スライド 1

重要事項の経過報告
公益社団法人 鹿児島県薬剤師会
副会長 吉水 久純
1
Kagoshima Pharmaceutical Association
1 一般用医薬品販売制度
関連事項への対応
2
Kagoshima Pharmaceutical Association
1-1)医薬品販売制度を巡る現状と今後
(日薬誌H25.3月号「今月の情報」より) P1
1.一般用医薬品の通信販売(インターネット販売)を巡るこれまでの動き
平成18年6月 改正薬事法成立(医薬品を販売する際の「情報提供」を重視)
平成20年9月 政省令案公表 (第1類・第2類医薬品の通信販売禁止)
平成21年5月 ケンコーコムとウェルネットが提訴(第1類・第2類医薬品の通信販
売を行う権利等を求め)
平成21年6月 改正薬事法施行
平成22年3月 東京地裁 国側勝訴
平成23年7月 「規制・制度改革に係る追加方針」閣議決定
(一般用医薬品のインターネット販売見直し)
平成24年4月 東京高裁 国側一部敗訴
平成25年1月 最高裁判所 上訴棄却
「厚生労働省令で一律に第1類・第2類医薬品の郵便等販売を禁止
していることは、薬事法の委任の範囲内と認めることはできない」
3
Kagoshima Pharmaceutical Association
1-1)医薬品販売制度を巡る現状と今後
(日薬誌H25.3月号「今月の情報」より) P1
2.新販売制度への対応(21・22年度定着調査結果等)
第1類医薬品の書面を用いた情報提供の実施率
50.5%(21年) → 31.5%(22年) 「不十分」
相互点検の実施、会員薬局でのポスターの掲示及びバッジの着用
3.23年度一般用医薬品販売定着状況調査
第1類医薬品の書面を用いた情報提供の実施率
31.5%(22年) → 55.2%(23年) 「未だ不十分」
「一般用医薬品販売制度定着促進キャンペーン」(販売体制の再徹底)
4.一般用医薬品を巡る直近の話題
 23年12月28日 イコサペント酸エチル(エパデールT エパアルテ)スイッチO
TCとして承認
 「一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会」開
催 第1回 2013年2月14日、第2回 2013年2月27日、第3回 2013年3月13日
4
、第4回 2013年3月22日、第5回 2013年4月5日
Kagoshima Pharmaceutical Association
1-2)「一般用医薬品のインターネット販売等
の新たなルールに関する検討会」 P4~
「一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会」開催要綱
平成25 年2 月 医薬食品局総務課
1.目的
一般用医薬品のインターネット販売を行う事業者が、第一類・第二類医薬品の
郵便等販売を行う権利の確認等を求めた裁判について、今般、厚生労働省令で
一律に第一類・第二類医薬品の郵便等販売を禁止していることは、薬事法の委
任の範囲内と認めることはできないとする旨の最高裁判所の判決が下されたとこ
ろ。このため、従来の規制に代わる一般用医薬品のインターネット販売等につい
ての新たなルール等を検討することを目的とする。
2.検討事項
(1)インターネット販売等についての新たなルール
(2)その他
第1回 2013年2月14日、第2回 2013年2月27日、第3回 2013年3月13日、
第4回 2013年3月22日、第5回 2013年4月5日
Kagoshima Pharmaceutical Association
5
一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会 P5
構成員名簿
岩瀬 大輔
座長 遠藤 久夫
生出 泉太郎
小幡 純子
國重 惇史
河野 康子
國領 二郎
後藤 玄利
沢田 登志子
柴内 康文
竹内 茂
中川 俊男
根本 幸夫
野口 俊久
福島 紀子
増山 ゆかり
森信
山本 隆一
ライフネット生命保険株式会社 代表取締役副社長
学習院大学経済学部 教授
公益社団法人 日本薬剤師会 副会長
上智大学法科大学院 教授
一般社団法人 新経済連盟 顧問 (楽天副社長)
全国消費者団体連絡会 事務局長 (生活協同組合)
慶応義塾大学総合政策学部 学部長・教授
NPO法人 日本オンラインドラッグ協会 理事長 (ケンコーコム社長)
