飲食店や公共施設における 分煙・禁煙と

2002年11月6日「北のグルメ都市」屋台村研修会
飲食店や公共施設における
禁煙・分煙対策と
タバコ問題の真実
青森県保険医協会 理事
くば小児科クリニック
久芳 康朗
自己紹介
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1962年 東京生まれ、横浜、広島、名古屋、大阪、奈良、横浜
1987年 東北大卒、いわき、八戸、仙台、気仙沼等で勤務
1996年 八戸市湊高台に小児科診療所開院
所属・資格
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日本小児科学会 専門医
日本小児科医会 子どもの心相談医
青森県保険医協会 理事 青森県小児科医会 理事
禁煙推進医師歯科医師連盟
日本外来小児科学会 日本小児アレルギー学会
八戸市医師会 小児学校保健委員会・学術学習委員会
http://www.kuba.gr.jp/
今日、みなさんに伝えたいこと
1. 喫煙・受動喫煙の害と社会の認識不足
 日本の常識は世界の非常識
国民を欺く政府
2. 屋台村における受動喫煙を防ぐために
 健康増進法(2003) 新しい分煙基準
(2002)
3. タバコの害のない社会をつくるために
 防煙・禁煙・分煙
 タバコ関連業界の将来を一緒に考えましょう
「北のグルメ都市」八戸屋台村“みろく横丁”の魅力
要 請
青森県保険医協会
1. 六日町側・三日町側いずれにおいても、屋台村
の敷地内では分煙によって受動喫煙を防止する
ことが困難なことから、敷地内終日禁煙とする
こと
 返答)通路部分および三日町側店舗は禁煙に
2. 各店舗には禁煙を条件として入店してもらい、
対策を徹底してもらうこと
 返答)六日町側の飲食店については各店舗毎の判断に
タバコは世界に蔓延する流行病
• 世界で毎年 490万人 がタバコが原因で死亡
– 1時間毎にジャンボ機が墜落している(560
人)
– 日本では年間10万人以上が死亡(1日300人)
• 交通事故:1万人、自殺:3万人
– テロや戦争、無登録農薬や BSE 以上に深刻
• 2030年には、少なくとも 1000万人 に
• 20世紀には1億人がタバコで死亡
• 21世紀中には10億人がタバコで殺される
– タバコ産業と国家に
タバコは毒の缶詰め
• ニコチン
る)
→依存性(やめられなくな
• 一酸化炭素 →血管収縮、酸素運搬能低下
• タール(粒子相の総称)
– 4000種類以上の化学物質(多数の添加物)
– 200種類以上の発ガン物質
– ダイオキシン
• ごみ焼却場のダイオキシン濃度よりも高い
– ヒ素など
副流煙は主流煙よりも有害
• タバコの煙のほとんどは副流煙
• フィルターを通過しない
• 副流煙:アルカリ性
– 目や鼻への刺激が強い
• 有害物質は副流煙の方が多い
受動喫煙は最大の環境問題
日常生活で出会う危険(10万人あたりの生涯死亡リスク)
• 平均的喫煙者のタバコ病死 50,000(2人に1
人)
• 受動喫煙死 5,000(20人に1人)以上
• 交通事故死 1,000
• 石綿内装破損住宅で肺ガン死 460
• 東京環七そばに住みディーゼル排ガスで肺ガン死 300
• 環境汚染許容基準 1
(2002年 松崎道幸氏作成データ)
http://nosmoke.hoops.ne.jp/
健康増進法(2003年4月施行)
• 第五章第二節 受動喫煙の防止
– 第二十五条 学校、体育館、病院、劇場、観覧
場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁
施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設
を管理する者は、これらを利用する者について、
受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において
他人のたばこの煙を吸わされることをいう)を
防止するために必要な措置を講ずるように努め
なければならない。
受動喫煙を防ぐために
• 最も良いのは、屋内禁煙
– 最も簡単かつ安価な対策
– 屋外の喫煙所で受動喫煙が生じない配慮が必要
• 次善の策は、排気装置を用いた完全分煙
– 喫煙は決められた喫煙スペースのみ
– 時間分煙、仕切のない空間分煙は無効
– 空気清浄機は受動喫煙対策には使えません
新しい分煙基準
(2002年6月 厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/06/h0607-3.html
• 可能な限り排気型を選択
禁煙区域
喫煙場所
屋外へ
排気
0.15 mg/m3
以下
• 内向き風速 0.2m/秒 以上
• 喫煙により禁煙区域の粉じん濃度が上昇しない
空気清浄機は
受動喫煙対策には使えません
• タバコの有害物質の96.7%は
ガス相成分
– 一酸化炭素やダイオキシン等
– ニコチンも95%がガス化
• 空気清浄機はガス相成分を
除去できず、素通りする
– 発ガン物質などの有毒ガスを
かえって周囲に巻きちらす
http://nosmoke.hp.infoseek.co.jp/
新しくなった
八戸駅の対策は
×
飲食店を禁煙にすると収益は増加
• 法律も遵守した上に、健康にも気づかう
店であるというプラスのイメージ
• 一般客の7割以上はタバコの煙を不快に
感じており、禁煙になっていない飲食店
を避ける客が増加している
– 全面禁煙のスターバックスの盛況
• 禁煙にすると客の回転率が上がる
• 壁やエアコンの汚れのメンテナンス、吸
殻の掃除などの手間・費用が浮く
禁煙のお店の情報を全国に発信しています
タバコ・ウォーズ 帝国の逆襲
• JT・国(財務省)・タバコ族議員が標的
– 「たばこ事業法」という天下の悪法
– 薬害エイズと同じ国家の構造的犯罪として…
帝
国
側
• 全ての人に〜正しい情報提供、気づきの支援
– 喫煙者には 〜 禁煙支援を
だまされないで !
