地域政策論 第1回 はじめに /今何が課題か 4月9日 エビングハウスの忘却曲線 自分の頭で考える↑ ノートを取る ↑ 「大学生活のためのツールブック」より 1.はじめに (1)自己紹介 (2)授業の趣旨 (3)授業の進め方 (4) 約束事 (5)成績評価方法 (6)オフィスアワー (7)教科書・参考文献 (8)課題レポート (1)自己紹介 • これまで、富山県庁に勤め、地域のあり方を 考えてきました。 この蓄積は、ホームページ『富山を考えるヒン ト』に掲載してあります。 ホームページ参照 • 勉強はコツコツと積み上げてこそ、理解が深 まります。 • 1回(90分)の授業について、 倍の時間(3時間)程度の予習復習を要請 (キャップ制の趣旨) (2)授業の趣旨 • 「人口の減少・高齢化、経済社会の国際 化、財政の困難等々多くの課題に直面し、 地域は、これまでのように国に依存するば かりでなく、自らの考えによって造っていく ことが一層求められてきています。 こうした中で、地方政府の具体的な政策 課題を取り上げ、そのあり方について考え、 地域政策についての理解を深めます。」 関連した授業 地方自治論 後藤先生 制度とその考え方 行政の基礎 後藤先生 制度とその考え方 財政の基礎 大西先生 制度とその実態 (3)授業の進め方 講義では、地域政策の今日的課題を提 起し説明いたします。 要点をしっかりと捉え、ノートにメモする とともに、課題について自ら考えてくだ さい。 対話型授業 • いろいろと質問するので、積極的に応えてくださ い。 →当日のmini-reportに、発言事項をメモすること (毎期初に挑戦しているが・・・・) 予習・復習 • 授業の復習をしっかりする。 • 普段から、新聞を読む。 総論 ①はじめに、今、何が課題か(4月10日) ②地方政府とは(4月17日) ③財政と行政改革(4月24日) ④分権化と市民参加(5月1日) 各論テーマ 【郷土】 ①総合計画(5月8日) ②各種基盤整備(5月15日) ③土地利用(5月22日) ④環境(5月22日) 【産業】 ⑤農業政策の漂流(5月29日) ⑥工業振興・企業誘致(6月12日) ⑦中小企業振興(6月19日) ⑧商業振興 (6月19日) ⑨景気対策(6月26日) ⑩雇用(6月26日) 【生活】 ⑪社会保障(7月3日) ⑫医療(7月10日) ⑬教育・文化 (7月17日) 【総括】 ○現代社会(7月24日) (4) 約束事 • 常識的対応を求めます。 特に、他人に迷惑となる私語等の行動は極 力つつしんでください。 授業の進め方を理解して、極端に遅れて入室 し、実質的な勉強をせず、ミニレポートの提出の みをしようとする人がでるおそれがありますが、 非常識と考えられる場合は、用紙を手渡さない ことがあります。 他は、状況を見て要請していくこととします。 (5) 成績評価方法 ◎総論・各論 • 毎回の授業の終わり(概ね終了15分 前)にミニレポートの課題を出し、時間内 に提出していただきます。 毎回のミニレポート • 氏名のみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1点 • 講義内容を踏まえず、 問の趣旨ともずれた記述・・・・・・2点 • 講義内容を踏まえた記述・・・・・・3点 • 講義内容を踏まえ 自らの考えも含めた記述・・・・・・4点 • 優れた記述・・・・・・・・・・・・・・・・・4点以上 ◎課題レポート • 3回レポート提出課題を出します。 (後述) • 各回満点・・・・・15点 • 1、2回のレポートは添削して返却いたし ます。 (6)オフィスアワーなど • 公式には、水曜日 10:40-12:10 です。 概ね研究室にいます。 (7)教科書等 • 教科書 指定しない • 毎日の新聞を読んでください。 • 関連図書を積極的に読んでください。 • 新藤宗幸、阿部斉著 『概説 日本の地方自治(第2版)』 東京大学出版会 2006 • 村松岐夫著 『テキストブック地方自治』東洋 経済新報社2006年 • 佐々木信夫著『自治体政策(国際公共政策叢 書)』日本経済評論社 2008 • 五味文彦・鳥海靖編 「もういちど読む 山川日本史」 山川出版社2009年 • 「世界の歴史」編集委員会編 「もういちど読む 山川世界史」 山川出版社2009年 (8)課題レポート ◎課題1 • 総論に関連して、地方分権に関するニュース を新聞から引用し、その解説、問題点、意見、 感想等を述べる。 • 提出期限 5月15日(火) • ニュースの引用部分は字数に数えないこと。 ◎課題2 • 各論 郷土、産業の講義の内容を踏まえ、地 域政策の今日的課題を取り上げ、その解説、 問題点、意見等を述べる。 提出期限 6月26日(木) ◎課題3 • 講義全体の内容を踏まえ、地域政策の今日 的課題を取り上げ、その解説、問題点、意見、 感想等を述べる。 • 提出期限 8月6日(月) ◎様式 いずれの課題も共通 ワープロ(WORD)で印刷したものを提出 1500字(概ねA4で1ページ程度 36行40字) を超えること 表題、学籍番号、氏名を明記 ◎提出先 浜松研究室室外のレポート受け あるいは、授業の時間に講義室 ◎注意事項 他の著作物からの引用があるレポートについ ては、それが公正な慣行に合致した引用でなけ れば、レポートの採点はいたしません。 今、何が課題か ◎「地方分権」 • 民主党マニフェストに掲載 • 自民党もやってきた 地方分権一括法2000年 財政改革 三位一体の改革 市町村合併 「補完性原理」 (Principle of subsidiarity) • 1931年 ローマ法王ピオ11世 「個々の人間が自らの努力と創意によって 成し遂げられることを彼から奪い取って共同 体に委託することが許されないと同様に、 より小さく、より下位の諸共同体が実施、遂 行できることを、より大きい、より高次の社 会に委譲するのは不正である」 『社会回勅』 1970年前後の変動 • 公害 • 「成長の限界」 1972年 • オイルショック 交付税で景気浮揚策 • 起債を認め • 返済必要額を将来の交付税算定の際の 必要財政額として算入 (交付税の補助金化) 日本的雇用 • 終身雇用 • 年功序列 • 企業別労働組合 →生活給 ↓ 雇用慣行の崩壊 労働局が政策を抱えたまま!! • 公共事業 ↓ • 広義の社会保障 ◎地域毎にきめ細かい需要に対応 • 地域産業、雇用 • 都市政策、土地利用 • 介護保険、地域医療 ◎基本的考え方 • 財源の再配分をある水準でやり • 地域なりの実情、要望にあった政策を展 開していく • ただし、地域の力量も問題 Mini-Report • 講義の内容を踏まえて、 地域政策の今日的課題を あなたなりに説明してください。
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