一般社団法人 ECネットワーク 理事 (ネットショップ)
東京経済大学コミュニケーション学部 教授
公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会 専務理事
社団法人 日本医師会 副会長
一般社団法人 日本漢方連盟 理事長
東京都福祉保健局健康安全部薬務課 課長
慶応義塾大学薬学部 教授
全国薬害被害者団体連絡協議会 副代表世話人
日本チェーンドラッグストア協会 理事
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 准教授
6
Kagoshima Pharmaceutical Association
一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会
7
Kagoshima Pharmaceutical Association
2 社会保障・税一体改革
への対応
8
Kagoshima Pharmaceutical Association
2-1) 社会保障制度改革国民会議
関連資料 P6~
9
Kagoshima Pharmaceutical Association
社会保障制度改革推進法のポイント P6
【改革の基本方針】(第5~8条)
① 公的年金制度(今後の公的年金制度については、財政の現況及び見通し等を
踏まえ、国民会議で検討し、結論を得る、年金記録問題への対処及び社会保障
番号制度の早期導入)
② 医療保険制度(国民皆保険を維持、国民負担の増大抑制と必要な医療の確保
、医療保険制度の財政基盤の安定化等、個人の尊厳と患者の意思を尊重する
医療の在り方、今後の高齢者医療制度については、状況等を踏まえ、必要に応
じて、国民会議で検討し、結論を得る)
③ 介護保険制度(介護サービスの効率化・重点化、保険料負担の増大の抑制と
必要な介護サービスの確保)
④ 少子化対策(人生の各段階に応じた支援、待機児童解消策等の推進に向けた
法制上・財政上の措置)
【社会保障制度改革国民会議】(第9~15条)
社会保障・税一体改革大綱その他既往の方針のみにかかわらず幅広い観点
に立って、基本的な考え方にのっとり、基本方針に基づいて改革を行うために必要
な事項を審議するため、内閣に社会保障制度改革国民会議を設置(委員20人以
内、総理が任命、国会議員を兼ねることを妨げない、事務局、設置期限は施行日
から1年以内)
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Kagoshima Pharmaceutical Association
これまでの社会保障制度改革国民会議における主な議論 P8
2.医療・介護
【医療と介護の在り方】
・ 高齢者が増え、疾病構造が大きく変化しており、従来追求してきた医療と根本的に
異なるのではないか。
・ 1人の医者が総合的に高齢者を診るなど、医療提供の在り方を変えるべき。
・ 今後、生産年齢人口が少ない自治体が増えることから、在宅医療と地域包括ケア
について、少ない人員で対応する新たなシステムを考えるべき。
・ 医療の課題と介護の課題を一体として議論すべき。
・ 単に生活保障を削るのではなく、老後の暮らしの質が良くする観点から、医療と介
護をどう連携させるか考えるべき。
・ 確率的な医療が増加しており、統計を基に医療の内容・適正化を議論すべき。
【医療・介護サービス提供体制】
・ 提供体制の機能強化に当たっては、重点化・効率化することが条件になっており、
集中検討会議で示されたとおり、効率化と機能強化を並行して行うべき。
・ 医療を広く薄く提供するのではなく、社会全体での役割分担や連携の在り方などを
論点とすべき。
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Kagoshima Pharmaceutical Association
これまでの社会保障制度改革国民会議における主な議論 P8
【給付と負担の見直し】
・ 介護の重点化・効率化について、骨太の方針を示すべき。
・ 消費増税に見合った社会保障改革が行われるかが重要であり、医療・介護1.6 兆
円の充実・効率化それぞれの内容を明らかにすべき。
・ 後発医薬品の使用促進で具体的に医療費がいくら減るかといった議論すべき。
・ 医療では既に3割負担となっていることを踏まえ、介護でも一定以上所得者の自己
負担の議論を進めるべき。