– タバコ農家には 〜 転作支援を(増税分を回す)
• 健康を害するのではなく、健康になる農作物を…
– タバコ小売業者には 〜 多角経営支援を
– 非喫煙者には 〜 防煙教育と分煙・無煙環境を
タバコ問題に取り組む目的は
タバコの消費を減らすこと
健康
タバコ会社の目的は
タバコの消費を増やすこと
反社会性
(あるいは、減らさないこと)
現代の
死の商人
そのために新たな顧客の開拓が必要
=女性と子ども/低学歴・低所得者層/アジア
タバコは大人の死向品
嗜好品
依存性のある薬物(麻薬と同じ)を
自分で選んでいると錯覚させるまやかし
ほとんどの喫煙者は
タバコをやめたいと思っている
やめたいのにやめられないのがタバコ
あるいは、
それまでに禁煙に失敗して
あきらめている(開き直り)
禁煙ファシズム ?!?
• 弱い立場の非喫煙者が集まった禁煙 NPO
• 資金も宣伝手段も法的なガードもない
• 国民の健康を守るために素手で強大な勢力
と闘っている
– 武器は、科学的根拠+言論・世論+ネットワーク
• 一方は、政官財のトライアングルをもとに、
資金力にものをいわせた宣伝攻勢
• マスコミのコントロール
どちらがファッショ ?
• 国民を欺くまやかし
タバコの経済分析
毎年2兆8000億円の損失
経済メリット
2兆8000億円
社会コスト
5兆6000億円
0
タバコ産業内部留保 1600億
タバコ産業賃金
1900億
他産業賃金
1700億
他産業利益等
3300億
タバコ税
1兆9000億
医療費 3兆2000億
1
2
3
休業損失
2000億
消防・清掃費 2000億
喪失国民
所得 2兆
4
5
6兆円
※年間損失 約3兆円/年間売上 約3000億本=10円/本
タバコ1箱の適正価格は 600円
(後藤公彦 1996)
「たばこ税増税で 一石三鳥」
医療経済研究機構(厚生労働省)
1箱
250円
禁煙 喫煙者数
死亡者
医療費
税収
2800万人 10万人
1兆3000
億円
2兆3000
億円
300円 16% -470万人 8万人台 -2000億円
わずかに
減少
+4000億
500円 42% -1100万人 6万人台 -5000億円
円
1000円 63% -1700万人 3万人台 -8000億円
+1兆円
ニューヨーク:
たばこの大幅増税で販売が半減
ニューヨーク市が今年7月から実施したたばこ
の大幅増税で、市内のたばこの販売が半減したこ
とが6日、分かった。
同市は7月1日、20本入りの1箱当たり、市税
をそれまでの8セントから1ドル50セントに引き
上げ、多くの銘柄で1箱7ドル(約850円)以上に
なった。
AP通信によると、昨年7月には2920万箱の販
売があったのに対して今年7月には1560万箱に落
ち込んだ。一方で、税収は230万ドルから1230万ド
ルと約5倍以上になった。
(ニューヨーク共同)
タバコ税増税の更なるメリット
• 一石三鳥
– 喫煙率・死亡率が下がり、国民は健康になる
– 医療費も減る
– 税収は増加する
• もちろん、タバコ産業の収入は減ります
• 未成年の喫煙防止に有効
• タバコ税の逆進性を解消する
– 低所得者層の喫煙率が下がり、高所得者が残る
– 「庶民の楽しみを奪うのか」は間違い 発泡酒とは違う!
• 『たばこ流行の抑制』 (1999世界銀行) でも報告済み
JTの広告費は年間2100億円!
2002年10月16日、すべての新聞に広告が
タバコ税の真実を知ってください
日本のタバコ税負担率は、世界でも最低レベルにあります
タバコは格好悪い!
大人は子どもの良いお手本に
両親のタバコは
子どもに百害あって一利なし
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<双子の分かれ道>
タバコは老化促進剤!
誤飲、熱傷、火事
乳幼児突然死 SIDS
流早産、低出生体重
低知能指数、低身長
受動喫煙による害
– ガン、心血管障害
– 喘息、中耳炎、ほか
• 将来の喫煙、早死
• 不妊、インポテンツ
Tobacco Kills - Don't be duped (2000)
その1本 みんなの命 けずられる
(タバコは人を殺す − だまされないで)
Second-hand smoke kills :
Let's clear the air. (2001)
他人の煙が命をけずる。受動喫煙をなくそう
(受動喫煙も人を殺す:空気をきれいにしよ
う)
Growing up without tobacco (1990)
子どもに無煙環境を
Tobacco or health : choose health
(1988)
たばこか健康か − 健康を選ぼう
タバコの煙は
料理の味も香りも台なしにする
(新横浜ラーメン博物館ホームページより)
新しい世紀の
新幹線開業
新しい屋台村に
新しい時代の風が
変わっていく時代をリードする
市民へのメッセージを
応援しています
お
ま
け
レイノルズたばこ会社幹部の発言
「あんなものは吸わない」「我々はただ
売るだけだ。若者や貧しい人、ブラッ
ク、そして馬鹿な奴に買わせるのだ」
We just sell it. We reserve it to young,
poor, black and stupid people.
未成年のたばこ購買本数・購買率
億本
(たばこ問題情報センター試算)
4000
3500
総販売本数
3000
2500
20 %
2000
未成年購買率
1500
10
1000
500
0
未成年購買本数
0