家事の世界・仕事の世界 市場労働 1. 代価・報酬が付いている 2. 労働の計算による代価が 出る* 3. 労働は競争される 上記の三つによって、 自分の「労働」は売れる 商品であろう *計算されるのは、時間(時数)や 生産物の量(出来たか) と質 家事労働 1. 代価がついていない 2. 量や質は計算されない 3. 競争がない 上記の三つによって、 家事は「愛情のあかし」、 「贈与」であるはず 1 家事の世界・仕事の世界: 家族と市場の領域区分 人生の価値(生きがい) 私的場での家事の価値 市場・職場での賃労働 家族労働 • (個人の)功利であるはず • 情緒的であるはず • 労働~賃金の交換がある • 贈与として行う • 自分、妻、そして子供のため • 夫と子供の市場へ出られる の購入消費を可能にする 能力と準備の支え 2 家事の世界・仕事の世界 • • • • 近代社会と「愛」: 愛、恋愛、そして家族の愛 愛する体験が高く評価される 愛される体験が高く評価される 家族内母性愛、親子の愛、夫婦の「きずな」が「必要」 とされてきた 家の中の生活・家事は愛情、情緒の証であるはずか ら、報酬の対象ではないように見なされてきた 恋愛と結婚への期待値の変化 「恋愛の社会学」を参照 3
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