・ 一定以上所得者の給付の見直しは制度横断的に検討すべき。
・ 同じ要介護度でも高所得者の方が裁量的に保険給付を多く受けているのであれば
不公平ではないか。
・ 高齢者医療や介護への拠出金について、総報酬割を導入すべき。被用者間で助
け合うべき。
【高齢者医療制度】
・ 高齢者医療制度については、医療保険制度を持続可能にする観点から、現役世
代が支えていくにはどうすればいいか、議論すべき。
・ 高齢者医療制度は、結局、当事者(都道府県)が保険者を担ってくれるのかという
問題ではないか。
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Kagoshima Pharmaceutical Association
社会保障制度改革国民会議での日薬の意見陳述
(平成25年3月27日)
日本薬剤師会 : 児玉会長、 生出副会長
① 国民の健康の維持、増進等の支援、相談の拠点として薬局・薬剤師の
一層の活用を図ること
② 地域包括ケア体制の一員として在宅医療、居宅介護において薬局・薬
剤師の一層の活用を図ること
③ チーム医療の推進において薬剤師の業務の拡充と活用を図ること
13
Kagoshima Pharmaceutical Association
2-2) 消費税に関しての日本薬剤師会
の考え方(平成24年12月)
P9~
6.保険診療報酬(調剤報酬)の課税制度への変更について
社会保険診療報酬等に対する消費税を非課税制度から課税制度に改めて、
その上で国民の負担を増やさない「ゼロ税率」ないし「軽減税率」に改めることを
要望しています。
8.一般用医薬品と消費税
国民にとって一般用医薬品等は医療、健康の保持・増進等のため必要なもの
であり、社会政策的配慮から、「ゼロ税率」ないし「軽減税率」に改めることを要望
しています。
9.実務実習費と消費税
授業料同様に社会政策的配慮から、非課税としての取り扱いとするよう要望し
ています。
14
Kagoshima Pharmaceutical Association
3 医療制度改革への対応
15
Kagoshima Pharmaceutical Association
3ー1)中央社会保険医療協議会
(中医協)関係資料 P13~
16
Kagoshima Pharmaceutical Association
長期収載品の薬価のあり方等について
P13
~中間とりまとめ(案)~
中医協
1.後発医薬品と先発医薬品の薬価の差について
イ)市場実勢価格を反映することを原則とした上で、先発医薬品と後発医薬品の
薬価の差が存在することを許容することとする。
2.長期収載品(先発医薬品)の薬価及び後発品への置き換えについて
イ)長期収載品の薬価については、市場実勢価格を反映することを原則とするが
、一定期間を経ても後発品への適切な置き換えが図られていない場合には、
特例的な引き下げを行い、薬価を見直すというルールを導入することとする。
また、新薬創出・適応外薬解消等促進加算について、その効果を十分に検
証した上で、導入についても併せて議論することとする。
ハ)後発品への置換えについては、今後、後発品置換え率を指標として用いるこ
ととする
(後発品置換え率:
〔後発品の数量〕/(〔後発品のある先発品の数量〕+〔後発品の数量〕))。
また、今後も後発品の積極的な使用を促進することとし、当面の目標として
は、当該指標を用いた上で、例えば、今の日本に近いフランス等の後発品置
換え率が参考になるとの意見があった。
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Kagoshima Pharmaceutical Association
平成24年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査
P13
3.調査項目
以下に掲げる5項目について、平成25年度に調査を実施する。
(1)病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善についての状況調査(別紙1)
・病院勤務医等の負担の大きな医療従事者の勤務体制の改善等の取組に係る
さらなる措置についての効果の影響調査
・チーム医療に関する評価後の役割分担の状況や医療内容の変化の状況調査
(5)後発医薬品の使用状況調査(別紙5)
(別紙5)
後発医薬品の使用状況調査(案)
4.主な調査項目
