中国大連における 対日オフショア事業の 現状と展望 2006年 9月19日 大連毅信軟件有限公司 白石 兼)大連中小軟件企業連合会 顧問/常務理事 e-TRUST 1 - Be Trust , Be Valuable - Ⅰ.はじめに(大連の概況) Ⅱ.弊社(大連毅信軟件有限公司)の概要 Ⅲ.大連中小軟件企業連合会の概要 Ⅳ.対日業務の現状 Ⅴ.対日業務の展望 Ⅵ.大連のIT人材概要 Ⅶ.オフショアの概要 Ⅷ.オフショア時の注意事項概要 2 Ⅰ.はじめに(大連の概況) (1)大連は港町で、北海道と同じような気候 (雨や雪は少なく、地震や台風がほとんど無い) (2)中国内で日本語の話せる比率が一番高い都市 (3)日本から近く、直行便も数多く、出張者や 旅行者が多く、留学生も増えてきている (4)中国内では一番の親日都市で、日本人が一番 暮らしやすい都市 (5)開発区(工業団地),ハイテクパーク, ソフトパークなどがあり、日系企業が非常に 多い都市である 3 Ⅱ.弊社(大連毅信軟件有限公司)の概要 e-TRUST 4 - Be Trust , Be Valuable - 1.会社名:大連毅信軟件有限公司 (e-TRUST) 2.設 立:2004年 4月 8日 3.所在地:大連市高新園区高能街1号 路明科技大厦C区202室 4.資本金:50万元 5.従業員:36名(2006年08月01日現在) (日本人1名を含む) (日本出張経験者:8名-BSE) 6.役 員:董事長 総経理 于 良 白石 久充 e-TRUST 5 - Be Trust , Be Valuable - 7.特長 (1)顧客側と開発側の両方を経験した現役の日本人 と、IT(技術)に優れた若い中国人が、日々 一緒に業務を行っているため、顧客の業務が 分かり、使ってもらえるシステム作りが出来る (2)中国と日本の良い部分を統合している (3)内容や理解に相違が無い日本語が通じる (4)顧客側の専門用語が理解できる (5)ソフト開発の上流(企画,提案,基本設計) から依頼(対応)出来る (6)日本の考え方,習慣,文化が通じる e-TRUST 6 - Be Trust , Be Valuable - (7)業務遂行時の特徴は以下の通り。 ・社内標準の品質管理規定に沿って業務を遂行 (「Q&A表」や「バグリスト表」を使用) ・「進捗管理表」を使用し、顧客と毎週1回 定例会議を実施(テレビ会議や電話会議等) ・開発完了後は「テスト結果報告書」を提出 ・完了後は、関係者全員で反省会を実施し、 「反省会資料」を作成(再発防止に活用) ・ソフト部品やノウハウは、社内システムに登録 ●仕様書や設計書を開発側が作成すると、顧客側との 意思確認が出来、仕様変更にも容易に対応できる e-TRUST 7 - Be Trust , Be Valuable - 8.事業内容: (1)Matrix(PLM分野)のシステム インテグレーション(開発,教育,客先駐在) (2)汎用システム(ソフトウェア)の開発 (言語は「Java」や「.NET」他) (3)自社開発DCS(ドキュメント管理システム)の販売 及びカスタマイズ(顧客業務に合わせた開発) (4)携帯電話(組込み)系システムの開発(ゲームも含む) (5)各種ドライバーソフトの開発 (6)ホームページの作成 (7)IT関連全般のシステムコンサルテーション (8)日本企業の大連進出支援や、大連企業のご紹介 (データ入力,CAD,翻訳,他) e-TRUST 8 - Be Trust , Be Valuable - 9.事業分野 (1)OS :Windows,UNIX,Linux,他 (2)言語 :Java,JSP,Brew,C,C++,C#, APS.NET,VB.NET,VB,ASP, Java-Applet,他 (3)その他:プラットフォーム Symbian6.0,Symbian8.0,他 アプリケーション Matrix,他 e-TRUST 9 - Be Trust , Be Valuable - 10.開発実績概要 プロジェクト名 主な技術 規模 進捗管理システム Java,Struts,Mysql 30人月 PDM-BOMとドキュメ ント管理システム Java,eMatrix,Oracle8i, VB.NET,AcrobatDistiller 80人月 ドキュメント管理・電子承 Java,Strusts,Oracle9i 認システム 40人月 8人月 福利厚生管理システム IBM-WACs,Java,DB2 音声認識システム VC++,MySQL 10人月 メニューシステム Flash,Java,XML 12人月 サーバー監視システム VB.NET,SQLServer その他・・・ 8人月 e-TRUST 10 - Be Trust , Be Valuable - プロジェクト名 主な技術 規模 石炭業務管理システム C#,SQLServer2000 8人月 人材情報管理システム C#,SQLServer2000 15人月 S社向け携帯ソフト Brew,C,Qualcomm,他 100人月 N社向け携帯ソフト開発 C++,Symbian8.0,他 K大学学籍管理システム ASP,SQLServer2000 5人月 K大学教師評価システム ASP,SQLServer2000 10人月 100人月 その他・・・ e-TRUST 11 - Be Trust , Be Valuable - 11.