回 2006年2月18日(土)
参加者数:36名以上
『スポーツのスケジューリング問題に対する効率の良い解法』
鈴鹿順美(筑波大学)
『ネットワークに最大流が存在することの証明とよもやま話』
榎本彦衛(広島大学)
各講演の概要は本研究会ホームページ
http://www.me.sophia.ac.jp/~y-miyamo/saor/
を参照されたい
参加者所属一覧
東大,東工大,筑波大,上智大,神奈川大,慶應大,
文教大,法政大,京大,東北大,広島大,阪大,九大,
電通大,お茶の水女子大,静岡大,豊橋技科大,
横浜市大,東京農工大,東京海洋大,東京電機大,
東京理科大,青森大,豊田工大,朝日大,室蘭工大,
国立スポーツ科学センター,統計数理研究所,
国立情報学研究所,理化学研究所,日本総研,
富士総研,システム計画,構造計画,東芝,NEC,
日本アイビーエム.
総括
★ 離散最適化に関するアルゴリズムのみ
ならず,連続最適化,数値計算など
幅広いアルゴリズムを議論
★ 他の学会・研究会では交わることのなかった
研究者同士の交流の形成
★ 若手参加者多数
→若手の育成,若手同士の交流
研究会の風景