・保険薬局で受け付けた処方せんについて、「一般名処方」の記載された処方せん
の受付状況、「後発医薬品への変更不可」欄への処方医の署名の状況
・保険薬局における後発医薬品への変更調剤の状況
・医薬品の備蓄及び廃棄の状況
・後発医薬品についての患者への説明状況
・後発医薬品に変更することによる薬剤料の変化
・保険医療機関における後発医薬品の使用状況
18
・後発医薬品の使用に関する医師、薬剤師及び患者の意識
Kagoshima Pharmaceutical Association
第19回医療経済実態調査の実施案
P14・15
1.調査日程及び調査対象時期
(1)調査日程
② 調査の回答期限 平成25年7月末までに調査票に回答していただくこととする
3.調査内容等の整理
(4)消費税負担の状況把握
平成26年4月に消費税率の引上げが予定されており、医療機関等の支出につ
いて、薬剤費等の消費税が課税されるものと、人件費等の課税されないものを区
別して消費税負担の状況を把握する必要があるため、調査項目の整理を行う。
(6)給与の調査
現在、保険薬局のみ調査していない給与に関する項目について、保険薬局も経
営状況を人件費の面から確認するため保険薬局に係る給与に関する項目の追加
等を行う。また、同一法人の保険調剤を行っている店舗数の項目を追加し、店舗数
をもとに給与データ及び事業年(度)データの集計を行う。
4.集計区分
(2)機能別集計等 ⑦保険薬局 後発医薬品割合別の損益状況、 ⑧保険薬局
調剤報酬等の算定状況別の損益状況、 ⑨保険薬局 店舗数別の損益状況(新)
19
Kagoshima Pharmaceutical Association
3ー2) 社会保障審議会
関係資料 P17~
20
Kagoshima Pharmaceutical Association
社会保障審議会介護保険部会
P16
第42回社会保障審議会介護保険部会資料(平成25年1月21日)
1.介護分野の課題
Ⅰ 地域包括ケアシステムの構築
(1) 介護サービス提供体制の充実
(2) 認知症対応の推進
(3) マンパワーの増強
Ⅱ 介護保険制度の持続可能性の確保
(1) 介護給付の重点化・効率化
(2) 世代間・世代内の負担の公平性の観点に立った制度の見直し
21
Kagoshima Pharmaceutical Association
第42回社会保障審議会介護保険部会資料(平成25年1月21日)
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Kagoshima Pharmaceutical Association
社会保障審議会医療保険部会
◎遠藤 久夫
菅家 功
福田 富一
○岩村 正彦
岩本 康志
大谷 貴子
岡﨑 誠也
川尻 禮郎
小林 剛
齋藤 訓子
齊藤 正憲
齋藤 正寧
柴田 雅人
白川 修二
鈴木 邦彦
武久 洋三
樋口 恵子
堀 憲郎
森 昌平
山下 一平
横尾 俊彦
和田 仁孝
委員名簿
P17
学習院大学経済学部教授
日本労働組合総連合会副事務局長
全国知事会社会保障常任委員会委員長/栃木県知事
東京大学大学院法学政治学研究科教授
東京大学大学院経済学研究科教授
全国骨髄バンク推進連絡協議会顧問
全国市長会国民健康保険対策特別委員長/高知市長
全国老人クラブ連合会理事
全国健康保険協会 理事長
日本看護協会常任理事
日本経済団体連合会社会保障委員会医療改革部会長
全国町村会副会長/秋田県井川町長
国民健康保険中央会理事長
健康保険組合連合会専務理事
日本医師会常任理事
日本慢性期医療協会会長
NPO法人高齢社会をよくする女性の会理事長
日本歯科医師会常務理事
日本薬剤師会常務理事
日本商工会議所社会保障専門委員会委員
全国後期高齢者医療広域連合協議会会長/多久市長
早稲田大学法学学術院教授
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Kagoshima Pharmaceutical Association
社会保障審議会医療保険部会における「議論の整理」P17
議論の整理
平成25 年1 月9 日 社会保障審議会医療保険部会
1.協会けんぽの財政対策
2.高齢者医療制度における支援金の負担の在り方等
3.70 歳から74 歳の患者負担の取扱い
4.高額療養費制度の改善
5.その他
(健康保険と労災保険の適用関係の整理について)
(傷病手当金等の不正受給対策について)
(健保組合における準備金の見直し)