参考資料(社内教育資料) (1)顧客の業務例(仕様変更の際にも重要) (2)日本の顧客が重要視している事 (3)日常時の社内重要事項 e-TRUST 12 - Be Trust , Be Valuable - SCMモデル 電極 電極 パック パック 計画サイクル 社内SCM セル セ ル セル 企業間EC 製品需給(見込計画) 販売見込管理 事 業 部 ( 見 込 ・ 注 文 ) セ ル ・ パ ッ ク 2回/月 部材調達(見込計画) 製品需給(基準計画) 部材調達 2回/月 (基準計画) 生産日程計画 1W 1W 2回/月 部品使用計画 部品計画 2回/月 受注出荷管理 2回/月 部品所要数計算 (MRP) 生産月枠立案 生産計画 出荷管理 電極 セル 2回/月 計画 パック 1W 2回/月 部品所要数計算 (MRP) 購買管理 見積決裁 2回/月 EDI 倉入出荷指示 生産指示 製品製造 製造日程 (計画/実績) 仕掛残 製品在庫管理 受注出荷 EDI 社内オーダ セル→電極 パック→セル 部品納入日程 部品供給 発注管理 サ プ ラ イ ヤ 未検収残管理 部品需給管理 EDI 製造進捗 部品在庫管理 見込生産 受入検収 部材調達 要求 SCM 生産管理システム 回答 実績 MRP 日程展開 製造進捗 部品管理 資材SYS e-TRUST 13 - Be Trust , Be Valuable - 製造業務における、PDMの適用範囲事例 W e b 仕様 見積 デジタルマニュファクチャリング CRM CAD/CAE 製造 設計 ベンチマークなど プロセス 仕様 検討 商品企画 構想 設計 デザイン 調達 イノベーション 出荷 サービス 3D CAD 調達システム 物流 CAM 試作 製造 詳細 設計 生産 製造性 組立生評価ツール 調達 評価 CAT コスト見積もりツール オペレーション 成形性評価 製造ライン設計ツール 特許DB 部品データ PDM CADデータ 部品 構成DB 部品データ BOM ベストプラクティス 特許情報等 電子 カタログ BOM リソースDB クレーム 品質・在庫 サプライチェーンプランニング 要求 SCM 設計力強化 (PDM) ERP/MRP 調達データ 見積 品質・在庫 Web 3D CAD グローバルコラボレーション e-TRUST コーポレート/他カンパニー/サプライヤー/パートナー (世界中拠点連携) 14 - Be Trust , Be Valuable - (2)日本の顧客が重要視している事 1.会社の雰囲気 ・助け合い(チームワーク) ・コミュニケーション ・挨拶 ・前向きな姿勢 ・明るさ 2.資質 ・顧客業務のわかるSE(仕様) ・高品質(バグの無いこと) ・責任感 ・スピード(速さ) ・提案力 3.顧客中心の対応で、顧客満足を実現できる会社 4.信用と実績 5.退職者が少ないこと(優秀なレベルの人達) e-TRUST 15 - Be Trust , Be Valuable - (3)日常時の社内重要事項 毎日意識し、常に心がけ、大切にして欲しい重要事項 1.プログラム(コーディング)や仕様書類の標準化 2.開発したプログラム(部品化)やノウハウの共有化 3.気配り(例:相手や周囲に対し、常に気を配る) 4.助け合い(例:出来ない人や困っている人を支援する) 5.思いやり(例:相手の立場に立って、物事を考える) 6.感謝(例:何かをしてもらったら、必ずお礼を言う) 7.尊重(例:立場に関係なく、常に相手を尊重する気持) 8.ほうれんそう(報告,連絡,相談) 9.5S(整理,整頓,清潔,清掃,躾) 10.社内のマナー(丁寧な言葉遣いや爽やかな態度など) 11.コミュニケーション e-TRUST (何時でも,何でも,気軽に話をし、相談する関係作り) 16 - Be Trust , Be Valuable - Ⅲ.大連中小軟件企業連合会の概要 大連中小ソフトウェア企業連合会 17 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 1.名 称:大連中小軟件企業連合会(軟件=ソフトウェア) ( Dalian Medium & Small Software Company Association ) 2.設 立:2005年11月 4日 3.所在地:大連市西崗区新開路82号(崗=岡) 越秀科技中介大厦4階427室(大厦=ビル) 4.