オペレーティングシステムとは

オペレーティングシステムとは
オペレーティングシステム
10/18/07
目的

文献1 p.3-6
簡単なまとめ

文献2 p.87-88
利用形態
バ ッ チ 処 理(1)

バッチ処理・一括処理(batch processing)

複数のジョブ(プログラム)をまとめて処理

各プログラムの実行を,人間がいちいち指示しない

オペレーティングシステムが連続的に行う

システムの効率を上げる
人間は遅い
介在させない
バ ッ チ 処 理(2)


かっての汎用機の標準的(言い過ぎ?)な使い
方
バッチ処理は定期的な処理を行う場合にも利用
されている。
 夜間にバックアップをとる
 毎月決められた日に給与計算を行う
オンライン処理 (1)



オンライン処理(on-line processing)・実時間処
理(real time processing)
通信回線で接続された端末からの処理要求を直
ちに処理
応答時間(処理要求から終了までの時間)に制
約があるものを実時間処理
オンライン処理 (2)

使用目的が決まっている
 座席予約システム
 銀行のATM
 プラントの制御システム
こういったものの処理には,
時間の制約がある!
厳密な制約・甘い制約
時 分 割 処 理 (1)



タイムシェアリングシステム(time sharing
system)
TSSと略記
通信回線で接続された端末(TSS 端末)から,
複数の利用者が
同時に計算機を
対話形式で利用し,データを処理する形式
時 分 割 処 理 (2)




(テキスト)エディタによりプログラムの作成・修正
プログラムの実行
etc.
いろいろな処理を行うことができる
 バッチ処理やオンライン処理では,処理内容
が限定
時 分 割 処 理 (3)



TSSの実現
オペレーティングシステムは,CPUなどの資源を
各利用者にごく短時間ずつ順番に割り当てる(時
分割)
何かのイベントで,
利用者からは自分ひとりで計算機を使っている
将棋やチェスのプロが,
かのようにみえる何人ものアマチュアと同時に試合を行う
時 分 割 処 理 (4)


一人で,1台のパソコンで
複数の処理
 メールのチェック
 ファイルのダウンロード
 ワープロで文書作成
 などを同時に行う
実際に本当に同時
ではない
時間・事象で切り換
える
そして今は…


複数のコンピュータを利用する
それらが,ネットワークでつながっている場合も
ある
補 足
組込みシステム(1)

Embedded System
携帯電話
エレベーター
自動車
…

コンピュータで制御している




組込みシステム(2)






CPUが貧弱
メモリが少ない
処理時間の制約(リアルタイム)
専用システム(汎用ではない)
OSを使わなかった(使えなかった)
組込みオペレーティングシステム
バッチ処理の実際
パ ン チ カ ー ド(1)
パ ン チ カ ー ド(2)


12行(縦)
80列(横)
パ ン チ カ ー ド(3)


1列で1文字
1枚で80文字
パ ン チ カ ー ド(4)


OSに対する
指示
 Job
Control
Language
プログラムと
データ
バッチ処理


このような組をまとめてコンピュータに処理させる
途中でキーボードから,データの入力などできな
い
途中で人間が介在しないので,コ
 学生実習だと1日1回とか
ンピュータのスピードで処理が進
められる
エポックメーキングなOS
Multics




1965年から開発が始まった
現在のオペレーティングシステムに影響を与える
(Unixだけでない)
2000年10月31日に停止
http://www.multicians.org/