24
Kagoshima Pharmaceutical Association
3ー3) チーム医療推進会議
関連資料
P20~
25
Kagoshima Pharmaceutical Association
第31回チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ
診療の補助における特定行為について(案)
○ チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループにおいて、以下の考
え方に基づき、特定行為の検討を行った。
<特定行為とは>
・行為そのものに「技術的な難易度又は判断の難易度」があることに加えて、
・予め対象となる病態の変化に応じた行為の内容が明確に示された、特定行為
に係るプロトコールに基づき、看護師が患者の病態の確認を行った上で実施
することがある行為
○ その結果、29行為については、上記の考え方に合致するため、特定行為に位置
付けるべきとの意見が多数を占めた。
26
Kagoshima Pharmaceutical Association
3ー3)無菌調剤室の共同利用
について
P24~
27
Kagoshima Pharmaceutical Association
無菌調剤室の共同利用について
P24
平成24年8月24日
日本薬剤師会 会長 児玉 孝
薬事法施行規則の一部を改正する省令の施行等について
(無菌調剤室の共同利用に関する件)
標記につきまして、厚生労働省医薬食品局長より下記1のとおり通知がありました
のでお知らせいたします。
本件は、無菌調剤室を有する薬局の開設者が、無菌調剤室を有しない薬局の開
設者から依頼を受けた場合に、無菌調剤室を有しない薬局の薬剤師に無菌調剤室
を利用して無菌製剤処理を行わせることを可能とする、薬事法施行規則の改正に関
するもので、本年8 月22 日より施行されております。
施行に係る留意点等については、別添通知に示されているとおりです。また、共同
利用を行う薬局間においては事前の契約書の締結や指針の策定、研修の実施等の
体制整備が求められています。
在宅医療の重要性が一層高まる中、無菌的に調製された薬剤の供給体制の充実
は必須の課題であります。本会としては、今回の改正は、薬剤師の応召義務および
地域での効率的な施設活用を担保するものとして評価しております。しかしその一方
で、この改正により整備された事項を円滑に推進するには、薬剤師の無菌調製技術
の向上や設備管理の方法など、今後充実していくべき課題も多くあり、十分な環境整
備の上で進められていくものと認識しております。
28
Kagoshima Pharmaceutical Association
薬局における無菌製剤(注射剤)の調製について
P24
平成24年8月24日
日本薬剤師会 会長 児玉 孝
薬局における無菌製剤(注射剤)の調製について
平素より、本会会務に格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、平成24 年4 月の調剤報酬改定の際に、無菌製剤処理加算の算定要件が
緩和され、「無菌製剤処理を行うための専用の部屋」が無くとも、その算定が可能と
なりました。また、平成24 年8 月22 日には、無菌調剤室の共同利用に関する省令改
正が行われる(平成24 年8 月24 日付日薬業発第150 号)など、高齢化社会にともな
い、薬局が無菌製剤(注射剤)の調製を行う環境の整備が進められており、今後、薬
局が無菌製剤の調製に関わる機会が増加するものと考えられます。
そのため、本会では、現時点において、薬局で無菌製剤(注射剤)を調製する際に
、どのような取り組みを行うべきかについて、その製剤特性や汚染リスク等を勘案し
た検討を行い、別添のとおり「薬局における無菌製剤(注射剤)の調製について」をと
りまとめました。
貴会におかれましては、趣旨をご理解いただき、貴会会員にご周知下さいますよ
うお願い申し上げます。
なお同資料には、薬局に設置した無菌室(無菌調剤室)の管理マニュアルの例も
付属しております。本例は、無菌調剤室を設置している薬局での利用等を想定したも
のでありますので、申し添えます。
29
Kagoshima Pharmaceutical Association
保険調剤等におけるポイント付与を原則禁止する件について P25
平成24年9月14日
厚生労働省保険局医療課長