連絡先:TEL +86-411-8881-0700 (中国語) FAX +86-411-8881-0669 (中国語) 携 +86-13904110159 (日本語) 帯 メール [email protected](中国語) [email protected](日本語) URL:http://www.softnet.org.cn 大連中小ソフトウェア企業連合会 18 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 顧 客 (中国) 顧 客 (日本) 顧 客 (その他) 大連中小軟件企業連合会(営業,人材手配,他) 連合会加盟会社(契約,費用,責任) 連合会加盟会社 連合会加盟会社 その他会社 大連中小ソフトウェア企業連合会 19 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 5.運営組織 会員総会 理事会 連合会加盟企業 (2006年8月9日現在:63社) 顧問委員会 事 務 局 市 場 指 導 委 員 会 技 術 諮 問 委 員 会 人 材 育 成 委 員 会 管 理 諮 問 委 員 会 情 報 サ | ビ ス 委 員 会 法 的 問 題 委 員 会 大連中小ソフトウェア企業連合会 20 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 6.役 員 (1)理事長 :安 鑫 (大連益鑫科技発展有限公司社長) (2)副理事長:吴 大剛 (大連泰徳軟件技術有限公司社長) (3)副理事長:李 儒金 (大連用友軟件有限公司社長) (4)副理事長:徐 向梅 (大連奕陽科技発展有限公司社長) (5)理 事 :曲 鳳海 (大連銀象実業集団有限公司社長) (6)理 事 :畢 紅衛 (宇智(大連)電子信息技術有限公司社長) (7)理 事 :陳 光 (大連康百克数据庫工程有限公司社長) (8)理 事 :趙 昕国 (大連竜図信息技術有限公司社長) (9)秘書長 :于 良 (大連毅信軟件有限公司董事長) (10)顧問/ :白石 常務理事 久充(大連毅信軟件有限公司社長) 大連中小ソフトウェア企業連合会 21 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 7.理 念 (1)お客様に、継続して満足いただける結果を出す。 そのために、「高技術」で「高品質」な成果を、 「納期厳守」で提供する。 (2)「小回り」や「融通」のきく、小企業の良い部分と、 大企業の良い部分の両方を取り入れ、お客様の要求に 迅速に対応し、満足いただける体制や結果を提供する。 (3)最初から最後まで、責任をもって対応する。 (4)高コストパフォーマンスを提供する。 (5)全てにおいて、迅速な対応を提供する。 (6)お客様の業務が分かり、お客様の立場に立てる IT連合会(集団)を目指す。 大連中小ソフトウェア企業連合会 22 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 8.事業分野 (1)生産・物流管理系(ERP-SAP,用友,他) (2)設計・部品管理系(PLM-Matrix,他) (3)組込み系(通信,機械制御,ドライバー,他) (4)その他業務系(業務管理,人事管理,顧客管理,他) (5)会計系(用友,他) (6)CAD設計及びトレース (7)ホームページ作成 (8)BPO(データ入力,DTP,他) (9)システム運用・保守・管理及びコールセンター (10)その他(各種コンサルティング,翻訳,教育,他) 大連中小ソフトウェア企業連合会 23 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 9.技術分野 (1)O S:Windows系,UNIX系,Linux系,他 (2)D B:Oracle,DB2,SQL-Server,Sybase,他 (3)言 語:Java,JSP,C(C++),VC++,ASP.NET, VB.NET, PHP,XML,HTML,PL/SQL,VB,COBOL,ASP, RPG,BREW,他 (4)ツール:Develop2000,Web-Logic,J-Builder, Power-Builder, Delphi(開発環境), Struts(フレームワーク),Eclipse,他 (5)パッケージソフト:SAP,用友ERP,Oracle-EBS, 大連中小ソフトウェア企業連合会 Matrix,他 24 - Dalian Medium & Small Software Company Association - 10.要員状況(2006年2月9日現在) (1)総従業員:約2,500名(データ入力人員も含む) (2)技術者 ① PM PM ② SE SE ③ PG PG :約1,600名(ソフト開発関係の人員) :約 60名(日本語の会話も可) :約 110名(中国語のみ) :約 130名(日本語の会話も可) :約 210名(中国語のみ) :約 390名(日本語の仕様書理解可) :約 700名(中国語のみ) (3)日本語でのブリッジSE経験者 :約100名 (4)日本語 ① 一級程度 :約120名 ② 二級程度 :約160名 ③ 三級程度 :約440名 大連中小ソフトウェア企業連合会 25 - Dalian Medium & Small Software Company Association - Ⅳ.