保険医療機関及び保険医療養担当規則及び保険薬局及び保険薬剤師療養担当規
則の一部改正に伴う実施上の留意事項について
本改正は、保険薬局における調剤一部負担金に対するポイント付与が行われてい
る事例が認められたことに鑑み、次の考え方を踏まえ、一部負担金等の受領に応じ
て専らポイントの付与及びその還元を目的とするポイントカードについては、ポイント
の付与を認めないことを原則とするものです。
・ 保険調剤等においては、調剤料や薬価が中医協における議論を経て公定されて
おり、これについて、ポイントのような付加価値を付与することは、医療保険制度
上、ふさわしくない。
・ 患者が保険薬局等を選択するに当たっては、保険薬局等が懇切丁寧に保険調
剤等を担当し、保険薬剤師等が調剤、薬学的管理及び服薬指導の質を高めるこ
とが本旨であり、適切な健康保険事業の運営の観点から、ポイントの提供等によ
るべきではない。
ただし、現金と同様の支払い機能を持つクレジットカードや、一定の汎用性のある
電子マネーによる支払いに生じるポイントの付与は、これらのカードが患者の支払い
の利便性向上が目的であることに鑑み、当面、やむを得ないものとして認めることと
しますが、その取扱いについては、引き続き年度内を目途に検討することとしている
30
ので、ご留意願います。
Kagoshima Pharmaceutical Association
地域における「健康支援薬局」としての薬局のあり方と今後の方向性
P28
地域における「健康支援拠点」としての薬局のあり方と今後の方向性について
平成24 年12 月 日本薬剤師会
本会としては、「『健康介護まちかど相談薬局』をはじめとした薬局の相談機能等を
活かした取り組みに関する調査」結果や、「薬剤師の将来ビジョン(暫定版)」により示
した薬剤師の将来像を踏まえ、「地域住民の健康支援拠点」となり「かかりつけ薬局」
として地域社会に根付く薬局の姿を描き、その実現に向けた方策に取り組んでいき
たい。
(別添)
■「健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料」(抜粋)
そこで、「健康づくりに関して身近で専門的な支援・相談が受けられる民間団体の
活動拠点数の増加」を指標することとした。平成24 年2 月現在、地域住民に対して
専門的な知識・技術をもとに栄養支援を行う栄養ケア・ステーション(社団法人日本
栄養士会)、地域住民の健康支援・相談等を行い、その旨を積極的に地域住民に周
知している薬局(公益社団法人日本薬剤師会)として、各団体から報告を受けた数の
合計は、7,134 であることから、この値を参考値とする。今後は、多様な民間団体によ
る活動拠点が拡大していくことを目指し、現状の2倍となる15,000 を目標とすることと
した。
31
Kagoshima Pharmaceutical Association
都道府県健康増進計画(健康日本21都道府県計画)について P29
32
Kagoshima Pharmaceutical Association
4 薬学教育関連事項への対応
33
Kagoshima Pharmaceutical Association
薬学系人材育成の在り方に関する検討会
P30・31
34
Kagoshima Pharmaceutical Association
5 生涯学習支援システム
(JPALS)について P32
35
Kagoshima Pharmaceutical Association
JPALSユーザー登録数
2013/4/2現在
鹿児島
P32
全国
クリニカルラダーレベル1(名)
102
6,837
クリニカルラダーレベル5(名)
337
14,425
ユーザー登録数
(名)
439
21,262
実践記録提出
(件)
344
22,616
36
Kagoshima Pharmaceutical Association
6 「薬剤師の将来ビジョン」
37
Kagoshima Pharmaceutical Association
薬剤師の将来ビジョンについて
P33
38
Kagoshima Pharmaceutical Association
薬剤師の将来ビジョンについて
P33
薬剤師が国民・社会から真に評価されるには、全ての職種の薬剤師が自らの職能
を十分に自覚し、国民のニーズに応えることが不可欠と言えよう。そのような観点か
ら、近未来に向けた薬剤師のあるべき絵姿を、各職域ごとに検討し、薬剤師の将来
ビジョンとして策定した。
第1章 薬剤師を取り巻く環境の変化
第2章 薬剤師の将来ビジョン ~すべては国民のために~
第3章 各論
Ⅰ 薬局薬剤師の現状と将来ビジョン
Ⅱ 病院・診療所薬剤師の現状と将来ビジョン
Ⅲ 製薬勤務薬剤師の現状と将来ビジョン
Ⅳ 卸勤務薬剤師の現状と将来ビジョン
Ⅴ 学校薬剤師の現状と将来ビジョン
39
Kagoshima Pharmaceutical Association
7 その他
40
Kagoshima Pharmaceutical Association
41
Kagoshima Pharmaceutical Association
新型インフルエンザ等有識者会議の中間とりまとめについて P37
平成25年2月15日
日本薬剤師会 会長 児玉 孝
新型インフルエンザ等有識者会議の中間とりまとめについて
平成25 年2 月7 日、「新型インフルエンザ等対策有識者会議」が中間とりまとめを
まとめ、公表されましたので下記のとおりお知らせいたします。
新型インフルエンザ等対策については、平成24 年5 月11 日に新型インフルエンザ
等対策特別措置法が公布されており(平成24 年5 月21 日日薬業発第66 号参照)、
同法の施行に向けて、有識者会議において、施行令や新たに策定される政府行動
計画、ガイドライン等にかかる重要事項について検討するために検討が重ねられて
きました。
薬剤師等関係では、医療関係者団体として薬剤師会が指定公共機関となる見込
みであることのほか、2 次医療圏単位に保健所単位で設置される対策会議に薬剤師
会が参加することなどがあげられます。また、新型インフルエンザの流行期には電話
診療によりファクシミリ等により処方せんを送付するなどの運用がなされる可能性が
あるほか、発生時の医療提供体制の必要度に応じて、医療関係者には、特措法に
基づく医療従事要請または指示についても記載されています。また、地域住民に先
んじてワクチンを接種する「特定接種」は、医療機関や薬局も対象となっており、登録
制度となることとなっています。
42
Kagoshima Pharmaceutical Association
処方箋の電子化について(医療情報ネットワーク基盤検討会) P41
43
Kagoshima Pharmaceutical Association
処方箋の電子化について(医療情報ネットワーク基盤検討会) P41
44
Kagoshima Pharmaceutical Association
処方箋の電子化について(医療情報ネットワーク基盤検討会) P41
45
Kagoshima Pharmaceutical Association
処方箋の電子化について(医療情報ネットワーク基盤検討会) P42
46
Kagoshima Pharmaceutical Association
「基準薬局制度」の発展的解消について
平成24年10月30日
公益社団法人 日 本 薬 剤 師 会 会 長 児 玉 孝
「基準薬局制度」の発展的解消について
本会ではこのような状況に鑑み、基準薬局制度のあり方につき検討を重ねてまい
りました結果、基準薬局制度の所期の目的はほぼ達成されたものと判断し、去る10
月6日に開催いたしました都道府県会長協議会においてご説明・ご協議いただきまし
たとおり、平成26年度末(平成27年3月末日)をもって基準薬局制度を発展的に解
消することといたしました。これまでの制度運営に多大のご協力を賜りました都道府
県薬剤師会並びに会員各位に心より厚く御礼申し上げますとともに、ご理解・ご了承
の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
47
Kagoshima Pharmaceutical Association
公益法人制度改革
移行状況一覧 P43
48
Kagoshima Pharmaceutical Association
公益法人制度改革移行状況
○日本薬剤師会
公益移行
(H25.3.22)
H24.3.23答申
H24.4.1移行登記
都道府県薬剤師会(公益11、一般24)
○鹿児島県薬剤師会
公益移行
H24.8.30答申
H24.10.1移行登記
地域薬剤師会(公益11、一般73)
○鹿児島市薬剤師会
公益移行
H25.3.19答申
H25.4.1移行登記
49
Kagoshima Pharmaceutical Association