対日業務の現状 (1)オフショア ・ソフトウェア開発 ・研究開発(大学との連携も含む) ・CAD設計(建築,機械,ほか) ・BPO(データ入力,運用監視) ・その他(物作り,ほか) (2)人材派遣(IT人材,労働者,ほか) (3)人材紹介(日本企業が採用する人材) (4)人材育成(IT,日本語,ほか) 26 Ⅴ.対日業務の展望(拡大) (1)日本側の人材不足 ・オフショア ・人材派遣及び人材紹介 (2)在日経験者の帰国 ・オフショア (3)対日業務経験者の増加 ・オフショア ●中国側の目的:利益や勉強のため→国内 ●日本側の目的:人材不足と将来の中国進出 27 Ⅵ.大連のIT人材概要 (1)ITの分野へ進む人が増加している。 一般労働者 → 約1,000元/月 新人PG → 約2,000元/月 (2)日系企業や日本人が多く、日本に 触れる機会が数多くあり、日本語教育 も盛んなため、対日人材が多い (3)東北三省(黒龍江,吉林,遼寧)の 優秀な人材が集まりやすい都市 ●中国は広く、南と北では、性格も違う 28 Ⅶ.オフショアの概要 (1)パターン ・日本人が大連へ短期出張する場合 ・中国人が日本へ短期出張する場合 ・中国人が日本へ中期出張する場合 (業務移管や勉強の場合など) ・BSEが完了まで日本に駐在する場合 ・その他(出張無しの場合) 29 (2)レベル ・テストのみ ・開発(コーディング)~テスト ・詳細設計~開発~テスト ・基本設計~詳細設計~開発~テスト ・企画提案からテストまでの全ての工程 ・その他(中国語化など) 30 (3)流れ(一番多いケース) ・見積依頼(見積依頼書,他) ・見積回答(見積回答書,他) ・仕様説明(基本設計・詳細設計書,他) ・質疑応答(Q&A表,他) ・進捗会議・レビュー(進捗管理表,他) ・テスト(バグ状況・テスト仕様書,他) ・納品(納品書,テスト結果報告書,他) 31 Ⅷ.オフショア時の注意事項概要 (1)書きながら説明をする (文書で伝えるだけよりも、理解度が高い) (2)出来る限りゆっくりと話す (日本語のレベルに依存している) (3)明確に、そしてわかりやすい表現で伝える (4)目的や理由をはっきり説明する (5)全体像や概要、顧客の業務の流れも説明する (仕様変更などの場合、他への影響がわかる) (6)出来る限りカタカナを使わない (7)説明した(言った)内容を必ず確認する (日本人の日本語と、勉強した日本語の相違) 32 (8)相手が緊張しない雰囲気を作り説明する (柔らかい口調で、穏やかな表情で話す) (9)対等な立場で話をする(高飛車は駄目) (10)文化や習慣の違いを理解する (役割分担:開発者とテスト者は別) (11)外国人と言う先入観を持たず、積極的に (変な意識をせず、きちんと対応する) (12)密なコミュニケーションで曖昧さを無くす (13)相互理解のためには、時間かかる事を理解 (14)無理な要求をすると、失敗の原因となる (納期・期間や費用など) (15)仕様を明確にし、変更などは早急に伝える 33 (16)問題発生時は、前向きに、迅速に対処する (平等な立場で、解決方法を考える) (17)急がば回れ (仕様書作成や説明の時間など) (18)オフショアで失敗した真の原因を探す (再発防止のため、冷静に反省する) (19)資格に惑わされず、実態を良く見る (資格を買うことができる場合も有る) (20)誇大広告をする習慣がある (仕事を獲得するための手段として) (21)計画性に欠けるところがある (上からの指示に従うことが習慣) 34 (22)キーマンが流動しない会社を選択する (離職率は、キーマンの離職率を見る) (23)組織として機能している会社を選択する (優秀な人材を活かせていない会社は危険) (24)丸投げをしないで、きちんと参画する (25)ルールや責任者、連絡窓口を明確にしてから 開始し、必ず守る (26)成果物は、各段階できちんとチェックする (間違いや相違を早い段階で見つける) ●キーマンの離職率が無い企業を見つける ●コミュニケーションを更に密にし、文章で伝える ●日本の外注先と違うことをきちんと認識する ●対等な立場ながら、手塩にかけて育てる気持が重要 35 連 絡 先 (1)ホームページ: http://www.e-trust.com.cn/ (2)連絡先: TEL(+86)411-8475-5058 FAX(+86)411-8475-5059 (3)問合せ先: 担当者 白石 久充 メール [email protected] 携帯 (+86)13904110159 e-TRUST 36 - 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